JP2813915B2 - 容積式流量計 - Google Patents

容積式流量計

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秀則 若林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は容積式流量計に係り、特に、被測流体の流れ
に応じて回転する一対の回転子に設けられたマグネット
の磁力を検出し、被測流体の流量を計測するパルスセン
サ方式の容積式流量計に関する。
〔従来技術〕 従来の容積式流量計は、容積式流量計本体内で流量に
比例して回転する一対の回転子の一方に埋めこまれたマ
グネットと、このマグネットの磁力を検出し流量パルス
を発信する磁気センサと、磁気センサからの流量パルス
を電気的に計数して流量を求める流量測定回路から構成
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術の容積式流量計の一対の回転子の材料に
は、耐腐食性に優れ、かつ、慣性重量の小さな樹脂性の
もの(例えば、フェノール樹脂)が使用され、これは黒
色をしている。また、容積式流量計本体内で流量に比例
して回転する一対の回転子の一方に埋めこまれたマグネ
ットも同じ黒色である。このように従来の容積式流量計
は、一方の回転子と他方の回転子との形状・大きさは同
じであり、かつ、回転子とマグネットの色が同一である
ため以下のような問題点があった。
一対の回転子のうちどちらにマグネットが埋め込まれ
ているのか判別がつきにくいので、マグネットが埋め込
まれた回転子を取り付けるべき箇所にマグネットの付い
ていない回転子を取り付けてしまう場合があり、この場
合には、磁気センサーがマグネットの磁力を検出できな
くなってしまうため流量の計測ができない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、 第一の発明は、ケーシング内に形成された計量室内に
設けられ被測流体の流れに応じて回転する一対の回転子
と、該一対の回転子の一方に少なくとも一面が露出して
設けられたマグネットと、該マグネットの磁力を検出可
能な箇所に設けられ、該マグネットの磁力を検出し流量
パルスを発信する磁気センサと、を設けてなる容積式流
量計において、 該マグネットの露出した面に回転子を形作る材料の色
とは違う色の塗料を塗ったことを特徴とする。
第二の発明は、ケーシング内に形成された計量室内に
設けられ被測流体の流れに応じて回転する一対の回転子
と、該一対の回転子の一方に設けられたマグネットと、
該マグネットの磁力を検出可能な箇所に設けられ、該マ
グネットの磁力を検出し流量パルスを発信する磁気セン
サと、を設けてなる容積式流量計において、 該一対の回転子のうちいずれか一方に回転子を形作る
材料の色とは違う色の塗料を塗ったことを特徴とする。
第三の発明は、上記第一の発明または第二の発明にお
いて、該塗料は、耐腐食性に優れた塗料であることを特
徴とする。
〔作用〕
以上のように構成された第一の発明または第二の発明
である容積式流量計は、マグネット、または一対の回転
式のうちいずれか一方に塗料を塗ることにより、マグネ
ットが埋め込まれた回転子とマグネットが埋め込まれれ
ていない回転子の区別が明確であるので、マグネットが
埋め込まれた回転子を取り付けるべき箇所にマグネット
の付いていない回転子を取り付けてしまうということが
未然に防止できる。
更に、第三の発明である容積式流量計は、第一の発明
又は第二の発明に用いられている塗料に耐腐食性に優れ
たものを使用しているのでマグネットを被測流体から保
護することができる。
〔実施例〕
以下、本発明にかかる容積式流量計の第一実施例を第
1図及至第3図を用いて説明する。
第1図及び第2図に示すように容積式流量計1は、蓋
2と、ケーシング3と、流量を計測するための一対の回
転子4,5とから大略構成されている。
ケーシング3内には、被測流体を導くための流入路7
と、この流入路7から流入する被測流体の流量を計測す
る計量室6(長円円柱状の空間)と、計量室6内を通過
した被測流体が流出するための流出路8とが形成されて
いる。即ち、流入路7及び流出路8は計量室6を介して
連通している。計量室6の形状である長円の曲率半径は
後述の回転子4,5の長径の半径と略同一に、かつ、上記
長円の最大直径の寸法は後述の回転子4,5の長径の半径
を三倍した値に回転子4,5の短径の半径の値を加算して
得られる値と略同一に設定されている。また、計量室6
内には後述の回転子4,5を支承するために円柱形状の回
転軸9,10(回転軸9と回転軸10とは同一の寸法)が設け
られており、これらの回転軸9,10の一端は計量室6の形
状である長円を形成する二つの半円のそれぞれの中心点
を中心に設けられた回転軸9,10と同一の径の穴11,12に
それぞれ圧入されている。
回転子4,5は同一の樹脂性材料(本実施例ではフェノ
ール樹脂)が使用されている。そして、回転子4と回転
子5とは同一の形状(楕円歯車)をしており、回転子4,
5を製造するための型(図示せず)に上記樹脂性材料を
流し込んで作成される。回転子4,5のそれぞれの楕円の
中心には前記回転軸9,10と略同一の直径の貫通孔4a,5a
がこの楕円の中心軸にそって設けられている。更に、回
転子4,5を円滑に回転させ、被測流体の流れに対する負
荷を低減するために、この回転子4,5の楕円の中央付近
には上述の貫通孔4a,5aよりも径が大きく回転子9,10の
短径よりも径の小さな径の円形の窪み4b,5bが形成され
ている。そして、回転子4,5は前述の回転軸9,10の他端
からそれぞれ挿入することにより支承され、互いに噛合
している。なお、上述の回転子4,5の貫通口4a,5a、及び
窪み4b,5bは本実施例では回転子4,5の型により形成され
るようになっている。
次に、マグネットが設けられた一方の回転子4の構造
を回転子4の拡大縦断面図を示す第3図を用いて説明す
る。
同図に示されるように回転子4は、一方の楕円面の中
央付近には、この回転子4に設けられた貫通口4aとほぼ
同径の内径を有し、回転子4の楕円の短径よりも小径の
外径を有する環状の磁石13が、回転子4の貫通口4aと同
軸に埋設されている。
磁石13は、その外周方向に沿って多数のS極,N極が交
互に着磁されたプラスチックマグネットであり、回転子
4を成形するときインサート成形により回転子4と一体
的に成形される。ここで、この回転子4の製造方法を簡
単に説明すれば、磁石13の中央孔を回転子4,5の作成用
の楕円歯車形状をした型の底面中央から立設する前記回
転軸と同一形状の円柱に通して型の底面まで落とし込
み、つぎにこの型に樹脂性材料を流し込んで製造され
る。
また、前述のように型に入れられ一体成形される前に
磁石13には、予めこの磁石13が組付けられた容積式流量
計1を想定したときの磁石13の蓋2に対向する面、及び
回転軸9に対向する面に回転子4,5を形作る樹脂性材料
の色とは違った色の塗料14が塗布されている。ここで塗
料14は、被測定流体に不溶性であり、透磁性であり、耐
腐食性に優れたものが用いられている。例えば、本実施
例における容積式流量計1はガソリンや軽油などの油類
の流量を測定するためのものであるので、塗料14には耐
油性に優れたポリウレタン系のものが使用されている。
15は流量検出用の磁気抵抗素子で、これは回転子4の
磁石13の磁力が検出できるような位置、即ち、本実施例
では回転子4の磁石13に対向した蓋2に組み込まれてい
る。
なお、本実施例における蓋2とケーシング3とは、こ
れらの間から被測流体が漏れないようにねじ(図示せ
ず)によって着脱自在に取り付け固定されている。
このように構成された本実施例の容積式流量計1は、
以下に示す効果がある。
磁石13に塗料14を塗ったので回転子4と回転子5と
の区別が容易にできるので、誤組み付けを防止すること
ができる。
磁石13に塗られた塗料14は被測定流体に不溶性の塗
料を使用しており、被測定流体に接することにより色落
ちすることはないので、定期点検時やメンテナンス時な
どにおいても回転子4と回転子5との区別をするときに
は磁石13に塗られた塗料14により識別可能であり、よっ
て回転子4と回転子5とを間違えて組み付けてしまうと
いうことが防止される。
磁石13は、磁石13の蓋2に対向する面と回転軸8に
対向する面とに耐腐食性に優れた塗料14が塗布され、磁
石13が直接被測流体に接しないようにしているので、腐
食性流体の流量を計測する場合でも磁石13を良好に保護
することができる。
磁石13と回転軸9との間には常に塗料14が介在して
いるので、従来の容積式流量計のような回転子4の回転
により回転軸9と磁石13との間に摩擦が生じて、磁石13
が摩耗してしまうことが防止される。
蓋2とこれに対向する面に塗られた塗料14との間に
ある程度の空間が形成され、回転子4が回転しても塗料
14が蓋2により擦りとられてしまうことを防止したの
で、定期点検時やメンテナンス時などにおいても回転子
4と回転子5との区別をするときには磁石13に塗られた
塗料14により識別可能であり、よって回転子4と回転子
5とを間違えて組み付けてしまうということが防止され
る。
以上のように本実施例の容積式流量計1は構成され、
上述のような効果を奏しているが本発明はこれに限るも
のではなく、以下のようにしても良い。
回転子4,5に形成された窪み4bの直径は磁石13の外周
円の直径と同一に設定されているが、窪み4bの直径を磁
石13の外径よりも大きく設定してもよい。この場合に
は、回転子4,5の重量が上記実施例のものよりも軽くな
るばかりでなく、蓋2と回転子4,5との摺動面も小さく
なるので、被測流体に対する回転子4,5の負荷をより低
減できる。
上記実施例における回転子4への磁石13の組み付けは
一体成形により行っているが、これに限るものではな
く、例えば、回転子4に塗料14の塗られた磁石13を挿入
するための凹部を設けて、この凹部に、塗料14の塗られ
た磁石13を嵌入してもよい。
上記実施例では回転子4と回転子5との区別をするた
めの一つの手段として磁石13に塗料14を塗ることにより
上記目的を達成しているが、これに限るものではなく、
例えば、回転子4,5のうちいずれか一方の回転子自体に
塗料14を塗ってもよい。
〔効果〕
以上の如く、本発明になる容積式流量計は、マグネッ
トまたは一対の回転子のいずれか一方に塗料を塗布する
ことにより、マグネットが組み込まれている回転子とマ
グネットが組み込まれていない回転子との区別が容易に
できるようにしたので、回転子の誤組み付けを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る容積式流量計1の蓋2を開けた時
の上面図、第2図は容積式流量計1の縦断面図、第3図
は磁石13の埋め込まれた回転子4の拡大縦断面図であ
る。 1……容積式流量計、4,5……回転子 13……磁石、14……塗料

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に形成された計量室内に設け
    られ被測流体の流れに応じて回転する一対の回転子と、
    該一対の回転子の一方に少なくとも一面が露出して設け
    られたマグネットと、該マグネットの磁力を検出可能な
    箇所に設けられ、該マグネットの磁力を検出し流量パル
    スを発信する磁気センサと、を設けてなる容積式流量計
    において、 該マグネットの露出した面に回転子を形作る材料の色と
    は違う色の塗料を塗ったことを特徴とする容積式流量
    計。
  2. 【請求項2】ケーシング内に形成された計量室内に設け
    られ被測流体の流れに応じて回転する一対の回転子と、
    該一対の回転子の一方に設けられたマグネットと、該マ
    グネットの磁力を検出可能な箇所に設けられ、該マグネ
    ットの磁力を検出し流量パルスを発信する磁気センサ
    と、を設けてなる容積式流量計において、 該一対の回転子のうちいずれか一方に回転子を形作る材
    料の色とは違う色の塗料を塗ったことを特徴とする容積
    式流量計。
  3. 【請求項3】該塗料は耐腐食性に優れた塗料であること
    を特徴とする特許請求の範囲(1)項、または特許請求
    の範囲(2)項記載の容積式流量計。
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