JP2817263B2 - 映像表示機能を備えた分析装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、テレビの映像を表示する機能を併せ持った
分析機器に関する。

（ロ）従来技術 従来の分析機器、例えば、ガスクロマトグラフや分光
光度計などは機器に試料を注入してから、その検出結果
がアウトプットされるまでは実験者は手持ち無沙汰にな
り適宜自由な方法で時間つぶしをしていた。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、実験室に持込める道具は限られてお
り、例えば、実験室内でステレオで音楽を聞いたり、テ
レビを見たりして時間つぶしをするのは不可能に近かっ
た。

そこで、本発明は、上記課題を解決し分析の待ち時間
の時間つぶしを有効に行なえる装置を提供することを目
的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、分析機器のデータ表示画面をマルチウィン
ドゥにするとともに、該マルチウィンドゥの少なくとも
１つのウィンドゥにテレビの映像を表示する表示手段を
設けたことを特徴とする。

（ホ）作用 本発明では、分析機器のデータ表示画面にテレビの映
像を表示するので、分析の待ち時間を有効に利用でき
る。

（ヘ）実施例 本発明の実施例を図面に示す。

第１図は、本発明をガスクロマトグラフに適応した例
である。１はガスクロマトグラフ本体、２はガスクロマ
トグラフのデータ表示画面,3はファンクションキーボー
ド,4はビデオ，テレビ等の映像を表示するためのウィン
ドウ,5はテレビの映像出力端子が接続された映像発信
機,6はフロッピーディスクドライブ（FDD）,7はスピー
カである。

以上の構成において，画面２に表示される分析データ
は，実験者がファンクションキーボード３の所定のキー
を打ち込むことにより表示される。すなわち，表示のプ
ログラムは全てFDD6のフロッピー内に格納されており，
キーボード３の操作がフロッピーの読取りに対応してい
るからである。

また，ウインドウ４に表示される映像は，映像発信機
５のボタン操作により,FDD6のフロッピー内に格納され
ているプログラムを読み取り映し出す。

なお，ウインドウの画像表示方式は，ソフトウェアウ
インドウ方式が採用される。これは，メモリに格納され
ている複数のウインドウの画像情報を一旦他のスクリー
ンメモリに転送し，転送された複数のウインドウの位置
決めや重ね合せ等の編集をそのスクリーンメモリ上で行
った後，スクリーンメモリから編集された画像情報を順
次読出してウインドウに表示する方式である。

かかる方式を概略的に表わしたのが第２図である。第
２図中の分析データプログラム，画像表示プログラムは
FDD6のフロッピー内に格納されており，制御部→スクリ
ーンメモリ→ウインドウ制御部はウインドウ本体内に収
納されている。

（ト）効果 本発明によれば，分析データと共に，テレビなどの映
像も見れるので時間つぶしが有効に行い得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は，本発明をガスクロマトグラフに適応したとき
の全体図，第２図は，本発明による画像表示方式の概略
図である。 ２……データ表示画面 ４……映像表示ウインドウ

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】分析機器のデータ表示画面をマルチウィン
   ドゥにするとともに、該マルチウィンドゥの少なくとも
   １つのウィンドゥにテレビの映像を表示する表示手段を
   設けたことを特徴とする映像表示機能を備えた分析装
   置。