JP2011182085A - 無線通信システム、無線通信装置および局内干渉測定方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置および局内干渉測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局側の送受信無線機と、端末局側の送受信無線機とをそれぞれ個別に備えた無線通信装置において、無線機間の廻り込み干渉波レベルを軽減することを目的とする。
【解決手段】第1、第2の無線機を備え、該第1、第2の無線機間で通信信号(送信信号)の伝送を行う無線通信システムにおいて、前記第1、第2の無線機は、電波の送受信を行う送受信手段と、受信電波のレベルを検出する受信レベル検出手段と、該受信検出手段により検出した受信レベルを記憶する記憶手段と、前記送受信手段、前記受信検出手段、前記記憶手段を制御する第1、第2の制御手段を設け、該制御手段は、互いに前記各手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報を生成し、該タイミング情報を前記第1、第2の無線機の第1、第2の制御手段に供給する構成とした無線通信システム。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の無線機を備える無線通信システム、無線通信装置、および無線通信システム、無線通信装置における、同一無線局内の無線機間での干渉電波強度を測定し、表示させる局内干渉測定方法に関する。
無線電波を用いて通信信号(送信・受信信号)の伝送を行う場合、無線基地局から端末局までの伝送距離が遠い場合やその間に障害物がある場合などでは、該基地局からの送信信号を中継する中継局(無線中継装置)を用いて伝送される。
この無線中継装置では、基地局から送信された送信信号の電波を受信アンテナにより受信して、該受信信号に所定の信号処理を施した後、再度送信アンテナで送信される。この際、受信アンテナと送信アンテナとで電磁的な結合がある場合、該送信アンテナから送信される送信信号からの電波が該受信アンテナに廻り込み、該廻り込み電波と該受信アンテナで受信される電波との間で干渉が生じる問題があった。
この廻り込み電波による干渉を低減する方法として、送信アンテナから受信アンテナに廻り込む廻り込み電波(干渉波)のレベルを検出し、該検出結果に基づいて受信アンテナの受信信号に含まれる廻り込み波成分を除去する干渉キャンセラを無線中継装置に設け、該干渉キャンセラによる廻り込み波キャンセラ機能を働かせると共に送信アンテナからの送信信号の電力制御を行うことにより、廻り込み波除去を行う無線中継装置が提案されている。(特許文献1)
特開2001−186072号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、基地局側無線機との間で電波送受信により通信を行う第1の無線機と、端末局側無線機との間で電波送受信により通信を行う第2の無線機とをそれぞれ個別に備え、それぞれ異なる伝送チャネル(CH1,CH2)で無線通信を行う無線通信システムにおいては、伝送チャネルが異なることから、お互いの無線機間で干渉波レベルを検出できなかった。このため、無線機の設置や指向性アンテナ(送信アンテナ、受信アンテナ)の方向を容易に調整できないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は、無線送受信機を内蔵した複数の無線機を備える無線通信システム、無線通信装置において、それぞれの無線機のアンテナから送信される電波が他方の無線機のアンテナで受信される回り込み電波(無線局内干渉波)を軽減し得る無線通信システム、無線通信装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、無線通信システム、無線通信装置における同一無線局内の無線機間での干渉電波強度の測定、表示が可能な局内干渉測定方法を提供することにある。
上記第1の目的を達成するため、本発明は、例えば第1、第2の無線機を備え、該第1、第2の無線機間で通信信号の伝送を行う無線通信システム又は無線通信装置において、前記第1、第2の無線機は、電波の送受信を行う送受信手段と、受信電波のレベルを検出する受信レベル検出手段と、該受信レベル検出手段により検出した受信レベルを信号強度情報として記憶する記憶手段と、前記送受信手段、前記受信検出手段、前記記憶手段を制御する第1、第2の制御手段を設け、該第1、第2の制御手段は、前記各手段より電波を放出するタイミングを示す送信タイミング情報を生成し、該送信タイミング情報を互いに前記第1、第2の無線機の第1、第2の制御手段に通知するように制御する構成とした。これにより、例えば第1、第2の無線機の伝送チャネルを合わせることが可能となり、第1、第2の無線機間での干渉強度情報をもって無線局内干渉を軽減し得る構成が採り得ることが可能となる。
また、上記第2の目的を達成するため、本発明は、更に、例えば前記第1、第2の無線機間の干渉電力(干渉強度情報)を測定し、該干渉強度情報と前記受信電波の強度情報とを視覚的に確認できる表示手段を設けた。これにより、例えば、送受信アンテナの設置場所調整やアンテナ方向調整を容易にすることが可能となる。
本発明によれば、送受信機を備えた複数の無線機からなる無線通信システム又は無線通信装置において、それぞれの無線機のアンテナから送信される電波が他方の無線機のアンテナで受信される無線局内干渉を軽減する措置が採りえることができる。
また同一無線局内の無線機間での干渉電波強度を測定及び表示する構成とすることにより送受信アンテナの設置場所調整や該送受信アンテナのアンテナ方向調整を容易に行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に中継局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に端末局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置内の無線機の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置で表示される表示部(レベルインディケータ)の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、干渉強度測定モード時の無線通信システム全体の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、送受信電波タイミングと送受信チャネル設定と送信タイミング通知信号の様子を示すタイミングチャートである。 基地局、中継局、端末局の各無線機間の信号の流れおよび中継局無線機の伝送チャネルCHの変更などを概略的に示すシーケンス図である。 アクセス制御部の動作を説明するための一構成例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳述する。なお、図面において、同一符号は、同一または相当部分を示す。また、本発明は、図示例に限定されるものではない。
本発明は、例えば、一つないし二つの無線送受信機を備える基地局と一つないし二つの無線送受信機を備える端末局との通信を、二つの無線送受信機を備える中継局を少なくとも一つ以上中継して無線伝送する無線通信システムは、
前記局の上位側の第1及び前記局の下位側の第2の無線送受信機が、電波の送信および受信を行う各々の送受信アンテナ手段と、前記送受信アンテナ手段により受信した高周波信号から所望の伝送チャネルを受信ベースバンド信号に周波数変換する各々の受信手段と、
前記受信手段により周波数変換された受信ベースバンド信号を復調し受信データを得る各々の復調手段と、
送信データを変調し送信ベースバンド信号に変換する各々の変調手段と、
前記送信ベースバンド信号を所望の伝送チャネルに周波数変換する各々の送信手段と、前記受信手段により周波数変換された受信ベースバンド信号から受信レベルを検出する各々の受信レベル検出手段と、前記受信レベル検出手段により検出した受信レベルを記憶する各々の記憶手段と、
前記受信手段と前記変調手段と前記送信手段と前記受信レベル検出手段と前記記憶手段とを制御する各々の制御手段と、を備え、
前記第1の無線送受信機における前記制御手段は、前記変調手段と前記送信手段と前記送受信アンテナ手段により電波を放出するタイミングを示す送信タイミング情報を前記第2の無線送受信機における前記制御手段に通知するよう制御し、
前記第2の無線送受信機における前記制御手段は、前記変調手段と前記送信手段と前記送受信アンテナ手段により電波を放出するタイミングを示す送信タイミング情報を前記第1の無線送受信機における前記制御手段に通知するよう制御する制御手段を備える。
また、本発明は、例えば、二つの無線送受信機を備える中継局の親局における干渉電波強度測定方法は、
前記親局の第1の無線送受信機が干渉電力測定状態であることを示す情報を受け取る動作モード受領ステップと、
前記動作モード受領ステップで干渉電力測定状態であると判定した場合にタイマーを開始させる第1のタイマー開始ステップと、
前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の子局を構成する他方の第2の無線送受信機の伝送チャネルと同一となるように変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
同一中継局内の前記他方の第2無線送受信機から通知される送信タイミング通知信号と同期して干渉強度を測定する干渉強度測定ステップと、
前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、元の伝送チャネルに変更する第2の伝送チャネル変更ステップと、
前記第1のタイマー開始ステップで開始したタイマーと第2のタイマー開始ステップで開始したタイマーが共に終了していることを判定するステップと、
下位局に対して報知データ送信周期情報を含む報知データを送信する報知データ送信ステップと、
前記報知データ送信周期を計測するためのタイマーを開始する前記第2のタイマー開始ステップと、
同一中継局内の他方の前記第2の無線送受信機が干渉電力を測定するためのダミー信号を送信するダミー信号送信ステップと、
前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の前記他方の第2の無線送受信機の伝送チャネルと同一となるように変更する第3の伝送チャネル変更ステップと、
を備える。
また、本発明は、例えば、二つの無線送受信機を備える中継局の子局における干渉電波強度測定方法は、
上位局からの動作モード情報を含む報知データを受信する報知データ受信ステップと、
前記受信した報知データに含まれる動作モード情報による動作状態設定が干渉電力測定状態であった場合に、同一中継局内の他方の第1の無線送受信機に動作モードを通知する動作モード通知ステップと、
上位局からの干渉強度測定用ダミーデータを受信するダミーデータ受信ステップと、
上記受信したダミーデータに対して前記上位局へ受信確認応答を送信する応答確認送信ステップと、
前記子局の第2の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の他方の第1の無線送受信機の伝送チャネルと同一になるように変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
同一中継局内の他方の第1の無線送受信機から通知される送信タイミング通知信号と同期して干渉強度を測定する干渉強度測定ステップと、
前記子局における伝送チャネル設定を、元の伝送チャネルに変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
を備える。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図8および図9、図10を参照して詳述する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、無線通信システム1は、複数の無線通信装置20、30、40と、無線通信装置20側のシステム制御部10と、無線通信装置40側の端末50とから構成されている。
無線通信装置20は、アンテナ60aを備えており、基地局として動作する。無線通信装置30は、それぞれ2つのアンテナ60b、60cを備えた複数の無線通信装置30−1、30−2、30−nからなり、これらは中継局として動作する。無線通信装置40は、アンテナ60dを備えており、端末局として動作する。
なお、本実施例において、システム制御部10から端末50への通信、例えばデータパケットを送信することを下り方向通信とし、端末50からシステム制御部10への通信、例えばデータパケットを送信することを上り方向通信として説明する。また、無線通信装置20を基地局20、無線通信装置30―1〜nを中継局30−1〜n、無線通信装置40を端末局40と称する。
同図の無線通信システム1において、まず、システム制御部10から端末50に対してデータパケットを通信(送信)する場合について説明する。
システム制御部10から基地局20にデータパケットが供給されると、該データパケットは、基地局20から中継局30−1へ、続いて中継局30−1から中継局30−2へというように、n番目の中継局30−nまで順次中継され、最後に中継局30−nから端末局40へとデータパケットが送信される。その結果、端末局40側の端末50へデータパケットが供給される。
一方、端末50からシステム制御部10にデータパケットを送信する場合については、以下のとおりとなる。すなわち、前述した下り方向通信とは逆に、端末50から端末局40に供給されたデータパケットは、端末局40から中継局30−nへ、中継局30−nから順次中継局30−1へと中継され、最後に中継局30−1から基地局20へとデータパケットが送信される。
ここで、基地局20から端末局40までに至る中継局30−1〜nの順序及び、基地局20と中継局30−1との間、中継局30−1と中継局30−2との間、以降同様に中継局30−nから端末局40との間まで、において使用される電波の伝送チャネルは予め決定されており、設置時に初期設定される。この伝送チャネルの設定は、システム制御部10からの報知データに含まれる動作モード情報に基づき行われるが、その説明は後述する。また、基地局20と中継局30−1との間で使用される伝送チャネルをCH1、中継局30−1と中継局30−2との間で使用される伝送チャネルをチャネルCH2、以降順番に中継局30−nから端末局40との間で使用される伝送チャネルをチャネルCHnとする。
また、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム1では、動作モードとして通信動作を行うための通常動作モードと、干渉電力を測定するための干渉強度測定モードの2種類を持ち、システム制御部10からの制御により基地局20に通知され、基地局20から順次、報知データを転送することにより中継局30−1〜nおよび端末局40へと転送され、システム全体で同じ動作モードとなる。報知データは、伝送チャネルを設定するための伝送チャネル情報、報知データを送信する周期を示す報知データ送信周期情報、動作モード(通常動作モード、干渉強度測定モード)を区別する動作モード情報などを含んでいる。
次に、基地局20の構成について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に基地局20の構成を示すブロック図である。図2において基地局20は、無線機100aと、ネットワークI/F部200と、アンテナ60aと、を備える。
図2において、通常動作モードにおいて、下り方向通信を行う場合には、基地局20は、システム制御部10から端末50(図1参照)宛ての送信データパケットがネットワークI/F部200に供給されると、該ネットワークI/F部200はその送信データパケットを無線機100aに供給する。無線機100aはネットワークI/F部200から供給された送信データパケットに周知の信号処理を施す(送信データパケットを高周波信号に変換する)ことにより高周波信号を抽出し、アンテナ60aに供給する。アンテナ60aは無線機100aから供給された高周波信号を下方局の中継局30−1へ電波として放出(送信)する。
一方、上り方向通信を行う場合には、基地局20は、アンテナ60aで受信した高周波信号を無線機100aにおいて、前記信号処理とは逆の信号処理を施し、高周波信号より受信データパケットを抽出し、ネットワークI/F部200に供給する。ネットワークI/F部200は無線機100aから供給された受信データパケットをシステム制御部10に供給する。
なお、前記無線機における信号処理は、本発明の本質でなく、また一般に周知技術であるので、その詳細説明は省略する。以下の無線機における信号処理も同様である。
ここで、基地局20内の無線機100aは、その電波到達範囲に複数の中継局や端末局が存在する親局として動作し、論理的な接続関係をマネージメントする機能を有する。
次に、中継局30‐1〜30−n内の構成について図3を用いて説明する。なお、中継局30−1〜nの構成はそれぞれ同じ構成を有している。したがって、図3の説明では総称して中継局30と記す。
図3は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に中継局30の構成を示すブロック図である。図3において、中継局30は、二つの無線機100b及び100cと、ネットワークI/F部210と、二つのアンテナ60b及び60cと、を備える。
まず、下り方向通信を行う場合には、中継局30は、アンテナ60bで受信した高周波信号を無線機100bにおいて、信号処理を施し、これにより受信データパケットを抽出し、ネットワークI/F部210に供給する。ネットワークI/F部210は無線機100bから供給された受信データパケットを受け、該パケットを送信データパケットとして無線機100cに供給する。無線機100cはネットワークI/F部210から供給された送信データパケットを信号処理し、これにより高周波信号を抽出し、アンテナ60cに供給する。アンテナ60cは無線機100cから供給された高周波信号を下方局へ電波として放出(送信)する。
一方、図3において、上り方向通信を行う場合には、中継局30は、前述した中継局30の下り方向通信時の動作と逆の動作を行う。
また、無線機100bは、アンテナ60bから電波を放出する期間を示す送信タイミング通知信号(図8の信号341参照)を無線機100cに供給する。更に無線機100cは、アンテナ60cから電波を放出する期間を示す送信タイミング通知信号(図8の信号351、352参照)を無線機100dに供給する。これらの送信タイミング通知信号は、例えば、電波放出中をハイ(High)レベル、それ以外をロウ(Low)レベルとなる信号が想定される。更に、中継局30内の無線機100b及び無線機100cは、お互いの無線機で使用する伝送チャネル情報を保持する機能を有する。この送信タイミング通知信号については後述する。
なお、中継局30内の無線機100bは、特定の一つの親局、例えば、基地局20内の無線機100aと論理的な接続関係を確立し、子局として動作する。一方、中継局30内の無線機100cは、その電波到達範囲に複数の中継局や端末局が存在する親局として動作し、論理的な接続関係をマネージメントする機能を有する。
次に、端末局40の構成について、図4を用いて説明する。
図4は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に端末局40の構成を示すブロック図である。図4において端末局40は、無線機100dと、ネットワークI/F部220と、アンテナ60dと、を備える。
まず、下り方向通信を行う場合には、端末局40は、アンテナ60dで受信した高周波信号を無線機100dにおいて信号処理を施し、これにより受信データパケットを抽出し、ネットワークI/F部220に供給する。ネットワークI/F部220は無線機100dから供給された受信データパケットを端末50に供給する。
一方、上り方向通信を行う場合には、端末局40は、端末50からシステム制御部10宛ての送信データパケットがネットワークI/F部220に供給され、ネットワークI/F部220はその送信データパケットを無線機100dに供給する。無線機100dはネットワークI/F部220から供給された送信データパケットに信号処理を施し、これにより高周波信号に変換し、アンテナ60dに供給する。アンテナ60dは無線機100dから供給された高周波信号を電波として放出する。
なお、端末局40内の無線機100dは、特定の一つの親局、例えば、基地局20内の無線機100aと論理的な接続関係を確立し、子局として動作する。
次に、無線機100a、100b、100c、100d内の構成について図5及び図6を用いて詳細に説明する。なお、無線機100a、100b、100c、100dの構成はそれぞれ同じ構成を有しており、図5及び図6の説明では総称して無線機100と記す。
図5は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置内の無線機の構成を示すブロック図である。
図5において、無線機100は、送受信機(送受信手段)101と、受信レベル検出部160と、アクセス制御部170と、表示部180と、を備える。
送受信機101は、アンテナ部60と、送受信切換部110と、送信部120と、変調部130と、受信部140と、復調部150と、を含み、アクセス制御部170は、伝送チャネルを示す情報、動作モードを示す情報、信号強度(電波強度、干渉強度)を示す情報などを記憶する記憶部171を含んでいる。記憶部171は伝送チャネル情報、動作モード情報、信号強度情報(電波強度情報、干渉強度情報)などを記憶するものであるが、この記憶部はアクセス制御部170とは独立して別個に設けても良い。
ここで、アクセス制御部170は、例えば図10に示す如く、復調部150の無線受信データパケットを解析する解析部172と、該解析部による解析結果、無線受信データパケットが自局宛のデータパケットであれば、受信確認完了を示す確認応答データパケットを生成し、変調部130に供給する確認応答データパケット生成部173と、受信データパケットからヘッダ情報を省いた受信データパケットを出力する受信データパケット出力部174と、送信データパケットを受け取った場合、送信パケットにヘッダ情報を付加して無線送信データパケットを生成し、変調部130に供給する無線送信データパケット生成部175と、送信タイミング通知信号を入出力する信号入出力部177と、各部を制御する制御部176などを含んでいる。
また、制御部176は、図示していないが、システム制御部10から送られてくる動作モード情報を受け、該モード情報に基づき、例えば無線機の動作モードを判定し、該判定に応じて表示部180を制御する動作モード判定/表示制御部、カウントタイマーなどを含んでいる。アクセス制御部170の制御動作については後述する。
また、表示部180は、信号強度、つまり電波強度と干渉強度と動作モードなどを表示するものであり、その表示には、例えば発光ダイオードの点灯によって強度レベルや動作モードが確認できるレベルインディケータである。
まず、図5において、無線機100が無線信号(高周波信号)を受信する場合の動作について説明する。
アンテナ60で受信した上位局無線機からの高周波信号は送受信切換部110に供給される。送受信切換部110では、アンテナ60から受信部140に信号を供給する経路が選択され、アンテナ60からの高周波信号を受信部140に供給する。
受信部140は、送受信切換部110から供給された高周波信号の内、所望の伝送チャネル帯域を抽出し、ベースバンド信号に周波数変換する。受信部140において周波数変換されたベースバンド信号は、復調部150と受信レベル検出部160とに供給される。復調部150は、受信部140から供給されるベースバンド信号を復調して無線受信データパケットを取得し、アクセス制御部170に供給する。
受信レベル検出部160は受信部140から供給されたベースバンド信号の信号強度を検出し、その信号強度(通常動作モードにおける電波強度/干渉強度測定モードにおける干渉強度)情報をアクセス制御部170に供給する。
アクセス制御部170は、その無線受信データ解析部172が復調部150から供給された無線受信データパケットを解析し、自局宛のデータパケットであれば受信確認完了を示す確認応答データパケットを生成して変調部130に供給する。
これと共に、受信データパケット出力部174は、復調部150からの無線受信データパケットからヘッダ情報を省いた受信データパケットを出力する。また、アクセス制御部170は、無線機100で使用する伝送チャネル情報と、同一無線装置内、特に中継局内にある他の無線きで使用する各種情報、つまり基地局側のシステム制御部10から送られてくる報知データに含まれる伝送チャネル情報と、動作モード情報および受信レベル検出部160の信号強度情報など、を記憶部171に記憶させることができる。
更にアクセス制御部170は、通常動作モードにおいて、受信レベル検出部160から供給された信号強度情報を電波強度情報として記憶部171に記憶させておく。
一方、干渉強度測定モードにおいて供給された送信タイミング通知信号(図8の信号341および信号340、350参照)がロー(Low)の期間で取得した信号強度情報を電波強度情報として記憶部171に記憶させ、供給された送信タイミング通知信号がハイ(High)の期間で取得した信号強度情報を干渉強度情報として記憶部171に記憶させる。
次に、図5において、無線機100が無線信号を送信する場合の動作について説明する。まず、アクセス制御部170が送信データパケットを受け取った場合、その無線送信データパケット生成部175において、送信データパケットにヘッダ情報を付加して無線送信データパケットを生成し、変調部130に供給する。変調部130はアクセス制御部170から供給された無線送信データパケットを変調し、ベースバンド信号を送信部120に供給する。
送信部120は、供給されたベースバンド信号を所定の伝送チャネル帯域の高周波信号に周波数変換すると共に、出力される高周波信号が所定の信号レベルとなるように増幅し、送受信切換部110に供給する。
送受信切換部110では、送信部120からアンテナ60に信号を供給できるような経路が選択され、高周波信号をアンテナ60に供給し、アンテナ60から電波となって放出される。なお、無線機100の受信動作において確認応答データパケットが変調部130に供給された場合も同様に、変調部130による変調と送信部120による周波数変換と増幅が行われ、アンテナ60から電波が送信される。
上述した、送受信切換部110の経路選択と、受信部140で抽出される所望の伝送チャネルの設定と、復調部150の信号処理動作と、変調部130の信号処理動作と、送信部120における周波数変換される所定の伝送チャネルの設定は、それぞれアクセス制御部170により制御される。すなわち、無線機100bから見た場合、確認応答データパケット321を送信し終わると、チャネルCH1からチャネルCH2に変更し、送信タイミング通知信号352を受信すると、チャネルCH2からチャネルCH1に変更する。無線機100cから見た場合、端末局40からの確認応答データパケット381を受信すると、チャネルCH2からチャネルCH1に変更し、送信タイミング通知信号341を受信すると、チャネルCH2からチャネルCH1に変更する。このチャネル変更により、対向する2つの無線機のチャネルを同一チャネルとなるように合わせることができる。その結果、無線機100による干渉電波の受信が可能となり、またこのときの受信レベルを、前記受信レベル検出部160をもって検出することにより、その干渉強度を検出することが可能となる。
次に、無線通信装置内の無線機における表示部(レベルインディケータ)180での表示例について図6を用いて説明する。
図6は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置で表示される電波強度表示と干渉強度表示の表示例を示す図である。図6においてレベルインディケータ180は、電波強度表示部181と、干渉強度表示部182と、動作モード表示部183と、を備える。これらの表示部は、例えば発光ダイオードで構成される。
図6において、電波強度表示部181は、対向無線機からの電波強度を発光ダイオードの点灯数などで表示するもので、電波強度が大きいほど点灯数が多くなるように構成されている。また、発光ダイオードを順次色分けしてもよい。
なお、ここでの対向無線機とは、例えば、中継局30−1内の無線機100b(子局)においては、基地局20内の無線機100a(親局)を指す(図1、図2参照)。
干渉強度表示部182は、同一中継局内の他無線機からの電波強度を発光ダイオードの点灯数などで表示するもので、電波強度が大きいほど点灯数が多くなる。また、発光ダイオードを順次色分けしてもよい。
なお、ここでの同一中継局内の他無線機とは、例えば、中継局30−1内の無線機100bにおいては、中継局30−1内の無線機100cを指す(図1、図3参照)。
動作モード表示部183は、無線機100の動作モードを表示させるものである。例えば、通常動作モードであれば、緑の発光ダイオードを点灯し、干渉波レベル測定モードでは橙の発光ダイオードを点灯する。
なお、レベルインディケータ180での表示内容はアクセス制御部170の制御部176により制御される。アクセス制御部170は、その制御部176において、記憶部171に記憶されている動作モード情報を判定し、通常動作モードであれば、記憶部171に記憶されている電波強度情報を基に電波強度表示部181を制御し、点灯し表示させる。また、アクセス制御部170は、記憶部171に記憶されている動作モード情報を判定し、干渉測定モードであれば、記憶部171に記憶されている電波強度情報を基に電波強度表示部181を点灯し表示させると共に、記憶部171に記憶されている干渉強度情報を基に干渉強度表示部182を点灯し表示させる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、無線通信装置内の無線機間干渉電波強度を表示させる方法について、図7および図8を用いて詳述する。
図7は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、干渉強度測定モード時の無線通信システム全体の動作を説明するためのフローチャートである。なお、説明を簡単にするため、中継局が一つの場合について説明する。また、図8は本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、送受信電波タイミング(310、320、370、380)と送受信チャネル設定(330、360)と送信タイミング通知信号(340、350)の様子を示すタイミングチャートである。
図8において、横方向の時間軸310は基地局20内の無線機100a(図2参照)から送信される電波の送信タイミングを示し、該時間軸において、基地局20の無線機100a(親局)から中継局30の無線機100b(子局)に対して、後述する報知データ311、干渉強度測定用ダミーデータ312が送信されている様子を示している。
時間軸320は中継局30内の無線機100b(図3参照)から送信される電波のタイミングを示し、該時間軸において、中継局の無線機100b(子局)から基地局20の無線機100a(親局)に対して、前記干渉電力(干渉強度)を測定するためのダミーデータ312を受信した旨の受信確認応答データ321が送信されている様子を示している。
時間軸370は中継局30内の無線機100c(図3参照)から送信される電波のタイミングを示し、該時間軸において、中継局30の無線機100c(親局)から中継局30の無線機100a(子局)および端末局40の無線機100d(子局)に対して、報知データ371およびダミーデータ372が送信されている様子を示している。
時間軸380は端末局40内の無線機100d(図4参照)から送信される電波のタイミングを示し、該時間軸において、端末局40の無線機100d(子局)から中継局30の無線機100c(親局)に対して、受信確認応答信号381が送信されている様子を示している。
また、330は中継局30内の無線機100b(子局)における伝送チャネル設定状況(チャネル周波数f1、f2)を示し、チャネルCH1(f1)からチャネルCH2(f2)、チャネルCH2(f2)からチャネルCH1(f1)に交互に変更されている様子を示している。360は中継局30内の無線機100c(親局)における伝送チャネル設定状況(チャネル周波数f1、f2)を示し、チャネルCH2(f2)からチャネルCH1(12)、チャネルCH1(f1)からチャネルCH2(f2)に交互に変更されている様子を示している。
更に、340は中継局30内の無線機100b(子局)から無線機100c(親局)に供給される送信タイミング通知信号を示し、受信確認応答データ321に対応して送信タイミング通知信号が341で示す如く、変化(Low,High)する様子を示している。350は中継局30内の無線機100c(親局)から無線機100b(子局)に供給される送信タイミング通知信号を示し、報知データ371、干渉強度測定用データ372に対応して送信タイミング通知信号が351、352で示す如く、変化(Low,High)する様子を示している。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいて、親局は親局固有の識別子、伝送チャネル情報、報知データ送信周期情報、動作モード情報などを含む報知データを一定周期で子局に対して送信する。報知データに含まれる動作モード情報とは、通常動作モードと干渉強度測定モードを区別する情報を含む。報知データの送信は、無線機100内のアクセス制御部170により自発的に一定周期で送信されるよう制御される。
なお、基地局20内の無線機100aと中継局30内の無線機100bとの間で使用される伝送チャネルをチャネルCH1とし、中継局30内の無線機100cと端末局40内の無線機100dとの間で使用される伝送チャネルをチャネルCH2とする。
まず初めに、基地局20内の無線機100a(親局)での動作について、図7及び図8を用いて説明する。
図7のステップS401において、無線機100a(親局)内のアクセス制御部170は、チャネルCH1にて報知データ311(図8参照)を中継局30内の無線機100b(子局)に対して送信すると共にカウントダウンタイマーを開始する。この報知データ311における動作モード情報は干渉強度測定モードとする。また、ここでのカウントダウンタイマーは報知データの送信周期とし、ここでは100ミリ秒とする。
次に、ステップS402において、無線機100a内のアクセス制御部170は、規定された時間だけ待機する。ここでの待機時間は報知データの送信周期よりも短い時間とし、例えば10ミリ秒とする。なお、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムでは報知データの送信周期を100ミリ秒としたが、これに限定されるわけではなく、親局と子局の接続関係を定期的に確認できる期間であればよい。また、ステップS402における待機時間を10ミリ秒としたが、これに限定されるわけではなく、報知データの送信周期に対して短い待機時間であればよい。
次に、ステップS403において、無線機100a内のアクセス制御部170は、中継局30内の無線機100b(子局)に対してダミーデータ312(図8参照)を送信する。
次に、ステップS404において、無線機100a内のアクセス制御部170は、中継局30内の無線機100bからの受信応答確認データが送信されるのを待機し、受信応答確認データ321が受信されるとステップS405に進む。
次に、ステップS405において、無線機100a内のアクセス制御部170は、ステップS401において開始したカウントダウンタイマーの残り時間を判定し、ゼロとなっている場合、即ちステップS401で報知データを送信してから100ミリ秒経過していればステップS401に戻る。
以上、ステップS401乃至ステップS405の動作により、基地局20内の無線機100aから一定の送信周期で報知データ311を送信することができる。
次に、中継局30内の無線機100b(子局)の動作について、図7及び図8を用いて説明する。初めに無線機100bは伝送チャネル設定をチャネルCH1とした受信待ち状態にあるとする。
図7のステップS411において、無線機100b内のアクセス制御部170は、基地局20内の無線機100aからの前記報知データ311を受信する。ここで、動作モードが干渉強度測定モードであることをアクセス制御170の記憶部171に記憶させる。
この報知データ311を受信したアクセス制御部170は、ステップS412において、動作モードが干渉強度測定モードであることをネットワークI/F部210を介して無線機100c内のアクセス制御部170に通知する。
次に、ステップS413において、アクセス制御部170は、前記ダミーデータ312を受信し、ステップS414に進む。
ステップS414において、アクセス制御部170は、受信確認応答データ321を基地局20の無線機100aに対して送信する。この時、送信タイミング通知信号341が図8に示すように変化し、この送信タイミング通知信号により無線機100cに対して電波を送信していることを通知する。なお、ステップS411及びステップS413においてデータ受信する際に、記憶部171に電波強度情報を記憶させておく。
次に、ステップS415において、アクセス制御部170は、送信部120および受信部140に設定されている伝送チャネル設定をチャネルCH1からチャネルCH2に変更する。
これにより中継局30内の無線機100cから送信される電波を受信し、干渉強度を検出することが可能となる。
次に、ステップS416において、アクセス制御部170は、無線機100cから通知される送信タイミング通知信号(図8の信号351、352参照)のハイ(High)期間を検出し、受信レベル検出部160により信号強度情報を取得して、アクセス制御部170の記憶部171に干渉強度情報として記憶させる。そして、無線機100cから通知される送信タイミング通知信号351と352が図8に示すように2回立下りエッジを検出した場合に、ステップS417に進む。
次に、ステップS417において、アクセス制御部170は、送信部120および受信部140に設定されている伝送チャネル設定をチャネルCH2からチャネルCH1に変更し、受信待ち状態となる。
また、無線機100b内のアクセス制御部170は、記憶部171に記憶された動作モード情報と電波強度情報と干渉強度情報とに基づき、常に表示部(レベルインディケータ)180に対して、電波強度を電波強度表示部181に表示し、干渉強度を干渉強度表示部182に表示し、動作モードを動作モード表示部183に表示をさせておく。
以上、ステップS411乃至ステップS417の動作により、中継局30内の無線機100b(子局)において、基地局20の無線機100aから送信される電波の電波強度と、中継局30内の無線機100c(親局)からの送信される電波の干渉強度を取得することができ、レベルインディケータ(表示部)180に干渉強度レベル等を表示させることができる。
次に、中継局30内の無線機100c(親局)の動作について、図7及び図8を用いて説明する。初めに無線機100cは伝送チャネル設定をチャネルCH2とした受信待ち状態にあるとする。
図7のステップS421において、無線機100c内のアクセス制御部170は、無線機100bからの動作モード(干渉強度測定モード)情報を受け、動作モードが干渉強度測定モード(無線送受信機間の電波干渉電力の測定が可能なモード)であることを記憶部171に記憶させると共に、カウントダウンタイマー1を開始する。また、ここでのカウントダウンタイマー1は報知データの送信周期の半分とし、ここでは50ミリ秒とする。なお、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムではカウントダウンタイマー1の設定値を50ミリ秒としたが、これに限定されるわけではなく、報知データ送信周期間隔において対向無線機からの電波強度測定と、無線通信装置内の他無線機からの干渉強度測定とがそれぞれ行うことができる時間設定であればよい。
次に、ステップS422において、アクセス制御部170は、送信部120および受信部140に設定されている伝送チャネル設定をチャネルCH2からチャネルCH1に変更する。
次に、ステップS423において、アクセス制御部170は、無線機100bから通知される送信タイミング通知信号(図8の信号341参照)のハイ(High)期間を検出し、受信レベル検出部160により信号強度情報を取得して、記憶部171に干渉強度情報として記憶させる。そして、無線機100bからの通知される送信タイミング通知信号341が図8に示すように1回立下りエッジを検出した場合に、ステップS424に進む。
次に、ステップS424において、アクセス制御部170は、送信部120および受信部140に設定されている伝送チャネル設定をチャネルCH1からチャネルCH2に変更する。
次に、ステップS425において、アクセス制御部170は、ステップS421において開始したカウントダウンタイマー1の残り時間と次のステップS426で開始するカウントダウンタイマー2の残り時間を判定し、共にゼロとなっている場合、即ちステップS421で動作モード通知を受領してから50ミリ秒以上経過し、且つ、ステップS426において報知データを送信してから100ミリ秒経過していればステップS426に進む。
次に、ステップS426において、アクセス制御部170は、報知データ371を無線機100bに送信すると共にカウントダウンタイマー2を開始する。この報知データにおける動作モード情報は干渉強度測定モードとする。また、ここでのカウントダウンタイマーは報知データの送信周期とし、ここではステップS401で設定したカウントダウンタイマーと同じ100ミリ秒とする。
次に、ステップS427において、無線機100a内のアクセス制御部170は、規定された時間だけ待機する。ここでの待機時間は報知データの送信周期よりも短い時間とし、例えば10ミリ秒とする。
次に、ステップS428において、無線機100a内のアクセス制御部170は、中継局30内の無線機100bに対してダミーデータ372(図8参照)を送信する。この時、送信タイミング通知信号351及び352が図8に示すように変化し、無線機100bに対して電波を送信していることを通知する。
なお、ステップS426及びステップS428において、データ受信する際に、記憶部171に電波強度情報を記憶させておく。
次に、ステップS429において、無線機100c内のアクセス制御部170は、基地局40内の無線機100dからの受信応答確認データが送信されるのを待機し、受信応答確認データが受信されるとステップS430に進む。
次に、ステップS430において、アクセス制御部170は、送信部120および受信部140に設定されている伝送チャネル設定をチャネルCH2からチャネルCH1に変更する。
これにより中継局30内の無線機100bから送信される電波を受信し、干渉強度を検出することが可能となる。
また、無線機100c内のアクセス制御部170は、記憶部171に記憶された動作モード情報と電波強度情報と干渉強度情報とに基づき、常に表示部180の電波強度を電波強度表示部181に表示し、干渉強度を干渉強度表示部182に表示し、動作モードを動作モード表示部183に表示させておく。
以上、ステップS421乃至ステップS430の動作により、中継局30内の無線機100c(親局)において、端末局40の無線機100dから送信される電波の電波強度と、中継局30内の無線機100bからの送信される電波の干渉強度を取得することができ、レベルインディケータ(表示部)180に表示させることができる。
次に、端末局40内の無線機100d(子局)の動作について、図7及び図8を用いて説明する。初めに無線機100dは伝送チャネル設定をチャネルCH2とした受信待ち状態にあるとする。
図7のステップS431において、無線機100d内のアクセス制御部170は、中継局30内の無線機100cからの報知データ371(図8参照)を受信し、動作モードが干渉強度測定モードであることを記憶部171に記憶させる。
次に、ステップS432において、アクセス制御部170は、ダミーデータ372(図8参照)を受信し、ステップS433に進む。ステップS433においてアクセス制御部170は、受信確認応答データ381(図8参照)を中継局30の無線機100cに対して送信し、ステップS431に戻る。
図9は、上述した基地局、中継局、端末局の各無線機間の信号の流れおよび中継局無線機の伝送チャネルCHの変更、干渉強度測定状況を概略的に明示したシーケンス図であるので、その詳細説明は省略する。
なお、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいては、干渉強度測定モードにおいてシステム制御部10(図1参照)は、以下に述べる干渉強度測定用のデータ以外にデータ通信が発生しないように制御する。
以上のように、上述した本発明の実施例の如く、第1の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置、特に中継局おいて、上位局側の無線機(基地局)と上位局(中継局)の親局との間で、周期的な報知データと干渉強度測定用ダミーデータと受信確認応答データを送受信し、その間は下位局側の無線機を上位局側の伝送チャネルに合わせることで、下位局側の無線機において廻り込み干渉波の電力を直接測定することができる。また、下位局側の無線機(中継局)と下位局(端末局)の子局との間で、周期的な報知データと干渉強度測定用ダミーデータと受信確認応答データを送受信し、その間は上位局側の無線機を下位局側の伝送チャネルに合わせることで、上位局側の無線機において廻り込み干渉波の電力を直接測定することができる。
また、それぞれ測定した受信電力情報と干渉電力情報を表示させ、操作者に知らせることにより、送受信アンテナの設置場所調整やアンテナ方向調整を容易にすることが可能となる。
なお、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムにおいては、一つの無線機を備えた基地局と、二つの無線機を備えた中継局と、一つの無線機を備えた端末局で構成される無線システムについて説明したが、それぞれ局において無線機を複数備える構成としても同様の効果を得ることができる。
1、2・・・無線通信システム
10・・・システム制御部
20、21・・・無線通信装置、特に基地局
30、30−1〜n、30a−1〜n、30b−1〜n・・・無線通信装置、特に中継局
40、41・・・無線通信装置、特に端末局
50・・・端末
60、60a、60b、60c、60d・・・アンテナ
70・・・指向性アンテナ
100a、100b、100c、100d・・・無線機
110・・・送受信切換部
120・・・送信部
130・・・変調部
140・・・受信部
150・・・復調部
160・・・受信レベル検出部
170・・・アクセス制御部
171・・・記憶部
180・・・表示部
181・・・電波強度表示部
182・・・干渉強度表示部
183・・・動作モード表示部
200、210、220・・・ネットワークI/F部

Claims (13)

  1. 無線送受信機を備える基地局と無線送受信機を備える端末局との通信を、複数の無線送受信機を備える中継局を少なくとも一つ以上中継して無線伝送する無線通信システムにおいて、
    前記中継局の同一内の第1及び第2の無線送受信機は、
    電波の送信および受信を行う各々の送受信アンテナ手段と、
    前記送受信アンテナ手段により受信した高周波信号から所望の伝送チャネルを受信ベースバンド信号に周波数変換する各々の受信手段と、
    前記受信手段により周波数変換された受信ベースバンド信号を復調し受信データを得る各々の復調手段と、
    送信データを変調し送信ベースバンド信号に変換する各々の変調手段と、
    前記送信ベースバンド信号を所望の伝送チャネルに周波数変換する各々の送信手段と、
    前記受信手段により周波数変換された受信ベースバンド信号から受信レベルを検出する各々の受信レベル検出手段と、
    前記受信レベル検出手段により検出した受信レベルを記憶する各々の記憶手段と、
    前記受信手段と前記変調手段と前記送信手段と前記受信レベル検出手段と前記記憶手段とを制御する各々の制御手段と、を備え、
    前記第1の無線送受信機における前記制御手段は、
    前記変調手段と前記送信手段と前記送受信アンテナ手段により電波を放出するタイミングを示す送信タイミング情報を前記第2の無線送受信機における前記制御手段に通知する制御部からなり、
    前記第2の無線送受信機における前記制御手段は、
    前記変調手段と前記送信手段と前記送受信アンテナ手段により電波を放出するタイミングを示す送信タイミング情報を前記第1の無線送受信機における前記制御手段に通知するよう制御する制御部とからなり、
    前記第1、第2の無線送受信機の制御手段は、互いに前記送信タイミング情報に基づいて該第1、第2の無線送受信機のいずれか一方から他方への廻り込み電波を受けられるように第1、第2の無線送受信機の伝送チャネルを合わせるように制御する
    からなることを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の無線送受信機は、動作モードが、少なくとも上り通信、下り通信が可能な通信モードと、前記無線送受信機間の電波干渉電力の測定が可能な干渉強度測定モードに設定可能に構成されていることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、第1及び第2の無線送受信機における制御手段は、前記動作モードが、通信モードにある場合、前記送信タイミング情報に基づいて、前記受信レベル検出手段で検出された受信レベル情報を、受信強度情報と干渉強度情報に分けて前記記憶手段に記憶するように制御することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、第1及び第2の無線送受信機は、前記制御手段の前記受信強度情報と干渉強度情報を、視覚的に表示する表示手段を備えている、ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 一つないし複数の無線送受信機を備える基地局と、一つないし複数の無線送受信機を備える端末局との通信を、複数の無線送受信機を備える中継局を、一つ又は1つ以上中継して無線伝送を行う無線通信システムにおいて、
    前記中継局の第1の無線送受信機及び前記中継局の第2の無線送受信機は、受信アンテナにて受信した信号を受信ベースバンド信号、又は送信アンテナへ供給する信号を送信ベースバンド信号に変換する第1及び第2の送受信手段と、
    前記送受信手段に結合され、前記受信ベースバンド信号から受信レベルを検出する第1及び第2の受信レベル検出手段と、
    前記受信検出手段により検出した受信レベルを信号強度情報として記憶する第1及び第2の記憶手段と、
    前記送受信手段、前記受信レベル検出手段、前記記憶手段を制御する第1及び第2の制御手段と、
    を備え、
    前記第1の無線送受信機の第1の制御手段は、前記アンテナ、前記送受信手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報を生成し、該タイミング情報を前記第2の無線送受信機の制御手段に送信する制御部を含み、
    前記第2の無線送受信機の第2の制御手段は、前記アンテナ、前記送受信手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報を生成し、該タイミング情報を前記第1の無線送受信機の制御手段に送信する制御部を含み、
    前記第1、第2の無線送受信機の制御手段は、互いに前記送信タイミング情報に基づいて該第1、第2の無線送受信機のいずれか一方から他方への廻り込み電波を受けられるように第1、第2の無線送受信機の伝送チャネルを合わせるように制御する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 第1、第2の無線機を備え、該第1、第2の無線機間で通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記第1、第2の無線機は、それぞれ電波の送受信を行う第1、第2の送受信手段と、受信電波のレベルを検出する第1、第2の受信レベル検出手段と、該受信検出手段により検出した受信レベルを記憶する第1、第2の記憶手段と、前記第1、第2の送受信手段、前記第1、第2の受信レベル検出手段、前記第1、第2の記憶手段を制御する第1、第2の制御手段を備え、
    前記第1の無線機の第1の制御手段は、前記第1の無線機の各手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報を生成し、該タイミング情報を、前記第2の無線機の第2の制御手段に送信し、
    前記第2の無線機の第2の制御手段は、前記第2の無線機の各手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報を生成し、該タイミング情報を、前記第1の無線機の第1の制御手段に送信し、
    前記第1、第2の無線機の第1、第2の制御手段は、互いに前記送信タイミング情報に基づいて該第1、第2の無線機のいずれか一方から他方への廻り込み電波が受けられるように第1、第2の無線機の伝送チャネルを合わせるように制御する
    ように構成されていることを特徴とする無線通信システム。
  7. 一つないし複数の無線送受信機を備える基地局と、一つないし複数の無線送受信機を備える端末局との通信を、複数の無線送受信機を備える中継局を、一つ又は1つ以上中継して無線伝送を行う無線通信システムにおける無線送受信機を含む無線通信装置において、
    前記無線通信装置の無線送受信機は、
    受信アンテナにて受信した信号を受信ベースバンド信号、又は送信アンテナへ供給する信号を送信ベースバンド信号に変換する送受信手段と、
    前記送受信手段に結合され、前記受信ベースバンド信号から受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、
    前記受信検出手段により検出した受信レベルを信号強度情報として記憶する記憶手段と、
    前記送受信手段、前記受信レベル検出手段、前記記憶手段を制御する制御手段と、
    前記記憶手段の受信レベルの信号強度情報を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記無線送受信機の制御手段は、前記送信手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング通知情報を、他の無線送受信機の制御手段に送信し、かつ他の無線送受信機の送受信手段より電波を放出するタイミングを示すタイミング情報として送信されてくるタイミング通知情報を受け、該情報に基づいて前記無線送受信機の送受信手段の伝送チャネルを変更する制御部とを含み、
    前記無線送受信機の制御手段は、他の無線送受信機からの送信タイミング通知情報に基づいて該他の無線送受信機からの廻り込み電波が受けられるように無線送受信機の伝送チャネルを合わせるように制御する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  8. 請求項7に記載の無線通信装置において、前記無線送受信機は、動作モードが、少なくとも上り通信、下り通信が可能な通信モードと、前記無線送受信機間の電波干渉電力の測定が可能な干渉強度測定モードに設定可能に構成されていることを特徴とする無線通信装置。
  9. 請求項8に記載の無線通信装置において、前記無線送受信機における制御手段は、前記動作モードが、通信モードにある場合、前記送信タイミング情報に基づいて、前記受信レベル検出手段で検出された受信レベル情報を、受信強度情報と干渉強度情報に分けて前記記憶手段に記憶するように制御することを特徴とする無線通信装置。
  10. 請求項9に記載の無線通信装置において、前記制御手段の前記受信強度情報と干渉強度情報を、視覚的に表示する表示手段を備えている、ことを特徴とする無線通信装置。
  11. 上位局の第1の無線送受信機と下位局の第2の無線送受信機との間で無線伝送を行う無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線送受信機および前記第2の無線送受信機は、受信アンテナにて受信した信号を受信ベースバンド信号に変換、又は送信アンテナへ供給する信号を送信ベースバンド信号に変換する第1および第2の送受信手段と、
    前記送受信手段に供給された前記受信ベースバンド信号から受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、
    前記受信検出手段により検出した受信レベルを信号強度情報として記憶する記憶手段と、
    前記送受信手段、前記受信レベル検出手段、前記記憶手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1の無線送受信機の制御手段は、
    上位局からのモード情報を含む信号を受信し、該信号のモード情報が通常受信モードである場合、
    前記受信レベル検出手段の受信レベルを電波強度情報として前記記憶手段に記憶させ、
    前記モード通知情報が干渉強度測定モードである場合、
    前記第2の無線送受信機に干渉強度測定モードにある旨を示す通知を行い、前記アンテナ、前記送受信手段より電波を放出するタイミングを示す第1の送信タイミング通知信号を生成し、該信号を前記第2の無線送受信機の制御手段に送信し、かつ伝送チャネルを前記第2の無線送受信機の伝送チャネルに合わせるようにチャネル変更を行い、前記受信レベル検出手段の受信レベルを干渉強度情報として前記記憶手段に記憶させる第1の制御部を含み、
    前記第2の無線送受信機の制御手段は、
    前記第1の無線送受信機からの前記干渉強度測定モード通知を受け、伝送チャネルを前記第1の無線送受信機の伝送チャネルに変更し、前記第1の送信タイミング通知信号を受信可能状態に制御し、該送信タイミング通知信号に基づき伝送チャネルを元の伝送チャネルに変更し、かつ前記アンテナ、前記送受信手段より電波を放出するタイミングを示す第2の送信タイミング通知信号を生成し、該タイミング信号を前記第1の無線送受信機の制御手段に送信する第2の制御部を含み、
    前記第1、第2の無線送受信機の制御手段は、前記伝送チャネルが合ったとき、前記第1、第2の無線送受信機のいずれか一方から他方への廻り込み干渉電波を受け、該電波の強度を干渉強度として測定可能な構成となるように制御する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 基地局と端末局間を、第1、第2の無線送受信機を含み、該第1、第2の無線送受信機を通して中継する中継局の親局における局内干渉測定方法において、
    前記親局の第1の無線送受信機が干渉電力測定状態であることを示す情報を受け取る動作モード受領ステップと、
    前記動作モード受領ステップで干渉電力測定状態であると判定した場合にタイマーを開始させる第1のタイマー開始ステップと、
    前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の子局を構成する他方の第2の無線送受信機の伝送チャネルと同一となるように変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
    同一中継局内の前記他方の第2無線送受信機から通知される送信タイミング通知信号と同期して干渉強度を測定する干渉強度測定ステップと、
    前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、元の伝送チャネルに変更する第2の伝送チャネル変更ステップと、
    前記第1のタイマー開始ステップで開始したタイマーと第2のタイマー開始ステップで開始したタイマーが共に終了していることを判定するステップと、
    下位局に対して報知データ送信周期情報を含む報知データを送信する報知データ送信ステップと、
    前記報知データ送信周期を計測するためのタイマーを開始する前記第2のタイマー開始ステップと、
    同一中継局内の他方の前記第2の無線送受信機が干渉電力を測定するためのダミー信号を送信するダミー信号送信ステップと、
    前記親局の第1の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の前記他方の第2の無線送受信機の伝送チャネルと同一となるように変更する第3の伝送チャネル変更ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信システムにおける局内干渉測定方法。
  13. 基地局と端末局間を、第1、第2の無線送受信機を含み、該第1、第2の無線送受信機を通して中継する中継局の子局における局内干渉測定方法において、
    上位局からの動作モード情報を含む報知データを受信する報知データ受信ステップと、
    前記受信した報知データに含まれる二つの無線送受信機を備える中継局の子局における局内干渉測定方法は、
    上位局からの動作モード情報を含む報知データを受信する報知データ受信ステップと、
    前記受信した報知データに含まれる動作モード情報による動作状態設定が干渉電力測定状態であった場合に、同一中継局内の他方の第1の無線送受信機に動作モードを通知する動作モード通知ステップと、
    上位局からの干渉強度測定用ダミーデータを受信するダミーデータ受信ステップと、
    上記受信したダミーデータに対して前記上位局へ受信確認応答を送信する応答確認送信ステップと、
    前記子局の第2の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の他方の第1の無線送受信機の伝送チャネルと同一になるように変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
    同一中継局内の他方の第1の無線送受信機から通知される送信タイミング通知信号と同期して干渉強度を測定する干渉強度測定ステップと、
    前記子局における伝送チャネル設定を、元の伝送チャネルに変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
    を備える。
    動作状態設定が干渉電力測定状態であった場合に、同一中継局内の他方の前記第1の無線送受信機に動作モードを通知する動作モード通知ステップと、
    上位局からの干渉強度測定用ダミーデータを受信するダミーデータ受信ステップと、
    上記受信したダミーデータに対して前記上位局へ受信確認応答を送信する応答確認送信ステップと、
    前記子局の第2の無線送受信機における伝送チャネル設定を、同一中継局内の他方の第1の無線送受信機の伝送チャネルと同一になるように変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
    同一中継局内の他方の第1の無線送受信機から通知される送信タイミング通知信号と同期して干渉強度を測定する干渉強度測定ステップと、
    前記子局における伝送チャネル設定を、元の伝送チャネルに変更する第1の伝送チャネル変更ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信システムにおける局内干渉測定方法。
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