JPH11191197A - 自発光式道路標識並びに道路交通情報収集提供方法及び装置 - Google Patents

自発光式道路標識並びに道路交通情報収集提供方法及び装置

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JPH11191197A
JPH11191197A JP9368366A JP36836697A JPH11191197A JP H11191197 A JPH11191197 A JP H11191197A JP 9368366 A JP9368366 A JP 9368366A JP 36836697 A JP36836697 A JP 36836697A JP H11191197 A JPH11191197 A JP H11191197A
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road
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self
sensor
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Takeshi Kanose
武 鹿瀬
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SIGMA DENKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】路面、路肩又は路側に所定間隔をおいて複数個
列設される自発光式道路標識を、外部の交通制御装置系
における交通標示の入力源、又は道路交通情報に係るデ
ータ処理の入力源ないしは出力源として連携可能に敷設
し、道路交通のインテリジェント化を図る。 【解決手段】自発光式道路標識Xが、少なくとも太陽電
池電源5(7) を用いて発光作動する複数の発光体2と、
特定の目的物、その挙動又は状態を検出する一又は複数
のセンサー3と、双方向通信可能な複数の送受信手段4
(及び図示しない11,12)と、これらを駆動又は作動する
ための制御回路9を具備する。そして、センサー3の検
出信号に基づき、少なくとも隣接する道路標識X間で送
受信するとともに点灯、同期点滅又は順次点滅可能に発
光作動するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面、路肩又は路
側に所定間隔をおいて複数個列設され、外部の交通制御
装置系における交通標示の入力源又は道路交通情報に係
るデータ処理の入力源ないしは出力源として連携可能に
敷設される自発光式道路標識であって、センサーないし
は送受信用アンテナの検出信号に基づき、少なくとも隣
接する道路標識間で送受信するとともに発光作動するよ
うにした自発光式道路標識並びにこれを用いた道路交通
情報収集提供方法及び装置に関する。なお、自発光式道
路標識には自発光式道路鋲を含む。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路に沿って所定間隔をおい
て複数設置され、発光体点滅の同期をとって車輌運転者
の視線誘導をおこなう自発光(式)視線誘導標が知られ
ている。〔例えば、特公平5−34445号及び特開平
7−150527号参照。〕
【0003】また、この種の自発光(式)視線誘導標に
走行車輌のヘッドライトを検出するセンサー(受光素
子)を設けたものが知られている。〔例えば、特開平8
−3944号参照。〕
【0004】一方、ITS(Inteligent Transport Sys
tem )と呼称される行政施策の提案に伴い、そのサービ
ス提供分野の一つである車輌走行警報・制御・衝突防止
分野において、高速走行抑止装置、対向車接近表示装置
及び情報収集提供装置等の交通管制施設(標示施設を含
む。)に関する概念提案が知られている。また、ITS
の一翼を担う道路交通情報(近年、VICS情報)の整
備・充実化が推進されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記I
TSのサービス提供分野に包含され、道路標識と交通管
制施設(本願の交通制御系と同義。)とを連携してVI
CS情報の入力源ないしは出力源となるとともに、それ
らを多目的に利用しようとする試みは未だ実現していな
い。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、上記課題を解消し、道路交通のインテリジ
ェント化に寄与する自発光式道路標識並びにこれを用い
た道路交通情報収集提供方法及び装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、路面、路肩又は路側に所定間隔をおいて複数個
列設され、外部の交通制御装置系における交通標示の入
力源又は道路交通情報に係るデータ処理の入力源ないし
は出力源として連携可能に敷設される自発光式道路標識
であって、少なくとも太陽電池電源を用いて発光作動す
る複数の発光体と、特定の目的物、その挙動又は状態を
検出する一又は複数のセンサーないしは送受信用アンテ
ナと、双方向通信可能な複数の送受信手段と、これらを
駆動又は作動するための制御回路を具備し、前記センサ
ーないしは送受信用アンテナの検出信号に基づき、少な
くとも隣接する道路標識間で送受信するとともに点灯、
同期点滅又は順次点滅可能に発光作動するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、上記自発光式道路標識を用いた道路
交通情報収集提供方法であって、自発光式道路標識を路
面、路肩又は路側に所定間隔をおいて複数個列設し、一
又は複数のセンサーないしは送受信用アンテナの検出信
号に基づき少なくとも隣接する道路標識間で送受信し、
直ちに発光作動し、および/または所定位置の道路標識
と送受信可能な中継用送受信機に、ないしは該中継用送
受信機を介して遠隔の交通制御装置系にセンシング情報
を伝送してデータ処理し、その結果を前記発光作動に反
映し、および/または前記中継用送受信機を含む交通制
御装置系の表示手段を介して道路利用者に提供すること
を特徴とするものである。
【0009】また、上記自発光式道路標識を用いた道路
交通情報収集提供装置であって、自発光式道路標識を路
面、路肩又は路側に所定間隔をおいて複数個列設し、所
定位置の道路標識と送受信可能な中継用送受信機を設置
し、中継用送受信機と既設の交通制御装置系を交信可能
に連携してなり、一又は複数のセンサーないしは送受信
用アンテナの検出信号に基づき少なくとも隣接する道路
標識間で送受信し、直ちに発光作動し、および/または
中継用送受信機に、ないしは該中継用送受信機を介して
遠隔の交通制御装置系にセンシング情報を伝送してデー
タ処理し、その結果を前記発光作動に反映し、および/
または前記中継用送受信機を含む交通制御装置系の表示
手段を介して道路利用者に提供するようにしたことを特
徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、上記構成
の自発光式道路標識を自発光式道路鋲(以下、単に道路
鋲。)として用いるものであり、路面、詳しくは対面交
通道路の中央帯に所定間隔をおいて複数個列設され、か
つ、ブロック単位に群区画され、道路上の特定の目的物
をセンシングするとともに、センサーの検出信号に基づ
き少なくとも隣接する道路鋲間で送受信することによ
り、発光作動するものである。発光体及びセンサーは対
構成される。なお、発光作動は、走行車輌等に対する点
滅誘導(同期点滅又は順次点滅による)を主目的とす
る。以下、添付図面を参照して説明する。
【0011】図1は道路鋲の本体構造を示す(a)平面
視説明図、及び(b)側面視説明図である。
【0012】図2は同じく機能的な手段構成を示す電気
系ブッロクダイヤグラムである。
【0013】図示するように、道路鋲(X)は、少なく
とも太陽電池電源(5,7)を用いて発光作動する複数
個の発光体(2)と、特定の目的物、その挙動又は状態
を検出するセンサー(3)と、少なくとも隣接する道路
鋲(X,X)間で双方向通信するための送受信手段
(4)と、これらを駆動又は作動するための制御回路
(9)を具備している。
【0014】そして、センサー(3)の検出信号に基づ
き少なくとも隣接する道路鋲(X,X)間で送受信可能
とするとともに、発光作動可能としている。設置箇所
は、例えば対面交通道路の中央帯(に半沈設するもの)
であり、双方向通信可能な距離(例えば10m間隔)で
列設する。
【0015】ここで、特定の目的物は車輌、人、又は路
面であって、センサー(3)をそれぞれ対物センサー、
対人センサー、又は路面センサーとするものである。な
お、車輌IDを目的物とする場合は、車輌ID送受信用
アンテナを搭載する。
【0016】また、送受信手段(4)は、通信ケーブル
(後述の11)と、無線通信用アンテナ(後述の12)と、
赤外線等の光信号又は超音波を送受する送受信素子
(4)であり、これらを併用して、バックアップを含む
信頼性を確保するようにしている。(道路交通情報収集
提供装置において後述する。)
【0017】図1に本体構造を示すように、断面概略台
形の樹脂製上面カバー(1)に発光体〔例えば、図示の
LED。〕(2)、上記各種センサー(3)、送受信素
子(4)及び太陽電池パネル(5)を組み込み、フラン
ジ(6)を介してバッテリー(7)を内蔵したアンカー
(8)を取り付けている。ここで、各種センサー(3)
は、利用形態に応じて選択的に搭載されることになる。
これら発光体(2)、センサー(3)、及び送受信素子
(4)の駆動又は作動は制御回路(9)によりおこな
う。なお、路肩又は路側(例えば縁石)に設置する場合
は、アンカー(8)は不要であり、バッテリー(7)は
本体内に収容する。なお、本体の主要部はアルミダイキ
ャスト製品として量産される。
【0018】また、図2に機能的な手段構成を示すよう
に、単位ブロック間の少なくとも一の道路鋲(X)〔例
えば始端又は終端〕とは、中継用送受信機(R)との間
で送受信可能(有線を含む。)に構成している。(図中
の一点鎖線の領域の外)
【0019】つぎに、図3に施工形態を示すように、道
路鋲(X)間を有線(通信ケーブル)で結ぶために、道
路の設置箇所(図示では中央帯)にダイヤモンドカッタ
ーでスリット状の溝(10)を形設する。〔図3(a)〕
【0020】そして、防水処理したフラットケーブル
(11)を収容した金属製ケーシング(12)を溝(10)に
敷設する。〔図3(b)〕
【0021】このフラットケーブル(11)は電源供給線
及び信号線として共用され、金属製ケーシング(12)は
無線通信用アンテナを構成している。〔図3(c)〕
【0022】このように、道路鋲間の双方向通信に関
し、3通りの送受信手段(4,11,12)を併用しセキュリ
ティを確保するようにしている。
【0023】フラットケーブル(11)は電源供給線でも
あるので、個々の道路鋲(X)に搭載した太陽電池電源
と併用(並列供給)可能であり、この点でもセキュリテ
ィを確保するようにしている。
【0024】また、図4に道路交通情報収集提供装置
〔以下、本発明装置。〕(Y)に包含される道路鋲
(X)の設置例を示すように、単位ブッロクの道路鋲
(X)群について、電源を搭載した中継用送受信機
(R)を設置し、道路鋲(X)群に電源供給可能として
いる。
【0025】また、図5に本発明装置(Y)に包含され
る他の設置例を示すように、単位ブッロクの道路鋲
(X)群の少なくともひとつに道路交通情報に係る特定
周波数の電波を受・発信可能な中継用アンテナ(13とし
て図示)を設け、中継用送受信機(R)、又は遠隔の交
通制御装置系〔図示省略〕から発した道路交通情報(特
定周波数)を当該道路鋲(X)により中継し、走行車輌
においてラジオ受信可能に構成するようにしてもよい。
さらに、センシング情報を収集して遠隔の交通制御装置
系〔図示省略〕に伝送し、集中管理するようにしてい
る。ここで、目的のひとつは定期点検(監視)であり、
ソフトウエアにより故障が発生した単位ブロックのみを
抽出することができる。
【0026】このことにより、高速道路等において従来
的に実施されている道路交通情報の提供を、本発明道路
鋲を設置した狭エリア(電波ビーコンや光ビーコンに相
当するエリア)の道路区間について、ローカルな道路交
通情報としてより詳細に(きめ細かく)提供することが
できる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例である自発光式道路標識
(上記道路鋲)を用いた道路交通情報収集提供装置につ
いて添付図面を参照して以下説明する。
【0028】図6に本発明装置(Y)〔又は道路鋲
(X)〕の施工状態説明図を示すように、上記道路鋲
(X)を対面交通道路の中央帯に所定間隔をおいて複数
個列設し、かつ、半沈設する。ここで、発光作動は、車
輌等の点滅誘導を主目的とする。道路鋲(X)群からな
る単位ブロックの構成は情報収集提供の内容に応じて適
宜でよい。各種センサーの搭載も同様である。図示の設
置例は横断歩道を含む道路及び交通信号機(交通制御装
置系に包含)への適用を示す。
【0029】発光体の作動方法は両方向点滅で、順次点
滅とし、センサー感知した目的物により頻度(点滅回
数)を変化させる。例えば、夜間、車輌のヘッドライト
に感応し、車輌の進行方向に順次点滅させる。反対車線
についても同様で、それぞれ独立して感応動作するもの
とする。横断歩道に人がいるときは、横断歩道域内の道
路鋲から両方向に順次点滅させる。横断歩道に人がい
て、車輌の接近があるときは、交通信号機に付設した音
声発生器から警報を発生させるように構成してもよい。
【0030】また、対物センサーにより車輌の走行速度
や車間距離や車輌ID等をセンシングする場合は、中継
用送受信機(R)に、又は該中継用送受信機(R)を介
して遠隔の交通制御装置系〔図示省略〕にセンシング情
報を伝送してデータ処理し、その結果を道路利用者に提
供するようにしてもよい。すなわち、中継用送受信機
(R)に内蔵した演算手段によりセンシング情報をデー
タ処理し、直ちに走行速度超過や車間距離注意等の表示
をすること、又は交通制御装置系〔図示省略〕にセンシ
ング情報を伝送してデータ処理し、よりマクロな道路交
通情報を提供することである。(センシング手法につい
ては後述する。)
【0031】図7に他の施工状態説明図を示するよう
に、横断歩道に代えて凍結路面を含む道路を考慮して適
用する場合も同様である。
【0032】図8は、本発明装置(又は道路鋲)を道路
のカーブの出入口に対して適用した施工状態説明図であ
る。図示するように、路側帯に設置して、進行方向のみ
に点滅させる場合と、中央帯に設置して両方向に点滅さ
せる場合が考慮される。また、路巾変更がある場合にも
適用できる。
【0033】図9は、本発明装置(又は道路鋲)を一般
道路の分岐点に対して適用した施工状態説明図である。
例えば、道路標識(ルート案内)に従い走行していて
も、その表示の後に複数の分岐点にさしかかることがあ
る場合、先の道路標識の表示をA方面をA色、B方面を
B色で色分け表示し、各分岐点の道路鋲についてA方向
を示すA色発光とB方向を示すB色発光とを発光作動す
ることによりそれぞれのルートを案内し、運転車を誘導
するようにしている。ここで、ルート案内の他にも適宜
センシング機能を附加してもよいのはいうまでもない。
【0034】ところで、本発明装置において特定の目的
物(特徴量)を知得するセンシング手法について以下列
挙し、簡単に説明しておく。
【0035】(1)走行車輌の速度及び車間距離のセン
シング手法 図10に示すように、道路鋲(,)の各対物センサー
に走行車輌(V)が感知されると、センサーの検出信号
(S1,S2)の出力(以下、センサー出力。)の時間差Tと
道路鋲間の距離A(既知)との間で、速度(v)=A/
Tが知得される。
【0036】車間距離は、複数の車輌が走行している状
態で、常に前車との車間距離がわかればよいわけで、前
車のセンサー出力(S2)を検出し、後車のセンサー出力(S
1)を検出したとき、その時間差T'と後車の速度(v':上記
方法) とから、車間距離(D)=V'×T'が知得される。
〔図示省略〕
【0037】当然のことながら、図示の道路鋲(,
)に限定されることはなく、隣接する道路鋲(m,
n)間でおこなわれることになる。
【0038】(2)走行車輌の大中小型を判別するため
のセンシング手法 急カーブでは対向車情報とともに、対向車の大きさ(車
輌の長さ)に係る情報も重要となる。上記のとおり走行
車輌の速度を知得するとき、図10に示すように、センサ
ー出力(S1,S2)の出力継続時間(t1,t2) も取得できるの
で、車輌の長さ(L)=v×t1(=v×t2)が知得され
る。
【0039】(3)交通量及び渋滞状況のセンシング手
法 交通量は、標点(道路鋲)を一定時間に通過する車輌数
から評価できる。したがって、センサー出力(例えばS
1) を計数処理することにより知得される。また、渋滞
状況は、各標点(道路鋲X)の上記各出力及び特徴量を
(総合的に評価すれば知得できる。
【0040】さらに、図11に示すように、一の路線にお
けるローカルな渋滞状況を各標点(道路鋲X)間の通信
により当該路線を走行中の車輌が、直接又は交通標示等
により知得するように構成することができる。ここで
は、一の路線を運行中のバスが、バス停(中継用送受
信機Rを搭載)の位置にあるとき、バス停までの距離
Aとバス停までの距離Bとバス停nまでの距離Cを得
ることができるように装置系を構成すると、運行中のバ
スが当該路線の局地的な渋滞状況をその場で知得すると
ができる。もちろん、バス停の中継用送受信機(R)を
介して遠隔の運行管理センター等と路線情報(渋滞状況
を含む。)を交信できるのはいうまでもない。
【0041】したがって、一本の道路上に道路鋲(X)
群をブロック配置し、各単位ブロック毎に中継用送受信
機(R)を対置して交信することになる。いま、この道
路の図中に車輌(上記では路線バス)が通りかかり渋
滞に遭遇したと仮定すると、図中に対置された中継用
送受信機(R)はn個先から図中に対置された各中継
用送受信機(R)からそれぞれ渋滞に係る道路情報(距
離含む)を受信する。この情報は、音声変換した電波と
して道路鋲(X)に送信される。先述の図5に示したよ
うに、道路鋲(X)に中継用アンテナを装備しておく
と、当該道路を走行する車輌においてラジオ受信するこ
とができる。また、交通標示板と連携することにより文
字情報としても提供できる。〔図示省略〕このように、
n個先から直近までの各単位ブロックから、渋滞に係る
道路情報が時々刻々と自動的に入手(又は提供)できる
という点で、ローカルな道路情報の充実化が図れる。
【0042】(4)車輌の運行状況を把握するためのセ
ンシング手法 一方、路線バスの個々の運行状況を遠隔の運行管理セン
ター等で把握しようとするとき、図12に示すように、バ
ス停A,B間に車輌ID(送)受信用アンテナを搭載し
た道路鋲をN個設置し、路線バスには車輌ID送(受)
信用アンテナを搭載する。バス停A,B間の所要時間は
既知なので、バス停Aを発車した後に現時点での位置を
道路鋲に搭載した車輌ID(送)受信用アンテナにより
知得(受信)し、逐次収集してゆくことにより、運行状
況が把握できる。通常、車輌からID発信して道路鋲で
アンテナ受信するのであるが、逆方向の通信も可能であ
る、すなわち車輌と道路鋲間で送受信するように構成し
ても構わない。
【0043】なお、車輌IDは、固定的なIDとする他
に、運転車が適宜に設定可能な可変IDとしてもよい。
例えば、車輌IDを無視して同一路線系統のバスの分布
(又は位置)のみを把握したいときや、タクシーのりば
にセンサーを配置し待機する空車を把握するために利用
できる。
【0044】(5)半感応式及び全感応式交通信号機と
連携するためのセンシング手法 図13に示すような道路の交通信号機に対して、現状の半
感応式及び全感応式に代えて本発明道路鋲と交通信号機
を交信可能に連携し、信号時間を交通量に応じて調整す
ることができる。
【0045】(6)VICSに対応するためのセンシン
グ手法 本発明道路鋲及び各種センサーの設置点数を拡大し、セ
ンシング情報をきめ細かく収集することにより、VIC
S情報の充実化に寄与することができる。
【0046】当然のことながら、本発明は上記実施例に
限定されることはなく、その保護範囲を逸脱しない限
り、実施の形態は自由に変更可能である。特に、各種セ
ンサー類の選択や道路鋲の配列は適宜になされるであろ
う。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなるものであ
り、これによれば自発光式道路標識(道路鋲含む。)を
道路形態やセンシング対象の目的物に応じて種々に組み
合わせ設置すればよく、しかも、既設の交通制御装置系
と連携可能なので、低コストで個別かつ多様な道路交通
情報の収集提供が可能であり、今日課題の(将来に向け
て)道路交通のインテリジェント化に大きく寄与するこ
とが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例である道路鋲の本体構造を示す(a)
平面視説明図、及び(b)側面視説明図である。
【図2】同じく機能的な手段構成を示す電気系ブッロク
ダイヤグラムである。
【図3】同じく施工形態を示す断面視説明図である。
【図4】道路交通情報提供装置に包含される一設置例を
示す説明図である。
【図5】道路交通情報提供装置に包含される他の設置例
を示す説明図である。
【図6】道路交通情報提供装置の一実施例を示す施工状
態説明図である。
【図7】道路交通情報提供装置の他の実施例を示す施工
状態説明図である。
【図8】道路交通情報提供装置の他の実施例を示す施工
状態説明図である。
【図9】道路交通情報提供装置の他の実施例を示す施工
状態説明図である。
【図10】走行車輌の速度及び車間距離に係るセンシング
手法を説明する道路交通情報提供装置の施工状態説明図
である。
【図11】交通量及び渋滞状況に係るセンシング手法を説
明する道路交通情報提供装置の施工状態説明図である。
【図12】車輌の運行状況に係るセンシング手法を説明す
る道路交通情報提供装置の施工状態説明図である。
【図13】交通信号機との連携に係るセンシング手法を説
明する道路交通情報提供装置の施工状態説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂製上面カバー 2 発光体(LED) 3 センサー(又は送受信用アンテナ) 4 送受信素子(送受信手段:赤外線又は超音波) 5 太陽電池パネル 6 フランジ 7 バッテリー 8 アンカー 9 制御回路 10 溝 11 フラットケーブル(送受信手段:通信ケーブル/電
源供給線) 12 金属製ケーシング(送受信手段:無線通信用アンテ
ナ) 13 中継用アンテナ R 中継用送受信機 X 自発光式道路鋲(自発光式道路標識) Y 道路交通情報収集提供装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面、路肩又は路側に所定間隔をおいて
    複数個列設される自発光式道路標識において、外部の交
    通制御装置系における交通標示の入力源又は道路交通情
    報に係るデータ処理の入力源ないしは出力源として連携
    可能に敷設される自発光式道路標識であって、少なくと
    も太陽電池電源を用いて発光作動する複数の発光体と、
    特定の目的物、その挙動又は状態を検出する一又は複数
    のセンサーないしは送受信用アンテナと、双方向通信可
    能な複数の送受信手段と、これらを駆動又は作動するた
    めの制御回路を具備し、前記センサーないしは送受信用
    アンテナの検出信号に基づき、少なくとも隣接する道路
    標識間で送受信するとともに点灯、同期点滅又は順次点
    滅可能に発光作動するようにしたことを特徴とする自発
    光式道路標識。
  2. 【請求項2】 自発光式道路鋲として用いられ、特定の
    目的物が車輌ないしは車輌ID、人、又は路面であっ
    て、センサーないしは送受信用アンテナをそれぞれの目
    的物に対応する対物センサーないしは車輌ID送受信用
    アンテナ、対人センサー、又は路面センサーとするもの
    であり、複数の送受信手段が通信ケーブルと、無線通信
    用アンテナと、赤外線等の光信号又は超音波を送受する
    送受信素子である請求項1記載の自発光式道路標識。
  3. 【請求項3】 道路交通情報に係る特定周波数の電波を
    受・発信可能な中継用アンテナを設けた請求項1又は2
    記載の自発光式道路標識。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の自
    発光式道路標識を用いた道路交通情報収集提供方法であ
    って、前記自発光式道路標識を路面、路肩又は路側に所
    定間隔をおいて複数個列設し、一又は複数のセンサーな
    いしは送受信用アンテナの検出信号に基づき少なくとも
    隣接する道路標識間で送受信し、直ちに発光作動し、又
    は所定位置の道路標識と送受信可能な中継用送受信機
    に、又は該中継用送受信機を介して遠隔の交通制御装置
    系にセンシング情報を伝送してデータ処理し、その結果
    を前記発光作動に反映し、および/または前記中継用送
    受信機を含む交通制御装置系の表示手段を介して道路利
    用者に提供することを特徴とする道路交通情報収集提供
    方法。
  5. 【請求項5】 交通制御装置系と連携可能な自発光式道
    路標識を用いた道路交通情報収集提供方法において、以
    下の手順を包含することを特徴とする道路交通情報収集
    提供方法。 (1)自発光式道路標識を路面、路肩又は路側に所定間
    隔をおいて複数個列設し、センサーないしは送受信用ア
    ンテナを作動する。 (2)一又は複数のセンサーないしは送受信用アンテナ
    の検出信号に基づき少なくとも隣接する道路標識間で送
    受信する。 (3)個々の道路標識を点灯、同期点滅、又は順次点滅
    可能に発光作動する。 (4)所定位置の道路標識と送受信可能な中継用送受信
    機に、又は該中継用送受信機を介して遠隔の交通制御装
    置系にセンシング情報を伝送してデータ処理する。 (5)その結果を前記発光作動に反映し、および/また
    は前記中継用送受信機を含む交通制御装置系の表示手段
    を介して道路利用者に提供する。
  6. 【請求項6】 特定の目的物が車輌ないしは車輌ID、
    人、又は路面であって、センサーないしは送受信用アン
    テナをそれぞれの目的物に対応する対物センサーないし
    は車輌ID送受信用アンテナ、対人センサー、又は路面
    センサーとするものであり、少なくとも隣接する道路標
    識間で、有線と、無線と、赤外線等の光信号又は超音波
    とによる送受信を併用し、道路標識をブロック単位に群
    区画し、該単位ブロック間の少なくとも一の道路標識と
    中継用送受信機を含む交通制御装置系との間で送受信す
    るようにした請求項4又は5記載の道路交通情報収集提
    供方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の自
    発光式道路標識を用いた道路交通情報収集提供装置であ
    って、前記自発光式道路標識を路面、路肩又は路側に所
    定間隔をおいて複数個列設し、所定位置の道路標識と送
    受信可能な中継用送受信機を設置し、中継用送受信機と
    既設の交通制御装置系を交信可能に連携してなり、一又
    は複数のセンサーないしは送受受用アンテナの検出信号
    に基づき少なくとも隣接する道路標識間で送受信し、直
    ちに発光作動し、および/または中継用送受信機に、な
    いしは該中継用送受信機を介して遠隔の交通制御装置系
    にセンシング情報を伝送してデータ処理し、その結果を
    前記発光作動に反映し、および/または前記中継用送受
    信機を含む交通制御装置系の表示手段を介して道路利用
    者に提供するようにしたことを特徴とする道路交通情報
    収集提供装置。
  8. 【請求項8】 特定の目的物が車輌ないしは車輌ID、
    人、又は路面であって、センサーないしは送受信用アン
    テナをそれぞれの目的物に対応する対物センサーないし
    は車輌ID送受信用アンテナ、対人センサー、又は路面
    センサーとするものであり、送信手段が少なくとも隣接
    する道路標識間で、通信ケーブルと、無線通信用アンテ
    ナと、赤外線等の光信号又は超音波により送受信可能な
    送受信素子とを有し、かつ、これらを併用するものであ
    り、道路標識をブロック単位に群区画し、該単位ブロッ
    ク間の少なくとも一の道路標識と中継用送受信機を含む
    交通制御装置系との間で送受信するようにした請求項7
    記載の道路交通情報収集提供装置。
  9. 【請求項9】 道路交通情報に係る特定周波数の電波を
    受・発信可能な中継用アンテナを設けた請求項7又は8
    記載の自発光式道路標識。
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