JP2820822B2 - 連続原稿の自動送り装置 - Google Patents

連続原稿の自動送り装置

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JP2820822B2 JP3345877A JP34587791A JP2820822B2 JP 2820822 B2 JP2820822 B2 JP 2820822B2 JP 3345877 A JP3345877 A JP 3345877A JP 34587791 A JP34587791 A JP 34587791A JP 2820822 B2 JP2820822 B2 JP 2820822B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピユータフオーム
(CF)等の連続原稿を複写機の原稿台に自動的に順次
搬送する自動送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピユータフオーム等の連続原
稿を複写する場合、図6に示すように連続原稿を所定の
位置にセツトして、連続原稿の自動送りモード(CFF
モード)に設定する。
【0003】そして、原稿台上の連続原稿がコピーされ
ると、ステツピングモータ(STM)が連続原稿のサイ
ズに応じたパルス数だけ励磁されて、連続原稿を搬送し
てステツピングモータの励磁がオフされる。これを連続
原稿が終わるまで続けて実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、原稿の
搬送が終ると、ステツピングモータの励磁をオフしてい
た。これは、制止励磁を続けると、ステツピングモータ
のコイル温度上昇により、トルクダウン等の不具合が発
生するためである。
【0005】ところが、表面の粗い原稿、あるいは重量
の大きい原稿を使用した場合、原稿が駆動系を引き戻そ
うとする力が蓄積され、ステツピングモータの励磁をオ
フすると、数パルス逆転してしまう現象が発生した。
【0006】このように、静止位置が狂うと、ステツピ
ングモータスタート時の励磁パターンが狂つてしまうた
め、4パルス以上の同期ずれが発生し、原稿の停止位置
が狂つてしまう不具合となり、連続原稿の連続した複写
ができなくなつてしまう。
【0007】本発明は、上記に鑑み、連続原稿の原稿位
置のずれを防止できる自動送り装置の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、連続原稿1に形成された穴に移動す
るピンを嵌合させて連続原稿1を原稿台2上で搬送する
搬送手段3と、該搬送手段3を駆動するステツピングモ
ータ4と、該ステツピングモータ4に連続原稿1のサイ
ズに応じたパルス数を出力して間欠的に駆動制御する制
御部5とが設けられ、該制御部5は、前記ステツピング
モータ4の停止直前にステツピングモータ4に所定の逆
転パルスを出力して連続原稿1による引き戻し力を緩和
させる逆転手段29を有せしめられたものである。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、連続原稿1の連続
コピーをとるとき、連続原稿1のサイズに応じたパルス
数が設定され、ステツピングモータ4が設定されたパル
ス数だけ励磁され、ステツピングモータ4の駆動により
搬送手段3が作動して、連続原稿1を搬送する。
【0010】連続原稿1のサイズ分だけ連続原稿1が移
動されると、逆転手段29により、所定の逆転パルス数
だけステツピングモータ4を励磁して、ステツピングモ
ータ4を逆回転させてから、ステツピングモータ4の励
磁をオフする。
【0011】ステツピングモータ4の励磁をオフする直
前にステツピングモータ4を数パルス逆転させることに
より、連続原稿が駆動系を引き戻そうとする力をほとん
ど無くすことができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す自動送り装置の
制御部の機能ブロツク図、図2は連続原稿の自動送り装
置を備えた複写機の斜視図、図3は同じく複写機の搬送
系の構成図、図4は搬送手段の斜視図、図5は連続原稿
のコピー時のフローチヤートである。
【0013】本実施例のコンピユータフオーム等の連続
原稿の自動送り装置は、図3,4の如く連続原稿1を原
稿台2上で搬送する搬送手段3と、該搬送手段3を駆動
するステツピングモータ4と、該ステツピングモータ4
に連続原稿1のサイズに応じたパルス数を出力して間欠
的に駆動制御する制御部5とが設けられている。
【0014】前記搬送手段3は、連続原稿1の両側に形
成された穴に嵌合する複数のピンを備えたピントラクタ
ーユニツトからなり、複写機本体6の上部の原稿台2の
近傍で前後一対に配されている。
【0015】ピントラクターユニツトは、回転軸7に装
着されたピン付ローラと、連続原稿1を押えつける開閉
自在な押え板8と、回転軸7の一端に固定されたギヤ9
と、前記ステツピングモータ4に取り付けられた駆動ギ
ヤ10と、各ギヤ9,10に掛け巻きされた歯付ベルト
11とからなり、ステツピングモータ4の駆動により回
転軸7が回転することにより、連続原稿1の穴にピンが
嵌合して連続原稿1が引つ張られる。なお、ピントラク
ターユニツトは、連続原稿1のサイズに応じて軸方向に
移動可能とされている。
【0016】また、複写機本体6の一側には、連続原稿
1を載置するための載置台20が突設され、他側には複
写された連続原稿1の収納台21が突設されている。し
たがつて、連続原稿1は、載置台20から複写機本体6
の上面を通つて、原稿カバー22と原稿台2との間に導
かれ、収納台21上に落下していくように搬送される。
【0017】なお、図3,4中、23はコピーランプ、
ミラー等の光学系、24は用紙カセツト、25は排紙ト
レイ、26は紙づまり検知センサである。
【0018】前記制御部5は、図1の如く、連続原稿1
のサイズに応じたパルス数を設定するパルス数設定手段
27と、設定されたパルス数でステツピングモータ4を
駆動してコピーされるのに必要量だけ連続原稿1を移動
させる駆動手段28と、前記ステツピングモータ4の停
止直前にステツピングモータ4に所定の逆転パルスを出
力して連続原稿1による引き戻し力を緩和させる逆転手
段29とを有せしめられている。
【0019】なお、この逆転パルス数は、原稿が駆動系
を引き戻そうとする力を弱めるのに十分で、かつ、戻し
すぎにより原稿位置が狂つてしまう等の不具合が発生し
ない範囲に設定する。
【0020】上記構成において、連続原稿1を載置台2
0に載置して、先端を原稿台2上に導く。そして、連続
原稿1の穴をピントラクターユニツトのピンに嵌合させ
る。
【0021】連続原稿1のサイズを操作キー等で選択す
ると、パルス数設定手段27により連続原稿1のサイズ
に応じたパルス数が設定される。
【0022】コピーをスタートさせ、1枚目のコピーが
終了すると、駆動手段28によりステツピングモータ4
が設定されたパルス数だけ励磁され、ステツピングモー
タ4の回転によりピントラクターユニツトが作動して、
連続原稿1を搬送する。
【0023】連続原稿1のサイズ分だけ連続原稿1が移
動されると、逆転手段29により、設定された逆転パル
ス数だけステツピングモータ4を励磁して、ステツピン
グモータ4を逆回転させてから、ステツピングモータ4
の励磁をオフする。
【0024】以上の動作を連続原稿の終端がくるまで繰
り返され、コピー動作が終わる。
【0025】したがつて、ステツピングモータ4の励磁
をオフする直前にステツピングモータ4を数パルス逆転
させることにより、連続原稿が駆動系を引き戻そうとす
る力をほとんど無くすことができ、この引き戻しの力に
よりステツピングモータ4が逆転してしまうことはなく
なり、スタート時の励磁パターンが狂つて原稿位置がず
れる不具合は解消する。
【0026】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、連続原稿に形成された穴に移動するピンを嵌合
させて連続原稿を原稿台上で搬送する搬送手段と、該搬
送手段を駆動するステツピングモータと、該ステツピン
グモータに連続原稿のサイズに応じたパルス数を出力し
て間欠的に駆動制御する制御部とが設けられ、ステツピ
ングモータの停止直前にステツピングモータに所定の逆
転パルスを出力して連続原稿による引き戻し力を緩和さ
せる逆転手段により、連続原稿が駆動系を引き戻そうと
する力をほとんど無くすことができ、この引き戻し力に
よりステツピングモータが逆転してしまうことはなくな
り、スタート時の励磁パターンが狂つて原稿位置がずれ
ることを防止できるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自動送り装置の制御部の
機能ブロツク図
【図2】連続原稿の自動送り装置を備えた複写機の斜視
【図3】同じく複写機の搬送系の構成図
【図4】搬送手段の斜視図
【図5】連続原稿のコピー時のフローチヤート
【図6】従来の連続原稿のコピー時のフローチヤート
【符号の説明】
1 連続原稿 2 原稿台 3 搬送手段 4 ステツピングモータ 5 制御部 29 逆転手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続原稿に形成された穴に移動するピン
    を嵌合させて連続原稿を原稿台上で搬送する搬送手段
    と、該搬送手段を駆動するステツピングモータと、該ス
    テツピングモータに連続原稿のサイズに応じたパルス数
    を出力して間欠的に駆動制御する制御部とが設けられ、
    該制御部は、前記ステツピングモータの停止直前にステ
    ツピングモータに所定の逆転パルスを出力して連続原稿
    による引き戻し力を緩和させる逆転手段を有せしめられ
    たことを特徴とする連続原稿の自動送り装置。
JP3345877A 1991-12-27 1991-12-27 連続原稿の自動送り装置 Expired - Fee Related JP2820822B2 (ja)

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