JP2818804B2 - 半導体集積装置の接続用回路パターンの形成方法 - Google Patents

半導体集積装置の接続用回路パターンの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVLSI装置の製造のバ
リヤ金属技術の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】積層回路装置は、単結晶シリコン基板の
ような基板表面に導電体や絶縁体のパターン化された
続用回路の層を形成する半導体処理技術で形成される。
半導体基板に形成された装置は金属層によって互いに
される。金属層は、相互接続、抵抗接続および金属/
半導体間整流接点に用いるための金属又は他の導電薄層
の回路パターンである。この金属層にはアルミニウムを
用いるのが一般的であるが、金、白金その他の金属を用
いることもできる。さらに導電路を形成するために多結
晶シリコンをも用いることができる。
【0003】相互接続金属層又は接点層としてアルミニ
ウムを用いるのはいくつかの欠点がある。例えば、シリ
コン基板に形成された能動装置の電極領域への電気的接
触材としてアルミニウムを用いると、アルミニウムとシ
リコンとに相互拡散が生じる。これによって、ドープさ
れた領域と基板との間に形成される領域の下、すなわち
ソース又はドレイン領域の下のシリコン基板にアルミニ
ウムが移動する。その結果装置を短絡させる。そのう
え、アルミニウムに対してシリコンは相対的に固体溶解
度が高いので、装置製造過程のその後の高温によってア
ルミニウムの中にシリコンがとけ込んでゆく。また、シ
リコン基板の中にアルミニウムが増加し、シリコン基板
にアルミニウムのスパイクが生じる。このアルミニウム
のスパイクがシリコン基板のP−N接合を通過し、P−
N接合を破壊する。
【0004】装置の幾何学的大きさがサブミクロンのレ
ベルまで低下すると接点、相互接続の問題はより敏感に
なる。そのような好ましくない現象には高接触抵抗、浅
い接合による品位低下およびアルミニウムの移動を含
む。これらの問題を解決するために従来はバリヤ金属を
用いた相互接続回路が用いられていた。
【0005】アルミニウムの移動を減少させるための従
来の一つの方法は、アルミニウム層とシリコン基板との
間にチタニウム・タングステン(TiW)のようなバリ
ヤ層を形成させることであった。このチタニウム・タン
グステン合金はP−N接合を短絡するアルミニウムのス
パイクの形成を妨げる。
【0006】従来は、TiWは金属接点とシリコン層と
の間のバリヤ層として用いられていた。TiWは金属の
N+−ウエルへの良(低)接触抵抗を与えるには効果的
であるが、金属のP+−ウエルへの接触抵抗を高く保つ
ので矛盾する。そのうえアルミニウムはTiW粒界を通
って移動することができるので、TiW層は接合スパイ
クを完全に除去することはできず、装置の動作を低下さ
せる。
【0007】低抵抗のアルミニウム接点についての従来
の技術がデキスト(Dixit)の米国特許第4,88
4,123号に開示されている。ここにはチタニウム
層、そのチタニウム層の上に形成させたバリヤ層および
バリヤ層の上に形成させた導電層を有する低抵抗接点が
記載されている。このデキスト特許ではTi層とTiW
層とがシリコン基板の上に形成されている。タングステ
ンやモリブデンの他の付加的な層はTiW層とアルミニ
ウム層との間に形成される。デキストの技法はTi/T
iW/W/Alアーキテクチャである。
【0008】接点アーキテクチャに関する他の従来技術
は米国特許第4,927,505号のシャーマ(Sha
rma)の特許に開示されている。シャーマはチタニウ
ム−タングステン−窒化物/チタニウム−タングステン
/金(TiWN/TiW/Au)パッケージング相互接
続金属化技法を提示している。
【0009】米国特許第4,702,967号のブラッ
ク(Black)の特許はTi/TiW/Au接触技法
について述べており、米国特許第4,782,380号
のシャンカー(Shanker)特許にはバリヤ金属/
導電体/バリヤ金属/Al技法である多層導電体相互接
触が記載されている。これらの従来の接触アーキテクチ
ャ技法の欠点はこれらの技法を実施する上での処理の複
雑さである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は低および一定な接触抵抗値を備えたVLSI装置の
相互接続回路の形成方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の相互接続回路は
シリコンの表面にTiW金属バリヤだけでなくTi金属
バリヤ層を付着させることで形成されている。Ti/T
iW/Al金属サンドイッチ構造の異方性エッチングプ
ロセスが腐食や金属残留物がない状態で行われる。Ti
W層とシリコン表面との間へのTi層の挿入は金属とP
+シリコン接点との間の接点抵抗を減少させる。このT
i層によってTiWの粒界を通してシリコン表面へ移動
するアルミニウムをブロックすることが効果的に行うこ
とができる。金属とP+接点の良い接点抵抗を実現する
ために本発明はシリコンの表面凝集を改善するプラズマ
・モード・エッチを採用している。このプラズマ・モー
ド・エッチは前のエッチングによってできたシリコンの
損傷を取り除く。本発明においては詳細なエッチング処
理が腐食や金属残留物を避けるようになされた。
【0012】
【実施例】アルミニウムの侵入を防止し、低電気接点抵
抗を与える相互接続回路について説明する。以下の説明
においてアルミニウム層の厚み数値やバリヤの厚み数値
などの詳細を述べるが、当業者には分かるように、それ
らは本発明のよりよい理解のためのものであり、そのよ
うな詳細がなくても本発明は実施可能である。また、本
発明の説明を不必要に複雑にすることのないように、周
知の事項については記述を省略してある。
【0013】本発明の相互接続回路は、サブミクロンの
レベルの集積回路の技術分野において特に有用である。
相互接続の製造性および機能性に関する問題点は、集積
回路のデバイス密度の増大とともに多くなる。問題点に
は、電気移動(electromigration、金
属における電流の影響下での質量移動)および金属のス
テップ状の被着が含まれる。
【0014】半導体装置の寸法が小さくなるにつれて、
アルミニウム中の電流密度が高くなる。高電流密度によ
り、電気移動に起因したデバイス故障が発生し得る。電
気移動は、電子から正の金属イオンへのモーメントの移
動(transfer)により生じる。集積回路におい
て薄い金属導体中を高電流が通ると、ある領域には金属
イオンが集中し、他の領域には金属イオンの欠けた部分
が形成される。金属イオンの集中は隣接する導体相互間
でショートを生じさせ、金属イオンの欠けは回路切断を
生じさせる。考慮すべき他の問題は、アニール処理中に
生じることがある、シリコン基板中へのアルミニウムの
スパイクである。
【0015】本発明の説明に入る前に従来の技術につい
て記述する。これらの好ましくない事項を解決する従来
の1つの方法は、アルミニウムとシリコン基板との間に
バリヤ層を加えることであった。しかし、そのバリヤ層
は、次の要求を満たしていなければならない。(1)バ
リヤ層がシリコンと低接点抵抗を形成すること。(2)
バリヤ層がアルミニウムと反応しないこと。(3)バリ
ヤ層の付着と形成が製造の全プロセスとともに成立する
ものであること。窒化チタニウム(TiN)やチタニウ
ムタングステン(TiW)のようなバリヤ金属が評価さ
れ、接触アニール温度に対して安定であることが判明し
ている。
【0016】図1Aないし図1Dに、従来技術における
回路パターンの構成およびその形成方法が例示されてい
る。第1A図には、トランジスタ,ダイオードのような
デバイス12が形成されたシリコン基板を含む半導体1
0の断面が示されている。ソースまたはドレイン(S/
D)のウエル11が領域12内に形成されている。この
ウエル11の表面の一部を接点領域として使用する。
エル11は第1のドーパントタイプであり、領域12は
第2のドーパントタイプであろ。第1の絶縁層14が半
導体10上に形成される。絶縁層14は、好ましくは、
2酸化シリコンのフィールドオキサイド(Fox)から
成る。そのフィールドオキサイドの厚みは通常5000
オングストロームである。フィールドオキサイドは、所
望の接点領域にわたっている窒化マスクを用いて付着さ
れる。それから、そのような絶縁層は、通常900℃で
20分間アニールされる。
【0017】次に図1Bを参照して、ホウリン酸ケイ酸
塩ガラス(borophosphosilicate
glass,BPSG)の第2の絶縁層16が、第1の
絶縁層14および半導体10上に付着される。このBP
SG層16は、通常6000〜10000オングストロ
ームの厚みであり、熱的に稠密にされる。BPSG層1
6は、第1の絶縁層14を完全に覆うがウエル11上
接点領域を開口するように、パターン化される。接点
域の開口のために、ウエットまたはドライの接点エッチ
ング法を用いてBPSG層がエッチングされる。部分的
に貫通させるために、先ず、ウエット緩衝オキサイドエ
ッチング(wet bufferedoxide et
ch)が用いられる。それから、エッチングはリアクテ
ィブ・イオン・エッチャーで完了させられる。かかるエ
ッチング法を用いる理由は、BPSG層の表面層に十分
な丸みを持たせ、(S/D)ウエル11へと下がる垂直
で十分な側壁を得るためである。この方法により、改良
されたステップ状の被着が得られる。ここで用いられる
BPSGの組成は典型的にはボロン2−5%およびリン
酸2−5%である。
【0018】BPSGは3成分オキサイド系B2O3−
P2O5−SiO2であり、分離とパシベーションおよ
び表面平滑化に有用である。接点リフロー(conta
ctreflow)のプロセスにより、プロセスでの使
用において、リンケイ酸ガラス(phosphosil
icate glass)のような他の材料よりも、B
PSGはより魅力的な材料となる。異方性エッチングの
後では、接点孔は鋭い上部角部を有するので、充填され
難くなる。第2の熱的フローのサイクルでその鋭い角部
に、有効に丸みを持たせることにより、それに続く金属
箔による接点の付着域(contact covera
ge)が大幅に改善される。接点領域において使用され
るBPSGにより、より滑らかな表面の形状が生成さ
れ、それにより、その後で付着される金属箔のステップ
の被着が可能とされる。フローはBPSGの組成に依存
するので、基板の全域にわたるドーパントの均一性を正
確に制御することが、均一なフローとその結果として得
られる接点の寸法の制御を確実にするために必要であ
る。BPSGは、種々の異なるCVD(chemica
l vapor deposion)プロセスにより付
着させることができる。
【0019】図1Cにおいて、接点開口にチタニウムタ
ングステン(TiW)層20が形成される。TiW層2
0は、P+ウエル11およびBPSG層16の上に付着
される。 次に、アルミニウム層22がTiW層20上
に形成され、P+ウエル11に対する相互接続層として
働く。前述した如く、TiW層20により、金属と接点
との抵抗が減少されるが、アルミニウムはなおTiWの
粒界を通して移動できるから、接続部スパイクを防止す
ることにはならない。
【0020】図2に本発明による接点の構成を示す。本
発明のプロセスにおける最初のステップは、従来の方法
の図1のAおよびBと同様である。図1AおよびBと相
違する点は、図1Aのステップの後に、接点領域に対し
て200〜300オングストロームのシリコンエッチン
グが採用されることである。これは、接点表面からおお
よそ400オングストローム下においてボロンの密度の
ピークが通常は見られるので、金属とP+の接点抵抗の
抵抗値を下げるために行われる。$図2Aを参照する
と、チタニウム(Ti)18の薄いバリヤ層が、BPS
G層16およびウエル11上の接点領域に付着されてい
る。好ましい実施例においては、Ti層はおおよそ25
0オングストローム厚であり、ヴァリアン(varia
n)3290のようなスパッタリング・システムにより
接点領域に付着される。実施に際して、Ti層は、連続
層の形成に充分な厚みを持つべきであるが、シリコン中
に応力による破面および転移(stress frac
ture and dislocation)を生じさ
せる程に厚くすべきではない。200〜500オングス
トロームの範囲のTi層が使用される。Ti層は、シリ
コン基板の表面に接着する点で極めて優れている。これ
は、続いて行われる、薄いケイ珪素化合物層の形成のた
めの熱処理中に、Ti層がシリコンと反応するからであ
る。250オングストロームのTi層を接点に付加する
ことにより、金属とP+の接点抵抗の抵抗値の確実な低
下の達成も促進される。Ti層は、P+の接点抵抗の効
果的な減少に加えて、N+接点の低抵抗も維持される。
TiWのバリヤは、Ti層に結合されると、その特性が
著しく改善される。なぜなら、TiWの粒界を通しての
シリコン表面へのアルミニウムの移動をTi層により阻
止することが、効果的に改善されるからである。
【0021】図2Bに示されるように、薄いTi層上に
チタニウムタングステン(TiW)20が全面に付着さ
れる。この実施例ではチタニウムタングステンが使用さ
れているが、窒化チタニウムを含む他のバリヤ層も利用
できる。10%のTiを含むTiW層が、この実施例の
最も典型的なバリヤの組成である。TiW層の厚みは約
1000オングストロームであり、このバリヤ金属は、
金属とN+の接点および金属とポリシリコンの接点に対
して、極めて優れた接点抵抗を呈する。TiWの薄層
は、Ti層と異なって大変に等方性(conforma
l)であり、ステップ状の被着の実現を確保する。図2
Cは、約6500オングストロームのアルミニウム22
がTiW層に付着されて、完成した相互接続回路用金属
層が完成する。アルミニウムとTiW層はTi層ととも
に、ヴァリアン3290スパッタリング・システムによ
って1サイクルの一連のステップで付着される。
【0022】バリヤ金属層であるサンドイッチ(Ti/
TiW/Al)の付着が終わると、そのTi/TiW/
Alのサンドイッチに対して十分に異方性のエッチング
プロセスが適用される。所望の接続回路用のフォトレジ
ストをパターン化した後において、エッチングプロセス
の第1のステップとして自然酸化物のエッチングが、ア
ルミニウムの自然酸化物を突き破るために行われる。こ
の自然酸化物のエッチングでは、BC13およびC12
が、高直流バイアス(220V)下、25mtorr
で、約2.5分間使用される。
【0023】第2のステップはアルミニウム本来のエッ
チングで、アルミニウム薄層の主たるエッチャントとし
ては塩素が用いられる。BC13も、優れたスカベンジ
ャーであるから、塩化物の揮発の促進に使用される。小
量のフレオン23が、エッチング操作中にアルミニウム
の側壁にポリマーを形成させるために使用され、それが
腐食の制御に著しく役立つ。より高い直流バイアスと低
い気圧という条件が異方性の達成のために用いられる。
エッチングプロセスのこの第2のステップが(検出器に
よりアルミニウムのエッチングの終りが合図されること
により)終了点に自動的に至る時点では、ウエハのTi
W薄層上のアルミニウムは殆ど除去されている。エッチ
ングされる不均一性と形状とに起因する残留金属ストリ
ンガーの全てを除去するために、アルミニウムをオーバ
ー・エッチングする第3のステップが行われる。ウエハ
上に残されたアルミニウム薄層の量は最小にされている
から、塩素反応種(chlorine reative
species)の正味必要量も減少している。それ
故、小量の塩素が使用される。これにより、過剰な塩素
反応種に起因する腐食を避けることができる。BC13
および小量のフレオン23もこのオーバー・エッチング
において用いられる。
【0024】エッチングプロセスの第4のステップは、
チタニウムタングステンおよびチタニウム層のエッチン
グである。タングステン塩化物に比べてタングステンフ
ッ化物がより揮発性であるので、TiWのエッチングに
はフレオン14が使用される。より高い直流バイアスと
低い気圧という条件が、アルミニウムに関連する異方性
の達成のために用いられる。強いイオン照射が薄いチタ
ニウム層のスパッタ・エッチングに役立つ。
【0025】エッチングプロセスの第5のステップは、
チタニウムのオーバー・エッチングである。チタニウム
・ストリンガーの除去のためにC12が使用される。チ
タニウム塩化物はより揮発性だからである。このオーバ
ー・エッチングではBC13およびフレオン14も使用
される。チタニウムのオーバー・エッチングの後で、湿
分に関連した腐食の回避のための、側壁のポリマー形成
をさらにするのに、パシベーション・エッチングが必要
とされる。フレオン23がこのパシベーション・エッチ
ングに用いられる。
【0026】TiW上のAlおよび酸化層上のTiWに
対して終了点が自動的に得られる。さらに、TiWはア
ルミニウムに対して極めて優れたエッチング・バリヤで
あり、必要なだけのオーバー・エッチングをすることが
できる。
【0027】図3Aおよび図3Bは、金属とN+の接点
抵抗、および、金属とP+の接点抵抗を、3つの相異な
る相互接続構造について示すグラフである。これらの図
には、それぞれ2つの別のケース(ケルビン(Kelv
in)・ケースと接点ストリング((Contact
String)・ケース)が示されている。接点ストリ
ング・ケースは、接点の直列配列の総計の接点抵抗を示
す。グラフの結果は相互接続された接点の組合せの総計
の抵抗を表す。接点抵抗の決定に好ましいやり方である
ケルビン・ケースは、単一の接点の抵抗を示す。2つの
グラフから、Ti/TiW/Alバリヤのものだけが、
N+シリコン領域およびP+シリコン領域の双方に対し
て低い(100オーム未満)の接点抵抗を呈することが
分かる。チタニウム層は、TiW/Alの相互接続のも
のに付加されてもN+接点抵抗には何の効果も与えない
から、TiW/Alの相互接続のものに付加されるとP
+領域に対する接点抵抗を著しく安定化し減少させる。
【0028】図4は、3つの異なる相互接続構造(A
l、 TiW/Al、 Ti/TiW/Al)における
ジャンクション・リーケイジの大きさを示す。Ti/T
iW/Alの相互接続システムのジャンクション・リー
ケイジが、ピコアンペア(picoamps)のオーダ
ーであって、他の相互接続システムに比べてより低くよ
り一致した値であることが示されている。TiW/Al
が450℃に30分以上置かれると不安定になること
は、当業者には知られている。TiWは、450℃でA
lと反応し始め、金属シート抵抗値の25%増大から確
認できるように、TiAl3およびWAl12なる化合
物を形成する。450℃において、アルミニウムもま
た、TiWの粒界を通して移動を開始する。本発明によ
り付加される薄いチタニウム層は、アルミニウムがシリ
コンへ移動することを効果的に阻止するのである。以
上、金属接点について説明した。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明方法によればチタニ
ウム層を形成させたその上にバリヤ層および金属層を形
成させたので、チタニウム層によってアルミニウムがシ
リコンに侵入するのを防ぐことができ、そのうえシリコ
ンと金属との接点抵抗を減少させることができる。しか
も、Ti/TiW/Alメタルサンドイッチ構造の異方
性エッチングは腐食およびメタル残留物を生じません。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の金属バリヤ処理技法を図示した断面図で
ある。
【図2】本発明の金属バリヤ処理方法を図示した断面
図。
【図3】従来技術と本発明とで得られる装置の接点抵抗
値を示すグラフである。
【図4】従来技術と本発明とで得られた装置の接合リー
ク値を示すグラフである。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 ウエル 12 領域 14 第1絶縁層 16 ケイ酸ガラス 18 Ti層 20 TiW層 22 アルミニウム層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電タイプの半導体基板に第2導電
    タイプの埋込層を形成する工程と、 上記埋込層にインプラントして上記第1導電タイプを有
    すると共にその表面の一部が接点領域となるウエルを形
    成する工程と、 上記接点領域にマスクして上記半導体基板上に第1酸化
    物層を形成する工程と、 上記マスクを除去したしたのち、上記接点領域をエッチ
    ングする工程と、 上記半導体基板上にケイ酸ガラス層を形成したのち、上
    記接点領域上のこのケイ酸ガラス層をエッチングで除去
    する工程と、 上記半導体基板上にチタニウム(Ti)層を形成する工
    程と、 上記チタニウム層上に金属バリヤを形成する工程と、 上記金属バリヤ上にアルミニウム層を形成する工程と、 接続用回路パターンを形成するため上記アルミニウム層
    と金属バリヤとチタニウム層の3層をエッチングする工
    程と、 から成る半導体集積装置の接続用回路パターン形成方法
    において、 上記3層をエッチングする工程は、 アルミニウム層上の天然酸化物を除去する天然酸化物エ
    ッチングステップと、塩素、BC およびフレオン−
    23を用いてアルミニウム層をエッチングするステップ
    と、 アルミニウムのオーバーエッチングステッブと、 フレオン−14を用いて金属バリヤをエッチングするス
    テップと、 フレオン−14,BC およびC を用いてTiス
    トリンガーを除去するためTi層をオーバーエッチング
    するステップと、 腐食を防止するためのフレオン−23を用いてパシベー
    ションエッチングするステップと、 から構成されることを特徴とする半導体集積装置の接続
    用回路パターンの形成方法。
JP3350378A 1990-12-11 1991-12-11 半導体集積装置の接続用回路パターンの形成方法 Expired - Lifetime JP2818804B2 (ja)

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