JP2820044B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2820044B2
JP2820044B2 JP6265292A JP26529294A JP2820044B2 JP 2820044 B2 JP2820044 B2 JP 2820044B2 JP 6265292 A JP6265292 A JP 6265292A JP 26529294 A JP26529294 A JP 26529294A JP 2820044 B2 JP2820044 B2 JP 2820044B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels

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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に係り、
特に、ディザ法による中間調画像の形成が可能な電子写
真式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続する濃淡画像を白と黒の
2値だけで表現する方法として、網点写真法やディザ法
などの面積階調法が用いられている。この面積階調法に
ついては、如何に解像度を落とさずになめらかな階調を
表現し、また原画を忠実に再現するかの研究が重ねられ
てきた。
【0003】ディザ法による表現の基礎といえるB.
E.Bayanの提案したディザマトリクスは、黒の画
素と白の画素とが空間周波数が最高になるように配置さ
れたものであり、解像度の低下が防止できるようになっ
ている。具体的には、図8(a)のマトリクスに示され
る数字の順に黒の画素を埋めていくことによって、図8
(b)に示すように、徐々に平均濃度が上昇してゆく。
これにより、理論的には図9に示すように17段階の濃
度を表現することが可能である。
【0004】しかし、このBayanのマトリクスによ
る面積階調表現を電子写真プリンタに応用した場合、図
9のような理論通りの結果は得られず、図10の曲線
(a)に示すような非単調増加特性となることが明かと
なっており、濃度の逆転現象が生じる不都合も指摘され
ている。
【0005】特開昭57−7699号公報では、このよ
うなBayanマトリクスの不都合を改善した集中型デ
ィザマトリクスが公表されている。この集中型ディザマ
トリクスでは、黒の画素をマトリクスの中央から周辺に
向けて順に配置することにより、図10の曲線(b)に
示すように階調性の安定度を向上している。この方法は
現に多くの印刷装置に利用され実用化されている。
【0006】更には、連続した濃度階調を離散化したと
きに発生する離散化誤差を補正するために誤差拡散法な
どが用いられ実用化されている。この誤差拡散法は離散
化したときに発生する誤差を隣接するマトリクスに重み
付けしながら拡散してゆく方法であり実用化され成果を
上げている。
【0007】また、今日のマルチメディアソフトの浸透
により、パーソナルコンピュータのように小型の普及機
においても、多階調で表現された画像を手軽に扱える環
境が提供されているという背景もあり、この多階調で表
現された画像を従来構成の印刷装置を基礎に如何に高精
度に再現するかという点が重要視されてきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、表現できる階調数を増加させるために
はマトリクスの配列を大きくとる必要があり、これによ
り表現できる階調数は増加するが、画像全体の解像度が
低下するという不都合があった。逆に、現実的に解像度
を向上しようとすると、マトリクスの配列を小さくとら
ざるを得ず、これがため、表現できる階調数が減少する
という不都合があった。このように、これら双方の不都
合は相容れないものとされていた。
【0009】また、誤差拡散法にあっては、基本的には
離散化誤差が発生したマトリクスの影響が、隣接するマ
トリクスに伝搬してゆくので、結果的に解像度を低下さ
せることになるという不都合があった。更に、処理にあ
たって複雑な計算を必要とするため高速な処理を行うこ
とができないという不都合があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、面積階調法によって、解像度を低下さ
せることなく、表現できる階調数を増加して、中間調画
像の濃淡を高精度に再現する画像形成装置を提供するこ
とを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、多階調で表現
された多値画像データをディザ法により2値化するディ
ザ変換部と、このディザ変換部において2値化された2
値画像データに基づいて画像を形成する電子写真式の画
像形成部とを備えている。この内、ディザ変換部が、同
一オンビット数で且つそれらの隣接する配列が異なるデ
ィザパターンを複数備える、という構成を採っている。
【0012】これらに加え、ディザ変換部は、隣接する
配列ごとに予め設定されたしきい値をもってディザパタ
ーンと多値画像データの階調値とを対応づけるしきい値
テーブルを備えている。
【0013】また、ディザ変換部が、しきい値テーブル
に設定されるしきい値をこのしきい値に対応するディザ
パターンの網点配列に基づいて算出する機能を備えてい
ても良い。
【0014】本発明は、これらの構成により前述した目
的を達成しようとするものである。ここで、オンビット
とは、マトリクスの画素が塗りつぶされた状態、即ち、
出力画像において黒のドットに当たる状態のものをい
う。
【0015】
【作用】本発明では、ディザ変換部は、多値画像データ
をその階調値に対応するディザパターンに従って2値化
する。そして、2値画像データを電子写真式の画像形成
部に入力すると、当該画像形成部は、この2値画像デー
タに基づいて光学系を駆動し感光体上に静電潜像を形成
して、この静電潜像をトナー像として印刷媒体に転写出
力する。
【0016】ここに、発明者は、本発明を完成させるに
あたって以下の性質を見いだした。
【0017】電子写真式の画像形成装置においては、レ
ーザ光を走査しながら2値画像データに基づいて当該レ
ーザ光をスイッチングし感光体上に静電潜像を形成し
て、この静電潜像を現像部で現像する。レーザ光の強度
分布は、図3に示すガウス分布となっており、このガウ
ス分布の周辺の裾の部分は隣接する画素にはみ出し、隣
接する部分の潜像に影響を与える。図3では、1画素D
1 がその左隣の隣接画素D2 から影響を受けた場合を示
しており、符号Aが示す部分にその影響が現れている。
実際には上下左右や斜めに位置する画素からも影響を受
けるが、その影響の度合いは隣接する各画素間の距離に
反比例することが判明した。この隣接相互作用は、ほと
んどの電子写真式の画像形成装置が享有する性質である
ことも明かとなった。
【0018】請求項1記載の本発明では、ディザ変換部
が、多値画像データを2値化するときに用いるディザパ
ターンとして、同一オンビット数で且つそれらの隣接す
る配列が異なる複数のディザパターンを備えている。前
述の性質より、オンビット数が同一のディザパターンの
みでも、その各オンビットの隣接する配列を変化させる
ことにより、トナー像には隣接相互作用による一定の濃
度強調が生じるので、これにより、複数の階調を表現す
ることができる。
【0019】特に、請求項記載の本発明では、多値画
像データの2値化にあたって、ディザ変換部が、予め設
定されたしきい値テーブルを参照し、2値化処理を行う
多値画像データの階調値を最適に表現するディザパター
ンを選択し、これに基づいて2値化を行う。
【0020】請求項記載の本発明では、ディザ変換部
が、しきい値算出機能により、各ディザパターンに基づ
いて所定の手順によりしきい値を算出し、この算出され
た値を当該ディザパターンに対応してしきい値テーブル
に予め設定する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。
【0022】図1に示す本発明は、多階調で表現された
多値画像データをディザ法により2値化するディザ変換
部1と、このディザ変換部1で2値化された2値画像デ
ータに基づいて画像を形成する電子写真式の画像形成部
2とを備えている。
【0023】ディザ変換部1は、多階調で表現された多
値画像データを蓄積する多値画像メモリ11と、この多
値画像メモリ11に蓄積された多値画像データをディザ
法により2値化して2値画像データに変換する画像変換
手段12と、この画像変換手段12で変換生成された2
値画像データを蓄積する2値画像メモリ13とを備えて
いる。本実施例において、多値画像メモリ11及び2値
画像メモリ13にはRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)を用いている。画像変換手段12は、例えばマイク
ロプログラムを搭載したマイクロコンピュータにより構
成される。
【0024】画像変換手段12には、この画像変換手段
12が多値画像データをディザ化する際に参照するルッ
クアップテーブル14が併設されている。このルックア
ップテーブル14は、複数のディザパターン140を格
納するディザパターンテーブル14aと、このディザパ
ターンテーブル14aに格納されたディザパターン14
0ごとに予め設定されたしきい値をもって当該ディザパ
ターン140と多値画像データの階調値とを対応づける
しきい値テーブル14bとを備えている。ディザパター
ンテーブル14aに格納されたディザパターン140に
は、同一オンビット数で且つそれらの隣接する配列が異
なる複数のディザパターンが含まれている。また、本実
施例において、ルックアップテーブル14は、不揮発性
メモリに装備されている。
【0025】2値画像メモリ13に蓄積された2値画像
データに従って印刷媒体上に画像を形成する画像形成部
2は、感光体と、この感光体の外面周囲に静電潜像を形
成する像形成部と、静電潜像に基づいてトナー像を現像
する現像部と、トナー像を用紙に転写する転写部と、転
写されたトナー像を定着する定着部とを備えている(図
示略)。
【0026】次に、本実施例におけるディザパターンテ
ーブル14aとしきい値テーブル14bとの関係を図2
に示す。この図2において、ディザパターンテーブル1
4aは、隣接画素間に生じる濃度強調を考慮して3×3
のマトリクスに設定された20種のディザパターン14
0を備えている。しきい値テーブル14bには、画像変
換手段12が処理する多値画像データの階調値に応じ
て、この階調値に示された濃度を最も適切に再現するデ
ィザパターン140を選択するための複数のしきい値S
が設定されている。しきい値Sは、本実施例において、
入力される多値画像データの階調値の割合として、最大
値を1とし、最小値を0として設定されている。例え
ば、多値画像データが8ビット単位で表現される場合
は、10進数の階調値255に対応するしきい値Sを1
とし、階調値0に対応するしきい値Sを0として設定す
る。
【0027】次に、画像変換手段12が備えるしきい値
算出機能を説明する。しきい値テーブル14bに設定さ
れる各しきい値Sは、この画像変換手段12が備えるし
きい値算出機能により、各ディザパターン140に基づ
いて算出される。以下にその算出手順を示す。
【0028】イ)予め図5に示す隣接画素の影響度をあ
らわす変換マトリクスAmnを準備する。本実施例におい
て、この変換マトリクスは3行3列に設定されている。
マトリクス中央の要素A11は、図3に示す1画素(隣接
画素から影響を受ける画素)に対応し、その画素が隣接
画素からの影響を受けていない状態での濃度を示す値を
設定する。また、この要素A11の周りの他の要素は、そ
の各要素に対応する隣接画素の影響によって先の要素A
11に対応する画素に増加される濃度の変化量を示す値を
設定する。即ち、A00には斜め左上隣が黒の場合に増加
する濃度の変化量に相当する値を設定する。要素A02
12,A20,A21,A22についても同様に設定する。以
下、要素A00,A02,A12,A20,A21,A22に設定す
る各値を便宜上隣接効果係数と呼ぶ。本実施例では、実
験により、理論的な濃度の値と当該実験により計測した
濃度の値とが比較的近くなるように上記各値を設定し
た。具体的な設定値を図6に示す。隣接効果係数の最適
値は画像形成部2の特性等によって異なり、特に感光体
を露光するレーザ光のスポット径と露光される1画素の
大きさとの関係に左右される。本実施例で用いる隣接効
果係数「0.1」はレーザ光の半値全幅が1画素と同程
度の場合である。また、斜め隣の影響は少ないので0.
0を設定した。そして、この変換マトリクスAmnは予め
画像変換手段12に設定されている。
【0029】ロ)次に、しきい値算出機能を起動する
と、当該しきい値を算出するための任意のディザパター
ンBijが選択される。ここでは、例えば図7(a)に示
すディザパターンBijが選択されるとする。そして、こ
のディザパターンBijは図7(b)に示すように周期的
に配列される。
【0030】ハ)図7(b)の中心のディザパターンB
ijを構成する各画素に対し変換マトリクスAmnを適用
し、以下の計算を行なう。ディザパターンBijの(i,
j)位置の濃度を示す値をTijとすると、
【0031】 Tij=(A00i-1j-1+A01i-1j+A02i-1j+1+A
10ij-1+A11ij+A12ij+1+A20i+1j-1+A21
i+1j+A22i+1j+12
【0032】ここで、i=0,1,2、j=0,1,2
として、もしもiやjがこの範囲を越えた場合は3の剰
余を取り直し、i→(i mod 3)、n→(j m
od3)と変換する。この計算により得られる各画素の
濃度を示すマトリクスを図7(c)に示す。
【0033】ニ)ハ)で求めたマトリクスTijの各様素
の平均値を算出する。
【0034】 (0.00+0.01+0.00+0.01+0.36
+0.01+0.00+0.01+0.00)/(3×
3)=0.044
【0035】この値をしきい値として用い、このしきい
値に図7(a)のディザパターンを対応づける。同様に
全てのディザパターンに対して計算を行うことによって
図2に示すしきい値テーブルが構成される。このように
しきい値を算出することで、多値画像データの階調値に
よる濃度とこれに対応するディザパターンにより表現さ
れる濃度とが良く一致することが明かとなった。
【0036】次に、本実施例の動作を説明する。
【0037】装置全体を稼動状態に設定すると、画像変
換手段12は、多値画像メモリ11から単位あたりの多
値画像データを読み出して、その階調値に対応するディ
ザパターン140をしきい値テーブル14bを参照して
選択する。例えば、図2において、しきい値0.044
に対応するディザパターン140は、多値画像データの
階調値Kが0.044≦K<0.093のときに選択さ
れる。
【0038】そして、画像変換手段12は、読み出した
多値画像データを判定したディザパターン140に基づ
いて2値画像データに変換し、この2値画像データを2
値画像メモリ13に格納する。画像変換手段12が一通
りの多値画像データを2値画像データに変換して格納し
終えると、画像形成部2は、感光体を露光するレーザ光
を適宜スイッチングして、2値画像データに示されたデ
ィザパターンの集合を静電潜像として当該感光体の外面
周囲に形成する。形成された静電潜像はトナー像として
現像され印刷媒体に定着出力される。
【0039】ここで、感光対表面を露光するレーザ光の
強度分布は、図3に示すガウス分布となっており、この
ガウス分布の周辺の裾の部分は隣接する画素にはみ出
し、隣接する部分の潜像に影響を与える。図3では、1
画素D1 がその左隣の隣接画素D2 から影響を受けた場
合を示しており、符号Aが示す部分にその影響が現れて
いる。実際には上下左右や斜めに位置する画素からも影
響を受けるが、その影響の度合いは隣接する各画素間の
距離に反比例することが判明した。この隣接相互作用
は、ほとんどの電子写真式の画像形成装置が享有する性
質であることも明かとなった。
【0040】本実施例では、ディザパターンテーブル1
4aが、多値画像データを2値化するときに用いるディ
ザパターンとして、オンビットの網点数(黒の画素数)
は等しいがそれらの隣接する配列が異なるディザパター
ン140を複数備えているので、前述の性質を利用する
ことにより、オンビットの網点数が同一のディザパター
ンのみでも、その各網点の隣接する配列を変化させるこ
とにより、隣接画素間には隣接相互作用による一定の濃
度強調が生じ、これにより、複数の階調を表現すること
ができる。具体的には、図4(a)に示すように3×3
のディザマトリクスを用いることにより20階調を表現
することができる。この結果を、図4(b)に示す従来
例(3×3ディザマトリクス)による10階調と比較す
れば、解像度を低下させることなく2倍の階調表現が可
能である。特に画像の明るい部分の階調を構成度に再現
可能であり、従来例に比して著しく改善されていること
が明かである。
【0041】また、本実施例では、画像変換手段12に
しきい値テーブル14bを併設し、当該画像変換手段1
2が、多値画像データを2値化するにあたって、このし
きい値テーブル14bを参照して最適なディザパターン
140を選択するので、画像変換に当たって従来の誤差
拡散法のような複雑な計算を必要とせず、2値化変換処
理を高速に行うことができる。
【0042】更に本実施例では、画像変換手段12の備
えるしきい値算出機能により、各ディザパターン140
に基づいて所定の手順によりしきい値を算出し、この算
出された値を当該ディザパターン140に対応してしき
い値テーブル14bに予め設定するので、多値画像デー
タにより表現される濃度と2値画像データにより表現さ
れる濃度との対応が視覚的に良好となり、これらによ
り、中間調画像の濃淡を高精度に再現することができ
る。
【0043】ここで、本実施例では、ディザマトリクス
として3×3配列のものを用いたが、4×4配列等の他
の配列を有するマトリクスにより構成しても良い。例え
ば、ディザマトリクスを4×4配列で構成した場合に
は、理論的に80階調程度の表現が可能であり、実際に
試作実験を行ったところ、その半分の40階調程度が再
現可能であることが明かとなった。また、本実施例にお
ける各ディザパターン140は例示に過ぎず、他のディ
ザパターンを用いても良い。
【0044】また、レーザ光のスポット形状が楕円であ
る場合などは、図7(b)に示すように、画素の上下方
向の隣接効果係数と左右方向の隣接効果係数とを異なる
値に設定してしきい値を算出すると良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によると、一定のオ
ンビットの画素数であってもそれらの隣接する配列を変
更することにより、トナー像には配列毎に異なる濃度強
調を生じるという新事実に基づいて、ディザ変換部が、
同一オンビット数で且つそれらの隣接する配列が異なる
複数のディザパターンを備えたので、これらに基づいて
多値画像データを2値化することにより、例えば3×3
のディザマトリクスを用いて構成する場合でも、従来例
の10階調よりも格段に多い20階調以上を表現するこ
とができ、表現できる階調数を著しく増加させることが
できるという際だった効果を奏することができる。
【0046】また、階調数を増加させるにあたって、デ
ィザマトリクスの配列の拡張を要しないことから、解像
度の低下を伴うことなく,表現できる階調数を増加させ
ることができる。
【0047】特に、請求項記載の本発明では、多値画
像データの2値化にあたって、ディザ変換部が、予め設
定されたしきい値テーブルを参照し、2値化処理を行う
多値画像データの階調値を最適に表現するディザパター
ンを選択し、これに基づいて2値化を行うので、従来の
誤差拡散法のように複雑な計算を必要とせず、2値化変
換処理を高速に行うことができる。
【0048】請求項記載の本発明では、ディザ変換部
が装備するしきい値算出機能により、各ディザパターン
に基づいて所定の手順によりしきい値を算出し、この算
出された値を当該ディザパターンに対応してしきい値テ
ーブルに予め設定するので、多値画像データにより表現
される濃度と2値画像データにより表現される濃度との
対応が視覚的に良好となり、これらにより、中間調画像
の濃淡を高精度に再現することができるという従来にな
い優れた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のルックアップテーブルの詳細な設定内容
を示す説明図である。
【図3】隣接画素間に生じる濃度強調を説明する図であ
る。
【図4】3×3マトリクスにより表現できる階調変化を
示す線図であり、図4(a)が図1に示す実施例により
得られる階調変化を示し、図4(b)が従来例により得
られる階調変化を示す。
【図5】図2に示すしきい値を算出するために用いる変
換マトリクスの形態を示す図である。
【図6】図2に示すしきい値を算出するために用いる変
換マトリクスを示す図である。
【図7】図2に示すしきい値を算出する方法を説明する
図であり、図7(a)が算出に用いるディザパターンの
一例を示し、図7(b)が図7(a)に示すディザパタ
ーンを周期的に配列した状態を示し、図7(c)が図7
(b)の配列に変換マトリクスを適用して算出した図7
(a)における各画素の濃度を表すマトリクスを示す。
【図8】従来例を説明する図であり、図8(a)がBa
yanのディザマトリクスを示し、図8(b)が図8
(a)に示すマトリクスを階調順に塗りつぶした状態を
示す。
【図9】図8に示すディザマトリクスにより原理的に得
られる階調変化を示す線図である。
【図10】従来の画像形成装置で得られる階調変化を示
す線図であり、線図(a)が図8に示すディザマトリク
スを用いて構成した場合を示し、線図(b)が集中型デ
ィザマトリクスを用いて構成した場合を示す。
【符号の説明】
1 ディザ変換部 2 電子写真式の画像形成部 11 多値画像メモリ 12 画像変換手段 13 2値画像メモリ 14 ルックアップテーブル 14a ディザパターンテーブル 14b しきい値テーブル 140 ディザパターン S しきい値

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調で表現された多値画像データをデ
    ィザ法により2値化するディザ変換部と、このディザ変
    換部において2値化された2値画像データに基づいて画
    像を形成する電子写真式の画像形成部とを備えた画像形
    成装置において、 前記ディザ変換部が、同一オンビット数で且つそれらの
    隣接する配列が異なる複数のディザパターンを備え 前記ディザ変換部は、前記隣接する配列ごとに予め設定
    されたしきい値をもって前記ディザパターンと前記多値
    画像データの階調値とを対応づけるしきい値テーブルを
    備え ていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ディザ変換部が、前記しきい値テー
    ブルに設定されるしきい値を当該しきい値に対応する前
    記ディザパターンの網点配列に基づいて算出するしきい
    値算出機能を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
JP6265292A 1994-10-28 1994-10-28 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2820044B2 (ja)

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