JP2815452B2 - シリコーン系防汚塗料用下塗塗料組成物及び防汚塗膜形成方法 - Google Patents
シリコーン系防汚塗料用下塗塗料組成物及び防汚塗膜形成方法Info
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Description
の表面に水中における生物汚損防止を目的に塗装される
シリコーン系塗料の付着性改善に寄与するシリコーン系
防汚塗料用下塗塗料組成物及び長期にわたり生物付着防
止効果を有する防汚塗膜形成方法に関する。
膜表面が低表面エネルギー状態となる特性により、海洋
生物に対し、非常に顕著な付着防止効果を発揮するもの
であるが、その特性を有するがゆえ、シリコーン系塗料
による塗膜は、その下層となる従来の防食塗膜やその他
の防食処理された被塗面に対して十分な付着性が得られ
ず、両者の塗膜間で剥離が生じ易く、初期の防汚性能が
十分に発揮されないという問題を有しており、該シリコ
ーン系塗料による塗膜を有効利用するための方策の開発
が望まれていた。
た結果、シリコーン系塗料の下塗りとして、エポキシ樹
脂と少なくとも2個以上の活性水素基を有するアミノア
ルコキシシラン化合物とを特定の官能基比で含有する塗
料組成物が非常に有効であり、該塗料組成物をシリコー
ン系防汚塗料の下塗りとして用いることにより、被塗面
と、シリコーン系塗膜との付着性を顕著に高め、さらに
は、防汚塗膜としての防汚性や耐久性等にも寄与するこ
とを見出して本発明を完成するに至った。
少なくとも2個以上の活性水素基を有するアミノアルコ
キシシラン化合物を硬化剤として含有する塗料組成物で
あって、該エポキシ樹脂中のエポキシ基に対する該アミ
ノアルコキシシラン化合物中の活性水素基の当量比が0.
4〜3.6であることを特徴とするシリコーン系防汚塗料用
下塗塗料組成物に関し、さらに、エポキシ樹脂を基体樹
脂とし、少なくとも2個以上の活性水素基を有するアミ
ノアルコキシシラン化合物を硬化剤として含有し、かつ
該エポキシ樹脂中のエポキシ基に対する該アミノアルコ
キシシラン化合物中の活性水素基の当量比が0.4〜3.6で
ある下塗塗料組成物を被塗面に塗装し、乾燥後、シリコ
ーン系防汚塗料を塗装することを特徴とする防汚塗膜形
成方法に関するものである。
中のエポキシ基と、アミノアルコキシシラン化合物中の
アミノ基との間の架橋により、エポキシ樹脂塗膜本来の
特性である防食性、耐久性さらには、被塗面との付着性
を実現し、また一方で、アミノアルコキシシランのもう
1つの官能基であるアルコキシシラン基及び/又は該ア
ルコキシシラン基が加水分解して生成するシラノール基
が塗膜表面に配向し、上塗塗膜であるシリコーン系塗膜
形成中に上塗塗料中に存在するアルコキシシラン基やア
シロキシシラン基が加水分解して生成したシラノール基
または分子末端等に存在する水酸基等と反応し結合を生
じることにより、該シリコーン系上塗塗膜との付着性が
非常に良好となり、シリコーン系防汚塗膜の下塗塗膜と
して非常に顕著な効果を奏するものである。
しうるエポキシ樹脂は、従来から公知のものが広く適用
でき、一般に数平均分子量が約350〜約4000、好ましく
は約900〜約3000で、エポキシ当量が150〜3800、好まし
くは450〜2100の範囲内にある常温で固体又は液体のエ
ポキシ樹脂が挙げられ、かかるエポキシ樹脂としては、
硬化塗膜の機械的性質、金属基体との接着性、防食性等
の点から、多価フェノール(例えばビスフェノール類)
−エピハロヒドリン縮合型エポキシ樹脂、フェノールホ
ルムアルデヒド縮合型エポキシ樹脂、重合脂肪酸型エポ
キシ樹脂等が好適である。
キシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ハロゲン化ビスフェノールAとエピクロル
ヒドリンとの縮合物[例:シェル化学社製エピコート82
8、エピコート1001、エピコート1002、エピコート100
4、エピコート1007、エピコート1009など]が用いら
れ;フェノール−ホルムアルデヒド縮合物型エポキシ樹
脂としては、例えばグリシジルエーテル化ノボラック型
エポキシ樹脂[例:シェル化学社製、エピコート152、1
54など]が挙げられ;また、重合脂肪酸型エポキシ樹脂
としては、例えば、ダイマー酸型エポキシ樹脂[例:シ
ェル化学社製、エピコート872など]が用いられる。中
でも、本発明においては、多価フェノール−エピハロヒ
ドリン縮合物型エポキシ樹脂が特に適している。これら
エポキシ樹脂はそれぞれ単独で使用することができ、或
いは2種又はそれ以上組合せて用いることができる。ま
た低級の多価アルコールやポリエステルポリオールのグ
リシジルエーテル類等比較的低分子量のものも合わせて
使用することができる。
うるアミノアルコキシシラン化合物は、少なくとも2個
以上の活性水素基を有することがその役割から必須であ
り、そのようなアミノアルコキシシラン化合物として主
に以下の(i)〜(iv)を例示することができる。
レン基を示し、R2,R3及びR4は同一又は異なってそれぞ
れ炭素数1〜4のアルコキシル基又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示す。ただしR2,R3,R4の内少なくとも1つ以
上がアルコキシル基である。) で表わされるアミノアルコキシシラン化合物であって、
代表例としてγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリブトキ
シシラン、P−アミノフェニルトリメトキシシランなど
が挙げられる。
基又はカルボニル基を示し、R1′は炭素数1〜8のアル
キレン基又はフェニレン基を示し、R2,R3,R4は同一又は
異なってそれぞれ炭素数1〜4のアルコキシル基又は炭
素数1〜4のアルキル基を示す。ただしR2,R3,R4の内少
なくとも1つ以上がアルコキシル基である。) で表わされるアミノアルコキシシラン化合物であって、
代表例としてN−(2−アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン,N−(2−アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン,N−(2−
アミノエチル)−γ−アミノブチルトリメトキシシラ
ン,N−(2−アミノフェニル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン,γ−ウレイドプロピルトリエトキシ
シラン,γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン,N−
(2−アミノフェニル)−γ−アミノプロピルトリメト
キシシランなどが挙げられる。
レン基を示し、R2,R3及びR4は同一又は異なってそれぞ
れ炭素数1〜4のアルコキシル基又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示す。ただしR2,R3,R4の内少なくとも1つ以
上がアルコキシル基である。) で表わされるアミノアルコキシシラン化合物であって、
代表例としてN−(2−ウレイドエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン(東レシリコーン社製、AX
43−031)、N−(2−ウレイドエチル)−γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−(2−ウレイドフェ
ニル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどが
挙げられる。
基又はカルボニル基を示し、R1′,R1″は炭素数1〜8
のアルキレン基又はフェニレン基を示し、R2,R3,R4,R5,
R6,R7は同一又は異なってそれぞれ炭素数1〜4のアル
コキシル基又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。ただ
しR2,R3,R4及びR5,R6,R7の内少なくとも1つ以上がアル
コキシル基である。) で表わされるアミノアルコキシシラン化合物であって、
代表例としてN,N′−ビス(トリメトキシシリルプロピ
ル)エチレンジアミン,N,N′−ビス(トリエトキシシリ
ルプロピル)エチレンジアミン,N,N′−ビス(トリメト
キシシリルプロピル)P−フェニレンジアミン,N,N′−
ビス(トリメトキシシリルプロピル)ウレアなどが挙げ
られる。
キシシリル)エチレンジアミンなども使用することがで
きる。
種もしくは2種以上を組合せて用いることができる。ま
た、上記(I)〜(iv)のアミノアルコキシシラン化合
物の中で特に(ii)が好ましく、N−(2−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどが取
扱い上から好ましく使われる。
ミノアルコキシシラン化合物の配合比は、該エポキシ樹
脂中のエポキシ基に対する該アミノアルコキシシラン化
合物中の活性水素基の当量比が0.4〜3.6,好ましくは0.6
〜2.4の範囲内となるように決められる。本発明におい
て活性水素基とはアミノ基など窒素原子に結合している
反応性の水素原子のことを意味する。
は、硬化性や塗膜物姓が低下するだけでなく、上塗塗膜
となるシリコーン系塗料による塗膜との付着性に関与し
うるアルコキシシラン基及び/又は該アルコキシシラン
基が加水分解して生成するシラノール基が、エポキシ基
との反応により減少するため、上塗塗膜との付着性が低
下するので好ましくない。一方、上記当量比が3.6を越
えた場合では、アミンが大過剰となり、未反応のアミノ
化合物が上塗塗膜であるシリコーン系塗膜の乾燥硬化を
遅延せしめ、防汚を目的とする上塗塗膜の形成に悪影響
を与え、さらには該シリコーン系塗膜の付着性を低下さ
せるので好ましくない。
ミノアルコキシシラン化合物を単独で使用しうることは
もちろんであるが、エポキシ樹脂の硬化剤としては般用
されている種々のポリアミド樹脂や第1級ポリアミン類
付加物等を上記アミノアルコキシシラン化合物と併用し
てもさしつかえない。
ン類付加物等をアミノアルコキシシラン化合物と併用し
た場合にも、上記活性水素基/エポキシ基の当量比の上
限を越えないことが硬化性等の面から望ましい。
(例:酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄、アルミ
粉、フタロシアニンブルーなど)、体質顔料(例:炭酸
カルシウム、硫酸バリゥム、タルク、クレーなど)、防
錆顔料(例:鉛丹、塩基性クロム酸鉛、ジンキキロメー
ト、モリブデン酸亜鉛、リン酸アルミ、亜鉛粉末など)
や、また、通常の塗料製造に使用されうるタレ防止剤、
可塑剤、表面調整剤、沈降防止剤などの塗料用添加物を
配合することができ、硬化触媒も必要に応じて使用する
ことができる。
行なわれている公知の方法が適用でき、例えば刷毛塗
り、ローラー塗装、エアスプレー法、エアレススプレー
法等が挙げられる。また、上記下塗塗装組成物は、その
優れた防食性能から鋼板などの被塗面に対し、防食塗料
としてそれ自体単独で十分使用しうるが、塗装される被
塗面が、公知の防食用表面処理や防錆塗料が施されてい
ることがさらに好ましい。
限なく選ばれるが、一般には20〜200μmの膜厚が好ま
しい。本発明の方法において、上記下塗塗料組成物を被
塗面に塗装し、常温で又は加熱して乾燥後、具体的に
は、常温で約1日程乾燥した後、シリコーン系防汚塗料
が塗装される。
キシ基などの硬化反応性官能基がSiに直接結合している
部位を有するシリコーン樹脂または末端等に水酸基を含
有するシリコーン化合物等を主成分とするものが適用で
き、かかるシリコーン樹脂としては既に公知のものが広
範に使用できる。具体的にはシリコーン樹脂としてKE42
RTV,KE45TS,KR2706,KE42S−RTV(以上、信越化学工業社
製),SE9140,SH237(以上、東レシリコーン社製),FSXR
−2622(ダウコーニング社製)等が挙げられる。
パラフィン、固形パラフィン、流動パラフィン、シリコ
ーンオイル等を配合することができ、また、体質顔料、
着色顔料、防食顔料等の顔料、可塑剤、タレ止め剤及び
防汚剤さらに硬化触媒等を配合することができる。
前記下塗塗料組成物による塗膜上に塗付され、該塗料に
よる上塗塗膜は、常温で又は加熱して乾燥すること、具
体的には常温(約20℃)で約1週間程養生乾燥させるこ
となどにより形成される。
塗料を用いる本発明の方法により形成された防汚塗膜
は、下塗塗膜中のアルコキシシラン基及び/又はシラノ
ール基と、上塗塗膜中のアルコキシシラン基またはアシ
ロキシシラン基が加水分解して生成すシラノール基等と
の間で結合を生じて上塗塗膜の付着性が著しく向上した
だけでなく、該下塗塗膜中のアルコキシシラン基及び/
又はシラノール基の官能基同士の架橋反応が硬化反応と
同時に起こるのでより緻密な塗膜が形成され、非常に耐
候性、耐久性に優れたものとなり、防汚塗膜として長期
にわたり生物付着防止に貢献するものである。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例お
よび比較例において「部」および「%」はぞぞれ「重量
部」および「重量%」を示す。
ミノアルコキシシラン化合物等の硬化剤との組合せによ
り、各実施例及び比較例の下塗塗料組成物を得た。表
中、配合割合は固形分表示である。
キシ系ショッププライマー(乾燥膜厚15μm)及びその
上にエポキシ系防錆塗料(同200μm)を予め塗装した
被塗板に上記各下塗塗料組成物を乾燥膜厚で50μmにな
るように塗布し、さらに該表面に、シリコーン系塗料S
−1(注6)またはS−2(注7)を乾燥膜厚で100μ
mになるように塗装し、表−1に示すように実施例及び
比較例の防汚塗膜の形成された塗板を得た。
水深50cmの海中に3ケ月と6ケ月間浸漬して該塗板の防
汚性能及び付着性、及び3ケ月と6ケ月の屋外暴露後の
該塗板の付着性の評価を行なった。評価結果を同じく表
−1に示した。
3)は下記のとおりである。
ピコート1001(シェル化学社製、商品名、エポキシ当量
450〜490、数平均分子量約900)のエポキシ樹脂をトル
エン/メチルイソブチルケトン/セロソルブ=3/2/1の
混合溶剤に溶解した固形分60%ワニスを500部、ベンガ
ラ100部、タルク150部、ターレン5200(共栄社油脂社製
タレ止め剤)20部及び希釈用シンナー(キシレン/nブチ
ルアルコール/セロソルブ=3/1/1)230部を仕込み10時
間分散してエポキシ樹脂塗料ベース−1を得た。
製、商品名、エポキシ当量875〜975のエポキシ樹脂)と
DEN439(ダウケミカル社製、商品名、エポキシ当量191
〜210のエポキシ樹脂)を固形分重量比で3/1として上記
a.と同様の混合溶剤により溶解した固形物60%ワニスを
600部、タルク100部、シリカ100部、チタン白50部、シ
アニンブルー10部、ベントン20部及び希釈用シンナー
(上記a.と同様)120部を上記a.と同様に分散してエポ
キシ樹脂塗料ベース−2を得た。
化学社製、商品名、エポキシ当量1750〜2100、数平均分
子量約2900のエポキシ樹脂)の60%ワニスを50部、エピ
コート1001の60%ワニスを300部、エピコート154(シェ
ル化学社製、商品名、エポキシ当量176〜182)の60%ワ
ニスを150部(いずれのワニスも上記a.と同様の混合溶
剤により溶解して作成)、バリタ100部、リン酸アルミ1
50部、ベンガラ50部、モダフロー(米国モンサント社
製、表面調整剤)5部、希釈用シンナー(上記a.と同
様)195部を上記a.と同様に分散してエポキシ樹脂塗料
ベース−3を得た。
ン(信越化学工業社製、商品名) (注2)KBM603:N−(2−アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、商品
名) (注3)AX43−031:N−(2−ウレイドエチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン(東レシリコーン社
製、商品名) (注4)N,N′−ビス(トリメトキシシリルプロピル)
エチレンジアミン (注5)トーマイド215X:ポリアミド樹脂(富士化成社
製、商品名) (注6)S−1:KE45TS(信越化成工業社製、商品名、シ
リコーン樹脂)と流動パラフィンを重量固形分比で100:
15で配合したシリコーン系塗料。
シリコーン樹脂)と流動パラフィンを重量固形分比で8
0:20で配合したシリコーン系塗料。
膜外観の異常の有無、生物付着状態をみた。
面に基材に達する切り込みをクロス状にナイフでキズつ
け、クロスした先端にナイフの先を入れてはがすことに
よってそのはがれ状態をみた。
45度傾斜位置に屋外暴露を行なった後の試験塗板の付着
性を上記(*2)と同様に評価した。
Claims (2)
- 【請求項1】エポキシ樹脂を基体樹脂とし、少なくとも
2個以上の活性水素基を有するアミノアルコキシシラン
化合物を硬化剤として含有する塗料組成物であって、該
エポキシ樹脂中のエポキシ基に対する該アミノアルコキ
シシラン化合物中の活性水素基の当量比が0.4〜3.6であ
ることを特徴とするシリコーン系防汚塗料用下塗塗料組
成物。 - 【請求項2】エポキシ樹脂を基体樹脂とし、少なくとも
2個以上の活性水素基を有するアミノアルコキシシラン
化合物を硬化剤として含有し、かつ該エポキシ樹脂中の
エポキシ基に対する該アミノアルコキシシラン化合物中
の活性水素基の当量比が0.4〜3.6である下塗塗料組成物
を被塗面に塗装し、乾燥後、シリコーン系防汚塗料を塗
装することを特徴とする防汚塗膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046506A JP2815452B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | シリコーン系防汚塗料用下塗塗料組成物及び防汚塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046506A JP2815452B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | シリコーン系防汚塗料用下塗塗料組成物及び防汚塗膜形成方法 |
Publications (2)
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JPH03247673A JPH03247673A (ja) | 1991-11-05 |
JP2815452B2 true JP2815452B2 (ja) | 1998-10-27 |
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ID=12749136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2046506A Expired - Lifetime JP2815452B2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | シリコーン系防汚塗料用下塗塗料組成物及び防汚塗膜形成方法 |
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JP (1) | JP2815452B2 (ja) |
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CN1040989C (zh) * | 1993-07-15 | 1998-12-02 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 无毒海洋防污涂料 |
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