JP2810963B2 - 光ディスクライブラリ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光ディスクカートリッジの収納及び駆動
を行なう光ディスクライブラリ装置に関し、特に、多重
構造のホルダを設けて該ホルダのうち基準とする１つの
ホルダに位置検出センサを設けて、所望のホルダを任意
の位置に位置決めできるようにしたことに関する。

［従来の技術］ 光ディスクライブラリ装置の一例を示すと、第５図に
示すように、光ディスクカートリッジ12を収納する収納
ラック21と、光ディスクカートリッジ12を保持するホル
ダ11と、支持部材18を介してホルダ11を支持して該ホル
ダ11を搬送する搬送機構13と、その他図示しない光ディ
スク駆動装置と制御部等から成るものである。収納ラッ
ク21は、光ディスクカートリッジ12を収納するものであ
り、複数のスロット23から成る棚状のものである。収納
ラック21において、光ディスクカートリッジ12を出し入
れするためのスロット23の入出口は、搬送機構13に面し
て開口しており、これらの開口部分の夫々の側面には板
状の突起部22が設けられている。突起部22は、収納ラッ
ク21の一方の側面に垂直に設けられた板状の出っ張りで
あり、所定の長さと幅と厚さを有し各スロット23の開口
側面のほぼ中央に設けられている。

搬送機構13は制御部によって制御され、任意のスロッ
ト23から光ディスク駆動装置まで、又は該駆動装置から
任意のスロット23までホルダ11を搬送するものである。
また、搬送機構13は、外部から本装置10に対して光ディ
スクカートリッジ12の引き込み或いは排出を行なうの際
に、ホルダ11を図示しない外部入出口まで搬送する。

ホルダ11は制御部からの制御に基づき、光ディスクカ
ートリッジ12を保持するものである。該ホルダ11は、搬
送機構13によって所望のスロット23の位置まで移動し、
スロット23内のカートリッジ12を取り出して保持し、該
カートリッジ12を保持した状態で光ディスク駆動装置ま
で移動し、該カートリッジ12を該光ディスク駆動装置に
セットする。また、ホルダ11は、光ディスク駆動装置に
セットされている光ディスクカートリッジ12を取り出し
て保持し、この保持したカートリッジ12を所望のスロッ
ト23の位置まで搬送して位置決めを行なった後に、該カ
ートリッジ12を該スロット23に収納する。このホルダ11
と光ディスクカートリッジ12の一例を略図で示すと第６
図のようである。ホルダ11は、溝構造のガイド15内に設
けられたピック爪（図示せず）で光ディスクカートリッ
ジ12の両側端に設けられた凹部12aをピックし、ガイド1
5内に該カートリッジ12を引き込んで保持するようにな
っている。

ガイド15の一方の先端には、他方の先端に比して長く
板状に伸びたセンサ部15bが設けられている。該センサ
部15bの先端中央には、光センサ15fが内側に面して設け
られている。更に、該光センサ部15bの内側に平行して
板状の発光部15aが設けられており、該発光部15aの先端
中央には発光素子15eが光センサ15fに対し光を照射する
ような向きで取り付けられている。垂直に互いに平行に
設けられた発光部15aとセンサ部15bとの間隔は、収納ラ
ック21の突起部22の厚さより少しだけ余裕のある間隔で
設けられている。ホルダ11の位置がスロット23の中央に
位置するとき、このスロット23に対応する突起部22は、
発光部15aとセンサ部15bとの間に挟まれる状態となる。
従って、発光素子15eから発射される光線は突起部22に
よって遮光され、光センサ15fは該光線を感知できない
状態になる。このようにして、収納ラック21の突起部22
による遮光を検出して、ホルダ11の現在位置を判断する
のである。

光ディスク駆動装置は、セットされる光ディスクに記
憶されている各種情報を読み出して、この読み出した情
報を図示しない上位装置に対して供給する。制御部は、
この光ディスクライブラリ装置全体の運用・管理を含む
制御を行うものであり、搬送機構13の制御、光ディスク
駆動装置の制御などを行う。

例えば、ホルダ11の現在位置が収納ラック21の上から
３番目のスロット23の位置にあったとして、上から４番
目のスロット23に収納されている光ディスクカートリッ
ジ12を取り出して光ディスク駆動装置まで搬送してセッ
トする場合、上述の各部の作用は、以下のようである。
ホルダ11が移動を開始するまでは、発光部15aとセンサ
部15bとの間には上から３番目の突起部22がはさまれた
状態であり、発光素子15eからの光線は突起部22によっ
て遮光され光センサ15fに到達しない状態である。制御
部は、このように発光素子15eと光センサ15fとが突起部
22を挟んだ状態にあるとき、突起部22を検出中でセンサ
がオンであると判断するようになっている。ホルダ11が
上から４番目のスロット23に向けて移動を開始するに従
って、発光素子15eと光センサ15fとは、突起部22の中央
から下法に向かって移動する。このとき、発光素子15e
から光センサ15fに対する光線は、突起部22の中央から
下端を通過するまでは遮光された状態である。制御部で
は、この間におけるホルダ11の移動量を所定のパルスを
計数して把握するようになっている。

やがて、ホルダ11の移動に従って、発光素子15eと光
センサ15fとが上から３番目の突起部22を通過し終える
と、光センサ15fは発光素子15eからの光線を感知するこ
とができるようになり、つまり、突起部22の検出がオフ
状態となる。次に、ホルダ11の移動に従って発光素子15
eと光センサ15fとの間に上から４番目の突起部22がはま
り込むと、光センサ15fは発光素子15eからの光線を感知
することができなくなり、つまり、突起部22を検出中で
あることを示すオン状態になる。制御部では、ホルダ11
の移動速度に対応した所定のパルスを計数しながら、突
起部22を検出中であることを示すオン状態になってから
何パルス目で該突起部22の中央に達するかを計数し、ホ
ルダ11をスロット23の所定位置に位置決めする。そし
て、正確に位置決めされていることを示すオン状態が検
出されると、ホルダ11は該スロット23に収納されている
光ディスクカートリッジ12を取り出して保持する。搬送
機構13では、カートリッジ12を保持したホルダ11を光デ
ィスク駆動装置まで搬送し位置決めする。こうしてホル
ダ11は光ディスクカートリッジ12を光ディスク駆動装置
にセットするのである。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の光ディスクライブラ
リ装置では、光ディスクカートリッジをピックする動
作、ピックした光ディスクカートリッジを搬送する動
作、任意の位置まで搬送した光ディスクカートリッジを
セットする動作など、一連のハンドリング動作を１つの
ホルダによって順次行なうようになっているため迅速に
作業を実行することができない、という問題があった。
また、前述のような従来の光ディスクライブラリ装置に
おける位置検出機構では、ホルダを多重構造にした場
合、各ホルダ毎に位置検出機構が必要であるためコスト
高になってしまう、という問題があった。

この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、従来
のホルダに代えて複数の光ディスクカートリッジを保持
し搬送できるようにした多重構造のホルダを設けて上記
一連のハンドリング動作を迅速に実行することを可能と
し、且つ、この多重構造ホルダのうち基準とする１つの
ホルダの現在位置に基づき、該ホルダあるいは他の所望
のホルダをも任意の位置に位置決めできるようにした光
ディスクライブラリ装置を提供しようとするものであ
る。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る光ディスククライブラリ装置は、光デ
ィスクカートリッジを夫々収納するための複数の収納棚
を所定のピッチで夫々設けた収納庫と、前記各収納棚毎
に設けられた被検出部材と、前記光ディスクカートリッ
ジを保持するための複数のホルダを前記収納棚のピッチ
の整数倍の間隔で多重構造に設けてなり、これらの複数
のホルダーを一体的に反転させることが可能なホルダ部
と、該ホルダ部を前記収納棚に沿って移動させるための
搬送機構と、前記ホルダ部のうち基準とする１つのホル
ダに設けられ、前記収納棚に設けられた被検出部材を検
出し、検出信号を出力する検出手段と、前記検出手段か
ら与えられる前記被検出部材の検出信号と前記ホルダ部
の反転又は非反転状態とに基づき、前記ホルダ部の基準
のホルダの現在位置を判定すると共に、各ホルダの間隔
に応じて所望のホルダの現在位置を判定し、該所望のホ
ルダを任意の収納棚に対応する位置に位置決めするため
の制御信号を出力する制御手段とを具え、この制御信号
に応じて前記搬送機構を制御し、前記ホルダ部の位置決
めを行うようにしたものである。

［作用］ ホルダ部は、複数のホルダを前記収納棚のピッチの整
数倍の間隔で多重構造に設けた構造であるため、ハンド
リング動作を迅速に実行することができるようになる。
また、収納棚の被検出部材を検出するための検出手段は
基準とする１つのホルダにだけ設けられるため、構成が
簡単である。

基準ホルダに設けられた検出手段によって各収納棚毎
に設けられた被検出部材を検出し、該ホルダの現在位置
を示す信号を出力する。基準ホルダを目的位置に位置決
めする場合、制御手段では検出手段から与えられた現在
位置を示す信号に基づき、目的位置に対応する被検出部
材を検出すると、搬送機構を制御し、その位置にホルダ
部を位置決めする。また、基準ホルダとは別のホルダを
目的位置に位置決めする場合は、制御手段では検出手段
から与えられた現在位置を示す信号に基づき、目的位置
を示す値から基準ホルダに対する該ホルダの間隔に応じ
て位置決め制御を行う。

なお、光ディスクカートリッジの反面に記録されてい
る各種情報を読み取るなどの場合は、所望のカートリッ
ジをホルダに保持した後に該ホルダを上下反転して、光
ディスク駆動装置に対して光ディスクカートリッジの出
し入れを行なう。この場合、ホルダを上下反転した後、
検出手段から与えられた現在位置を示す信号に基づき、
基準ホルダに対する他のホルダの間隔に応じた位置修正
を行う。

このように多重構造ホルダを設け、このうち基準とす
る１つのホルダに設けた位置検出手段によって該ホルダ
の現在位置を検出し、この検出した現在位置を示す信号
に基づき、制御手段の制御により所望のホルダを任意の
位置に位置決めするようにしたため、各ホルダ毎に複数
の位置検出手段を必要とせず生産コストを抑制すること
ができる。更に、複数の光ディスクカートリッジの同時
ハンドリングが可能となり、光ディスクカートリッジの
保持及び搬送を迅速に行うことができるようになる、等
の種々の優れた効果が期待できる。

［実施例］ 以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施例を詳
細に説明する。

第１図は、この発明に係る光ディスククライブラリ装
置における多重構造ホルダの一実施例を示す略図であ
り、本発明に直接関係する部分のみを示す。なお、第５
図、第６図と同じ記号を附したものは同様の機能を果た
すものである。ホルダ部19は、センサ部115bを有するホ
ルダ19Aとセンサ部を持たないホルダ19Bの２連のホルダ
から成っており、光ディスクカートリッジ12を夫々保持
するものである。該ホルダ部19は、支持部材18を介して
搬送機構13によって任意の位置に移動し位置決めされ
る。このホルダ部19の位置決めは、ホルダ19Aを基準に
行なわれる。ホルダ19Aとホルダ19Bの間隔は、スロット
23の間隔Ｐを整数ｎ倍したものである。例えば、Ｐ×１
＝Ｐの間隔でホルダ19Aとホルダ19Bが設けられており、
従って、ホルダ19Aが最上段のスロット23の位置に位置
決めされた場合、ホルダ19Bは上から２番目のスロット2
3の位置に位置決めされる。

支持部材18はホルダ19Aとホルダ19Bの中点を支持し、
該ホルダ部19の上下反転時に90度回動する。ホルダ部19
の上下反転動作は、ホルダ19A又はホルダ19Bによって保
持された光ディスクカートリッジ12の裏面に記録されて
いる各種の情報を読み出す場合、光ディスク駆動装置に
該カートリッジ12を裏面にセットする際に実行する。ま
た、ホルダ19Bによって最上段のスロット23に対して光
ディスクカートリッジ12を出し入れする場合、該ホルダ
19Bを上側にするためにホルダ部19を上下反転し、或い
は最下段のスロット23に対して光ディスクカートリッジ
12を出し入れする場合、ホルダ19Aを下側にするように
ホルダ部19を上下反転するようになっている。

例えば、第２図（ａ）のように、基準とするホルダ19
Aに対するホルダ19Bの間隔がスロット23の間隔Ｐの２倍
（Ｐ×２＝2P）である場合、ホルダ19Aが第２図（ｃ）
に示した最上段のスロット23の位置に位置決めされる
と、ホルダ19Bは上から３番目のスロット23の位置に位
置決めされる。すなわち、ホルダ19Bの位置は、基準ホ
ルダ19Aの位置から前記ピッチ数を引いたものとなる。

他方、ホルダ19Bを最上段のスロット23の位置に位置
決めする場合、第２図（ｂ）のようにホルダ部19が上下
反転されてホルダ19Bが最上段のスロット23の位置に対
応し、ホルダ19Aが上から３番目のスロット23の位置に
対応するようになる。このようにホルダ部19が上下反転
した場合でも、ホルダ19Aによって検出される現在位置
を基準に位置決めが行なわれるため、制御部では目的位
置から２ピッチ加えた位置で実行する。

なお、ホルダの位置決め機構としては、例えば、複数
対のセンサを用いた位置決め機構を適用するとよい。そ
のような位置決め機構の一例を示すと第３図、第４図の
ようであり、以下簡単に説明する。ガイド15の一方の側
端部の先端には、板状の光センサ部115bと、該光センサ
部115bに平行して垂直に発光部115aとが設けられてい
る。発光部115aの先端部には、突起部22の垂直の長さと
同等かそれよりやや狭い間隔で２つの発光素子19c,19d
が光センサ部115bに面して設けられている。また、光セ
ンサ部115bの先端部には、発光部115aに面して発光素子
11c,11dに夫々対応して２つの光センサ11a,11bが設けら
れている。光センサ11a,11bの出力は、図示しない制御
部に与えられる。

次に、上述のような構成における各部の作用を述べ
る。例えば、第１図において、ホルダ19Aの現在位置が
上から２番目のスロット23の位置にあるものとして、最
上段のスロット23に収納されている光ディスクカートリ
ッジ12をホルダ19Aによって取り出して光ディスク駆動
装置まで搬送してセットするものとする。また、光ディ
スク駆動装置には別の光ディスクカートリッジ12がセッ
トされており、この光ディスクカートリッジ12を最上段
のスロット23に収納するものとする。ホルダ部19が移動
を開始するまでは、第４図のように発光部115aと光セン
サ部115bとの間には上から２番目の突起部22がはさまれ
た状態であり、発光素子11c及び11dから発射される光線
は突起部22によって遮光され、光センサ11a及び11bに達
しない状態となる。つまり、突起部22を検出中であるこ
とを示す位置決め信号がオン“1"の状態にある。ホルダ
部19が最上段のスロット23に向かって移動を開始する
と、発光素子11cとセンサ11aとは、突起部22の上端を通
過する。やがて、光センサ11a及び11bが最上段のスロッ
ト23の突起部22に差し掛かり所定位置まで移動すると、
発光部115aと光センサ部115bとの間に該突起部22が挟ま
れるようになり、突起部22を検出中であることを示す位
置決め信号がオン“1"の状態になり、位置決めが終了す
る。

こうして位置決めされると、ホルダ19Aによって最上
段のスロット23に収納されている光ディスクカートリッ
ジ12がピックされ、搬送機構13によって光ディスク駆動
機構まで搬送される。所定位置まで光ディスクカートリ
ッジ12を搬送したホルダ部19は、まず、セットされてい
る光ディスクカートリッジ12をホルダ19Bによって光デ
ィスク駆動装置から取り出す。そして、ホルダ19Aによ
って保持している別の光ディスクカートリッジ12を該光
ディスク駆動装置にセットするものである。次に、ホル
ダ部19は、ホルダ19Bによって光ディスク駆動装置から
取り出されて保持されている光ディスクカートリッジ12
を最上段のスロット23に収納するために、上下反転され
る。ホルダ部19は、上下反転された後に搬送機構13によ
って搬送されて最上段のスロット23の所定位置まで移動
する。このとき、前述したように、ホルダ19Bを最上段
のスロット23の位置に位置決めする動作は、ホルダ19A
を基準にして行なわれる。つまり、目的とするホルダ19
Bの位置決め位置は、ホルダ19Aが−１ピッチの位置即ち
上から２番目のスロット23の突起部22を検出する位置で
ある。ホルダ部19が位置決めされると、ホルダ19Bによ
って保持されている光ディスクカートリッジ12を最上段
のスロット23に収納するのである。

上述のように、ホルダ部19を構成するホルダ19Aとホ
ルダ19Bの間隔は、スロット23の間隔Ｐを整数ｎ倍した
Ｐ×ｎピッチとしたため、１つのホルダを基準として他
のホルダも正確に位置決めできる。

なお、この実施例では位置検出手段として光センサを
２対設けているが、２対に限らず３対若しくはそれ以上
の数を設けてもよい。

また、この実施例では位置検出手段として光センサを
使用しているが、光センサに限らず他の適宜のセンサを
用いることができる。

［発明の効果］ 以上の通り、この発明によれば、ホルダ部をスロット
間の間隔Ｐを整数ｎ倍したピッチで複数のホルダを設け
た多重構造ホルダとして、この多重構造ホルダのうち基
準とする１つのホルダに取り付けた検出手段によって検
出した現在位置に基づき、他のホルダの位置決めをも行
なうことができるようにしたため、各ホルダごとに検出
手段を必要とせず生産コストの抑制が期待できる。ま
た、複数の光ディスクカートリッジをハンドリングでき
るようになるため迅速な作業が行なえるようになる、と
いう種々の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光ディスクライブラリ装置におけ
る多重構造のホルダの一例を示す図、第２図は同実施例
の変更例とその動作の一例を説明する図、第３図は同実
施例におけるホルダの位置検出機構の一例を示す図、第
４図は同実施例における位置検出機構の動作を説明する
図、第５図は従来の光ディスクライブラリ装置の一例を
示す図、第６図は従来の位置検出機構の一例を示す図、
である。 12……光ディスクカートリッジ、19……ホルダ、21……
収納ラック、22……突起部、23……スロット、11a,11b
……光センサ、11c,11d……発光素子、13……搬送機
構、115a……発光部、115b……センサ部。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】光ディスクカートリッジを夫々収納するた
   めの複数の収納棚を所定のピッチで夫々設けた収納庫
   と、 前記各収納棚毎に設けられた被検出部材と、 前記光ディスクカートリッジを保持するための複数のホ
   ルダを前記収納棚のピッチの整数倍の間隔で多重構造に
   設けてなり、これらの複数のホルダを一体的に反転させ
   ることが可能なホルダ部と、 該ホルダ部を前記収納棚に沿って移動させるための搬送
   機構と、 前記ホルダ部のうち基準とする１つのホルダに設けら
   れ、前記収納棚に設けられた被検出部材を検出し、検出
   信号を出力する検出手段と、 前記検出手段から与えられる前記被検出部材の検出信号
   と前記ホルダ部の反転又は非反転状態とに基づき、前記
   ホルダ部の基準のホルダの現在位置を判定すると共に、
   各ホルダの間隔に応じて所望のホルダの現在位置を判定
   し、該所望のホルダを任意の収納棚に対応する位置に位
   置決めするための制御信号を出力する制御手段と を具え、この制御信号に応じて前記搬送機構を制御し、
   前記ホルダ部の位置決めを行うようにした光ディスクラ
   イブラリ装置。