JPH081431B2 - クロマトグラムデータ処理装置 - Google Patents

クロマトグラムデータ処理装置

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JPH081431B2
JPH081431B2 JP59278372A JP27837284A JPH081431B2 JP H081431 B2 JPH081431 B2 JP H081431B2 JP 59278372 A JP59278372 A JP 59278372A JP 27837284 A JP27837284 A JP 27837284A JP H081431 B2 JPH081431 B2 JP H081431B2
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JP
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chromatogram
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雄一朗 田中
勝治 若林
宗雄 斎藤
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Jasco Corp
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Jasco Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクロマトグラムデータ処理装置、特に時間プ
ログラムあるいはサンプルの同定表の設定を自動化する
装置に関する。
[従来の技術] 各種成分が混在するガスあるいは液体サンプルを、特
定の吸着特性を有した充填材が充填されたカラム中に通
し、該充填材と前記各種成分の親和性の相違に基づき、
成分分離を行うクロマトグラフィーが周知である。
そして、検出対象となる成分と充填材との親和性はカ
ラムへの保持時間と対応するため、サンプルのインジェ
クションより該成分の流出にいたるまでの保持時間によ
り、その成分の特定を行うことができる。
また、流出流体中の成分を例えば吸光度法により検出
すれば、その吸光度は該成分の濃度を反映するものとな
る。
このように、クロマトグラフィーは時間列に基づき各
種成分が次々とカラムから流出してくるため、例えばカ
ラムから流出してくるガスあるいは液体の吸光度等を連
続的に測定することにより、その成分の同定と該吸光度
変化に応じた濃度を同時に分析することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、成分の同定及び定量を行うためには、
その成分毎の保持時間、濃度と検出器出力(例えば吸光
度)との相関関係等をあらかじめ得ておく必要がある。
この場合、まず既知成分、既知濃度の標準サンプルを
実際にクロマトグラフィーにより分析してみて、成分と
保持時間、濃度と検出器出力の関係を明かにしておかな
ければならない。
ところが、一般的なクロマトグラムデータ処理装置
は、そのデータ出力様式として、チャート紙上へ保持時
間と検出器出力の関係を示すクロマトグラムを出力する
機能しか有しておらず、そのチャート紙上のピークと保
持時間の関係を個々に目視計測、手動計算により把握し
なければならず、データ処理は煩雑を極めていた。
これに対し、例えば特開昭59−151059号に開示される
クロマトグラフ用データ処理装置のように、あらかじめ
コンピュータ等に同定データを取り込んでおき、実際の
サンプル測定に際して得られる実クロマトグラフの解析
を容易化したものもある。
ところが、このような装置にあっても、同定表の作成
自体は手動で行わざるを得ず、さらに改善が望まれてい
た。
すなわち、同定表は一度作成してしまえば多数のサン
プルに対しても適用できるものであるが、その作成には
成分毎に複数種類の濃度の標準サンプルを調製し、且つ
この多数の標準サンプルを実際にクロマトグラフィーに
かけてみて、その出力を得、しかもその保持時間、濃度
と検出出力の関係等を解析しなければならず、極めて煩
雑であった。
さらに、検出すべき成分によっては通常のクロマトグ
ラムの波形処理ではうまく波形処理できないことがあ
り、このような場合にはクロマトグラムの時間区間を指
定し、この区間では特殊な波形処理(テーリング処理、
リーディング処理、ロック処理等)を行わなければなら
ない。
しかしながら、これも例えば標準サンプル測定の段階
で個々に設定していかなければならず、やはり極めて煩
雑な作業が要求されていた。
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は標準サンプル測定時に極めて容易に同定
表あるいは時間プログラムを作成することのできるクロ
マトグラムデータ処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明にかかるクロマトグ
ラムデータ処理装置は、標準サンプルのインジェクショ
ンによるクロマトグラフィーで得られたクロマトグラム
データを記憶する記憶手段と、 前記クロマトグラムデータに基づきクロマトグラムを
表示するディスプレイと、 前記ディスプレイに表示されたクロマトグラム上でグ
ラフィックカーソルを移動させるカーソル移動手段と、 カーソルにより指定されたピークに関する時間データ
及び検出器出力データ、あるいはカーソルにより指定さ
れた区間に関する時間データを読み取り転送する転送手
段と、 前記転送手段からの転送データに基づき、ピークに関
する時間データ及び検出器出力データと指示部から入力
される対応成分名、標準サンプル濃度とを対応させて同
定表を作成し、あるいは区間に関する時間データと指示
部から入力される特殊波形処理の指示とを対応させて時
間プログラムを作成するデータ処理手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
なお、ここで「時間プログラム」とは、通常のクロマ
トグラムの波形処理ではうまく波形処理できない場合
に、時間区間を指定し、この区間では特殊な波形処理
(テーリング処理、リーディング処理、ロック処理等)
を行わせるためのプログラムを意味する。
[作用] 本発明にかかるデータ処理装置は、前述したように、
転送手段からの転送データと、データ処理手段を備えて
いる。
ここで、操作者はクロマトグラフィーに既知成分、既
知濃度の標準サンプルをインジェクションすると、その
クロマトグラムが得られる。そして、操作者はカーソル
移動手段によりカーソルを移動させ、特定のピークない
し区間を指定する。この結果、転送手段により該ピーク
ないし区間に関するデータをデータ処理手段に転送する
とともに、該ピークに関する操作者の指示を対応させて
時間プログラムないし同定表を作成する。
従って、同定表を作成する場合には、ピークの指定
と、該ピークに関する成分名、濃度等の入力のみを行え
ばよく、また時間プログラムを作成する場合には例えば
カーソルにより指定された保持時間区間内について特殊
波形処理を指定するのみで、極めて容易に適切な時間プ
ログラムを作成することができる。
しかも、これらの同定表作成、時間プログラム作成を
手動で行う場合と比較し、単に作業が楽になるばかりで
なく、読み取り誤差等を生じることもないという利点を
有する。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を説明す
る。
第1図には、本発明の一実施例にかかるクロマトグラ
ムデータ処理装置が示されている。
同図において、ガスクロマトグラフィーや液体クロマ
トグラフィーによる標準サンプルの測定で得られたクロ
マトグラムの電気信号1は、メモリ等からなる記憶手段
2内に記憶され、必要に応じて表示部3を構成するCRT
等のディスプレイD上に表示される。
第2図にはこの状態が示されており、図中、ディスプ
レイDにはクロマトグラムCが表示され、その上にはX
印で示されたデータ読み取り用のグラフィックカーソル
Gがある。そして、カーソル移動手段4を介してグラフ
ィックカーソルGをクロマトグラムCに沿って移動し、
所望のデータを読み取る。ここで所望のデータとは、グ
ラフィックカーソルGが位置する点におけるクロマトグ
ラムの経過時間(保持時間:ELAPS TIME;min)と、同点
における電気信号値(μV)である。なお、カーソル移
動手段4は、キーボード上の▲[←]▼,▲[→]▼等
のキーからなり、これらを押すことによりグラフィック
カーソルGはディスプレイDのスクリーン上を自由に移
動することができる。
また、本実施例においてデータ処理手段は、時間プロ
グラム/同定表設定指示部5と、該指示部5の指示に基
づき作成された時間プログラム7および同定表9、検量
線作成部10からなる。
そして、時間プログラム/同定表設定指示部5で、時
間プログラムを設定するのか同定表を設定するのか、お
よび時間プログラムの設定を行う場合には例えば指定区
間でどのような波形処理を行うのか、同定表の設定を行
う場合にはそのピークの対応成分名あるいは標準サンプ
ル濃度を指示する。
次に、転送手段6を介し、標準サンプル測定に基づき
得られたデータが上記の指示に従い時間プログラム7あ
るいは同定表9のいずれかに直接転送される。
時間プログラム7に転送されたデータに基づき、前記
カーソルで指定された領域におけるデータに関しては特
殊な波形処理を行うと設定された場合、その後の実サン
プルの測定時のクロマトグラムデータのうち該区間に相
当するデータは波形処理部8でロック処理、テーリング
処理、リーディング処理等所望の処理に付される。
また、同定表9に転送されたデータに基づき、前記カ
ーソルで指定されたピークに関して検出器出力の電気信
号値と保持時間が与えられた場合、前記設定指示部5は
入力された成分名およびその濃度とを対比させて検量線
作成部10で定量用の検量線等の作成を行い、前記保持時
間および検量線に基づき、実サンプルの測定時に定量計
算部11がその成分の定量同定を行う。
以下、通常の波形処理が行えないためロック処理の設
定を行う場合と同定表の作成を行う場合を第3図および
第4図を参照して具体的に説明する。
(例1)ロック処理の設定例 (1)まず、カーソル移動手段4の操作により、ロック
処理を開始する位置にグラフィックカーソルを移動さ
せ、キーボードの▲[ENTER]▼キーを押す(第3a
図)。
(2)設定指示部5の指示により、ロック処理を指定す
る(第3b図)。
(3)ロック処理を終了させる位置にグラフィックカー
ソルを移動させ、▲[ENTER]▼キーを押す(第3c
図)。
(4)カーソルで指定された区間の保持時間等に関する
データの読み取りを終了し、これを時間プログラムに転
送し、以後この区間のピークに関してはロック処理を行
うように時間プログラムを設定する(第3d図)。
(例2)同定表の作成例 (1)同定すべきピークの立ち上がりと立ち下がりの間
にグラフィックカーソルを移動させ、▲[ENTER]▼キ
ーを押して(第4a図)、ピークの特定を行う。
(2)サンプル名、濃度等、同定表作成に必要なパラメ
ータを設定指示部5から入力する(第4b図)。
(3)データの読み取りを終了し、これを同定表設定部
に転送し(第4c図)、該保持時間に存在するピークの成
分および検量線作成を行う。
[発明の効果] 以上説明したように本発明にかかるクロマトグラムデ
ータ処理装置によれば、標準サンプルのクロマトグラム
をディスプレイ上に表示し、カーソルの移動により範囲
あるいはピークを特定しつつ、時間プログラムあるいは
同定表の設定を行うことができるので、これら時間プロ
グラムあるいは同定表の作成が極めて簡易となると共
に、標準サンプルデータの読み取り誤差や転記ミスを生
じることなく正確な時間プログラムあるいは同定表の作
成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるクロマトグラムデータ処理装置
のブロック図、 第2図はディスプレイに表示されたクロマトグラムとグ
ラフィックカーソルを示す図、 第3図は、ロック処理の設定例を示す説明図、 第4図は、同定表の作成例を示す説明図である。 D…ディスプレイ C…クロマトグラム G…カーソル 1…クロマトグラムの電気信号 2…記憶部 3…表示部 4…カーソル移動手段 5…時間プログラムおよび同定表設定指示部 6…転送手段 7…時間プログラム 8…波形処理部 9…同定表 10…検量線作成部 11…定量計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 宗雄 東京都八王子市石川町2967番地の5 日本 分光工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−151059(JP,A) 特開 昭59−188527(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準サンプルのインジェクションによるク
    ロマトグラフィーで得られたクロマトグラムデータを記
    憶する記憶手段と、 前記クロマトグラムデータに基づきクロマトグラムを表
    示するディスプレイと、前記ディスプレイに表示された
    クロマトグラム上でグラフィックカーソルを移動させる
    カーソル移動手段と、 カーソルにより指定されたピークに関する時間データ及
    び検出器出力データ、あるいはカーソルにより指定され
    た区間に関する時間データを読み取り転送する転送手段
    と、 前記転送手段からの転送データに基づき、ピークに関す
    る時間データ及び検出器出力データと指示部から入力さ
    れる対応成分名、標準サンプル濃度とを対応させて同定
    表を作成し、あるいは区間に関する時間データと指示部
    から入力される特殊波形処理の指示とを対応させて時間
    プログラムを作成するデータ処理手段と、を備えたこと
    を特徴とするクロマトグラムデータ処理装置。
JP59278372A 1984-12-29 1984-12-29 クロマトグラムデータ処理装置 Expired - Lifetime JPH081431B2 (ja)

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JPS61159159A JPS61159159A (ja) 1986-07-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151059A (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 Hitachi Ltd クロマトグラフ用デ−タ処理装置
JPS59188527A (ja) * 1983-04-11 1984-10-25 Hitachi Ltd 分光光度計

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