JP2817131B2 - インバ−タ装置 - Google Patents
インバ−タ装置Info
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- JP2817131B2 JP2817131B2 JP5032725A JP3272593A JP2817131B2 JP 2817131 B2 JP2817131 B2 JP 2817131B2 JP 5032725 A JP5032725 A JP 5032725A JP 3272593 A JP3272593 A JP 3272593A JP 2817131 B2 JP2817131 B2 JP 2817131B2
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Description
る電圧形インバータに係り、特に電動機の異常振動を抑
制し得るインバータ装置に関するものである。
ものである。すなわち、インバータ装置は、指令値とし
て磁束指令値φ*,角周波数指令値ω*を、検出値とし
て電動機の電圧をそれぞれ入力し、三相の電圧指令Vu
*,Vv*,Vw*を得て電動機電圧を制御する装置で
ある。
指令値Vu*,Vv*,Vw*を取り込んで、三相誘導
電動機(以下単に電動機という)2を駆動する。電動機
線間電圧の三相分を電圧検出器3で検出し、(三相−二
相)変換を経て得られたVd,Vqを、磁束演算器4に
入力する。
算器4にて、演算磁束ベクトルφd,φqが得られる。
Tは時定数である。 φd={T/(1+ST)}・Vd φq={T/(1+ST)}・Vq ‥‥‥‥‥‥‥(1)
分して得た位相角θを関数発生器10に入力し、(sin
θ),(cos θ)を得る。位相差演算器11では、φd,
φq,sin θ,cos θを用いて、位相誤差εを、 ε=φd・sin θ−φq・cos θ ‥‥‥‥‥‥‥(2) より得る。
幅器12を介して増幅した値と、角周波数指令値ω*およ
び磁束指令値φ*の2値を掛算器8にて掛けた値とを加
算器13に加え、電圧指令値Vrが得られる。
られた磁束φの絶対値を、減算器6を用いて磁束指令値
φ*から引く。その値を比例積分演算を行う演算増幅器
7で増幅し、電圧指令値Vφが得られるものとなる。得
られた電圧指令値Vr,Vφを、電圧変換器14にて三相
の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換する。
る。最初に、電圧指令値Vr,Vφをd,q座標系の電
圧指令値Vd,Vqに変換する。 Vd=Vφ・cos θ−Vr・sin θ Vq=Vφ・sin θ+Vr・cos θ ‥‥‥‥‥‥‥(3)
により、三相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を得
る。 Vu*=√(2/3)・Vd Vv*=√(2/3)・{(−1/2)Vd+(√3/2)Vq} Vw*=√(2/3)・{(−1/2)Vd−(√3/2)Vq} ‥‥‥‥‥‥‥(4)
は、誘導機に生じるスロット高調波の影響で電動機にト
ルクリップルが発生する。そのトルクリップルによって
電動機速度が変動し、インバータ周波数は一定なためす
べり周波数が変動する。すると、それによってトルクが
変動し、速度が変動する。その速度の変動がさらにすべ
り周波数,トルクの変動を引き起こし、ついには発振し
てしまう。特に、慣性モーメントの小さいシステムで運
転する場合に、この発振現象が発生し易い。
問題点を解消するためなされたものであり、電圧形イン
バータの出力電流を検出する電流検出器と、この電流検
出器の出力と電動機電圧より演算磁束ベクトルを演算す
る磁束演算器の出力を用いてトルクに相当する量を演算
するトルク演算器とを少なくとも備え、電圧指令値出力
よりこのトルク演算器出力を減じた修正電圧指令値を得
るよう構成したものである。
電流値と演算磁束ベクトルφd,φqより電動機のトル
クにほぼ比例する量をトルク演算器で演算し、その相当
量のトルクτを減算器により電圧指令値Vrにフィード
バックすることにより、トルク振動を抑制できる。
リップルが発生し電動機の速度が減少すると、インバー
タ周波数が一定のためすべり周波数が増加し、減算器に
よりインバータ周波数に比例する電圧指令値が小さくな
り、インバータ周波数が減少する。すると、電動機のす
べり周波数は減少するため負荷トルクは減少し、トルク
リップルによる負荷トルクの増加は抑えられる。逆に、
トルクリップルにより負荷トルクが減少しても、同様に
して負荷トルクの減少は抑えられる。以下、本発明を実
施例図面を参照して、さらに詳細説明する。
の要部構成を示すもので、15は電流検出器、16はトルク
演算器、17は減算器である。図中、図2と同符号の部分
は同じ機能を有する部分を示す。すなわち、図2におい
ては電圧形インバータ1の出力側に電流検出器15が設け
られ、電流検出器15出力と磁束演算器4出力を入力とす
るトルク演算器16が設けられ、加算器13出力とトルク演
算器16出力を入力として電圧指令値Vr′を出力する減
算器17が付設された構成をなすものである。
巻線電流三相分を検出して(三相−二相)変換を経て、
電流値Id,Iqを出力する。この電流値Id,Iqと
磁束演算器4から得られた演算磁束ベクトルφd,φq
とをトルク演算器16に入力し、トルクτを計算する。
の電圧指令値Vrから引き、その出力の新たな電圧指令
値のVr′を得る。この修正電圧指令値を電圧変換器14
に与えるものである。
するとトルク演算器16出力のトルクτが増加し、減算器
17によりインバータ周波数に比例する電圧指令値が小さ
くなり、インバータ周波数が減少する。すると、電動機
のすべり周波数は減少するので負荷トルクは減少し、ト
ルクリップルによる負荷トルクの増加は抑えられる。逆
に、トルクリップルにより負荷トルクが減少しても、同
様にして負荷トルクの減少は抑えられる。
ルクリップルによる負荷トルクの増減に応答して、負荷
トルクは安定し電動機の異常振動を抑制し得る簡便な構
成の装置を提供できる。
ブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電圧指令値を入力して誘導電動機を駆動
する電圧形インバータ、該誘導電動機電圧を検出する電
圧検出器、該電圧検出器出力より演算磁束ベクトルを演
算する磁束演算器、角周波数指令値を積分して位相角を
出力する積分器、該積分器出力から三角関数を発生する
関数発生器、前記磁束演算器および関数発生器出力から
位相差誤差を演算する位相差演算器、該位相差演算器出
力を比例積分増幅して位相制御量を出力する第1の演算
増幅器、前記角周波数指令値と磁束指令値より電圧振幅
値を出力する掛算器、前記第1の演算増幅器出力と掛算
器出力を加える加算器、前記磁束演算器出力の絶対値を
演算する絶対値演算器、該絶対値出力を前記磁束指令値
から減ずる第1の減算器、該第1の減算器出力を比例積
分増幅して磁束制御量を出力する第2の演算増幅器、前
記加算器出力と第2の演算増幅器出力を入力して電圧指
令値を演算する電圧変換器を具備するインバータ装置に
おいて、前記電圧形インバータの出力電流を検出する電
流検出器と、該電流検出器出力と前記磁束演算器出力を
用いてトルク相当量を演算するトルク演算器と、前記加
算器出力よりトルク演算器出力を減じた修正電圧指令値
を前記電圧変換器に与える第2の減算器とを設けてなる
こと特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032725A JP2817131B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | インバ−タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032725A JP2817131B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | インバ−タ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06233587A JPH06233587A (ja) | 1994-08-19 |
JP2817131B2 true JP2817131B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12366823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5032725A Expired - Fee Related JP2817131B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | インバ−タ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2817131B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100373769C (zh) * | 1997-10-31 | 2008-03-05 | 株式会社日立制作所 | 电源转换设备 |
KR100696118B1 (ko) * | 2005-01-14 | 2007-03-20 | 엘지전자 주식회사 | 동기 릴럭턴스 모터의 토크 제어 장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5032725A patent/JP2817131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06233587A (ja) | 1994-08-19 |
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