JP2813485B2 - 光ファイバと光部品との接続方法及びそれに用いる光ファイバ位置決め装置 - Google Patents

光ファイバと光部品との接続方法及びそれに用いる光ファイバ位置決め装置

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JP2813485B2 JP3658991A JP3658991A JP2813485B2 JP 2813485 B2 JP2813485 B2 JP 2813485B2 JP 3658991 A JP3658991 A JP 3658991A JP 3658991 A JP3658991 A JP 3658991A JP 2813485 B2 JP2813485 B2 JP 2813485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバと光部品と
の間を高効率且つ高実装密度で行いうる光ファイバと光
部品との接続方法及びそれに用いる光ファイバ位置決め
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバをはじめとする光部品を使用
する場合、部品間の接続損失を低減するためには、部品
間の光軸を高精度に一致する必要がある。必要な光軸位
置決め精度は光部品の種類と要求される接続効率によっ
て異なるが、単一モード光ファイバ同士の接続の場合に
は接続部の光軸ズレを1〜2μm程度、接続部分の光軸
が作る角度を0.5程度に抑える必要がある。
【0003】このような高精度の光軸調整を行う従来技
術を例示する。先ず、第1の高精度な微動台を用いて部
品同士の光軸を調節した後、接続部分を固定する方法が
ある。
【0004】また、高精度光軸調整を行う第2の方法と
しては、光ファイバコネクタのように精密加工した高精
度部品を用い、部品精度の範囲内で光軸を一致させる方
法がる。
【0005】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術に係る光部品の接続方法では、以下のような
問題がある。 前記第1の方法においては、微動台の
バックラッシ、接続時の部品同士の接続による部品の変
形、接続部品の固定時の光軸ズレなどが生じ、1μm程
度の光軸調整を行う事が困難となっている。さらに微動
台等の使用により高いコストが悲調になっている。さら
に、微動台上で光部品を保持するための空間を必要とす
るため、高密度実装が困難となっている。 また、前
記第2の方法においては、非常に高い光部品の製作精度
が要求されるので、光ファイバ以外の光部品には適用が
難しいという問題がある。
【0006】さらに、将来型の光通信網の実現のために
は、アレイ状の光ファイバとアレイ状の光部品との間の
接続を低損失かつ高密度実装で行う事が必要となる。し
かし前述した2つの方法では、高密度実装と低損失接続
を両立する事が困難であるので、高効率且つ高実装密度
で光部品の接続ができることが望まれている。
【0007】本発明は以上述べた事情に鑑み光部品と光
ファイバとの接続を低損失且つ高実装密度で行いうる光
ファイバと光部品との接続方法及びそれに用いる光ファ
イバ位置決め装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明に係る光ファイバと光部品との接続方法は、導電性
膜を光ファイバの側面に形成する一方、該光ファイバを
その先端部が臨まれる電極との間隔を設けて保持し、電
極と光ファイバとの間に接着剤を充填した後、光ファイ
バの導電性膜と電極との間に静電力を発生させて光ファ
イバの先端部を変位させ、光ファイバと光部品との接続
光軸を調整し、接着剤を硬化させて光ファイバを固定す
ることを特徴とする。
【0009】また、一方の光ファイバ位置決め装置の構
成は、光ファイバの先端部を浮かした状態で保持する溝
部を有する光ファイバ保持具と、この溝部に保持される
光ファイバの先端部を下方から臨む電極とを具備してな
り、導電性膜を少なくとも先端部の表面に形成してなる
光ファイバを上記溝部に保持すると共に、上記電極に電
圧を印加し、該光ファイバの表面に形成した導電性膜と
電極との間に静電力を発生させて光ファイバの光軸の位
置決めを行うことを特徴とする。
【0010】
【作用】導電性膜を形成した光ファイバと電極との間に
電圧を付加する。このとき電極とファイバとの間に発生
する静電力によってファイバは曲げられて、光ファイバ
の光軸中心が変位する。この際該光ファイバを通り接続
する光部品に入射する光の強さを測定して接続損失が最
低となるように光ファイバを変位させ、光ファイバと電
極とを覆うようにあらかじめ充填されている例えば紫外
線硬化型接着剤等の硬化剤を凝固させ、光ファイバと光
部品との接続を完了する。
【0011】
【実施例】以下、本発明は好適な一実施例を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本実施例に係るアライメン
ト機構の構成図、図2は本実施例に係るファイバ位置決
め装置の概略図、図3は導電性膜を蒸着した光ファイバ
の斜視図、図4は図2のB−B線矢視断面図、図5は図
2のA−A線矢視断面図である。本実施例においては、
光ファイバと光部品とを接続するに際し、図1,図2に
示すような光ファイバの位置決め装置10を用いて光軸
調整を行っている。
【0012】図1,図2に示すように、Si基板11上
には、略同一の角度を有すると共に深さの異なる断面形
状V字形の溝部(溝の浅い溝部11A及び溝の深い溝部
11B)が同一軸上に形成されている。これらの溝部1
1A,11Bを含むSi基板11の表面には、絶縁性膜
12が施されており、表面の不導体化を図っている。上
記溝部11A,11Bの内で溝の浅い溝部11Aは、光
ファイバ13をその先端部を浮かした状態で保持する光
ファイバ保持具として機能しており、また、一方の溝の
深い溝部11Bは光ファイバ13の先端部を下方から臨
むと共に、その上縁近傍には、2枚の電極14A,14
Bをその長手方向に沿って各々設けている。また、上記
電極14A,14Bからは、さらに、溝部11Aに沿っ
て棒状のリード板が各々沿設されており、その端部には
電圧を付加する接続ポート14a,14bが各々設けら
れている。尚、溝部11A,11Bは接続する光部品に
対応して、必要に応じて複数本形成して光ファイバ13
を保持し、その位置決めを行うようにしている。
【0013】一方、光ファイバ13は図3に示すよう
に、その側面に金属等の導電性膜13aが被覆されてお
り、ファイバ表面に導電性を付与している。本実施例に
おいては、導電性膜13aとして厚さが約0.1μmの
金属被膜を形成して導電性をもたせている。また、その
先端は金属被覆膜の形成後、へき開して光が通過する端
面13bを露出させている。
【0014】このような光ファイバ13を図1に示すよ
うに光ファイバ保持具13の溝部11Aの溝内設置させ
ることにより、光ファイバ13の先端部が溝部11B中
に浮いた状態で保持される。このとき、光ファイバ13
に形成された導電性膜13aとB溝11B中に設けられ
た電極14A,14Bとの間隔が所定値(15μm〜3
0μm)となるようにあらかじめ溝部11A,11Bの
断面形状の寸法を設定しておくようにすればよい。図5
は図2のA−A線矢視断面図であり、光ファイバ位置決
め装置10の溝の浅い溝部11Aに導電性膜13aが形
成された光ファイバ13が保持された状態を示してお
り、電極14A,14Bと導電性膜13aとの間は所定
間隔d(15μm〜30μm)となっている。尚、この
とき光ファイバ13の先端部はその自重により極くわず
かだけたれ下っている(溝部11Bの長手方向の長さl
が10〜20mmの場合には約0.5μmのたれ下りが見
られた)。
【0015】図5は図2のB−B線矢視断面図であり、
溝部11B内に設けた電極14A,14Bがその端部に
設けられた接続ポート14a,14bと電圧印加用接続
ピン15A,15Bとの接続状態を表している。この接
続ピン15A,15Bの側面には絶縁性膜12が被覆さ
れており、その先端部15a,15bのみを導通領域と
し、光ファイバ13の導電性膜13aとは絶縁しつつ接
続ポート14a,14bとの接続を行っている。
【0016】また一方、図6に示すように、光ファイバ
13を固定する接着剤16は、光ファイバ13を光ファ
イバ保持具の溝部11A内に保持した後、該光ファイバ
13の軸合せを行う前に該光ファイバ13が沈むように
充填しておき、ファイバ位置決め装置10の光軸の位置
決めが終了した後に、硬化させて固定する働きを行うも
ので、例えば、紫外線の照射によって硬化してなる紫外
線硬化型光学接着剤等の硬化剤を用いるのがよい。
【0017】このような装置を用いて光ファイバと光部
品とを接続する方法を以下に説明する。先ず、溝部11
A内に設けられた光ファイバ13の側面の導電性膜13
aの導通領域を接地し、電極14A,14Bと光ファイ
バ13の導電性膜13aとの間にそれぞれ電圧を付加す
る。このとき、電極14A,14Bと光ファイバの導電
性膜13aとの間に発生する静電力によって光ファイバ
13の先端部が曲げられ、光ファイバ13の光軸中心が
変位することになる。図7には、電極14A,14Bと
光ファイバ13との印加電圧と変位との関係を示してい
る。また、この変位は図5中下方向のみならず電圧の印
加量によって図中左右方向への変位も可能である。
【0018】よって、光ファイバ13を通過し接続しよ
うとする光部品に入射する光の強さを測定し、接続損失
が最低となるよう光ファイバを変位させ光ファイバの接
続最適位置を決定する。
【0019】その後、光ファイバ13と光部品及び光フ
ァイバ13と電極14A,14Bとの接続部分に充填し
ておいた紫外線硬化型光学の接着剤16を凝固させて、
光ファイバと光部品との接続部分を固定し、接続を完了
する。
【0020】尚、この紫外線硬化型光学接着剤16の硬
化速度は比較的穏やかなので接着剤の凝固中にも光ファ
イバの駆動を継続することにより、接着時の位置ずれの
極小化を図っている。
【0021】このように、あらかじめ接続部分に紫外線
硬化型接着剤を充填した光ファイバを静電力の静電駆動
によって高精度に位置決めでき、光部品と光ファイバと
の接続を低損失で且つ高密度実装で行うことができる。
また、光部品と光ファイバとの接続部を接着剤で充填し
て保持しているので、耐圧性が良好であると共に絶縁性
が高いものとなり、耐久性が向上する。
【0022】
【発明の効果】以上実施例と共に詳しく述べたよいう
に、本発明によれば、あらかじめ接続部分に接着剤を充
填した光ファイバを静電駆動によって高精度に位置決め
を行うことにより、光ファイバと光部品との接続を低損
失に行うことができる。このため従来技術に係る光部品
の接続のように、ファイバ一本毎に微動台で合わせる方
法に比べて高密度化が可能であり、高い実装密度で光部
品の接続を実現できる。よって、本発明は、例えばLD
アレイ、導波路アレイ等状の光部品と光ファイバとを接
続する際に、光部品に対して過度の製作精度を要求しな
い点で大きな効果があり、極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本実施例に係るアライメント機構の構成
図である。
【図2】図2は本実施例に係るファイバ位置決め装置の
概略図である。
【図3】図3は導電性膜を蒸着した光ファイバの斜視図
である。
【図4】図4は図2のB−B線矢視断面図である。
【図5】図5は図2のA−A線矢視断面図である。
【図6】図6は光ファイバを固定した状態を示す正面図
である。
【図7】図6は印加電圧と光ファイバ先端変位との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ファイバ位置決め装置 11A,11B 溝部 12 絶縁性膜 13 光ファイバ 13a 導電性膜 14A,14B 電極 14a,14b 接続ポート 15A,15B 接続ピン 16 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 文和 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−150603(JP,A) 特開 昭62−184402(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/24 G02B 6/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性膜を光ファイバの側面に形成する
    一方、該光ファイバをその先端部が臨まれる電極との間
    隔を設けて保持し、電極と光ファイバとの間に接着剤を
    充填した後、光ファイバの導電性膜と電極との間に静電
    力を発生させて光ファイバの先端部を変位させ、光ファ
    イバと光部品との接続光軸を調整し、接着剤を硬化させ
    て光ファイバを固定することを特徴とする光ファイバと
    光部品との接続方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバの先端部を浮かした状態で保
    持する溝部を有する光ファイバ保持具と、この溝部に保
    持される光ファイバの先端部を下方から臨む電極とを具
    備してなり、導電性膜を少なくとも先端部の表面に形成
    してなる光ファイバを上記溝部に保持すると共に、上記
    電極に電圧を印加し、該光ファイバの表面に形成した導
    電性膜と電極との間に静電力を発生させて光ファイバの
    光軸の位置決めを行うことを特徴とする光ファイバ位置
    決め装置。
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