JP2817256B2 - トラック・ホールド回路 - Google Patents
トラック・ホールド回路Info
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Description
化および高精度化に関するものである。
グ・スイッチにはダイオードブリッジが用いられてい
る。ディスクリート素子を用いたトラック・ホールド回
路は配線のLやCによる影響で、速度に制約(例えば30
〜50MHz)が生じるので、それ以上高速にするためにはI
C化が必要となる。
トラック・ホールド回路の具体例を示す構成回路図であ
る。D1〜D4はダイオードブリッジ回路(以下ダイオード
ブリッジと呼ぶ)を構成するショットキーダイオード、
VinはダイオードD1とD3の接続点とコモンの間に加わる
アナログ入力電圧、CHはダイオードD2とD4の接続点とコ
モンの間に接続するホールドキャパシタ、R1,R2はそれ
ぞれの一端が正電源電圧VCCに接続しそれぞれの他端が
ダイオードブリッジ1のアノード側端子(D1,D2のアノ
ード端子)およびカソード側端子(D3,D4のカソード端
子)に接続する電流制限用抵抗、D5〜D8はダイオードブ
リッジ1のアノード側およびカソード側とコモンの間に
接続してホールド時にダイオードブリッジ1に逆バイア
ス電圧を与えるためのショットキーダイオード、Q1,Q2
はそのコレクタ端子がそれぞれ抵抗R1,R2の他端と接続
し、そのエミッタ端子同士が接続して差動トランジスタ
対を構成するSST等の超高速NPNトランジスタ、V2,V1は
それぞれトランジスタQ1,Q2のベース端子とコモンの間
に加わる電流切換用のT/Hクロック、Q3はトランジスタQ
1,Q2のエミッタ端子にそのコレクタ端子が接続するNPN
トランジスタ、R3はトランジスタQ3のエミッタ端子と負
電源電圧VEEの間に接続する抵抗、VBBはトランジスタQ3
のベース端子とコモンの間に加わる定電流設定用電圧で
ある。トランジスタQ3,抵抗R3およびバイアス電圧源VBB
は定電流回路を構成する。トランジスタQ1,Q2および上
記の定電流回路からなる回路はダイオードブリッジ1を
その駆動端子、すなわちアノード側端子(D1,D2のアノ
ード端子)およびカソード側端子(D3,D4のカソード端
子)を介して駆動する駆動回路2を構成する。
スタQ2がオン,Q1がオフとなって、抵抗R1から出力され
る電流Iはダイオードブリッジ1を順方向に流れ、抵抗
R2からの電流Iとともに合流し、トランジスタQ2を介し
て2Iの電流がトランジスタQ3および抵抗R3からなる定電
流回路に流入する。この結果ダイオードブリッジ1から
なるスイッチが導通してトラック状態となり、キャパシ
タCHの電圧は入力電圧Vinに追従する。V2がHigh,V1がLo
wのときトランジスタQ2がオフ,Q1がオンとなって、抵抗
R2からの電流IはダイオードD7,D8を通ってコモンに流
れ込み、コモンからダイオードD5,D6を介して流れ込む
電流Iと抵抗R1から出力される電流Iと合流し、トラン
ジスタQ1を介して2Iの電流がトランジスタQ3および抵抗
R3からなる定電流源に流入する。この結果ダイオードブ
リッジ1は逆バイアスされてオフとなって、ホールド状
態となり、キャパシタCHの電圧は入力電圧Vinから切離
されて一定に保持される。実際には入力電圧Vinはホー
ルドアンプを介してダイオードブリッジ回路1に加えら
れ、ホールドキャパシタCHの保持電圧はホールドアンプ
を介して出力される。
よりダイオードブリッジ1を流れる電流が変るため、ト
ラック/ホールド切換のスピードが一定にならないとい
う問題があった。これはPNPトランジスタを用いた高精
度なソース定電流源を抵抗R1,R2に置換えれば改善され
るが、高速ICプロセスではPNPトランジスタが得られな
いという問題があった。
で、IC化された高速・高精度な高速トラック・ホールド
回路を実現することを目的とする。
り入力信号をホールドキャパシタで追従・保持するよう
に構成したトラック・ホールド回路に係るもので、その
特徴とするところはダイオードブリッジ回路を駆動する
駆動回路と、前記ダイオードブリッジ回路の出力電圧を
保持するホールドキャパシタと、このホールドキャパシ
タの保持電圧を入力してその入力電圧に追従したシフト
電圧を発生するレベルシフト回路を具備するホールドア
ンプと、前記レベルシフト回路の出力端とダイオードブ
リッジ回路の駆動端子との間に接続する抵抗とを備え、
抵抗を介してダイオードブリッジ回路に入力信号レベル
と無関係に定電流を供給するように構成した点にある。
ト電圧と入力信号レベルの差が一定となり、抵抗を介し
てダイオードブリッジ回路に定電流が流れる。
は本発明に係るトラック・ホールド回路の一実施例を示
す構成回路図で、一部をブロックで表したものである。
ここで第2図と同じ部分は同一の記号を付して説明を省
略する。1はダイオードブリッジ回路、2はT/Hクロッ
クによりダイオードブリッジ回路1からの出力電流を切
換える駆動回路、3はダイオードブリッジ回路1に入力
電圧Vinを加える高速アンプ、4はホールドキャパシタC
Hの保持電圧に対応する電圧を出力する帰還形の高精度
ホールドアンプでレベルシフト回路を内蔵するもの、RI
はホールドアンプ4からのシフト電圧出力端子とダイオ
ードブリッジ回路1の駆動端子との間に接続する電流設
定用抵抗である。VDDは高速アンプ3に供給される負電
源電圧である。
力電流の差動段を構成するNPNトランジスタ、Q9,Q10は
出力バッファを構成するNPNトランジスタ、Rfはフィー
ドバック用の抵抗、I1,I2は動作電流を求める定電流源
であり、Q11はレベルシフト用のトランジスタ,R4および
R5はレベルシフト電圧を決める抵抗、Q12はシフト電圧
出力用トランジスタである。
ブリッジ回路1および駆動回路2の動作は第2図の従来
例の場合と同様である。ホールドアンプ4において、差
動段のトランジスタQ4,Q5およびQ6,Q7にはそれぞれI1/2
の動作電流が流れる。抵抗Rfのフィードバックにより、
保持電圧VHと出力電圧VOとの間はゲイン1の増幅器とな
る。すなわち VHVO …(1) したがってトランジスタQ7のコレクタ電圧VAは、Q9〜Q
12のベースエミッタ間電圧VBEを等しいとすると、 VA=VH+2VBE …(2) となり、ブートストラップ電圧VBは VB=VA+VS−VBE =VH+2VBE+(R4+R5)VBE/R4−VBE =VH+(2R4+R5)VBE/R4 …(3) となり保持電圧VHに追従する。ここでVSはレベルシフト
回路により生じるシフト電圧である。駆動回路2におけ
る定電流回路の定電流値がIOのとき、 RI=2VB/IO …(4) となるようなRIを選択すると、ホールド時に入力電圧V
inが変化しても、これと無関係に一定の電流がダイオー
ドブリッジ回路1のダイオードに流れる。
ホールドアンプ中の高精度レベルシフトによるブートス
トラップ電圧が入力信号に精度よく追従するもので、ダ
イオードブリッジに一定の電流を流すことができる。そ
の結果、NPNトランジスタと抵抗だけの一般的な高速IC
プロセスの条件のもとで、トラック・ホールド回路の高
速・高精度化を図ることができる。これにより、例えば
100MHz10ビット精度のトラック・ホールド回路を実現す
ることができる。
ドアンプ4はバイポーラトランジスタで構成している
が、これに限らず、FET等他の能働素子を用いることが
できる。
するような構成も、動作電流によってはホールド時のダ
イオードブリッジの逆バイアス電圧を確保できるので、
可能である。
IC化された高速・高精度な高速トラック・ホールド回路
を簡単な構成で実現することができる。
例を示す構成回路図、第2図は従来例のトラック・ホー
ルド回路を示す構成回路図である。 1……ダイオードブリッジ回路、2……駆動回路、4…
…ホールドアンプ、Vin……入力信号、CH……ホールド
キャパシタ、VS……シフト電圧、Q11……レベルシフト
用トランジスタ、R4,R5……レベルシフト用バイアス抵
抗、RI……抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】ダイオードブリッジ回路のスイッチ動作に
より入力信号をホールドキャパシタで追従・保持するよ
うに構成したトラック・ホールド回路において、ダイオ
ードブリッジ回路を駆動する駆動回路と、前記ダイオー
ドブリッジ回路の出力電圧を保持するホールドキャパシ
タと、このホールドキャパシタの保持電圧を入力してそ
の入力電圧に追従したシフト電圧を発生するレベルシフ
ト回路を具備するホールドアンプと、前記レベルシフト
回路の出力端とダイオードブリッジ回路の駆動端子との
間に接続する抵抗とを備え、入力信号レベルと無関係に
抵抗を介して定電流を供給するように構成したことを特
徴とするトラック・ホールド回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241312A JP2817256B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | トラック・ホールド回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241312A JP2817256B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | トラック・ホールド回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104095A JPH03104095A (ja) | 1991-05-01 |
JP2817256B2 true JP2817256B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=17072421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1241312A Expired - Lifetime JP2817256B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | トラック・ホールド回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2817256B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4874604B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2012-02-15 | Hoya株式会社 | 超音波モータ |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP1241312A patent/JP2817256B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104095A (ja) | 1991-05-01 |
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