JP2810399B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2810399B2
JP2810399B2 JP1043883A JP4388389A JP2810399B2 JP 2810399 B2 JP2810399 B2 JP 2810399B2 JP 1043883 A JP1043883 A JP 1043883A JP 4388389 A JP4388389 A JP 4388389A JP 2810399 B2 JP2810399 B2 JP 2810399B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、実質上平坦な面に配置される原稿の画像を
二次元画像として読取り、その画像のデータを出力する
画像読取装置に関し、特に、装置の少なくとも一部を原
稿上に載置して画像を読取る形式の画像読取装置に関
し、例えば電子出版システム,ワードプロセシングシス
テム,画像ファイルシステム,複写システム,ファクシ
ミリシステムなどに利用できる。
[従来の技術] この種の画像読取装置の従来例としては、例えば、特
開昭62−62658号公報,特開昭60−141070号公報,特開
昭60−47555号公報,及び特開昭63−42272号公報の技術
が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 特開昭62−62658号公報及び特開昭60−141070号公報
の装置においては、1回の画像読取で読取れる画像の大
きさが、装置に予め設定された読取領域の大きさに限定
されるので、それを越える大きさ画像は、1回で読取る
ことはできず、1つの画像として扱うことができない。
従って、操作性をよくするために装置を小型化すると、
扱える画像が小さいものに限定されるという難点があ
る。
また、特開昭60−47555号公報,及び特開昭63−42272
号公報の装置においては、副走査が手動であり、実質上
任意の大きさの画像を1回の動作で連続的に読取ること
が可能である。しかしながら、画像読取のための装置の
位置決め及び副走査は手操作であるし、読取中の画像は
装置の読取部と対向させる必要があるのでその部分は読
取装置の下に隠れることになり、正確な位置決めはでき
ない。
そこで本発明は、原稿上の画像と画像読取によって処
理すべき画像領域との位置合せを正確かつ容易にすると
ともに、読取装置に対し比較的大きな画像であっても、
それを1つの画像のまま連続的に読取れるようにし、更
にその大きな画像についても、位置合せを正確かつ容易
に行なえるようにすることを第1の課題とする。
また、本発明は更に、読取る画像上の指定した領域毎
に、任意の画像処理を施せるようにするとともに、この
指定する領域と原稿上の画像との位置合せを、画像が比
較的大きい場合であっても正確かつ容易に行なえるよう
にすることを第2の課題とする。
また、本発明は更に、画像の読取領域や画像処理領域
の範囲を指定する場合に、それらの領域と実際の原稿上
の画像との位置ずれが生じるのを防止することを第3の
課題とする。
[課題を解決するための手段1] 前記第1の課題を解決するために、本発明において
は、原稿画像を画素単位に分解して読取る撮像手段,及
び光透過性を有し前記撮像手段が読取る原稿上の任意の
位置に載置自在な表示手段、が実質上一体に構成され、
前記原稿上を移動自在な画像読取組体;前記画像読取組
体の移動量を検知する、移動量検知手段;及び原稿上の
読取範囲を示す可視情報を前記表示手段に表示するとと
もに、該可視情報の表示位置を、前記移動量検知手段の
検知した移動量に応じて更新する表示制御手段; を設ける。
[作用1] この発明によれば、原稿上に重ねて載置される光透過
性の表示手段上に、読取範囲を示す可視情報が表示され
るので、操作者は、表示手段の上から、可視情報と、表
示手段を透過し重なって見える原稿上の画像とを同時に
見ることができ、画像上の画像と読取範囲との位置合せ
は極めて正確に行なえる。しかも、画像読取組体を移動
すれば、それに伴なって表示手段の可視情報の位置が変
わるので、表示手段上に表示する読取範囲の大きさが、
表示手段の大きさより大きい場合であっても、その読取
範囲の全域について、それと原稿上の画像との位置の対
応を見ることができる。つまり、表示手段よりも大きな
画像を読む場合であっても、画像読取組体を移動しなが
ら表示手段上の可視情報を参照すれば、読取範囲と原稿
上の画像との位置合せの結果を正確に確認することがで
きる。
[課題を解決するための手段2] 前記第2の課題を解決するために、本発明において
は、原稿画像を画素単位に分解して読取る撮像手段,及
び光透過性を有し前記撮像手段が読取る原稿上の任意の
位置に載置自在な表示手段、が実質上一体に構成され、
前記原稿上を移動自在な画像読取組体;領域指定手段;
前記撮像手段が出力する画像データに対して、前記領域
指定手段によって指定された領域毎に定められた処理を
施す、画像処理手段;前記画像読取組体の移動量を検知
する、移動量検知手段;及び前記領域指定手段で指定さ
れる領域の範囲を示す可視情報を前記表示手段に表示す
るとともに、該可視情報の表示位置を、前記移動量検知
手段の検知した移動量に応じて更新する表示制御手段;
を設ける。
[作用2] この発明によれば、原稿上に重ねて載置される光透過
性の表示手段上に、画像処理すべき処理領域の範囲を示
す可視情報が示されるので、操作者は、表示手段の上か
ら、可視情報と、表示手段を透過し重なって見える原稿
上の画像とを同時に見ることができ、原稿上の画像と画
像処理領域の範囲との位置合せは極めて正確に行なえ
る。しかも、画像読取組体を移動すれば、それに伴なっ
て表示手段上の可視情報の位置が変わるので、表示手段
上に表示する読取範囲の大きさが、表示手段の大きさよ
り大きい場合であっても、その読取範囲の全域につい
て、画像処理領域と原稿上の画像との位置の対応を見る
ことができる。つまり、表示手段よりも大きな画像を読
む場合であっても、画像読取組体を移動しながら表示手
段上の可視情報を参照すれば、どの位置の画像処理領域
であっても、それと原稿上の画像との位置合せの結果を
正確に確認することができる。
[課題を解決するための手段3] 上記第3の課題を解決するために、本発明において
は、原稿画像を画素単位に分解して読取る撮像手段,及
び光透過性を有し前記撮像手段が読取る原稿上の任意の
位置に載置自在な表示手段、が実質上一体に構成され、
前記原稿上を移動自在な画像読取組体;前記画像読取組
体の移動量を検知する、移動量検知手段;及び原稿上の
読取範囲を示す可視情報を前記表示手段に表示するとと
もに、該可視情報の表示位置を、前記移動量検知手段の
検知した移動量に応じて更新する表示制御手段;を設け
るとともに、入力面が光透過性を有し二次元位置を入力
する座標入力手段を、その入力面が前記表示手段の表示
面と実質上重なる状態で設ける。
[作用3] この発明によれば、座標入力手段は、表示手段ととも
に、読取るべき原稿上に実質上重なって配置される。し
かも座標入力手段の入力面は光透過性であるので、操作
者は、原稿上の像を、表示手段及び座標入力手段を通し
て見ながら、その中の任意の位置を入力することができ
る。従って、この座標入力手段を用いて位置座標を入力
すれば、その入力位置が実際の原稿上の位置に対してず
れを生じる心配はない。
本発明の1つの好ましい態様においては、画像読取装
置が読取った画像を蓄積するメモリを設け、かつ記録手
段を設けて、画像の読取りと記録の両方、即ちコピー動
作が可能なように構成する。また、記録中は、記録する
画像を表示手段に表示するとともに、その表示位置を、
画像読取組体の移動に伴なって更新する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照し
た実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第1図に、本発明を実施する画像処理システムの1つ
の使用態様における外観を示す。
第1図のシステムは、パーソナルコンピュータ90と画
像処理端末装置340とで構成されている。第1図を参照
すると、パーソナルコンピュータ90は、キーボード91,
プラズマディスプレイ92,フロッピーディスク装置93,外
部有線インタフェイス94及び外部無線インタフェイス95
を備えている。またその内部には、図示しないCPU(マ
イクロプロセッサ),メインメモリ,ハードディスク装
置等々が備わっている。外部無線インタフェイス95は、
超音波を信号のキャリアとして用い、外部の装置との間
で信号の伝送を行なう。
この例では、パーソナルコンピュータ90の外部有線イ
ンタフェイス94に、接続ケーブル244を介して、画像処
理端末装置340が接続されている。この画像処理端末装
置340が、本発明を実施する。
画像処理端末装置340は、大別すると、次の3つの機
能を有している。即ち、第1の機能は、画像読取機能で
あり、原稿(10)面上の画像をラスタ走査し、画素単位
に分解された画像の情報を順次に読み取って、その画像
データを外部の装置(この例ではパーソナルコンピュー
タ90)に出力する。第2の機能は、画像記録機能であ
り、外部の装置(この例ではパーソナルコンピュータ9
0)から入力された文字や絵の画像データを受信して、
その画像を記録媒体(10)上に永久画像として記録す
る。また第3の機能は、コピー機能であり、画像処理端
末装置340単体で、任意の原稿画像を読取り、その画像
を任意の記録媒体上に永久画像として記録する。
なお、この明細書中では、上記第1,第2及び第3の機
能を、それぞれスキャナモード,プリンタモード,及び
コピーモードと称する。また、コピーモードにおいて
は、読取り動作と記録動作とは時間的に同時に行なわれ
ないので、前者の動作段階を読取りステージ、後者の動
作階段を記録ステージと称する。
なお、スキャナモード及びプリンタモードは、パーソ
ナルコンピュータ90などの外部装置を利用したオンライ
ン動作だけでなく、画像処理端末装置340単独のオフラ
イン動作も可能である。その場合には、スキャナモード
で読込んだ画像データは、フロッピーディスクドライブ
227を介してフロッピーディスクに記憶し、プリンタモ
ードでは、フロッピーディスクから読込んだ画像データ
を出力しプリントする。
また、画像処理端末装置340を2台用いて、それらを
互いに有線又は無線で接続し、一方の装置をスキャナモ
ード、他方の装置をプリンタモードで動作されると、原
稿画像の読取りと同時に画像の記録(プリント)を行な
うことができる。この動作をバックトゥバックモードと
称する。
画像処理端末装置340は、第1図に示すように、読取
り対象となる原画像が記録された原稿、又は印刷対象と
なる記録媒体(10)上に載置することができる。また、
この例では、読取り対象となる画像は、原稿(10)上の
画像に限定されず、画像処理端末装置340から遠く離れ
た位置にある三次元物体であっても、それを二次元画像
として撮像して、画像データを読取ることができる。任
意の平面(10)上に載置された画像処理端末装置340
は、駆動機構によって自動的に駆動され又は手動によっ
て、その面上を移動することができる。
続いて、画像処理端末装置340の具体的な構成及び動
作について説明する。第2図に第1図の画像処理端末装
置340の内部構造を示し、第3図にその電気回路の構成
の概略を示し、第4図に画像読取光学系及び記録系の配
置を示す。
第3図を参照すると、画像処理端末装置340には、MPU
(マイクロプロセッサ)222,ROM(リードオンリメモ
リ)223,RAM(ランダムアクセスメモリ)224,DMAC(DMA
コントローラ)225,INTC(割込みコントローラ),外部
インタフェイスユニット240,フロッピーディスクドライ
ブ227,メインドライブユニット214,I/Oポート230,画像
読取ユニット180,画像処理ユニット280,イメージメモリ
140,記録ユニット160,表示・入力ユニット100,表示メモ
リ127,LCDドライブ126,フォントメモリ232,タイミング
・領域信号発生ユニット231,電源ユニット228及びバッ
テリー229が備わっている。
なお、システムバス221には、アドレスバス,データ
バス及びコントローラバスの各種信号線と電源ラインが
含まれている。実際には、更にバスコントローラ,クロ
ックジェネレータ等々の構成要素が必要であるが、第3
図では省略してある。
MPU222は、32ビットのマイクロプロセッサであり、こ
の画像処理端末装置340の全体をソフトウェア処理によ
って制御する。そのソフトウェア処理で必要となる基本
的な動作プログラムは、ROM223に予め格納されている。
また、制御上で必要となる各種データや、ROM223上に存
在しない特殊なプログラムなどについては、作業用のメ
モリ領域に割り当てられたRAM224上で読み書きされる。
DMAC225は、MPU222に代わってそれ以外の装置、例え
ばフロッピーディスクドライブ227がシステムバス221を
支配する場合のDMA制御を行なう。またINTC226は、各種
装置が発生する割り込み要求信号を処理して、MPU222の
割り込み動作を制御する。外部インタフェイスユニット
240は、プラグ242又はアンテナ243を介して、外部の装
置と画像処理端末装置340とを接続する。
フォントメモリ232は、各種文字のドットパターンを
示すデータを各々の文字コードに対応付けて予め記憶し
てあるROMであり、画像情報として文字コードが入力さ
れた場合に、それをビットパターンに展開するのに利用
される。
I/Oポート230には、光学センサ251,磁気センサ252及
びスイッチ253〜258が接続されている。
画像読取ユニット180には、撮像モジュール182が備わ
っている。この撮像モジュール182は、第4図に示すよ
うに、3組の固体撮像ユニット(CCD)182a,182b及び18
2cを備えている。182aは、矢印X方向に向かって2048個
1列に並べられた撮像素子群を含んでおり、具体的には
第15図に示す構成になっている。つまり、固体撮像ユニ
ット182aは、一次元のイメージセンサとして動作する。
これの分光感度は略均一、即ちパンクロマチックであ
る。このユニットは、特に原画を高密度にモノクロデー
タとして読み取る場合に利用される。
182bは、182aと同様に1列に並べられた2048個の撮像
素子群を含んでおり、更に、これら素子群の受光部に、
R(赤),G(緑)及びB(青)のバンドパスの光学フィ
ルタがR,G,B,R,G,B,R……と順番に繰り返し並べられて
いる。従って、3個の撮像素子で、R,G,Bに色分解され
た1画素の色情報を読取ることができ、182bはX軸方向
の682画素の色情報を読取ることができる。
182cは、1024×1024個の撮像素子群が、X及びY軸方
向に二次元に配列してあり、また、その撮像素子の各々
の受光面に、R,G及びB色のバンドパス光学フィルタが
R,G,B,R,G,B,R……と順番に繰り返し並べられている。
従って、182cはX軸及びY軸方向の、341×341画素の二
次元領域の色情報を読取ることができる。この固体撮像
ユニット182cの構造を第16図に示す。このユニット182c
は、3次元の被写体や非常に大きな原稿から画像を読取
る場合に利用される。
これら3つの撮像ユニットは、撮像モジュール182と
一体に構成されたドライブ回路185によって各々個別に
制御される。2つの撮像ユニット182aと182bとは同時に
画像読取を行ない、読取った画像データを同時にそれぞ
れ出力するが、これらが読取り動作を行なう間は、残り
の撮像ユニット182cの画像読取りは行なわれない。ま
た、撮像ユニット182cが画像読取りを行なう時には、2
つの撮像ユニット182a及び182bの読取り動作は行なわれ
ない。
第2図に示すように、撮像モジュール182と対向する
位置に、ズームレンズ190が設けられている。撮像モジ
ュール182は、Y軸方向にスライド可能な状態で支持さ
れており、第4図に示すようにズームレンズ190を含む
光学系の光軸が、撮像ユニット182aの中央に対向する位
置と、撮像ユニット182cの中央に対向する位置とのいず
れかに位置決めすることができる。この位置決めは、撮
像モジュール182の上方に設けられたスライドつまみ188
を操作者が動かすことによって切換えられる。
撮像モジュール182がいずれの位置に存在するかは、
ドライブ回路185の基板上に設けられた反射パターン
(図示せず)を反射型の光学センサ251が検知すること
によって識別され、その識別結果はMPU222によって読取
られる。
第4図に示すように、ズームレンズ190のセルの外周
には、正逆転可能なズーミングモータ(ZMOT)195がマ
ウントされている。このモータ195は、サーボモータで
あり、その回転量と回転方向を識別するための2相の信
号を発生するロータリーエンコーダを備えている。この
モータ195は、コントローラ/ドライバ196を介してMPU2
22と接続されており、ズームレンズ190がMPU222の指示
した焦点距離になるようにそれを駆動する。
また、ズームレンズ190にはフォーカシングモータ193
が結合されており、被写体(10,20)の位置に応じて、
適切な位置に駆動される。この焦点調節は、いわゆるオ
ートフォーカス方式であり、撮像モジュール182によっ
て撮像された画像に基づいて、MPU222がフォーカシング
モータ193を制御し、レンズ190の位置を自動調節する。
フォーカシングモータ193は、本体200に固着されたヘリ
コイド191の外周にマウントされている。また、正逆転
可能なサーボモータであり、回転量と回転方向を識別す
るための2相の信号を発生するロータリーエンコーダを
備えている。
光学系には、原稿(10)の照明と、後述する液晶表示
パネル121のバックライト照明に利用される蛍光灯194が
備わっている。これの光量は、撮像モジュール182によ
って撮像された画像データの明るさに基づいて、MPU222
が調光回路195を制御することによって、自動的に調節
される。
第3図を参照すると、画像読取ユニット180の出力端
子に画像処理ユニット280が接続されている。この画像
処理ユニット280は、様々な画像処理を画像読取と実質
上同時にリアルタイム処理できるハードウェア回路であ
り、第6図に示すような構成になっている。
第6図を参照すると、画像処理ユニット280には、シ
ェーディング補正,空間フィルタ,ガンマ補正,色補
正,変倍,シフト,ディザ処理及びトリミングの各処理
ユニットが備わっている。なお、289はマルチプレクサ
であり、シェーディング補正ユニット285の出力とシス
テムバス221のいずれか一方から得られるデータを選択
し、空間フィルタユニット281に印加する。
画像処理ユニット280を構成する各ユニットは、シス
テムバス221を介して、MPU222の制御を受ける。画像処
理の各種パラメータは、いずれも変更自在であり、MPU2
22が任意に設定できるように構成されている。
従って、特殊な画像加工を施すような画像処理では撮
像モジュール182で読取った画像データに対して画像処
理ユニット280上ではシェーディング補正のみを実行
し、その他は何もしないようなパラメータを設定し、後
述するイメージメモリ140にデータを蓄えた後で、MPU22
2のソフトウェア処理によって特別な画像加工を行なう
ことも可能である。
例えば、非常に高倍率の拡大又は縮小処理を行なう場
合には、撮像部又は記録部の副走査速度を著しく速く又
は遅くする必要があるので、走査に同期したリアルタイ
ム処理では、安全性及び画質の点で問題が生じ易い。こ
のような場合には、走査速度に無関係なソフトウェア処
理を用いることによって、処理速度は遅くなるが、高品
質の変倍処理が可能になる。
画像処理ユニット280内の空間フィルタユニット281,
ガンマ補正ユニット282,色補正ユニット283,変倍ユニッ
ト284及びディザ処理ユニット288は、その中に各々複数
組の処理回路を備えている。これら複数組の処理回路に
は、互いに異なるパラメータをそれぞれ同時に設定可能
になっており、同時に複数種類の処理を実行することが
できる。但し、実際に処理結果を出力する処理回路は各
ユニット1つだけである。実際に処理結果を出力する処
理回路の選択は、選択回路SEL1〜SEL5によって行なわれ
る。これらの選択回路SEL1〜SEL5は、システムバス221
を介して、タイミング・領域信号発生ユニット231と接
続されており、それが出力する信号に応じて、即ち走査
位置に同期して選択状態が順次に切換えられる。
イメージメモリ140は、画像データを格納するための
ビットマップ構成の読み書きメモリであり、1ページ分
の画像が記憶できるだけの記憶容量を備えている。
スキャナモードでは、イメージメモリ140は撮像モジ
ュール182が読取った画像データを一時的に蓄えるバッ
ファメモリとして動作する。この場合、メモリに蓄えら
れた画像データは、その後にデータバス221及び外部イ
ンタフェイスユニット240を介して、外部の装置、例え
ばパーソナルコンピュータ90に転送される。
プリンタモードでは、イメージメモリ140には、外部
インタフェイスユニット240を介して例えばパーソナル
コンピュータ90から転送される画像データが一時的に蓄
えられる。なお、文字コードやグラフィックベクタデー
タは、所定の変換プログラムによって、ビットイメージ
データに変換された後で書込まれる。
コピーモードでは、読み取りステージにおいては、撮
像モジュール182が読取った画像データを一時的に蓄え
るバッファメモリとして動作し、記録ステージでは、蓄
えられた画像データを出力するメモリとして動作する。
第3図に示すように、イメージメモリ140の出力端子
には、記録ユニット160が接続されている。この記録ユ
ニット160は、オンデマンド方式のインクジェット記録
要素を備えている。この例では、フルカラー記録を可能
にするために、Y(黄色),M(マゼンタ),C(シアン)
及びK(黒色)の4つのインクジェット記録ヘッド161
Y,161M,161C及び161Kが設けられている。
第2図を参照すると、各色の記録ヘッドとインクタン
ク165の仕切られた各色の小間との間が、それぞれパイ
プ162Y,162M,162C及び162Kで結ばれている。インクジェ
ット記録ヘッドの各々には、インク吐出ノズル及び駆動
回路が内蔵されている。また、各記録ヘッドは、各々X
軸方向に1列に配列された2048個のインク吐出ノズルを
備えている。
第3図を参照すると、表示・入力ユニット100には、
液晶表示パネル121が備わっている。この表示パネル121
は、512×512画素構成の二次元配列された液晶表示要素
群を備えており、二次元画像の表示ができる。各々の表
示要素は、表示ドライバ126の制御によって、透明な状
態と不透明な状態の二値的な変化を示す。従って、全て
の表示要素を透明にした状態では、表示パネル121はそ
の全面が透明であり、光はそれを透過する。つまり、表
示パネル121の裏側にある可視像でも、パネル121を透か
してその表面から見ることができる。また表示パネル12
1上の一部分に何かの可視像を表示すれば、それと裏側
の可視像とを重ねて見ることができる。この例では、表
示パネル121は、第1図に示すように、原稿又は記録媒
体(10)の表面に重なるように載置することができる。
表示パネル121に表示する情報は、読み書きメモリで
構成されるビットマップ形式の表示メモリ127に蓄えら
れる。この実施例では、表示パネル121には、スキャナ
モードやコピーモードの読み取りステージにおいては、
原稿上の読取る範囲を示す可視情報や、読取った画像が
表示され、プリンタモードやコピーモードの記録ステー
ジでは、これから記録される画像が表示される。その他
に、表示パネル121には、各種のガイダンスメッセージ
や入力操作のためのキースイッチのマークが表示され
る。
表示・入力ユニット100には、表示パネル121の他に、
X及びY方向の二次元座標を読取れるデジタイザ装置が
一体に設けられている。第5図に示すように、方形の表
示パネル124の4辺の各部分に、2組の発光ダイオード
アレイ102,104と2組のフォトダイオードアレイ103,105
が配置してある。
発光ダイオードアレイ102及び104は、それぞれ128個
の発光ダイオードをY方向及びX方向に向かって一列に
等間隔で配列したものであり、フォトダイオードアレイ
103及び105は、それぞれ128個のフォトダイオードをY
方向及びX方向に向かって一列に等間隔で配列したもの
であり、発光ダイオードアレイ102とフォトダイオード
アレイ103の光軸が互いにX方向を向いて対向し、発光
ダイオードアレイ104とフォトダイオードアレイ105の光
軸が互いにY方向を向いて対向している。従って、発光
ダイオードアレイ102のn番目の位置の発光ダイオード
から出る光が、フォトダイオードアレイ103のn番目の
位置のフォトダイオードで受光され、発光ダイオードア
レイ104のm番目の位置の発光ダイオードから出る光
が、フォトダイオードアレイ105のm番目の位置のフォ
トダイオードで受光される 表示パネル121上に指などの遮光物が存在すると、そ
れによって遮断された光を受けるべき位置のフォトダイ
オードが光を検知できなくなるので、その位置に遮光物
が存在することを知ることができる。この例では、フォ
トダイオードアレイ103は表示パネル121上のX方向の位
置を、1/128の分解能で検出でき、フォトダイオードア
レイ105は表示パネル121上のY方向の位置を、1/128の
分解能で検出できる。従って、表示パネル121上に指な
どを近接させると、それのXY座標を検出することができ
る。これにより、入力操作ができる。
なお、128個の発光ダイオードは順次に発光状態に付
勢され、付勢された発光ダイオードと対向する位置に存
在するフォトダイオードのみが、受光の有無を識別され
る。
このデジタイザ装置と表示パネル121とが一体に構成
された表示・入力ユニット100は、第1図及び第2図に
示すように、その一端が装置本体200のピボットピン206
によってそれを中心として回動可能な状態で支持されて
おり、各図に示すようにそれを本体200から開いて原稿
上に水平に載置した状態と、閉じて第2図に一点鎖線で
示すように折り畳んだ状態のいずれにもすることができ
る。
第2図を参照すると、表示・入力ユニット100を折り
畳んだ状態でそのユニットの背面に対向する位置に、ラ
イトガイド123と光学フィルタ122が設けられている。ラ
イトガイド123は、蛍光灯194の発する光を表示パネル12
1の各部に均一に導いて、鮮明なバックライト照明を実
現する。光学フィルタ122は、表示パネル121の画素のピ
ッチと同一ピッチで、R,G,B各色のバントパスフィルタ
を順番にモザイク状に並べたものである。従って、表示
・入力ユニット100を折り畳んだ状態では、表示パネル1
21上の連続する3画素を1組として制御すれば、R,G,B3
色の組合せの色を各3画素毎に表示することができ、カ
ラー画像表示ができる。
装置本体の底面には、第2図に示すように、ボール形
状のモータ回転子211が露出している。第2図では1つ
のモータ回転子211のみが現われているが、実際にはも
う1つのモータ回転子201(第3図参照)が備わってい
る。これらのモータ回転子は、表面は原稿又は記録媒体
となる紙に対して大きな摩擦係数を持つクロロプレンな
どのゴム材で覆われており、その内側は磁性材料で構成
されている。
この磁性材料は、ボールの中心を3次元座標の原点と
する場合、互いに直交する3つの座標軸のうちの2つの
座標軸(即ちX,Y軸)について、各々の座標軸のまわり
を周回し原点を囲む形で、ボールの周面の位置が、N極
とS極とが交互に現われるパターンでそれぞれ磁化され
ている。
212X及び212Yはモータ回転子211に対応して設けられ
た界磁コイルであり、モータ回転子211をステッピング
モータと同様の原理で回転されることができる。212X及
び212Yは、それぞれY軸まわり及びX軸まわりに、モー
タ回転子211が回転するようにそれを駆動する。但し、2
12Xと212Yは、それらが同時にモータ回転子を駆動する
ことはできず、いずれか一方が選択的に駆動を行なう。
従って、画像処理端末装置340は、212Xを付勢する時は
X軸方向に移動し、212Yを付勢する時はY軸方向に移動
する。
第3図に示すように、もう一方のモータ回転子201に
も、同様に、2つの界磁コイル202X及び202Yが設けられ
ている。なお、界磁コイル202X,202Y,212X及び212Yは、
それぞれのモータ回転子と接する部分は、テトラフロロ
エチレンなどの低摩擦係数の材料でコーティングされて
いる。
モータ回転子211の周囲には、それぞれそれのX方向
の回転(Y軸まわりの回転)量,及びY方向の回転(X
軸まわりの回転)量を検出することのできる2相磁気ロ
ータリーエンコーダ213X及び213Yが備わっている。それ
によって各軸方向の回転量と回転方向が分かる。同様
に、モータ回転子201の周囲には、それぞれそれのX方
向の回転量,及びY方向の回転量を検出することのでき
る2相磁気ロータリーエンコーダ203X及び203Yが備わっ
ている。
これらのエンコーダが出力する信号は、画像処理端末
装置340の原稿又は記録媒体に対する移動量を検出する
ため、及びそれをモータ回転子の駆動により移動させる
時の駆動制御を安定化するために利用される。モータ回
転子201,211の駆動は、メインドライブユニット214を介
して、MPU222が制御する。なお、これら2組のモータ
は、通常は互いに同一の方向及び向きに回転駆動される
ので、これらを駆動する場合に、画像処理端末装置340
は、旋回運動を生じることはなく、常にX方向又はY方
向に直線的に移動する。
第3図に示すスイッチ253〜258の釦は、第1図に示す
ように装置本体の上部に露出している。これらのスイッ
チの状態は、必要に応じて、MPU222がI/Oポート230を介
して読取る。
次に、画像処理ユニット280について、更に詳細に構
成及び動作を説明する。
空間フィルタユニット281の1組のフィルタの構成を
第12図に示す。第12図を参照すると、入力データは端子
Dinに入力され、処理の終了したデータは端子Doutに出
力される。第12図において、πは乗算器、aijは係数レ
ジスタ、Dijは画素データであり、i及びjはそれぞれ
画素のx座標及びy座標に対応し、この例では1〜9の
範囲になっている。従って、81画素の二次元画素群につ
いて、それらを演算処理した結果が出力される。次の第
(1)式に演算の内容を示す。
Dout=Σ(aij×Dij) ……(1) 81個の係数レジスタaijの各々は、8ビットのラッチで
あり、それが保持する係数は、システムバス221を介し
て、MPU222が任意に設定可能になっている。係数を変え
ることにより、このフィルタの特性を任意に設定でき
る。この例では、第6図に示すように、空間フィルタユ
ニット281に複数のフィルタが並列的に設けてあるの
で、各々のフィルタを、それぞれスムージング(平滑
化),エッジ強調(ぼけの改善)などに適した特性を設
定することができ、互いに異なる処理結果を同時に得る
ことが可能である、但し、それらの処理結果のうち、実
際に次段のガンマ補正ユニット282に入力されるのは、
その時に選択回路SEL1によって選択されたいずれか1つ
のものだけに限定される。
選択回路SEL1の選択状態は、走査位置に対応付けて切
換えることができ、1つの画像を読取る途中で、予め指
定した位置で使用するフィルタの特性を切換えることが
できる。従って、画像を読込む際に、同一の画像上で一
部分は画像を滑らかにし、他の一部分はシャープにす
る、という操作が可能になる。選択回路SEL1への指示
は、タイミング・領域信号発生ユニット231が出力す
る。
ガンマ補正ユニット282も複数組の補正回路を含んで
いる。ガンマ補正は、従来より知られているように、画
像濃度を変化させるもので、例えば画像地肌部分を白く
したり、ハイキーにしたりする。複数の補正回路の各々
の特性は、MPU222が任意に設定できる。複数組の補正回
路のうち、選択回路SEL2によって選択された1つの出力
が次段の色補正ユニット283に出力される。選択回路SEL
2の選択状態は、前述のSEL1と同様に、走査位置に対応
付けて切換えることができる。
色補正ユニット283の1組の補正回路の構成を第13図
に示す。第13図を参照すると、入力データはR,G及びB
の各色に分離されてそれぞれ端子D1,D2及びD3に印加さ
れ、処理の結果は、色毎に分離されて4組の端子Do1〜D
o4に現われる。第13図において、πは乗算器、Σは加算
器、a kij及びb kiは係数レジスタである。係数レジス
タa kijの内容は、バス221を介してMPU222が任意の値を
設定可能である。また、係数レジスタのマトリクスは複
数セット備わっており、それらのうちのどれを実際の補
正演算に使用するかはダイナミックに選択できる。例え
ば、入力画像データの一部を元のままフルカラー出力
し、他の一部を単色化したり、更に他の一部は赤色を青
色に変換したり、モノクロ原稿の特定濃度部分を特定色
に変える疑似カラー変換などの処理が可能である。
変倍ユニット284の1組の回路は、第14図に示す回路
を直列に2つ接続した構成になっている。最初の回路は
主走査方向(X方向)の変倍を行ない、次の回路は副走
査方向(Y方向)の変倍を行なう。第14図に示す回路
は、拡大によって生じる間の画素の補間又は縮小によっ
て生じる不要画素の間引きを行なう。
第14図において、πは乗算器、Σは加算器を示する。
入力画像データが時系列的に続いて、Dix1,Dix2,Dix3,D
ix4(xは3種入力の1つ)となった時に選択された係
数レジスタの値がa s1,a s2,a s3,a s4(sは16種の選
択種別)となる時、処理の内容は次の第(2)式の通り
になる。
Do=Σ asj×D ixj ……(2) シフトユニット186は、読取画像の位置をX方向又は
Y方向に移動するものである。
ディザ処理ユニット288は、8ビットの入力階調デー
タ疑似中間調情報を含む二値データに変換する回路であ
り、この例では複数組の回路が並列的に設けられてい
る。変換のパラメータは各々の回路毎に独立に設定可能
になっている。いずれか1つの処理結果が、選択回路SE
L5で選択され、次段のトリミングユニット287に印加さ
れる。
また、トリミングユニット287は、指定された領域に
ついて、入力データを空白化(白と同等のデータに変
換)する。領域の区分を示す信号が、タイミング・領域
信号発生ユニット231から出力される。
第10図に、タイミング・領域信号発生ユニット231の
構成を示し、第7図,第8図及び第9図に、その主要な
信号のタイミングを示す。まず第10図を参照する。発振
器OSCは、基本クロックCLK0を発生する。この基本クロ
ックが他の信号を発生する元になる。
信号CLKBRは、モノクロとカラーの撮像ユニット182a,
182bが画素単位でX方向(主走査方向)に画像データシ
フトしてそれを読み出す時の各画素のタイミングを示す
信号として利用されるとともに、4つの記録ヘッド161
K,161C,161M,161Yが記録動作を行なう時の各画素のタイ
ミングを示すクロックパルスとして利用される。更に、
CLKBRは、モノクロ画像を画像処理ユニット280で処理す
る時の画素のタイミングを示すクロックとしても利用さ
れる。CLKCRは、カラー画像を出力する撮像ユニット182
bの出力データをイメージメモリ140に書込む時の1単位
のタイミングを示すクロックであり、CLKBRの1/3の周波
数になっている。
LSYNCは、主走査1ライン毎に1つのパルスを出力す
る主走査同期信号である。LSYNCの1周期の間に、CLKBR
のパルスは2048個以上現われる。HGATEは、主走査ゲー
ト信号であり、この信号がHである期間が主走査の有効
期間を示す。その期間にCLKBRのパルスは2048個現われ
る。
RVGATEは、撮像モジュール182の読取走査の副走査方
向のゲート信号であり、それがHの期間中に、LSYNCの
パルスは副走査方向の画素数と同じ数だけ現われる。こ
の時間tayは、副走査方向の読取走査長さに応じて変更
されるものであり、この変更は、ゲート信号発生器VGG
に設定する数値をMPU222が調整することによって行なわ
れる。
WBVGATE,WCVGATE及びWMVGATEは、それぞれ、記録ヘッ
ド161K,161C,161M及び161Yの記録可能期間も規制する信
号である。これら4つの信号は、第9図に示すように互
いにt1,t2,t3だけ位相がずれている。これは、4つの記
録ヘッドが互いに副走査方向にずれた位置に配置されて
いるためであり、これらの位置ずれ量と位相ずれt1,t2,
t3とが互いに対応している。
イメージメモリ140から記録ヘッド161K,161C,161M及
び161Yに印加される各色の画像データは、それぞれのゲ
ート信号に同期するように制御される。つまり、C,M及
びYのインクは、それぞれKのインクに比べて、それぞ
れt1,t2及びt3時間遅れてインクの噴射がスタートす
る。従って、画像がプリントされる記録媒体上では、同
じ位置にK,C,M及びYのインクを重ねて記録できる。
カウンタXC1は、画素毎に発生するパルスを計数して
X軸方向の走査位置情報を生成し、カウンタYC1は、同
期信号LSYNCを計数してY軸方向の走査位置情報を生成
する。
エリアメモリAMは、オペレータが指定した各種領域の
識別を行なうとともに、走査位置が所定の領域にある時
に、画像処理ユニット280内の各選択回路SEL1〜SEL5、
ならびにトリミングユニット287に対して、選択信号を
印加する。
エリアメモリAMは、第10図に示すように、A0〜Anのア
ドレスを有しており、1つのアドレスに配置される1ワ
ードが64ビットに構成された読み書きメモリであり、そ
の内容は、システムバス221を介して、MPU222が任意に
書換え可能になっている。各ワードは、上位12ビットの
部分du(du0〜dun),中間の12ビットの部分dm(dm0〜d
mn)及び下位の40ビットの部分dl(dl0〜dln)に区分さ
れ、duのメモリは副走査方向の位置データに割り当てら
れ、dmのメモリは主走査方向の位置データに割り当てら
れ、dlのメモリは選択信号データに割り当てられてい
る。更に、dlの40ビットは、選択回路SEL1,SEL2,SEL3,S
EL4及びSEL5にそれぞれ6ビットが割り当てられ、残り
の10ビットがトリミングユニット287に割り当てられて
いる。
つまり、処理領域のX方向及びY方向の位置を示すデ
ータにそれぞれ12ビットが割り当てられているので、40
96×4096種類の位置を処理領域として設定することが可
能であり、1つの位置を1つの画素に割り当てる場合で
も、撮像ユニット182aの読取幅(画素数)の2倍である
から、比較的大きな画像に対してもその上の任意の領域
を指定できる。
また、選択回路SEL1,SEL2,SEL3,SEL4及びSEL5にそれ
ぞれ6ビットが割り当てられているので、これらは、各
々32通りの選択を行なうことができる。
なお、エリアメモリAMに書込む各ワードのデータは、
それが指定する領域の位置の値が、徐々に大きくなるよ
うに、アドレスA0〜Anに順番に並べて配置される。
エリアメモリAMからデータを読出すアドレス(A0〜A
n)は、アドレスポインタとして機能する2つのカウン
タXC2,YC2によって指定される。カウンタXC2,YC2は、最
初に内容がクリアされた後、XC2の値は、エリアメモリA
Mのdmから読出された値(X方向領域位置)とX方向の
走査位置との比較器CP2の比較結果が一致した時に、カ
ウントアップされ、YC2の値は、エリアメモリAMのduか
ら読出された値(Y方向領域位置)とY方向走査位置と
の比較器CP1の比較結果が一致した時に、カウントアッ
プされ、それによって、エリアメモリAMのアドレスの指
定が更新される。つまり、エリアメモリAMの内容は、ア
ドレスのA0からAnまで、画像読取走査の進行に伴なっ
て、順番に読み出される。エリアメモリの読出しアドレ
スが切換わる毎に、選択回路SEL1〜SEL5ならびにトリミ
ングユニット287に出力されるデータが変わるので、画
像処理の内容が切換わる。
従って、エリアメモリのdu及びdmに、画像処理の内容
が変化する位置の副走査位置及び主走査位置をそれぞれ
順番に書込んでおけば、走査位置が画像処理変更位置に
達する毎にポインタが更新されて新しい画像処理のため
のデータが読出され、自動的に処理の内容が変わる。
第17図に、MPU222の動作の概略を示す。以下、第17図
を参照しながら、動作について説明する。
MPU222には常時電力が供給されており、いつでもプロ
グラムが実行できるように中止状態(ステップP1)にあ
る。ここで言う中止状態は、MPU222がホールト状態にあ
ることを意味する。
手動操作によって、オペレータが表示・入力ユニット
100を、第2図に一点鎖線で示す閉状態から実線で示す
状態に開くと、磁気センサ251がユニット100に設けられ
た永久磁石の位置変化を検知し、割込みコントローラ22
6に割込み信号を印加する。この割込み信号に応答し
て、割込みコントローラ226がMPU222に割込み信号を発
生する。MPU222は、ホールト状態で割込信号を受ける
と、自動的にホールト状態が解除され、自動的にラン状
態に移行するようになっている。
MPU222がラン状態、即ちプログラムを実行する状態に
なると、まずスタンバイ処理(P2)に入る。
ラン状態のMPU222を中止状態に移行するには、表示・
入力ユニット100を弟2図に一点鎖線で示す状態に閉じ
ればよい。その場合、磁気センサ251が割込みコントロ
ーラ226に割込信号を発し、割込みコントローラ226はそ
れに応答してMPU222に割込信号を印加する。それによっ
て、MPU222は所定の割込みサービスプログラムを実行
し、その中でホールト命令を実行し、ホールト状態に移
行する。
なお、スイッチ258の釦を押したまま、表示・入力ユ
ニット100を閉じる場合には、ホールト状態に移行する
のが禁止される。この場合には、表示・入力ユニット10
0をカラーディスプレイとして利用できる。
スタンバイ処理(P2)では、装置全体の状態の監視,
中止状態への移行などの処理を行なう。
ステップP3では、イメージメモリ140上に画像データ
が存在するか否かを調べる。存在する場合には、次のス
テップP4を実行する。即ち、イメージメモリ140上の画
像データを表示パネル121に表示する。具体的には、画
像データを表示メモリ127上に書込む。但し、表示パネ
ル121の画素の解像度と表示すべき画像の画素の大きさ
とが1対1に対応しないので、イメージメモリ140上の
データは、所定後の画素の間引きを行なった後で、表示
メモリ127に書込む。表示メモリ127上に書込まれた画像
のデータは、LCDドライブ126のハードウェアによって、
表示パネル121上に自動的に表示される。
なお、イメージメモリ140上の画像データを表示メモ
リ127に書込む動作は、処理時間を短縮するため、実際
にはDMAコントローラ225を利用して行なう。
ステップP5では、スタンバイ状態において必要とされ
る各種のガイダンス情報を、表示パネル121上に表示す
る。
ステップP5が終了した時点での表示パネル121上の表
示画面の内容は、イメージメモリ140上に画像データが
存在する時は、例えば第18図のようになり、画像データ
が存在しない時は、例えば第19図のようになる。
第18図及び第19図において、4角形のマークで示す12
1d〜121hは、各々、表示・入力ユニット100上のキース
イッチに割り当てられた領域を示しており、各々の位置
を例えば指で触れることにより、その位置で入力があっ
たことがデジタイザ装置で読取られる。そして、MPU222
は、その入力を検出すると、その位置に割当てたキース
イッチの機能を実行する。
この種の表示・入力ユニット100上に形成されたキー
スイッチを、この明細書ではソフトキーと称することに
する。
第19図において、121bはパネル上に表示された画像を
示しており、121aは有効な画像データが存在する範囲を
示す四角形の枠の表示である。
第20図は、画像が表示された表示・入力ユニット100
を、絵柄10cの印刷された記録媒体(10)上に載置した
状態で、表示・入力ユニット100を上から見たところを
示している。第20図を参照すると、表示・入力ユニット
100の下に位置する記録媒体の絵柄10cが、表示パネル12
1を透かして、パネル上の表示に重なって見えるのが分
かる。
第20図の表示パネル121上に表示された矢印121ayのマ
ークは、イメージメモリ140上に存在する画像データの
一部分だけが実際に表示パネル121上に表示され、矢印
の方向に残りの表示可能な画像が存在することを示して
いる。第20図の例では、表示画面の下の方に更に表示す
るべき画像が残っている。
第20図の状態で、残りの画像情報の内容を見るために
は、この画像処理端末装置を、記録媒体又は原稿(10)
上に載置したまま、装置を下の方に移動させればよい。
その場合、モータ回転子201,211が記録媒体又は原稿の
面に接触したまま装置が移動するので、モータ回転子20
1,211は装置の移動に伴なって回転する。そして、これ
らのモータ回転子の回転は、ロータリーエンコーダ203
X,203Y,213X,213Yによって検出されるので、装置の移動
方向及び移動量はMPU222が知ることができる。
MPU222は、装置の移動を検出すると、その移動量に応
じて表示メモリ127のデータを制御し、表示パネル121上
に表示されている画像121bを装置の移動方向の反対側に
向かってスクロールし、表示パネル上の新しく画像を表
示可能になった領域に、残りの未表示の画像データの内
容を表示する。
第20図の状態から装置を画面の下の方に少し移動させ
た場合の移動後の表示パネルの外観を第21図に示す。第
21図を参照すると、装置全体が下の方に移動したので、
装置の下に存在し、表示パネルを透かして見える絵柄10
cは画面に対し上の方に移動し、表示パネル121上に表示
された枠121aと画像121bも、全体が画面の上の方に移動
している。
ここで注目すべきことは、表示パネル121上に表示さ
れた枠121a及び画像121bと絵柄10cとの位置関係が、第2
0図と第21図とで変化していないことである。つまり、
画像処理端末装置を移動させても、表示パネルを透かし
て見える印刷像と表示パネル上の表示画像との位置関係
は変わらない。従って、例えば、記録すべき画像が表示
パネル121の大きさに比べてかなり大きい場合であって
も、実寸大の画像の一部分だけを表示パネル121上に表
示し、装置を移動させながら表示する画像領域を更新す
ることにより、大きな画像の全体について、それと記録
媒体上の印刷像(10c)との位置が合っているか否かを
正確に確認することができる。
位置が合っていなければ、画像処理端末装置を記録媒
体の紙面から持ち上げて浮かせた状態で、それを紙面に
対して移動させればよい。この場合、装置を移動させて
も、2つのモータ回転子201,211はいずれも回転しない
ので、MPU222が表示内容のスクロールを行なうことはな
く、記録媒体上の印刷像(10c)と表示パネル121上の画
像との位置関係を変えることができる。画像処理端末装
置の移動は、手動でも可能であるが、前述のようにモー
タ回転子は駆動できるので、それによって装置を自走さ
せることもできる。なお、ここでは表示パネルの上下方
向(Y軸方向)について説明したが、左右方向(X軸方
向)についても、同様に装置の移動に伴なって表示画像
がスクロールされるようになっている。
この画像処理端末装置は、大別してスキャナモード,
プリンタモード及びコピーモードを備えており、これら
を選択的に利用することができる。前述のスタンバイ状
態で、装置のスイッチ釦(ソフトキーを含む)の操作を
行なうか又は外部に接続されたパーソナルコンピュータ
90から所定の動作要求信号を入力すると、上述の各種モ
ードに移行する。このモードの識別が、第17図のステッ
プP6で実行される。
パーソナルコンピュータ90からプリント要求コマンド
を受けた場合には、ステップP11に進む。ステップP11で
は、プリントの仕様と、プリントする画像のデータを受
信する。受信したデータは、一担、イメージメモリ140
に書込まれる。データの受信及びメモリへの書込みが終
了すると次のステップP12を実行する。
ステップP12では、プリント仕様に従って、画像のデ
ータを、記録ヘッド161が記録可能な形態のデータに変
換する。例えば、文字はコード情報として受信されるの
で、フォントメモリ232を利用して、その文字コードに
対応する文字のビットパターンを展開し、その結果をイ
メージメモリ140上に記憶する。なお、受信したデータ
とビットパターンに展開された画像データとはイメージ
メモリ140上の互いに異なるアドレス領域に記憶され
る。従って、コードデータもそのまま保存される。
ステップP13では、イメージメモリ140上に存在するビ
ットパターンの画像データを表示メモリ127に書込む。
この書込みはDMAを利用して高速で実行される。
ステップP13が終了した時点で、表示パネル121上の表
示は、例えば前述の第19図又は第20図のようになる。こ
の場合、画面には5つのソフトキー121d,121e,121f,121
g及び121hが表示されている。
ステップP14はオペレータの操作を示しており、ここ
でオペレータは、画像と記録媒体との位置合せを行な
う。画像が画面に入りきらないほど大きい場合には、前
述のように、画像処理端末装置を移動させることによ
り、表示される画像をスクロールし、画像全体の各部と
記録媒体の各部との位置が合っているか否かを確認でき
る。表示パネル121には、画像が記録時の実寸大で表示
される。但し記録時の画素密度に比べて表示パネルの画
素密度は粗いので、表示される画像の質は記録画像に比
べてやや劣る。
ステップP15では、表示画面上のソフトキー121hに対
して入力操作が行なわれるのを待つ。入力があると、次
のステップ16に進む。
ステップ16では、記録媒体に対して実際に印刷を行な
う。ここで重要なのは、ステップ14で位置合せした通り
に、つまり、表示パネル121上の画像の表示位置とその
下に位置する記録媒体の位置とが一致するように正確に
記録することである。
ステップ16では、MPU222はまず、メインドライブユニ
ット214を制御して、モータ回転子201,211を駆動し、画
像処理端末装置全体を記録媒体の表面に沿ってY軸方向
に移動させる。そして、黒色の記録ヘッド161Kの記録軸
が、装置が移動する前の表示画像の先端位置(第20図で
は121eの上部の破線部分)と一致するように位置決めす
る。この場合の位置決めは、記録ヘッド161Kの位置から
表示パネル上の表示画像先端位置までの距離と、ロータ
リーエンコーダによって検出される移動距離とが一致す
るように制御することで実行される。
位置決めが終了すると、MPU222は、イメージメモリ14
0に対してデータ出力指令,記録ヘッド161K,161C,161M,
161Yに対して記録開始指令,メインドライブユニット21
4に対してY方向の定速走行指令を、それぞれバス221を
介して出力する。
ここでX方向を主走査方向,Y方向を副走査方向と呼ぶ
と、モータ回転子201,211は副走査方向に装置を定速で
走行させることになる。また、記録ヘッド161K,161C,16
1M,161Yの各々は、主走査方向並んだ2048個のノズルを
それぞれ備えている。従って、各々の記録ヘッドで、各
色の2048×n画素構成の二次元画像を記録することがで
きる。
記録は主走査の1ライン毎に行なわれ、各ラインで
は、2048個の各画素に対する記録がシリアルに行なわれ
る。1ラインの記録が終了すると、画像処理端末装置
は、副走査方向に1画素分移動して次の1ラインの記録
に移る。
この記録動作中には、表示パネル121上には記録され
る画像が表示され、表示内容は装置の移動に伴なって、
ステップP14の場合と同様に表示される。但しこの場合
の表示位置は、画像上のその時記録されている位置に応
じてスクロールされる。
ステップP17では、プリント動作が完了したので、完
了スティタスを外部のパーソナルコンピュータ90に対し
て送信する。
パーソナルコンピュータ90からスキャン要求コマンド
を受信した場合には、まず、ステップP21に進む。P21で
は、印加されるスキャン仕様のデータを受信する。この
データは、一担、イメージメモリ140上に書込まれる。
次のステップP22では、受信したスキャン仕様のデー
タを解読し、そのデータに応じた処理を行なう。例え
ば、画像処理ユニット280の各種処理パラメータの設定
や、タイミング・領域信号発生ユニット231のエリアメ
モリの内容設定などを実行する。
ステップP23では、前述のステップP13と同様の処理を
実行する。
最も単純なスキャン仕様は、表示パネル121の表示面
の全体の範囲を読取る場合である。その場合の表示パネ
ル121上の表示は第18図のようになる。また、可変円形
領域のトリミング(その領域の内部だけを読込む)の要
求を含むスキャン仕様の場合には、例えば第23図に示す
ような画面が表示される。第23図の例では、領域の範囲
を示す円形の破線マーク121aの内側の部分の画像が抽出
されて読取られる。なお、121b1及び121b2は、それぞれ
マーク121aの直径の縮小及び拡大を指示するためのソフ
トキーである。
ステップP24は、オペレータの操作を示しており、こ
こでオペレータは、装置と原稿との位置合せを行ない、
読取領域の設定を行なう。表示パネル121の表示面の全
体の範囲を読取る、最も単純なスキャン仕様が設定され
ている場合には、単に、原稿上の読取りたい画像が表示
パネルの表示面内に入るようにそれらの位置合せを行な
うだけでよい。
スキャン仕様に、特定の領域のトリミングが含まれて
いる場合や、特別な画像処理が必要とされる特別な領域
指定が含まれている場合には、その領域に対応する原稿
上の画像部分に、表示パネル上に表示される処理領域を
示す実寸大の領域表示マークが一致するように更に細か
い位置合せする必要がある。
また、スキャン仕様には、領域の指定をオペレータに
要求するものが含まれる場合もある。その場合には、画
像処理端末装置のデジタイザを用いて座標を入力し、領
域を指定する必要がある。また、スキャン仕様に、領域
の情報としてその基本形状のみが含まれている場合もあ
る。その場合には、表示パネル121上に基本形状が表示
されるので、それをソフトキーによって変形させ、領域
を指定する操作が必要になる。
スキャン仕様が可変円形のトリミングである場合に
は、例えば第24図のようになる。この例では、文章10a
と楕円模様10bが印刷された原稿(10)の上に装置を載
置した状態を示している。ここで例えばトリミングの大
きさを拡大したい場合には、拡大操作に対応付けられた
ソフトキー121bに対して入力操作(タッチ)すればよ
い。その結果は、第25図に示すように、領域を示す円形
の破線の大きさが拡大される。
原稿と画像処理端末装置との位置合せは、前述のステ
ップP14の場合と同様に、原稿上で装置を移動させるこ
とによって行なうことができる。
スキャン仕様で指定される読取範囲が表示パネル121
の表示範囲よりも大きい場合には、即ち読取領域の全体
が表示パネル121内に入りきらない場合には、例えば第2
6図のような表示が現われる。ここで、矢印の表示121a
は、読取範囲を示すもので、121axは表示範囲より更に
右の方向(X方向)に読取範囲が広がっていることを示
し、121ayは表示範囲より更に下の方向(Y方向)に読
取範囲が広がっていることを示している。また、121sは
読取範囲(121a)の中で更に特殊な画像処理を行なう指
定された領域の範囲を示すマークである。121sy1及び12
1sy2は、その領域の範囲が表示上に入りきらないことを
示している。ここで、特殊な画像処理というのは、例え
ばシャープネス,濃度階調の調子,色調,像変位,ディ
ザパターン等々を他の領域に対して変更することを意味
する。これらの画像処理は、画像処理ユニット280によ
って画像読取時にリアルタイムで処理される。
読取範囲を任意指定とするスキャン仕様が設定される
場合がある。その場合には、MPU222は、予めROM223上に
固定領域形状データとして存在するパターン及びRAM224
上にユーザ定義領域形状データとして存在するパターン
を、表示パネル121上に表示する。その場合、例えば第2
7図のような画面が表示される。
第27図において、121i,121j,121k及び121lが固定領域
形状のパターンであり、121nがユーザ定義領域形状のパ
ターンを示している。これらの表示パターンは、トリミ
ング又は特殊な画像処理を施す場合の対象となる領域の
範囲を示している。また、各々の表示パターンの位置に
はソフトキーが形成されている。
これらのソフトキーは、1回の入力操作を行なうと、
その位置の領域パターンがピックアップされ、2回目の
入力操作を行なうとその位置に相似形で領域が固定され
る。121mは、1つの領域パターン121nをピックアップ
し、位置及び形状の設定が終了した後の結果を示してい
る。なお、121mのような領域指定を行なう場合には、メ
ニューとして画面に表示された基本領域形状を利用せず
に、直接に領域を指定する入力モードを利用してもよ
い。即ち、例えば指先をデジタイザの読取領域内にとど
めたまま、必要とされる領域パターンの軌跡を描くよう
に指先を動かせば、その軌跡の部分に領域が設定され
る。このようにして設定した領域の形状は、ユーザ定義
領域形状として、RAM224に登録し、後で再び利用するこ
ともできる。
領域形状パターンのソフトキーについては、2回目の
入力操作を行なう前に、別のキー121eを入力操作する
と、ピックアップした領域パターンが15度回転する。例
えば、領域形状パターン121bは、パターン121lをピック
アップした後で、ソフトキー121eを6回入力操作し、90
度回転させることによって得られる。
また、領域形状パターンを何もピックアップせずに2
つの点を入力する場合には、それらの2点を対角とする
4角形の領域が設定される。第27図の121aは、121ap1と
121ap2の2点を入力した時に設定される領域の範囲を示
している。
これらの領域について所定の入力があると、その結果
はMPU222で直ちに計算される。そして、MPU222は画像処
理ユニット280に対して各種画像処理パラメータを設定
するとともに、タイミング・領域信号発生ユニット231
内のエリアメモリの内容の設定を行なう。これらの設定
が全て終了すれば、いつでも画像読取を開始できる。
表示・入力ユニット100の入力可能範囲よりも大きな
領域についても、その領域を画像処理端末装置で指定し
て画像読取を行なうことができる。その場合の操作を説
明する。
まず、第19a図に示す状態で、1点p1を入力する。即
ち、p1の位置を例えば指先で触れる。その場合、MPU222
は、点p1が表示パネルの中央に対して左右及び上下のど
ちらに属するかを識別し、属さない半分の領域に向かっ
て、その点p1から領域の範囲を示す線分のマーク121ax,
121ayを描画する。
その後でオペレータが画像処理端末装置を原稿に接し
たまま移動すると、例えば第29b図のような画面が表示
される。なお第29b図の10aは原稿上の印刷模様である。
次に、第29c図に示す点p2を入力すると、画面の表示は
第29d図のように変わり、確定した4角形の読取領域の
範囲を示す枠の線分121ax,121ayが現われる。
このようにして設定された読取領域の中で、特定の領
域について特別な画像処理を施したい場合には、更に次
のような操作を行なう。まず、画像処理端末装置の位置
を最初の状態に戻して、第29a図の画面を表示させ、そ
の状態で、2つの点p3,p4を入力する。次に再び装置を
移動し、第29c図に示す画面において、点p5を入力す
る。その結果、第29d図に示すように、設定された領域
の範囲を示す四角形の枠121Sが表示される。
この枠121Sで示される領域内の画像処理の内容は、ソ
フトキー121gの操作によってオペレータは任意に選択で
きる。即ち、121gを入力操作すると、それまでの表示が
消去されて、表示パネル121上には、“部分画像処理内
容選択画面”(図示せず)が表示される。この画面が表
示されている時には、指定した領域内の画像処理内容に
ついて、インタラクティブに選択することができる。こ
の操作の後は、その画面に表示される画面復帰用のソフ
トキーを入力することにより、元の画面の状態に戻るこ
とができる。読取開始用のソフトキーを入力すれば、直
ちに次のステップP26の読取動作に移行できる。
なお、トリミングする領域の内部に、画像処理をする
特別な領域を設定することも可能になっている。
ステップP25では、ソフトキー121hが入力操作される
のを待つ。入力があると、次にステップP26に進む。
ステップP26では、それまでの処理で設定されたスキ
ャン仕様に従って、実際に画像の読取りを行なう。ここ
で重要なことは、指定した読取位置と、実際に読取られ
る画像の位置との間に位置ずれが生じないことである。
具体的には、特別な読取領域が指定されていない時に
は、表示・入力ユニット100の表示・入力が可能な範囲
の内側の部分と位置合せ時に対向していた原稿上の領域
の画像を読取ることが重要であり、読取領域の指定があ
る時には、位置合せ時に、画面に表示された4角形の読
取範囲を示す枠の範囲と対向していた原稿上の領域の画
像を読取ることが重要であり、読取領域中に更にトリミ
ングや画像処理を行なう特別な領域の指定がある場合に
は、その領域の範囲を示す枠と対向していた原稿上の領
域の画像に対して、位置ずれを生じることなくトリミン
グや画像処理を施すことである。
この実施例では、位置合せ時に、原稿上の印刷像と表
示パネル121上の領域を示す枠などの表示とが重なって
見えるので、その位置合せは正確であり、その時から実
際に画像読取を行なうまでの間に、装置と原稿との間に
スリップなどが生じない限り、位置ずれが生じる恐れは
ない。
設定された読取領域の大きさが、表示パネル121の大
きさと等しいか、又は小さい場合には、MPU222は、撮像
ユニット182aとレンズ190との共役点が、表示パネル121
の副走査方向の縁(第18図で121の上)の位置まで移動
するような移動量を、メインドライブユニット214に与
える。
また、設定された読取領域の大きさが、表示パネル12
1の大きさより大きい場合には、MPU222は、撮像ユニッ
ト182aとレンズ190との共役点が、表示パネル121上に表
示されたの範囲を示す枠の縁(第26図で121ax)の位置
まで移動するような移動量を、メインドライブユニット
214に与える。
メインドライブユニット214は、モータ回転子201,211
を駆動し、ロータリーエンコーダによって検出される回
転量が指定された移動量と一致するように制御して、装
置を所定位置に位置決めする。
この位置合せが完了し、メインドライブユニット214
が完了信号をMPU222に印加すると、MPU222は、撮像用の
ドライブ回路185に撮像開始指令,画像処理ユニット280
に処理開始指令,イメージメモリ140にデータ入力指
令,メインドライブユニット214にY方向の定速走行指
令を、それぞれシステムバス221を介して印加する。
ここでX方向を主走査方向,Y方向を副走査方向と呼ぶ
と、モータ回転子201,211は副走査方向に装置を定速で
走行させることになる。また撮像ユニット182a,182bの
各画素位置のエレメント群は、主走査方向に2048画素並
んでいる。従って、副走査によってn画素分装置を移動
すれば、その間に2048×n画素の二次元画像を読取るこ
とができる。
画像読取は信号LSYNCに同期して主走査の1ライン毎
に行なわれ、各ラインでは、画素同期信号CLKBRに同期
して、2048画素が順次に読取られる。読取られたデータ
は、画像処理ユニット280で画像処理された後、イメー
ジメモリ140に転送され書込まれる。
イメージメモリ140は、アクセス単位のワードのビッ
ト構成が可変になっており、モノクロ画像データに対し
ては1ワード8ビット、R,G,Bのカラー画像データに対
しては1ワード24ビット、C,M,Y,Kのカラー画像データ
に対しては1ワード32ビットの構成になる。
副走査の終了位置に達し、全ての読取領域の画像を読
取るまで、ステップP26の処理が続行される。また、こ
の読取動作中には、表示パネル121上に表示された各種
領域の表示は、装置の副走査に伴なってスクロール表示
される。更に、読取られた画像の内容も、画像処理及び
イメージメモリへの書込みが終了したラインから、順次
に表示パネル121上にリアルタイム表示される。従っ
て、全ての読取範囲の走査が終了するのを待つことな
く、読取の終了した一部分の画像については、オペレー
タはすぐに読取の結果を見て確認することができる。も
しも期待した結果が得られなければ、スイッチを操作し
て読取を中止することもできる。
次に画像読取に関する動作例をいくつか挙げて説明す
る。
第27図の例では、各々の処理領域の範囲を示す枠121
a,121b及び121mによって、トリミングの範囲が設定され
ている。この状態で、ソフトキー121hに対し入力操作を
行なうと、画像読取が開始される。その結果、第28図に
示す画面が表示される。第27図と第28図を対比すると、
枠121a,121b,121mの各々で指定された範囲内だけが、有
効な画像データとして抽出されたことが分かる。なお、
枠121a,121b,121mの情報は、RAM224に記憶されており、
イメージメモリ140上の画像データとは分離されてい
る。
第30a図の例では、処理領域の範囲を示す枠121aの部
分で所定の色変換を行なうように処理内容が指定されて
いる。なお、第30a図において10b,10c,10d及び10xは、
各々原稿(10)上の印刷された像であり、表示パネルを
透かして見えている。第30a図の状態で、ソフトキー121
hに対し入力操作を行なうと、画像読取が開始され、そ
の結果、第30b図に示す画面が表示される。第30b図に示
される読取られた画像121b1は、原稿上の画像10bとは色
が異なっている。
第31a図の例では、パーソナルコンピュータ90から任
意指定コマンドを受信し、オペレータが任意の複数領域
で互いに異なる画像処理を施すように設定してある。具
体的には、領域を示す枠121aの部分ではガンマ補正ユニ
ット282でローキーに設定し、枠121bの部分では色補正
ユニット183によって色変換をするように設定され、枠1
21mの部分では空間フィルタユニット281で細線化処理を
施すように設定し、その他の部分では標準の画像処理を
行なうように設定してある。第31a図の状態で、ソフト
キー121hに対して入力操作を行なうと、画像読取が開始
され、その結果、第31b図に示す画面が表示される。
これまでの説明では、画像読取及びプリントの動作に
おける画像処理端末装置の移動は、全て、モータ回転子
201,211磁気的に駆動して、装置を自走させる場合を説
明したが、このような自走を行なう場合には、電力消費
が大きいので、画像処理端末装置が電源としてバッテリ
ーを使用し、ホストコンピュータから電力を得られない
ような状況では、装置の使用可能な時間が大きく制限さ
れる。
従って、電力消費を抑えたい場合には、装置の自走を
やめて、オペレータの手動操作によって移動を行なうこ
ともできるように構成してある。なおその場合には、移
動する位置や方向を示す情報が、表示パネル121上に表
示される。
ステップP27では、画像読取動作が完了したので、完
了スティタスを外部のパーソナルコンピュータ(ホスト
コンピュータ)90に送る。
オペレータがスイッチ255の釦を押すと、ファイルモ
ードに入り、ステップP31に進む。このステップでは、
ファイル操作に関するオペレータの指示を待つために、
メニュー画面を表示パネル121上に表示する。このメニ
ュー画面には、ディスク80からイメージメモリ140に画
像のデータを転送するか、又はイメージメメモリ140か
らディスク80にデータを転送するかを選択するための情
報が含まれている。
ステップP32では、オペレータがファイル名などを入
力する。
ステップP33では、表示パネル121上に表示される2つ
のソフトキー(セーブとロード)について、それらの入
力操作の有無を調べ、セーブの入力があった場合には、
ステップP34に進み、ロードの入力があった場合には、
ステップP35に進む。
ステップP34では、イメージメモリ140上の画像のデー
タをディスク80に転送し保存するように処理する。この
ステップには、データを圧縮するための処理も含まれて
いる。
ステップ35では、ディスク80上に保存されている画像
のデータをイメージメモリ140上に転送する。圧縮され
たデータについては、データ伸長処理を行なった後でイ
メージメモリ140に書込むようにしている。
次に、コピーモードの場合を説明する。コピーモード
は2種類ある。1つは画像処理端末装置を1台用いるモ
ードであり、もう1つは2台の画像処理端末装置を用い
るバックトゥバックモードである。2台の画像処理端末
装置の有線インタフェイス242同士がケーブルで接続さ
れる場合には、それがROM223内のプログラムで識別さ
れ、自動的にバックトゥバックモードが起動される。コ
ピーモードは読取りモードの設定と、読取動作の実行
と、記録(プリント)動作の実行の3つのステップに大
別される。但しバックトゥバックモードの時には一方が
読取動作を行ない、他方が同時にプリント動作を行な
う。バックトゥバックモードは、一方がスキャナモー
ド、他方がプリンタモードと略同じので、それの説明は
省略する。以下、通常のコピーモードについて説明す
る。
スイッチ254の釦を押すと、ステップP41の処理に進
む。このステップでは、コピーモード設定のためのメニ
ュー画面が、表示パネル121上に表示される。この画面
を第11a図に示す。第11a図において、121dはシャープネ
ス調整,121eは階調調整,121cは色調整,121gは倍率調整,
121jは位置調整(シフト),121kは領域処理設定にそれ
ぞれ割り当てられたソフトキーを示している。
例えば、ソフトキー121kに対して入力操作を行なう
と、第27図のようなトリミング,処理領域の特定,画像
処理内容の設定などの操作が可能になる。
なお特定領域の入力について第31図を参照して述べる
と、領域を入力した後にソフトキー121eを入力すると、
画像処理ステップ毎の選べる処理、例えばガンマ補正処
理ステップでは、ハイコントラスト,ローコントラス
ト,ハイキー,ローキーという具合いに選択メニューが
現れ、領域と関連付けて入力できるようになっている。
また、例えばソフトキー121eを入力したときには第11
b図の階調設定画面になり、階調性がタッチマーク121ad
j+,121adj−,121adjsをタッチすることで標準的な特性
121stから任意の特性121adjを設定できる。121iは、元
の画面(第11a図)に戻るためのソフトキー、121bは画
像読取を開始するためのソフトキーである。
ステップP42は、上記メニュー画面を用いたオペレー
タの入力操作を表わす。
ステップP43では、P42で設定されたコピー仕様を演算
展開し、画像処理ユニット280に処理パラメータを設定
し、トリミングや領域処理がある時は、タイミング・領
域信号発生ユニット231のエリアメモリにデータを書込
む。
ステッフP51は、第31a図の画面でソフトキー121hをタ
ッチした時に実行されるステップであり、前述のステッ
プP26と同様に、読取動作を実行する。主走査毎に読取
られた画像データは、画像処理ユニット280で画像処理
され、記録データに変換されてイメージメモリ140に保
存される。また同時に、表示に適したデータもMPU222が
演算算出され、表示メモリ127に書込まれる。
ステップP61は、プリント動作を実行する処理であ
る。ここで例えば第22図に示す画面が現われる。この画
面はステップP41で設定した仕様で読取り、画像処理が
施され、イメージメモリ140上に存在する画像データに
相当する読取済画像121aと複数のソフトキーが表示パネ
ル121上に表示されたものである。
これらのソフトキーの1つは、記録開始のためのキー
121hであり、これをタッチすれば直ちにイメージメモリ
140から記録ヘッド160に画像データを送り、プリント動
作を実行する。即ち、表示パネル121上の表示画像と実
質上同じものが、表示位置の真下の記録媒体上の記録さ
れる。重ねて言うと、重要なことは、表示手段でオペレ
ータが見た通りに、記録媒体上に永久可視像として記録
されるということである。
従って例えば、記録媒体に予め罫線のようなプレプリ
ントがある場合などは、記録位置を適切に位置合せする
ことができる。位置は、装装置を記録媒体から持ち上
げ,離し,移動することによって調節可能である。
また、記録範囲が表示パネル121より大きい場合で
も、記録媒体と装置を離さずに移動することにより、画
面がスクロールし、記録画像のはみ出しや記録位置の偏
りを記録する前に確認することができる。
メニュー画面中の残りのソフトキーは、再画像処理の
ためのキーであり、これらのキーをタッチすれば、再画
像処理のためのメニュー画面が現われる。再画像処理
は、一担読取ったイメージメモリ140内の画像データを
再度画像処理するものである。例えば、オペレータが意
図した通りの画像が表示パネル121上に現われなかった
場合、あるいは、原稿から読取った1つの画像に対し
て、互いに少しずつ異なった変形(画像処理)を施した
複数の記録画像を得たい場合には、原画像を繰り返し読
取る必要はないので、イメージメモリ140上の画像デー
タを再利用し、それを再び画像処理ユニットで処理し、
処理結果を記録画像として出力する。
再画像処理のためのメニュー画面は、ステップP41の
メニュー画面と同様である。即ち、シャープネス調整,
階調調整,濃度調整,色調整,変倍率調整,トリミング
などがオペレータによって設定可能である。ここで設定
された再画像処理仕様は、MPU222で演算処理され、続い
て画像処理ユニット280に処理パラメータを設定し、ト
リミングの領域設定がある時は、タイミング・領域信号
発生ユニット231のエリアメモリにデータを書込む。し
かる後に、DMAコントローラ225に、転送元アドレスとし
てイメージメモリ140内の所定アドレスを、転送先アド
レスとして画像処理ユニット280のマルチプレクサ289の
アドレスをそれぞれセットして、DMAデータ転送を実行
させる。これにより、画像データは再び画像処理を施さ
れ、表示パネル121上に再び表示される。
なお、上記実施例では、表示手段として液晶表示器を
利用したが、同様に光を通過する性質を有するものであ
れば、その他の表示手段、例えばエレクトロクロミック
表示装置でも代用できる。また、実施例では、表示手段
上の座標を読取る装置として、非接触の光学的読取装置
を用いたが、表示手段上の光透過を妨げないものであれ
ば、別の座標入力装置を用いてもよい。例えば、透明な
シートの間に感圧性の電極を配置して、押圧された位置
の座標を検出するような入力装置を用いることができ
る。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、原稿上に重ねて載置さ
れる光透過性の表示手段上に、画像処理すべき処理領域
の範囲を示す可視情報(例えば第20図の121a)が表示さ
れるので、操作者は、表示手段の上から、可視情報と、
表示手段を透過し重なって見える原稿上の画像とを同時
に見ることができ、原稿上の画像と読取範囲又は画像処
理領域のとの位置合せは極めて正確に行なえる。しか
も、画像読取組体を移動すれば、それに伴なって表示手
段上の可視情報の位置が変わるので、表示手段上に表示
する読取範囲の大きさが、表示手段の大きさより大きい
場合であっても、その読取範囲の全域について、それと
原稿上の画像との位置の対応を見ることができる。つま
り、表示手段よりも大きな画像を読む場合であっても、
画像読取組体を移動しながら表示手段上の可視情報を参
照すれば、読取範囲又は画像処理領域と原稿上の画像と
の位置合せの結果を正確に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する装置340を利用したシステ
ムの使用状態の外観を示す斜視図である。 第2図及び第3図は、それぞれ、第1図の装置340の構
成を示す正面図及びブロック図である。 第4図は、装置340の読取光学系と記録系の配置を示す
斜視図である。 第5図は、表示・入力ユニット100を示す平面図であ
る。 第6図は、画像処理ユニット280の構成の概略を示すブ
ロック図である。 第7図,第8図及び第9図は、装置340の動作タイミン
グを示すタイムチャートである。 第10図は、タイミング・領域信号発生ユニット231の構
成を示すブロック図である。 第11a図及び第11b図は、表示パネル121上の表示内容を
示す平面図である。 第12図,第13図及び第14図は、それぞれ、画像処理ユニ
ット280内の、空間フィルタユニット281,色補正ユニッ
ト283及び変倍ユニット284の構成の一部分を示すブロッ
ク図である。第15図及び第16図は、それぞれ、撮像ユニ
ット182a及び182cの構成を示すブロック図である。 第17図は、装置340の動作の概略を示すフローチャート
である。 第18図,第19図,第20図,第21図,第22図,第23図,第
24図,第25図,第26図,第27図,第28図,第29a図,第2
9b図,第29c図,第29d図,第30a図,第30b図,第31a図
及び第31b図は、表示パネル121に表示された可視情報を
含む表示・入力ユニット100の外観を示す平面図であ
る。 10:原稿(又は記録媒体)、90:パーソナルコンピュータ 100:表示・入力ユニット 102,104:発光ダイオードアレイ 103,105:フォトダイオードアレイ 121:液晶表示パネル(表示手段) 123:ライトガイド、126:LCDドライブ 127:表示メモリ、140:イメージメモリ 160:記録ユニット、180:画像読取ユニット 182:撮像モジュール(撮像手段) 190:ズームレンズ、194:蛍光灯 201,211:モータ回転子 202X,202Y,212X,212Y:界磁コイル 203X,203Y,213X,213Y:ロータリーエンコーダ(移動量検
知手段) 214:メインドライブユニット 221:システムバス、222:MPU(表示制御手段) 223:ROM、224:RAM 225:DMAコントローラ、226:割込コントローラ 227:フロッピーディスクドライブ 230:I/Oポート 231:タイミング・領域信号発生ユニット 232:フォントメモリ 251:光学センサ、252:磁気センサ 253〜258:スイッチ、280:画像処理ユニット 281:空間フィルタユニット 282:ガンマ補正ユニット、283:色補正ユニット 284:変倍ユニット、288:ディザ処理ユニット 340:画像処理端末装置(画像読取組体) SEL1〜SEL5:選択回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を画素単位に分解して読取る撮像
    手段,及び光透過性を有し前記撮像手段が読取る原稿上
    の任意の位置に載置自在な表示手段、が実質上一体に構
    成され、前記原稿上を移動自在な画像読取組体; 前記画像読取組体の移動量を検知する、移動量検知手
    段;及び 原稿上の読取範囲を示す可視情報を前記表示手段に表示
    するとともに、該可視情報の表示位置を、前記移動量検
    知手段の検知した移動量に応じて更新する表示制御手
    段; を備える画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿画像を画素単位に分解して読取る撮像
    手段,及び光透過性を有し前記撮像手段が読取る原稿上
    の任意の位置に載置自在な表示手段、が実質上一体に構
    成され、前記原稿上を移動自在な画像読取組体; 領域指定手段; 前記撮像手段が出力する画像データに対して、前記領域
    指定手段によって指定された領域毎に定められた処理を
    施す、画像処理手段; 前記画像読取組体の移動量を検知する、移動量検知手
    段;及び 前記領域指定手段で指定される領域の範囲を示す可視情
    報を前記表示手段に表示するとともに、該可視情報の表
    示位置を、前記移動量検知手段の検知した移動量に応じ
    て更新する表示制御手段; を備える画像読取装置。
  3. 【請求項3】入力面が光透過性を有し二次元位置を入力
    する座標入力手段が、その入力面が前記表示手段の表示
    面と実質上重なる状態で設けられた、前記請求項1記載
    の画像読取装置。
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