JP2821118B2 - フイルタ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフィルタ装置に関し，特に流体導管内に永久
的に取付けたヘッド部材に挿入取外可能の使い捨てフィ
ルタカートリッジを有するフィルタ組立体に関する。 発明の概要 本発明の目的は、水処理装置において便利で経済的な
フィルタ組立体を提供し，使い捨てフィルタカートリッ
ジを容易に配管内に取付けることができ不便な別の工具
を必要としない。 本発明の他の目的はフィルタ組立体を提供し，内臓し
た使い捨てフィルタカートリッジを含み，配管圧力がフ
ィルタユニットを外すことのない構造と配置とするにあ
る。 実施例 本発明を例示とした実施例並びに図面について説明す
る。 図において同じ符号は同様の部分を示し，第１図に示
すフィルタ組立体10は、ヘッド部材とフィルタカートリ
ッジを支持するブラケット部材12と，ブラケット部材に
固着したヘッド部材14と，ヘッド部材内に挿入支持され
たフィルタカートリッジ16とを含む。 ブラケット部材12はほぼ横方向に延長する板状部20と
ほぼ垂直に延長する一体部22とを有し，所要の固定装置
によって支持構造に取外し可能に取付ける。 横延長部20に円形開口24を形成し，フィルタカートリ
ッジの端部を受ける。 ヘッド部材14は好適な例で成形合成樹脂製とし円筒形
カップ状構造とし,2個の対向するフランジ26aと図示し
ていないフランジ26bによってブラケット部材12に固着
する。第1,2図に示す例ではヘッド部材14を上向き開口
に設け，フィルタカートリッジ下向きにをブラケット部
材の開口24を経てヘッド部材14内に挿入する。第4,5,6
図の例では，フィルタカートリッジを直立位置に支持す
る。 ヘッド部材14に開口28を形成してフィルタカートリッ
ジ16の下端を挿入する。２個のポート30,32を一方を入
口，他方を出口としてヘッド部材の円筒壁34に形成す
る。第１図では入口ポート30,出口ポート32としたが、
第２図に示す圧力容器内のフィルタの構成では後述する
ように逆になる。フィルタ組立体の使用に際して水を供
給する導管と濾過した水の導管とにポート30,32を接続
する。 第１図に示す通り，ヘッド部材の下端に開口軸線から
オフセットして軸線方向に延長する管状アライメント突
出部36を形成し，フィルタカートリッジの閉鎖部材の適
合孔に挿入する。管状アライメン突出部の端部に通気孔
38を形成しフィルタカートリッジの交換の際等に開口28
内に封鎖された空気を排出する。 第3A図に示す通り，ヘッド部材の端壁に一体の突出部
36を形成せずにヘッド部材の端壁に形成した孔にピン36
aを挿入する。ピンには例えば通気孔38aを形成して孔60
に挿入する。 第１図に示すフィルタカートリッジ16は圧力容器40,
閉鎖部材42,フィルタ媒体46を有する。フィルタカート
リッジは一体の使い捨てユニットとし，特別の工具を使
用せずにヘッド部材46に取付取外容易とする。 圧力容器40は金属又は合成樹脂製とし，上端を第1,2
図に示す通りに閉鎖し，閉鎖部材42を圧力容器の開口端
内に永久的に封鎖嵌入する。 第1,2,3図に示す閉鎖部材42は好適な例で合成樹脂製
とし、圧力容器の開口端内に固着する環状ベース部48を
有し，封鎖部材49によって開口端に封鎖嵌合とする。封
鎖部材に延長したほぼ円筒部50をベース部と一体に形成
する。組立に際し円筒部50はヘッド部材14に挿入する。 ２本のほぼ軸線方向に延長する流体入口出口通路52,5
4を閉鎖部材の円筒部材50内に形成し，第１図に示す例
では入口通路52,出口回路54として示す。円筒部50の円
筒側壁に流体ポート56を形成し通路52に連通させる。他
の流体ポート58を円筒部50の円筒側壁に形成し流体ポー
ト54に連通させる。第１図に示す組立体では，流体ポー
ト56はヘッド部材14に形成した入口ポート30に連通し，
流体ポート58はヘッド部材14に形成した出口ポート32に
連通する。閉鎖部材42の下端に孔60を形成して前述の通
りヘッド部材14のアライメント突出部36を係合させて組
立体のアライメントとし，閉鎖部材42の入口出口ポート
56、58をヘッド部材14の入口出口ポート30,32に一致さ
せる。アライメント突出部材36の通気孔38はヘッド部材
内の流体を排出するのに有効である。 閉鎖部材の円筒部50の外側円筒面に０リングシール6
2,64,66を配置する。閉鎖部材上の０リングシール64の
位置は入口ポート30に入る流体が出口ポート32を出る流
体から封鎖される。０リングシール66は入口流体が通気
孔38から流出するのを防ぐ。０リングシール62は濾過し
た流体が外部に流出するのを防ぐ。 図示の構造では，閉鎖部材42の円筒部外面の流体圧力
は入口出口共に０リングシール間では半径方向に作用す
る。このため，ピストンのように閉鎖部材42をヘッド部
材14から押し出す傾向を生ずることはない。 第１図に示すフィルタカートリッジ16は入口管68を有
し所要の方法で閉鎖部材の入口通路52に連通させる。入
口管68は圧力容器40の頂部付近まで延長し，上端に管状
スクリーン濾過器70を取付ける。この例では，圧力容器
内に全圧力容器に充満するフィルタ媒体46を収容する。
好適な例でフィルタ媒体は粒状活性炭素とする。入口30
に入る流入流体は入口管68,スクリーン濾過器70,フィル
タ媒体46を経て圧力容器を出て出口通路54から流体出口
58を出る。 一本の使い捨てフィルタユニットの取付取外は容易で
ありスパナ等の別の工具は不必要である。この倒立状態
では重力の作用によりフィルタカートリッジはヘッド部
材14内に効果的に保持され、カートリッジをヘッド部材
内へ安全に保持する。ヘッド部材と閉鎖部材との共働す
るアライメント装置，即ちアライメントピン36と対応す
る孔60とはヘッド部材と閉鎖部材との入口出口ポートを
容易に確実に一致させる。 第２図に示す実施例は第１図と異なり，圧力容器内に
異なるフィルタ装置を使用する。このフィルタ装置の差
のためヘッド部材と閉鎖部材とを通る液流の方向を反転
する必要がある。第２図では円筒形フィルタユニット74
を使用する。ユニットの中央通路76を上端で閉鎖する。
通路76は閉鎖部材42の通路52に一致する。ユニット74は
ストリング巻きフィルタ又は紡糸接着ユニット等とす
る。この例では流入水はポート32から入り，矢印の通り
通路54,圧力容器40を経てフィルタユニット74を半径方
向内方に流れ，中央通路76,通路52を経て出口ポート30
から出る。 第4,5,6図の実施例に示すフィルタ組立体はフィルタ
カートリッジが上向きに懸吊位置であり，第1,2図の例
とは反対である。第4,5,6図の例では圧力容器の開口端
に封鎖嵌合する閉鎖部材は第1,2,3図に示す閉鎖部材42
と同様である。しかし第4,5,6図のフィルタカートリッ
ジは懸吊位置であるため，固着装置を設けてフィルタカ
ートリッジが重力でヘッド部材内の位置から外れるのを
防ぐ。この固着装置は閉鎖部材に形成したバヨネットラ
グを含み，組立に際してヘッド部材とブラケット部材に
共働してフィルタカートリッジを保持し，重力によって
外れるのを防ぐ。ヘッド部材は第1,2図とは反対にブラ
ケット部材に倒立位置に取付ける。 第４図に示すフィルタ組立体110はブラケット部材112
を設けてヘッド部材とフィルタカートリッジを支持し，
ヘッド部材114はブラケット部材112に固着し，フィルタ
カートリッジ116はヘッド部材内に挿入，支持される。 ブラケット部材112はほぼ横方向に延長する板状部120
とほぼ垂直の一体の垂直延長部122とを有し，所要の固
定装置によって支持構造に取外し可能に取付ける。横延
長部120に円形開口124を形成しフィルタカートリッジの
上端を受ける。２個の対向配置のバヨネット開口125a,1
25b（第９図）を開口124に連結する。開口125aの巾Ａは
開口125bの巾Ｂより狭くし，理由は後述する。 ヘッド部材114は第1,2図のヘッド部材14とほぼ同様で
あるが次の差がある。即ち開口128の下端が大きな開口1
29を形成し、後述するようにヘッド部材114内に閉鎖部
材142を軸線方向に位置付けるようにフィルタカートリ
ッジ116の閉鎖部材のバヨネットラグ161a,161bと係合し
ているとである。 更に，第1,2図の例と異なり，ヘッド部材114の上端壁
133（第６図）にはアライメントピン装置が設けられて
おらず、フィルタカートリッジの閉鎖部材に形成した出
入口ポートとヘッド部材に形成した出入口ポートとのア
ライメントは別の手段によって達成されている。通気孔
138をヘッド部材114の上端壁133に形成し，フィルタカ
ートリッジがヘッド部材に挿入される時にヘッド部材か
ら空気とか水分とが排出されるようになっている。 第４図のフィルタカートリッジ116は圧力容器40,閉鎖
部材142,フィルタ隔壁143,第１図に示すフィルタ媒体と
同様のフィルタ媒体46を有する。フィルタカートリッジ
116は第1,2図のフィルタカートリッジ16と同様に一本の
使い捨てユニットを形成し、特別の工具を使用せずに、
ヘッド部材114に容易に挿入され、かつ手で容易に取外
され得る。第5,6図のフィルタカートリッジについても
同様である。第4,5,6図の圧力容器は第1,2図の圧力容器
と同様である。閉鎖部材142は第1,2,3図の閉鎖部材42と
は次の点で異なる。円筒部150の外面に２個の対向して
延長するバヨネットラグ161a,161b（第７図、第８図）
を形成する。ラグはフィルタカートリッジをヘッド部材
内に支持する。フィルタカートリッジがヘッド部材内に
挿入された時に，閉鎖部材の円筒部150とバヨネットラ
グとはブラケット部材112の開口124と対向配置のバヨネ
ット開口125a,125bを通る必要がある。前述した通りバ
ヨネット開口125a,125bは異なる寸法であり一方が他方
より狭い。同様にして，バヨネットラグも異なる寸法で
あり，一方が他方より狭い。このため，フィルタカート
リッジはヘッド部材に１個の位置だけ挿入でき，ヘッド
部材と閉鎖部材の出入口ポートの正しいアライメントと
なる。ヘッド部材の下端の中くり孔129は所定の深さ
（バヨネットラグの厚さにほぼ等しい）とし、ブラケッ
ト部材と共働してヘッド部材114内の閉塞部材142の軸線
位置を定める。 ０リングシール62,64,66を第4,5,6図に示す通り閉鎖
部材142の円筒面に取付け，第1,2図の例と同様に出入ポ
ートに関して同じ相対位置となるようにする。 フィルタカートリッジ116はヘッド部材に挿入した後
に1/4回転し，バヨネットラグ161a,161bの−側を第10図
に示す通りヘッド部材に形成した止め部163a,163bに接
触させる。この位置にフィルタカートリッジを回転すれ
ば閉鎖部材の側壁の出入ポートはヘッド部材の出入ポー
トに一致する。バヨネットラグはブラケット部材112と
孔129の底面との間に固着される。かくして，バヨネッ
トラグは止め装置と共働して流体ポートを一致させ，更
に，閉鎖部材をヘッド部材内に軸線方向に動かない位置
ぎめとしフィルタカートリッジが重力によって外れるの
を防ぐ。 第４図に示す実施例は管状スクリーン濾過器178が入
口通路54と共働し，濾過器178の上端を所要の既知の手
段によって閉鎖部材に取付ける。 フィルタカートリッジに使用するフィルタ装置は織っ
た材料製のフィルタ隔壁143を含む。これは圧力容器の
底部付近に配置し管180を介して出口通路52に取付け
る，管180は閉鎖部材に取付けて出口通路52の一部を形
成する。フィルタ装置のフィルタ媒体46は圧力容器全部
に充満する。フィルタ媒体は好適な例で粒状活性炭素と
する。かくして，流体が入口32に入り，入口通路54を経
てフィルタ媒体46を通り，コレクタ即ちフィルタ隔壁14
3から管180に入り，出口通路52,出口ポート30から出
る。 使い捨てフィルタカートリッジの装置へ取付取外は簡
単である。流入流体は通常は水であり，圧力下で供給さ
れるため，図示しない閉止弁を入口ポートの上流の流入
配管に介挿する。この弁はフィルタカートリッジの取付
取外の間は閉止される。閉止弁を閉鎖し，フィルタカー
トリッジをヘッド部材に挿入するには、バヨネットラグ
161a,161bを対応寸法のバヨネット開口125a,125bに一致
させる。所定の一致なった時にフィルタカートリッジを
ヘッド部材に挿入し，バヨネットラグを肩部182に接触
させ、次に1/4回転させてバヨネットラグを止め部163a,
163bに接触させる。閉止弁を開けば装置は作動する。 第5,6図に示す実施例は第４図とほぼ同様であり，使
用するフィルタ装置のみが異なる。第５図の例では折畳
んだフィルタ隔壁184を示す。粉末フィルタ媒体185が圧
力容器40の少なくとも一部に充填する。フィルタ媒体は
例えば細粉の炭素又は他の周知の粉末フィルタ媒体とす
る。隔壁184は通路54に連結した隔壁支持管186に連結支
持される。管186は隔壁支持と主に隔壁184からの出口管
となり，隔壁からの濾過された流体を支持管186の入口1
88から通路54に送る。この実施例ではヘッド部材と閉鎖
部材との出入口通路は第４図の例とは反対である。入口
管190は閉鎖部材の通路52に連結し，フィルタ組隔壁184
内を圧力容器底部まで延長する。逆支弁192をフラッパ
ー型等とし入口管190の下端に連結する。かくして，入
口流体は管190内を下方に流れ，逆止弁192,粉末フィル
タ媒体185,フィルタ隔壁18,支持管186を経て通路54から
出力ポート32に流れる。 第６図に示す実施例のフィルタ装置は第２図の例と同
じ形式である。第６図の実施例は第２図の実施例とほぼ
同様であるが，反対向きであり第4,5図と同様のバヨネ
ットラグを必要とする。流入流体はポート32に入り，通
路54を通って圧力容器内を下り，矢印に示す通り半径方
向内方にフィルタユニット74を通り，通路76に入り，通
路52を経て出口ポート30から出る。 本発明を数種の実施例について説明したが，実施例並
びに図面は例示であり，各種の変形が可能であって発明
を限定するものではない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明によるフィルタ組立体の縦断面図，第２
図は本発明の他の実施例によってフィルタカートリッジ
内に他のフィルタ装置を使用した断面図，第３図は第1,
2図の圧力容器の開口に嵌合する閉鎖部材の断面図，第3
A図は第1,2図のヘッド部材の通気孔の他の実施例の部分
断面図，第４図は本発明のフィルタ組立体のフィルタカ
ートリッジを第1,2図の倒立位置と異なり懸吊位置とし
た断面図，第５図は本発明によるフィルタ組立体の第４
図と同様であるがフィルタカートリッジ内に異なるフィ
ルタ装置を使用した断面図，第5A図は第５図の5A−5A線
に沿う断面図，第６図は本発明のフィルタ組立体の第４
図と同様であるが第２図と同様のフィルタ装置を使用し
た断面図，第７図は第4,5,6図に示す圧力容器の開口に
嵌合する閉鎖部材の断面図，第８図は第６図のフィルタ
組立体の平面図、第９図は第８図のブラケット部材の平
面図，第10図は第４図の10−10線に沿うヘッド部材の底
面図である。 10,110……フィルタ組立体 12,112……ブラケット部材、14,114……ヘッド部材 16,116……フィルタカートリッジ、30,32……ポート 36……アライメント突出部、40……圧力容器 42,142……閉鎖部材、46……フィルタ媒体 52,54……流体通路、56,58……ポート 60……アライメント孔 62,64,66……０リングシール 74……フィルタユニット 125a,125b……バヨネット開口 161a,161b……バヨネットラグ、163a,163b……止め

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−144717（ＪＰ，Ａ) 欧州公開231862（ＥＰ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B01D 27/08 B01D 24/10 B01D 29/11

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．フィルタ組立体10、110であって、 Ａ）支持構造体に支持されるブラケット部材12、112
   と、 Ｂ）該ブラケット部材に取り付けられ、フィルタカート
   リッジ16、116を受入れているヘッド部材14、114であっ
   て、環状の凹みが形成されている円筒形のカップ状構造
   体をなし、該円筒形の壁34に入口ポート30（32）及び出
   口ポート32（30）を有し、かつ内側にフィルタカートリ
   ッジ16、116が固着されているヘッド部材14、114と、 Ｃ）前記フィルタカートリッジ16、116と、 を備えて成り、 該フィルタカートリッジ16、116が、 （１）一端閉鎖の圧力容器40と、 （２）該圧力容器40の開口端に封止配置された閉鎖部材
   42と、 （３）該圧力容器40内において該圧力容器の入口と出口
   との間に配置されているフィルタ手段46と、 を有しており、 前記圧力容器の開口端に封止配置された閉塞部材42が、 （ａ）該圧力容器40の開口端に嵌合されそこに固着され
   ている環状ベース部48、148と、 （ｂ）該環状ベース部48、148と一体的に形成され、前
   記ヘッド部材内に封止係合状態にて挿入されている延長
   円筒部50、150と、 （ｃ）該延長円筒部50、150内に形成されている一体の
   軸線方向に伸長している入口通路52、152（54、154）及
   び出口通路54、154（52、152）と、を有しており、 （ｉ）該通路の一つが該円筒部50、150の円筒壁内の第
   １の連通ポート56に形成されており、 （ii）該通路の他方が該円筒部50、150の円筒壁内の第
   ２の連通ポート58に形成されており、 （iii）該第１及び第２の連通ポート56、58が前記ヘッ
   ド部材14の入口ポート30（32）及び出口ポート32（30）
   に流体連通しており、 （ｄ）前記閉鎖部材42の円筒壁50に配置されている第
   １、第２、第３のシール部材62、64、66であって、第１
   のシール部材64が、第１の連通ポート56と第２の連通ポ
   ート58とから軸線方向に離れかつそれらの連通ポートの
   間に配置され、第２及び第３のシール部材62、66が、該
   第１シール部材64の軸線方向両側に離れて配置され、閉
   塞部材42が共働するようになっているヘッド部材へ該閉
   鎖部材42が差し込まれたときに内部圧力を周囲大気から
   シールしている、第１、第２、第３のシール部材と、 を含んでいることを特徴とするフィルタ組立体。 ２．前記閉鎖部材42の円筒壁50、150に３個のＯリング
   シール62、64、66を取り付け、閉鎖部材42をヘッド部材
   14、114内に挿入したときに、入口ポート30（32）とそ
   の入口通路52とを、出口ポート32（30）とその出口通路
   54とから分離し、更に内部圧力を周囲外気からシールし
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   フィルタ組立体。 ３．前記ヘッド部材14、114に形成された通気手段38、1
   38を有していることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   に記載のフィルタ組立体。 ４．ヘッド部材14、114と閉塞部材42との入口ポート及
   び出口ポートを適切に整合させるため前記ヘッド部材1
   4、114と閉塞部材42、142とに共働アライメント手段を
   備えていることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記
   載のフィルタ組立体。 ５．前記アライメント手段が、ヘッド部材14及び閉鎖部
   材42と共働する共働ピン36a及び凹部手段60から成るこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のフィルタ
   組立体。 ６．前記アライメント手段が、閉塞部材42の外方端にあ
   る凹部60と、ヘッド部材14と共働する共働ピン36aと、
   から成ることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載
   のフィルタ組立体。 ７．前記共働ピン手段36a内に通気手段38aが形成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第６項に記載のフ
   ィルタ組立体。 ８．前記ヘッド部材14が、開口端を上向きの位置とし、
   フィルターカートリッジ16が重力によってヘッド部材14
   内に支持されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項に記載のフィルタ組立体。 ９．前記閉鎖部材42の円筒壁に第１、第２、第３のＯリ
   ングシール62、64、66を取り付け、第１及び第３のＯリ
   ングシール62、66が、内部圧力をフィルタ組立体が取り
   付けられている装置内の周囲大気からシールし、第２の
   Ｏリングシール64が第１及び第３のＯリングシールの間
   に配置され、入口ポートとその入口通路とを、出口ポー
   トとその出口通路とから分離していることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のフィルタ組立体。 １０．前記フィルタ手段46が圧力容器40内に配置された
   フィルタ隔壁143を有し、該フィルタ隔壁が閉鎖部材42
   内の出口通路52に連通し、更に圧力容器40内にフィルタ
   隔壁143を囲んでフィルタ媒体46を設けていることを特
   徴とする特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のフィ
   ルタ組立体。 １１．前記フィルタ媒体46を微粉の材料とすることを特
   徴とする特許請求の範囲第10項に記載のフィルタ組立
   体。 １２．前記フィルタ媒体46を２種以上の粉末材料の混合
   物とし、少なくとも１種の材料を粉末活性炭素とするこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載のフィルタ
   組立体。 １３．前記フィルタ手段46が、圧力容器40内に配置され
   た円筒フィルタカートリッジ74を含み、該カートリッジ
   閉鎖部材42内の出口通路に接続されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載のフィルタ組立体。 １４．前記ブラケット部材112内に形成され前記フィル
   タカートリッジ116の閉鎖部材142を受け入れている環状
   開口手段124を含み、該開口手段が一対の対向配置のバ
   ヨネット開口125a、125bを形成し、該閉鎖部材の外面に
   一対の半径方向に延長するバヨネットロックラグ161a、
   161bを形成し、フィルタカートリッジ116をヘッド部材1
   14に取付け又はそこから取外す時に該ラグがブラケット
   部材112のバヨネット開口124に整合し、組立体内のバヨ
   ネットロックラグがブラケット部材と共働してフィルタ
   カートリッジを組立体内に固着し組立体から外れるのを
   防止することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   のフィルタ組立体。 １５．フィルタ組立体10、110において、 Ａ）流体導管内に配置されフィルタカートリッジ16、11
   6を挿入するヘッド部材14、114であって、環状の凹みを
   形成し壁部に該凹みに連通する入口ポート30（32）及び
   出口ポート32（30）を形成しているカップ状構造体を有
   しているヘッド部材14、114と、 Ｂ）該フィルタカートリッジ16、116と、 を備えて成り、 該フィルタカートリッジ16、116が； （１）一端閉鎖の圧力容器40と、 （２）該圧力容器40の開口端に封鎖取付けされている閉
   鎖部材42、142と、 （３）該圧力容器40の入口と出口との間にて当該圧力容
   器内に取付けられているフィルタ装置16と、 を有しており、 該閉鎖部材42、142が、 （ａ）該圧力容器の開口端に嵌合固着した環状ベース部
   48、148と、 （ｂ）該ベース部に一体に形成され該ヘッド部材内に封
   鎖係合状態にて挿入されている延長円筒部50、150と、 （ｃ）該延長円筒部内に形成した一対の軸線方向に延長
   している入口通路及び出口通路52、152、54、154であっ
   て、 （ｉ）一方の該通路が該円筒部の円筒壁の第１の連通ポ
   ート56に連通され、 （ii）他方の該通路は該円筒部の円筒壁の第２の連通ポ
   ート58に連通され、 （iii）該第１及び第２の連通ポートが該ヘッド部材の
   入口ポート及び出口ポートに流体連通され、 ている一対の軸線方向に延長する入口通路及び出口通路
   と、 （ｄ）該ヘッド部材と該閉鎖部材とに設けられヘッド部
   材の入口ポート及び出口ポートと前記閉鎖部材の対応す
   るポートとを整合させる共働アライメント手段と、 （ｅ）前記閉鎖部材の円筒壁に設けられている第１、第
   ２、第３のＯリングシール62、64、66であって、第１及
   び第３のＯリングシール62、66がフィルタ組立体を取り
   付ける装置内の周囲外気から内圧を封鎖し、第２のＯリ
   ングシール64が第１及び第３のＯリングシールの間に配
   置され、入口ポートとその入口通路を出口ポートとその
   出口通路から分離させている第１、第２、第３のＯリン
   グシール62、64、66と、 を設けたことを特徴とするフィルタ組立体。 １６．前記アライメント手段が、ヘッド部材14、114と
   閉塞部材42、142とに関連された共働ピン36aと凹部手段
   60から構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第15項に記載のフィルタ組立体。 １７．前記アライメント手段が、閉鎖部材42の外方端に
   ある凹部60と、ヘッド部材14に組合わせた共働ピン36a
   と、によって構成されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第15項に記載のフィルタ組立体。 １８．前記共働アライメント手段が、該ヘッド手段114
   に形成した円周方向に離間した止め手段163a、163bと、
   該閉鎖部材142に形成しフィルタ組立体内で該円周方向
   に離間した止め手段と共働する半径方向に延長するラグ
   手段161a、161bと、含んでいることを特徴とする特許請
   求の範囲第15項に記載のフィルタ組立体。 １９．前記ヘッド部材114に形成された通気装置138を有
   していることを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載
   のフィルタ組立体。 ２０．前記フィルタ装置が圧力容器40の大部分に充填さ
   れたフィルタ媒体46を含むことを特徴とする特許請求の
   範囲第15項に記載のフィルタ組立体。 ２１．前記フィルタ媒体46を粒状活性炭素とすることを
   特徴とする特許請求の範囲第20項に記載のフィルタ組立
   体。 ２２．前記フィルタ媒体46を微粉材料とすることを特徴
   とする特許請求の範囲第20項に記載のフィルタ組立体。 ２３．前記フィルタ媒体46を２種以上の粉末材料の混合
   物とし、少なくとも１種の材料を粉末活性炭素とするこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第20項に記載のフィルタ
   組立体。 ２４．前記フィルタ手段が、圧力容器内に取付けたフィ
   ルタ隔壁143を含み、該フィルタ隔壁は閉鎖部材42内の
   出口通路52に連通され、更に圧力容器40に配置されかつ
   フィルタ隔壁143を囲んでフィルタ媒体46を設けている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載のフィル
   タ組立体。 ２５．前記フィルタ手段が、圧力容器内に取付けられた
   円筒形のフィルタカートリッジ74であって、閉鎖部材の
   出口通路に連通された円筒形フィルタカートリッジを有
   していることを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載
   のフィルタ組立体。 ２６．フィルタカートリッジ16、116であって、 内部にフィルタ手段46を有している一端閉鎖の圧力容器
   40と、 該圧力容器の開口端に封止装置された閉鎖部材42と、 から成り、 該閉鎖部材が、 （ａ）該圧力容器40の開口端に固着されている環状ベー
   ス部48、148と、 （ｂ）該環状ベース部と一体的に形成され、衝合するヘ
   ッド部材内に封止係合状態にて挿入される延長円筒部5
   0、150と、 （ｃ）該延長円筒部内に形成されている一対の軸線方向
   に伸長している入口通路及び出口通路52、152、54、154
   と、を有しており、 （ｉ）該通路の一つが該円筒部の円筒壁内の第１の連通
   ポートに形成されており、 （ii）該通路の他方が該円筒部の円筒壁内の第２の連通
   ポートに形成されており、 （iii）該第１及び第２の連通ポートが前記ヘッド部材
   の入口ポート及び出口ポートに連通しており、該閉鎖部
   材が前記ヘッド部材と共働している、 前記一対の軸線方向に伸長している入口通路および出口
   通路と、 （ｄ）前記閉鎖部材42の円筒壁に配置されている第１、
   第２、第３のシール部材62、64、66であって、第１のシ
   ール部材64が、第１の連通ポートと第２の連通ポートと
   から軸線方向に離れかつそれらの連通ポートの間に配置
   され、第２及び第３のシール部材62、66が、該第１シー
   ル部材の軸線方向両側に離れて配置され、閉鎖部材が共
   働するようになっているヘッド部材へ該閉鎖部材が差し
   込まれたときに内部圧力を周囲大気からシールしてい
   る、第１、第２、第３のシール部材62、64、66と、 から成るフィルタカートリッジ。 ２７．第１、第２及び第３のシール部材がＯリングシー
   ルであることを特徴とする特許請求の範囲第26項に記載
   のフィルタカートリッジ。 ２８．フィルタ組立体の一部として用いられる該カート
   リッジ116を該フィルタ組立体へ固着するため該カート
   リッジの外周部分に配置された半径方向に伸長している
   突出手段を有していることを特徴とする特許請求の範囲
   第26項に記載のフィルタカートリッジ。 ２９．フィルタ組立体の一部として用いられるフィルタ
   カートリッジを該フィルタ組立体へ固着するため該閉鎖
   部材の外面に形成された一対の半径方向に伸長するバヨ
   ネットロックラグ161a、161bを有していることを特徴と
   する特許請求の範囲第26項に記載のフィルタカートリッ
   ジ。 ３０．前記バヨネットラグが異なる寸法を有しており、
   これにより、前記カートリッジが共働しているヘッド部
   材へ該カートリッジの適切な位置付けを制御するため前
   記バヨネットラグが有効に作用していることを特徴とす
   る特許請求の範囲第29項に記載のフィルタカートリッ
   ジ。 ３１．ヘッド部材の整合手段と共働するため前記閉鎖部
   材に設けてある整合手段であって、フィルタカートリッ
   ジが、閉鎖部材の入口ポート及び出口ポートと、ヘッド
   部材の対応するポートと、を整合せしめていることを特
   徴とする特許請求の範囲第26項に記載のフィルタカート
   リッジ。 ３２．前記圧力容器に対する入口と該圧力容器からの出
   口との間において前記圧力容器内へ配置されているフィ
   ルタ手段を含み、該フィルタ手段が、 （ａ）圧力容器内に取付けられ、該圧力容器の出力通路
   に連結されているフィルタ隔壁と、 （ｂ）該圧力容器内に配置されかつ前記フィルタ隔壁を
   取り囲んでいるフィルタ媒体と、 を含んでいることを特徴とする特許請求の範囲第26項に
   記載のフィルタカートリッジ。 ３３．前記フィルタ媒体が粒状活性炭素であることを特
   徴とする特許請求の範囲第32項に記載のフィルタカート
   リッジ。 ３４．前記フィルタ媒体が微粉材料であることを特徴と
   する特許請求の範囲第32項に記載のフィルタカートリッ
   ジ。 ３５．前記フィルタ媒体が２種以上の粉末材料の混合物
   であり、少なくとも１種の材料が粉末活性炭素であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第32項に記載のフィルタ
   カートリッジ。