JP2820363B2 - 乗客搬送装置 - Google Patents

乗客搬送装置

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JP2820363B2
JP2820363B2 JP548994A JP548994A JP2820363B2 JP 2820363 B2 JP2820363 B2 JP 2820363B2 JP 548994 A JP548994 A JP 548994A JP 548994 A JP548994 A JP 548994A JP 2820363 B2 JP2820363 B2 JP 2820363B2
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JP
Japan
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belt conveyor
conveyor device
transport
center belt
center
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JP548994A
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欣弘 宇都
勝 菊池
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキー場やゴルフ場の
移動経路、遊園地の巡回観覧経路など、特に傾斜した長
距離の移動経路に最適な乗客搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ場などで勾配のある傾斜路
に設置される搬送装置として、移動経路に沿って配置し
た一対の手摺り間に、人を乗せて搬送するベルトコンベ
ヤ装置を配置したものがある。また、近代的なオフィス
街には、動く歩道を傾斜させて配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴルフ場等に
設置されるベルトコンベヤ装置は、手摺りが固定式で急
勾配や長距離の移送が安全で快適に行えるとはいえな
い。また、動く歩道を傾斜させたものは、手摺りがコン
ベヤ装置と同調して移動するが、急勾配経路への設置は
困難であり、この場合には階段状に変化させる必要があ
って構造が複雑になるという問題があり、また長距離の
移動には疲労を伴うとともに、スキー板を付けたままの
移動はできない等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、長距離
や急勾配の移送であっても安全に疲れることなく乗客を
移動させることができる乗客搬送装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、移送経路に沿って、搬送方向に一定間隔
毎に座席を有する座搬送用のセンターベルトコンベヤ装
置を配置するとともに、このセンターベルトコンベヤ装
置の左右両側に、搬送面がセンターベルトコンベヤ装置
の搬送面より低い脚搬送用のサイドベルトコンベヤ装置
をそれぞれ配置し、前記センターベルトコンベヤ装置お
よび左右のサイドベルトコンベヤ装置を同期駆動するよ
うに構成したものである。
【0006】
【作用】上記構成において、左右のサイドベルトコンベ
ヤ装置上に別々に左右の足を乗せ、センターベルトコン
ベヤ装置の座席上に腰を下ろすことにより、安定した楽
な姿勢を保ちつつ移送経路に沿って搬送される。したが
って、急勾配であっても安定して安全に移送でき、長距
離の移動でも疲れることがない。また、スキー板を付け
たままでも何ら支障がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る乗客搬送装置の一実施例
を図面に基づいて説明する。この乗客搬送装置は、たと
えばスキー場のリフトに代えて、スキー場で低位地の入
口Iから高位置の出口Oに至る傾斜移送経路Lに2基が
配置されるものである。この傾斜移送経路Lに沿って、
中央に座部搬送用のセンターベルトコンベヤ装置1が配
置されるとともに、センターベルトコンベヤ装置1の左
右両側に脚搬送用のサイドベルトコンベヤ装置2R,2
Lがそれぞれ配置されている。
【0008】センターベルトコンベヤ装置1は、図3に
示すように、傾斜移送経路Lに沿って設置された支持フ
レーム3に、上部に設けられた駆動プーリー4と下部に
設けられてテンション装置5により位置調整可能な従動
プーリー6との間にセンターベルト7が巻張され、上面
搬送部7aの上部近傍および下部近傍にセンターベルト
7を所定の高さHで案内するガイドプーリー8,9が配
置されるとともに、ガイドプーリー8,9間にセンター
ベルト7の上面搬送部7aを下方から支持するセンター
ベルトガイド材10が支持フレーム3に設けられてい
る。これらガイド部材により、従動プーリー6からガイ
ドプーリー9まで上方に傾斜する入口傾斜部7bが形成
されるとともに、センターベルト7の上面搬送部7aが
傾斜面Sから着座しやすい高さHに保持され、さらにガ
イドプーリー8から駆動プーリー4に傾斜する出口傾斜
部7cが形成されている。また、このセンターベルトコ
ンベヤ装置1の駆動装置11は、減速機付駆動モーター
12の出力軸をスプロケット13A,13Bおよびチェ
ーン14を介して駆動プーリー4に連動連結して構成さ
れる。
【0009】センターベルト7の上面には長さ方向に一
定ピッチPで、乗客を着座させて尻部を保持し前方に移
送可能な座席15が取り付けられている。この座席15
は、図4に示すように、座受板15aの後部に、跨ぐこ
とができる低いもたれ部15bが突設され、座受板15
aに形成したボルト穴15cと、センターベルト7の取
付穴7dとを取付ボルト・ナット16で固定されている
が、図5に示すように、センターベルト7の所定位置に
取り付けた雌ねじ部材17を取付ボルト18により固定
してもよく、あるいは接着剤でセンターベルト7の表面
に固定してもよい。
【0010】サイドベルトコンベヤ装置2R,2Lはそ
れぞれ同一構造で、図2に示すように、支持フレーム3
に、上部でセンターベルト7の出口傾斜部7cより後方
に設けられた駆動プーリー24と下部で入口傾斜部7b
より前方に設けられてテンション装置25により位置調
整可能な従動プーリー26との間にサイドベルト27が
巻張され、駆動プーリー24と従動プーリー26との間
で上面搬送部27aのサイドベルト27を下方から支持
するサイドベルトガイド材30により、サイドベルト2
7の上面搬送部27aが傾斜部S近傍位置に設定されて
いる。このサイドベルトコンベヤ装置2R,2Lの駆動
装置31は、センターベルトコンベヤ装置1と共通の減
速機付駆動モーター12の出力軸がスプロケット33
A,33Bおよびチェーン34を介して駆動プーリー2
4に連動連結されて構成されている。またこのサイドベ
ルト27は、その表面で座席15との対応位置に乗車位
置を示す足形35が描かれ、また駆動装置31により、
センターベルト7とを同期移送するように構成されてい
る。
【0011】図1において、36は傾斜移送経路Lに沿
って設置されてセンターベルトコンベヤ装置1およびサ
イドベルトコンベヤ装置2R,2Lを覆う屋根である。
上記構成において、入口Iで乗客は左右の足をそれぞれ
サイドベルトコンベヤ装置2R,2Lのサイドベルト2
7の足形35位置上に乗せると、サイドベルト27の移
動に従って前方上方に移送され、股間部にセンターベル
トコンベヤ装置1の入口傾斜部7bが立ち上がってくる
と、下方に位置する座席15に腰を下ろし、安定した姿
勢を保って上方に移送される。そして、出口Oに近くな
ると座席15から腰を上げると、メインベルト7が出口
傾斜部7cを通って下方に沈降され、次いで両足をサイ
ドベルト27から下ろす。
【0012】上記実施例によれば、サイドベルトコンベ
ヤ装置2R,2L間に、座席15を有するセンターベル
トコンベヤ装置1を配置したので、乗客を座席15に座
らせて両足をサイドベルト27上に着地させた極めて安
定した姿勢で移送することができ、急な勾配や長距離の
移動であっても、疲れること無く安全に搬送することが
できる。また、センターベルト7の入口傾斜部7bの前
方および出口傾斜部7cの後方にサイドベルトコンベヤ
装置2の上面搬送部27aを設けたので、安全かつ容易
に乗り降りが行える。また、座席15のピッチPを充分
とることにより、スキー板を付けたままでも容易に利用
することができる。
【0013】なお、上記実施例では、スキー場のリフト
に代えて設けたが、ゴルフ場のコース間の移動や、遊園
地等の遊具間、ミュージアムの展示会場間に移動用にも
設置することができる。また、傾斜移送経路Lに設けた
が、水平移送経路で会ってもよく、さらに傾斜移送経路
と水平移送経路が連続する移送経路であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、両
足を別々に乗せるサイドベルトコンベヤ装置間に座席を
有するセンターベルトコンベヤ装置を設けたので、着座
した安定した姿勢で移送することができ、長距離の移動
にも疲れず、また急勾配の移送経路であっても移送が可
能となる。またスキー板を付けた状態でも移送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗客搬送装置の一実施例を示す部
分斜視図である。
【図2】同乗客搬送装置の側面断面図である。
【図3】同乗客搬送装置のセンターベルトコンベヤ装置
を示す側面断面図である。
【図4】同センターベルトコンベヤ装置の座席取付部を
示す断面図である。
【図5】同センターベルトコンベヤ装置の座席取付部の
他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 センターベルトコンベヤ装置 2R サイドベルトコンベヤ装置 2L サイドベルトコンベヤ装置 7 センターベルト 7a 上面搬送部 7b 入口傾斜部 7c 出口傾斜部 11 駆動装置 12 駆動モーター 15 座席 27 サイドベルト 27a 上面搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−59110(JP,A) 特開 平2−56393(JP,A) 特開 平4−286590(JP,A) 特開 平3−248955(JP,A) 実開 平2−2386(JP,U) 特公 昭43−2542(JP,B1) 特公 昭46−7057(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 21/10 B66B 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送経路に沿って、搬送方向に一定間隔
    毎に座席を有する座搬送用のセンターベルトコンベヤ装
    置を配置するとともに、このセンターベルトコンベヤ装
    置の左右両側に、搬送面がセンターベルトコンベヤ装置
    の搬送面より低い脚搬送用のサイドベルトコンベヤ装置
    をそれぞれ配置し、前記センターベルトコンベヤ装置お
    よび左右のサイドベルトコンベヤ装置を同期駆動するよ
    うに構成したことを特徴とする乗客搬送装置。
JP548994A 1994-01-24 1994-01-24 乗客搬送装置 Expired - Lifetime JP2820363B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP548994A JP2820363B2 (ja) 1994-01-24 1994-01-24 乗客搬送装置

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JP548994A JP2820363B2 (ja) 1994-01-24 1994-01-24 乗客搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH07206359A JPH07206359A (ja) 1995-08-08
JP2820363B2 true JP2820363B2 (ja) 1998-11-05

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ID=11612667

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JP548994A Expired - Lifetime JP2820363B2 (ja) 1994-01-24 1994-01-24 乗客搬送装置

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GB9824873D0 (en) * 1998-11-12 1999-01-06 Abdulla Elizabeth M Person conveying device

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JPH07206359A (ja) 1995-08-08

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