JPH11268791A - 粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給装置

Info

Publication number
JPH11268791A
JPH11268791A JP10091024A JP9102498A JPH11268791A JP H11268791 A JPH11268791 A JP H11268791A JP 10091024 A JP10091024 A JP 10091024A JP 9102498 A JP9102498 A JP 9102498A JP H11268791 A JPH11268791 A JP H11268791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
hopper
vibration
feeder
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10091024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3761321B2 (ja
Inventor
Takeshi Arai
竹志 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YMS KK
Original Assignee
YMS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YMS KK filed Critical YMS KK
Priority to JP09102498A priority Critical patent/JP3761321B2/ja
Publication of JPH11268791A publication Critical patent/JPH11268791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3761321B2 publication Critical patent/JP3761321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動性に乏しい粉体を安定して切り出すこと
の可能な粉体供給装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー(14)の円錐壁(16B)を微多
孔性の空気透過性隔膜で形成し、円錐壁(16B)の外側
にプレナムチャンバ(26)を形成し、微多孔性隔膜の細
孔を介して円錐壁(16B)の内周面に圧縮空気を流出さ
せて粉体のエアレーションを行う。ホッパー(14)の下
には振動フィーダ(40)を配置し、振動フィーダ(40)
の振動を利用してホッパー(14)を加振する。エアレー
ションと振動フィーダ(40)の振動により粉体は流動化
され、ブリッジを形成することなくホッパー(14)から
排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホッパーに貯蔵さ
れた粉体を切り出したり自動化された計量装置に粉体を
供給するための粉体供給装置に関する。本発明は、特
に、顔料のように粒径が著しく小さく脱気しやすい粉体
や粉末チーズのように流動性に乏しい粉体を安定的に供
給するのに適した粉体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホッパーを用いた粉体供給装置は、例え
ば、自動化された粉体計量装置に使用されている。この
種の計量装置では、粉体を貯蔵したホッパーの下部にロ
ータリフィーダ、振動フィーダ、回転テーブルフィー
ダ、スクリューフィーダのようなフィーダを設けてホッ
パーから粉体を切り出し、ロードセルなどを備えた計量
装置に送って計量する。この場合には、粉体供給装置に
は、粉体を連続的に安定して切り出すことができること
(安定供給)が要求される。ホッパーを用いた粉体供給
装置は、また、予め計量された粉体を貯蔵し、必要に応
じて排出するためにも使用されている。この場合には、
ホッパーに貯蔵した粉体のすべてが排出できること(全
量排出)が要求される。
【0003】ところが、ある種の顔料、例えば、セメン
トの着色に使用される無機顔料は、粒径が著しく小さい
(例えば、サブミクロン)ので、ホッパーに貯蔵してい
る間に自重により脱気して粉が引き締まり、ブリッジや
ラットホールを形成しやすい。また、他のある種の粉
体、例えば、粉末チーズのような粉体には粘着性があ
り、さらさらとしていないので、同様にホッパー内でブ
リッジやラットホールを形成しやすい。
【0004】こうしてホッパー内の粉体にブリッジやラ
ットホールが形成され、粉体がホッパーに居付くと、粉
体の切り出しが不安定となり、或いは全量排出が出来な
くなる。このため、従来技術においては、ブリッジやラ
ットホールの形成を防止する種々の装置や方法が使用さ
れている。それらは、ハンマリングによって粉体に衝撃
を与える方式、バイブレータによってホッパーに振動を
与える方式、噴射ノズルから噴射した圧縮空気流によっ
てブリッジを吹き飛ばす方式、エヤレーションによって
粉体を流動化する方式、などに分けることができる。こ
れらの方式は、単独では、強固なブリッジを解消するこ
とができないことが多い。そこで、実開昭59-10295号に
は、ホッパー内に圧縮空気を噴射するノズルを設け、エ
ヤレーションと振動の相乗作用によりブリッジを防止す
ることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
59-10295号の装置は、顔料のような粒径が非常に小さな
粉体や粉末チーズのような流動性に乏しい粉体の取り扱
いに適していない。その理由は、第1に、流速10m/s
ecもの高速で噴射ノズルから圧縮空気を噴射し、圧縮空
気流の“動圧”によりブリッジを崩すようになっている
ので、圧縮空気流の当たる部分の粉体だけが抜け落ち、
或いは、通気抵抗の弱い箇所に圧縮空気流が集中して圧
縮空気の通り道が一旦できてしまうと、それ以上は粉体
が崩れなくなるからである。また、圧縮空気流の当たら
ない箇所では、ブリッジやラットホールは解消すること
はできない。第2に、大量の圧縮空気を高速で噴射する
ことによりホッパー内に大量の粉塵が発生するので、粉
塵の浮遊する空気をホッパーから吸引し、集塵機で処理
しなければならない。
【0006】このような理由で、例えば、セメント業界
においては、セメント着色用顔料は、自動化計量装置を
使用することなく、今日でもなお人手によって計量して
いる。また、例えば、食品製造業界においては、粉末チ
ーズのような材料をホッパーから排出する際には、人手
によってブリッジやラットホールを突き崩し、全量排出
を図っている。
【0007】本発明の目的は、従来技術の斯様な不便を
解消し、貯蔵中に脱気しやすい粉体や流動性に乏しい粉
体を安定して切り出すことの可能な粉体供給装置を提供
することにある。本発明の他の目的は、貯蔵中に脱気し
やすい粉体や流動性に乏しい粉体を全量排出することの
可能な粉体供給装置を提供することにある。本発明の他
の目的は、セメント着色用顔料などのような粒径の著し
く小さい粉体を安定して切り出すことの可能な粉体供給
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、セメ
ント着色用顔料などのような粒径の著しく小さい粉体を
殆ど粉塵の発生を伴うことなく切り出すことの可能な粉
体供給装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、粒径の小さい粉体や流動性に乏しい粉体を切り出す
ことが可能で、安価で構造簡素な粉体供給装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点において
は、本発明の粉体供給装置は、粉体を容れるホッパーの
円錐壁を微多孔性(microporous)の空気透過性隔膜で
形成し、前記隔膜の外側に圧縮空気を充満させる圧縮空
気室(プレナムチャンバ)を形成し、ホッパーを振動さ
せる振動装置を設けたことを特徴とするものである。
【0009】圧縮空気室に圧縮空気を供給すると、圧縮
空気は空気透過性隔膜の無数の細孔からホッパーの内周
面に静かに流出し、ホッパーに収容されている粉体粒子
間に“静圧”によって空気が充満する。その結果、顔料
のような超微粒粉体の場合には、それまでホッパーで貯
蔵中に自重によって脱気して引き締まっていた粉体は、
振動装置から印加される振動の作用も相俟って、再び空
気によって均一にほぐされ、かつ、エアレーションと振
動により流動化され、重力の作用によりホッパーから滑
らかに排出される。また、粉末チーズのような粘着性の
粉体の場合には、ホッパーの内周面と粉体との間には空
気の層が均一に充満し、エアスライドのように作用する
この空気層の存在によってホッパー内周面に対する粉体
の接触圧力が低減し、ホッパー内周面に対する粉体の摩
擦抵抗が低減する。従って、振動装置によって印加され
る振動と重力の作用により、粉末チーズはブリッジやラ
ットホールの形成することなくホッパーから円滑に排出
される。
【0010】本発明の他の観点においては、本発明の粉
体供給装置は、粉体を容れるホッパーの円錐壁を微多孔
性の空気透過性隔膜で形成し、前記隔膜の外側に圧縮空
気を充満させる圧縮空気室を形成し、ホッパーの下方に
振動フィーダを配置してホッパーの出口を振動フィーダ
のトラフ内に開口させ、ホッパーと振動フィーダを振動
伝達関係で共通の支持枠に搭載したことを特徴とするも
のである。
【0011】この粉体供給装置では、振動フィーダは、
粉体の切り出しだけでなく、更に、ホッパー自体を加振
するために利用される。このように、粉体切りだし用の
振動フィーダの振動をホッパーに伝達させ、振動フィー
ダの振動を有効利用することによりホッパーを振動させ
るようにしたので、フィーダとは別個の加振装置が不要
となり、装置のコスト低減と構造の簡素化を図ることが
できる。エアレーションと振動により粉体が流動化さ
れ、ホッパーから滑らかに排出されることは前述したと
ころと同じである。更に、この装置では、ホッパーの下
方に振動フィーダを配置し、ホッパーの出口を振動フィ
ーダのトラフ内に開口させたので、振動フィーダの振動
は、また、トラフとホッパーとの間に存在する粉体の柱
を介してホッパー内の粉体に効果的に伝達される。従っ
て、粉体の排出は一層円滑に行われる。
【0012】好ましい実施態様においては、微多孔性隔
膜の平均細孔径は10〜20μmである。本発明の上記
特徴や効果並びに他の特徴や効果は以下の実施例の記載
につれて更に明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1から図4には本発明の粉体供
給装置の第1実施例を示す。これらの図を参照するに、
粉体供給装置10は山形鋼材などで形成された支持枠1
2を備え、この支持枠12にはホッパー14が搭載され
ている。図2から良く分かるように、ホッパー14は、
インナー部材16と、外側ハウジング18と、上部ハウ
ジング20からなる。
【0014】インナー部材16は、微多孔性で自己支持
性の空気透過性隔膜で形成されている。空気透過性隔膜
の好適な材料は、英国のポルベア社から市販されている
高密度ポリエチレン製のVYON(商標)シートである。図
2に示したように、インナー部材16は、フランジ16
Aと円錐壁部分16Bと円筒形部分16Cを有する。
【0015】外側ハウジング18は例えばステンレス鋼
板で形成されており、上部フランジ18Aと円錐壁部分
18Bと円筒形部分18Cと下部フランジ18Dを有す
る。上部ハウジング20はフランジ20Aと円筒形部分
20Bを有する。
【0016】インナー部材16と外側ハウジング18と
上部ハウジング20とは、それらのフランジに通した複
数のボルト・ナット(その1つを図2に参照番号22で
示す)によって一体的に締結されている。図3に示した
ように、外側ハウジング18のフランジ18Aと上部ハ
ウジング20のフランジ20Aとはパッキン24により
気密にシールされている。
【0017】図3および図4から良く分かるように、イ
ンナー部材16の円錐壁部分16Bおよび円筒形部分1
6Cは、夫々、外側ハウジング18の円錐壁部分18B
および円筒形部分18Cよりも半径が小さいので、両者
の間には圧縮空気を充満させるための環状の圧縮空気室
(プレナムチャンバ)26が形成されている。インナー
部材16と外側ハウジング18との間の間隔を保持する
ため、それらの間には円周方向に等間隔に配置した複数
のスペーサ28が介在させてある。外側ハウジング18
はニップルのような圧縮空気入口30が取付けてあり、
エアコンプレッサまたはブロワ(図示せず)に接続する
ことにより圧縮空気室26に圧縮空気を供給するように
なっている。
【0018】図4から良く分かるように、圧縮空気室2
6の下端はグランドパッキン32によってシールされ
る。グランドパッキン32は、外側ハウジング18の内
側に溶接したリング34と、外側ハウジング18の下部
フランジ18Dにボルト締めしたリテーナ36によって
圧縮され、インナー部材16と外側ハウジング18との
間をシールする。
【0019】外側ハウジング18には圧縮空気駆動式の
バイブレータ38が取付けてあり、外側ハウジング18
に振動を加えるようになっている。勿論、バイブレータ
38としては、電動式、電磁式、その他任意の形式のも
のを使用してもよい。
【0020】段落『0009』で前述したように、バイブレ
ータ38を作動させると共に圧縮空気室26に圧縮空気
を供給すると、圧縮空気は微多孔性隔膜で形成されたイ
ンナー部材16の円錐壁16Bの無数の細孔から円錐壁
16Bの内周面に静かに流出し、ホッパー14内の粉体
に空気を含ませる。このエアレーションと振動により粉
体は流動化され、重力の作用によりホッパー14から滑
らかに排出される。
【0021】図5および図6には本発明の粉体供給装置
の第2実施例を示す。これらの図において、第1実施例
の構成要素と共通する構成要素は同じ参照番号で示し、
重複する説明は省略する。相違点のみ説明するに、この
実施例では、支持枠12に搭載されたホッパー14の下
方には振動フィーダ40が設置してある。振動フィーダ
40は、フレーム42と、このフレーム42に防振ゴム
44によって支持された例えば電磁式の加振装置46
と、加振装置42に振動可能に連結されたトラフ48を
有する。
【0022】図5に切り欠いて示したように、振動フィ
ーダ40のフレーム42は粉体供給装置の支持枠12に
直かに連結してあり、振動フィーダ40の振動が支持枠
12を介してホッパー14に伝達されるようになってい
る。従って、この実施例では、第1実施例のバイブレー
タ38は設けてない。エアコンプレッサから圧縮空気入
口30を介して圧縮空気室26に圧縮空気を供給すると
共に、振動フィーダ40を作動させると、振動フィーダ
40から伝達される振動とエアレーションの作用により
粉体は流動化されてホッパー14から滑らかに排出さ
れ、振動フィーダ40によって搬送される。振動フィー
ダ40の下流には計量装置(図示せず)を配置して、粉
体を計量することができる。
【0023】ホッパー14の出口を構成するインナー部
材16の円筒形部分16Cは振動フィーダ40のトラフ
48内に延長させてある。従って、ホッパー14に粉体
を貯蔵した時には、図5に示したように、振動フィーダ
40のトラフ48の上には粉体の柱状部分50が存在す
る。その結果、振動フィーダ40の振動は、フレーム4
2と支持枠12を介してホッパー14に伝達されるだけ
でなく、粉体の柱状部分50を介してホッパー14内の
粉体に伝達される。従って、この第2実施例において
は、粉体の排出は一層円滑に行われる。
【0024】
【実施例】実験例1 図1から図4に示した粉体供給装置を試作した。ホッパ
ーの内径は約50cm、容量は約100リッターであっ
た。ホッパーの円錐壁部分16Bは英国ポルベア社の微
多孔性隔膜“VYON D”(商標)シート(平均細孔径12
〜16μm)で形成した。バイブレータ38としては、
ドイツのネッター社のピストンバイブレータNTK15(運
動荷重0.27Kg、接続エアー圧力0.4Mpa、推定振動数1910
c/min、推定振動力約7.9Kg)を用いた。ホッパーにパル
メザンチーズの粉を装填し、異なる運転条件で粉の切り
出し状況を試験した。バイブレータのみを作動させたと
ころ、図7(A)に示したようにブリッジが発生した。
他方、エアレーションのみを行ったところ、図7(B)
に示したように、ラットホール現象が起きた。バイブレ
ータによる加振とエアレーションの双方を行ったとこ
ろ、ホッパーのパルメザンチーズは全量排出された。こ
の試験は、パルメザンチーズのように脂肪分を含んでい
て流動性の悪い粉体でも、微多孔性隔膜によるエアレー
ションを行いながら振動を加えるとスムーズに切り出す
ことができることを示している。
【0025】実験例2 実験例1と同じ微多孔性隔膜を用いて図5および図6の
装置を模した装置を制作した。ホッパーの内壁は間口2
8cm四角、出口9cm四角、高さ13cmの水平断面四角形
であった。このホッパーを鉄製フレームに搭載した。振
動フィーダとしては、エリーズマグネチックス社の電磁
式振動フィーダ“HS−20”を用いた。この振動フィ
ーダはコントローラのダイヤルを回すことにより振幅を
8段階に調節することができた。ホッパーを搭載したフ
レームにこの振動フィーダを振動伝達可能に一体的に連
結した場合(以下、一体型という)と、ホッパーを搭載
したフレームから振動絶縁された別のフレームに振動フ
ィーダを搭載した場合(以下、分離型という)とを試験
した。被試験粉体としては、バイエル社の無機顔料“バ
イフェロックス318”(Fe2392〜95%、タッピング
後の嵩比重1.1、粒度約0.2μm)6Kgを用いた。
【0026】最初に、粉体を固めることなく試験した。
分離型では、エアレーションなしで、振動フィーダだけ
を作動させたときには、振動フィーダの振幅を変化させ
てもブリッジやラットホールができ、ホッパー内の粉体
は排出されることなく残った。エアレーションを行う
と、粉体は全量排出された。この試験では、ホッパーは
振動フィーダから振動絶縁されているが、振動フィーダ
のトラフとホッパーとの間に存在する粉体の柱状部分
(図5の50参照)によって振動フィーダの振動がホッ
パーに伝達されたと考えられる。一体型でも、エアレー
ションなしで、振動フィーダだけを作動させたときに
は、振幅が小さいとブリッジやラットホールができ、振
幅を大きくしても安定した排出は出来なかった。エアレ
ーションを行うと、安定した流れで粉体は全量排出され
た。
【0027】次に、粉体が貯蔵中に自重により脱気して
固くしまるのをシミュレーションするため、ホッパーに
収容した粉体を予め手でエアーを抜きながら粉固めした
後、試験した。このように粉固めした場合には、分離型
では、エアレーションと振動フィーダによる加振を同時
に行っても、ブリッジが発生し、粉体は殆ど排出出来な
かった。これに対し、一体型では、エアレーションと振
動フィーダによる加振を同時に行うと、粉体は安定して
切り出され、全量排出された。以上から、粉体が脱気し
て締まっている場合には、エアレーションと加振を行う
と共に、振動フィーダの振動をフレームを介して積極的
にホッパーに伝達しなければならないことが分かる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、ホッパーの円錐壁を微多孔性
の隔膜で形成し、粉体を静圧によってエアレーション
(空気を含ませること)しながら振動によって流動化さ
せるようにしたので、顔料などのように自重により脱気
して固まりやすい非常に微小粒径の粉体や、摩擦係数の
大きな滑りにくい粉体を安定に切り出し、或いは全量排
出させることができる。従って、従来、ホッパーからの
切り出しが困難であるという理由で人手によって計量が
行われてきたような粉体を安定に切り出すことができ、
計量工程の自動化を図ることができる。
【0029】また、エアレーションは微多孔性隔膜の細
孔を通って静かに行われるので、粉塵の発生は最小限と
なる。
【0030】第2実施例のように、粉体の切りだしに振
動フィーダを用い、振動フィーダの振動をホッパーに伝
達させるようにした場合には、フィーダとは別個の加振
装置が不要となるので、装置のコスト低減と構造の簡素
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る粉体供給装置の正面
図である。
【図2】図1に示した粉体供給装置のホッパーの分解斜
視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る粉体供給装置の一部
切欠き正面図である。
【図6】図5に示した粉体供給装置の一部切欠き斜視図
で、フレームは省略してある。
【図7】実験例1におけるブリッジおよびラットホール
の発生状況を示す断面図である。
【符号の説明】
10: 粉体供給装置 12: 装置の支持枠 14: ホッパー 16B: ホッパーの円錐壁 26: 圧縮空気室(プレナムチャンバ) 38: 振動装置 40:振動フィーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を容れるホッパーの円錐壁を微多孔
    性の空気透過性隔膜で形成し、前記隔膜の外側に圧縮空
    気を充満させる圧縮空気室を形成し、ホッパーを振動さ
    せる振動装置を設けたことを特徴とする粉体供給装置。
  2. 【請求項2】 粉体を容れるホッパーの円錐壁を微多孔
    性の空気透過性隔膜で形成し、前記隔膜の外側に圧縮空
    気を充満させる圧縮空気室を形成し、ホッパーの下方に
    振動フィーダを配置してホッパーの出口を振動フィーダ
    のトラフ内に開口させ、ホッパーと振動フィーダを振動
    伝達関係で共通の支持枠に搭載したことを特徴とする粉
    体供給装置。
  3. 【請求項3】 前記微多孔性隔膜の平均細孔径は10〜
    20μmであることを特徴とする請求項1又は2に基づ
    く粉体供給装置。
JP09102498A 1998-03-19 1998-03-19 粉体供給装置 Expired - Lifetime JP3761321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09102498A JP3761321B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 粉体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09102498A JP3761321B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 粉体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11268791A true JPH11268791A (ja) 1999-10-05
JP3761321B2 JP3761321B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=14014976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09102498A Expired - Lifetime JP3761321B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 粉体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3761321B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100450718B1 (ko) * 2000-03-11 2004-10-01 오옥수 음식물쓰레기를 이용한 비료제조방법 및 그 방법에의해제조된 비료
KR101453953B1 (ko) * 2013-02-13 2014-10-22 한국기계연구원 분말정량 공급제어장치
CN104876032A (zh) * 2015-05-15 2015-09-02 河南省超贝工程设备有限公司 一种送粉器
WO2016182267A1 (ko) * 2015-05-08 2016-11-17 신명일 컨테이너
CN109775163A (zh) * 2019-01-24 2019-05-21 山东中旭节能环保科技有限公司 一种提高粉体储存库卸空率的结构及应用其的下料方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11325776B1 (en) 2021-05-26 2022-05-10 The Young Industries, Inc. Mass-flow hopper

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100450718B1 (ko) * 2000-03-11 2004-10-01 오옥수 음식물쓰레기를 이용한 비료제조방법 및 그 방법에의해제조된 비료
KR101453953B1 (ko) * 2013-02-13 2014-10-22 한국기계연구원 분말정량 공급제어장치
WO2016182267A1 (ko) * 2015-05-08 2016-11-17 신명일 컨테이너
CN104876032A (zh) * 2015-05-15 2015-09-02 河南省超贝工程设备有限公司 一种送粉器
CN109775163A (zh) * 2019-01-24 2019-05-21 山东中旭节能环保科技有限公司 一种提高粉体储存库卸空率的结构及应用其的下料方法
CN109775163B (zh) * 2019-01-24 2024-05-17 李世旭 一种提高粉体储存库卸空率的结构及应用其的下料方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3761321B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6679301B2 (en) Powder packing method and apparatus therefor
US5960990A (en) Product discharge activator and method of use
JP3761321B2 (ja) 粉体供給装置
US3485535A (en) Metering pump for powder materials
US3853247A (en) Vibratory bin activator
US7894740B2 (en) Method and apparatus for directly transferring powder toner, and method and apparatus for filling with powder toner
US4445809A (en) Apparatus for emptying containers filled with powder
US4273266A (en) Method and apparatus for discharging material from bulk containers
JP2002308445A (ja) 粉粒体の定量供給装置
CN100422048C (zh) 粉末装填方法和装置
JPH11208770A (ja) 粉粒体の排出方法、排出装置および供給装置
CA1103628A (en) Controlled discharge of cohesive powders
JP2002337801A (ja) 極微細粉体の充填方法及び充填装置
US3355222A (en) Gyratory fluidized solids feeder
US3833151A (en) Apparatus for assisting discharge of particulate solids from a bin
KR20190063148A (ko) 사료 배출특성이 개선된 사료탱크
JPS61500017A (ja) 粉状または同様な性状の材料の輸送装置
GB2084968A (en) Discharging hoppers
GB2110194A (en) Apparatus for assisting the discharge of materials from bins, hoppers or the like
JPH04311402A (ja) 粉体充填装置
WO1989010872A1 (en) High-resolution weigher/feeder for fine particulate materials
JPH08258991A (ja) 粉体ホッパ装置
JP3389013B2 (ja) 粉粒体供給装置
JP2562341Y2 (ja) 粉粒体充填装置
JP2006225016A (ja) 自動充填包装機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term