JP2821555B2 - シールド掘進用立坑壁 - Google Patents
シールド掘進用立坑壁Info
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Description
ドマシンの発進又は到達のための発進到達部を有するシ
ールド掘進用立坑壁及びその構築方法に関するものであ
る。
図8に示すように、地中に鉄筋コンクリート製の立坑壁
100を構築し、この立坑壁100のシールドマシン3
0が発進する部分の背面側101又は到達する部分10
2に地盤改良を施して地下水の噴出を防止すると共に、
発進到達部103の鉄筋コンクリートを人力で掘削して
から、シールドマシン30を発進又は到達するものであ
った。
炭素繊維と合成樹脂とからなるロープ状又は棒状の図示
しない繊維補強材をコンクリートに埋設して、シールド
マシン30により掘削が可能な繊維補強コンクリート部
材104を多数用意し、この多数の繊維補強コンクリー
ト部材104をH鋼等の長尺鋼材105に連結して、立
坑壁100を構成する立坑構成部材106を形成する。
そして、該立坑構成部材106を繊維補強コンクリート
部材104が発進到達部103の開口部に並ぶように配
置して立坑壁100を構成する(特開平5−30249
0号公報)。
8に示した従来の鉄筋コンクリートで構築された立坑壁
100は、シールドマシン30による掘削時、鉄筋コン
クリート100はシールドマシン30によらず人力で直
接掘削する必要があるので、掘削が非常に困難で工期が
長く、工費もかかり、且つ掘削した鉄筋コンクリート廃
棄物の処理問題が発生した。更に、掘削時の地下水噴出
を防止するため、立坑壁100の背面側101又は到達
する部分102の地盤を改良する必要があった。このた
め、地盤改良工程が余計にかかると共に、処理薬品によ
る地下水汚染の問題が発生した。
ート部材104で形成された発進到達部103を有する
立坑壁100は、多数の立坑構成部材106を並べて使
用するため、立坑壁100の構築が複雑で工期が長く、
その上、炭素繊維は高価であり立坑壁100の構築が不
経済であった。
が可能で地下水汚染が解消出来る経済的なシールド掘進
用立坑壁及びその構築方法を提供することである。
め、本発明は、地中に設けられ所定の深さ位置で地中に
発進する又は地中から到達するシールドマシンの発進到
達部を有し、鉄筋を組み合わせて形成した鉄筋カゴを内
部に有する鉄筋コンクリート製のシールド掘進用立坑壁
において、前記発進到達部は、プラスチック発泡体を無
機繊維で強化した複合材で形成された仕切り体と、該仕
切り体の周囲を囲んで補強し前記鉄筋カゴに固定された
補強枠材とを備えたものである。
複合材は、硬質ウレタン樹脂よりなる前記プラスチック
発泡体をガラス長繊維よりなる前記無機繊維で強化した
ものである。
補強枠材は、前記鉄筋カゴを強化する強化フレームを介
して前記鉄筋カゴに固定されたものである。
補強枠材の下方に発生するコンクリートの空隙にコンク
リートを注入する補助注入パイプを備えたものである。
ール材を取り付けた剛性リングを前記補強枠材に水密状
に固定したものである。
発泡体を無機繊維で強化した複合材で形成された仕切り
体と、この仕切り体の周囲を囲んで補強し鉄筋カゴに固
定された補強枠材とを備えたものであるので、仕切り体
とその補強枠材を備えた発進到達部は、立坑壁の背面側
の土圧、水圧に十分耐えることが出来ると共に、シール
ドマシンの発進又は到達の際には、仕切り体を直接且つ
容易に掘削することが可能であり、従来のように、鉄筋
コンクリートを壊す必要がなく、工期の短縮、工費の低
減を図ることが出来る。
脂よりなるプラスチック発泡体をガラス長繊維の無機繊
維で強化してなる仕切り体の複合材は、上記発明の作用
に加え、安価なガラス長繊維を使用して立坑壁の背面側
の土圧、水圧に十分耐える仕切り体を得ることが出来
る。又、プラスチック発泡体は、硬質ウレタン樹脂より
なるので、曲げ及び圧縮強度があり、比較的安価に容易
に入手出来る。
枠材が鉄筋カゴを強化する強化フレームを介して鉄筋カ
ゴに固定されたものは、上記いずれかの発明の作用に加
え、強固に立坑壁に固定され、安定した掘削作業が可能
になる。
枠材の下方に発生する可能性のあるコンクリートの空隙
にコンクリートを注入する補助注入パイプを備えたもの
は、上記いずれかの発明の作用に加え、補強枠材の下方
に発生し易いコンクリートの空隙に、後からコンクリー
トを補助的に注入することが可能になり、立坑壁の強度
と止水を確保することが出来る。
ール材を取り付けた剛性リングを補強枠材に水密状に固
定したものは、上記いずれかの発明の作用に加え、シー
ルドマシンによる掘削作業の際に該シール材によって立
坑壁の背面側の水圧に耐え、地下水の立坑壁内側への漏
洩を防止し、掘削作業を安定して行なうことが出来る。
更に、立坑壁背面側における薬液注入等を用いた地盤改
良をする必要がないため、地下水汚染の恐れがない。
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
壁及びその構築方法の一実施例を示し、(A)は、全体
縦断面図、(B)は(A)の要部拡大断面図、図2は、
図1の実施例を示し、(A)は、シールドマシン側から
見た発進到達部の正面図、(B)は(A)の I−I 線断
面図である。本実施例のシールド掘進用立坑壁1は、図
1(A)に示すように、地中の所定の深さ位置で地中に
発進する又は地中から到達するシールドマシン30の発
進到達部3を有し、且つ、この図に示さない鉄筋を組み
合わせて形成した鉄筋カゴを内部に有する鉄筋コンクリ
ート7で形成されている。
るプラスチック発泡体をガラス長繊維の無機繊維で強化
した複合材で形成された仕切り体4と、この仕切り体4
の周囲を囲んで補強し鉄筋カゴに固定された補強枠材で
ある補強鉄板5とを備えたものである。補強鉄板5は、
図2(B)に示した如く、断面コの字形状に形成されて
いる。シールド掘削用立坑壁1の鉄筋コンクリート7の
壁は、公知の地中連続工法により構築したものである。
樹脂よりなるプラスチック発泡体をガラス長繊維の無機
繊維で強化した複合材で形成され、厚さ数センチの複合
材を交互に接着剤で圧着接合し、厚さ数十センチの版を
構成することにより高強度の仕切り体4が出来る。長時
間水中に浸しても吸水することなく、寸法、強度ともほ
とんど変化しない。
市販されている軽量耐食構造材であるエスロンネオラン
バーFFUの内、品種記号FFU−74(積水化学工業
株式会社製)を使用したが、これに限定されることはな
く、要求される特性を満足させるものであれば他の材料
でも使用可能である。FFU−74の物性値は、 比重 0.74 吸水量 3.3mg/cm2 曲げ強さ 146.11Mpa(1490kg/cm2) 曲げヤング係数 10.60×103(10.8×104kg/cm2) 圧縮強さ 57.85Mpa(590kg/cm2) 剪断強さ 9.80Mpa(100kg/cm2) 衝撃強さ(シャルピー)420kg−cm/cm2 線膨張係数 1.0×10~5 である。上記特性値に示されているように、エスロンネ
オランバーは、コンクリートと同様に数百kg/cm2
の圧縮強度がある。
矩形等限定はないが、幅(厚さ)は、立坑壁の壁厚と略
等しくし、発進到達部3の開口面積は、シールドマシン
の外形断面を完全に収納できる大きさとする。
ように、発進到達部3のエントランス18(入口)は、
補強鉄板5にシール材であるパッキン20を取り付けた
鋼製の剛性リング19を水密状に、即ち剛性リング19
を補強鉄板5の側縁部に溶接部21で溶接して固定した
ものである。剛性リングの全周を補強鉄板5に溶接する
ことにより完全止水が出来る。立坑壁背面側の水圧が高
い場合は、剛性リング19を大きくし、パッキンの枚数
を増やす。エントランス18の先端径が基部の径より若
干大きく形成されている。
カゴの関係を示し、(A)は、シールドマシン側から見
た正面図、(B)は(A)の II−II 線断面図、(C)
は(A)の III−III 線断面図である。補強鉄板5
は、その周囲において、鉄筋9を組み合わせて格子状に
形成した鉄筋カゴ8に複数個所の溶接部10で接合され
ている。2点鎖線14は、このように配筋された鉄筋カ
ゴ8にコンクリートを打設した後の外側面を示す。締切
鋼板22は、立坑壁の先行壁と後行壁とを仕切る鋼板で
あり、後述するように両者を接続する継手の一部であ
る。
壁及びその構築方法の他の実施例で、発進到達部、鉄筋
カゴ及び強化フレームの関係を示し、(A)は、シール
ドマシン側から見た正面図、(B)は(A)の IV−IV
線断面図、(C)は(A)のV−V 線断面図である。本
実施例のシールド掘進用立坑壁1の補強鉄板5は、鉄筋
カゴ8を強化する強化フレーム13を介して鉄筋カゴ8
に固定されたものである。補強鉄板5は、強化フレーム
13に溶接部11で直接に溶接される部分と、鉄筋9に
溶接部10で溶接され、鉄筋9が強化フレーム13に溶
接される部分とがある。強化フレーム13は、山形鋼板
で形成され、補強鉄板5を強固に固定すると共に、鉄筋
カゴ8を安定に支持、固定し、鉄筋コンクリートの強度
を向上させる役目を有する。図4において、図3と同様
の構造、作用部分には同じ参照番号を付けて、その説明
を省略する。
壁及びその構築方法の補助注入パイプの実施例で、
(A)は、シールドマシン側から見た正面図、(B)は
(A)のVI−VI 線断面図、図6は、図5の補助注入パ
イプを示し、(A)は、図5(A)の VII−VII 線断面
図、(B)は補助注入パイプのみを示し、その作用を説
明する正面図である。本実施例のシールド掘進用立坑壁
1は、補強鉄板5の下方に発生するコンクリートが充填
されない空隙、例えば図の参照番号12で表される空隙
にコンクリートを、後から注入する補助注入パイプ15
を備えたものである。図5において、図3、4と同様の
構造、作用部分には同じ参照番号を付けて、その説明を
省略する。
ように、モルタル17の導入部15aと環状部15c及
びモルタル17の導出部15bからなり、環状部15c
には複数のゴムスリーブ16が嵌入され、注入孔15d
を保護する。モルタル17の注入は、立坑壁のコンクリ
ートが硬化した時点で行なう。
壁及びその構築方法に好適に採用可能な壁間継手を示
し、(A)は平面図、(B)は斜視図である。壁間継手
26は、シールド掘削用立坑壁である先行壁27に同じ
くシールド掘削用立坑壁となる後行壁28を接続する場
合に採用されるものである。この図に示されているよう
に、先行壁27と後行壁28とは、仕切鋼板26cで仕
切られ、先行壁27に一方側が予め埋設された接合筋2
6aの他方側を後行壁28に埋設するようにコンクリー
トを打設したものである。この壁間継手26をシールド
掘進用立坑壁に採用することにより、先行壁27と後行
壁28は、連続した一枚の版として鉛直方向だけでなく
水平方向にも面外応力を伝達することが出来るもので、
信頼性の高いシールド掘進用立坑壁を得ることが出来
る。
進用立坑壁1は、次のように作用する。即ち、発進到達
部3は、硬質ウレタン樹脂よりなるプラスチック発泡体
をガラス長繊維の無機繊維で強化した複合材で形成され
た仕切り体4と、この仕切り体の周囲を囲んで補強し鉄
筋カゴに固定された補強鉄板5とを備えたものであるの
で、発進到達部3の仕切り体4は、鉄筋コンクリートと
同様に数百kg/cm2の圧縮強度がある。従って、仕切
り体の掘削、進行に伴い仕切り体の背面側の土圧、水圧
に十分耐えることが出来、シールドマシンの掘削作業に
支障を来すことがない。
は、仕切り体4を直接且つ容易に掘削が可能であり、従
来のように、鉄筋コンクリートを壊す必要がなく、撤去
した鉄筋コンクリートくずの廃棄と云った産業廃棄物の
問題も解消出来る。更に、工期の短縮、工費の低減を図
ることが出来ると共に、立坑壁背面側の地盤改良を行な
う必要がないので、地下水汚染の恐れがない。
体4は、円、四角等任意形状(自由断面)の加工が出
来、加工し易い。掘削の際には、シールドマシン30の
ビットの摩耗が少なく、コストの低下が図れ、通常の立
坑壁の一連の中で施工出来る。
なガラス長繊維を使用して強化した硬質ウレタン樹脂よ
りなるものであるので、曲げ及び圧縮強度があり、比較
的安価に容易に入手出来る樹脂を利用出来る。
る強化フレーム13を介して鉄筋カゴ8に固定されたも
のであるので、仕切り体4と補強鉄板5を備えた発進到
達部3は、強固に立坑壁に固定され、安定した掘削作業
が可能になる。
リートの空隙12にモルタルを注入する補助注入パイプ
15を備えたものであるので、補強鉄板5の下方に発生
し易いコンクリートの空隙に、後からモルタルを補助的
に注入することが可能になり、立坑壁の強度を確保する
ことが出来る。補助注入パイプ15による空隙12への
モルタルの注入は、コンクリート打設から数日遅れで打
設する。
ング19を補強鉄板5に全周溶接して固定したものであ
るので、シールドマシン30による掘削作業の際にパッ
キン20は、立坑壁の背面側の水圧に耐え、地下水の立
坑壁内側への漏洩を防止し、掘削作業を安定して行なう
ことが出来る。
壁の構築方法について説明する。
進用立坑壁1の構築方法は、地面の一定の場所31を囲
うように地中の垂直方向に掘削して囲い溝32を形成
し、この囲い溝32に前記した本発明に係る鉄筋カゴ
8、即ち仕切り体4を備えた鉄筋カゴ8を挿入、設置し
た後、コンクリートを打設して鉄筋コンクリート製の立
坑壁1を構築し、この立坑壁1の内側の土砂を排出して
立坑壁1の内側に空間2を設け、この空間2の所定深さ
位置で空間2から地中に発進する又は地中から空間2に
到達するシールドマシン30の発進到達部3を設けるこ
とである。
は、発進到達部3のエントランス内に貫入した状態で、
シールドカッター30aの部分に泥水を注入し、立坑前
面の土圧、水圧とバランスさせる。次に、シールドカッ
ター30aで直接仕切り体4を掘削して地中に又は地中
から進行させる。シールドマシン30は、地盤の土質に
より使い分け、軟質土質をはじめ、風化岩、土丹層、玉
石混り砂礫層のような硬質土層等に応じて条件を変えて
使用する。シールドマシン30の進行スピードは、鉄筋
コンクリートの掘削の場合、2mm/分、地盤の場合
は、30mm/分である。
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、この発明の精神を逸脱せ
ずして種々改変を加えて多種多様の変形をなし得ること
は云うまでもない。
ば、発進到達部は、プラスチック発泡体を無機繊維で強
化した複合材で形成された仕切り体と、この仕切り体を
補強する補強枠材とを備えたものであるので、発進到達
部は、立坑壁の背面側の土圧、水圧に十分耐えることが
出来ると共に、シールドマシンの発進又は到達の際に
は、直接仕切り体を容易に掘削が可能であり、工期の短
縮、工費の低減を図ることが出来る。
材は、硬質ウレタン樹脂よりなるプラスチック発泡体を
ガラス長繊維の無機繊維で強化したものであるので、上
記発明の効果に加え、立坑壁の背面側の土圧、水圧に十
分耐えるプラスチック発泡体を得ることが出来る。プラ
スチック発泡体は、硬質ウレタン樹脂よりなるものであ
るので、曲げ及び圧縮強度があり、比較的安価に容易に
入手出来る樹脂を利用出来る。
枠材は、強化フレームを介して鉄筋カゴに固定されたも
のであるので、上記いずれかの発明の効果に加え、発進
到達部は、強固に立坑壁に固定され、安定した掘削が可
能になる。
枠材の下方のコンクリートの空隙にモルタルを注入する
補助注入パイプを備えたものであるので、上記いずれか
の発明の効果に加え、この空隙に後からモルタルを補助
的に注入することが可能になり、立坑壁の強度と止水を
確保し、信頼性が向上する。
ール材を取り付けた剛性リングを補強枠材に水密状に固
定したものであるので、上記いずれかの発明の効果に加
え、地下水の立坑壁内側への漏洩を防止し、掘削を安定
して行なうことが出来る。更に、地下水汚染の恐れがな
い。
築方法の一実施例を示し、(A)は、全体縦断面図、
(B)は(A)の要部拡大断面図である。
ン側から見た発進到達部の正面図、(B)は(A)の I
−I 線断面図である。
示し、(A)は、シールドマシン側から見た正面図、
(B)は(A)の II−II 線断面図、(C)は(A)の
III−III 線断面図である。
築方法の他の実施例で、発進到達部、鉄筋カゴ及び強化
フレームの関係を示し、(A)は、シールドマシン側か
ら見た正面図、(B)は(A)の IV−IV 線断面図、
(C)は(A)の V−V 線断面図である。
築方法の補助注入パイプの実施例で、(A)は、シール
ドマシン側から見た正面図、(B)は(A)の VI−VI
線断面図である。
(A)の VII−VII 線断面図、(B)は補助注入パイプ
のみを示し、その作用を説明する正面図である。
築方法に好適に採用可能な壁間継手を示し、(A)は平
面図、(B)は斜視図である。
構築方法を示す斜視図である。
その構築方法を示し、(A)は全体縦断面図、(B)は
シールドマシン側から見た発進到達部の正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 地中に設けられ所定の深さ位置で地中に
発進する又は地中から到達するシールドマシンの発進到
達部を有し、鉄筋を組み合わせて形成した鉄筋カゴを内
部に有する鉄筋コンクリート製のシールド掘進用立坑壁
において、前記発進到達部は、プラスチック発泡体を無
機繊維で強化した複合材で形成された仕切り体と、該仕
切り体の周囲を囲んで補強し前記鉄筋カゴに固定された
補強枠材とを備えたものであることを特徴とするシール
ド掘進用立坑壁。 - 【請求項2】 請求項1において、前記仕切り体の複合
材は、硬質ウレタン樹脂よりなる前記プラスチック発泡
体をガラス長繊維よりなる前記無機繊維で強化したもの
であることを特徴とするシールド掘進用立坑壁。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記補強枠材
は、前記鉄筋カゴを強化する強化フレームを介して前記
鉄筋カゴに固定されたものであることを特徴とするシー
ルド掘進用立坑壁。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
記補強枠材の下方に発生するコンクリートの空隙にコン
クリートを注入する補助注入パイプを備えたものである
ことを特徴とするシールド掘進用立坑壁。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、シ
ール材を取り付けた剛性リングを前記補強枠材に水密状
に固定したものであることを特徴とするシールド掘進用
立坑壁。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11057295A JP2821555B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | シールド掘進用立坑壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057295A JP2821555B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | シールド掘進用立坑壁 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08303178A JPH08303178A (ja) | 1996-11-19 |
JP2821555B2 true JP2821555B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=14539243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11057295A Expired - Lifetime JP2821555B2 (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | シールド掘進用立坑壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP4537168B2 (ja) * | 2004-10-07 | 2010-09-01 | 積水化学工業株式会社 | シールド用セグメント |
JP4956175B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2012-06-20 | 新日本製鐵株式会社 | 構造物及び切削工法 |
JP2009179930A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Kidoh Construction Co Ltd | 発進部または到達部構造 |
JP5670304B2 (ja) * | 2011-12-09 | 2015-02-18 | 積水化学工業株式会社 | シールド掘削用土留め壁 |
CN107905801B (zh) * | 2017-12-19 | 2023-05-12 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 盾构管廊系统及其施工方法 |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP11057295A patent/JP2821555B2/ja not_active Expired - Lifetime
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