JP2821338B2 - 2次アラーム出力制御方法 - Google Patents

2次アラーム出力制御方法

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JP2821338B2
JP2821338B2 JP13006993A JP13006993A JP2821338B2 JP 2821338 B2 JP2821338 B2 JP 2821338B2 JP 13006993 A JP13006993 A JP 13006993A JP 13006993 A JP13006993 A JP 13006993A JP 2821338 B2 JP2821338 B2 JP 2821338B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル伝送多重化シ
ステムで検出された通信エラーに起因して、副次的に発
生し得るアラームおよびこのアラームに関する対局アラ
ーム転送動作を抑止する2次アラーム出力制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高速デジタル回線間でチャネルデータの
多重・分離処理を行うデジタル伝送多重化システムは、
従来、図3に示すような構成となっていた。同図におい
て、151,351は回線を介して高次群デジタル信号
を送受信する高次群信号送受信回路であり、111,3
11は対局(図示せず)からの受信入力信号、113,
313は受信入力信号111,311に基づく受信出力
信号、211,212は対局への送信入力信号、11
2,312は送信入力信号211,212に基づく送信
出力信号である。
【0003】これらの信号は、複数のチャネルからなる
所定のフレームフォーマットを有する高次群デジタル信
号により構成されている。また116は、高次群信号送
受信回路151において送信出力信号112に設定され
対局に送出されるフレーム毎の対局アラーム情報であ
り、対局からの受信入力信号111のフレームにエラー
が検出された場合、例えば回線障害による受信入力信号
111の入力断や同期はずれが発生した場合、あるいは
高次群信号送受信回路151の受信部に何らかの障害が
発生し受信入力信号111をフレーム単位で正常に受信
できなかった場合に、それぞれ有効となる。
【0004】451〜453は、異なるフレームフォー
マットを有する高次群デジタル信号と低次群デジタル信
号との間で、各チャネルデータを相互に変換する低次群
信号送受信回路であり、412は対局(図示せず)との
送信出力・受信入力信号、213は対局への送信入力信
号、411は対局からの受信出力信号である。送信入力
信号213および受信出力信号411は、前述の高次群
デジタル信号と同じ構成であり、また送信出力・受信入
力信号412は、複数のチャネルからなる所定のフレー
ムフォーマットを有する低次群デジタル信号により構成
されている。
【0005】これらの入力信号の各チャネルデータは、
各低次群信号送受信回路451〜453により、異なる
フレームフォーマットを有する出力信号の所定のチャネ
ルに再格納されて出力される。また416は、対局から
の受信入力信号213のいずれかのチャネルデータにエ
ラーが検出された場合、低次群信号送受信回路451〜
453において受信出力信号411に格納されるチャネ
ル毎の対局アラーム情報である。
【0006】251は、時分割スイッチ252(以下、
TSWという)により高次群デジタル信号内のチャネル
データを多重・分離処理する時分割切換回路であり、予
め内部に格納されているクロスコネクトマップ情報に基
づき、受信入力信号113,313および411の各チ
ャネルデータを、送信入力信号211,212,213
の所定のチャネルに再格納して出力するものである。
【0007】501は、各信号送受信回路451〜45
3,151,351および時分割切換回路251からの
各アラーム情報に応じて、低次群信号送受信回路451
〜453における対局アラーム情報416の送出を制御
するアラーム制御回路であり、415,115,315
および215は、それぞれ各信号送受信回路451〜4
53,151,351および時分割切換回路251か
ら、各種エラー検出時に出力されるアラーム情報であ
る。また502は、これらのアラーム情報に応じて、こ
のデジタル伝送多重化システムを管理する管理者に対
し、エラー発生を報知するCRT(画面表示端末)であ
る。
【0008】次に、図3に示す従来のデジタル伝送多重
化装置の動作として、異なる障害がほぼ同時に発生した
場合について説明する。なお、この障害により、一方
は、高次群信号受信回路151の受信部の故障により受
信出力信号111を正常に受信できず、他方は、突発的
に発生した回線障害により受信入力信号311の一部の
チャネルデータのみが破壊されたとする。
【0009】まず、高次群信号送受信回路151におい
て、受信部の故障が検出され、受信出力信号113の対
応するフレームには、このフレームの無効を示す信号、
例えば全てのデータビットが「1」(オールマーク)に
設定されたAIS(Alarm Indication Signal )信号が
格納される。また、送信出力信号112には、対応する
フレームが正常に受信されなかったことを対局(送信
元)に通知するための対局アラーム情報116が設定さ
れるとともに、アラーム制御回路501に対して、アラ
ーム情報115が出力される。
【0010】一方、高次群信号送受信回路351におい
ては、受信した受信入力信号311の一部のチャネルデ
ータが破壊されていても、フレームとして正常に受信し
た場合には、エラーは検出されず、対局への対局アラー
ム情報416およびアラーム制御回路501に対するア
ラーム情報315は出力されない。
【0011】各高次群信号送受信回路151,351か
ら出力された受信出力信号113,313は、時分割切
換回路251のTSW252に入力され、予め内部設定
されているクロスコネクトマップ情報に応じて、チャネ
ル単位の多重・分離処理が実施され、送信入力信号21
3の所定のチャネルに再格納されて出力される。
【0012】従って、送信入力信号213の各チャネル
には、高次群信号送受信回路151,351から出力さ
れた受信出力信号113,313の所定のチャネルデー
タが多重化されて格納されることになり、AIS信号を
示す受信出力信号113および一部のチャネルデータが
破壊された受信出力信号313も、チャネル毎に分割さ
れ送信出力回路213に格納されることになる。
【0013】送信出力信号213は、低次群信号送受信
回路451〜453において低次群デジタル信号である
送信出力信号412に変換される際に、チャネル毎にデ
ータエラーがチェックされる。特に、前述のような障害
が発生した場合、送信出力信号213のうち、高次群信
号送受信回路151の受信部障害によりAIS信号が格
納されているチャネル、および突発的な回線障害により
データが破壊されているチャネルは、ともにデータエラ
ーとして検出される。
【0014】低次群信号送受信回路451〜453で
は、チャネルデータの整合性のみに基づくエラー検出し
かできないため、これらのチャネルデータのエラー検出
に応じて、直ちにデータエラーが検出されたチャネル毎
の対局アラーム情報416が受信出力信号411に設定
されるとともに、これらのチャネルデータエラーを示す
アラーム情報415が、チャネル毎にアラーム制御回路
501に出力される。各アラーム情報115,415
は、アラーム制御回路501で解析され、エラー発生状
況としてCRT502に表示される。
【0015】ここで、高次群信号送受信回路151の受
信部で発生した障害については、高次群送受信回路15
1により、既にフレーム毎の対局アラーム情報116が
返送されており、低次群信号送受信回路451〜453
からのチャネル毎の対局アラーム情報416は重複した
ものとなり、対局においてアラーム対応処理を混乱させ
る原因となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような従
来のデジタル伝送多重化システムでは、アラーム制御回
路501において、各アラーム情報および時分割切換回
路251に格納されているクロスコネクトマップ情報に
基づき、既に対局アラーム情報が送出されているもの、
すなわち2次アラームとなるものを抽出し、CRT50
2に対して重複したエラー発生状況の表示を停止させる
とともに、低次群信号送受信回路451〜453に対し
て、これら2次アラーム情報の送出を抑止する制御信号
511を出力して、不要な対局アラーム情報416の送
出を抑止していた。
【0017】しかし、送信出力信号213のチャネルデ
ータエラー検出に基づく、対局アラーム情報416の返
送およびCRT502への異常発生表示は瞬時に行われ
るため、アラーム制御回路501による2次アラーム情
報送出抑止制御が間に合わず、対局アラーム情報および
異常発生表示が完全に抑止されず一時的に出力されてし
まい、アラーム対応処理を混乱させるという問題点があ
った。本発明はこのような課題を解決するためのもので
あり、不要なアラーム情報出力のみを適切にかつ迅速に
抑止できる2次アラーム出力制御方法を提供することを
目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による2次アラーム出力制御方法は、
高次群信号送受信回路により回線からの受信入力信号の
フレームエラーを検出した場合に、検出したエラーに対
するアラーム情報を出力するとともに、受信出力信号の
フレームエラー期間に同期してアラーム出力制御信号を
有効とし、時分割切換回路により受信出力信号をチャネ
ル単位で多重・分離処理することにより送信入力信号を
生成するとともに、アラーム制御信号をチャネル単位で
多重・分離処理することにより送信出力信号の各チャネ
ルに同期したアラーム出力制御信号を再構成し、低次群
信号送受信回路により送信入力信号のチャネルデータエ
ラーを検出した場合に、これに同期するアラーム出力制
御信号の有効に基づき、検出したエラーに対するアラー
ム情報送出を停止するようにしたものである。また、高
次群信号送受信回路は、受信入力信号を正常に受信でき
なかった場合は、対局アラーム情報を返送すると同時
に、無効フレームを示す信号が格納されたフレームと対
局アラーム情報返送済みを示すアラーム送出制御信号と
を出力し、突発的な回線障害により所定のチャネルのみ
が破壊された場合は、対局アラーム情報の返送をせず、
かつアラーム送出制御信号も出力せず、そのチャネルが
データエラーのままのフレームを出力し、これらのフレ
ームおよびアラーム送出制御信号は予め設定されている
クロスコネクト情報により、時分割切換回路でチャネル
単位でそれぞれ多重・分離処理されるものである。
【0019】
【作用】従って、高次群信号送受信回路によりフレーム
エラーが検出された場合には、このフレームに同期して
アラーム出力制御信号が有効となり、時分割切換回路に
より受信出力信号同様にチャネル単位で多重・分離処理
されて、送信入力信号と同期した新たなアラーム出力制
御信号が出力され、低次群信号送受信回路により送信入
力信号のチャネルデータエラーが検出された場合、この
アラーム出力制御信号の有効に基づきアラーム情報送出
が停止される。
【0020】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例であるデジタル伝送多重化
システムのブロック図である。なお、前述の説明(図
3)と同じまたは同等の部分および信号については、同
一の符号を付してある。
【0021】図1において、101,301は回線を介
して高次群デジタル信号を送受信する高次群信号送受信
回路である。また114,314は、受信出力信号11
3,313に同期して出力されるアラーム送出制御信号
であり、受信入力信号111,311のフレームにエラ
ーが検出された場合、例えば回線障害による受信入力信
号111,311の入力断や同期はずれが発生した場
合、あるいは高次群信号送受信回路101,301の受
信部に何らかの障害が発生し受信入力信号111,31
1を正常に受信できなかった場合に、それぞれ有効とな
る。
【0022】201は、時分割スイッチ202(以下、
TSWという)により高次群デジタル信号内のチャネル
データを多重・分離処理する時分割切換回路であり、内
部に格納されているクロスコネクトマップ情報に基づ
き、受信入力信号113,313および411の各チャ
ネルデータを、送信入力信号211,212,213の
所定のチャネルに再格納して出力するとともに、アラー
ム送出制御信号114,314についても同様に多重・
分離処理し、アラーム送出制御信号214を生成出力す
るものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による2次アラーム出力制御方法は、
高次群信号送受信回路は、回線から受信した高次群信号
の入力断や同期はずれなどのフレームエラーを検出した
場合には、フレーム信号を構成するすべてのチャネルに
フレーム信号の無効を示す所定のアラーム信号を格納し
このフレーム信号を受信信号としてを出力するととも
に、このフレーム信号に同期した期間だけ対局アラーム
情報の送出不要を示す所定のアラーム出力制御信号をフ
レーム信号と並行して出力するものである。
【0024】さらに、時分割切換回路は、高次群信号送
受信回路および低次群信号送受信回路からの受信信号の
各チャネルに格納されている信号をそれぞれタイムスロ
ット交換することにより任意にクロスコネクトし高次群
信号受信回路および低次群信号受信回路への送信信号と
して出力するとともに、高次群信号送受信回路からの受
信信号とともに出力されたアラーム出力制御信号を受信
信号の各チャネルと並行してタイムスロット交換するこ
とにより低次群信号送受信回路に出力される送信信号の
各チャネルに同期した新たなアラーム出力制御信号を生
成して低次群信号送受信回路に出力するものである。
【0025】さらにまた、低次群信号送受信回路は、送
信信号として入力されたフレーム信号を構成する各チャ
ネルのデータを検査し、伝送路上のバーストエラーなど
に起因して高次群信号内の任意のチャネルに発生したチ
ャネルデータエラーまたは高次群信号送受信回路にてフ
レームエラー検出に応じて任意のチャネルに格納された
アラーム信号により、所定チャネルのデータの整合性が
確認されなかった場合には、送信信号と並行して入力さ
れたアラーム出力制御信号のうち整合性が確認されなか
ったチャネルに同期する期間のアラーム出力制御信号を
参照し、このアラーム出力制御信号が対局アラーム情報
の送出不要を示さない場合には、1次的要因となるチャ
ネルデータエラーが発生したと判断して、チャネルに対
応する所定の対局へチャネルデータエラー発生を通知す
るための所定の対局アラーム情報を送信し、アラーム出
力制御信号が対局アラーム情報の送出不要を示す場合に
は、チャネルにチャネルデータエラーではなく2次的要
因となるフレームエラーが発生したと判断して対局アラ
ーム情報の送信を抑止するようにしたものである。
【0026】今、高次群信号送受信回路101の受信部
において障害が発生し、受信入力信号111を正常に受
信できなかった場合、前述と同様に高次群信号送受信回
路101から対局アラーム情報116が返送される。こ
れと同時に、無効フレームを示すAIS信号が格納され
たフレーム117と、2次アラームの抑制すなわち対局
アラーム情報116送出済みを示すアラーム送出制御信
号118が出力される。
【0027】一方、突発的な回線障害によりチャネル3
3,34のみが破壊された受信入力信号311は、高次
群信号送受信回路301で受信され、フレームエラーチ
ェックが行われる。この場合、チャネルデータエラーで
あってフレームエラーとはならないため、対局アラーム
情報は送出されず、アラーム送出制御信号も出力される
ことなく、チャネル33,34がデータエラーのままフ
レーム317が出力される。
【0028】これらのフレーム117,317およびア
ラーム送出制御信号118,318は、予め設定されて
いるクロスコネクト情報に基づき、時分割切換回路20
1により、チャネル単位でそれぞれフレーム217およ
びアラーム送出制御信号218に多重・分離処理され
る。
【0029】従って、フレーム217のチャネル11,
12およびチャネル15,16には、AIS信号により
データビットが全て「1」となったチャネルデータが格
納され、チャネル13,14には、突発的回線障害によ
り破壊されたチャネルデータが格納されるとともに、チ
ャネル11,12および15,16に同期した期間のみ
が有効を示すアラーム送出制御信号218が生成され
る。
【0030】フレーム217およびアラーム送出制御信
号218は、低次群信号送受信回路401〜403に入
力され、各チャネル毎のチャネルデータがチェックされ
る。この場合、チャネル11から16まで全てにわたっ
てチャネルデータエラーが検出されるが、アラーム送出
制御信号214によりチャネル11,12,15,16
に対してアラーム出力が抑止されるため、アラーム制御
回路501へのアラーム情報415、および受信出力信
号411に設定される対局アラーム情報416は、チャ
ネル13,14に対応するもののみとなる。
【0031】従って、CRT502には、高次群信号送
受信回路101からのアラーム情報115と低次群信号
送受信回路401〜403からのアラーム情報415に
基づき、受信入力信号111におけるフレーム117の
フレームエラー、および受信入力信号311におけるフ
レーム317のチャネル33,34のチャネルデータエ
ラーのみが表示される。
【0032】一方、高次群信号送受信回路101側の対
局に対しては、フレーム対応の対局アラーム情報116
のみが、また高次群信号送受信回路310側の対局に対
しては、チャネル対応の対局アラーム情報416のみ
が、それぞれ返送される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、受信入
力信号においてフレームエラーを検出した場合には、そ
のフレームと同期してアラーム出力制御信号を送出し、
これを各チャネルデータと同様に多重・分離処理し、こ
れに基づきアラーム情報の送出を制御するようにしたの
で、アラーム情報送出が不要な場合にのみ、エラー検出
に遅れることなくアラーム情報の送出が迅速に抑止され
る。
【0034】従って、高速デジタル回線間でチャネルデ
ータの多重・分離処理を行うデジタル伝送多重化システ
ムにおける2次アラーム出力制御方法において、複数の
突発的な障害が発生した場合でも、アラーム出力の要否
を即座に判断でき、アラーム対応処理の妨げとなる重複
したアラーム情報の送出を的確に抑制できるという格別
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデジタル伝送多重化シ
ステムのブロック図である。
【図2】各高次群デジタル信号のフレームとアラーム送
出制御信号との関係を示すタイミングチャートである。
【図3】従来のデジタル伝送多重化システムのブロック
図である。
【符号の説明】
101,301 高次群信号送受信回路 111,311 受信入力信号 113,313 受信出力信号 114,214,314 アラーム送出制御信号 116 416 対局アラーム情報 117,217,317 フレーム 118,218,318 アラーム送出制御信号 201 時分割切換回路 202 時分割スイッチ(TSW) 213 送信入力信号 401〜403 低次群信号送受信回路 501 アラーム制御回路 502 CRT

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高次群信号を回線に送信する高次群信号
    送受信回路と、 低速の低次群デジタル信号を回線から受信しこれら信号
    所定フレーム信号の各チャネルに格納して受信信号と
    して出力するとともに、送信信号として入力された所定
    フレーム信号の各チャネルに格納されている信号を低次
    群デジタル信号として回線に送信する低次群信号送受信
    回路と、 高次群信号送受信回路および低次群信号送受信回路から
    の受信信号の各チャネルに格納されている信号をタイム
    スロット交換することにより任意にクロスコネクトし高
    次群信号受信回路および低次群信号受信回路への送信信
    号として出力する時分割切換回路とを有し、 高次群デジタル信号および低次群デジタル信号に格納さ
    れている任意の信号を相互に交換接続するアッド・ドロ
    ップデジタル多重・分離装置において、 高次群信号送受信回路は、回線から受信した高次群信号
    入力断や同期はずれなどのフレームエラーを検出した
    場合には、フレーム信号を構成するすべてのチャネルに
    フレーム信号の無効を示す所定のアラーム信号を格納し
    このフレーム信号を受信信号としてを出力するととも
    に、このフレーム信号に同期した期間だけ対局アラーム
    情報の送出不要を示す所定のアラーム出力制御信号を前
    記フレーム信号と並行して出力し、 時分割切換回路は、高次群信号送受信回路および低次群
    信号送受信回路からの受信信号の各チャネルに格納され
    ている信号をそれぞれタイムスロット交換することによ
    り任意にクロスコネクトし高次群信号受信回路および低
    次群信号受信回路への送信信号として出力するととも
    に、高次群信号送受信回路からの受信信号とともに出力
    されたアラーム出力制御信号を前記受信信号の各チャネ
    ルと並行してタイムスロット交換することにより低次群
    信号送受信回路に出力される送信信号の各チャネルに同
    期した新たなアラーム出力制御信号を生成して低次群信
    号送受信回路に出力し、 低次群信号送受信回路は、送信信号として入力されたフ
    レーム信号を構成する各チャネルのデータを検査し、伝
    送路上のバーストエラーなどに起因して高次群信号内の
    任意のチャネルに発生したチャネルデータエラーまたは
    高次群信号送受信回路にてフレームエラー検出に応じて
    任意のチャネルに格納されたアラーム信号により、所定
    チャネルのデータの整合性が確認されなかった場合に
    は、前記送信信号と並行して入力されたアラーム出力制
    御信号のうち整合性が確認されなかった前記チャネルに
    同期する期間のアラーム出力制御信号を参照し、このア
    ラーム出力制御信号が対局アラーム情報の送出不要を示
    さない場合には、1次的要因となるチャネルデータエラ
    ーが発生したと判断して、前記チャネルに対応する所定
    の対局へチャネルデータエラー発生を通知するための所
    定の対局アラーム情報を送信し、前記アラーム出力制御
    信号が対局アラーム情報の送出不要を示す場合には、前
    記チャネルにチャネルデータエラーではなく2次的要因
    となるフレームエラーが発生したと判断して前記対局ア
    ラーム情報の送信を抑止するようにしたことを特徴とす
    る2次アラーム出力制御方法。
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