JP3052962B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

Info

Publication number
JP3052962B2
JP3052962B2 JP11199654A JP19965499A JP3052962B2 JP 3052962 B2 JP3052962 B2 JP 3052962B2 JP 11199654 A JP11199654 A JP 11199654A JP 19965499 A JP19965499 A JP 19965499A JP 3052962 B2 JP3052962 B2 JP 3052962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
display
registered
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11199654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000035708A (ja
Inventor
英男 村松
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16411435&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3052962(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP11199654A priority Critical patent/JP3052962B2/ja
Publication of JP2000035708A publication Critical patent/JP2000035708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052962B2 publication Critical patent/JP3052962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写装置に関し、更
に詳述すればフルカラーの複写画像を得ることが可能な
複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーのCCD イメージセンサを読取部に
用いるフルカラーの複写装置では、原稿画像の特定部分
の色を記憶保持しておけるものが開発されており、これ
により、例えば他の原稿の複写時に、画像の所望部分の
色を記憶しておいた色に変更する等の編集処理が可能に
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
編集処理を行う場合には、オペレータは予め複写装置に
どのような色が記憶登録されているかが分からないと、
不本意な色が出力されてしまうことになる。ところが、
従来装置においては、色を登録したオペレータ本人しか
色の内容が分からず、他のオペレータは登録されている
色の内容を確認することができなかった。本発明は斯か
る事情に鑑みてなされたものであり、登録されている色
の内容を的確にオペレータに理解せしめることが可能な
複写装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複写装置
は、複数の色成分の画像信号に基づいてカラー画像を形
成する複写装置であって、任意の色を登録でき、この登
録色を原稿の色に関する複写編集処理に利用して画像形
成を行い得る複写装置において、前記登録色に相当する
信号を記憶する記憶手段と、任意の登録色に相当する信
号を前記記憶手段に登録させる任意色登録手段と、該任
意色登録手段で登録された任意の登録色に相当する信号
の読出しを指令する読出し指令手段と、前記読出し指令
手段にて読出された登録色に相当する信号に基づいて原
稿画像に色編集を施して複写する編集複写手段とを備
え、前記任意の登録色がプリントされた用紙を操作パネ
ル近傍に配設するように構成してあることを特徴とす
る。
【0005】複写装置に登録されている色は、プリント
指令手段によるプリント指令により用紙上に所定形状の
色パターン画像を形成する。また、登録色による画像が
形成された用紙は、操作パネル近傍に配設される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明に係
る複写装置の縦断面構造図であり、図中22は原稿の画像
を読み取るためのイメージリーダ部、23は画像情報に基
づいて実際の複写動作を行うエンジン部である。
【0007】イメージリーダ部22は、原稿ガラス15上に
セットされた原稿の光学像を読取るスキャナ部10、スキ
ャナ部10を水平に移動させる走査モータ11、スキャナ部
10からの画像信号を処理する画像信号処理回路213 等に
て構成されている。またスキャナ部10は、原稿ガラス15
を通して原稿面を照射する光源12, 原稿面からの反射光
を捉える集束性ロッドレンズアレイ13及びこれからの出
射光を捉えるカラーCCD リニアイメージセンサ14を備え
ており、原稿面の画像データはカラーCCD リニアイメー
ジセンサ14にて電気信号に変換された後、画像信号処理
回路213 にて信号処理されてレーザダイオード駆動回路
214 に送られ、レーザダイオード(図示せず)の点灯・
消灯信号としてポリゴンミラー31, 平面ミラー37を介し
て、感光ドラム41上に投射され、露光が行われる。
【0008】感光ドラム41は反時計方向である矢符方向
に回転駆動されるように構成されており、その周囲には
回転駆動域の上方に位置して帯電チャージャ43が配設さ
れ、感光ドラム41は帯電チャージャ43にて帯電を受けた
後に露光を受ける。感光ドラム41の周囲には帯電チャー
ジャ43の下流側に、余分なトナーの付着を防止するLED
アレイ44が設けられており、LED アレイ44の下流側に
は、イエロー, シアン,マゼンタ, ブラックの各現像器4
5a,45b,45c,45d がこの順序で配設されている。イメー
ジリーダ部22から色分解された光学像が照射され、照射
された部分の電位が降下し、次の工程の現像器45a,45b,
45c,45d による現像においてトナーが照射を受けない部
分に付着して作像される。感光ドラム41の下側には、ト
ナー像を複写用紙に転写する転写チャージャ46が設けら
れている。また帯電チャージャ43の上流側に、感光ドラ
ム41の残留電荷を除去するイレーサランプ42が設けられ
ている。
【0009】エンジン部23は、感光ドラム41に加えて転
写ドラム51, 定着器48, 排出トレイ49,2個の給紙トレ
イ50等を具備している。転写ドラム51は感光ドラム41に
近接してこれと平行に配設されており、周面には被転写
体たる複写用紙を保持するためのチャッキング爪52を備
え、矢符方向に回転駆動される。給紙トレイ50から引出
された複写用紙はイメージリーダ部22による読取り動作
に同期してその先端部をチャッキング爪52にて転写ドラ
ム51周面に固定され、次いで感光ドラム41のトナー像が
転写チャージャ46と対向するのに同期して複写用紙の先
端部も転写チャージャ46に達し、トナー像が順次複写用
紙上に転写される。感光ドラム41, 転写ドラム51の1回
転目にはイエローのトナーに対して転写の工程が行わ
れ、2回転目にマゼンタ,3回転目にシアン,4回転目
にブラックの順序にて各色のトナーに対して転写の工程
が行われる。1枚の複写用紙に対して4回の転写工程が
終了すると、チャッキング爪52が緩められ、複写用紙
は、分離爪47にて転写ドラム51周面から引き剥がされ、
定着器48にて定着された後、排出トレイ49上に排出され
る。
【0010】図2は複写装置の操作パネル300 の模式的
平面図であり、操作パネル300 の手前側には複写枚数等
を置数するテンキー301 〜310 、置数の解除及びマルチ
コピーの中断を指示するクリア/ストップキー311 、複
写スタートを指令するプリントキー312 が配設されてい
る。また操作パネル300 の右側の面には、複写モードメ
ニュー等の選択を行うジョイボール313 、ジョイボール
313 にて選択された複写モードメニュー等を確定させる
セットキー314 、セットキー314 により確定された内容
を解除するキャンセルキー315 、原稿画像を液晶表示さ
せるモニタキー316 がジョイボール313 を操作しながら
押圧できるように近接して配設され、更に操作パネル30
0 の中央には操作に関するすべての内容を表示するドッ
トマトリックス型(640×400 ドット)の液晶表示パネル
222 が、また、操作パネル300 の左側面には登録色のプ
リント内容をセットしてオペレータに表示する為の登録
色セット部317 が夫々配設されている。
【0011】図3はジョイボール313 近傍の概略側面
図、図4はジョイボール313 の斜視図である。ジョイボ
ール313 は、 360゜のすべての方向にわたってある角度
Θだけ倒れることができるステイック部313aと、該ステ
イック部313aの上部に取付けられた球の一部をなすボー
ル部313bとから構成されており、ボール部313bは操作パ
ネル300 の外装面からその一部が露出されていて、ジョ
イボール313 に回転が与えられると、操作パネル300 の
外装面に覆われている部分が露出されるようになってい
る。なお、ステイック部313aは図示しないスプリングに
て、直立状態(Θ=0)に自動復帰するようになってい
る。ステイック部313aのX方向,Y方向各々の回転角度
は、2個の可変抵抗器にて検知されており(図4参
照)、後述するA/D 変換 I/O 218 によりデジタルデ
ータに変換され、後述する第3CPU203によって判定さ
れ、各種の制御が行われる。
【0012】図5は本実施の形態の制御回路の系統図で
あり、エンジン部23を制御する第1CPU201、イメージリ
ーダ部22を制御する第2CPU202、操作パネル300 を制御
する第3CPU203を中心にして構成されている。
【0013】第1CPU201には、エンジン部23の各所に設
置されていて動作状態を検出するセンサ群206 からの信
号が、IC205 を介して入力される。また逆にIC208 を介
して、エンジン部23の各種モータ, ソレノイド等を駆動
する駆動回路群209 へ制御信号を出力する。更に第1CP
U201は、画像信号処理回路213 へも制御信号を出力す
る。
【0014】第2CPU202へはイメージリーダ部22の各種
状態を検知するセンサ群211 からの信号が入力される。
また第2CPU202は、走査モータ11の駆動回路210, CCDリ
ニアイメージセンサ14の周辺回路212,及び画像信号処理
回路213 を制御する。 CCDリニアイメージセンサ14から
の画像データは、画像信号処理回路213 に与えられ、該
画像信号処理回路213 から処理された画像信号がデータ
バス226 を介してレーザダイオード駆動回路214 へ与え
られる。
【0015】第3CPU203へは、ジョイボール313 を除く
操作パネル300 の各種キーのキー入力がパラレル I/O
216 を介して行なわれ、一方ジョイボール313 の状態
(ステイック部313aの倒れ方向及びその角度の情報)は
A/D 変換 I/O 218 を介して第3CPU 203 へ入力され
る。LCD コントローラ221 を介して液晶表示パネル222
が第3CPU203に接続されており、各ドットが点灯, 消灯
の2値の何れかを選択することにより、液晶表示パネル
222 に様々な表示がなされる。画像信号処理回路213 に
て処理された画像信号は、データバス227 を介して画像
信号変換回路225へ入力され、画像信号変換回路225 に
て液晶表示のための信号に変換され、その変換信号はパ
ラレル I/O 220 を介して第3CPU203で制御され、一旦
RAM224に格納される。そして必要に応じて第3CPU203の
制御によってRAM224から変換信号が読出されて、液晶表
示パネル222 に液晶表示される。またRAM224はこの他
に、制御プログラムのワーキング用にも用いられ、ROM2
23には、操作パネルの制御プログラム及び液晶表示デー
タが格納されている。また第3CPU203はシリアル I/O2
15 を介して、第1CPU201及び第2CPU202とシリアル通
信されている。
【0016】次に液晶表示パネル222 の表示内容につい
て説明する。図6は電源投入時における液晶表示パネル
222 の表示内容(以下表示D1という)を示す模式図で
あり、図において401 はメニューカーソルのホームポジ
ション位置を示すものである。また402a〜402hは各メニ
ューを示すものであり、各メニューの左端にはメニュー
カーソルの点灯位置401a〜401hが設けられており、ジョ
イボール313 の操作にて任意のメニューが選択される
と、この選択されたメニューに対応する位置401a〜401h
の1つが黒く反転する。なお図6では、メニューカーソ
ルがホームポジションにある状態を示している。また図
中403 は、テンキー301 〜310 にて設定される複写枚数
を示す複写枚数表示であり、例えば1〜99の数字が表示
される。404 は「倍率指定」メニュー402aの機能にて決
定された倍率を表示する複写倍率表示であり、405 は
「用紙指定」メニュー402bの機能にて選択されている給
紙トレイ50内の用紙サイズを示す複写用紙サイズ表示で
ある。また406 はそのときの複写装置の状態, または複
写装置に対して施すべき処理を文字, 絵文字等にて表示
するインフォメーション表示であって、407 は「濃度調
整」メニュー402cの機能にて選択設定された複写濃度を
示す複写濃度レベル表示であり、濃度レベルは7段階に
分けられている。
【0017】図7は、図6の状態において画像編集メニ
ュー402dを選択した場合の液晶表示内容(以下表示D2
という)を示す模式図である。図6にあってメニューカ
ーソルは最初ホームポジション401 に位置しているが、
ここでジョイボール313 にY(−)の方向(図2の手前
方向)の回転を与えると、メニューカーソルは401a→40
1b→401c→401dの順に移動し、続いてY(+)方向の回
転を与えると、メニューカーソルは401d→401c→401b→
401aの順に移動する。またメニューカーソルが401dにあ
る状態で、ジョイボール313 にX(+)方向の回転を与
えると、メニューカーソルは401d→401e→401f→401g→
401hの順に移動し、続いてX(−)方向の回転を与える
と、メニューカーソルは401h→401g→401f→401e→401d
の順に移動する。
【0018】メニューカーソルが401aの位置にあるとき
にセットキー314 をオンすると、倍率を設定するための
指示がなされる。このときテンキー301 〜310 により倍
率を設定した後、セットキー314 をオンすることによ
り、複写倍率が設定される。倍率設定は、ジョイボール
313 を用いて行ってもかまわない。つまり、ジョイボー
ル313 をY方向に回転させると倍率設定値が0.001 単位
毎に増減するので、所望の倍率値を示す時点にてセット
キー314 をオンすることにより、複写倍率が設定され
る。なおスキャナ部10の走査速度は、等倍時を1とすれ
ば、設定倍率をMとしたときに1/Mであり、スキャナ
部10の走査方向に関しては、光学的に変倍を行う。一
方、走査方向と垂直な方向(CCD リニアイメージセンサ
14の各受光素子の並設方向)に関しては、画像信号処理
回路213 にて読取られた画像に対して縮小/拡大の処理
が行われる。
【0019】次に、メニューカーソルが401bの位置にあ
るときにセットキー314 をオンすると、上下2段の給紙
トレイ50のうちの何れか一方を選択するように指示がな
される。このとき、後述する用紙サイズ検出機構にて上
段, 下段の各給紙トレイ50の用紙サイズも表示され、ジ
ョイボール313 を回転させることによって給紙トレイ50
の選択を行い、セットキー314 をオンすることにより、
用紙サイズの設定は終了する。
【0020】さらにメニューカーソルが401dの位置に達
したときに、セットキー314 をオンすると、図7に示す
画面が得られる。この画面では、各メニュー412a〜412
g, 各メニューに対応する点灯位置411a〜411g, インフ
ォメーション表示406 以外に、イメージリーダ部22によ
り読取られた原稿画像が概略表示される画像モニタエリ
ア413 が現れる。
【0021】図8は、図7の状態においてエリア編集メ
ニュー412aを選択した場合の表示内容(以下表示D3と
いう)を示す模式図である。図7の状態において、ジョ
イボール313 を回転させてメニューカーソルを411aに移
動し、そこでセットキー314をオンすると、図8に示す
ような画面が現れる。この画面におけるメニューは422a
〜422cの3種類である。ここで「モニタレベル」のメニ
ュー422cは、画像モニタ表示において、原稿画像データ
から表示データへ変換する際のしきい値となる比較デー
タを変更するためのメニューであり、比較データの濃度
度合はモニタレベル表示423 に7段階にて示される。
【0022】図9は、図8の状態においてインフォメー
ション表示に従って画像モニタ表示を完了した際の表示
内容(以下表示D4という)を示す模式図である。図8
においてインフォメーション表示に応じて、原稿ガラス
15上に原稿をセットしてモニタキー316 をオンすると、
スキャナ部10は原稿を走査し、その走査が終了すると原
稿画像が画像モニタエリア413 に表示される。原稿画像
が表示されている状態にて、トリミングメニュー422aを
選択すると、画像モニタエリア413 内に位置指定カーソ
ル431 が現れる。またこの際、画像モニタエリア413 に
は、選択されている用紙サイズに基づいて実際に複写さ
れる領域を示す有効画像エリア枠424 と、原稿端を示す
原稿枠425 とが、原稿画像に合せて表示されている。
【0023】図10は、図9の状態において実際にトリミ
ングモードのエリア設定を行っている場合における表示
内容(表示D5という)を示す模式図である。ジョイボ
ール313 を回転させて位置指定カーソル431 を図9に示
す位置から移動させて、図10に示す位置441 に設定して
セットキー314 をオンすると、位置指定カーソル431は
その位置441 に固定表示される。更にジョイボール313
を回転させて位置指定カーソル431 をこの位置441 から
位置442 に移動させ、セットキー314 をオンすると、位
置指定カーソル431 はその位置442 に固定表示される。
このようにして固定表示された2点を対角線の両端とす
る四角形443 をトリミングの設定エリアとする。
【0024】図11は、図10の状態において2点目の位置
設定を完了した後にセットキー314をオンとした場合に
おける表示内容(以下表示D6)を示す模式図である。
トリミングのエリアを設定した後にセットキー314 をオ
ンすると、設定エリア内の画像(A)を残して残りの画
像は消去される。この際、残された画像が複写可能であ
るかどうかを容易に判別できるように、有効画像エリア
枠424 は表示されたままである。ここでトリミングモー
ドにおけるエリア設定が終了したので、インフォメーシ
ョン表示406 には「コピーできます」と表示される。
【0025】トリミングモードにて1個所のエリア設定
を行った後に、更にトリミングモードにて別エリアの設
定を行う場合の手順とその際の液晶表示パネル222 の表
示内容について説明する。1個所のエリア設定を行った
後(図11に示す表示D6)に、まずセットキー314 をオ
ンして、図9(表示D4)に示すように原稿の原画像を
画像モニタエリア413 に再び表示させる。するとこのと
きに位置指定カーソル431 が前回のエリア設定における
2点目の位置442 (図10参照)に現れ、前回の設定エリ
アを示す長方形443 が現れて、インフォメーション表示
は「エリアを設定してください」となる。次いで前述の
第1回目のエリア設定時と全く同様に、ジョイボール31
3 を回転して位置指定カーソル431 を所望の位置に移動
し、セットキー314 をオンして今回の設定エリアの1点
目を指定する。次に同様にして今回の設定エリアの2点
目を指定する。そうすると画像モニタエリア413 では、
前回の設定エリア内と今回の設定エリア内との原稿画像
を残して残りの画像は消去され、インフォメーションは
「コピーできます」となる。このような動作の繰り返し
によって、第3回目,第4回目,…のエリア設定が可能
である。
【0026】トリミングモードの設定エリア内にイレー
スエリアを設定する手順及びその際の液晶表示パネル22
2 の表示内容について説明する。まずジョイボール313
をY(−)方向へ回転して421bが点灯するようにメニュ
ーカーソル421aを移動させ、セットキー314 をオンし
て、トリミングモードからイレースモードにモード変更
する。次いでトリミングモードのエリア設定時と全く同
様の動作を行なって、イレースモードのエリアを設定す
る。
【0027】図12は、エンジン部23の制御を行う第1CP
U201のメインルーチンを示すフローチャートであって、
まず電源が投入されると、ステップS11 で以後のサブル
ーチン内にて使用される各種タイマ, フラグ, カウンタ
等を初期状態に設定した後、以下の処理の基準時間とな
る内部タイマー値を設定してスタートさせる(ステップ
S12)。複写用紙を給紙トレイ50から供給して転写ドラム
51周面にその用紙を保持し、トナー像の転写が完了する
と、分離爪47にて転写済みの用紙を転写ドラム51から分
離して定着器48を経て排出トレイ49に排出するという、
複写用紙の一連の搬送を行う(ステップS13)。
【0028】帯電, 現像等のような感光ドラム41周辺の
制御を行い(ステップS14)、定着器48の温度制御を行い
(ステップS15)、給紙トレイ50内の用紙サイズを検出し
(ステップS16)、第2CPU202, 第3CPU203とのシリアル
通信を行い(ステップS17)、内部タイマーの終了を待っ
てステップS12 に戻り再度内部タイマーをスタートさせ
る(ステップS18)。
【0029】図13は、イメージリーダ部22の制御を行う
第2CPU202のメインルーチンを示すフローチャートであ
って、まず電源が投入されると、ステップS21 で以後の
サブルーチン内にて使用される各種タイマ, フラグ, カ
ウンタ等を初期状態に設定した後、以下の処理の基準時
間となる内部タイマー値を設定してスタートさせる(ス
テップS22)。第3CPU203からの指示に応じて原稿走査を
開始し(ステップS23)、他のCPU からのタイミング信号
に合せて原稿走査を行なえるように、走査モータ11の速
度及び位置を制御する(ステップS24)。走査動作に同期
してCCD 周辺回路212 を制御し、カラーCCD リニアイメ
ージセンサ14を駆動して画像信号を得る(ステップS2
5)。得られた画像信号に、変倍等の種々の処理を加え
(ステップS26)、第1CPU201とのシリアル通信を行い
(ステップS27)、内部タイマーの終了を待ってステップ
S22 に戻り再度内部タイマーをスタートさせる(ステッ
プS28)。
【0030】図14は、操作パネル300 の制御を行う第3
CPU 203 のメインルーチンを示すフローチャートであっ
て、まず電源が投入されると、ステップS31 で以後のサ
ブルーチン内にて使用される各種タイマ, フラグ, カウ
ンタ等を初期状態に設定した後、以下の処理の基準時間
となる内部タイマー値を設定してスタートさせる(ステ
ップS32)。LCD コントローラ221 へ表示画像データ, コ
マンドを与えることによって、液晶表示パネル222 の表
示を行う(ステップS33)。操作パネル300 上の各種キー
301 〜312, 314〜316 のオン・オフの状態を判定し、そ
の内容をパラレル I/O 216 を介してRAM224へ格納する
(ステップS34)。ジョイボール313 の回転状態を判定し
て、その内容を A/D 変換 I/O 218 を介してRAM224へ
格納すると共に、後述するようなフラグを作成する(ス
テップS35)。画像信号変換回路225 にて変換処理を受け
た画像信号をパラレル I/O 220 を介してRAM224へ格納
する(ステップS36)。基本コピーモード時における各種
の処理を、ステップS34,S35 の入力処理に応じて行い
(ステップS37)、画像編集コピーモード時及び色編集コ
ピーモード時における各種の処理を、ステップS34,S35,
S36 の入力処理に応じて行い(ステップS38 及びS39)、
画質調整状態時の各種の処理を、ステップS34,S35 の入
力処理に応じて行い(ステップS40)、第1CPU201,第2
CPU202とのシリアル通信を行ない(ステップS41)、内部
タイマーの終了を待ってステップS32 に戻り再度内部タ
イマーをスタートさせる(ステップS42)。
【0031】図15は図13のステップS23 の走査開始ルー
チンの内容を示すフローチャートであり、この処理は、
実際の複写動作のための走査開始(ステップS231)と原
稿画像モニタのための走査開始(ステップS232)とに分
かれている。なお、S231では、モニタ要求時には実際の
複写動作をキャンセルするようになっている。
【0032】図16は図15のステップS232のモニタスター
トルーチンの内容を示すフローチャートである。第3CP
U203からのモニタ要求はシリアル通信によって第2CPU2
02へ伝達され、その要求を受け取ると(ステップS2321
YES)、データバス226 を無効としてデータバス227 を有
効とする(ステップS2322)。つまりこのとき、原稿走査
を行った際にカラーCCD イメージセンサ14にて得られる
画像信号は、画像信号処理回路213 にて処理された後、
画像信号変換回路225 へ送られる。次いで後述するモニ
タ比較データを設定した後(ステップS2323)、倍率1.00
0 倍, 走査長 420mm(A3T 長)にて原稿の走査要求を行
う(ステップS2324)。
【0033】次いでステップS24 (図13参照)におい
て、倍率値, 走査長に基づいて走査モータ11が駆動さ
れ、原稿走査が行われて画像信号変換回路225 にて変換
を受けた後、パラレル I/O 220 を介してRAM224に画像
信号が格納される。また、この走査において得られる画
像信号に基づいて原稿サイズ(位置)の検出が行われ
る。
【0034】図17, 図18, 図19は画像信号変換回路225
の動作内容を説明するための模式図である。CCD リニア
イメージセンサ14の読取りは16dots/mmにて各dot 8bi
ts(階調)で行われるのに対して、液晶表示パネル222
への表示においては原稿1mmを液晶1dot に対応させて
点灯・消灯の2値にて行うこととし、画像信号変換回路
225 はこのために画像信号を変換する。図17は画像読取
信号, 図18は画像表示用信号を示しており、読取りの際
には1/16mm四方毎に8bitsの画像信号を得ているが、
表示用として用いる信号は1mm四方毎に1回(8bits)
のみの信号としている。
【0035】図19においてまず画像信号変換回路225
は、画像信号処理回路213 からの8bitsの画像信号(a)
を16分周して必要な8bitsの画像信号(b) を選択抽出す
る。この8bitsの画像信号(b) の上位4bitsと第2CPU2
02から指示される4bitsのモニタ比較データ(e) とを比
較し、その比較結果を1bit のデータ(c) にて出力す
る。画像信号の上位4bitsがモニタ比較データより大き
い場合には“1”として、以下の場合には“0”として
1bit のデータ(c) を出力する。そして“1”が出力さ
れたときには液晶が点灯され、“0”が出力されたとき
には液晶が消灯される。例えば画像信号(a) が2進法に
て(a) =10010011であるとすると、SL(比較データ)=
8=1000(2進法)の場合には“1”が出力されて液晶
は点灯し、SL=10=1010(2進法)の場合には“0”が
出力されて液晶は消灯する。
【0036】更にこの1bit のデータ(c) を順に蓄積し
て8bitsのパラレルデータ(d) とし、パラレル I/O 22
0 を介してRAM 224 へ出力して収納する。例えば 297mm
× 420mmのA3サイズとすると、この際の出力の順序は
(T-1,Y-1)→(T-2,Y-1)→…→(T-297,Y-1)→(T-1,Y-
2)→…→(T-297,Y-420)の順であって、RAM 224 には 2
97× 420=124.74(kbits) の画像データが収納されるこ
とになる。第2CPU202から指示される4bitsの比較デー
タ(e) は、表示濃度のしきい値レベルを示すデータであ
り、このデータは後述するように操作パネル300 におけ
るジョイボール入力にて可変であるので、モニタ画像を
所望の濃度に調節することが可能である。
【0037】次に、原稿サイズ(位置)検出について説
明する。図20は原稿サイズを検出するための装置構成を
示すブロック図、図21はその原理を説明するための模式
図である。14はCCD リニアイメージセンサであり、図21
において左右方向(x方向)はスキャナ部10 (リニアイ
メージセンサ14) の走査方向、上下方向(y方向)はCC
D リニアイメージセンサ14における各受光素子の並設方
向である。
【0038】CCD リニアイメージセンサ14にて読取られ
た原稿が載置されているかどうかに応じて、所定のしき
い値にて2値化され、各画素の白/黒の結果が、ライン
メモリ511 の所定のアドレスに収納される。ラインメモ
リ511 に収納された1ライン分のデータにつき、カウン
タ512 は、上位アドレスから順に(図21A方向)黒画素
数を白画素が存在するまでカウントし、白画素があれば
そこでカウントを止める。また同様に、1ライン分のデ
ータにつき、カウンタ514 は、下位アドレスから順に
(図21B方向)黒画素数を白画素が存在するまでカウン
トし、白画素があればそこでカウントを止める。各カウ
ンタ512, 514は、所定値(1ライン分の全画素数)まで
カウント可能であり、走査モータ11からの信号によって
CCDリニアイメージセンサ14の走査がx方向に1ステッ
プ進んだタイミングを検知すると、各々のカウント値を
対応する各符号判別器513, 515及び演算器516 へ出力す
る。
【0039】各符号判別器513, 515は、隣合うラインに
おけるカウント値の差(今回のラインにおけるカウント
値−前回のラインにおけるカウント値)の符号を判別
し、その判別結果を演算器516 へ出力する。演算器516
へは、各カウンタ512, 514から、カウント値も入力され
る。また517 は、走査モータ11からの信号によって、CC
D リニアイメージセンサ14のx方向の位置アドレスをカ
ウントするカウンタであり、カウンタ517 はこのカウン
ト値を演算器516 へ出力する。カウンタ517 のインクリ
メントに合せて、前記両カウンタ512, 514はリセットさ
れ、次のラインにおけるカウントが開始される。
【0040】演算器516 は、前記判別結果, 各カウンタ
512,514,517 からのカウント値に基づいて、原稿の4頂
点の位置(座標)を求め、次いで原稿の4辺の長さを演
算し、その演算結果を比較器518 へ出力する。比較器51
8 には、定型の複写用紙のサイズが記憶されており、こ
の演算結果と定形の複写用紙のサイズとを比較して、原
稿サイズ(位置)を検出する。
【0041】次に、原稿サイズ(位置)検出の動作につ
いて、図21に示すように原稿(4頂点P1 ,P2
3 ,P4 )が載置された例に基づき、具体的に説明す
る。図に示すようにx,y座標系を設定し、各頂点の座
標を、P1 (x1 , 1 ),P2( x2 ,y2 ),P3
(x3 ,y3 ),P4 (x4 ,y4 )とする。x=0の
位置から順にCCD リニアイメージセンサ14を1ラインず
つ右方向に走査しながら、1ライン走査する度にA,B
両方向から白画素に達するまで原稿外の画素(黒画素)
をカウントする。CCD リニアイメージセンサ14のx座標
がxi のときのカウンタ512,514 のカウント値を夫々A
(xi ) ,B(xi )とすると、xi , A(xi ),B
(xi )の値により、4頂点P1 ,P2 ,P3 ,P4
座標を検出する。
【0042】走査初期(P1 に到達するまで)では、原
稿が全く載置されていない領域であるので、両カウンタ
512, 514のカウント値は、1ライン分の全画素数である
が、P1 に到達すると、両カウンタ512, 514のカウント
値がはじめて前記所定値(1ライン分の全画素数)より
少なくなる。符号判定器513,541 では各々A(xi
1)−A(xi ),B(xi +1)−B(xi )の値を
監視しており、P1 に達したことはA(xi +1)−A
(xi )の値が0以外の値をとることから判別できる。
このときのカウンタ517 からのカウント値(x方向座
標), カウンタ514からのカウント値(y方向座標)に
より、P1 の位置がわかる。次にP2 については、B
(xi +1)−B(xi )の符号を調べることにより求
められる。P2に達するまではこの差は負であるが、P
2 を通過した後はこの差は正となる。したがってこの差
が負から正に変わる時点における両カウンタ514, 517か
らのカウント値にて、P2 の位置が検出される。
【0043】次いで、A(xi +1)−A(xi )の符
号が負から正に変わる時点における両カウンタ514,517
からのカウント値にて、P4 の位置を検出できる。最後
に両カウンタ512, 514のカウント値が所定値にもどった
時点における両カウンタ514,517からのカウント値に
て、P3 の位置を検出できる。このようにして求められ
た4頂点の座標を用い、演算器516 にて原稿の4辺の長
さを検出する。まずバーP1 2 を下記(1) 式に基づい
て演算し、他の3辺の長さも(1) 式と同様の計算式にて
演算する。
【0044】
【数1】
【0045】最後に、演算された4辺の長さと定形の複
写用紙のサイズとを比較器518 にて比較し、原稿のサイ
ズを検出する。なお、図20に示したブロック図は図5に
示す画像信号処理回路213 の一部であり、比較器518 の
出力は第2CPU202, シリアルI/O 215を介して第3CPU20
3に伝えられる。
【0046】図22は給紙トレイ50の斜視図、図23は用紙
サイズ・方向及びマグネット装着位置の関係を示す図
表、図24は図12のステップS16 の用紙サイズ検出ルーチ
ンの内容を示すフローチャートである。
【0047】給紙トレイ50は図22に示す如く、その底部
に4個のマグネット501a〜501dが設けられており、給紙
トレイ50が複写装置本体に装着されるとリードスイッチ
(図示せず)にてマグネットの装着状態が検出されるよ
うになっている。そしてこの検出結果に応じて図23に示
すような関係によって給紙トレイ50に収納された用紙の
サイズとその位置が検出される。このリードスイッチは
センサ群206 (図5参照)に含まれているセンサであ
る。
【0048】4個のマグネット501a〜501dの装着の有無
を判定し(ステップS1601,S1602,S1603,S1604,S1609,S1
614,S1615,S1616)、この判定結果に応じて用紙の横方向
の長さをmm単位にてYp へ、また、用紙の縦方向の長さ
をmm単位にてTp へ夫々設定する(ステップS1605,S160
6,S1607,S1608,S1610,S1611,S1612,S1613,S1617,S1618,
S1619,S1620,S1621,S1622)。このような処理が上下2段
に装着されている各給紙トレイ50, 50について施される
ので、上段におけるTp1,Yp1のデータ及び下段におけ
るTp2,Yp2のデータが得られる。得られた結果は、第
1CPU201自身において用紙搬送, 作像ルーチン等に利用
される他、第2CPU202へシリアル通信にて送られて走査
長決定のための判断材料として利用されたり、第3CPU2
03へシリアル通信にて送られて各種表示条件として利用
されたりする。
【0049】以下、画像モニタ表示,有効画像エリア枠
424 の表示,原稿枠425 の表示について説明する。図25
はRAM224のメモリ領域を示す模式図であり、RAM224は、
原稿を読取ってモニタ表示用の粗いデータに変換しただ
けの原画像データを格納する原画像データ領域224aと、
編集処理, 変倍処理等が施された後の画像データを格納
する出力画像データ領域224bと、操作パネル300 の各種
キー入力, ジョイボール入力等の情報を格納する領域22
4cとを有している。両画像データ領域224a, 224bは同じ
容量であり、例えばA3(297 ×420 mm)を基準とすると
297 ×420 ×1=124740bits≒16kbyte が必要である。
原稿読取り時には、出力画像データ領域224bには原画像
データ領域224aと同一の内容の画像データが格納されて
おり、その後編集動作が進行するにつれてその編集動作
に応じて内容が修正されていく。
【0050】図26は図14のステップS33 の表示ルーチン
の内容を示すものであり、この表示処理は基本画面表示
(ステップS331)とモニタ画面表示(ステップS332)と
に分けられる。
【0051】図27は図26のステップS332のモニタ画面表
示ルーチンの内容を示すフローチャートであり、これ
は、図8(表示D3)及び図9(表示D4)の画像モニ
タエリア413 内の表示の制御動作を示すものである。モ
ニタキー316 のオンにより、第2CPU202の制御にて原稿
走査が行われて(図13, 15, 16,34参照)、図14ステッ
プS36 の画像信号入力ルーチンにて第3CPU203のRAM224
に画像データが全て入力されると(ステップS3321 YE
S)、変倍, 編集等の結果に基づく出力画像表示が要求さ
れた場合(ステップS3322 YES)、出力画像データをLCD
コントローラ221 内のVRAMへ転送して(ステップS332
3)、図11(表示D6)に示すようにその表示を行い(ス
テップS3324)、要求されない場合(ステップS3322 N
O)、取込んだ画像データをLCD コントローラ221 内のV
RAMへ転送して(ステップS3325)、原稿原画像として表
示する(ステップS3326)と共に位置指定カーソル431 を
表示する(ステップS3327)。以上のようにして画像モニ
タエリア413 における表示内容を切替える。
【0052】次いで有効画像エリア枠の座標指定を行っ
た後(ステップS3328)、画像表示に合成してこのエリア
枠を表示する(ステップS3329)。次にステップS24(図1
3)により得られた原稿位置データに基づいて原稿枠の
座標を指定し、画像表示に合成してこのエリア枠を表示
する(ステップS3330)。なお、S3328,S3329,S3330 にお
ける各枠の表示に時間を要する場合にはS3328の直前で
枠表示が完了したかどうかの判断を入れ、枠表示が完了
しているときには、S3328 〜S3330 を飛ばしてもよい。
【0053】図28は別の実施の形態のRAM224のメモリ領
域を示す模式図であり、この実施の形態のRAM224は、原
稿を読取ってモニタ表示用の粗いデータに変換しただけ
の原画像データを格納する図25と同様の原画像データ領
域224aと、編集動作, 変倍動作等が進行する度にそのモ
ード, 各モードにおけるアドレス等の情報を格納するデ
ータ領域224dと、各種キー入力, ジョイボール入力等の
情報を格納する図25と同様の領域224cとを有している。
例えばトリミングモードが選択されている場合には、こ
のデータ領域224dには、編集モードがトリミングである
情報, そのトリミングエリアの頂点のアドレス情報等が
格納されている。
【0054】トリミングモードが選択されている場合、
収納されているアドレスを示す各頂点を結んだ設定エリ
アの外部では液晶を消灯とするデータを、また設定エリ
アの内部では原画像データを、LCD コントローラ221 内
のVRAMへ転送することになる。この実施の形態では、前
述の実施の形態に比してRAM224の容量は小さくて済むと
いう利点がある反面、収納しているデータをそのまま出
力できる前述の実施の形態に比して、VRAMへデータを転
送する際に第3CPU203による演算を必要とするので、デ
ータの切替えのための処理時間だけ余分に時間がかか
る。
【0055】図29は原稿画像の読み取りが可能な全領域
に対応する画像モニタエリア413 と有効画像エリア枠,
用紙枠,原稿枠の関係を示す模式図であって、図におい
て実線(a) は有効画像エリア枠を、破線(b) は用紙枠
を、実線(c) は原稿枠を夫々示している。図30は図27の
ステップS3328 の有効画像エリア枠座標指定ルーチンの
内容を示すフローチャートであり、まず図29に示す
L1, YL1の座標を指定する(ステップS33281, ステッ
プS33282)。用紙上において先端に6(mm),側端及び
後端に2(mm)の画像欠損領域を確保するので、その表
示においてはXL1, Y L1の座標を夫々、XL1(mm) =6
/複写倍率、YL1(mm)=2/複写倍率と指定する。上
段の給紙トレイ50が選択されている場合(ステップS332
83 YES)、ステップS16 (図12)の用紙サイズ検出ルー
チンにて得られた上段給紙トレイ50の用紙長データ
p1, 用紙幅データYp1を用いて演算される結果を
L2, YL2に設定する(ステップS33284, ステップS332
85)。一方下段の給紙トレイ50が選択されている場合
(ステップS33283 NO)、ステップS16(図12)の用紙サイ
ズ検出ルーチンにて得られた下段給紙トレイ50の用紙長
データTp2, 用紙幅データYp2を用いて演算される結果
をXL2, YL2に設定する(ステップS33286, ステップS3
3287)。
【0056】図31は図27のステップS3329 の有効画像エ
リア枠表示ルーチンの内容を示すフローチャートであ
り、x成分のアドレスデータAx へXl1を設定し(ステ
ップS332901)、y成分のアドレスデータAy へYl1を設
定する(ステップS332902)。次にそのアドレスにおける
画像モニタエリアの表示データD(Ax ,Ay)をそれま
でのそのデータと“1”とのExclusive ORを取ることに
よってデータ反転を行い(ステップS332903)、Ax に1
ずつ加算する(ステップS332904)。Ax がXL2より大き
くなるまでこの処理を継続し(ステップS332905 NO)、
図29の座標(XL1, YL1)の位置から座標(XL2,
L1)の位置まで水平方向のラインを、画像データとは
液晶の消灯・点灯を反転させて描画する。Ax がXL2
超えると(ステップS332905 YES)、Ax , Ay をXL1,
L2に設定し直した後(ステップS332906,S332907)、前
述の処理と全く同様の処理を行って(ステップS332908,
S332909,S332910)、図29の座標(XL1, YL2)の位置か
ら座標(XL2, YL2)の位置まで、水平方向のラインを
描画する。
【0057】次にAx , Ay をXL1, YL1+1に設定し
直す(ステップS332911,S332912)。次いで表示データD
(Ax ,Ay )をそれまでのそのデータと“1”とのEx
clusive ORを取ることによってデータ反転を行い(ステ
ップS332913)、Ay に1ずつ加算する(ステップS33291
2)。Ay がYL2以上となるまでこの処理を継続し(ステ
ップS332915 NO)、図29の座標(XL1, YL1)の位置か
ら座標(XL1, YL2)の位置まで、垂直方向のラインを
描画する。Ay がYL2以上となると(ステップS332915
YES)、Ax , Ay をXL2, YL1+1に設定し直して(ス
テップS332916,S332917)、前述の処理と全く同様の処理
を行い(ステップS332918,S332919,S332920)、図29の座
標(XL2, YL1)の位置から座標(XL2, YL2)の位置
まで、垂直方向のラインを描画する。
【0058】以上のようにして、選択されている給紙ト
レイ内に収納されている用紙のサイズに基づいた有効画
像エリアを示す枠424 が、液晶表示パネル222 に原稿画
像に合せて合成表示される。有効画像エリア枠は複写倍
率に応じて変化するので、変倍時にも原稿のなかで写し
込まれる範囲を容易に確認することができる。
【0059】用紙先端側に画像欠損領域を設けているの
は、チャッキング爪52に保持される部分は作像が不可能
であるからであり、また用紙両側端及び後端に画像欠損
領域を設けているのは、トナーが転写ドラム51へ付着す
ることを防止するためである。つまり転写ドラムの用紙
外へのトナー転写を行わないこととし、用紙のチャッキ
ング位置のバラツキを考慮して画像欠損領域を設定す
る。この有効画像エリア枠を表示することによって、用
紙サイズ表示に比して、より正確に原稿のどのエリアが
写し込まれるかを認識することができる。
【0060】図32は図27のステップS3330 の原稿枠表示
ルーチンの内容を示すフローチャートであり、図20に示
した回路にて検出されたP1 ,P2 ,P3 ,P4 に基づ
いてバーP1 2 ,バーP2 3 ,バーP3 4 ,バー
4 1 を液晶表示パネル222 上に描画するためのもの
である。
【0061】まず、x,y各成分のアドレスデータAx
,Ay を0にする(ステップS33301,S33302)。次に、
図20に示した回路にて検出されたP1 ,P2 ,P3 ,P
4 (図21参照) に基づいて画像モニタエリア413 に表示
すべきバーP1 2 ,バーP23 ,バーP3 4 ,バ
ーP4 1 の表示領域Pをメモリ224cに格納する(ステ
ップS33303) 。次にアドレスデータ(Ax ,Ay)が原稿
枠表示領域Pに含まれるか否かを判別する(ステップS3
3304) 。含まれるときには(ステップS33304 YES) 画像
モニタの表示データD(Ax ,Ay)のデータ反転を行い
(ステップS33305) 、含まれないときには(ステップS3
3304 NO)そのままステップS33306に移行しAx を1ずつ
加算する。Ax がXe より大きくなるまでステップS333
04〜S33306の処理を継続し(ステップS33307 NO)、Ax
がXe より大きくなると(ステップS33307 YES) Ax を
0に設定し(ステップS33308) 、Ay を1ずつ加算す
る。ステップS33304〜S33308の処理はAy がYe より大
きくなるまで継続される。AyがYe より大きくなると
(ステップS33309 YES) 、つまり原稿枠表示の処理が終
了したときには、このルーチンを終了する。このように
原稿を示す枠と、実際に画像が写し込まれる有効画像エ
リアを示す枠とが共に表示されるので、両者の位置関係
を瞬時に把握することが可能である。
【0062】図33は図14のステップS38 の画像編集ルー
チンの内容を示すフローチャートであり、まず画像モニ
タの起動がけを行い(ステップS381)、画像モニタの表
示濃度レベルを調節し(ステップS382)、画像編集モー
ドが設定されている場合には(ステップS383 YES)、ト
リミングモードに関する処理を行い(ステップS384)、
イレースモードに関する処理を行う(ステップS385)。
【0063】図34は図15のステップS381の画像モニタル
ーチンの内容を示すフローチャートであり、スキャナ部
10が原稿を走査して画像信号を得ていない場合(ステッ
プS3811 NO)で、モニタキー316 がオフからオンに変わ
ったとき(ステップS3812 YES)、またはモニタキー316
がオンエッジ (以下、キーがオフ状態からオン状態に変
わった時をオンエッジを呼称する。) でなくても(ステ
ップS3812 NO)エリア編集モードが選択されたとき(ス
テップS3814 YES)には、モニタ画像の表示が要求される
(ステップS3813)。
【0064】図35,36 は図33のステップS382の濃度レベ
ル調整ルーチンの内容を示すフローチャートである。実
際の複写濃度レベルとモニタ画像の濃度レベル(モニタ
レベル)との連動においては、複写濃度レベルの指定を
変更すると、この指定変更に合わせて実際の複写濃度レ
ベルとモニタレベルとが共に変更され、一方モニタレベ
ルの指定を変更すると、この指定変更に合わせてモニタ
レベルのみが変更されることとしている。
【0065】ステップS38200〜S38203にて、液晶表示パ
ネル222 における複写濃度レベル表示407(図6参照) の
変更時点を検出する。エッジフラグが0であって(ステ
ップS38200 YES)初期設定時にはこのフラグは0にされ
ている)、前回の複写濃度と今回の複写濃度とが異なる
場合(ステップS38201 YES) 、エッジフラグを1とする
(ステップS38202)。そして一度エッジフラグが1とさ
れた後において、このサブルーチンがコールされると
(ステップS38200 NO)、エッジフラグは0に戻される。
その後複写濃度の指定状態に応じて(ステップS38204〜
S38209)、実際の複写濃度レベルを決定するカウンタCD
L を設定する(ステップS38210〜S38216)。そしてこの
値が、読取った原画像データを表示データ(液晶の点灯
・消灯を示すデータ)に変換する際に、前述したしきい
値レベル(図19における4bitsデータ(e) )となるので
ある。そして夫々の複写濃度において、エッジフラグが
1となっている場合には(ステップS38217〜S38223 YE
S)、コピー濃度の指定状態に合せてモニタレベルの設
定を行う(ステップS38224〜S38230)。エッジフラグが
0となっている場合には(ステップS38217〜S38223 N
O)、メインルーチンに戻り、モニタレベルはそれ以前の
状態を保つことになる。
【0066】モニタレベルの指定状態(モニタレベル表
示423 (図8参照)の表示内容)に応じて(ステップS3
8231〜S38236)、比較データ(図19(e) )SLを設定する
(ステップS38237〜S38243)。以上の如く、実際の複写
濃度の指定変更または直接的にモニタレベルの設定変更
にて、モニタレベルの濃度変更は受付けられる。
【0067】次に、ジョイボール313 の操作に関する制
御手順について説明する。図37はジョイボール313 のス
ティック部313aの回転角度θと処理速度Vc との関係を
示すグラフ、図38はθ及びVc の関係と各カーソルにお
いて移動速度Vc を決定する基準タイマー値TMとを示す
図表、図39はスティック部313aの可動範囲を示す模式図
である。
【0068】図39に示すようにスティック部313aが自動
復帰するセンター位置をθ=30゜とすると、スティック
部313aはθ=0〜60゜までが可動範囲であり、その角度
θに応じてメニューカーソル及び位置指定カーソルの移
動速度Vc は図37に示すように変化する。なお図37にお
いてはその速度変化は一次元にて表現されているが、実
際は図4に示すように二次元であり、しかもX方向及び
Y方向に夫々独立的に制御されている。25゜<θ<35゜
である場合には、カーソル(メニューカーソルまたは位
置指定カーソル431)は移動しない(Vc =0)。20゜≦
θ≦25゜, 35゜≦θ≦40゜である場合には、ある基準速
度(Vc =1)にてカーソルは移動する。0゜≦θ≦5
゜, 55゜≦θ≦60゜である場合には、その基準速度の5
倍の速度(Vc =5)にてカーソルは移動する。5゜<
θ<20゜, 40゜<θ<55゜である場合には、図38に示す
θの二次関数結合にてVc =1〜5の間にてカーソルは
移動する。
【0069】図40,41 は、このカーソルの移動速度の制
御内容を示すフローチャートであり、この図40,41 は図
14のステップS35 の内容を示すものである。X方向の回
転角度θx の大きさによって(ステップS3501,S3503,S3
505)、x成分移動速度VCx に1〜5の値を設定する(ス
テップS3502,S3504,S3506)。ここでS3504 における定数
1 ,K2 ,K3 の値は図38に示すように夫々0.00761
9, −0.4571, 7.091 となる。25<θx <35の場合(ス
テップS3505 NO)には、カーソルのx方向の移動を要求
するフラグFMVxをリセットし(ステップS3517)、x方向
移動タイミングを決定するための比較タイマーTRx をス
トップする(ステップS3518)。なおフラグFMVxが1に設
定されると、ステップS37,S38,S39(図14)の何れかにお
いてカーソルの移動処理が行われ、そのフラグは0に戻
される。
【0070】VCx が設定された後で、画面の状態が図
6,7, 8に示すようにメニューカーソルの移動状態で
ある場合(ステップS3507 YES)には、x成分移動速度を
決定する基準タイマー値TMx へK4 /VCx を設定する
(ステップS3508)。VCx が設定された後で、画面の状態
が図9,10に示すように位置指定カーソルの移動状態で
ある場合(ステップS3507 NO)には、基準タイマー値TM
x へK5 /VCx を設定する(ステップS3509)。ここでK
4 =1000(msec),K5 =50(msec)としているので基準
タイマー値TMx の結果は図38に示すようになる。
【0071】比較タイマーTRx が加算動作中ではなくて
ストップしている場合(ステップS3510 YES)、及び比較
タイマー値TRx が基準タイマー値TMx まで達した場合
(ステップS3511 YES)には、フラグFMVxを1にし(ステ
ップS3512)、比較タイマーTRxを0からカウント開始す
る(ステップS3513)。
【0072】ジョイボールを25<θ<35以外に回転した
瞬間にフラグFMVxが1となってカーソルの移動が行わ
れ、それ以降においては回転量に応じた基準タイマー時
間にてカーソルは移動する。ここでこの時間はその瞬間
のジョイボールの回転量に応じた値であり、この値と常
に動作している基準タイマー値とを比較してカーソルの
移動を行うので、移動の応答性に優れている。また所望
の移動を完了した後、ジョイボールの回転角度を25<θ
<35に戻せば、それ以降においてカーソルの移動が行わ
れることはない。
【0073】次にθx は30以上であるか否かが判定され
(ステップS3514)、30以上である場合(ステップS3514
YES)にはx成分移動方向フラグFDRxを1とし(ステップ
S3515)、30未満である場合(ステップS3514 NO)にはフ
ラグFDRxを0とする(ステップS3516)。そしてFDRx=1
のときはX(+)方向(図2右方向)への移動であり、
FDRx=0のときはX(−) 方向(図2左方向)への移動
である。以上のような処理を、y方向成分についても全
く同様に行い(図41のステップS3519 〜S3536 参照)、
y方向の移動要求フラグFMVyとy方向の移動方向フラグ
FDRyとを指定する。
【0074】以上のように決定された移動要求フラグFM
Vx, FMVy及び移動方向フラグFDRx,FDRyが、上記各フラ
グの状態に応じて種々の処理を行うステップS37,S38,S3
9 (図14)における判定に際して用いられる。更にFMV
x, FMVyの少なくとも一方が1のときには、ステップS33
1及びS332(図26)において上記各フラグの状態に応じ
た実際のメニューカーソルまたは位置指定カーソルの1
単位の移動処理が行われる。この処理が終了した段階に
て、移動要求フラグFMVx, FMVyは“0”に戻され、FMVx
についてはステップS3512 (図40)、FMVyについてはス
テップS3530 (図40)において新たに“1”となるま
で、ステップS3327 (図27) における位置指定カーソル
の位置及びS331(図26)におけるメニューカーソルの位
置は変わらない。
【0075】なお、上述したカーソルの1単位の移動と
は、位置指定カーソルの場合には液晶表示パネル222 上
のx,y各方向における1ドットの移動を指し、メニュ
ーカーソルの場合には1つのカーソル位置からx,y各
方向における直ぐ隣のカーソル位置への移動を指す。
【0076】さて、図42は、本発明に係る色に関する編
集処理を行う為に、電源投入時の前記図6(表示D1)
よりカラークリエイト(色編集モード)を選択した場合
の表示内容(以下表示D7という)を示す模式図であ
る。図6(表示D1)において、ジョイボール313 によ
りメニューカーソルを401eまで移動し、セットキー314
をオンすることによって、図6(表示D1)の一部の上
に「カラークリエイト」内のメニュー、即ちフルカラー
3色,モノカラー,ネガ/ポジ反転,ペイント,色変
換,色分解及び色登録が表示され、インフォメーション
表示には、その中のモードの1つを選択することが要求
される。
【0077】図43は、上述のメニューの中から同様にジ
ョイボール313 及びセットキー314を用いて色変換モー
ドを指定した場合の表示内容(以下表示D8という)を
示す模式図である。ここで、色変換モードとは、原稿上
のある色(変換色)を別の色(出力色)に変換してコピ
ーするモードであり、インフォメーション表示には変換
色の指定が要求される。変換色には、予め複写機の仕様
として設定されている“基本色”,オペレータが前記
「カラークリエイト」内の色登録モードによって、ある
原稿のある位置の色を登録する“登録色”及び色変換さ
れる原稿上の位置を指定することによって色を決定する
“色指定”の3メニューがあり、この中で“登録色”を
指定した場合の表示内容を図44及び図45(以下表示D9
及びD10という)に示す。
【0078】まず、図44(表示D9)は、後述する色登
録モードによって予め登録されるNo. 1〜No. 8の登録
色の中のNo. 5が選択された場合の表示内容を示してあ
り、登録色の何番かが選択されると、登録色モニタ469
が表示され、該登録色モニタ469 はコピー出力される際
のシアン, イエロー, マゼンタの各トナーの濃度レベル
を棒グラフ469aと、%数値469bとによって表示する。こ
れにより登録色の内容が確認できるようになっており、
ジョイボール313 によってメニューカーソルをNo. 1〜
No. 8の各登録色に選択移動することにより、登録色モ
ニタ469 の表示内容もそれに応じて変化する。
【0079】上述の如く登録色の何番かが選択されてい
る場合に、セットキー314 をオンすると、変換色の指定
が完了して次メニューへ移行するのであるが、それまで
のインフォメーション表示としては、変換色、つまりこ
の場合登録色の指定が要求されている。ここで、登録色
の指定を行う前に、登録色メニューの中のもう一つのメ
ニュー『プリント』460 をジョイボール313 によって選
択した場合の表示内容が図45(表示D10)である。この
表示状態において、セットキー314 をオンすると、登録
色プリントが開始される。これは1枚の用紙に登録色N
o. 1〜No. 8に保持されている色をプリントするもの
である。図46はそのプリント結果を示す図であり、用紙
51上にNo. 1からNo. 8の各登録色が夫々長方形を形成
して順に並べられている。このプリント結果は、操作パ
ネル300 上の登録色セット部317 に挿入するようになっ
ている。このように登録されている色が実際のコピーと
して色確認ができる為、色を登録した時点で、登録色プ
リントを行い、その結果を操作パネル300 にセットして
おくことによって、オペレータが意図しない登録色を用
いてカラークリエイト(色編集コピー)を行うことを未
然に防止できるのである。
【0080】次に上述のNo. 1から8の各色を登録する
手順について説明する。図47は図42(表示D7)から色
登録モードを指定した場合の表示内容(以下表示D11と
いう)である。この色登録モードには、前記図44(表示
D9)に示した“登録色”のメニューにおける登録色N
o. 1〜8(461 〜468 )に対応したメニュー477 〜484
, 既に登録してある色を確認する『確認』メニュー486
, 原稿上の位置を指定し、その色を読取って登録する
『原稿』メニュー487 及び同じく前記図44(表示D9)
に示した登録色モニタ469 と同様のモニタを用いてシア
ン, イエロー, マゼンタの各トナーの濃度レベルを任意
に設定した色を登録するメニュー488 〜490 が備えてあ
る。
【0081】インフォメーション表示には登録メニュー
の選択が要求してあり、例えば図47(表示D11)に示す
ように『原稿』メニュー487 を選択した場合には、画像
モニタが要求され、画像モニタ上で位置指定を行うと、
原稿のその位置の色が読取られる。そしてその色を登録
するには登録485 を指定することによって登録No. の選
択が要求され、メニュー477 〜484 から選択される登録
No. へ読取られた色データが格納される。このように本
実施の形態においては、色の登録を行う場合に、原稿位
置から読取るモード、又は任意の色を作成できるモード
によって8色まで登録可能になっている。
【0082】図48〜図52は、登録色に関する制御フロー
チャートである。図48は図13のステップ S26画像処理の
内容を示すフローチャートであり、変倍に関する処理
(ステップ S261 )と、エリア編集に関する処理(ステ
ップ S262)と、色編集に関する処理(ステップ S263
)との3つから成っている。この中の色編集(ステッ
プ S263 )に関する処理内容を示したものが図49であ
る。
【0083】ここでは「カラークリエイト」内の前述し
た各メニュー、即ちフルカラー3色(ステップ S2631)
〜色登録(ステップ S2637)に対する処理に加えて、登
録色内容確認の為の処理(ステップ S2638)が行われ
る。図50は、ステップ S2637の色登録モードの処理内容
を示しており、まず、図47(表示D11)で示す状態で
『確認』486 が設定され(ステップ S263702 YES )、
登録No. が指定されると(ステップ S263703 YES)、そ
のNo. に対応したデータによってシアン, イエロー, マ
ゼンタの3色成分の表示を行う(ステップ S263704)。
【0084】一方、『原稿』487 が設定された場合には
(ステップ S263705 YES)、原稿上の色の読取位置が指
定され(ステップ S263706 YES)、その色の読取が完了
するのを待って(ステップ S263707 YES)、また、マニ
ュアル動作による任意色の指定状態(ステップ S263705
NO )の場合には、各色成分の設定を受け付けた後(ス
テップ S263708)、共に登録No. の指定完了後(ステッ
プ S263709 YES)、『登録』485 の設定を待って(ステ
ップ S263710YES )、その登録No. に応じたRAM エリア
に原稿読取り、又は任意色設定による色データを格納す
る(ステップ S263711)。
【0085】図51は図50中の任意色指定における各色デ
ータ修正表示ルーチン (ステップ S263708) の内容を示
すフローチャートである。ジョイボール313 のY方向動
作(+:アップ,−:ダウン)を受付けた場合(ステッ
プ S2637081 YES ) 、「シアン」成分が選択されている
と(ステップ S2637082 YES ) 、シアン成分に関してデ
ータを増加、又は減少させると共にそのデータに基づい
て表示を行う (ステップ S2637083 ) 。同様に「イエロ
ー」選択の場合は(ステップ S2637084 YES )、イエロ
ーのデータ及び表示を、また、「マゼンタ」選択の場合
は(ステップ S2637086 YES ) 、マゼンタのデータ及び
表示を夫々修正する (ステップ S2637085 、又はS26370
87) 。
【0086】図52はステップ S2638の登録色確認の処理
内容を示しており、図44(表示D9)の状態においてメ
ニューカーソルによって登録色No. 1からNo. 8が選択
されている間(ステップ S2641 YES)、選択されている
No. のデータを登録色モニタ469 に表示する(ステップ
S2642)。また、図45(表示D10)の状態、即ち『プリ
ント』460 が選択された状態でセットキー314 がオンさ
れると(ステップ S2643 YES)、プリントの動作条件が
整った場合に、登録色データをNo. 1から順次出力を開
始する(ステップ S2644)。具体的にはカラーリニアイ
メージセンサ212 で実際にスキャンする代わりに、CCD
からの信号に相当する擬似信号を発生させ、これを出力
する。
【0087】そしてNo. 8までデータの出力を完了する
と(ステップ S2645 YES)、データの出力を停止する
(ステップ S2646)。一方、このときエンジン部23では
通常通りの複写動作を行うので、図46に示したように登
録色のプリントが行われる。
【0088】ここで画像信号処理回路内で擬似信号を発
生させる方法について図53に示すブロック図を用いて説
明する。CCD カラーリニアイメージセンサ14からのアナ
ログ画像信号21311 〜21313 はR信号,G信号,B信号
の各信号毎に A/D変換器21321 〜21323 にて各々8bit
のデジタル画像信号21331 〜21333 に変換され、8bit
のセレクタ21341 〜21343 を介して上記8bit のデジタ
ル画像信号が次段の処理回路へ向けて出力される。以上
は通常の画像読み取り時である。
【0089】登録色のプリントアウトを行うときにはセ
レクタ21341 〜21343 は、制御バス21351 により擬似信
号発生回路2136側に切り換えられており、ステップ S26
3711(図50参照) で格納された色データを登録No. 順に
呼び出し、その色データに基づいて擬似信号を発生させ
る。例えば色データが図44で示したようにC=55%,Y
=40%,M=20%のときには、これを一度RGB に置き換
える下記の演算を行い、R=3%,G=38%,B=20%
を得る。
【0090】
【数2】
【0091】これらはR=00000011, G=00110100, B
=00100000といった8bit のコードを有しており、各々
セレクタ21341 〜21343 を介して次段の処理回路に向け
て出力される。
【0092】擬似信号発生回路2136には、タイミング発
生回路2137が接続されている。これは擬似信号発生回路
2136から擬似信号を発生させるタイミングを制御する為
の回路であり、図54に示すように登録色データNo. 1に
対しては主走査方向で第N〜第N+Lドットに該当する
タイミングだけ上記擬似信号を出力する。これを副走査
の第nライン〜第n+l−1に該当するタイミングで繰
り返して出力する。以下、登録色データNo. 2〜8につ
いても同様に出力する。
【0093】なお、本実施の形態においては、登録色の
プリントを登録してある色全てについて行う構成として
あるが、これに限定されるものではなく、例えば登録番
号を指定して、その色だけをプリントする構成としても
良いし、また登録色の横に登録番号を同時にプリントし
ても良い。
【0094】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る複写装置におい
ては、登録色の選択操作過程で、任意の登録色がプリン
トされた用紙を操作パネル近傍に配設することが出来
て、登録色を間近において目視で確認しつつその適否を
判断することが出来ることとなり、誤った色の選択を防
止出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複写装置の縦断面構造図であ
る。
【図2】 操作パネルの模式的平面図である。
【図3】 ジョイボールの概略側面図である。
【図4】 ジョイボールの斜視図である。
【図5】 全体の制御系統図である。
【図6】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図であ
る。
【図7】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図であ
る。
【図8】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図であ
る。
【図9】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図であ
る。
【図10】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図で
ある。
【図11】 液晶表示パネルの表示内容を示す模式図で
ある。
【図12】 第1CPU201のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図13】 第2CPU202のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図14】 第3CPU203のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図15】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図16】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図17】 画像信号変換回路の動作内容を説明するた
めの模式図である。
【図18】 画像信号変換回路の動作内容を説明するた
めの模式図である。
【図19】 画像信号変換回路の動作内容を説明するた
めの模式図である。
【図20】 原稿サイズを検出するための装置構成を示
すブロック図である。
【図21】 原稿サイズ検出の原理を説明するための模
式図である。
【図22】 給紙トレイの斜視図である。
【図23】 用紙サイズ・位置とマグネット装着位置と
の関係を示す図表である。
【図24】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図25】 RAM のメモリ領域を示す模式図である。
【図26】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図27】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図28】 RAM のメモリ領域を示す模式図である。
【図29】 有効画像エリア枠, 用紙枠, 原稿枠の関係
を示す模式図である。
【図30】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図31】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図32】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図33】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図34】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図35】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図36】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図37】 ジョイボールの回転角度と処理速度との関
係を示すグラフである。
【図38】 ジョイボールの回転角度及び処理速度の関
係と基準タイマー値とを示す図表である。
【図39】 ジョイボールのスティック部の可動範囲を
示す模式図である。
【図40】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図41】 メインルーチンのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図42】 色編集に関する液晶表示パネルの表示内容
を示す模式図である。
【図43】 色編集に関する液晶表示パネルの表示内容
を示す模式図である。
【図44】 色編集に関する液晶表示パネルの表示内容
を示す模式図である。
【図45】 色編集に関する液晶表示パネルの表示内容
を示す模式図である。
【図46】 登録色プリントの結果を示す模式図であ
る。
【図47】 色編集に関する液晶表示パネルの表示内容
を示す模式図である。
【図48】 登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図49】 登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図50】 登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図51】 登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図52】 登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図53】 擬似信号を発生する回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図54】 擬似信号の発生タイミングを説明する模式
図である。
【符号の説明】
202 第2CPU 、212 CCD 、222 表示パネル、300
操作パネル、313 ジョイボール、314 セットキ
ー、317 登録色セット部、460 …プリントメニュー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−186264(JP,A) 特開 昭60−220659(JP,A) 特開 昭63−208369(JP,A) 特開 平1−91148(JP,A) 特開 昭63−99671(JP,A) 特開 昭61−226824(JP,A) 特開 昭63−94256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/00 386 G03G 15/36 H04N 1/46 B41J 29/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分の画像信号に基づいてカラ
    ー画像を形成する複写装置であって、任意の色を登録で
    き、この登録色を原稿の色に関する複写編集処理に利用
    して画像形成を行い得る複写装置において、 前記登録色に相当する信号を記憶する記憶手段と、 任意の登録色に相当する信号を前記記憶手段に登録させ
    る任意色登録手段と、 該任意色登録手段で登録された任意の登録色に相当する
    信号の読出しを指令する読出し指令手段と、 前記読出し指令手段にて読出された登録色に相当する信
    号に基づいて原稿画像に色編集を施して複写する編集複
    写手段とを備え、 前記任意の登録色がプリントされた用紙を操作パネル近
    傍に配設するように構成してあることを特徴とする複写
    装置。
JP11199654A 1999-07-13 1999-07-13 複写装置 Expired - Lifetime JP3052962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11199654A JP3052962B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 複写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11199654A JP3052962B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 複写装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1025440A Division JP2981521B2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 複写装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000035708A JP2000035708A (ja) 2000-02-02
JP3052962B2 true JP3052962B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=16411435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11199654A Expired - Lifetime JP3052962B2 (ja) 1999-07-13 1999-07-13 複写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052962B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000035708A (ja) 2000-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5162918A (en) Copying apparatus with display of both document image and frame of document contour
EP0564871B1 (en) Image forming apparatus
US5327261A (en) Image reading apparatus capable of detecting paper size
US4788599A (en) Image processing with image-slant control and/or image-size control
US5819143A (en) Color image forming apparatus and method
US6009195A (en) Image processor with marker edition mode
US5164822A (en) Color image forming apparatus
JP3052962B2 (ja) 複写装置
JP2981521B2 (ja) 複写装置
EP0369821B2 (en) Image processing system
JPH10341332A (ja) 画像形成装置
JP2827242B2 (ja) 複写装置
JP2881792B2 (ja) 画像形成装置
JPH02213273A (ja) 複写装置
JPH08190630A (ja) 画像処理装置
JP3176362B2 (ja) 画像処理装置
JP3039659B2 (ja) 画像処理装置における操作方法
JP3093321B2 (ja) 画像処理装置
JPH02188069A (ja) 複写装置
JPH02188059A (ja) 複写装置
JPH10276316A (ja) 画像形成装置
JPH10276317A (ja) 画像形成装置
JP3407304B2 (ja) 画像形成装置
JPH02203663A (ja) 複写装置
JPH02188068A (ja) 複写装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term