JP2816527B2 - 粉粒体の吐出方法とその装置 - Google Patents

粉粒体の吐出方法とその装置

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JP2816527B2
JP2816527B2 JP6010187A JP1018794A JP2816527B2 JP 2816527 B2 JP2816527 B2 JP 2816527B2 JP 6010187 A JP6010187 A JP 6010187A JP 1018794 A JP1018794 A JP 1018794A JP 2816527 B2 JP2816527 B2 JP 2816527B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、医薬品、塗料、
粉末冶金、及びその他様々な種類の粉粒体を他の主成分
に対して微量配合し、或いは微量添加するのに好適な粉
粒体の吐出方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医薬品としての錠剤の製造に際
しては、計量−混合−造粒−混合−製錠−検査の6工程
を経るのが一般的であるが、医薬品の能書きに微量と表
示される微量添加物の添加作業は、計量時において精密
天秤によって精秤されてから混合又は製錠工程で主薬成
分に添加されている。而して、精密天秤を用いて添加物
の精秤を行う作業にあっては、その添加物が微量で、秤
量が微小であることにより、その秤量作業を自動化する
ことが困難である。そこで、従来では、微量添加物の秤
量を作業員が手作業で行っており、このため従来ではこ
の秤量された微量添加物を主薬成分に添加する作業につ
いてもやはり作業員が手作業で行っていたのが一般的で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように人手作業によって添加物を添加していたので
は、作業員の労力負担が大きく、作業性も劣るという難
点があった。特に、医薬品の製造については、通常バッ
チ生産であるから、生産数量分の秤量作業が必要となっ
て、作業員の労力負担は一層顕著となっており、このよ
うな難点が改善されるように強く要望されていた。
【0004】尚、上記難点を解消する策としては、例え
ば顆粒剤の分包機に用いられる升による擦り切り方式
や、スクリューの押出しによる供給方式等に代表される
容積式の定量供給方法を採用し、添加物となる粉粒体の
秤量を行うことなく、添加物を主薬成分に対して定量供
給させることも考えられる。ところが、このような方法
では、医薬錠剤1錠あたりで微量とされる0.1〜1
〔mg〕オーダーの粉粒体の定量且つ微量の連続供給
が、粉粒体の付着性や機械の総合精度の点から困難とな
っていた。従って、錠剤の製造のように微量添加物の添
加量に非常に高い精度が要求される場合には、結局は、
その秤量を人手によって行ってから、この添加物を人手
によって主成分に添加せざるを得ない状況となってい
た。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、粉粒体を作業員の人手によることなく高精度で且つ
定量的に、しかも連続的に微量吐出させる方法及び装置
を提供し、もって微量添加物の添加作業の作業能率を高
めることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明は、多数の小孔を
形成した多孔部を備えた容器中に粉粒体を充填させた状
態で、この容器の少なくとも多孔部をガス流中で振動さ
せることにより、この容器内の粉粒体を前記多孔部の小
孔から連続的に且つ定量的にガス流中に吐出させる、粉
粒体の吐出方法である。
【0012】請求項2に記載の本発明は、上記請求項1
の構成において、前記容器の少なくとも多孔部を振動さ
せる手段が、ハンマリング又はバイブレータ等による機
械的手段によって容器に振動を付与する手段である。
【0013】請求項3に記載の本発明は、上記請求項2
とは異なり、上記請求項1の構成において、前記容器の
少なくとも多孔部を振動させる手段が、前記ガス流を脈
動流又は圧縮ガスのパルス的な噴流とする手段である。
【0014】請求項4に記載の本発明は、上記請求項1
に記載の本発明に係る粉粒体の吐出方法を実施するため
の装置であり、内部に粉粒体を収容するための空間部を
形成し且つ少なくとも先端側に多数の小孔を形成した多
孔部を備えた容器と、この容器の多孔部が配置される位
置へガス流を供給させるためのガス流供給手段とを備
え、前記容器の多孔部がガス流内で振動することにより
この容器内の粉粒体が多孔部の小孔から連続的に且つ定
量的にガス流中へ吐出されるように構成された、粉粒体
の吐出装置である。
【0015】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る粉粒体の吐出方法においては、容器の多孔部をガ
ス流中で振動させると、容器内の粉粒体がその振動作用
によって多孔部の小孔を通過してガス流中に連続的に且
つ定量的に吐出される。而して、かかる粉粒体の吐出量
は、多孔部の小孔の開口径、数、多孔部の振動の周期、
振幅、及びガス流の状況等の条件により左右され、これ
らの各条件を所望の条件に一定化させることにより、や
はり粉粒体を微量ずつ定量的に且つ連続して吐出させる
ことができる。
【0021】請求項3に記載の本発明に係る粉粒体の吐
出方法では、脈動流又は圧縮ガスのパルス的な噴流とさ
れたガス流によって容器の多孔部を振動させることがで
きるので、容器の多孔部を振動させるための機械的な手
段を別途設けるような必要はなく、装置構成の簡素化が
図れることとなる。
【0022】請求項4に記載の本発明に係る粉粒体の吐
出装置においては、多孔部を備えた容器内に粉粒体を収
容させた状態で、ガス流供給手段からその容器の多孔部
にガス流を供給させて、この容器の多孔部を振動させる
ことができるので、上記請求項1に記載の本発明に係る
粉粒体の吐出方法を適切に実施することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る粉粒体
の吐出装置Aを示す一部切欠断面正面図である。この吐
出装置Aは、注射筒の如き形状に形成された容器3、こ
の容器3の上部に自動開閉バルブ8bを介して連設され
た粉粒体貯蔵ホッパー4、この粉粒体貯蔵ホッパー4や
前記容器3内へ圧縮ガス(例えば圧縮空気)を供給する
ための圧縮ガス源としてのガス圧縮機1(エアコンプレ
ッサ)、及びその他後述の各機器を具備している。
【0024】上記のうち、容器3は、内部に粉粒体mを
収容するための空間部30を形成したもので、その下端
先端側には、細長状のパイプ部2aを有するノズル2が
装着されている。容器3の底部側は、例えばその形状が
円錐状に形成される等して、容器3内の粉粒体mがノズ
ル2内へスムースに流入するように配慮されている。ま
た、粉粒体mがノズル2の上方位置で不当に凝固して詰
まりを生じる現象(ブリッジ現象)を生じさせないよう
に、容器3内の底部に例えば陣笠状、或いはリング状の
部材(不図示)が必要に応じて設けられている。
【0025】容器3内への粉粒体mの充填は、自動開閉
バルブ8bが開状態とされ、粉粒体貯蔵ホッパー4内に
充填されている粉粒体mが容器3内へ落下することによ
りなされる。容器3の側方には、粉粒体mの充填レベル
を検出するためのホトセンサ等で構成された粉粒体mの
上限検知センサ9と下限検知センサ10aとが設けられ
ており、容器3内の粉粒体mの充填レベルが下限検知セ
ンサ10aよりも低くなると、自動開閉バルブ8bが開
放して容器3内への粉粒体mの補給がなされる。次い
で、その後粉粒体mの充填レベルが上限検知センサ9の
レベルに達すると、自動開閉バルブ8bが閉状態となっ
て、粉粒体mの補給が停止される構成とされている。こ
の自動開閉バルブ8bの開閉動作は、別途設けられたコ
ントローラ(制御盤)12aによって制御されるように
構成されている。
【0026】粉粒体貯蔵ホッパー4内には配管部20か
ら逐次新たな粉粒体mを供給できるように構成されてい
る。粉粒体貯蔵ホッパー4内への粉粒体mの供給は、例
えば粉粒体貯蔵ホッパー4の底部に設けた下限検知セン
サ10bよりも粉粒体mのレベルが低下すると、その時
点で配管部20に設けられた自動開閉バルブ8cを開放
状態とさせて、新たな粉粒体mが粉粒体貯蔵ホッパー4
内へ投入されるように構成することができる。但し、こ
のような構成に代えて、例えば下限検知センサ10bよ
りも粉粒体mのレベルが低下すると、その時点で自動開
閉バルブ8aを閉、自動開閉バルブ8cを開として、容
器3内及び粉粒体貯蔵ホッパー4内を大気圧状態に復帰
させ、警報を発生させるようにしてもよい。このような
制御もコントローラ12aによって実行させることがで
きる。
【0027】容器3とガス圧縮機1とは配管5を介して
相互に接続されているが、容器3に対する配管5の接続
位置は、容器3内の粉粒体mの上限レベルよりも上方と
されている。配管5の途中には、ガス圧縮機1から容器
3側へ供給される圧縮空気の圧力を所定の誤差の範囲又
は許容範囲内で一定化させるための圧力設定器7や自動
開閉バルブ8aが設けられている。この自動開閉バルブ
8aは、容器3の上部に取付けられた圧力検知センサ1
1で検出される容器3内の圧力値が所定の一定値となる
ようにコントローラ12aの制御によって開閉されるも
ので、容器3内の圧力値が所定の圧力値よりも低くなる
と、開状態とされて容器3内へ圧縮空気の供給を行わせ
る。そして、容器3内が所定の圧力値に達すると、その
時点で閉状態とされて容器3内への圧縮空気の供給を停
止させるように制御されている。
【0028】ガス圧縮機1からの圧縮空気は、容器3内
へ供給されるだけではなく、分岐配管6を介して粉粒体
貯蔵ホッパー4内にも供給される。これは、粉粒体貯蔵
ホッパー4内と容器3内との圧力差をなくし、自動開放
バルブ8bが開放された際に容器3内の粉粒体mが粉粒
体貯蔵ホッパー4側へ逆流するのを防止するためであ
る。
【0029】次に、上記粉粒体の吐出装置Aを用いた場
合の本発明に係る粉粒体の吐出方法の一例について説明
する。先ず、容器3内に適量の粉粒体mを充填させた状
態において、自動開閉バルブ8aを開放させて、ガス圧
縮機1から容器3内に圧縮空気を連続的に供給し、容器
3内が所定の一定圧に達した時点で自動開閉バルブ8a
を閉じればよい。これにより、容器3に供給された圧縮
空気がノズル2から排気され、これに伴って粉粒体mも
ノズル2から外部に吐出されることとなる。
【0030】この粉粒体mの吐出量は、ノズル2等の各
部の形状や寸法的な条件を一定化させた条件下では、容
器3内の圧力を所定の値にすることにより定量化するこ
とができる。そして、この圧力値を所望の値に制御する
ことにより、粉粒体mの吐出量を任意の所望量に加減し
た上で、連続的に且つ定量的に微量吐出させることがで
きる。ノズル2から圧縮空気が順次排気されると容器3
内の圧力値は低下するが、この圧力値が一定値以下にな
ると自動開閉バルブ8aが開放して圧縮空気が容器3内
に補充されるので、容器3内の圧力は略一定値に維持さ
れることとなり、粉粒体mの定量的な微量吐出を継続し
て実行することが可能である。
【0031】また、本発明では、ガス圧縮機1から容器
3内に連続的に圧縮空気を供給させるだけではなく、自
動開閉バルブ8aを一定時間の間隔で開閉させて、圧縮
空気を容器3内へ断続的に供給させるようにしている。
かかる断続的な圧縮空気の供給によれば、容器3内にパ
ルス的な圧力波を生じさせて、粉粒体mを強制的に振動
させることができるので、粉粒体mがノズル2の内部に
詰まりを生じるようなことを極力防止することが可能で
ある。
【0032】表1に、本実施例に係る粉粒体の吐出方法
の試験条件を示す。圧縮ガスの断続供給は50〔ミリ
秒〕ごとに自動開閉バルブ8aを開閉させ、設定圧力に
達するまでこれを繰り返す方法で試験を行った。
【表1】
【0033】表2に、上記表1で示した試験を10分間
連続して試験し、それを5回繰り返した場合の1分間あ
たりの平均吐出量、及び変動係数(標準偏差÷平均吐出
量×100〔%〕)を示す。
【表2】
【0034】表1に示す試験条件において、ノズル2の
目詰まりは認められなかった。また、圧縮空気の吐出方
法を連続と断続の何れに変えた場合にも、変動係数に大
きな変化は認められず、粉粒体吐出の定量性に悪影響を
与えなかった。更に、圧縮空気の供給圧力やノズル径を
適切に選択することにより、定量的に任意の微量吐出量
が得られることが確認された。
【0035】図2は、本発明の第2実施例に係る粉粒体
の吐出装置Aaを示す要部断面図である(第1実施例と
同一部位は同一符号で示す。他の図も同様)。この吐出
装置Aaは、ガス流供給手段18から供給されてくるガ
ス流のガイドを行うための吐出管16、この吐出管16
の上部に連設された短管部17内に一部挿入した状態に
設けられた容器13、及びこの容器13に自動開閉バル
ブ8bを介して接続された粉粒体貯蔵ホッパー4等を具
備している。
【0036】上記のうち、ガス流供給手段18として
は、例えば圧縮空気を一定時間間隔で断続的に供給する
ことにより圧縮空気をパルス的な噴流状態で供給すべく
構成された装置、又は空気圧が周期的に変動する脈動状
態の空気供給を行う装置が適用されている。
【0037】容器13は、内部に粉粒体mを収容するた
めの空間部30aを形成した筒状の容器本体13の下端
先端部に、可撓性を有する軟質な袋状に形成されたフッ
素樹脂(商品名:テフロン)製の濾布15がクランプバ
ンド14aによってクランプされて取付けられている。
この濾布15は、例えば150メッシュに相当するメッ
シュ状のもので、本発明の小孔15aを多数形成した多
孔部に相当し、この袋状に形成された濾布15内にも粉
粒体mが充填される。容器13は、その外周に取付けら
れたフランジ部31が短管部17のフランジ部17a上
に載置されてクランパー32によってクランプされるこ
とにより短管部17内に挿入された状態に取付けられ、
これにより容器13の下端先端部に位置する濾布15が
吐出管16内に配置されている。
【0038】容器13への粉粒体mの投入は、容器13
内の粉粒体mの充填レベルが検知センサ19よりも下降
した時点で自動開閉バルブ8bが開放し、粉粒体貯蔵ホ
ッパー4内の粉粒体mが容器13内へ落下することによ
りなされ、容器13内には常に一定量以上の粉粒体mが
収容された状態となるように構成されている。これによ
り、容器13の最下部に位置する濾布15内の粉粒体m
には、常に一定の粉粒体圧が作用した状態となってい
る。尚、上記のような容器13内への粉粒体mの投入動
作はコントローラ12bによって自動制御される。
【0039】上記構成の粉粒体の吐出装置Aaでは、容
器13内へ粉粒体mを収容させた状態において、ガス流
供給手段18から吐出管16内へ圧縮空気を一定時間間
隔で断続的に供給し、或いは脈動状態の空気供給を行わ
せて、吐出管16内に空気圧が変動するガス流を生じさ
せると、このガス流によって濾布15を左右に揺動させ
た状態に振動させることができる。すると、この濾布1
5内に収容されている粉粒体mは、濾布15の振動動作
によって濾布15の多数の小孔15a(メッシュ孔)を
通過して吐出管16内へ微量ずつ連続して定量的に流出
することとなる。従って、吐出管16からは、圧縮空気
のガス流と共に、微量の粉粒体mを連続して定量的に吐
出させることができる。
【0040】本実施例では、ガス流として脈動空気を用
いて、表3に示す条件で試験を行った。評価方法は、第
1実施例と同様である。
【表3】
【0041】表4に試験結果を示す。試験結果におい
て、濾布15に目詰まりは認められず、脈動空気の脈動
周期や吐出量を変えることにより、粉粒体の吐出濃度を
任意に変化させることができた。また、脈動周期を変え
ても変動係数に大きなばらつきは認められず、吐出の定
量性に悪影響を与えなかった。
【表4】
【0042】図3は、本発明の第3実施例に係る粉粒体
の吐出装置Abの一部切欠断面図である。この吐出装置
Abは、その基本的な構成は第2実施例で示した吐出装
置Aaと共通するが、容器13には、この容器13に対
して振動を付与するためのバイブレータ33が取付けら
れ、このバイブレータ33の作動によって容器13に振
動を付与し、その先端部の濾布15を振動させ得るよう
に構成されている。尚、好ましくは、容器13は短管部
17に対してフレキシブルな状態に取付けられ、濾布1
5がバイブレータ33の振動によって充分に大きな振幅
で振動するように配慮されている。吐出管16内にガス
流を供給するためのガス流供給手段18Aとしては、第
2実施例の場合とは異なり、空気圧変動のない連続した
通常の送風動作(空気供給)を行うものが適用されてい
る。
【0043】上記構成の吐出装置Abにあっては、ガス
流供給手段18Aで発生されるガス流によって濾布15
を積極的に振動させることはできないものの、濾布15
をバイブレータ33の振動付与作用によって吐出管16
内のガス流中において振動させることができる。従っ
て、かかる装置構成であっても、第2実施例の場合と同
様に、濾布15の多数の小孔15aから粉粒体mを連続
的に且つ定量的に吐出させることができ、この粉粒体m
をガス流によって所定の位置へ適切に導くことが可能で
ある。
【0044】尚、上記構成の吐出装置Abにあっては、
バイブレータ33に代えて、容器13に対してハンマリ
ング動作を行う装置を設けた場合にも同様な作用が得ら
れる。また、請求項1〜4に記載の本発明では、容器1
3の全体を振動させるように構成してもよいが、必ずし
もこれに限定されず、例えば濾布15の部分に機械的振
動を直接付与させて、この濾布15の箇所のみを部分的
に振動させるようにしてもよい。
【0045】更に、本発明では、濾布15を必ずしも袋
状に形成する必要もない他、多孔部を濾布によって形成
する必要もない。例えば図4に示すように、容器13A
の底部にフィルター15Aを設けて、このフィルター孔
から粉粒体mが吐出されるように構成してもよい。ま
た、かかるフィルター15A以外として、例えば容器1
3Aにパンチング孔を施すようにしても構わない。
【0046】上記した第1〜第3の実施例では、圧縮ガ
ス又はガス流の媒体として空気を用いているが、本発明
はこれに限定されず、空気以外の気体(例えば不活性ガ
ス等)を用いてもよいことは言うまでもない。その他、
本発明では、粉粒体mの具体的な種類も決して限定され
ない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1〜3に記載の本発明に係る粉粒体の吐出方法によれ
ば、粉粒体を作業員の人手によることなく高精度で且つ
定量的に微量吐出させることができるので、食品や医薬
品等の各種分野において微量添加物を人手によって秤量
することなく、所望の主成分に対しての正確な微量添加
が行えることとなり、微量添加作業の作業能率の向上が
図れるという格別な効果が得られる。また、請求項3に
記載の本発明によれば、ガス流によって容器の多孔部を
振動させることができるので、振動付与手段としてバイ
ブレータ等の機械的手段を採用する必要がなくなり、装
置構成の簡素化が図れる利点も得られる。
【0049】請求項4に記載の本発明に係る粉粒体の吐
出装置によれば、上記した本発明の粉粒体の吐出方法を
適切に実施でき、有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体の吐出装置の一例を示す一
部切欠断面図。
【図2】本発明に係る粉粒体の吐出装置の他の例を示す
一部切欠断面図。
【図3】本発明に係る粉粒体の吐出装置の他の例を示す
一部切欠断面図。
【図4】本発明に係る粉粒体の吐出装置に適用される容
器の他の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 圧縮ガス源 2 ノズル 2a パイプ部 3 容器 4 粉粒体貯蔵ホッパー 5 配管 6 分岐配管 7 圧力設定器 8a〜8c 自動開閉バルブ 9 上限検知センサ 10a,10b 下限検知センサ 11 圧力検知センサ 12a,12b コントローラ 13,13A 容器 14a クランプバンド 15 濾布(多孔部) 15a 小孔 15 フィルター 16 吐出管 17 短管部 17a フランジ部 18,18A ガス流供給手段 19 検知センサ 20 配管部 30,30a 空間部 31 フランジ部 32 クランパー 33 バイブレーター m 粉粒体 A,Aa,Ab 粉粒体の吐出装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の小孔を形成した多孔部を備えた容器
    中に粉粒体を充填させた状態で、この容器の少なくとも
    多孔部をガス流中で振動させることにより、この容器内
    の粉粒体を前記多孔部の小孔から連続的に且つ定量的に
    ガス流中に吐出させることを特徴とする粉粒体の吐出方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記容器の少なくとも
    多孔部を振動させる手段が、ハンマリング又はバイブレ
    ータ等による機械的手段によって容器に振動を付与する
    手段であることを特徴とする粉粒体の吐出方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記容器の少なくとも
    多孔部を振動させる手段が、上記ガス流を脈動流又は圧
    縮ガスのパルス的な噴流とする手段であることを特徴と
    する粉粒体の吐出方法。
  4. 【請求項4】内部に粉粒体を収容するための空間部を形
    成し且つ少なくとも先端側に多数の小孔を形成した多孔
    部を備えた容器と、この容器の多孔部が配置される位置
    へガス流を供給させるためのガス流供給手段とを備え、
    前記容器の多孔部がガス流内で振動することによりこの
    容器内の粉粒体が多孔部の小孔から連続的に且つ定量的
    にガス流中へ吐出されるように構成されていることを特
    徴とする粉粒体の吐出装置。
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JPS6049928U (ja) * 1983-09-13 1985-04-08 株式会社 松井製作所 耐圧タンクへの材料供給装置

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