JP2820057B2 - 自動釘打ち装置用釘打ち機 - Google Patents
自動釘打ち装置用釘打ち機Info
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Description
に関するものであり、特に、自動釘打ち装置用釘打ち機
に関するものである。
は両方を自動制御機構によって移動しつつ釘を所定の位
置へ自動的に打込む自動釘打ち装置は2×4建築や家具
等の木工分野で広く使用されている。自動釘打ち装置に
は、一般的に圧縮空気を動力源とした空気駆動形釘打ち
機が用いられ、此種の自動釘打ち装置用空気駆動形釘打
ち機の基本構造は手持ち作業用の可搬形釘打ち機とほぼ
同一である。
気シリンダを収納し、空気シリンダの周囲にエアチャン
バが形成されており、空気シリンダのピストンをエアチ
ャンバ内の高圧空気の圧力によって駆動する。そして、
ピストンに結合されたドライバロッドが釘打ち機のノー
ズ内を急激に下降してノーズ内に供給されている釘を対
象物に打ち込む。
アチャンバとの通路を開閉する主切換弁と、主切換弁を
開閉操作する起動用切換弁とによって構成されている。
待機状態では、空気シリンダの上部開口部に配設された
主切換弁の上面に起動用切換弁を通じてエアチャンバの
圧力が作用し、主切換弁の下面周縁部にもエアチャンバ
の圧力が直接的に作用している。そして、上面と下面と
の受圧面積の差によって主切換弁は下方の空気シリンダ
の上面開口部に圧接し、空気シリンダとエアチャンバと
が遮断されている。起動用切換弁を操作して主切換弁の
上面の圧力空気を排出すると、主切換弁は下面のエアチ
ャンバ圧力によって上昇し、エアチャンバと空気シリン
ダが連通してエアチャンバの高圧空気がピストンの上面
に作用し、ピストン及びドライバロッドを下方へ駆動し
て釘が打込まれる。
機本体に設けたトリガレバーによって起動用切換弁の押
棒を押すように構成されている。また、自動釘打ち装置
用釘打ち機には種々の起動機構が用いられており、例え
ば、起動用切換弁として電磁切換弁を用いたものや、電
磁切換弁の制御空気圧によって空気シリンダが起動用切
換弁の押棒をメカニカル操作するようにしたものが知ら
れている。
打ち装置は、可搬形釘打ち機と同様にトリガレバーを有
する釘打ち機を使用し、釘打ち機昇降装置の支柱等にス
トッパーを設け、釘打ち機が下降する際にトリガレバー
がストッパーに当接して回動されることにより釘打ちが
行われるように構成されている。
リガレバーを操作する自動釘打ち装置は、釘打ち機に加
えられる振動や釘打ち機の移動時の加速度等によってト
リガレバーが回動して予期しない位置へ釘が打込まれる
ことがある。従って、安定性や高速度を要求される場合
は、起動機構に電磁弁を用いて電気的に制御する釘打ち
機が用いられることが多い。
装置は、釘打ち位置の調整時等に誤って電磁弁へトリガ
信号が出力された場合は、釘がワークテーブル面以外の
方向へ発射される危険性がある。また、起動用切換弁と
して電磁弁を使用して電磁弁により主切換弁を直接操作
する形式の釘打ち機においては、電磁弁の故障や電気的
トラブル等により電磁弁から圧力空気が漏洩すると、主
切換弁の上面の圧力が低下して主切換弁が開きピストン
が起動する虞れがある。
込み位置以外への釘の射出事故を防止して安全性並びに
信頼性を向上するために解決すべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的
とする。
達成するために提案するものであり、エアチャンバと空
気シリンダとを備え、前記空気シリンダのピストンにド
ライバロッドを結合し、前記エアチャンバと空気シリン
ダとの通路を開閉する主切換弁と、前記主切換弁を制御
する起動用切換弁を設け、電磁弁により制御される空気
圧で作動する弁操作用空気シリンダを介して前記起動用
切換弁を操作する空気駆動形の自動釘打ち装置用釘打ち
機に於て、前記釘打ち機のノーズ部位に釘の射出方向へ
移動自在なコンタクトアームを配設し、前記コンタクト
アームにバネを介装して前記コンタクトアームの先端部
を前記ノーズ部位から釘の射出方向へ突出させるととも
に、前記電磁弁にメカニカル操作式常時閉形開閉弁を直
列接続し、前記コンタクトアームの他端部を前記常時閉
形開閉弁の押棒に対向させ、前記コンタクトアームを対
象物に圧接することにより前記常時閉形開閉弁が開放さ
れるように形成した自動釘打ち装置用釘打ち機を提供す
るものである。
部に配設されたコンタクトアームをワークテーブル上の
対象物に圧接すると、コンタクトアームが押込まれてコ
ンタクトアームにより常時閉形開閉弁が開放される。常
時閉形開閉弁は起動回路の電磁弁と直列接続されてお
り、制御装置から電磁弁にトリガ信号を出力すると電磁
弁と常時閉形開閉弁を通じて釘打ち機の起動用切換弁に
圧力空気が作用する。これにより起動用切換弁が切換わ
り、主切換弁がパイロット操作されて空気シリンダのピ
ストンが起動し、釘が対象物に打込まれる。
い状態では常時閉形開閉弁が閉じているため、電磁弁が
操作されても釘が発射されることはない。また、電磁弁
から圧力空気が漏洩した場合は、起動用切換弁が操作不
能となり電磁弁の故障により釘が発射される危険性が解
消される。
する。図1は自動釘打ち装置用釘打ち機1を示し、自動
釘打ち装置のロボットアーム或いはキャリッジに装着さ
れて使用される。釘打ち機1のケーシング2は、機構部
ハウジング3とグリップ形状のエアタンク部4とが一体
成形され、機構部ハウジング3内には空気シリンダ5が
収納されている。空気シリンダ5内のピストン6にはド
ライバロッド7が結合されており、ドライバロッド7は
機構部ハウジング3の下部に装着したノーズ部8内へ挿
入されている。釘打ち機1のノーズ部8の背面には釘マ
ガジン9が連結され、釘マガジン9内に装填された釘は
ノーズ部8の釘送り爪10によってノーズ部8内へ順次
供給される。
ハウジング3の内面との空間、及びエアタンク部4の内
部空間がエアチャンバ11として利用され、エアタンク
部4の先端の空気注入口12を通じて高圧空気供給源か
ら高圧空気が供給される。
機構部ハウジング3の上部チャンバ13に挿入した主切
換弁14が昇降することにより空気シリンダ5の開口部
を遮蔽或いは開放してエアチャンバ11と空気シリンダ
5との接続が入切される。機構部ハウジング3の上部チ
ャンバ13にはパイロット通路15及びエアタンク部4
に設けた起動用切換弁16を介してエアチャンバ11内
の圧力が作用し、主切換弁14の上面受圧面積が外周下
部の受圧面積よりも大面積であるため、上下の圧力差に
より主切換弁14は空気シリンダ5の上端開口部に圧接
して空気シリンダ5を遮蔽している。
機構部ハウジング3の上部チャンバ13の圧力空気が排
出され、主切換弁14がエアチャンバ11の内圧により
上昇してエアチャンバ11と空気シリンダ5が連通す
る。そして、エアチャンバ11の高圧空気によりピスト
ン6が下方へ駆動されてノーズ部8内の釘Nを射出す
る。
シリンダ17を配設し、弁操作用空気シリンダ17のピ
ストンロッド17aを起動用切換弁15の押棒15aに
対向させている。図1における空気シリンダ5の裏面に
は、図2に示すようにバネオフセット式の常時閉形開閉
弁18を設け、空気シリンダ5への空気の供給を前記常
時閉形開閉弁18によって入切するように構成してい
る。
18の近傍にはコンタクトアーム19が一定範囲昇降自
在に装着され、コンタクトアーム19はバネ20によっ
て下方へ付勢されている。コンタクトアーム19の上部
には押板19aが固着され、押板19aは後方へ延長さ
れて常時閉形開閉弁18の押棒18aの下端面に対向し
ている。
してノーズ部8の先端を囲繞するコンタクト部19bが
形成されている。同図に示すように、待機状態において
はコンタクトアーム19のコンタクト部19bはノーズ
部8の先端よりも下方へ突出しており、釘打ち機1を下
降してコンタクト部19bをワークテーブル上の被打込
材へ圧接することにより釘打ち機1に対してコンタクト
アーム19が相対的に上昇する。そして、上部の押板1
9aによって常時閉形開閉弁18の押棒18aが押込ま
れて常時閉形開閉弁18の通路が開放される。
は電磁弁21を通じて圧力空気が供給され、電磁弁21
は自動釘打ち装置の制御装置22によって開閉制御され
る。同図に示すように電磁弁21と常時閉形開閉弁18
を直列接続してアンド回路を構成したことにより、電磁
弁21或いは常時閉形開閉弁18の何れか一方のみが操
作された場合においては起動回路の圧力空気供給源23
と弁操作用空気シリンダ17とは連通しないため、起動
用切換弁15が起動位置へ切換わることはない。
し、コンタクトアーム19を被打込材に圧接して常時閉
形開閉弁18を開き、電磁弁21へトリガ信号を出力す
ると、圧力空気供給源23と弁操作用空気シリンダ17
とが連通して起動用切換弁15が起動位置へ切換わり、
釘が発射される。また、電磁弁21に駆動信号を出力し
て切換えた後に、釘打ち機1を下降させてコンタクトア
ーム19を押し込み常時閉形開閉弁17を開放すること
によっても釘打ち機1を起動させることができる。
ト位置に戻され、弁操作用空気シリンダ17内の空気が
常時閉形開閉弁17、電磁弁21を通じて排出される。
これにより、起動用切換弁15及び主切換弁13が図3
に示すオフセット位置に切り換わり、釘打ち機1は待機
状態となる。
生した場合は、起動回路の弁操作用空気シリンダ17の
駆動圧力低下により起動用切換弁15が操作されないこ
とになり、故障による誤発射の危険もない。
上記一実施例に限定されるべきものではなく、種々の改
変が可能であり、本発明がそれらの改変されたものに及
ぶことは当然である。
したように、自動釘打ち装置用釘打ち機の起動用切換弁
を操作する起動回路として電磁弁と常時閉形開閉弁とに
よるアンド回路を構成し、電磁弁を釘打ち制御装置によ
って制御し、常時閉形開閉弁を釘打ち機に装備した打込
み対象検出用コンタクトアームによってメカニカル操作
するように構成した。従って、釘打ち機が上昇待機位置
等にある場合に、電磁弁へ誤ってトリガ信号が出力され
ても釘打ち機が起動することはない。
は、起動回路の駆動圧力低下により起動用切換弁が操作
されず、電磁弁の故障による誤発射の危険もなく、自動
釘打ち装置用釘打ち機の安全性並びに信頼性の向上に寄
与できる。
打ち機の断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 エアチャンバ(11)と空気シリンダ
(5)とを備え、前記空気シリンダ(5)に収容したピ
ストン(6)にドライバロッド(7)を結合し、前記空
気シリンダ(5)とエアチャンバ(11)との通路を開
閉する主切換弁(14)と、前記主切換弁(14)を制
御する起動用切換弁(16)を設け、電磁弁(21)に
より制御される空気圧で作動する弁操作用空気シリンダ
(17)を介して前記起動切換弁(16)を操作する空
気駆動形の自動釘打ち装置用釘打ち機に於て、前記釘打
ち機のノーズ部(8)近傍に釘の射出方向へ移動自在な
コンタクトアーム(19)を配設し、前記コンタクトア
ーム(19)にバネ(20)を介装して前記コンタクト
アーム(19)の先端部を前記ノーズ部位から釘の射出
方向へ突出させるとともに、前記電磁弁(21)とメカ
ニカル操作式の常時閉形開閉弁(18)を直列接続し、
前記コンタクトアーム(19)の他端部(19a)を前
記常時閉形開閉弁(18)の押棒(18a)に対向さ
せ、前記コンタクトアーム(19)を対象物に圧接する
ことにより前記常時閉形開閉弁(18)が開放されるよ
うに形成したことを特徴とする自動釘打ち装置用釘打ち
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306395A JP2820057B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動釘打ち装置用釘打ち機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306395A JP2820057B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動釘打ち装置用釘打ち機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243949A JPH08243949A (ja) | 1996-09-24 |
JP2820057B2 true JP2820057B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=12932388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5306395A Expired - Lifetime JP2820057B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動釘打ち装置用釘打ち機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820057B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP5306395A patent/JP2820057B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08243949A (ja) | 1996-09-24 |
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