JP2001316685A - 燃料ガスの着臭設備 - Google Patents

燃料ガスの着臭設備

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JP2001316685A
JP2001316685A JP2000137989A JP2000137989A JP2001316685A JP 2001316685 A JP2001316685 A JP 2001316685A JP 2000137989 A JP2000137989 A JP 2000137989A JP 2000137989 A JP2000137989 A JP 2000137989A JP 2001316685 A JP2001316685 A JP 2001316685A
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odorant
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odor
odorizing
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Kenji Imai
健二 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付臭剤に溶解する加圧用の窒素ガスが分離し
ても付臭ポンプに入らないようにして吐出不良を防止す
ることができる燃料ガスの着臭設備を提供すること。 【解決手段】 地下ピット11に設置した付臭剤タンク
12内を窒素ガス2 で一定圧力に加圧して地上の付臭ポ
ンプ15で払い出して燃料に着臭する燃料ガスの着臭設
備10で、付臭ポンプ15の吸入配管16の一部16a
を当該付臭ポンプ15より高い位置に上げるとともに、
この高い部分16aにガス分離器20を設ける。これに
より、付臭剤Sに溶解した窒素ガスN2 を吸入配管16
とガス分離器20で分離でき、付臭ポンプ15に混入す
ることを防止し、吐出不良になることを防止するように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料ガスの着臭
設備に関し、都市ガスやプロパンガスなどの燃料ガスを
付臭剤で着臭する場合に、地上の付臭ポンプと地下式の
付臭剤タンクとのヘッド差により溶解していた加圧用の
窒素ガスが分離して付臭ポンプに混入することを防止
し、吐出不良を防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】LNG(液化天然ガス)やLPG(液化
石油ガス)等を原料とする燃料ガスは、万一の漏れが容
易に分かるようにするため付臭剤による着臭が義務付け
られている。
【0003】このような燃料ガスへの着臭を行う着臭設
備は、例えば図3に示すように、地下ピット1に設置し
た付臭剤タンク2に受入配管3が接続され、タンクロー
リから重力落下式で付臭剤Sを受入れ、地上に設置した
モータ4で駆動されるダイヤフラム式の付臭ポンプ5に
吸入配管6及び払出配管7を介して払い出して燃料に着
臭するようになっており、地上の付臭ポンプ5への付臭
剤Sの供給のためおよび払い出した付臭剤Sの減少に伴
う液容積分を圧力調整弁8を介して供給される窒素ガス
N2 で加圧して常時一定圧力に保持するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
燃料ガスの着臭設備では、付臭剤Sのタンクローリから
の受け入れを重力落下式として容易にできるようにする
ため付臭剤タンク2が地下ピット1に設置される一方、
付臭ポンプ5はメンテナンスなどを容易にするととも
に、地下ピット1の建設コスト削減のため地上に設置し
てあり、付臭ポンプ5と付臭剤タンク2の液面とのヘッ
ド差Hにより、付臭ポンプ5の吸入配管6にて付臭剤S
に溶解していた窒素ガスN2 が気泡となって分離し、付
臭ポンプ5のダイヤフラム内に入ってしまい、吐出不良
を招いてしまうという問題がある。
【0005】この発明は、上記従来技術の有する課題に
鑑みてなされたもので、付臭剤に溶解する加圧用の窒素
ガスが分離しても付臭ポンプに入らないようにして吐出
不良を防止することができる燃料ガスの着臭設備を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の請求項1記載の燃料ガスの着臭設備は、地下
に設置した付臭剤タンク内を窒素ガスで一定圧力に加圧
して地上の付臭ポンプで払い出して燃料に着臭する燃料
ガスの着臭設備であって、前記付臭ポンプの吸入配管の
一部を当該付臭ポンプより高い位置に上げて設けるとと
もに、この吸入配管の前記一部にガス分離器を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】この燃料ガスの着臭設備によれば、地下に
設置した付臭剤タンク内を窒素ガスで一定圧力に加圧し
て地上の付臭ポンプで払い出して燃料に着臭する燃料ガ
スの着臭設備で、付臭ポンプの吸入配管の一部を当該付
臭ポンプより高い位置に上げるとともに、この高い部分
にガス分離器を設けるようにしており、付臭剤に溶解し
た窒素ガスを吸入配管とガス分離器で分離でき、付臭ポ
ンプに混入することを防止し、吐出不良になることを防
止するようにしている。
【0008】また、この発明の請求項2記載の燃料ガス
の着臭設備は、請求項1記載の構成に加え、前記ガス分
離器に、分離ガス量を監視するレベルゲージを設けると
ともに、分離されたガスを付臭剤タンクに戻すガス戻し
配管を設けたことを特徴とするものである。
【0009】この燃料ガスの着臭設備によれば、ガス分
離器に、分離ガス量を監視するレベルゲージを設けると
ともに、分離されたガスを付臭剤タンクに戻すガス戻し
配管を設けるようにしており、ガス分離器で分離された
ガスの量を監視でき、分離されたガスをガス戻し配管で
付臭剤タンクに戻すことで、簡単に処理できるようにし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1はこの発明の
燃料ガスの着臭設備の一実施の形態にかかる概略構成図
である。
【0011】この燃料ガスの着臭設備10では、地下ピ
ット11に設置した付臭剤タンク12に受入配管13が
接続され、タンクローリから重力落下式で付臭剤Sを受
入れることができるようにしてある。この付臭剤タンク
12の付臭剤Sを払い出すため、地上にモータ14で駆
動されるダイヤフラム式の付臭ポンプ15が設置され
る。そして、付臭剤タンク12と付臭ポンプ15の吸入
側が吸入配管16で接続される一方、付臭ポンプ15の
吐出側に払出配管17が接続してあり、払い出した付臭
剤Sで燃料を着臭するようにしてある。
【0012】さらに、地下の付臭剤タンク12から地上
の付臭ポンプ15に付臭剤Sを送り込むため、および払
い出した付臭剤Sの減少に伴う液容積分を圧力調整弁1
8を介して供給される窒素ガスN2 で加圧して常時一定
圧力に保持できるようにしてある。
【0013】また、この燃料ガスの着臭設備10では、
付臭剤タンク12内に供給されて付臭剤Sを加圧する窒
素ガスN2 が付臭剤Sに溶解し、これがヘッド差によっ
て分離し、付臭ポンプ15に混入することを防止するた
め、付臭ポンプ15の吸入側の吸入配管16の途中16
aが付臭ポンプ15より高い位置となるように配管して
あり、しかもこの吸入配管16の途中16aが太くされ
てガス溜め部を構成するようにしてある。そして、この
吸入配管16の最も高い部分には、第1開閉弁19を介
してガス分離器20の下端部が接続され、この第1開閉
弁19とガス分離器20との間に第2開閉弁21を介し
て付臭ポンプ15の払出配管17とが配管で接続してあ
る。また、ガス分離器20には、分離したガスの量を監
視するためレベルゲージ22が取り付けてある。さら
に、ガス分離器20には、分離したガスを付臭剤タンク
12に戻すため、ガス分離器20のガス側である上端部
に第3開閉弁23を介してガス戻し配管24が接続さ
れ、付臭剤タンク12と接続してある。
【0014】このように構成した燃料ガスの着臭設備1
0では、次のようにして付臭剤Sに溶解した窒素ガスN
2 の分離などが行われる。
【0015】まず、予めガス分離器20内に、ある程度
の量の付臭剤Sを入れた状態にしておく。
【0016】(1) ガスを分離しながら付臭剤Sを払
い出す場合 この場合には、第2開閉弁21および第3開閉弁23を
閉じる一方、第1開閉弁19を開いた状態として、付臭
ポンプ15を運転し、付臭剤タンク12の付臭剤Sを吸
入する。
【0017】すると、吸入配管16の一部16aが付臭
ポンプ15より高い位置に配置してあるので、図2に付
臭剤S中の窒素ガスN2 の溶解度を示すように、液圧力
が下がり、窒素ガスN2 の溶解度が下がり窒素ガスN2
が分離する。
【0018】こうして窒素ガスN2 を高い位置で分離
し、この付臭剤Sを同等の高さまたはこの配管の一部1
6aより低い付臭ポンプ15で吸入しても溶解した窒素
ガスN2 が分離して気泡になることはなく、ガス混入に
よる吐出不良を招くこと無く付臭剤Sを払い出すことが
できる。
【0019】そして、分離した窒素ガスN2 は、第1開
閉弁19を介してガス分離器20内に溜る。
【0020】(2) ガス分離器内の分離したガスを処
理する場合 レベルゲージ22を監視し、ガス分離器20のガスが多
くなって一定量以上を越えた場合には、第1開閉弁19
を閉じる一方、第2開閉弁21および第3開閉弁23を
開き、付臭ポンプ15による払出液の圧力を利用してガ
ス分離器20に付臭剤Sを供給し、ガスを付臭剤Sで押
し上げるようにしてガス戻し配管24から付臭剤タンク
12に戻す。
【0021】こうすることで、外部に付臭剤Sを漏らす
こと無く窒素ガスごと回収処理することができる。
【0022】以上のように、この燃料ガスの着臭設備1
0によれば、吸入配管16の一部16aを付臭ポンプ1
5より高くするとともに、この高い部分にガス分離器2
0を設けたので、付臭ポンプ15に吸入される前に付臭
剤Sに溶解し分離して気泡となる窒素ガスN2 を取り除
くことができ、付臭ポンプ15へのガスの混入を防止で
き、吐出不良となることを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の燃料ガスの着臭
設備によれば、地下に設置した付臭剤タンク内を窒素ガ
スで一定圧力に加圧して地上の付臭ポンプで払い出して
燃料に着臭する燃料ガスの着臭設備で、付臭ポンプの吸
入配管の一部を当該付臭ポンプより高い位置に上げると
ともに、この高い部分にガス分離器を設けたので、付臭
剤に溶解した窒素ガスを吸入配管とガス分離器で分離で
き、付臭ポンプに混入することを防止し、吐出不良にな
ることを防止することができる。
【0024】また、この発明の請求項2記載の燃料ガス
の着臭設備によれば、ガス分離器に、分離ガス量を監視
するレベルゲージを設けるとともに、分離されたガスを
付臭剤タンクに戻すガス戻し配管を設けたので、ガス分
離器で分離されたガスの量を監視でき、分離されたガス
をガス戻し配管で付臭剤タンクに戻すことで、簡単に処
理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の燃料ガスの着臭設備の一実施の形態
にかかる概略構成図である。
【図2】付臭剤中への窒素ガスの溶解度を示すグラフで
ある。
【図3】従来の燃料ガスの着臭設備の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 燃料ガスの着臭設備 11 地下ピット 12 付臭剤タンク 13 受入配管 14 モータ 15 付臭ポンプ 16 吸入配管 16a 吸入配管の一部 17 払出配管 18 圧力調整弁 19 第1開閉弁 20 ガス分離器 21 第2開閉弁 22 レベルゲージ 23 第3開閉弁 24 ガス戻し配管 S 付臭剤 N2 窒素ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下に設置した付臭剤タンク内を窒素ガス
    で一定圧力に加圧して地上の付臭ポンプで払い出して燃
    料に着臭する燃料ガスの着臭設備であって、前記付臭ポ
    ンプの吸入配管の一部を当該付臭ポンプより高い位置に
    上げて設けるとともに、この吸入配管の前記一部にガス
    分離器を設けたことを特徴とする燃料ガスの着臭設備。
  2. 【請求項2】前記ガス分離器に、分離ガス量を監視する
    レベルゲージを設けるとともに、分離されたガスを付臭
    剤タンクに戻すガス戻し配管を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の燃料ガスの着臭設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107923A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd バイオガスの付臭設備
KR101677382B1 (ko) * 2015-07-27 2016-11-17 주식회사 포스코 부취가스 제거장치
CN115234828A (zh) * 2022-08-10 2022-10-25 浙江台州绿源气体有限公司 一种无硫加臭剂带压供应工艺

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