JP2817297B2 - 蓄電池用セパレータの製造方法及び装置 - Google Patents

蓄電池用セパレータの製造方法及び装置

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純資 武藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は蓄電池用セパレータの製造方法及び装置に係
り、特に幅方向、長さ方向の目付重量や厚さのバラツキ
が非常に小さい蓄電池用セパレータを製造する方法及び
装置に関する。
[従来の技術] 鉛密閉蓄電池用セパレータは、通常、平均直径2μm
以下の極細ガラス繊維を主体として構成され、その厚さ
は0.7〜3.0mmの比較的厚いシート状とされている。
このような蓄電池用セパレータを湿式抄造法により製
造する場合、十分な濾水性が得られないことから、水量
が少ない高濃度原料スラリーを調製し、これを抄紙ネッ
ト上に均一に分散させて抄造する必要がある。従来、抄
紙原料スラリーの均一分散のためには、ストックインレ
ット・ディストリビューターが用いられ、幅方向の均一
化が図られている。この場合、抄紙原料スラリーは、第
2図に示す如く、ストックボックス1からディフューザ
ー2を経てフローボックス3内に供給され、次いで送行
する抄紙ネット4上に送給される。抄紙ネット4におい
ては、サクションボックス5で脱水されて、抄紙ネット
4上にマットが得られる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第2図に示す方法でも、高濃度スラリ
ーを十分に均一化して抄紙ネットに供給することができ
ない。このため、得られる蓄電池用セパレータは、幅方
向、長さ方向の目付重量(g/m2)や厚さに大きなバラツ
キのあるものとなる。この問題は、原料ガラス繊維の繊
維径が細いほど、また、蓄電池用セパレータの厚さが厚
く、幅が大きいほど、大きなバラツキが生じることか
ら、より重大な問題となる。
本発明は上記従来の問題点を解決し、幅方向、長さ方
向で目付重量、厚さのバラツキが小さい蓄電池用セパレ
ータの製造方法及び装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の蓄電池用セパレータの製造方法は、ガラス繊
維を含む抄紙原料スラリーを、ストックボックスからデ
ィフューザーを経てフローボックスに供給した後、抄紙
ネット上に送給して抄造することにより蓄電池用セパレ
ータを製造する方法において、フローボックス底面に対
向して案内板を設け、抄紙原料スラリーを該案内板とフ
ローボックス底面との間を所定の通過速度で通過させて
抄紙ネットに導く方法であって、該案内板の抄紙方向長
さを0.4〜3.0m、抄紙原料スラリーの通過速度を0.3〜1.
2m/secとすることを特徴とする。
本発明装置は、上記案内板を上下動可能としたもので
ある。
以下に本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例方法及び装置を示す断面図
である。
図示の如く、本発明の方法では、抄紙原料スラリーS
を、ストックボックス(図示せず)からディフューザー
2を経てフローボックス3に供給した後、抄紙ネット4
上に送給する方法において、フローボックス3の底面
(下部リップ)3Aに対向して、略平行に案内板(上部リ
ップ)6を設けることにより、抄紙原料スラリーの流通
路を狭くする。これにより抄紙原料スラリーSの流速が
向上し、乱流が生じてスラリーSが均一化され、ネット
4上に均一にかつ良好に分散供給される。
案内板6の抄紙方向長さ(案内板6により流路高さが
狭められている部分の長さ。第1図のl。)は0.4mより
短いと本発明による効果が十分に得られず、逆に3.0mよ
り長くしても効果に差異はなく、徒に設備長さを長くす
るため好ましくない。従って、案内板6の抄紙方向長さ
lは0.4〜3.0mとする。
この案内板はその形状に特に制限はないが、好ましく
は第1図に示す如く、その抄紙方向上流端6A及び後端6B
の底面が傾斜面とされ、抄紙原料スラリーSの流れに大
きな変化を与えないような形状であることが好ましい。
特に、抄紙方向後端6B側においては、なるべく緩やかな
傾斜面とされていることが好ましい。
また、案内板6とフローボックス底面3Aとの間を通過
する抄紙原料スラリーSの通過速度が0.3m/secより小さ
いと本発明による効果が十分に得られず、逆に1.2m/sec
より大きいと、抄紙ネット4上に堆積したガラス繊維層
を乱すことになり、好ましくない。このため、抄紙原料
スラリーSの通過速度は0.3〜1.2m/sec、好ましくは0.5
〜1.0m/secとする。
なお、本実施例装置においては、このような抄紙原料
スラリーの通過速度とするために、案内板6を上下動可
能とし、案内板6とフローボックス底面3Aとで形成され
る流路の高さ、即ち、第1図における案内板6とフロー
ボックス底面3Aとの間隔hを調節自在としている。
本発明において、抄紙原料スラリー配合やその他の抄
造装置構成については特に制限はなく、従来と同様に設
定することができる。
[作用] 本発明の方法においては、ストックボックスからディ
フューザーを経てフローボックス内に供給された抄紙原
料スラリーは、フローボックス内の案内板に衝突する。
また、抄紙原料スラリーは案内板とフローボックス底面
とで形成される特定長さの流路を、特定の比較的速い通
過速度で通過する。この案内板によるジャマ板作用及び
速い流通速度のために生じる乱流によるう撹拌作用で、
抄紙原料スラリーは濃度が均一化され、抄紙ネット上に
均一にかつ良好な分散状態で供給されるようになる。
[実施例] 以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体
的に説明する。
実施例1〜4 第1図に示す本発明の方法に従って、蓄電池用セパレ
ータの製造を行なった。なお、案内板(上部リップ)6
の長さl及び抄紙原料スラリーSの通過速度は第1表に
示す通りとした。案内板6とフローボックス底面3Aとの
間隔hは1.0cmとした。また、製造した蓄電池用セパレ
ータは厚さ2.6mm、幅130cmのものである。用いた抄紙原
料スラリーの配合は下記の通りである。
抄紙原料スラリー ガラス繊維(平均直径0.8μm):15重量部 水:9985重量部 得られた蓄電池用セパレータについて、幅方向に50mm
間隔で26箇所について、それぞれ長さ方向に20m間隔で
5箇所、計130箇所(=26×5)をチェックポイントと
し、各箇所の秤量(試料の単位面積当りの重量。単位は
g/m2)を求め、そのバラツキの大きさσを下記式により
算出した。
結果を第1表に示す。
バラツキσの計算方法 また、実施例3の場合について、各箇所の秤量(g/
m2)の測定結果を第3図に示す。
比較例1 案内板を用いることなく、抄紙原料スラリーSの流速
を0.2m/secとしたこと以外は、実施例1と同様にして蓄
電池用セパレータの製造を行ない、各箇所の秤量(g/
m2)の測定結果を第4図に示す。
比較例2〜13 案内板6の長さl及び抄紙原料スラリーSの通過速度
を第1表に示す値としたこと以外は、実施例1と同様に
して蓄電池用セパレータの製造を行ない、秤量(g/m2
のバラツキσを求め、結果を第1表に示した。
第3図、第4図及び第1表より、本発明の方法によれ
ば、目付重量のバラツキが著しく小さい蓄電池用セパレ
ータを製造することができることが明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の蓄電池用セパレータの製
造方法及び装置によれば、極細ガラス繊維を主成分とす
る高濃度スラリーを抄紙原料とする場合においても、長
さ方向、幅方向、すべての方向において、目付重量や厚
さにバラツキの殆どない、高品質の蓄電池用セパレータ
を容易かつ効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す断面図、第2図は従来法を示す断
面図、第3図及び第4図は測定結果を示すグラフであ
る。 3……ディフューザー、3……フローボックス、 4……抄紙ネット、6……案内板、 S……抄紙原料スラリー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 義典 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−224143(JP,A) 特開 昭49−125610(JP,A) 特開 昭62−238895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/16 D21F 9/00 - 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維を含む抄紙原料スラリーを、ス
    トックボックスからディフューザーを経てフローボック
    スに供給した後、抄紙ネット上に送給して抄造すること
    により蓄電池用セパレータを製造する方法において、フ
    ローボックス底面に対向して案内板を設け、抄紙原料ス
    ラリーを該案内板とフローボックス底面との間を所定の
    通過速度で通過させて抄紙ネットに導く方法であって、
    該案内板の抄紙方向長さを0.4〜3.0m、抄紙原料スラリ
    ーの通過速度を0.3〜1.2m/secとすることを特徴とする
    蓄電池用セパレータの製造方法。
  2. 【請求項2】ガラス繊維を含む抄紙原料スラリーを、ス
    トックボックスからディフューザーを経てフローボック
    スに供給した後、抄紙ネット上に送給して抄造すること
    により蓄電池用セパレータを製造する装置において、フ
    ローボックス底面に対向して案内板を上下動可能に設
    け、抄紙原料スラリーを該案内板とフローボックス底面
    との間を所定の通過速度で通過させて抄紙ネットに導く
    ようにしたことを特徴とする蓄電池用セパレータの製造
    装置。
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