JP2812866B2 - 吸着パッド - Google Patents

吸着パッド

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JP2812866B2
JP2812866B2 JP5322597A JP32259793A JP2812866B2 JP 2812866 B2 JP2812866 B2 JP 2812866B2 JP 5322597 A JP5322597 A JP 5322597A JP 32259793 A JP32259793 A JP 32259793A JP 2812866 B2 JP2812866 B2 JP 2812866B2
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茂 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを吸着し、例え
ばロボット等の移動手段によって他の場所に移動後、こ
のワークを離すことにより移載する吸着パッドに関し、
詳細には薄いシート状のフイルムを吸着するのに適した
吸着パッドに係るものである。
【0002】
【従来の技術】板状体を吊り上げる手段として吸着パッ
ドを使用することは知られており、吸着時の圧接におい
て揺動自在な吸着パッドが好ましく、該吸着パッドと吸
引チューブとの接続個所に球面継手を使用したものが知
られており、その改良として例えば特開平4−1058
90号の公報には、先端に揺動軸受部を有するシャフト
と、上記揺動軸受部に揺動可能に係止する受部を有する
パッド及びシャフト押えと、上記パッド内の空間を真空
回路に連通させる流路とを備え、上記揺動軸受部を、パ
ッド及びシャフト押えの一対の受部で挟持することによ
り、パッドをシャフトに揺動可能に取付けた首振り真空
パッドにおいて、上記揺動軸受部が、シャフト押え側の
揺動球面と、上記球面より小径でこれと同心のパッド側
の揺動球面とを備え、パッド吸着面を、シャフトの軸線
に対して略直交する方向に保持するためのバネを設けた
首振りパッドが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】通常知られている球
面継手を使用した揺動可能な吸着パッドの継手の位置
は、吸着パッドの吸着面から離れたパッドの上面上に配
設しているため、その揺動半径は大きくり、例えば積層
したフイルムの反り上がった隅縁を吸着するには当接す
るパッドは圧接時に移動の位置ずれが大きく、積層枚数
の減小と共に反り上がりの形状が変わり吸着位置の移動
量が大きいという問題があり、特開平4−105890
号の公報のものは、パッド上に設けた受部が軸方向に流
路を備えたシャフトを揺動球面を挟持し揺動半径を極力
小さくしたものであるが、本発明者等は、薄いシート状
のフイルムを吸着するには吸引路の異なる複数の吸着面
を設けた吸着パッドがより効果的であることを突き止
め、該構造を加味した吸着パッドではその中心線上に球
面継手を配設することは出来ない。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め本発明は、薄いシート状フイルムを吸着するための吸
着パッドの揺動機構であって、該吸着パッドは減圧用の
吸引孔を有する剛性材からなる円筒容器状の外部カップ
体の内側に減圧用の吸引孔を中心線上に有する剛性材か
らなる円筒容器状の内部カップ体を取付けた互いに独立
した複数の真空溜を有する構造からなり、外部カップ体
の側壁外周縁にはゴムあるいは柔軟な樹脂からなるリッ
プ部を設けた吸着パッドにおいて、前記外部カップ体に
その中心を横切る対向側面の二点を軸支するX軸部を該
外部カップ体に遊嵌するリング体に配設し、該二点間の
中心を通りかつ直交する前記リング体との交点にY軸受
部を設け、該Y軸受部を軸支するY軸部をブラケットを
介して凹状の台座の両脇に配 設し、前記内部カップ体の
吸引孔に連設した吸引用チューブを遊貫する中空体を前
記台座に立設し、該中空体の筒外に遊貫しストッパーを
設けた摺動自在な取付体を前記台座上に着座するコイル
バネを介して支持するようにした吸着パッドを提供す
る。
【0005】
【作用】凹状な台座の両脇に固着したブラケットにY軸
部を設けてリング体を軸支し、該リング体にY軸部と直
交する方向にX軸部を設けてそのリング体に遊嵌する外
カップ体を軸支することにより、内部カップ体の中心
と、中空体とを切り離した構成より、被吸着体の面状
に対応して揺動自在となり、該揺動の支点を吸着パッド
の吸着内面に近づけた構成により揺動もその当接と吸着
の位置ズレが小さくなり、繰り返しの吸着位置をほぼ一
定にし、その密着性を高めリング体を支持する台座にコ
イルバネを設けて押圧力を吸収し、構成部材や被吸着体
に無理な負担を与えない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の一部を省略、切欠した縦
断面図を示し、図2は本発明の一部を切欠し、一部を分
解した斜視図を示す。
【0007】ゴムあるいは柔軟な樹脂からなるリップ部
1を外部カップ体3の外周縁に設け、内部カップ体3’
の中心に、継手4’を介して吸引用のチューブ4を接続
し、吸引孔5を有する内部真空溜6を設けた。該継手
4’は通常一般的にワンタッチ管継手、或いはワンプッ
シュ管継手として市販され、良く知られているもので、
ウレタンやナイロン等の可撓性チューブ4を継手4’の
上部リリースプッシュ4a’に差し込むことによりチュ
ーブ4と継手4’を接続し、上部リリースプッシュ4
a’を継手本体側に押し下げ圧縮させることによってチ
ューブ4を取り外せるようにしたものであり、カップ体
3が揺動するときは、継手4’の直ぐ上の部分でチュー
ブ4が図1の矢印で示すように左右に少し曲げられ、チ
ューブ4は曲げられることによってカップ体側に少し引
っ張られて中空体23内を外部側からカップ体側に僅か
に移動することとなる。該内部真空溜6の周りに他の吸
引用のチューブ7と接続する吸引孔8を設けた外部真空
溜9とスリット12を配設した。該内部真空溜6の皿状
の吸着内壁10に前記真空溜6と通気する小孔11、1
1・・を設け、真空溜9と通気するスリット12と該小
孔群11、11とを仕切る仕切部13を設け、内壁10
の面に凹凸状に吸引溝14を設けた。吸着パッド15の
外部カップ体3の外周上部の中心を横切る対向の位置に
X軸受部2、2を外周に設け、対向するX軸部16、1
6をリング体18に遊嵌させて前記X軸受部2に軸着す
れば、吸着パッド15は対向したX軸部16、16を軸
としてリング体18内を回動可能となる。
【0008】吸着パッド15を軸着したリング体18
は、両脇にブラケット19、19を設けた凹状の台座2
0にY軸受部により立設する。該台座20の上部中空体
23の上部先端にネジ部21を設け、前記チューブ4を
挿貫する貫通孔22を設けた中空体23の外周に蓋付き
中空な取付体26を設ける。該取付体26は、筒内にベ
アリング24を挿着して摺動を助長し筒外にコイルバネ
25を挿入したものである。
【0009】台座20にコイルバネ25を介して支えら
れた取付体26を中空体23に設けたネジ部21にスト
ッパー27を締めつければ、吸着パッド15の押圧に追
従するコイルバネ25の伸縮により図示されない移載装
置に取り付けられた取付体26に沿って中空体23は収
縮あるいは復動する。該中空体23と一体な台座20に
固着する両脇のブラケット19、19にY軸部28、2
8を設け、該Y軸部と前記リング体18に設けたY軸受
部17、17とを軸着させる。
【0010】吸着パッド15を支持するリング体18
は、台座20のブラケット19、19に設けたY軸部2
8、28を軸として回動し、同一レベルに配設した前記
X軸部16、16との複合回動により吸着パッド15は
揺動自在となる。
【0011】図2に示すように、真空溜9に設けた吸引
孔8にもねじ込みの継手7’を介してチューブ7を連結
し、該チューブ7と前記チューブ4にはそれぞれ図示し
ない電磁弁とエジェクタとを設け、吸引開始、停止の作
動を制御する。
【0012】リップ部1、仕切部13等はウレタン、シ
リコーン、ニトリルゴムあるいはビニール、ナイロン樹
脂等を使用し、螺着の内部カップ体3’、外部カップ体
等は金属を使用する。
【0013】以下、本発明の作用を説明する。
【0014】吸着パッド15は図示しないロボット等の
移載装置に設けた枠体に複数個配設するが、該枠体を押
圧してリップ部1を図示しない被吸着体、例えば積層す
るフイルムの四隅縁に各々のパッドを圧接させると、該
フイルムの四隅縁の反り上がりに追従して台座20上に
配設するコイルバネ25が収縮、かつX軸部16、16
とY軸部17、17とを軸として吸着パッド15が回動
し、複合した回動による揺動した吸着パッド15はその
リップ部1の周縁を被吸着体に密着状態に当接する。
【0015】チューブ4、7の途中に設けた図示しない
電磁弁とエジェクタの作動により吸引孔5、8を経由し
て真空溜6、9内を減圧すると、被吸着体と内壁10と
の空隙に滞在する空気は吸引溝14を通気し小孔11あ
るいはスリット12を経由して吸引されて内壁10に
吸着体は密着するが、同時に仕切部13の下端面とも圧
接し、該仕切部を挟んで吸引部分は小孔11、11・・
側とスリット12側に区分して被吸着体を吸着する。
【0016】本発明の構造により、外部カップ体3の外
周にリング体18を介してX軸、及びX軸と直交するY
軸とを中心に回動自在にせしめた吸着パッド15は、内
部カップ体3’の中心位置に真空溜6を配設することも
可能となる。また、X軸、及びその直交のY軸を吸着面
の内壁10側に近い位置、すなわち揺動支点を極力低く
することが可能となる。
【0017】さらに、吸着パッド15の揺動による位置
ずれを小さくするため、被吸着体の形状変化にも追従し
て吸着位置が一定となり、コイルバネ25の収縮により
被吸着体あるいは吸着パッド15への無理な荷重を吸収
できる。
【0018】複数の吸着パッド15に吸着された被吸着
体は、図示されない移載装置の作動により所定の位置に
移動し吸着を解除するが、真空溜6、9を設けたことに
より減圧容量も大きく吸着の確実性を向上し、被吸着
体、例えば板状体に不慮の孔を有していても小孔11群
とスリット12とに分離された吸着により他の吸着パッ
ド15、15・と共に吸着して脱落のトラブルも生ずる
ことなく移動できる。
【0019】複数の小孔11とリング状のスリット12
とにより被吸着体が例えばフイルム等の薄いシート状の
ものでも、リング状の該スリットで伸張して小孔に引き
込まれることなく、吸着、開放においてはしわもなく、
図示されない電磁弁により真空溜6、9の負圧、正圧、
あるいは加圧に時間差を付けることもでき、該時間差に
よりフイルム状の軽量な物の保釈も容易となる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、複数の真空溜に複数の小孔と
スリットの内壁を設けた吸着パッドの、揺動支点を低く
し、かつ伸縮自在な押圧機構を加えたことにより被吸着
体の吸着面の角度変化にも位置ずれを小さく追従し、吸
着時の押圧力もコイルバネにて緩衝して被吸着体、例え
ば薄いシート状のフイルムあるいは吸着パッドへの荷重
を低減させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着パッドの一部を省略、切欠した縦
断面図を示す。
【図2】本発明の一部を切欠分解した斜視図を示す。
【符号の説明】
1・・・・・・リップ部 3・・・・・・外部カップ体3’・・・・・内部カップ体 4、7・・・・チューブ 10・・・・・・内壁 15・・・・・・吸着パッド 16・・・・・・X軸部 17・・・・・・Y軸受部 18・・・・・・リング体 19・・・・・・ブラケット 20・・・・・・台座 25・・・・・・コイルバネ 26・・・・・・取付体 27・・・・・・ストッパー 28・・・・・・Y軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 15/06 B65H 3/08 350

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄いシート状フイルムを吸着するための吸
    着パッドの揺動機構であって、該吸着パッドは減圧用の
    吸引孔を有する剛性材からなる円筒容器状の外部カップ
    体の内側に減圧用の吸引孔を中心線上に有する剛性材か
    らなる円筒容器状の内部カップ体を取付けた互いに独立
    した複数の真空溜を有する構造からなり、外部カップ体
    の側壁外周縁にはゴムあるいは柔軟な樹脂からなるリッ
    プ部を設けた吸着パッドにおいて、前記外部カップ体に
    その中心を横切る対向側面の二点を軸支するX軸部を該
    外部カップ体に遊嵌するリング体に配設し、該二点間の
    中心を通りかつ直交する前記リング体との交点にY軸受
    部を設け、該Y軸受部を軸支するY軸部をブラケットを
    介して凹状の台座の両脇に配設し、前記内部カップ体の
    吸引孔に連設した吸引用チューブを遊貫する中空体を前
    記台座に立設し、該中空体の筒外に遊貫しストッパーを
    設けた摺動自在な取付体を前記台座上に着座するコイル
    バネを介して支持するようにしたことを特徴とする吸着
    パッド。
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DE69414988T DE69414988T2 (de) 1993-12-21 1994-12-21 Verfahren und Vorrichtung zur Handhabung von Folien
US08/895,689 US5800646A (en) 1993-12-21 1997-07-17 Method and apparatus for manipulating film

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CN105345841B (zh) * 2015-11-24 2017-05-10 北京精密机电控制设备研究所 一种空间机械臂气浮支撑装置
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JP3011584U (ja) * 1994-11-25 1995-05-30 有限会社高芝ギムネ製作所 ヘルメットの帽体や防じん面や防護面の面体の支持具

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