JP2813857B2 - 吊 橋 - Google Patents

吊 橋

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JP2813857B2
JP2813857B2 JP5303758A JP30375893A JP2813857B2 JP 2813857 B2 JP2813857 B2 JP 2813857B2 JP 5303758 A JP5303758 A JP 5303758A JP 30375893 A JP30375893 A JP 30375893A JP 2813857 B2 JP2813857 B2 JP 2813857B2
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suspension bridge
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Inventor
英雄 行事
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上部がアルミニウム中
空押出形材で構成されている吊橋に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、H型鋼からなる横桁
(31)の端部が主ケーブル(32)より垂下されたハンガー(3
3)によって吊下げられ、この横桁(31)上に複数の木製縦
桁(根太)(34)が所定間隔をあけて交叉状に配され、こ
れら縦桁(34)は、取付具(35)およびボルト(36)を介して
横桁(31)上に固定されている。そして、上記各縦桁(34)
を跨いで多数の木製歩板(37)が互いに隣接して配され、
歩板(37)は釘(38)で縦桁(34)上に打ち付けられている。
また、両側の欄干部(39)は、縦横の鉄パイプ(40)(41)に
より枠組みされ、横方向の鉄パイプ(41)(41)間に金網(4
2)が張られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の吊橋は、横
桁(31)及び欄干部(39)が鉄製であり、また木製の縦桁(3
4)および歩板(37)も所定の強度を得るために厚みのある
ものが用いられることから、当該吊橋は全体の重量が重
くなってしまう。更に、年月の経過により、歩板(37)が
擦り減ったり、木製の横桁(31)が腐ったりすることか
ら、これら各部材の交換が必要となるが、この補修作業
には大がかりな足場を組む必要があり、かかる補修作業
に多大の手間と費用を要する。また、鉄製の欄干(39)に
ついても、年月の経過により、錆びて吊橋の外観を損ね
る他、歩行者の手が汚れる等、種々の問題があった。
【0004】本発明の目的は、軽量で、しかも強度およ
び耐久性に優れた吊橋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、平行な2本の主ケーブルから所定間隔ごとに垂下さ
れたハンガーを介して複数の横桁が並列に吊り下げら
れ、これら横桁上に複数の縦桁が所定間隔をあけて交叉
状に取り付けられ、これら縦桁上には多数の歩板が互い
に隣接して渡し止められており、縦桁および歩板が横断
面略方形のアルミニウム中空押出形材で構成されている
吊橋において、互いに隣合う歩板の対向する側面のう
ち、一方の側面に歩板の長さ方向に伸びる凸条が設けら
れ、他方の側面には凸条と対応する凹部が設けられてい
請求項2記載の本発明は、平行な2本の主ケーブル
から所定間隔ごとに垂下されたハンガーを介して複数の
横桁が並列に吊り下げられ、これら横桁上に複数の縦桁
が所定間隔をあけて交叉状に取り付けられ、これら縦桁
上には多数の歩板が互いに隣接して渡し止められてお
り、縦桁および歩板が横断面略方形のアルミニウム中空
押出形材で構成されている吊橋において、各歩板の上面
両側縁部にリブが設けられ、これら両側のリブ間におけ
る各歩板上面には滑り止め用シートが設けられているも
のである。 更に、請求項3記載の本発明は、上記請求項
1および2記載の吊橋の両方の特徴を有するものであ
る。本発明において、「アルミニウム」という語には、
アルミニウム合金を含むものとする。
【0006】また、上記本発明の吊橋について、互いに
隣合う歩板の対向する側面のうち、一方の側面に歩板の
長さ方向に伸びる凸条が設けられ、他方の側面には凸条
と対応する凹部が設けられている。
【0007】更にまた、上記本発明の吊橋について、各
歩板の上面両側縁部にリブが設けられ、これら両側のリ
ブ間における各歩板上面には滑り止め用シートが設けら
れている。
【0008】本発明において、「アルミニウム」という
語には、アルミニウム合金を含むものとする。
【0009】
【作用】本発明の吊橋は、上部の縦桁および歩板がアル
ミニウム中空押出形材で構成されているため、吊橋重量
の大幅な軽量化が可能であると共に経時的な劣化が防止
され、しかも十分な吊橋強度が得られる。
【0010】また、互いに隣合う歩板の対向する側面の
うち、一方の側面に歩板の長さ方向に伸びる凸条が設け
られ、他方の側面には凸条と対応する凹部が設けられて
いる本発明の吊橋では、隣合う歩板に若干の隙間を有す
る場合でも、歩板の側面における凸条が歩行者の橋下方
の視界を遮るという作用を有する。
【0011】更に、各歩板の上面に設けられた滑り止め
用シートは、歩行者が足を滑らせるのを有効に防止す
る。
【0012】
【実施例】本発明にかかる吊橋の実施例を図面にしたが
って説明する。
【0013】図1〜図4に示すように、吊橋は、平行な
2本の主ケーブル(1) から所定間隔ごとに垂下されたハ
ンガー(1a)を介して多数の横桁(2) が並列に吊り下げら
れ、これら横桁(2) 上に複数の縦桁(3) が所定間隔をあ
けて交叉状に取り付けられ、これら縦桁(3) 上には多数
の歩板(4) が互いに隣接して渡し止められている。縦桁
(3) および歩板(4) は横断面略方形のアルミニウム中空
押出形材で構成され、また横桁はH型鋼で構成されてい
る。
【0014】隣合う歩板(4) の対向する側面のうち、一
方の側面の上半部に歩板の長さ方向に伸びる凸条(5)
が、また他方の側面の下半部にも同じく凸条(6) がそれ
ぞれ設けられており、一方の側面における凸条(5) が設
けられていない下半部は、他方の側面における凸条(6)
に対応した凹部(7) となされ、また他方の側面における
凸条(6) が設けられていない上半部は、一方の側面にお
ける凸条(5) に対応した凹部(8) となされている。
【0015】各歩板(4) の上面両側縁部にはリブ(9) が
設けられ、これら両側のリブ(9) 間における歩板(4) 上
面には耐候性の滑り止め用シート(11)が接着されてい
る。滑り止め用シート(11)としては、塩化ビニルシート
や鉱物粒子が混入されたポリエステルシートが用いられ
る。また、これら滑り止め用シート(11)は、歩板(4) 上
面へ接着した場合に上記リブ(9) の高さよりも低い厚み
とするものである。これにより、該シートの剥離が防止
される。
【0016】歩板(4) は横断面略長方形の二つの中空部
(4a)と、これら中空部(4a)間に形成された上下の窪み部
(4b)を備え、両窪み部(4b)間には取付用ボルト(15)を挿
通する透孔(4c)が形成されている。この場合、透孔(4c)
から取付用ボルト(15)を挿入して歩板(4) を縦桁(3) 上
に固定しても、取付用ボルト(15)の頭部(15a) は、窪み
部(4b)内に収容されて歩板(4) の上方へ突出することが
ない。また、歩板(4)を取り付ける際、後に歩板を取替
える必要が生じた場合に歩板(4) を一枚ずつ取替え可能
とするために、隣合う歩板(4) 間に若干の隙間(S) があ
けられている。この他、上記歩板(4) の取り付けにおい
て、複数の縦桁(3) のうち、中央の縦桁についてスペー
サーを介在させることにより、歩板(4) の中央部分を高
くして雨水が歩板の両端側へ流れ落ちる勾配を設けるこ
ともある。
【0017】縦桁(3) は、横桁(2) 上にL字形の取付金
具(16)および連結ボルト(19)によって固定され、縦桁
(3) の端部同志は、横桁(2) の上面で突き合わされ、予
め各縦桁(3) 内に挿入された連結部材(17)を介して接続
されている。なお、図中(18)はL字形の取付金具(16)と
縦桁(3) 間に介在されたパッキング又は塗膜を示す。
【0018】吊橋の両側の欄干部(20)は、横桁(2) の端
部寄り部分に立設された支柱(12)と、支柱(12)上に渡し
止められている手すり部材(13)と、支柱(12)間に取付け
られている面格子(14)とから構成されており、いずれも
アルミニウム製である。
【0019】上記実施例の吊橋によれば、各縦桁(3) 、
各歩板(4) がアルミニウム中空押出形材で構成され、ま
た高欄部(20)の各構成部材もアルミニウム製であること
から、吊橋全体の重量が大幅に軽量化される。また、隣
合う歩板(4) 間には若干の隙間(S) が設けられているた
め、後に歩板の交換を行う場合には、各縦桁(3) の長さ
分ごとに歩板(4) を順次一枚ずつ外して交換することが
できる。したがって、吊橋を長期間通行止めにすること
なく、夜間だけの作業で歩板の交換が行えるものであ
る。
【0020】また、図5に示した上部が木製の既存の吊
橋を上記実施例の本発明にかかる吊橋に改造することも
容易に行える。具体的には、先ず、左右両側の欄干部(3
9)からロープ等により、吊橋の真下に安全ネットを張っ
た上、既存の木製の歩板(37)を撤去した後、既存の木製
縦桁(34)間に、本発明にかかるアルミニウム中空押出形
材製の縦桁を配置し、上記実施例と同様の方法でこれら
を既存の横桁(31)上に固定すると共に既存の木製縦桁(3
4)を撤去する。そして、吊橋の一方からアルミニウム中
空押出形材製の歩板を上記実施例と同様の要領で順次取
付けてゆくだけで、本発明にかかる吊橋への改造が行え
るのである。
【0021】この他、上記本発明の吊橋への改造或いは
新設のいずれの場合でも、歩板、横桁、欄干部に用いら
れるアルミニウム製部材をアルマイト処理、或いは適当
な塗装を施すことにより、容易に周辺の景観に合わせる
ことができる。
【0022】上記実施例では、隣合う歩板の対向する側
面にそれぞれ凸条(5) (6) とこれに対応する凹部(7)
(8) を設けたが、一方の側面に凸条のみを設け、他方の
側面に対応する凹部のみを設けることもある。
【0023】
【発明の効果】本発明の吊橋は、その上部、すなわち縦
桁、歩板がアルミニウム中空押出形材で構成されている
ので、全体の重量が従来の吊橋に比べて大幅に軽量化さ
れる。また、従来の上部が木製の吊橋が老朽化した場合
に、本発明の吊橋へ容易に改造することができる。ま
た、上部がアルミニウム製の本発明の吊橋は、従来の木
製吊橋のような著しい老朽化がないため、足場を組んで
の大がかりな補修工事が不要となる。
【0024】また、互いに隣合う歩板の対向する側面の
うち、一方の側面に歩板の長さ方向に伸びる凸条が設け
られ、他方の側面には凸条と対応する凹部が設けられて
いる本発明の吊橋によれば、歩板の補修時に各歩板を一
枚ずつ取替えるために隣合う歩板に若干の隙間を設けた
場合でも、歩板の側面における凸条が歩行者の橋下方の
視界を遮るため、歩行者が恐怖感を抱くのを防止するこ
とができる。
【0025】更に、各歩板の上面に設けられた滑り止め
用シートは、歩行者が足を滑らせるのを有効に防止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる吊橋の部分拡大斜視図である。
【図2】本発明の吊橋の側面図である。
【図3】図1の吊橋における上部構造を示す部分拡大横
断面図である。
【図4】図1の吊橋における上部構造を示す要部拡大横
断面図である。
【図5】吊橋の従来例を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1) 主ケーブル (1a) ハンガー (2) 横桁 (3) 縦桁 (4) 歩板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行な2本の主ケーブル(1) から所定間
    隔ごとに垂下されたハンガー(1a)を介して複数の横桁
    (2) が並列に吊り下げられ、これら横桁(2) 上に複数の
    縦桁(3) が所定間隔をあけて交叉状に取り付けられ、こ
    れら縦桁(3) 上には多数の歩板(4) が互いに隣接して渡
    し止められており、縦桁(3) および歩板(4) が横断面略
    方形のアルミニウム中空押出形材で構成されている吊橋
    において、互いに隣合う歩板(4) の対向する側面のう
    ち、一方の側面に歩板(4) の長さ方向に伸びる凸条が設
    けられ、他方の側面には凸条と対応する凹部が設けられ
    ている吊橋。
  2. 【請求項2】 平行な2本の主ケーブル(1) から所定間
    隔ごとに垂下されたハンガー(1a)を介して複数の横桁
    (2) が並列に吊り下げられ、これら横桁(2) 上に複数の
    縦桁(3) が所定間隔をあけて交叉状に取り付けられ、こ
    れら縦桁(3) 上には多数の歩板(4) が互いに隣接して渡
    し止められており、縦桁(3) および歩板(4) が横断面略
    方形のアルミニウム中空押出形材で構成されている吊橋
    において、各歩板(4) の上面両側縁部にリブ(9) が設け
    られ、これら両側のリブ(9) 間における歩板(4) 上面に
    は滑り止め用シート(11)が設けられている吊橋。
  3. 【請求項3】 互いに隣合う歩板(4) の対向する側面の
    うち、一方の側面に歩板(4) の長さ方向に伸びる凸条が
    設けられ、他方の側面には凸条と対応する凹部が設けら
    れている、請求項2記載の吊橋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0333768Y2 (ja) * 1984-12-14 1991-07-17
JPH083451Y2 (ja) * 1990-04-11 1996-01-31 有限会社ヘンミ企画 山道吊橋用踏み板

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JPH07158013A (ja) 1995-06-20

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