JP2813760B2 - 鉄系セラミック材料およびその製法 - Google Patents

鉄系セラミック材料およびその製法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐摩耗部品等として使用することのできるセ
ラミック材料に関する。
[従来技術] 耐熱性、耐摩耗性を有するセラミック材料として、ア
ルミナ等の酸化物をはじめ各種の炭化物、ホウ化物、ケ
イ化物を主成分とする材料が広く使用されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のセラミック材料は、いずれもすぐれた耐熱性や
耐摩耗性を有しているが、一般に原料が高価であり、製
造コストも高いものとなっていた。また、従来のセラミ
ックスは、一旦使用したものを再生使用することは殆ん
ど不可能であった。
本発明は、耐摩耗部品等として使用可能な適耐摩耗性
と靫性を有し、しかも製造が容易で製造コストも安い実
用性に富んだセラミック材料を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる鉄系セラミック材料は、鉄と、重量比
で3.0〜5.5%の炭素と、2.0〜28.0%のクロムと、0〜1
0%のモリブデンと、0〜9%のバナジウムと、0〜10
%のタングステンと、0〜9%のニッケルと、0.1〜0.5
%の燐を含有し、セメンタイトが平均粒径100ミクロン
以下の無方向性微細結晶として分散していることを特徴
としている。
また、本発明にかかる鉄系セラミック材料の製法は、
鉄と、重量比で3〜5.5%の炭素を含む溶湯中にミクロ
ンオーダーの微細な気泡を生成分散せしめた後冷却して
無方向性セメンタイト結晶を有するセラミック材料を得
ることを特徴とするものである。
従来、鉄と炭素の合金で工業的に利用されていたのは
主として炭素量が3%以下のものであり、これよりも炭
素の多いものは殆んど使われていなかった。また、鉄−
炭素系の合金において黒鉛を多量に晶出させることなく
炭素量を増やすことは困難であり、工業的には殆んど不
可能であった。
本発明者は、従来工業的にあまり利用されていなかっ
た高炭素域に注目し、種々研究を行なった結果、これら
高炭素域で耐摩耗性および強度的にすぐれた実用的なセ
ラミックスが得られることを見出して本発明を完成した
ものである。本発明の鉄系セラミック材料は、鉄を主成
分とする安価な材料でありながら、従来の鉄系鋳造材に
比べて優れた耐火性、高硬度、耐食性を有し、耐火物、
耐摩耗部品等、広範囲な分野に使用することができるも
ので、これらの性質を考慮して、鉄系セラミック材料と
呼ぶにふさわしいものである。以下、これについて詳細
に説明する。
先ず、鉄−炭素系において多量の黒鉛を晶出すること
なく結合炭素量を増加させる方法が問題となるが、この
問題は適当なセメンタイト安定化元素例えばクロム(C
r)を添加することによって解決されることがわかっ
た。その理由としては、クロムは熱力学的に炭素(C)
の活量を低下させるので、炭素量が多くなっても黒鉛と
して晶出しにくくなることが考えられる。
本発明のセラミック材料は、上述の如く鉄と炭素を主
要成分とするものであり、上記範囲すなわち炭素量3.0
%(重量%、以下同じ)〜5.5%では炭素量が多いほど
セメンタイトの量が多くなり、逆に炭素量が少なくなる
ほどレーデブライト量が多くなる。炭素量のより好まし
い範囲は4.5〜5.3%であり、この範囲ではセメンタイト
とレーデブライト及びレーデブライトとγ相の混合組織
となる。
黒鉛の晶出量は、少ない方がよく、理想的には0%で
あるのが望ましが、0.3%以下なら実用上許容され、0.0
5%以下にするのが特に好ましい。なお、用途によって
は黒鉛の量がこれより若干多くてもよい。
上記クロム以外の添加物として、必要に応じて他の元
素、例えばモリブデン(Mo)、バナジウム(V)、タン
グステン(W)、マンガン(Mn)、ホウ素(B)等の1
種または2種以上を添加することができる。これらはい
ずれもセメンタイトの安定化元素であり、炭素が黒鉛と
して晶出することを防止する。
上記添加元素のうち、クロム(Cr)は90%程度までセ
メンタイト中に溶解する元素であり、セメンタイト化に
特に効果的な元素である。これが少ないとセメンタイト
ができにくいのみならず、得られるセラミックスの高温
での安定性が悪くなる。逆にクロムの添加量が多すぎる
と製品が脆くなるとともに、原料コストが高くなる。ク
ロムの好ましい添加量は2.0〜28%であり、4〜10%と
するのが特に好ましい。
モリブデン(Mo)は高温であらかじめMoCを生成する
ためセメンタイト中に溶解しにくい元素で、単独ではク
ロムを単独で添加した場合とあまり差がないが、クロム
と共に添加した場合は室温および1000℃以下の高温にお
ける硬度を上昇させ、耐摩耗性および高温強度を著しく
増加させる。高温強度を増加させるので、高温(例えば
1100℃)での塑性加工に対しては多量のモリブデンの添
加は好ましくないと考えられる。モリブデンの好ましい
添加量は0〜10%であり、0.3〜5.0%とするのがより好
ましく、0.5〜2%とするのがさらに好ましい。上記範
囲中、モリブデン添加量が少なくなると耐摩耗性、高温
強度、耐蝕性が減少する傾向があり、多くなりすぎると
原料コストが高くなるとともに、靫性を劣化させる傾向
がある。
バナジウム(V)はセメンタイトによく溶ける元素
で、単独ではクロム単独の場合と殆んど差がなく、しか
も場合によっては黒鉛を少量晶出する傾向がある。製品
中に黒鉛が晶出すると、耐摩耗性と強度を低下させるほ
か、黒鉛と鉄の界面が侵され易いため耐蝕性が低下す
る。クロムと共同ではセメンタイトの形状を改善し結晶
の粒状化を促進する。バナジウムの好ましい範囲は0〜
10%、より好ましい範囲は0〜9.0%、さらに好ましく
は0〜7.0%であり、この範囲内でバナジウムの量が少
なければ耐摩耗性、耐蝕性、高温強度が低下する傾向が
あり、多くなると原料コストが上昇する。なお、靫性は
バナジウムが多い方が向上する傾向がある。
タングステン(W)は単独ではクロムとほぼ同様の効
果を示し、クロムと共同ではモリブデンの場合と同様な
傾向を示す。タングステンの好ましい範囲は0〜10%、
より好ましくは0〜3.0%、さらに好ましくは2±0.5%
前後であり、少ないほど耐摩耗性、耐蝕性、高温強度が
低下する傾向があり、多いほど原料コストが高くなり、
靫性を劣化させる傾向を示す。
ホウ素(B)は、単独添加ではあまり効果は期待でき
ず、製品が硬くなりすぎるというおそれがあるが、クロ
ムと共同ではセメンタイトの結晶を微細化し、靫性を向
上させる効果がある。クロムだけではなく、例えばクロ
ムとモリブデン、クロムとバナジウム等と共に添加する
場合も同様である。ホウ素の好ましい添加量は、0〜1.
0%、より好ましくは0〜0.5%、さらに好ましくは0.1
±0.05%であり、少なすぎると結晶微細化作用が充分で
はなく、多すぎるときわめて脆くなる。
上記のほかの添加元素としては、ニッケル(Ni)があ
る。ニッケルは耐食性向上のために添加するもので、特
にバナジウムを添加した場合に耐食性の低下を防止する
ためこれを添加しておくのが好ましい。ニッケルの添加
量は0〜9%が好ましく0〜7%がより好ましい。ま
た、鋳造、熱間割れ防止のため燐(P)を0.3±0.2%添
加するのが好ましい。
なお、微細化又は黒鉛晶出防止用の元素として、0.1
%以下のTe又はBiを使用することができる。また、これ
らの添加元素の他にセメンタイトの安定化を阻害しない
他の元素、例えばレニウム(Re)、ニオブ(Nb)、タン
タル(Ta)、テクネチウム(Tc)等を添加してもよい。
さらに、実用上支障をきたさない程度であれば、他の元
素を含有してもよく、さらには不可避的に混入する不純
物や前述の如く少量の黒鉛が存在してもよい。
つぎに、黒鉛球状化剤について述べれば、このセラミ
ック材料で晶出する黒鉛を球状化するには、セリウム
(Ce)、ミッシュメタル(Mishmetal)、カルシウム(C
a)およびカルシウムシリコン(Casi)のうち1種又は
2種以上を溶湯に添加するのが有効であった。ミッシュ
メタルは天然に産出するセリウムとランタン(La)の比
較的安価な合金であり、セリウムの含有量が大体40〜90
%程度である。また、カルシウムシリコンはカルシウム
の含有量が30〜35%程度であり残部はほぼシリコンであ
る。
これらの黒鉛球状化剤の添加量については、セリウム
の場合は0.005〜1.0%とするのが好ましく、0.4〜0.8%
とするのがさらに好ましかった。ミッシュメタルの好ま
しい添加量もセリウムと同様である。これは、セリウム
と同じ稀有元素であるランタン(La)にもセリウムと同
様な効果があるためであると考えられる。セリウムは水
素(H2)を吸蔵しており、これを溶湯に添加したときに
この水素ガスを気泡として放出するので、この気泡の中
に黒鉛が球状に晶出するのであろうと考えられる。ま
た、カルシウムシリコンの添加量は0.6〜1.2%とするの
が好ましかった。カルシウム単体で添加する場合は上記
カルシウムシリコン中のカルシウム含有量に見合うだけ
の量を添加すればよい。しかしながら、カルシウム単体
で添加するよりも、カルシウムシリコンの形で添加する
方が好ましかった。溶湯中に気泡を発生させるために
は、沸点が高く溶鉄にとけにくいカルシウムの方が効果
的である。
前述の如く、これら黒鉛球状化剤は単独で又は2種以
上を組合わせて添加することができる。このうち、セリ
ウムを含むものとカルシウムを含むものとを組合わせて
添加するのがより好ましく、なかではミッシュメタルと
カルシウムシリコンの組合わせが最も効果的であった。
これら黒鉛球状化剤は、例えば粒状のものを紙につつ
んでホスホライザーで1700℃以上の溶湯中に速やかに添
加する。このとき、添加した球状化剤が蒸発するので、
手早く鋳造するのが好ましい。得られた鉄系セラミック
材料には、少量の球状化黒鉛が晶出するが、この球状化
黒鉛の周囲には薄いFeの層が形成されるので、ここでク
ラックの伝播が阻止される結果強度が向上するのであろ
うと推測される。
この鉄系エラミック材料は、所望の配合の溶湯を鋳型
に鋳造することによって得られる。この場合、0.8%以
上、好ましくは1%以上の脱炭が生じるような条件とす
るのが良い。このような比較的大きい脱炭が生じたとき
に、微細な無方向性のセメンタイトが分散した所望の組
織(A組織と呼ぶ)が得られた。
この理由は、脱炭が生じると炭素と酸素の化合物であ
る一酸化炭素(CO)が発生するが、この気泡の外周部に
おける液体(溶湯)と気体との界面に大きなエネルギー
落差が生じ、この界面にセメンタイトが晶出しやすくな
るためであろうと考えられる。すなわち、セメンタイト
は一方向に伸びやすく、大きな気泡の場合はこれを貫ぬ
いて成長してゆくと思われるが、気泡の界面エネルギー
は半径の2乗に逆比例するので、原子サイズの気泡のよ
うに気泡が小さい場合(例えばオングストローム単位)
は、前記界面にセメンタイトの初晶が晶出し、これが気
泡の内部に向って求心的な成長を遂げて気泡内部につま
ると考えられる。そして、これが核となって成長するの
で、方向性の殆ど無い球状に近いセメンタイト結晶が得
られると考えられる。この意味では、気泡は小さいほど
好ましく、しかも微細な気泡が溶湯中に高密度に分散し
ているのが好ましい。例えば、気泡の好ましい大きさは
5ミクロン以下、より好ましくは1ミクロン以下であ
り、気泡間の間隔は10ミクロン以下であるのが好まし
い。
このような気泡を発生させる方法としては、溶湯中で
炭素と結合してCOガスを発生する酸素を供給する必要が
ある。例えば高温で炭素と反応してCOを発生する材料を
溶湯に接触させる方法がある。具体的には、シリカSiO2
製のルツボで溶融し、1600℃以上より好ましくは1700℃
以上の高温に保持すれば、ルツボのSiO2と溶湯中の炭素
が反応して発生期のCOを発生する。このほかに、溶湯中
に酸素を吹込む方法や、他の酸素化合物と溶湯を反応さ
せる方法等も考えられる。酸化化合物と溶湯を反応させ
てCO気泡を発生させる場合は、その反応に充分な温度、
例えば1700℃以上で一旦保持することが必要である。
[実施例] つぎに、本発明の実施例について説明する。
炭素添加量を種々に変化させたものをSiO2のルツボ中
で溶融し鋳造した。使用した遠心鋳造装置の例を第1図
に示す。この鋳造装置1は回転軸2に水平方向に突設し
た一方の支持部材3にルツボ4と鋳型5が支持されてお
り、両者の間には耐火性リング6が介装されている。ル
ツボ4の外周部には高周波誘導加熱用のコイル7が捲回
され、ルツボ4の上部開口部は石英ドーム8によって覆
蓋されている。ルツボ4の内部には外部からのアルゴン
ガスが回転軸2の芯部を通って供給される。回転軸2に
突設した他方の支持部材9にはカウンターウェイト10が
取り付けられている。回転軸2はモータ11によって回転
駆動され、ルツボ4内で溶解した原料が遠心鋳造され
る。1回のチャージ量は30gであり、1600℃以上で100秒
以上保持したのち、200秒以内で鋳造した。
第2図および第3図は使用可能な金型の例をあらわす
もので、第2図は純銅製の大気溶解用金型を、第3図は
銅−クロム合金製の遠心鋳造用金型をそれぞれあらわ
す。本実施例では、第2図の金型は使用しなかった。第
3図においてAは44mm,Bは24mm,Cは10mm,Dは54mm,Eは20
mm,Fは70mm、Gは53mmであった。鋳型としては金型の他
に砂型も使用した。なお、図中鎖線で示したFはセラミ
ックホームフィルタ(ジルコニアZrO2製)であり、溶湯
はこのフィルターを通って鋳込まれるので、酸化物等の
不純物が除去される。
得られたテストピースの顕微鏡組織を第4図および第
5図に示す。第4図は本発明の組織(A組織)をあらわ
し、第5図は比較例の組織(C組織)をあらわす。これ
らの写真中、白いのはセメンタイト(Fe3C)であり、灰
色のものはレーデブライトである。第5図のC組織では
セメンタイトが細長く一方向に伸びているが、第4図の
A組織ではセメンタイトが微細でほぼ球状となってお
り、C組織のような方向性がないことがわかる。このよ
うな方向性のないセメンタイトは従来全く認められてい
なかったもので、本発明によって初めて得られたもので
ある。この無方向性かつ微細なセメンタイトにより高強
度が得られることが容易に推察される。また、レーデブ
ライトはセメンタイトに較べて靫性が高く、セメンタイ
トを微細化することにより強度が向上する。なお、ホウ
素(B)を0.1%程度添加したものは粒径が細かく、強
度、靫性が向上するが、この粒径は鋳造後の冷却速度に
よっても大きく影響されるので、所望の高性能を得るた
めには、冷却速度の管理も大切である。
第1表はこのようにして得られたセラミック材料の特
性を示すものであり、A組織のものは抗折力が著しく向
上していることがわかる。このような靫性の高さは、従
来のセラミックスでは全く得られなかったものである。
このA組織は、かなりの脱炭が生じた場合に得られるこ
とがわかる。
また、第6図はA組織のものとC組織のものの硬度
(ロックウェルCスケール)をあらわすもので、A組織
のものは炭素量が少なくても硬度が高いことがわかる。
さらに、第7図の炭素の初期添加量と脱炭量の関係をあ
らわすもので、A組織のものの脱炭量がC組織のものの
脱炭量より大きいことがわかる。これは、溶湯中にCOガ
スが生じたことを意味するものと考えられる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従
来全く得られなかった無方向性かつ微細なセメンタイト
組織とすることにより、高硬度かつ高強度の鉄系セラミ
ック材料を得ることが可能となった。この材料は鉄と炭
素を主たる原料とするものであるから安価で製造が容易
であり、しかも高温に加熱して酸素を吹き込むことによ
り、容易に鉄を回収し、再使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋳造装置の説明図、第2図(a),(b)は使
用した大気溶解用金型の平面図、および一部を省略した
正面図と側面図、第3図(a),(b),(c)は遠心
鋳造用金型の平面図、正面図、側面図、第4図(a),
(b),(c)および第5図(a),(b),(c)は
結晶組織をあらわす顕微鏡写真、第6図は硬度と炭素量
との関係をあらわすグラフ、第7図は炭素添加量と脱炭
量の関係をあらわすグラフである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄と、重量比で3.0〜5.5%の炭素と、2.0
    〜28.0%のクロムと、0〜10%のモリブデンと、0〜9
    %のバナジウムと、0〜10%のタングステンと、0〜9
    %のニッケルと、0.1〜0.5%の燐を含有し、セメンタイ
    トが平均粒径100ミクロン以下の無方向性微細結晶とし
    て分散していることを特徴とする高強度を有する鉄系セ
    ラミック材料。
  2. 【請求項2】鉄と、重量比で3〜5.5%の炭素を含む溶
    湯中にミクロンオーダーの微細な気泡を生成分散せしめ
    た後冷却して無方向性セメンタイト結晶を有するセラミ
    ック材料を得ることを特徴とする鉄系セラミック材料の
    製法。
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