JP2001177464A - 無線中継装置 - Google Patents

無線中継装置

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JP2001177464A
JP2001177464A JP36108499A JP36108499A JP2001177464A JP 2001177464 A JP2001177464 A JP 2001177464A JP 36108499 A JP36108499 A JP 36108499A JP 36108499 A JP36108499 A JP 36108499A JP 2001177464 A JP2001177464 A JP 2001177464A
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JP
Japan
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level
interference wave
signal
threshold value
relay
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JP36108499A
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Tetsuya Yatagai
徹矢 谷田貝
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システムゲインやフェードマージンへの影響を
少なくして干渉波の中継を防止する。 【解決手段】干渉波レベル検出部12は、システムの全
ての局が使用しない干渉波測定用タイムスロットに同期
したタイミングパルスPiを受け、受信部8から出力さ
れる上りIF信号Su2のレベルを干渉波のレベルとし
て検出する。スレッショルド設定部14は、検出される
干渉波レベルに基づきメモリ15に記憶されている履歴
データを参照してスレッショルド値を設定する。中継判
定部16は、通話チャンネルレベル検出部13により検
出された信号レベルとスレッショルド値とを比較し、信
号レベルがスレッショルド値を超えるとき、この受信信
号を「中継する」と判定する。送信部10は、中継判定
部16が「中継する」と判定した信号のベースバンド信
号Su3により変調した送信信号Su4を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTDMA無線中継装
置に関し、特に上位局からの下り信号を受信して複数の
下位局へ中継すると共に、複数の下位局からの上り信号
を受信して上位局へ中継するTDMAシステムの無線中
継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPoint−to−Point型
のTDMA無線中継装置では、干渉波の影響を受けない
ようにするために、アンテナのビーム角(指向特性)を
必要最小限に狭くし、対向局からの受信波のみを受信す
るように設計されている。従って、悪条件が重ならない
限り、干渉波が受信波に混入することはなかった。ま
た、例え干渉波が受信波に混入した場合であっても、受
信波と干渉波とのD/U比が所定値以上にとれていれ
ば、干渉波の影響を軽減することができる。
【0003】しかし、近年発展しつつあるPoint−
to−MultiPoint型のTDMA無線中継装置
では、複数の下位局からの多方向からの受信波を受信し
なければならなず、アンテナのビーム角(指向特性)は
広いものを使用せざるをえない。このために干渉波の混
入する確率は、Point−to−Point型のTD
MA無線中継装置と比較して格段に高くなっている。
【0004】ところで、TDMA信号を無線中継する場
合、所定レベルを超える干渉波を受信して中継した場
合、他局が使用しているタイムスロットに対して干渉を
与え、回線品質を低下させることになる。特に、多段に
中継する場合は、下位局に近い中継局が干渉波を受けて
これを中継した場合には、この中継局の上位に位置する
全ての局に対して干渉波による重大な影響を与えること
になる。
【0005】このため従来は、各下位局からの所定タイ
ムスロットで受信される信号レベルを測定し、この受信
信号レベルと予め設定されたスレッショルド値とを比較
し、スレッショルド値を超えている受信信号を選択して
中継するようにしている。なお、通常、スレッショルド
値としては、例えば、ディジタル変調の場合、干渉波の
混入によるビットエラーレート(BER)が1000分
の1となる受信レベルとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】TDMA無線中継にお
いて重要なことは、第1に干渉波を中継しないこと、第
2に下位局からの中継すべき信号を確実に中継すること
であり、特に干渉波を中継しないことが重要である。上
述したように従来は、干渉波の影響を避けるために、予
め設定されたスレッショルド値を超えている受信レベル
の信号を選択して中継するようにしている。しかし、ス
レショルド値を僅かでも超える干渉波が存在したとき、
これを各下位局からの受信信号と見做して上位局へ中継
してしまう場合がある。この場合は、他のルートからの
中継波に対して影響を与えて回線瞬断等の重大な障害を
発生させることになる。
【0007】また、干渉波の最大レベルよりもスレッシ
ョルド値を高い値に設定しておくことも考えられが、こ
の場合は、中継すべき受信信号のレベルもスレッショル
ド値以上に高くすることが必要となり、システムゲイン
が下がり、フェードマージンが小さくなるため、回線設
計上望ましいことではない。
【0008】本発明の目的は、システムゲインやフェー
ドマージンへの影響を少なくして、干渉波の中継を防止
することができるTDMAシステムの無線中継装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線中継装置
は、複数の下位局からの信号を受信して信号レベルを検
出し、この信号レベルがスレッショルド値よりも高い受
信信号を判定して上位局へ中継するTDMAシステムの
無線中継装置において、受信される前記複数の下位局か
らの信号レベルを検出する信号レベル検出手段と、受信
される干渉波のレベルを検出する干渉波検出手段と、こ
の干渉波検出手段により検出される干渉波のレベルに基
づきスレッショルド値を更新設定するスレッショルド設
定手段と、前記信号レベル検出手段により検出される信
号レベルと前記スレッショルド設定手段により設定され
るスレッショルド値との比較結果に基づき受信信号を前
記上位局へ中継するか否かを判定する中継判定手段とを
備える。
【0010】上記構成において、前記TDMAシステム
の信号の各フレームに、前記TDMAシステムの全ての
局が使用しない干渉波検出用のタイムスロットを予め設
定しておき、前記干渉波検出手段は、前記干渉波検出用
のタイムスロット期間に受信される信号レベルを干渉波
のレベルとして検出し、前記スレッショルド設定手段
は、前記干渉波検出手段により検出される前記干渉波の
レベル変化を履歴データとして記憶するメモリを有し、
前記メモリに記憶されている履歴データを参照して常に
干渉波のレベルを必要最低限で上回るように前記スレッ
ショルド値をフレーム毎に更新設定する。
【0011】また、前記スレッショルド設定手段は、前
記メモリに記憶されている履歴データを参照して干渉波
レベルの変動周期や時間変化率および最大値に基づき次
のフレームにおける干渉波レベルを予測し、常に干渉波
のレベルを必要最低限で上回るように前記スレッショル
ド値をフレーム毎に更新設定する。
【0012】更に、前記中継判定手段は、信号レベル検
出手段により検出される信号レベルと前記スレッショル
ド設定手段により設定されるスレッショルド値とを比較
し前記信号レベルが前記スレッショルド値よりも高いと
きに“H”レベルを出力する比較回路と、1フレーム以
上の予め定められた期間にわたり前記比較回路から
“H”レベルが連続して出力されたときに異常信号を出
力する異常検出回路と、通常は前記比較回路から“H”
レベルが出力されたときに「中継する」と判定すると共
に前記異常検出回路から異常信号が出力されたときは前
記比較回路の出力に関係なく「中継しない」と判定する
判定回路とを有する。
【0013】また更に、前記TDMAシステムの信号の
各フレームに、前記上位局と前記複数の下位局との間で
保守情報を通報するための保守チャンネルのタイムスロ
ットを予め設定しておくと共に、前記保守チャンネルの
信号レベルを検出する保守チャンネルレベル検出手段を
設け、前記スレッショルド設定手段は、前記保守チャン
ネルレベル検出手段により検出される前記保守チャンネ
ルの信号レベルをも参照して前記スレッショルド値をフ
レーム毎に更新設定するように構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態を示すブロック
図である。ここで、アンテナ1は上位局との送受信用で
あり、アンテナ7は複数の下位局との送受信用である。
【0016】上位局から下位局へ送信される下り信号
は、アンテナ1で受信され、アンテナ共用器2を介して
下り受信信号Sd1として受信部3に入力してIF信号
(中間周波信号)Sd2に変換され、再生部4によりベー
スバンド信号Sd3に復調された後、送信部5により再
び変調されて送信信号Sd4としてアンテナ共用器6お
よびアンテナ7を介して下位局へ送信される。
【0017】一方、下位局から上位局へ送信される上り
信号は、アンテナ7で受信され、アンテナ共用器6を介
して上り受信信号Su1として受信部8に入力してIF
信号Su2に変換され、再生部9によりベースバンド信
号Su3に復調された後、送信部10により変調され、
アンテナ共用器2およびアンテナ1を介して上位局へ送
信される。
【0018】図2(a)は、本発明の無線中継装置に適
用されるTDMA信号のフレーム構成の一例を示す図で
ある。ここでは、1フレームが8タイムスロットに分割
されており、各フレームの開始を示すフレームパターン
(F)のタイムスロットと、保守チャンネル(M)のタ
イムスロットと、通話チャンネル(V1,V2,V3,
V4,V5)のタイムスロットと、干渉波検出用のタイ
ムスロット(I)とを有している。また、各タイムスロ
ット間にはガードビット(G)が挿入されている。な
お、上り信号も、下り信号と同じ時系列のタイムスロッ
トで構成される。
【0019】ここで、保守チャンネル(M)は、上位局
と複数の下位局との間で保守制御情報を通報するための
ものであり、上位局は複数の下位局に対してフレーム毎
に予め定められた順序で順次通報し、各下位局は上位局
からの通報に応じて自局の情報を送出する。また、干渉
波検出用のタイムスロット(I)は、干渉波を検出する
ために設けられたタイムスロットであり、システムの全
ての局が使用しないタイムスロットである。従って、こ
の干渉波検出用タイムスロット(I)の期間に受信され
る信号は干渉波であり、この期間に受信される信号のレ
ベルを検出することにより、干渉波のレベルを検出でき
る。
【0020】さて、図1において、下位局からの受信波
を上位局へ中継するに際し、干渉波を中継しないように
するために、タイミング生成部11と、干渉波レベル検
出部12と、通話チャンネルレベル検出部13と、スレ
ッショルド設定部14と、メモリ15と、中継可否を判
定して送信部10を制御する中継判定部16とを設けて
いる。
【0021】タイミング生成部11は、再生部4により
復調された下りベースバンド信号Sd3に含まれている
フレームパターンを検出して各タイムスロットに同期し
たタイミングパルスを生成する。ここでは、図2(b)
に示すような各通話チャンネルのタイムスロットに同期
したタイミングパルスPv、図2(c)に示すような干
渉波測定用タイムスロットに同期したタイミングパルス
Pi、および図2(d)に示すような保守チャンネルの
タイムスロットに同期したタイミングパルスPmを生成
する。
【0022】干渉波レベル検出部12は、受信部8から
出力される上りIF信号Su2、および干渉波測定用タ
イムスロットに同期したタイミングパルスPiを受け、
干渉波測定用タイムスロット期間内におけるIF信号の
レベルを検出し、干渉波のレベルとして出力する。
【0023】通話チャンネルレベル検出部13は、受信
部8から出力される上りIF信号Su2、および通話チ
ャンネル用タイムスロットに同期したタイミングパルス
Pvを受け、これらタイミングパルスPvに応じてIF
信号Su2のレベルを検出し、各下位局からの通話チャ
ンネルの信号レベルを検出する。
【0024】スレッショルド設定部14は、干渉波レベ
ル検出部12により検出された干渉波レベルに基づき、
メモリ15に記憶されている過去の履歴データを参照し
てスレッショルド値Lthを設定すると共に、検出され
た干渉波レベルおよび信号レベル等を履歴データとして
メモリ15に記憶させる。
【0025】中継判定部16は、通話チャンネルレベル
検出部13により検出された信号レベルLvとスレッシ
ョルド設定部14により設定されたスレッショルド値L
thとを比較し、信号レベルがスレッショルド値を超え
るときは、この受信信号を下位局からの信号であると見
做して「中継する」と判定する。また、信号レベルがス
レッショルド値以下のときは、この受信信号を干渉波で
あると見做して「中継しない」と判定する。
【0026】送信部10は、中継判定部16の判定結果
に応じて動作し、中継判定部16が「中継する」と判定
したときには、この受信信号のベースバンド信号Su3
により変調した送信信号Su4を出力し、中継判定部1
6が「中継しない」と判定したときは送信信号の出力を
停止する。
【0027】次に動作を説明する。
【0028】干渉波および下位局からの受信波は、アン
テナ7により受信され、アンテナ共用器6を介して上り
受信信号Su1として受信部8に入力してIF信号Su
2に変換された後、再生部9、干渉波レベル検出部1
2、通話チャンネルレベル検出部13へそれぞれ入力す
る。再生部9に入力するIF信号Su2はベースバンド
信号Su3に復調され、送信部10へ送出される。
【0029】ここで、干渉波レベル検出部12に入力す
るIF信号Su2は、干渉波検出用タイムスロット
(I)に同期したタイミングパルスPiに応じてレベル
検出され、干渉波のレベルとして出力される。
【0030】また、通話チャンネルレベル検出部13に
入力するIFSu2は、通話チャンネルのタイムスロッ
ト(V1,V2,V3,V4,V5)に同期したタイミ
ングパルスPvに応じてレベル検出され、各下位局から
の通話チャンネルの信号レベルLvが検出される。
【0031】一般に検出される干渉波のレベルは一定で
はなく、通常は全く検出できない低いレベルであって
も、ある時にレベルが上がり始めてピークに達し、その
後にレベルが下がっていく。例えば、周波数が周期的に
スイープするような干渉波源の場合、アンテナに到来す
る干渉波のレベルが一定であっても、無線中継装置では
入力側に帯域通過型の受信フィルタを設けているので、
受信した干渉波の周波数が受信フィルタの通過中心周波
数に近づくにつれてレベルが上昇し、中心周波数でピー
クを迎えてからレベルが低下していく。また、到来方向
が変化するレーダ装置や移動体からの干渉波の場合、干
渉波の周波数が一定であっても、無線中継装置のアンテ
ナの指向パターンによって、同様なレベル変化が生じる
ことになる。
【0032】本発明は、フレーム毎に干渉波検出用タイ
ムスロットにおいて干渉波のレベル検出し、検出した干
渉波のレベル変化に応じて常に必要最低限のスレッショ
ルド値を設定して中継判定を行うようにしている。
【0033】このためスレッショルド設定部14は、干
渉波レベル検出部12によりフレーム毎に検出される干
渉波レベル値を受け、メモリ15に記憶されている干渉
波レベルの過去の履歴データを参照し、干渉波レベルの
変動周期や時間変化率および最大値等を考慮して、常に
スレッショルド値が必要最低限で干渉波レベルよりも高
くなるように設定する。すなわち、干渉波のレベルが低
下していくときはスレッショルド値も低下させていき、
干渉波のレベルが上昇していくときはスレッショルド値
も高くしていき、次のフレームにおける干渉波レベルを
予測し、常に干渉波レベルを必要最低限で上回るように
スレッショルド値を更新設定する。
【0034】図3は中継判定部16の一例を示すブロッ
ク図であり、比較回路161と、異常検出回路162
と、判定回路163とを有している。
【0035】比較回路161は、通話チャンネルレベル
検出部13により検出された信号レベルLvとスレッシ
ョルド設定部14により設定されたスレッショルド値L
thとを比較し、信号レベルLvがスレッショルド値L
thよりも高いときに出力を“H”レベルする。
【0036】異常検出回路162は、判定異常を検出す
るために設けたものである。一般に、中継局配下の下位
局が1フレーム内の全ての通話チャンネルを使用するこ
とはないので、1フレーム以上にわたり通話チャンネル
のタイムスロットにおいて比較回路161から連続して
“H”レベルが出力される場合は、通話チャンネルのタ
イムスロットに干渉波が混入している可能性がある。異
常検出回路162は、少なくとも1フレーム以上の予め
定められた一定期間にわたり連続して“H”レベルが比
較回路161から出力された場合に、異常信号を出力す
る。
【0037】判定回路163は、通常、比較回路161
が“H”レベルを出力したときは「中継する」と判定
し、“L”レベルを出力したときは「中継しない」と判
定するが、異常検出回路162が異常信号を出力したと
きは、比較回路161の比較結果に関係なく「中継しな
い」と判定し、干渉波が中継されるのを防止する。
【0038】図4は、中継動作の一例を示す図である。
【0039】同図(a)は上り信号のタイムスロットを
示しており、同図(b)は下位局からの信号レベルおよ
び到来する干渉波のレベル並びに設定されるスレッショ
ルド値Lthを示し、同図(c)は中継送信波を示して
いる。また、同図(d)は従来のスレッショルド値を一
定とした場合の中継送信波を示している。
【0040】ここでは、同図(b)に示したように、干
渉波のレベルが上昇していく場合を示しており、干渉波
レベルが上っていくに従ってスレッショルド値を高く設
定するようにしている。このスレッショルド値は、干渉
波のレベル変化の過去の履歴データに基づいて常に干渉
波レベルを必要最低限で上回るように設定される。この
ようにすることにより、干渉波の存在しないときは、受
信機の性能に合わせたスレッショルド値で動作させるこ
とができ、干渉波の存在するときは、到来する干渉波の
レベルに応じてフレーム毎にスレッショルド値を変化さ
せ、常に必要最低限の適切なスレッショルド値を設定す
るので、同図(d)に示したように、干渉波を誤って中
継することはないので、他ルートの信号に影響を与える
ことを回避できる。
【0041】図5は他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【0042】図1に示した実施形態との主な相違点は、
保守チャンネルの信号レベルを検出する保守チャンネル
レベル検出部17を設けている点である。
【0043】保守チャンネルレベル検出部17は、受信
部8から出力される上りIF信号Su2、および保守チ
ャンネルのタイムスロットに同期したタイミングパルス
Pmを受け、タイミングパルスPmに応じてIF信号S
u2のレベルを検出する。このように、保守チャンネル
の信号レベルを検出することにより、各下位局毎の定常
的な信号レベルを検出できる。スレッショルド設定部1
4は、スレッショルド設定部14におけるスレッショル
ド値の設定に際して、各下位局毎の定常的な信号レベル
を参照することにより、設定すべきスレッショルド値の
最大値を求めることができるので、更に適切なスレッシ
ョルド値を設定することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、干
渉波の存在しないときは受信機の性能に合わせたスレッ
ショルド値で動作させることができ、干渉波の存在する
ときは、到来する干渉波のレベルに応じてフレーム毎に
スレッショルド値を変化させ、常に必要最低限の適切な
スレッショルド値を設定することができるので、システ
ムゲインやフェードマージンへの影響を少なくして干渉
波を誤って中継することを防止でき、干渉波を中継した
ことによる回線瞬断率等の障害発生を最小限に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の無線中継装置に適用されるTDMA信
号のフレーム構成およびタイミングパルスの一例を示す
図である。
【図3】図1に示した中継判定部16の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の中継動作の一例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 タイミング生成部 12 干渉波レベル検出部 13 通話チャンネルレベル検出部 14 スレッショルド設定部 15 メモリ 16 中継判定部 17 保守チャンネルレベル検出部 161 比較回路 162 異常検出回路 163 判定回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の下位局からの信号を受信して信号
    レベルを検出し、この信号レベルがスレッショルド値よ
    りも高い受信信号を判定して上位局へ中継するTDMA
    システムの無線中継装置において、受信される前記複数
    の下位局からの信号レベルを検出する信号レベル検出手
    段と、受信される干渉波のレベルを検出する干渉波検出
    手段と、この干渉波検出手段により検出される干渉波の
    レベルに基づきスレッショルド値を更新設定するスレッ
    ショルド設定手段と、前記信号レベル検出手段により検
    出される信号レベルと前記スレッショルド設定手段によ
    り設定されるスレッショルド値との比較結果に基づき受
    信信号を前記上位局へ中継するか否かを判定する中継判
    定手段とを備えることを特徴とする無線中継装置。
  2. 【請求項2】 前記TDMAシステムの信号の各フレー
    ムには、前記TDMAシステムの全ての局が使用しない
    干渉波検出用のタイムスロットが予め設定されており、
    前記干渉波検出手段は、前記干渉波検出用のタイムスロ
    ット期間に受信される信号レベルを干渉波のレベルとし
    て検出することを特徴とする請求項1記載の無線中継装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スレッショルド設定手段は、前記干
    渉波検出手段により検出される前記干渉波のレベル変化
    を履歴データとして記憶するメモリを有し、前記メモリ
    に記憶されている履歴データを参照して常に干渉波のレ
    ベルを必要最低限で上回るように前記スレッショルド値
    をフレーム毎に更新設定することを特徴とする請求項2
    記載の無線中継装置。
  4. 【請求項4】 前記スレッショルド設定手段は、前記メ
    モリに記憶されている履歴データを参照して干渉波レベ
    ルの変動周期や時間変化率および最大値に基づき次のフ
    レームにおける干渉波レベルを予測し、常に干渉波のレ
    ベルを必要最低限で上回るように前記スレッショルド値
    をフレーム毎に更新設定することを特徴とする請求項2
    記載の無線中継装置。
  5. 【請求項5】 前記中継判定手段は、信号レベル検出手
    段により検出される信号レベルと前記スレッショルド設
    定手段により設定されるスレッショルド値とを比較し前
    記信号レベルが前記スレッショルド値よりも高いときに
    “H”レベルを出力する比較回路と、1フレーム以上の
    予め定められた期間にわたり前記比較回路から“H”レ
    ベルが連続して出力されたときに異常信号を出力する異
    常検出回路と、通常は前記比較回路から“H”レベルが
    出力されたときに「中継する」と判定すると共に前記異
    常検出回路から異常信号が出力されたときは前記比較回
    路の出力に関係なく「中継しない」と判定する判定回路
    とを有することを特徴とする請求項3又は4記載の無線
    中継装置。
  6. 【請求項6】 前記TDMAシステムの信号の各フレー
    ムには、前記上位局と前記複数の下位局との間で保守情
    報を通報するための保守チャンネルのタイムスロットが
    予め設定されており、前記保守チャンネルの信号レベル
    を検出する保守チャンネルレベル検出手段を有し、前記
    スレッショルド設定手段は、前記保守チャンネルレベル
    検出手段により検出される前記保守チャンネルの信号レ
    ベルをも参照して前記スレッショルド値をフレーム毎に
    更新設定することを特徴とする請求項3または4記載の
    無線中継装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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