JP2811172B2 - 鉄道における車止め警報装置 - Google Patents

鉄道における車止め警報装置

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JP2811172B2
JP2811172B2 JP29956396A JP29956396A JP2811172B2 JP 2811172 B2 JP2811172 B2 JP 2811172B2 JP 29956396 A JP29956396 A JP 29956396A JP 29956396 A JP29956396 A JP 29956396A JP 2811172 B2 JP2811172 B2 JP 2811172B2
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文雄 吉野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道線路の引込線
の最後の部分などに設けられる車止めに装備することが
できる、鉄道における車止め警報装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路は、電車などの車両が通常走行
する本線と、この本線から分岐された引込線がある。引
込線は、車両の点検整備や車両編成作業を行うために設
けられるが、いずれの用途で設けられるにしても所定の
長さを有し、図4に示すように、線路1の端部(最後の
部分)には車止め2を設けて、車両がその先には行かな
いようにしてある。この車止めの構造としては、単に砂
利を山積みにしたもの、コンクリートでブロックを作っ
たもの、またレールを山状に屈曲させたもの等、種々の
ものがあるが、いずれの構造にしても、車止め2の近く
には車止標識3を設けて、車両4の運転者あるいは作業
員の注意を喚起するようにしてある。
【0003】図5に示すものは従来多く用いられている
車止標識3である。この車止標識3は、支柱5の上端に
筐体6を取付けたもので、筐体6には、X字形に配設さ
れた発光部7がある。この車止標識3は、図4に示すよ
うに車止め2の近くに設けられ、車両4の運転者あるい
は作業員が目視することにより、車止め2の位置を認識
することになる。車止標識3を設けることにより、設け
ない場合に比べて車止め2を越えて車両4が進行する、
いわゆる暴走事故を極度に減少させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それで
も暴走事故が皆無とはならないのが実情である。これ
は、点灯するとはいえ、その警告動作が単純であり、見
慣れるにつれて刺激が小さくなることに起因する。車両
4が車止め2を越えて暴走したときには、車止め2を破
損するのみならず、その先に建造物があるときにはその
建造物までも破損することになる。これを防ぐには、あ
くまで車両4の運転者あるいは作業員の注意力を増すほ
かはないが、種々の状況下において事故を皆無とするこ
とは不可能に近い。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、従来の車止標識の機能に加え、さらに強烈な印象を
運転者等に与えるようにして事故発生数の減少を図るよ
うにした、鉄道における車止め警報装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
おいては、超音波等の送受信により近接する車両と車止
めとの距離を計測し、計測された距離に応じて分割して
表示する表示器と、該表示器のうちの任意のものが作動
したときに警報音を発する警報器とを車止めに装備した
ことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載された発明においては、請
求項1に記載されたものにおいて、前記表示器が点滅す
る表示ランプであることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された発明においては、請
求項1に記載されたものにおいて、前記警報器がブザー
であり、前記計測距離に応じて断続回数を異ならせるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項4に記載された発明においては、請
求項2に記載されたものにおいて、前記計測距離に応じ
て複数個設けられる表示ランプの点滅速度を異ならせる
ことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載された発明においては、請
求項4に記載されたものにおいて、前記計測距離に応じ
て複数個設けられる表示ランプの点滅速度を、車両と車
止めとの距離が小さくなるほど、断続回数が多くなるよ
うにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
ついて説明する。図1において符号8で示すものは本発
明に係る車止め警報装置(以下、単に警報装置という)
である。この警報装置8は、車止標識3の上端に筐体9
を取付けたものである。筐体9には、超音波の発射部1
0と受信部11とからなる距離センサ12と、警報器と
してのブザー13、表示器としての4個の表示ランプ1
4A,14B,14Cおよび14Dが設けられている。
【0012】4個の表示ランプ14A,14B,14C
および14Dは縦列に配置されており、上部の14Dが
5メートル、次の14Cが10メートル、その下の14
Bが15メートル、最下部の14Aが20メートルを示
し、それぞれ、車両と警報装置8(距離センサ12)と
の距離が該当値に達したときに点灯する。
【0013】図2に符号15で示すものは制御装置であ
る。この制御装置15には1個の発振制御回路16と、
車両までの距離が5,10,15および20メートルに
対応する4個の判別回路17A〜17Dが収容されてい
る。発振制御回路16は超音波センサ12の発射部10
に信号を送り、超音波を発射させる。4個の判別回路1
7A〜17Dは、車両と超音波センサ12との距離を計
測し、その結果が自己にあらかじめ設定した値と合致し
たとき出力信号を発する。このため、それらの入力側
は、増幅器18を介して受信部11に接続されている。
【0014】第1ないし第4の判別回路17A〜17D
の出力側には、断続回路19A〜19Dが接続されてお
り、第1ないし第4の判別回路17A〜17Dが出力信
号を発したときに、その信号を断続するようになってい
る。なお、これら断続回路19A〜19Dは、19Aが
もっとも長い時間で断続し、19B,19Cの順で短く
なって、19Dがもっとも短くなるようにしてある。断
続回路19A〜19Dには、表示ランプ14A〜14D
が接続されている。なお、表示ランプ14A〜14D
は、それぞれ多数の発光ダイオードを用いて構成されて
いる。
【0015】第1ないし第4の判別回路17A〜17D
のうちの任意の1個、この実施形態では判別回路17C
に、ブザー断続時間制御回路20の入力側が接続されて
いる。このブザー断続時間制御回路20は、第1ないし
第4の判別回路17A〜17Dの出力信号を順次取り込
み、入力された信号に応じて出力側に接続された断続回
路21の電圧レベルを段階的に大きく変える機能を有す
る。断続回路21にはブザー13が接続されている。
【0016】このように構成されたこの装置は、次のよ
うに機能する。車止め2が設けられた線路1(図4参
照)に車両4を導入するときには、図1における発振制
御回路16により、超音波の発射部10から車両4方向
の超音波を発射する。この状態で車両4が警報装置8に
近付いてくると、超音波は車両4に当り、反射する。こ
の反射波は増幅器18で電圧増幅され、制御装置15の
4個の判別回路17A〜17Dに入る。
【0017】判別回路17A〜17Dは、それぞれに記
憶させてある距離データと入力されたデータを比較演算
し、入力されたデータが記憶データに合致したとき出力
信号を発する。この出力信号は断続回路19A〜19D
で断続され、表示ランプ14A〜14Dを点滅させる。
車両4と警報装置8の距離は徐々に小さくなるので、最
初は20メートルになったことを知らせる表示ランプ1
4Aが点滅し、続いて15メートルの表示ランプ14B
が点滅する。
【0018】車両4がさらに進行して警報装置8との距
離が縮まり、10メートルになると表示ランプ14Cが
点滅するが、判別回路14Cにはブザー断続時間制御回
路20の入力側も接続されているので、このブザー断続
時間制御回路20が作動し、断続回路21を介してブザ
ー13に信号を発し、ブザー13を発音させる。車両4
と警報装置8との距離が5メートルまで近付くと、表示
ランプ14Aが点滅し、同時にブザー13も音を発す
る。この音は、ブザー断続時間制御回路20により、断
続回数が多くなって、注意喚起力を増大する。
【0019】このように作動する場合、順次点灯する表
示ランプ14A〜14Dは、図3に〜で示すよう
に、次の表示ランプが点灯しても消灯することなく点灯
を続け、注意を引くようにする。そのための回路として
は、表示ランプ14A〜14Dのそれぞれにリレー等に
よる自己保持回路を設け、点灯信号が消滅してもリセッ
ト操作を行うまでは通電が継続するようにすればよい。
なお、リセット操作は、車両4を車止標識3の近傍から
離すとき、あるいはその近傍に滞在させるときに行うこ
とになる。
【0020】以上説明した実施形態では、ブザー13の
作動開始距離を10メートルにしたが、これは一例であ
り、任意の距離に変えて使用することができる。ブザー
13の作動をさらに早い時点から行うようにしたときに
は、その断続回数の変化も早い時点から行われることに
なる。
【0021】また、説明した実施形態では発射波として
超音波を使用したが、本発明はこれに限られるものでは
なく、電波や赤外線等を使用して実現することも可能で
ある。ただしこれらの場合には直進性を得るための配慮
と、外乱の影響を小さくする工夫が必要となる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成され
た、鉄道における車止め警報装置であるから、車両が車
止めに近付くとき、点滅する表示ランプと吹鳴するブザ
ーにより、車両の運転者あるいは作業員に注意を喚起す
ることができる。そして表示ランプの点滅回数とブザー
の断続回数を距離が小さくなるのにしたがって短くする
ことにより、注意力喚起の効果を増大させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】図1中の警報装置の回路図である。
【図3】表示ランプの点灯時間を示すグラフである。
【図4】車両と車止めを示す説明図である。
【図5】従来から用いられている車止標識の正面図であ
る。
【符号の説明】
8 警報装置 9 筐体 10 超音波の発射部 11 超音波の受信部 12 距離センサ 13 ブザー 14A 表示ランプ 14B 表示ランプ 14C 表示ランプ 14D 表示ランプ 15 制御装置 16 発振制御回路 17A 第1の判別回路 17B 第2の判別回路 17C 第3の判別回路 17D 第4の判別回路 19A 断続回路 19B 断続回路 19C 断続回路 19D 断続回路 20 ブザー断続時間制御回路 21 断続回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波等の送受信により近接する車両と
    車止めとの距離を計測し、計測された距離に応じて分割
    して表示する表示器と、該表示器のうちの任意のものが
    作動したときに警報音を発する警報器とを車止めに装備
    したことを特徴とする鉄道における車止め警報装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器が点滅する表示ランプである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車止め警報装置。
  3. 【請求項3】 前記警報器がブザーであり、前記計測距
    離に応じて断続回数を異ならせることを特徴とする請求
    項1に記載の車止め警報装置。
  4. 【請求項4】 前記計測距離に応じて複数個設けられる
    表示ランプの点滅速度を異ならせることを特徴とする請
    求項2に記載の車止め警報装置。
  5. 【請求項5】 前記計測距離に応じて複数個設けられる
    表示ランプの点滅速度を、車両と車止めとの距離が小さ
    くなるほど、断続回数が多くなるようにしたことを特徴
    とする請求項4に記載の車止め警報装置。
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