JP2810598B2 - 貯留タンクへの混油判定装置 - Google Patents
貯留タンクへの混油判定装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油所などの地下に埋
設される貯留タンクへタンクローリから荷降し注油され
る燃料油の油種を判定するための装置に関する。
設される貯留タンクへタンクローリから荷降し注油され
る燃料油の油種を判定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油所の地下には、ガソリン、灯油およ
び軽油などの油種毎に複数の貯留タンクが埋設されてお
り、各貯留タンクには地上に突出して延びる注油管が個
別的に設けられている。各貯留タンクには、タンクロー
リに備えられる注油ホースを接続してローリタンク内に
搭載される燃料油を油種違いを生じないように荷降し作
業を行っている。
び軽油などの油種毎に複数の貯留タンクが埋設されてお
り、各貯留タンクには地上に突出して延びる注油管が個
別的に設けられている。各貯留タンクには、タンクロー
リに備えられる注油ホースを接続してローリタンク内に
搭載される燃料油を油種違いを生じないように荷降し作
業を行っている。
【0003】前記タンクローリのローリタンク1は、図
8に模式的に示されるように、複数の隔壁3a〜3eに
よって、たとえば2キロリットルの燃料油が収容される
2つの貯留槽4a,4bと、4キロリットルの燃料油が
収容される4つの貯留槽4c,4d,4e,4fとに仕
切られる。各貯留槽4a〜4fに貯留される燃料油は、
一例として、貯留槽4aには灯油が貯留され、貯留槽4
bには軽油が貯留され、貯留槽4c,4d,4eにはレ
ギュラーガソリンが貯留され、貯留槽4fにはハイオク
ガソリンが貯留される。
8に模式的に示されるように、複数の隔壁3a〜3eに
よって、たとえば2キロリットルの燃料油が収容される
2つの貯留槽4a,4bと、4キロリットルの燃料油が
収容される4つの貯留槽4c,4d,4e,4fとに仕
切られる。各貯留槽4a〜4fに貯留される燃料油は、
一例として、貯留槽4aには灯油が貯留され、貯留槽4
bには軽油が貯留され、貯留槽4c,4d,4eにはレ
ギュラーガソリンが貯留され、貯留槽4fにはハイオク
ガソリンが貯留される。
【0004】各貯留槽4a〜4f内の燃料油は、各貯留
槽4a〜4fに個別的に接続される分岐管5a〜5f
と、各分岐管5a〜5fに共通に連通して接続される連
通管6とを介して注油ホース7に導かれ、この注油ホー
ス7は地下に埋設された前記貯留タンクから延びる注油
管に接続される。
槽4a〜4fに個別的に接続される分岐管5a〜5f
と、各分岐管5a〜5fに共通に連通して接続される連
通管6とを介して注油ホース7に導かれ、この注油ホー
ス7は地下に埋設された前記貯留タンクから延びる注油
管に接続される。
【0005】各分岐管5a〜5fには燃料油の荷降し時
に開閉操作される開閉弁8a〜8fが個別的に設けら
れ、また連通管6の下流側の端部付近には開閉弁9が設
けられる。たとえば灯油を荷降しする場合には、まず複
数の開閉弁8a〜8fのうち、灯油が貯留される貯留槽
4aに対応して設けられる開閉弁8aを開放し、その後
に開閉弁9を開放することによって灯油だけを荷降し注
油することができるけれども、作業者が誤って開閉弁8
cを開放してしまった場合には、灯油にレギュラーガソ
リンが混入してしまい、前記貯留タンク内にはレギュラ
ーガソリンが注油されてしまう。したがって貯留タンク
内の油を回収しない限り、その貯留タンク内の油を販売
することはできない。
に開閉操作される開閉弁8a〜8fが個別的に設けら
れ、また連通管6の下流側の端部付近には開閉弁9が設
けられる。たとえば灯油を荷降しする場合には、まず複
数の開閉弁8a〜8fのうち、灯油が貯留される貯留槽
4aに対応して設けられる開閉弁8aを開放し、その後
に開閉弁9を開放することによって灯油だけを荷降し注
油することができるけれども、作業者が誤って開閉弁8
cを開放してしまった場合には、灯油にレギュラーガソ
リンが混入してしまい、前記貯留タンク内にはレギュラ
ーガソリンが注油されてしまう。したがって貯留タンク
内の油を回収しない限り、その貯留タンク内の油を販売
することはできない。
【0006】また、開閉弁8cが開かれていることを目
で見て作業者が混油を生じていることに気が付いたり、
臭いなどによって混油であることが判明した場合には、
貯留タンク内への油種の異なる燃料油の供給量が僅かで
済む場合も生じ得るけれども、灯油へのガソリンの混入
は僅かであっても火災等の事故を発生させる危険が大き
く、このような開閉弁8cの操作ミスから生じた混油を
臭いや目視などによって判明する場合はきわめて少な
く、ほとんどの場合は貯留タンクに注油してしまってか
らでなければ油種違いであることに気が付かない場合が
多く、したがって貯留タンク内の混油は全て回収しなけ
ればならないために、多くの時間と労力とを要し、全て
の混油の回収が完了して再び混油のない燃料油が注油さ
れるまで、その貯留タンク内の油を販売することはでき
ない。
で見て作業者が混油を生じていることに気が付いたり、
臭いなどによって混油であることが判明した場合には、
貯留タンク内への油種の異なる燃料油の供給量が僅かで
済む場合も生じ得るけれども、灯油へのガソリンの混入
は僅かであっても火災等の事故を発生させる危険が大き
く、このような開閉弁8cの操作ミスから生じた混油を
臭いや目視などによって判明する場合はきわめて少な
く、ほとんどの場合は貯留タンクに注油してしまってか
らでなければ油種違いであることに気が付かない場合が
多く、したがって貯留タンク内の混油は全て回収しなけ
ればならないために、多くの時間と労力とを要し、全て
の混油の回収が完了して再び混油のない燃料油が注油さ
れるまで、その貯留タンク内の油を販売することはでき
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、貯留タンク内の混油を販売してしまうことを未然
に防止し、かつ油種違いの発生を早期に発見することが
できるようにした貯留タンクへの混油判定装置を提供す
ることである。
的は、貯留タンク内の混油を販売してしまうことを未然
に防止し、かつ油種違いの発生を早期に発見することが
できるようにした貯留タンクへの混油判定装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、地下に埋設さ
れる貯留タンクと、前記貯留タンクから地上にわたって
延び、注油されるべき燃料油が供給される注油管と、前
記注油管内を流れる燃料油の一部を流入路から取込み、
この取込まれた燃料油を流出路から注油管の前記流入路
よりも下流側へ排出するサンプリング手段と、前記サン
プリング手段に導かれる前記燃料油に空気を供給する強
制気化手段と、前記サンプリング手段内の燃料油の気化
したガスが導かれ、このガスに基づいて油種を判定する
油種判定手段と、前記油種判定手段からの出力に応答し
て、油種判定手段が油種違いであると判定したときに警
報を発する報知手段とを含むことを特徴とする貯留タン
クへの混油判定装置である。
れる貯留タンクと、前記貯留タンクから地上にわたって
延び、注油されるべき燃料油が供給される注油管と、前
記注油管内を流れる燃料油の一部を流入路から取込み、
この取込まれた燃料油を流出路から注油管の前記流入路
よりも下流側へ排出するサンプリング手段と、前記サン
プリング手段に導かれる前記燃料油に空気を供給する強
制気化手段と、前記サンプリング手段内の燃料油の気化
したガスが導かれ、このガスに基づいて油種を判定する
油種判定手段と、前記油種判定手段からの出力に応答し
て、油種判定手段が油種違いであると判定したときに警
報を発する報知手段とを含むことを特徴とする貯留タン
クへの混油判定装置である。
【0009】また本発明は、地下に埋設される貯留タン
クと、前記貯留タンクから地上にわたって延び、燃料油
が供給される注油管と、前記注油管内を流れる燃料油の
一部を単一の流路から取込み、この取込まれた燃料油を
前記流路から排出するサンプリング手段と、前記注油管
内で前記流路に向けて空気を噴射するノズルを有し、こ
のノズルから噴射された空気によって前記注油管内の燃
料油の一部を気化させながらサンプリング手段へ押込む
押込み気化手段と、前記サンプリング手段内の燃料油の
気化したガスが導かれ、このガスに基づいて油種を判定
する油種判定手段と、前記油種判定手段からの出力に応
答して、油種判定手段が油種違いであると判定したとき
に警報を発する報知手段とを含むことを特徴とする貯留
タンクへの混油判定装置である。
クと、前記貯留タンクから地上にわたって延び、燃料油
が供給される注油管と、前記注油管内を流れる燃料油の
一部を単一の流路から取込み、この取込まれた燃料油を
前記流路から排出するサンプリング手段と、前記注油管
内で前記流路に向けて空気を噴射するノズルを有し、こ
のノズルから噴射された空気によって前記注油管内の燃
料油の一部を気化させながらサンプリング手段へ押込む
押込み気化手段と、前記サンプリング手段内の燃料油の
気化したガスが導かれ、このガスに基づいて油種を判定
する油種判定手段と、前記油種判定手段からの出力に応
答して、油種判定手段が油種違いであると判定したとき
に警報を発する報知手段とを含むことを特徴とする貯留
タンクへの混油判定装置である。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明に従えば、地下に埋設さ
れる貯留タンクには注油管が接続され、この注油管には
タンクローリのホースなどが接続されて荷降し注油され
るべき燃料油が供給される。注油管内を流れる燃料油の
一部は、流入路を介してサンプリング手段内へ導かれた
後、流出路を介して注油管の前記流入路よりも下流側へ
排出される。このサンプリング手段に導かれる前記燃料
油の一部には、強制気化手段によって空気が供給され、
この空気によって気化した燃料油のガスは油種判定手段
に導かれて油種が判定される。この油種判定手段による
判定結果が油種違いであるときには、報知手段によって
警報音または警報表示などの警報が発せられ、これによ
って注油管内に供給された燃料油が油種違いである旨が
報知される。このようにして注油管内の燃料油の一部を
ガス化しサンプリングして油種を判定し、油種違いであ
るときには警報を発するようにしたので、貯留タンクへ
の混油を早期に発見することができ、その混油が誤って
販売されてしまうことを未然にかつ確実に防止すること
ができる。
れる貯留タンクには注油管が接続され、この注油管には
タンクローリのホースなどが接続されて荷降し注油され
るべき燃料油が供給される。注油管内を流れる燃料油の
一部は、流入路を介してサンプリング手段内へ導かれた
後、流出路を介して注油管の前記流入路よりも下流側へ
排出される。このサンプリング手段に導かれる前記燃料
油の一部には、強制気化手段によって空気が供給され、
この空気によって気化した燃料油のガスは油種判定手段
に導かれて油種が判定される。この油種判定手段による
判定結果が油種違いであるときには、報知手段によって
警報音または警報表示などの警報が発せられ、これによ
って注油管内に供給された燃料油が油種違いである旨が
報知される。このようにして注油管内の燃料油の一部を
ガス化しサンプリングして油種を判定し、油種違いであ
るときには警報を発するようにしたので、貯留タンクへ
の混油を早期に発見することができ、その混油が誤って
販売されてしまうことを未然にかつ確実に防止すること
ができる。
【0011】請求項2記載の本発明に従えば、地下に埋
設される貯留タンクには注油管が接続され、この注油管
にはタンクローリのホースなどから燃料油が供給され
る。注油管内を流れる燃料油の一部は、注油管内に設け
られるノズルから噴射された空気によって分流路を介し
てサンプリング手段内へ取込まれるとともに、前記空気
によって燃料油が気化され、この燃料油の気化したガス
が油種判定手段に導かれて油種が判定される。この油種
判定手段が油種違いであると判定したときには、報知手
段によって警報音または警報表示などの警報が発せら
れ、これによって前記注油管内に供給された燃料油が油
種違いである旨が報知される。このようにして、注油管
内の燃料油の一部をガス化しサンプリングして油種を判
定し、油種違いであるときには警報を発するようにした
ので、貯留タンクへの混油を早期に発見することができ
るとともに、その混油が誤って販売されてしまうことを
未然にかつ確実に防止することができる。
設される貯留タンクには注油管が接続され、この注油管
にはタンクローリのホースなどから燃料油が供給され
る。注油管内を流れる燃料油の一部は、注油管内に設け
られるノズルから噴射された空気によって分流路を介し
てサンプリング手段内へ取込まれるとともに、前記空気
によって燃料油が気化され、この燃料油の気化したガス
が油種判定手段に導かれて油種が判定される。この油種
判定手段が油種違いであると判定したときには、報知手
段によって警報音または警報表示などの警報が発せら
れ、これによって前記注油管内に供給された燃料油が油
種違いである旨が報知される。このようにして、注油管
内の燃料油の一部をガス化しサンプリングして油種を判
定し、油種違いであるときには警報を発するようにした
ので、貯留タンクへの混油を早期に発見することができ
るとともに、その混油が誤って販売されてしまうことを
未然にかつ確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を簡
略化して示す断面図である。給油所の路床15の下方に
は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油およ
び灯油などの燃料油の油種毎に個別的に対応して貯留タ
ンク16が埋設され、この貯留タンク16には、タンク
ローリ17に備えられるホース18がカップリング19
によって着脱自在に接続される注油管20を経て燃料油
が荷降し注油される。前記タンクローリ17は、図示し
ない隔壁によって複数の貯留槽に仕切られたローリタン
ク21を有し、各貯留槽には油種毎に4キロリットルま
たは2キロリットルの燃料油が搭載される。このローリ
タンク21の燃料油の全積載量は、たとえば20キロリ
ットルである。
略化して示す断面図である。給油所の路床15の下方に
は、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油およ
び灯油などの燃料油の油種毎に個別的に対応して貯留タ
ンク16が埋設され、この貯留タンク16には、タンク
ローリ17に備えられるホース18がカップリング19
によって着脱自在に接続される注油管20を経て燃料油
が荷降し注油される。前記タンクローリ17は、図示し
ない隔壁によって複数の貯留槽に仕切られたローリタン
ク21を有し、各貯留槽には油種毎に4キロリットルま
たは2キロリットルの燃料油が搭載される。このローリ
タンク21の燃料油の全積載量は、たとえば20キロリ
ットルである。
【0013】このようなローリタンク21には、前記各
貯留槽毎に対応して複数の分岐管23が接続され、各分
岐管23には開閉弁V1がそれぞれ介在されて前記各貯
留槽内の燃料油を個別的に荷降しすることができるよう
に構成される。各分岐管23は、単一本の連通管24に
共通に連通し、この連通管24の下流側の端部付近には
開閉弁V2が設けられる。前記開閉弁V1は、ハンドル
25を操作することによって開放/閉鎖させることがで
き、また開閉弁V2も図示しない操作レバーの角変位操
作によって開放/閉鎖させることができる。前記連通管
24の端部には、カップリング26によって前記ホース
18が着脱自在に接続される。このホース18は、注油
管20側の前記カップリング19を外した状態でタンク
ローリ17に搭載されている。
貯留槽毎に対応して複数の分岐管23が接続され、各分
岐管23には開閉弁V1がそれぞれ介在されて前記各貯
留槽内の燃料油を個別的に荷降しすることができるよう
に構成される。各分岐管23は、単一本の連通管24に
共通に連通し、この連通管24の下流側の端部付近には
開閉弁V2が設けられる。前記開閉弁V1は、ハンドル
25を操作することによって開放/閉鎖させることがで
き、また開閉弁V2も図示しない操作レバーの角変位操
作によって開放/閉鎖させることができる。前記連通管
24の端部には、カップリング26によって前記ホース
18が着脱自在に接続される。このホース18は、注油
管20側の前記カップリング19を外した状態でタンク
ローリ17に搭載されている。
【0014】前記注油管20の路床15から上方に突出
する部分27には、開閉弁V3が設けられ、この開閉弁
V3よりも燃料油の供給方向A上流側には注油管20内
の燃料油の一部が導かれる気化室28を有するサンプリ
ング手段35が接続される。この気化室28には、流入
路29から前記燃料油の一部が取込まれ、この取込まれ
た燃料油は、前記流入路29よりも供給方向A下流側で
注油管20に連通する流出路30を介して排出される。
前記気化室28には、燃料油の気化を促進するために空
気が下方から供給され、この空気によって気化した燃料
油のガスが油種判定手段31に導かれる。油種判定手段
31は、前記貯留タンク16に注入されるべき燃料油が
たとえば軽油または灯油であるにもかかわらず、ガソリ
ンが混入して油種違いであると判定したときには報知手
段33を動作させ、油種違いである旨を報知するように
構成されている。この報知手段33は、たとえばブザー
またはランプなどによって実現され、ブザーによる警報
音の発生または前記ランプの点灯もしくはこれらの両動
作によって警報を発し、確実に操作者へ油種違いである
ことを報知することができるように構成されている。前
記報知手段33による警報があった後に操作者が油種違
いでないことを臭いや目で見て確認したときには、前記
警報動作にかかわらず注油することが可能であるので、
たとえば複数の操作キーなどによって実現される入力手
段34からの入力操作によって前記報知手段33の警報
動作を解除するとともに、油種判定手段31による油種
違いの検出時に閉鎖された開閉弁V3を開放させて降油
作業を続行することができる。
する部分27には、開閉弁V3が設けられ、この開閉弁
V3よりも燃料油の供給方向A上流側には注油管20内
の燃料油の一部が導かれる気化室28を有するサンプリ
ング手段35が接続される。この気化室28には、流入
路29から前記燃料油の一部が取込まれ、この取込まれ
た燃料油は、前記流入路29よりも供給方向A下流側で
注油管20に連通する流出路30を介して排出される。
前記気化室28には、燃料油の気化を促進するために空
気が下方から供給され、この空気によって気化した燃料
油のガスが油種判定手段31に導かれる。油種判定手段
31は、前記貯留タンク16に注入されるべき燃料油が
たとえば軽油または灯油であるにもかかわらず、ガソリ
ンが混入して油種違いであると判定したときには報知手
段33を動作させ、油種違いである旨を報知するように
構成されている。この報知手段33は、たとえばブザー
またはランプなどによって実現され、ブザーによる警報
音の発生または前記ランプの点灯もしくはこれらの両動
作によって警報を発し、確実に操作者へ油種違いである
ことを報知することができるように構成されている。前
記報知手段33による警報があった後に操作者が油種違
いでないことを臭いや目で見て確認したときには、前記
警報動作にかかわらず注油することが可能であるので、
たとえば複数の操作キーなどによって実現される入力手
段34からの入力操作によって前記報知手段33の警報
動作を解除するとともに、油種判定手段31による油種
違いの検出時に閉鎖された開閉弁V3を開放させて降油
作業を続行することができる。
【0015】図2は、サンプリング手段35および油種
判定手段31の具体的構成を示す系統図である。前記注
油管20の突出部分27において、カップリング19と
開閉弁V3との間にはサンプリング手段35が設けられ
る。サンプリング手段35は、注油管20に一体的に形
成され、前記気化室28を形成するハウジング36を有
する。ハウジング36は、側壁37と、弁孔38が形成
される頂板39と、液検出器SLおよび空気を噴射する
ための強制気化手段としてのノズル41が設けられる底
板43と、前記流入路29および流出路30の一部を構
成し、注油管20の内周面から半径方向内方に突出して
注油管20内を流れる燃料油を流入路29から気化室2
8内へ導くための突部44を有する流路構成部分45
と、気化室28内で前記ノズル41の直上に設けられ、
軸直角断面が逆U字状のバッフル板46と、気化室28
内の液面の上昇によって前記弁孔38を塞ぐフロート弁
V4とを有する。
判定手段31の具体的構成を示す系統図である。前記注
油管20の突出部分27において、カップリング19と
開閉弁V3との間にはサンプリング手段35が設けられ
る。サンプリング手段35は、注油管20に一体的に形
成され、前記気化室28を形成するハウジング36を有
する。ハウジング36は、側壁37と、弁孔38が形成
される頂板39と、液検出器SLおよび空気を噴射する
ための強制気化手段としてのノズル41が設けられる底
板43と、前記流入路29および流出路30の一部を構
成し、注油管20の内周面から半径方向内方に突出して
注油管20内を流れる燃料油を流入路29から気化室2
8内へ導くための突部44を有する流路構成部分45
と、気化室28内で前記ノズル41の直上に設けられ、
軸直角断面が逆U字状のバッフル板46と、気化室28
内の液面の上昇によって前記弁孔38を塞ぐフロート弁
V4とを有する。
【0016】前記液検出器SLは、たとえば静電容量式
もしくは近接スイッチまたはマイクロスイッチなどを用
いたフロート式を採用することができる。
もしくは近接スイッチまたはマイクロスイッチなどを用
いたフロート式を採用することができる。
【0017】前記油種判定手段31は、圧縮空気圧源4
8と、圧縮空気圧源48から管路49およびこの管路4
9から分岐する管路50を介して圧縮空気が供給される
エジェクタ51と、前記管路49に介在される開閉弁V
5と、エジェクタ51で供給される空気あるいは燃料油
の気化したガスが導かれるガスセンサ53と、ガスセン
サ53からの出力s1に基づいて油種を判定する油種判
定回路54とを有する。前記エジェクタ51で発生した
負圧は、開閉弁V6が介在される管路55によって前記
弁孔38に導かれ、気化室28内で液面よりも上方に溜
った燃料油の気化したガスをガスセンサ53に導いて油
種を判定することができるように構成される。
8と、圧縮空気圧源48から管路49およびこの管路4
9から分岐する管路50を介して圧縮空気が供給される
エジェクタ51と、前記管路49に介在される開閉弁V
5と、エジェクタ51で供給される空気あるいは燃料油
の気化したガスが導かれるガスセンサ53と、ガスセン
サ53からの出力s1に基づいて油種を判定する油種判
定回路54とを有する。前記エジェクタ51で発生した
負圧は、開閉弁V6が介在される管路55によって前記
弁孔38に導かれ、気化室28内で液面よりも上方に溜
った燃料油の気化したガスをガスセンサ53に導いて油
種を判定することができるように構成される。
【0018】また前記管路49は、逆止弁V7の入側ポ
ートに接続され、出側ポートは管路56を介してノズル
41に接続される。したがって開閉弁V5が開かれる
と、圧縮空気圧源48からの圧縮空気は、エジェクタ5
1に供給されるとともにノズル41から放出され、気化
室28内に導かれた燃料油中に空気を混合して強制的に
燃料油の気化したガスを得るようにしている。気化室2
8内の液面が上昇し過ぎてフロート弁V4が弁孔38を
塞がない位置にあるように、前記ノズル41から放出さ
れる空気の流入量または圧力が設定されている。
ートに接続され、出側ポートは管路56を介してノズル
41に接続される。したがって開閉弁V5が開かれる
と、圧縮空気圧源48からの圧縮空気は、エジェクタ5
1に供給されるとともにノズル41から放出され、気化
室28内に導かれた燃料油中に空気を混合して強制的に
燃料油の気化したガスを得るようにしている。気化室2
8内の液面が上昇し過ぎてフロート弁V4が弁孔38を
塞がない位置にあるように、前記ノズル41から放出さ
れる空気の流入量または圧力が設定されている。
【0019】また、前記開閉弁V5が開かれた状態、し
たがってエジェクタ51において負圧が発生した状態で
開閉弁V6が開かれると、前記エジェクタ51で発生し
た負圧は弁孔38を介して気化室28に導かれる。この
負圧によって、前述したように、ノズル41からの空気
の放出によって気化したガスは、管路55およびエジェ
クタ51を介して管路57から前記ガスセンサ53へ供
給されて油種判定動作が連続的に続けられる。
たがってエジェクタ51において負圧が発生した状態で
開閉弁V6が開かれると、前記エジェクタ51で発生し
た負圧は弁孔38を介して気化室28に導かれる。この
負圧によって、前述したように、ノズル41からの空気
の放出によって気化したガスは、管路55およびエジェ
クタ51を介して管路57から前記ガスセンサ53へ供
給されて油種判定動作が連続的に続けられる。
【0020】図3は、荷降し注油時における油種判定動
作を説明するためのフローチャートであり、図4は開閉
弁V3,V5,V6の開閉動作を示すタイミングチャー
トである。まず、ステップa1で給油所にタンクローリ
17が到着して荷降し注油作業が開始され、ステップa
2で前記タンクローリ17からホース18を取出して注
油管20の突出部分27にカップリング19によって接
続し、ステップa3で注油管20の開閉弁V3が閉じら
れた状態でタンクローリ17の開閉弁V1,V2が作業
者によって開かれると、ホース18から注油管20の開
閉弁V3よりも供給方向A上流側に燃料油が流れ込み、
この燃料油の一部が突部44に当接して流入路29から
気化室28内に流れ込む。
作を説明するためのフローチャートであり、図4は開閉
弁V3,V5,V6の開閉動作を示すタイミングチャー
トである。まず、ステップa1で給油所にタンクローリ
17が到着して荷降し注油作業が開始され、ステップa
2で前記タンクローリ17からホース18を取出して注
油管20の突出部分27にカップリング19によって接
続し、ステップa3で注油管20の開閉弁V3が閉じら
れた状態でタンクローリ17の開閉弁V1,V2が作業
者によって開かれると、ホース18から注油管20の開
閉弁V3よりも供給方向A上流側に燃料油が流れ込み、
この燃料油の一部が突部44に当接して流入路29から
気化室28内に流れ込む。
【0021】このようにして前記ホース18が注油管2
0に接続されて気化室28内に燃料油が満たされると、
ステップa4で前記カップリング19に関連して設けら
れる図示しない接続検出スイッチのスイッチング態様が
切換えられ、油種判定手段31の電源がオン状態にな
り、油種判定動作が開始される。なお、油種判定手段3
1の電源は、作業者が手動でオン状態にするようにして
もよい。
0に接続されて気化室28内に燃料油が満たされると、
ステップa4で前記カップリング19に関連して設けら
れる図示しない接続検出スイッチのスイッチング態様が
切換えられ、油種判定手段31の電源がオン状態にな
り、油種判定動作が開始される。なお、油種判定手段3
1の電源は、作業者が手動でオン状態にするようにして
もよい。
【0022】ステップa5で油種判定回路54は、液検
出器SLからの液検出信号s2を受けて制御信号s3を
出力し、開閉弁V5を図4(1)の時刻t1で開放さ
せ、前記電源がオンされることによって駆動を開始した
圧縮空気圧源48からの圧縮空気を管路49,50を介
してエジェクタ51に導き、たとえば−600mmHg
程度の負圧を発生させる。しかしながらエジェクタ51
で発生した負圧は、開閉弁V6が閉じられているために
気化室28へは導かれず、管路57を介する圧縮空気に
よってガスセンサ53への送気だけが行われる。したが
ってガスセンサ53の出力s1は燃料油の気化したガス
が供給された状態に比べて比較的低いレベルに保たれて
いる。
出器SLからの液検出信号s2を受けて制御信号s3を
出力し、開閉弁V5を図4(1)の時刻t1で開放さ
せ、前記電源がオンされることによって駆動を開始した
圧縮空気圧源48からの圧縮空気を管路49,50を介
してエジェクタ51に導き、たとえば−600mmHg
程度の負圧を発生させる。しかしながらエジェクタ51
で発生した負圧は、開閉弁V6が閉じられているために
気化室28へは導かれず、管路57を介する圧縮空気に
よってガスセンサ53への送気だけが行われる。したが
ってガスセンサ53の出力s1は燃料油の気化したガス
が供給された状態に比べて比較的低いレベルに保たれて
いる。
【0023】また、前記圧縮空気圧源48からの圧縮空
気は、管路49,56を経てノズル41から放出され、
気化室28内の燃料油の気化が促進されて、頂板39の
下方には燃料油の気化したガスが滞留する。こうして、
継続して吸引動作が開始されても気化室28内の油液を
吸引しないように予めノズル41から空気を放出させて
燃料油を気化している。
気は、管路49,56を経てノズル41から放出され、
気化室28内の燃料油の気化が促進されて、頂板39の
下方には燃料油の気化したガスが滞留する。こうして、
継続して吸引動作が開始されても気化室28内の油液を
吸引しないように予めノズル41から空気を放出させて
燃料油を気化している。
【0024】このような状態で、予め定める時間W1、
たとえばW1=5〜10秒が経過すると、油種判定回路
54は制御信号s4を出力して図4(2)で示されるよ
うに、開閉弁V6を時刻t2で開放させる。したがって
前記エジェクタ51で発生した負圧は、管路55を介し
て気化室28内へ導かれ、上述したように予め気化され
ているガスの吸引動作が開始され、このガスはエジェク
タ51内で管路50から供給される圧縮空気と混合して
希釈され、この希釈されたガスが管路57からガスセン
サ53へ供給される。
たとえばW1=5〜10秒が経過すると、油種判定回路
54は制御信号s4を出力して図4(2)で示されるよ
うに、開閉弁V6を時刻t2で開放させる。したがって
前記エジェクタ51で発生した負圧は、管路55を介し
て気化室28内へ導かれ、上述したように予め気化され
ているガスの吸引動作が開始され、このガスはエジェク
タ51内で管路50から供給される圧縮空気と混合して
希釈され、この希釈されたガスが管路57からガスセン
サ53へ供給される。
【0025】このようにして、気化室28内の燃料油の
気化したガスがガスセンサ53へ導かれるとステップa
6へ移り、前記ガスセンサ53の出力s1は前記油種判
定回路54に入力され、この油種判定回路54に予め設
定されている油種に対応した判定レベルでレベル弁別し
て油種が判定される。すなわち、貯留タンク16がたと
えば灯油用である場合に、前記気化室28から注油管2
0に供給された燃料油が灯油であれば、油種が一致して
いるものとしてステップa7へ移り、油種判定回路54
から制御信号s5が出力され、図4(3)に示されるよ
うに、予め定めるわずかな時間W2≒1秒が経過した後
に、時刻t3で注油管20の開閉弁V3を開放させて、
ホース18から供給される燃料油を貯留タンク16内に
落し込むことを許可し、荷降し注油が開始される。
気化したガスがガスセンサ53へ導かれるとステップa
6へ移り、前記ガスセンサ53の出力s1は前記油種判
定回路54に入力され、この油種判定回路54に予め設
定されている油種に対応した判定レベルでレベル弁別し
て油種が判定される。すなわち、貯留タンク16がたと
えば灯油用である場合に、前記気化室28から注油管2
0に供給された燃料油が灯油であれば、油種が一致して
いるものとしてステップa7へ移り、油種判定回路54
から制御信号s5が出力され、図4(3)に示されるよ
うに、予め定めるわずかな時間W2≒1秒が経過した後
に、時刻t3で注油管20の開閉弁V3を開放させて、
ホース18から供給される燃料油を貯留タンク16内に
落し込むことを許可し、荷降し注油が開始される。
【0026】ステップa8で、液検出器SLからの液検
出信号s2に基づいて油種判定回路54は液の存在を連
続または一定周期で検出し続けており、たとえば液検出
信号s2を入力しなくなるまで前述したステップa5〜
a7の動作が繰返される。なお、この繰返し時において
ステップa7ではすでに開閉弁V3が開いているので、
この開いた状態が維持されることになる。液検出信号s
2を入力しなくなるとステップa9へ移り、図4(2)
で示されるように、時刻t4で開閉弁V6を閉鎖してガ
スセンサ53のクリーニングを予め定める時間W3=1
0〜20秒にわたって行い、図4(1)で示されるよう
に、時刻t5で開閉弁V5が閉鎖される。これと並行し
て作業者はタンクローリ17の開閉弁V1,V2を閉
じ、次いでステップa10でホース18が注油管20か
ら外される。これによって、ステップa11で油種判定
手段31の電源はオフ状態となり、ステップa12で注
油管20の開閉弁V3が図4(3)で示されるように、
時刻t6で閉鎖されて、ステップa13で荷降し注油作
業が完了する。
出信号s2に基づいて油種判定回路54は液の存在を連
続または一定周期で検出し続けており、たとえば液検出
信号s2を入力しなくなるまで前述したステップa5〜
a7の動作が繰返される。なお、この繰返し時において
ステップa7ではすでに開閉弁V3が開いているので、
この開いた状態が維持されることになる。液検出信号s
2を入力しなくなるとステップa9へ移り、図4(2)
で示されるように、時刻t4で開閉弁V6を閉鎖してガ
スセンサ53のクリーニングを予め定める時間W3=1
0〜20秒にわたって行い、図4(1)で示されるよう
に、時刻t5で開閉弁V5が閉鎖される。これと並行し
て作業者はタンクローリ17の開閉弁V1,V2を閉
じ、次いでステップa10でホース18が注油管20か
ら外される。これによって、ステップa11で油種判定
手段31の電源はオフ状態となり、ステップa12で注
油管20の開閉弁V3が図4(3)で示されるように、
時刻t6で閉鎖されて、ステップa13で荷降し注油作
業が完了する。
【0027】前記ステップa6で油種違いであると判定
された場合には、ステップa14へ移り、油種判定回路
54は報知信号s5を出力して報知手段33に報知動作
を行わせるとともに、図4(2)、(3)で示されるよ
うに、時刻t7で開閉弁V6,V3を閉鎖させ、予め定
める時間W4=20〜30秒にわたって時刻t8までク
リーニングを行わせる。
された場合には、ステップa14へ移り、油種判定回路
54は報知信号s5を出力して報知手段33に報知動作
を行わせるとともに、図4(2)、(3)で示されるよ
うに、時刻t7で開閉弁V6,V3を閉鎖させ、予め定
める時間W4=20〜30秒にわたって時刻t8までク
リーニングを行わせる。
【0028】ステップa16で、作業者がタンクローリ
17の開閉弁V1を確認しあるいは臭いなどによって油
種が一致していると判断したときには、ステップa17
へ移り、入力手段34を操作して油種判定回路54に解
除信号s7が入力されると、図4(2)で示されるよう
に、油種判定回路54は制御信号s4を出力して開閉弁
V6を閉鎖させて前述のようにガスセンサ53のクリー
ニングを行った後、時刻t8で図4(3)で示されるよ
うに、制御信号s6を出力して開閉弁V3と開閉弁V6
を開放させて注油と油種検知動作の再開を許容し、ステ
ップa18で報知手段33への報知信号s5を遮断し
て、前記ステップa8へ戻る。
17の開閉弁V1を確認しあるいは臭いなどによって油
種が一致していると判断したときには、ステップa17
へ移り、入力手段34を操作して油種判定回路54に解
除信号s7が入力されると、図4(2)で示されるよう
に、油種判定回路54は制御信号s4を出力して開閉弁
V6を閉鎖させて前述のようにガスセンサ53のクリー
ニングを行った後、時刻t8で図4(3)で示されるよ
うに、制御信号s6を出力して開閉弁V3と開閉弁V6
を開放させて注油と油種検知動作の再開を許容し、ステ
ップa18で報知手段33への報知信号s5を遮断し
て、前記ステップa8へ戻る。
【0029】また前記ステップa16で作業者の確認作
業によって油種違いであることが確認された場合には、
ステップa19へ移り、タンクローリ17の開閉弁V1
を閉鎖した後、燃料油の落し込み継続途中で開閉弁V3
が閉鎖された場合は、既に貯留タンク16内で混油が発
生しているので、ステップa20で入力手段34を操作
して開閉弁V3を強制的に開放させ、この開閉弁V3よ
りも供給方向A上流側の注油管20およびホース18内
に存在する燃料油を貯留タンク16内に落し込む。この
ようにステップa21で報知手段33の報知動作を停止
させ、前記ステップa10へ戻る。
業によって油種違いであることが確認された場合には、
ステップa19へ移り、タンクローリ17の開閉弁V1
を閉鎖した後、燃料油の落し込み継続途中で開閉弁V3
が閉鎖された場合は、既に貯留タンク16内で混油が発
生しているので、ステップa20で入力手段34を操作
して開閉弁V3を強制的に開放させ、この開閉弁V3よ
りも供給方向A上流側の注油管20およびホース18内
に存在する燃料油を貯留タンク16内に落し込む。この
ようにステップa21で報知手段33の報知動作を停止
させ、前記ステップa10へ戻る。
【0030】なお、貯留タンク16に落し込まれた混油
は、他のタンクローリに回収して持ち帰られ、処理され
る。しかしながら貯留タンク16へ落し込む前に油種違
いが確認された場合にあっては、開閉弁V3を開かず、
この開閉弁V3の上流側直近に設けられる図示しない排
油口からホース18および注油管20の開閉弁V3より
も供給方向A上流側に存在する燃料油を抜取るようにし
ている。
は、他のタンクローリに回収して持ち帰られ、処理され
る。しかしながら貯留タンク16へ落し込む前に油種違
いが確認された場合にあっては、開閉弁V3を開かず、
この開閉弁V3の上流側直近に設けられる図示しない排
油口からホース18および注油管20の開閉弁V3より
も供給方向A上流側に存在する燃料油を抜取るようにし
ている。
【0031】このようにして、タンクローリ17のホー
ス18を注油管20に接続してから荷降し注油を完了し
てホース18が注油管20から外されるまで、油種判定
動作が連続的にあるいは断続的に繰返されるので、油種
違いを早期に検出することが可能となる。このようなガ
スセンサ53を用いた構成では、灯油または軽油に1%
以上のガソリンの混入を検出することができ、高精度で
油種判定を行うことができる。
ス18を注油管20に接続してから荷降し注油を完了し
てホース18が注油管20から外されるまで、油種判定
動作が連続的にあるいは断続的に繰返されるので、油種
違いを早期に検出することが可能となる。このようなガ
スセンサ53を用いた構成では、灯油または軽油に1%
以上のガソリンの混入を検出することができ、高精度で
油種判定を行うことができる。
【0032】図5は、本発明の他の実施例のサンプリン
グ手段35aの具体的構成を示す断面図である。本実施
例のサンプリング手段35aは、流入路29および流出
路30を介して前記注油管20に連通するハウジング6
0を有し、このハウジング60には、気化室28を構成
する大略的に直円筒状の筒体61が設けられ、この筒体
61は下部が開口し、この開口に臨んで前記ハウジング
60には多孔質材料から成る大略的に球状の強制気化手
段としての発泡器63が設けられる。この発泡器63に
は、前記圧縮空気圧源48からの圧縮空気が供給され、
微細な泡を全表面から発するように構成される。
グ手段35aの具体的構成を示す断面図である。本実施
例のサンプリング手段35aは、流入路29および流出
路30を介して前記注油管20に連通するハウジング6
0を有し、このハウジング60には、気化室28を構成
する大略的に直円筒状の筒体61が設けられ、この筒体
61は下部が開口し、この開口に臨んで前記ハウジング
60には多孔質材料から成る大略的に球状の強制気化手
段としての発泡器63が設けられる。この発泡器63に
は、前記圧縮空気圧源48からの圧縮空気が供給され、
微細な泡を全表面から発するように構成される。
【0033】このような微細な泡を発生させることによ
って、燃料油の気化をより一層促進させ、燃料油の気化
効率を向上することができる。またハウジング60内に
流入路29から矢符64で示されるように流れ込んだ燃
料油は、筒体61の下端部付近で壁65に当接して、筒
体61の開口端の下方66付近で澱みが形成されるの
で、発泡体63に大きな流速で燃料油が当接することを
回避して、その発泡体63から発せられた泡を筒体61
の上方へ導いて燃料油の気化を促進することができる。
またフロート弁V4は、本実施例では球状であって、ハ
ウジング60および筒体61内に燃料油が存在しない状
態では、筒体61の下方で発泡体63やハウジング60
の底板67などに当接して外部へ抜出すことはなく、油
面の上昇に伴って弁孔68を塞ぐことができるので、フ
ロート弁V4を弁孔68付近に保持しておく必要はな
い。
って、燃料油の気化をより一層促進させ、燃料油の気化
効率を向上することができる。またハウジング60内に
流入路29から矢符64で示されるように流れ込んだ燃
料油は、筒体61の下端部付近で壁65に当接して、筒
体61の開口端の下方66付近で澱みが形成されるの
で、発泡体63に大きな流速で燃料油が当接することを
回避して、その発泡体63から発せられた泡を筒体61
の上方へ導いて燃料油の気化を促進することができる。
またフロート弁V4は、本実施例では球状であって、ハ
ウジング60および筒体61内に燃料油が存在しない状
態では、筒体61の下方で発泡体63やハウジング60
の底板67などに当接して外部へ抜出すことはなく、油
面の上昇に伴って弁孔68を塞ぐことができるので、フ
ロート弁V4を弁孔68付近に保持しておく必要はな
い。
【0034】このような構成によってもまた、筒体61
の気化室28内で発生した燃料油の気化したガスを、前
記エジェクタ51からガスセンサ53へ導き、油種を判
定することができる。
の気化室28内で発生した燃料油の気化したガスを、前
記エジェクタ51からガスセンサ53へ導き、油種を判
定することができる。
【0035】図6は、本発明のさらに他の実施例のサン
プリング手段35bの具体的構成を示す断面図である。
本実施例のサンプリング手段35bは、前記圧縮空気圧
源48からの圧縮空気が分岐して導かれる管路80を有
し、この管路80には逆止弁V8が介在されて強制気化
手段としてのエジェクタ70に接続される。このエジェ
クタ70には先端部にフィルタ71が装着された流入路
29を介して注油管20内の燃料油を吸引し、圧縮空気
とともに管路73からハウジング74内へ放出するよう
に構成されている。したがって流入路29から取込まれ
た注油管20内の燃料油の一部は、エジェクタ70にお
いて気化されるとともに、管路73から放出される空気
によってハウジング74の気化室28内の燃料油が気化
され、濃度の高い燃料油の気化したガスを得ることがで
きる。
プリング手段35bの具体的構成を示す断面図である。
本実施例のサンプリング手段35bは、前記圧縮空気圧
源48からの圧縮空気が分岐して導かれる管路80を有
し、この管路80には逆止弁V8が介在されて強制気化
手段としてのエジェクタ70に接続される。このエジェ
クタ70には先端部にフィルタ71が装着された流入路
29を介して注油管20内の燃料油を吸引し、圧縮空気
とともに管路73からハウジング74内へ放出するよう
に構成されている。したがって流入路29から取込まれ
た注油管20内の燃料油の一部は、エジェクタ70にお
いて気化されるとともに、管路73から放出される空気
によってハウジング74の気化室28内の燃料油が気化
され、濃度の高い燃料油の気化したガスを得ることがで
きる。
【0036】図7は、請求項2記載の本発明の一実施例
のサンプリング手段35cを示す断面図である。なお、
図1〜図6に示される実施例と対応する部分には同一の
参照符を付す。本実施例のサンプリング手段35cは、
注油管20内の燃料油の一部を取込みかつ取込まれた燃
料油の一部を排出する単一本の流路76を有し、この流
路76には気化室28を構成するハウジング77が一体
的に形成される。注油管20内には、前記流路76に臨
んで圧縮空気圧源48から管路56を介して供給される
圧縮空気を噴射するための押込み気化手段としてのノズ
ル78が設けられる。このノズル78から噴射された空
気によって、注油管20内の燃料油が流路76を介して
気化室28内に押込まれて気化される。このように単一
の流路76を形成することによって、注油管20に形成
される開口が1つで済み、注油管20の強度の低下を防
止することができるとともに、構成を簡略化することが
できる。
のサンプリング手段35cを示す断面図である。なお、
図1〜図6に示される実施例と対応する部分には同一の
参照符を付す。本実施例のサンプリング手段35cは、
注油管20内の燃料油の一部を取込みかつ取込まれた燃
料油の一部を排出する単一本の流路76を有し、この流
路76には気化室28を構成するハウジング77が一体
的に形成される。注油管20内には、前記流路76に臨
んで圧縮空気圧源48から管路56を介して供給される
圧縮空気を噴射するための押込み気化手段としてのノズ
ル78が設けられる。このノズル78から噴射された空
気によって、注油管20内の燃料油が流路76を介して
気化室28内に押込まれて気化される。このように単一
の流路76を形成することによって、注油管20に形成
される開口が1つで済み、注油管20の強度の低下を防
止することができるとともに、構成を簡略化することが
できる。
【0037】以上の実施例では、比較的蒸気圧の低い灯
油および軽油が荷降し注油されるべき貯留タンク16
に、比較的蒸気圧の高いレギュラーガソリンまたはハイ
オクガソリンが混入したときについて説明してきたが、
レギュラーガソリンやハイオクガソリンが荷降し注油さ
れるべき貯留タンク16に灯油または軽油が混入したと
きのいずれの場合であっても、油種違いを検出して注油
管20の開閉弁V3を閉鎖し、貯留タンク16への油種
の異なる燃料油の注油量を可及的に少なくすることが可
能で、開閉弁V3が設置されていない場合にあっては報
知手段34による警報だけを発し、その警報を受けた作
業者がタンクローリ17の開閉弁V1,V2を閉じるよ
うにしてもよい。また灯油と軽油とは蒸気圧がほぼ同じ
であるため、上述の実施例では判別不能であるが、一般
に灯油には識別剤としてクマリンが混入されているの
で、特定波長の紫外線を照射してその蛍光反応を確認す
ることで両者の判別が可能である。そこで、この判別方
式を併せて設置することでガソリン、灯油および軽油を
判別することができるようにしてもよい。
油および軽油が荷降し注油されるべき貯留タンク16
に、比較的蒸気圧の高いレギュラーガソリンまたはハイ
オクガソリンが混入したときについて説明してきたが、
レギュラーガソリンやハイオクガソリンが荷降し注油さ
れるべき貯留タンク16に灯油または軽油が混入したと
きのいずれの場合であっても、油種違いを検出して注油
管20の開閉弁V3を閉鎖し、貯留タンク16への油種
の異なる燃料油の注油量を可及的に少なくすることが可
能で、開閉弁V3が設置されていない場合にあっては報
知手段34による警報だけを発し、その警報を受けた作
業者がタンクローリ17の開閉弁V1,V2を閉じるよ
うにしてもよい。また灯油と軽油とは蒸気圧がほぼ同じ
であるため、上述の実施例では判別不能であるが、一般
に灯油には識別剤としてクマリンが混入されているの
で、特定波長の紫外線を照射してその蛍光反応を確認す
ることで両者の判別が可能である。そこで、この判別方
式を併せて設置することでガソリン、灯油および軽油を
判別することができるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、注油管
内の燃料油の一部をサンプリング手段に導いて強制気化
手段によって強制的に気化して、その気化したガスに基
づいて油種を判定するようにしたので、連続的に注油管
内を流れる燃料油の油種を判定することができ、これに
よって荷降し注油時における混油を早期にかつ確実に検
出して、貯留タンクへの油種の異なる燃料油の流入量を
可及的に少なくすることができる。
内の燃料油の一部をサンプリング手段に導いて強制気化
手段によって強制的に気化して、その気化したガスに基
づいて油種を判定するようにしたので、連続的に注油管
内を流れる燃料油の油種を判定することができ、これに
よって荷降し注油時における混油を早期にかつ確実に検
出して、貯留タンクへの油種の異なる燃料油の流入量を
可及的に少なくすることができる。
【0039】また請求項2記載の本発明によれば、注油
管内の燃料油の一部を押込み気化手段によってサンプリ
ング手段に気化させながら導き、そのガスに基づいて油
種を判定するようにしたので、荷降し注油時における混
油を早期にかつ確実に検出することができる。また注油
管内の燃料油の一部が流入しかつ流出することができる
単一の流路を形成して気化室内へ燃料油の一部を導くよ
うにしたので、注油管に形成される開口が1つで済み、
その注油管の強度の低下を防止し、構成を簡略化するこ
とができる。
管内の燃料油の一部を押込み気化手段によってサンプリ
ング手段に気化させながら導き、そのガスに基づいて油
種を判定するようにしたので、荷降し注油時における混
油を早期にかつ確実に検出することができる。また注油
管内の燃料油の一部が流入しかつ流出することができる
単一の流路を形成して気化室内へ燃料油の一部を導くよ
うにしたので、注油管に形成される開口が1つで済み、
その注油管の強度の低下を防止し、構成を簡略化するこ
とができる。
【図1】請求項1記載の本発明の一実施例の全体の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1に示される油種判定手段31およびサンプ
リング手段35の具体的構成を示す系統図である。
リング手段35の具体的構成を示す系統図である。
【図3】図1および図2に示される実施例の油種判定動
作を説明するめたのフローチャートである。
作を説明するめたのフローチャートである。
【図4】開閉弁V5,V6,V3の開閉動作を示すタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図5】本発明の他の実施例のサンプリング手段35a
の具体的構成を示す断面図である。
の具体的構成を示す断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例のサンプリング手段
35bの具体的構成を示す断面図である。
35bの具体的構成を示す断面図である。
【図7】請求項2記載の本発明の一実施例のサンプリン
グ手段35cを示す断面図である。
グ手段35cを示す断面図である。
【図8】典型的な先行技術を簡略化して示す図である。
15 路床 16 貯留タンク 17 タンクローリ 18 ホース 20 注油管 21 ローリタンク 28 気化室 29 流入路 30 流出路 31 油種判定手段 33 報知手段 34 入力手段 35,35a,35b,35c サンプリング手段 41,78 ノズル 48 圧縮空気圧源 51,70 エジェクタ 53 ガスセンサ 54 油種判定回路 63 発泡器 76 分流路 SL 液検出器 V1,V2,V3,V5,V6 開閉弁 V4 フロート弁 V7 逆止弁 s1 ガスセンサ53の出力 s2 液検出信号 s3,s4,s6 制御信号 s5 報知信号 s7 解除信号
Claims (2)
- 【請求項1】 地下に埋設される貯留タンクと、 前記貯留タンクから地上にわたって延び、注油されるべ
き燃料油が供給される注油管と、 前記注油管内を流れる燃料油の一部を流入路から取込
み、この取込まれた燃料油を流出路から注油管の前記流
入路よりも下流側へ排出するサンプリング手段と、 前記サンプリング手段に導かれる前記燃料油に空気を供
給する強制気化手段と、 前記サンプリング手段内の燃料油の気化したガスが導か
れ、このガスに基づいて油種を判定する油種判定手段
と、 前記油種判定手段からの出力に応答して、油種判定手段
が油種違いであると判定したときに警報を発する報知手
段とを含むことを特徴とする貯留タンクへの混油判定装
置。 - 【請求項2】 地下に埋設される貯留タンクと、 前記貯留タンクから地上にわたって延び、燃料油が供給
される注油管と、 前記注油管内を流れる燃料油の一部を単一の流路から取
込み、この取込まれた燃料油を前記流路から排出するサ
ンプリング手段と、 前記注油管内で前記流路に向けて空気を噴射するノズル
を有し、このノズルから噴射された空気によって前記注
油管内の燃料油の一部を気化させながらサンプリング手
段へ押込む押込み気化手段と、 前記サンプリング手段内の燃料油の気化したガスが導か
れ、このガスに基づいて油種を判定する油種判定手段
と、 前記油種判定手段からの出力に応答して、油種判定手段
が油種違いであると判定したときに警報を発する報知手
段とを含むことを特徴とする貯留タンクへの混油判定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24088592A JP2810598B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 貯留タンクへの混油判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24088592A JP2810598B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 貯留タンクへの混油判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100096A JPH06100096A (ja) | 1994-04-12 |
JP2810598B2 true JP2810598B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17066148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24088592A Expired - Fee Related JP2810598B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 貯留タンクへの混油判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810598B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10325537B4 (de) * | 2003-06-04 | 2006-08-17 | Fuchs Petrolub Ag | Vorrichtung und Verfahren zum automatischen Detektieren von wenigstens einem in einem flüssigen Betriebsstoff enthaltenen fluoreszierenden und/oder lichtabsorbierenden Indikator während des Einfüllvorgangs des Betriebsstoffs in eine Maschine |
US7775245B2 (en) | 2005-04-08 | 2010-08-17 | Air Products And Chemicals, Inc. | Secure loop system and method for supply and delivery of product contained in a carrier |
JP2008302964A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Tokiko Techno Kk | 配管接続確認装置 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24088592A patent/JP2810598B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100096A (ja) | 1994-04-12 |
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