JP2981521B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2981521B2
JP2981521B2 JP1025440A JP2544089A JP2981521B2 JP 2981521 B2 JP2981521 B2 JP 2981521B2 JP 1025440 A JP1025440 A JP 1025440A JP 2544089 A JP2544089 A JP 2544089A JP 2981521 B2 JP2981521 B2 JP 2981521B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写装置に関し、更に詳述すればフルカラー
の複写画像を得ることが可能な複写装置に関する。
〔従来技術〕
カラーのCCDイメージセンサを読取部に用いるフルカ
ラーの複写装置では、原稿画像の特定部分の色を記憶保
持しておけるものが開発されており、これにより、例え
ば他の原稿の複写時に、画像の所望部分の色を記憶して
おいた色に変更する等の編集処理が可能になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述の如き編集処理を行う場合には、オペ
レータは予め複写装置にどのような色が記憶登録されて
いるかが分からないと、不本意な色が出力されてしまう
ことになる。
ところが、従来装置においては、色を登録したオペレ
ータ本人しか色の内容が分からず、他のオペレータは登
録されている色の内容を確認することができなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、登
録されている色の内容を的確にオペレータに表示せしめ
ることが可能な複写装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る複写装置は、複数の色成分の画像信号に
基づいてカラー画像を形成する複写装置であって、任意
の色を登録でき、この登録色を原稿の色に関する複写編
集処理に利用して画像形成を行い得る複写装置におい
て、前記登録色のプリントを指令するプリント指令手段
と、該プリント指令手段の指令に応答して前記登録色を
構成する各色成分の濃度レベルに対応する信号を擬似信
号として発生させ、該発生させた擬似信号に基づいて、
用紙上に複数ドットからなる所定形状のパターン画像で
あって前記登録色のパターン画像を形成する色画像形成
手段とを具備することを特徴とする。
〔作用〕
複写装置に登録されている色は、プリント指令手段に
よるプリント指令により用紙上に所定形状の色パターン
画像を形成する。
また、登録色による画像が形成された用紙は、操作パ
ネル近傍に配設される。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的
に説明する。
第1図は本発明に係る複写装置の縦断面構造図であ
り、図中22は原稿の画像を読み取るためのイメージリー
ダ部、23は画像情報に基づいて実際の複写動作を行うエ
ンジン部である。
イメージリーダ部22は、原稿ガラス15上にセットされ
た原稿の光学像を読取るスキャナ部10、スキャナ部10を
水平に移動させる走査モータ11、スキャナ部10からの画
像信号を処理する画像信号処理回路213等にて構成され
ている。またスキャナ部10は、原稿ガラス15を通して原
稿面を照射する光源12,原稿面からの反射光を捉える集
束性ロッドレンズアレイ13及びこれからの出射光を捉え
るカラーCCDリニアイメージセンサ14を備えており、原
稿面の画像データはカラーCCDリニアイメージセンサ14
にて電気信号に変換された後、画像信号処理回路213に
て信号処理されてレーザダイオード駆動回路214に送ら
れ、レーザダイオード(図示せず)の点灯・消灯信号と
してポリゴンミラー31,平面ミラー37を介して、感光ド
ラム41上に投射され、露光が行われる。
感光ドラム41は反時計方向である矢符方向に回転駆動
されるように構成されており、その周囲には回転駆動域
の上方に位置して帯電チャージャ43が配設され、感光ド
ラム41は帯電チャージャ43にて帯電を受けた後に露光を
受ける。感光ドラム41の周囲には帯電チャージャ43の下
流側に、余分なトナーの付着を防止するLEDアレイ44が
設けられており、LEDアレイ44の下流側には、イエロ
ー,シアン,マゼンタ,ブラックの各現像器45a,45b,45
c,45dがこの順序で配設されている。イメージリーダ部2
2から色分解された光学像が照射され、照射された部分
の電位が降下し、次の工程の現像器45a,45b,45c,45dに
よる現像においてトナーが照射を受けない部分に付着し
て作像される。感光ドラム41の下側には、トナー像を複
写用紙に転写する転写チャージャ46が設けられている。
また帯電チャージャ43の上流側に、感光ドラム41の残留
電荷を除去するイレーサランプ42が設けられている。
エンジン部23は、感光ドラム41に加えて転写ドラム5
1,定着器48,排出トレイ49,2個の給紙トレイ50等を具備
している。転写ドラム51は感光ドラム41に近接してこれ
と平行に配設されており、周面には被転写体たる複写用
紙を保持するためのチャッキング爪52を備え、矢符方向
に回転駆動される。給紙トレイ50から引出された複写用
紙はイメージリーダ部22による読取り動作に同期してそ
の先端部をチャッキング爪52にて転写ドラム51周面に固
定され、次いで感光ドラム41のトナー像が転写チャージ
ャ46と対向するのに同期して複写用紙の先端部も転写チ
ャージャ46に達し、トナー像が順次複写用紙上に転写さ
れる。感光ドラム41,転写ドラム51の1回転目にはイエ
ローのトナーに対して転写の工程が行われ、2回転目に
マゼンタ,3回転目にシアン,4回転目にブラックの順序に
て各色のトナーに対して転写の工程が行われる。1枚の
複写用紙に際いて4回の転写工程が終了すると、チャッ
キング爪52が緩められ、複写用紙は、分離爪47にて転写
ドラム51周面から引き剥がされ、定着器48にて定着され
た後、排出トレイ49上に排出される。
第2図は複写装置の操作パネル300の模式的平面図で
あり、操作パネル300の手前側には複写枚数等を置数す
るテンキー301〜310、置数の解除及びマルチコピーの中
断を指示するクリア/ストップキー311、複写スタート
を指令するプリントキー312が配設されている。また操
作パネル300の右側の面には、複写モードメニュー等の
選択を行うジョイボール313、ジョイボール313にて選択
された複写モードメニュー等を確定させるセットキー31
4、セットキー314により確定された内容を解除するキャ
ンセルキー315、原稿画像を液晶表示させるモニタキー3
16がジョイボール313を操作しながら押圧できるように
近接して配設され、更に操作パネル300の中央には操作
に関するすべての内容を表示するドットマトリックス型
(640×400ドット)の液晶表示ポネル222が、また、操
作パネル300の左側面には登録色のプリント内容をセッ
トしてオペレータに表示する為の登録色セット部317が
夫々配設されている。
第3図はジョイボール313近傍の概略側面図、第4図
はジョイボール313の斜視図である。ジョイボール313
は、360゜のすべての方向にわたってある角度Θだけ倒
れることができるステイック部313aと、該ステイック部
313aの上部に取付けられた球の一部をなすボール部313b
とから構成されており、ボール部313bは操作パネル300
の外装面からその一部が露出されていて、ジョイボール
313に回転が与えられると、操作パネル300の外装面に覆
われている部分が露出されるようになっている。なお、
ステイック部313aは図示しないスプリングにて、直立状
態(Θ=0)に自動復帰するようになっている。ステイ
ック部313aのX方向,Y方向各々の回転角度は、2個の可
変抵抗器にて検知されており(第4図参照)、後述する
A/D変換I/O218によりデジタルデータに変換され、後述
する第3CPU203によって判定され、各種の制御が行われ
る。
第5図は本実施例の制御回路の系統図であり、エンジ
ン部23を制御する第1CPU201、イメージリーダ部22を制
御する第2CPU202、操作パネル300を制御する第3CPU203
を中心にして構成されている。
第1CPU201には、エンジン部23の各所に設置されてい
て動作状態を検出するセンサ群206からの信号がIC205を
介して入力される。また逆にIC208を介して、エンジン
部23の各種モータ,ソレノイド等を駆動する駆動回路群
209へ制御信号を出力する。更に第1CPU201は、画像信号
処理回路213へも制御信号を出力する。
第2CPU202へはイメージリーダ部22の各種状態を検知
するセンサ群211からの信号が入力される。また第2CPU2
02は、走査モータ11の駆動回路210,CCDリニアイメージ
センサ14の周辺回路212,及び画像信号処理回路213を制
御する。CCDリニアイメージセンサ14からの画像データ
は、画像信号処理回路213に与えられ、該画像信号処理
回路213から処理された画像信号がデータバス226を介し
てレーザダイオード駆動回路214へ与えられる。
第3CPU203へは、ジョイボール313を除く操作パネル30
0の各種キーのキー入力がパラレルI/O216を介して行な
われ、一方ジョイボール313の状態(ステイック部313a
の倒れ方向及びその角度の情報)はA/D変換I/O218を介
して第3CPU203へ入力される。LCDコントローラ221を介
して液晶表示パネル222が第3CPU203に接続されており、
各ドットが点灯,消灯の2値の何れかを選択することに
より、液晶表示パネル222に様々な表示がなされる。画
像信号処理回路213にて処理された画像信号は、データ
バス227を介して画像信号変換回路225へ入力され、画像
信号変換回路225にて液晶表示のための信号に変換さ
れ、その変換信号はパラレルI/0220を介して第3CPU203
で制御され、一旦RAM224に格納される。そして必要に応
じて第3CPU203の制御によってRAM224から変換信号が読
出されて、液晶表示パネル222に液晶表示される。またR
AM224はこの他に、制御プログラムのワーキング用にも
用いられ、ROM223には、操作パネルの制御プログラム及
び液晶表示データが格納されている。また第3CPU203は
シリアルI/O215を介して、第1CPU201及び第2CPU202とシ
リアル通信されている。
次に液晶表示パネル222の表示内容について説明す
る。
第6図は電源投入時における液晶表示パネル222の表
示内容(以下表示D1という)を示す模式図であり、図に
おいて401はメニューカーソルのホームポジション位置
を示すものである。また402a〜402hは各メニューを示す
ものであり、各メニューの左端にはメニューカーソルの
点灯位置401a〜401hが設けられており、ジョイボール31
3の操作にて任意のメニューが選択されると、この選択
されたメニューに対応する位置401a〜401hの1つが黒く
反転する。なお第6図では、メニューカーソルがホーム
ポジションにある状態を示している。また図中403は、
テンキー301〜310にて設定される複写枚数を示す複写枚
数表示であり、例えば1〜99の数字が表示される。404
は「倍率指定」メニュー402aの機能にて決定された倍率
を表示する複写倍率表示であり、405は「用紙指定」メ
ニュー402bの機能にて選択されている給紙トレイ50内の
用紙サイズを示す複写用紙サイズ表示である。また406
はそのときの複写装置の状態,または複写装置に対して
施すべき処理を文字,絵文字等にて表示するインフォメ
ーション表示であって、407は「濃度調整」メニュー402
cの機能にて選択設定された複写濃度を示す複写濃度レ
ベル表示であり、濃度レベルは7段階に分けられてい
る。
第7図は、第6図の状態において画像編集メニュー40
2dを選択した場合の液晶表示内容(以下表示D2という)
を示す模式図である。第6図にあってメニューカーソル
は最初ホームポジション401に位置しているが、ここで
ジョイボール313にY(−)の方向(第2図の手前方
向)の回転を与えると、メニューカーソルは401a→401b
→401c→401dの順に移動し、続いてY(+)方向の回転
を与えると、メニューカーソルは401d→401c→401b→40
1aの順に移動する。またメニューカーソルが401dにある
状態で、ジョイボール313にX(+)方向の回転を与え
ると、メニューカーソルは401d→401e→401f→401g→40
1hの順に移動し、続いてX(−)方向の回転を与える
と、メニューカーソルは401h→401g→401f→401e→401d
の順に移動する。
メニューカーソルが401aの位置にあるときにセットキ
ー314がオンすると、倍率を設定するための指示がなさ
れる。このときテンキー301〜310により倍率を設定した
後、セットキー314をオンすることにより、複写倍率が
設定される。倍率設定は、ジョイボール313を用いて行
ってもかまわない。つまり、ジョイボール313をY方向
に回転させると倍率設定値が0.001単位毎に増減するの
で、所望の倍率値を示す時点にてセットキー314をオン
することにより、複写倍率が設定される。なおスキャナ
部10の走査速度は、等倍時を1とすれば、設定倍率をM
としたときに1/Mであり、スキャナ部10の走査方向に関
しては、光学的に変倍を行う。一方、走査方向と垂直な
方向(CCDリニアイメージセンサ14の各受光素子の並設
方向)に関しては、画像信号処理回路213にて読取られ
た画像に対して縮小/拡大の処理が行われる。
次に、メニューカーソルが401bの位置にあるときにセ
ットキー314をオンすると、上下2段の給紙トレイ50の
うちの何れか一方を選択するように指示がなされる。こ
のとき、後述する用紙サイズ検出機構にて上段,下段の
各給紙トレイ50の用紙サイズも表示され、ジョイボール
313を回転させることによって給紙トレイ50の選択を行
い、セットキー314をオンすることにより、用紙サイズ
の設定は終了する。
さらにメニューカーソルが401dの位置に達したとき
に、セットキー314をオンすると、第7図に示す画面が
得られる。この画面では、各メニュー412a〜412g,各メ
ニューに対応する点灯位置411a〜411g,インフォメーシ
ョン表示406以外に、イメージリーダ部22により読取ら
れた原稿画像が概略表示される画像モニタエリア413が
現れる。
第8図は、第7図の状態においてエリア編集メニュー
412aを選択した場合の表示内容(以下表示D3という)を
示す模式図である。第7図の状態において、ジョイボー
ル313を回転させてメニューカーソルを411aに移動し、
そこでセットキー314をオンすると、第8図に示すよう
な画面が現れる。この画面におけるメニューは422a〜42
2cの3種類である。ここで「モニタレベル」のメニュー
422cは、画像モニタ表示において、原稿画像データから
表示データへ変換する際のしきい値となる比較データを
変更するためのメニューであり、比較データの濃度度合
はモニタレベル表示423に7段階にて示される。
第9図は、第8図の状態においてインフォメーション
表示に従って画像モニタ表示を完了した際の表示内容
(以下表示D4という)を示す模式図である。第8図にお
いてインフォメーション表示に応じて、原稿ガラス15上
に原稿をセットしてモニタキー316をオンすると、スキ
ャナ部10は原稿を走査し、その走査が終了すると原稿画
像が画像モニタエリア413に表示される。原稿画像が表
示されている状態にて、トリミングメニュー422aを選択
すると、画像モニタエリア413内に位置指定カーソル431
が現れる。またこの際、画像モニタエリア413には、選
択されている用紙サイズに基づいて実際に複写される領
域を示す有効画像エリア枠424と、原稿端を示す原稿枠4
25とが、原稿画像に合せて表示されている。
第10図は、第9図の状態において実際にトリミングモ
ードのエリア設定を行っている場合における表示内容
(表示D5という)を示す模式図である。ジョイボール31
3を回転させて位置指定カーソル431を第9図に示す位置
から移動させて、第10図に示す位置441に設定してセッ
トキー314をオンすると、位置指定カーソル431はその位
置441に固定表示される。更にジョイボール313を回転さ
せて位置指定カーソル431をこの位置441から位置442に
移動させ、セットキー314をオンすると、位置指定カー
ソル431はその位置442に固定表示される。このようにし
て固定表示された2点を対角線の両端とする四角形443
をトリミングの設定エリアとする。
第11図は、第10図の状態において2点目の位置設定を
完了した後にセットキー314をオンとした場合における
表示内容(以下表示D6)を示す模式図である。トリミン
グのエリアを設定した後にセットキー314をオンする
と、設定エリア内の画像(A)を残して残りの画像は消
去される。この際、残された画像が複写可能であるかど
うかを容易に判別できるように、有効画像エリア枠424
は表示されたままである。ここでトリミングモードにお
けるエリア設定が終了したので、インフォメーション表
示406には「コピーできます」と表示される。
トリミングモードにて1個所のエリア設定を行った後
に、更にトリミングモードにて別エリアの設定を行う場
合の手順とその際の液晶表示パネル222の表示内容につ
いて説明する。
1個所のエリア設定を行った後(第11図に示す表示D
6)に、まずセットキー314をオンして、第9図(表示D
4)に示すように原稿の原画像を画像モニタエリア413に
再び表示させる。するとこのときに位置指定カーソル43
1が前回のエリア設定における2点目の位置442(第10図
参照)に現れ、前回の設定エリアを示す長方形443が現
れて、インフォメーション表示は「エリアを設定してく
ださい」となる。次いで前述の第1回目のエリア設定時
と全く同様に、ジョイボール313を回転して位置指定カ
ーソル431を所望の位置に移動し、セットキー314をオン
して今回の設定エリアの1点目を指定する。次に同様に
して今回の設定エリアの2点目を指定する。そうすると
画像モニタエリア413では、前回の設定エリア内と今回
の設定エリア内との原稿画像を残して残りの画像は消去
され、インフォメーションは「コピーできます」とな
る。
このような動作の繰り返しによって、第3回目,第4
回目,…のエリア設定が可能である。
トリミングモードの設定エリア内にイレースエリアを
設定する手順及びその際の液晶表示パネル222の表示内
容について説明する。
まずジョイボール313をY(−)方向へ回転して421b
が点灯するようにメニューカーソル421aを移動させ、セ
ットキー314をオンして、トリミングモードからイレー
スモードにモード変更する。次いでトリミングモードの
エリア設定時と全く同様の動作を行なって、イレースモ
ードのエリアを設定する。
第12図は、エンジン部23の制御を行う第1CPU201のメ
インルーチンを示すフローチャートであって、まず電源
が投入されると、ステップS11で以後のサブルーチン内
にて使用される各種タイマ,フラグ,カウンタ等を初期
状態に設定した後、以下の処理の基準時間となる内部タ
イマー値を設定してスタートさせる(ステップS12)。
複写用紙を給紙トレイ50から供給して転写ドラム51周面
にその用紙を保持し、トナー像の転写が完了すると、分
離爪47にて転写済みの用紙を転写ドラム51から分離して
定着器48を経て排出トレイ49に排出するという、複写用
紙の一連の搬送を行う(ステップS13)。
帯電,現像等のような感光ドラム41周辺の制御を行い
(ステップS14)、定着器48の温度制御を行い(ステッ
プS15)、給紙トレイ50内の用紙サイズを検出し(ステ
ップS16)、第2CPU202,第3CPU203とのシリアル通信を行
い(ステップS17)、内部タイマーの終了を待ってステ
ップS12に戻り再度内部タイマーをスタートさせる(ス
テップS18)。
第13図は、イメージリーダ部22の制御を行う第2CPU20
2のメインルーチンを示すフローチャートであって、ま
ず電源が投入されると、ステップS21で以後のサブルー
チン内にて使用される各種タイマ,フラグ,カウンタ等
を初期状態に設定した後、以下の処理の基準時間となる
内部タイマー値を設定してスタートさせる(ステップS2
2)。第3CPU203からの指示に応じて原稿走査を開始し
(ステップS23)、他のCPUからのタイミング信号に合せ
て原稿走査を行なえるように、走査モータ11の速度及び
位置を制御する(ステップS24)。走査動作に同期してC
CD周辺回路212を制御し、カラーCCDリニアイメージセン
サ14を駆動して画像信号を得る(ステップS25)。得ら
れた画像信号に、変倍等の種々の処理を加え(ステップ
S26)、第1CPU201とのシリアル通信を行い(ステップS2
7)、内部タイマーの終了を待ってステップS22に戻り再
度内部タイマーをスタートさせる(ステップS28)。
第14図は、操作パネル300の制御を行う第3CPU203のメ
インルーチンを示すフローチャートであって、まず電源
が投入されると、ステップS31で以後のサブルーチン内
にて使用される各種タイマ,フラグ,カウンタ等を初期
状態に設定した後、以下の処理の基準時間となる内部タ
イマー値を設定してスタートさせる(ステップS32)。L
CDコントローラ221へ表示画像データ,コマンドを与え
ることによって、液晶表示パネル222の表示を行う(ス
テップS33)。操作パネル300上の各種キー301〜312,314
〜316のオン・オフの状態を判定し、その内容をパラレ
ルI/O216を介してRAM224へ格納する(ステップS34)。
ジョイボール313の回転状態を判定して、その内容をA/D
変換I/O218を介してRAM224へ格納すると共に、後述する
ようなフラグを作成する(ステップS35)。画像信号変
換回路225にて変換処理を受けた画像信号をパラレルI/O
220を介してRAM224へ格納する(ステップS36)。基本コ
ピーモード時における各種の処理を、ステップS34,S35
の入力処理に応じて行い(ステップS37)、画像編集コ
ピーモード時及び色編集コピーモード時における各種の
処理を、ステップS34,S35,S36の入力処理に応じて行い
(ステップS38及びS39)、画質調整状態時の各種の処理
を、ステップS34,S35の入力処理に応じて行い(ステッ
プS40)、第1CPU201,第2CPU202とのシリアル通信を行な
い(ステップS41)、内部タイマーを終了を待ってステ
ップS32に戻り再度内部タイマーをスタートさせる(ス
テップS42)。
第15図は第13図のステップS23の走査開始ルーチンの
内容を示すフローチャートであり、この処理は、実際の
複写動作のための走査開始(ステップS231)と原稿画像
モニタのための走査開始(ステップS232)とに分かれて
いる。なお、S231では、モニタ要求時には実際の複写動
作をキャンセルするようになっている。
第16図は第15図のステップS232のモニタスタートルー
チンの内容を示すフローチャートである。第3CPU203か
らのモニタ要求はシリアル通信によって第2CPU202へ伝
達され、その要求を受け取ると(ステップS2321 YE
S)、データバス226を無効としてデータバス227を有効
とする(ステップS2322)。つまりこのとき、原稿走査
を行った際にカラーCCDイメージセンサ14にて得られる
画像信号は、画像信号処理回路213にて処理された後、
画像信号変換回路225へ送られる。次いで後述するモニ
タ比較データを設定した後(ステップS2323)、倍率1.0
00倍,走査長420mm(A3T長)にて原稿の走査要求を行う
(ステップS2324)。
次いでステップS24(第13図参照)において、倍率
値,走査長に基づいて走査モータ11が駆動され、原稿走
査が行われて画像信号変換回路225にて変換を受けた
後、パラレルI/O220を介してRAM224に画像信号が格納さ
れる。また、この走査において得られる画像信号に基づ
いて原稿サイズ(位置)の検出が行われる。
第17図,第18図は画像信号変換回路225の動作内容を
説明するための模式図である。CCDリニアイメージセン
サ14の読取りは16dots/mmにて各dot8bits(階調)で行
われるのに対して、液晶表示パネル222への表示におい
ては原稿1mmを液晶1dotに対応させて点灯・消灯の2値
にて行うこととし、画像信号変換回路225はこのために
画像信号を変換する。第17図(a)は画像読取信号,第
17図(b)は画像表示用信号を示しており、読取りの際
には1/16mm四方毎に8bitsの画像信号を得ているが、表
示用として用いる信号は1mm四方毎に1回(8bits)のみ
の信号としている。
第18図においてまず画像信号変換回路225は、画像信
号処理回路213からの8bitsの画像信号(a)を16分周し
て必要な8bitsの画像信号(b)を選択抽出する。この8
bitsの画像信号(b)の上位4bitsと第2CPU202から指示
される4bitsのモニタ比較データ(e)とを比較し、そ
の比較結果を1bitのデータ(c)にて出力する。画像信
号の上位4bitsがモニタ比較データより大きい場合には
“1"として、以下の場合には“0"として1bitのデータ
(c)を出力する。そして“1"が出力されたときには液
晶が点灯され、“0"が出力されたときには液晶が消灯さ
れる。例えば画像信号(a)が2進法にて(a)=1001
0011であるとすると、SL(比較データ)=8=1000(2
進法)の場合には“1"が出力されて液晶は点灯し、SL=
10=1010(2進法)の場合には“0"が出力されて液晶は
消灯する。
更にこの1bitのデータ(c)を順に蓄積して8bitsの
パラレルデータ(d)とし、パラレルI/O220を介してRA
M224へ出力して収納する。例えば297mm×420mmのA3サイ
ズとすると、この際の出力の順序は(T−1,Y−1)→
(T−2,Y−1)→…→(T−297,Y−1)→(T−1,Y
−2)→…→(T−297,Y−420)の順であって、RAM224
には297×420=124.74(kbits)の画像データが収納さ
れることになる。第2CPU202から指示される4bitsの比較
データ(e)は、表示濃度のしきい値レベルを示すデー
タであり、このデータは後述するように操作パネル300
におけるジョイボール入力にて可変であるので、モニタ
画像を所望の濃度に調節することが可能である。
次に、原稿サイズ(位置)検出について説明する。第
19図は原稿サイズを検出するための装置構成を示すブロ
ック図、第20図はその原理を説明するための模式図であ
る。14はCCDリニアイメージセンサであり、第20図にお
いて左右方向(x方向)はスキャナ部10(リニアイメー
ジセンサ14)の走査方向、上下方向(y方向)はCCDリ
ニアイメージセンサ14における各受光素子の並設方向で
ある。
CCDリニアイメージセンサ14にて読取られた原稿が載
置されているかどうかに応じて、所定のしきい値にて2
値化され、各画素の白/黒の結果が、ラインメモリ511
の所定のアドレスに収納される。ラインメモリ511に収
納された1ライン分のデータにつき、カウンタ512は、
上位アドレスから順に(第20図A方向)黒画素数を白画
素が存在するまでカウントし、白画素があればそこでカ
ウントを止める。また同様に、1ライン分のデータにつ
き、カウンタ514は、下位アドレスから順に(第20図B
方向)黒画素数を白画素が存在するまでカウントし、白
画素があればそこでカウントを止める。各カウンタ512,
514は、所定値(1ライン分の全画素数)までカウント
可能であり、走査モータ11からの信号によってCCDリニ
アイメージセンサ14の走査がx方向に1ステップ進んだ
タイミングを検知すると、各々のカウント値を対応する
各符号判別器513,515及び演算器516へ出力する。
各符号判別器513,515は、隣合うラインにおけるカウ
ント値の差(今回のラインにおけるカウント値−前回の
ラインにおけるカウント値)の符号を判別し、その判別
結果を演算器516へ出力する。演算器516へは、各カウン
タ512,514から、カウント値も入力される。また517は、
走査モータ11からの信号によって、CCDリニアイメージ
センサ14のx方向の位置アドレスをカウントするカウン
タであり、カウンタ517はこのカウント値を演算器516へ
出力する。カウンタ517のインクリメントに合せて、前
記両カウンタ512,514はリセットされ、次のラインにお
けるカウントが開始される。
演算器516は、前記判別結果,各カウンタ512,514,517
からのカウント値に基づいて、原稿の4頂点の位置(座
標)を求め、次いで原稿の4辺の長さを演算し、その演
算結果を比較器518へ出力する。比較器518には、定型の
複写用紙のサイズが記憶されており、この演算結果と定
形の複写用紙のサイズとを比較して、原稿サイズ(位
置)を検出する。
次に、原稿サイズ(位置)検出の動作について、第20
図に示すように原稿(4頂点P1,P2,P3,P4)が載置され
た例に基づき、具体的に説明する。図に示すようにx,y
座標系を設定し、各頂点の座標を、P1(x1,y1),P
2(x2,y2),P3(x3,y3),P4(x4,y4)とする。x=0の
位置から順にCCDリニアイメージセンサ14を1ラインず
つ右方向に走査しながら、1ライン走査する度にA,B両
方向から白画素に達するまで原稿外の画素(黒画素)を
カウントする。CCDリニアイメージセンサ14のx座標がx
iのときのカウンタ512,514のカウント値を夫々A
(xi),B(xi)とすると、xi,A(xi),B(xi)の値によ
り、4頂点P1,P2,P3,P4の座標を検出する。
走査初期(P1に到達するまで)では、原稿が全く載置
されていない領域であるので、両カウンタ512,514のカ
ウント値は、1ライン分の全画素数であるが、P1に到達
すると、両カウンタ512,514のカウント値がはじめて前
記所定値(1ライン分の全画素数)より少なくなる。符
号判定器513,541では各々A(xi+1)−A(xi),B(x
i+1)−B(xi)の値を監視しており、P1に達したこ
とはA(xi+1)−A(xi)の値が0以外の値をとるこ
とから判別できる。このときのカウンタ517からのカウ
ント値(x方向座標),カウンタ514からのカウント値
(y方向座標)により、P1の位置がわかる。次にP2につ
いては、B(xi+1)−B(xi)の符号を調べることに
より求められる。P2に達するまではこの差は負である
が、P2を通過した後はこの差は正となる。したがってこ
の差が負から正に変わる時点における両カウンタ514,51
7からのカウント値にて、P2の位置が検出される。
次いで、A(xi+1)−A(xi)の符号が負から正に
変わる時点における両カウンタ514,517からのカウント
値にて、P4の位置を検出できる。最後に両カウンタ512,
514のカウント値が所定値にもどった時点における両カ
ウンタ514,517からのカウント値にて、P3の位置を検出
できる。
このようにして求められた4頂点の座標を用い、演算
器516にて原稿の4辺の長さを検出する。まず▲
▼を下記(1)式に基づいて演算し、他の3辺の長さ
も(1)式と同様の計算式にて演算する。
最後に、演算された4辺の長さと定形の複写用紙のサ
イズとを比較器518にて比較し、原稿のサイズを検出す
る。なお、第19図に示したブロック図は第5図に示す画
像信号処理回路213の一部であり、比較器518の出力は第
2CPU202,シリアルI/O215を介して第3CPU203に伝えられ
る。
第21図は給紙トレイ50の斜視図、第22図は用紙サイズ
・方向及びマグネット装着位置の関係を示す一覧表、第
23図は第12図のステップS16の用紙サイズ検出ルーチン
の内容を示すフローチャートである。
給紙トレイ50は第21図に示す如く、その底部に4個の
マグネット501a〜501dが設けられており、給紙トレイ50
が複写装置本体に装着されるとリードスイッチ(図示せ
ず)にてマグネットの装着状態が検出されるようになっ
ている。そしてこの検出結果に応じて第22図に示すよう
な関係によって給紙トレイ50に収納された用紙のサイズ
とその位置が検出される。このリードスイッチはセンサ
群206(第5図参照)に含まれているセンサである。
4個のマグネット501a〜501dの装着の有無を判定し
(ステップS1601,S1602,S1603,S1604,S1609,S1614,S161
5,S1616)、この判定結果に応じて用紙の横方向の長さ
をmm単位にてYpへ、また、用紙の縦方向の長さをmm単位
にてTpへ夫々設定する(ステップS1605,S1606,S1607,S1
608,S1610,S1611,S1612,S1613,S1617,S1618,S1619,S162
0,S1621,S1622)。このような処理が上下2段に装着さ
れている各給紙トレイ50,50について施されるので、上
段におけるTp1,Tp1のデータ及び下段におけるTp2,Yp2
データが得られる。得られた結果は、第1CPU201自身に
おいて用紙搬送,作像ルーチン等に利用される他、第2C
PU202へシリアル通信にて送られて走査長決定のための
判断材料として利用されたり、第3CPU203へシリアル通
信にて送られて各種表示条件として利用されたりする。
以下、画像モニタ表示,有効画像エリア枠424の表
示,原稿枠425の表示について説明する。
第24図はRAM224のメモリ領域を示す模式図であり、RA
M224は、原稿を読取ってモニタ表示用の粗いデータに変
換しただけの原画像データを格納する原画像データ領域
224aと、編集処理,変倍処理等が施された後の画像デー
タを格納する出力画像データ領域224bと、操作パネル30
0の各種キー入力,ジョイボール入力等の情報を格納す
る領域224cとを有している。両画像データ領域224a,224
bは同じ容量であり、例えばA3(297×420mm)を基準と
する297×420×1=124740bits≒16kbyteが必要であ
る。原稿読取り時には、出力画像データ領域224bには原
画像データ領域224aと同一の内容の画像データが格納さ
れており、その後編集動作が進行するにつれてその編集
動作に応じて内容が修正されていく。
第25図は第14図のステップS33の表示ルーチンの内容
を示すものであり、この表示処理は基本画面表示(ステ
ップS331)とモニタ画面表示(ステップS332)とに分け
られる。
第26図は第25図のステップS332のモニタ画面表示ルー
チンの内容を示すフローチャートであり、これは、第8
図(表示D3)及び第9図(表示D4)の画像モニタエリア
413内の表示の制御動作を示すものである。モニタキー3
16のオンにより、第2CPU202の制御にて原稿走査が行わ
れて(第13,15,16,33図参照)、第14図ステップS36の画
像信号入力ルーチンにて第3CPU203のRAM224に画像デー
タが全て入力されると(ステップS3321 YES)、変倍,
編集等の結果に基づく出力画像表示が要求された場合
(ステップS3322 YES)、出力画像データをLCDコントロ
ーラ221内のVRAMへ転送して(ステップS3323)、第11図
(表示D6)に示すようにその表示を行い(ステップS332
4)、要求されない場合(ステップS3322 NO)、取込ん
だ画像データをLCDコントローラ221内のVRAMへ転送して
(ステップS3325)、原稿原画像として表示する(ステ
ップS3326)と共に位置指定カーソル431を表示する(ス
テップS3327)。以上のようにして画像モニタエリア413
における表示内容を切替える。
次いで有効画像エリア枠の座標指定を行った後(ステ
ップS3328)、画像表示に合成してこのエリア枠を表示
する(ステップS3329)。次にステップS24(第13図)に
より得られた原稿位置データに基づいて原稿枠の座標を
指定し、画像表示に合成してこのエリア枠を表示する
(ステップS3330)。
なお、S3328,S3329,S3330における各枠の表示に時間
を要する場合にはS3328の直前で枠表示が完了したかど
うかの判断を入れ、枠表示が完了しているときには、S3
328〜S3330を飛ばしてもよい。
第27図は別の実施例のRAM224のメモリ領域を示す模式
図であり、この実施例のRAM224は、原稿を読取ってモニ
タ表示用の粗いデータに変換しただけの原画像データを
格納する第24図と同様の原画像データ領域224aと、編集
動作,変倍動作等が進行する度にそのモード,各モード
におけるアドレス等の情報を格納するデータ領域224d
と、各種キー入力,ジョイボール入力等の情報を格納す
る第24図と同様の領域224cとを有している。例えばトリ
ミングモードが選択されている場合には、このデータ領
域224dには、編集モードがトリミングである情報,その
トリミングエリアの頂点のアドレス情報等が格納されて
いる。
トリミングモードが選択されている場合、収納されて
いるアドレスを示す各頂点を結んだ設定エリアの外部で
は液晶を消灯とするデータを、また設定エリアの内部で
は原画像データを、LCDコントローラ221内のVRAMへ転送
することになる。
この実施例では、前述の実施例に比してRAM224の容量
は小さくて済むという利点がある反面、収納しているデ
ータをそのまま出力できる前述の実施例に比して、VRAM
へデータを転送する際に第3CPU203による演算を必要と
するので、データの切替えのための処理時間だけ余分に
時間がかかる。
第28図は原稿画像の読み取りが可能な全領域に対応す
る画像モニタエリア413と有効画像エリア枠,用紙枠,
原稿枠の関係を示す模式図であって、図において実線
(a)は有効画像エリア枠を、破線(b)は用紙枠を、
実線(c)は原稿枠を夫々示している。第29図は第26図
のステップS3328の有効画像エリア枠座標指定ルーチン
の内容を示すフローチャートであり、まず第28図に示す
XL1,YL1の座標を指定する(ステップS33281,ステップS3
3282)。用紙上において先端に6(mm),側端及び後端
に2(mm)の画像欠損領域を確保するので、その表示に
おいてはXL1,YL1の座標を夫々、XL1(mm)=6/複写倍
率、YL1(mm)=2/複写倍率と指定する。上段の給紙ト
レイ50が選択されている場合(ステップS33283 YES)、
ステップS16(第12図)の用紙サイズ検出ルーチンにて
得られた上段給紙トレイ50の用紙長データTp1,用紙幅デ
ータYp1を用いて演算される結果をXL2,YL2に設定する
(ステップS33284,ステップS33285)。一方下段の給紙
トレイ50が選択されている場合(ステップS33283 N
O)、ステップS16(第12図)の用紙サイズ検出ルーチン
にて得られた下段給紙トレイ50の用紙長データTp2,用紙
幅データYp2を用いて演算される結果をXL2,YL2に設定す
る(ステップS33286,ステップS33287)。
第30図は第26図のステップS3329の有効画像エリア枠
表示ルーチンの内容を示すフローチャートであり、x成
分のアドレスデータAxへXl1を設定し(ステップS33290
1)、y成分のアドレスデータAyへYl1を設定する(ステ
ップS332902)。次にそのアドレスにおける画像モニタ
エリアの表示データD(Ax,Ay)をそれまでのそのデー
タと“1"とのExclusive ORを取ることによってデータ反
転を行い(ステップS332903)、Axに1ずつ加算する
(ステップS332904)。AxがXL2より大きくなるまでこの
処理を継続し(ステップS332905 NO)、第28図の座標
(XL1,YL1)の位置から座標(XL2,YL1)の位置まで水平
方向のラインを、画像データとは液晶の消灯・点灯を反
転させて描画する。AxがXL2を超えると(ステップS3329
05 YES)、Ax,AyをXL1,YL2に設定し直した後(ステップ
S332906,S332907)、前述の処理と全く同様の処理を行
って(ステップS332908,S332909,S221910)、第28図の
座標(XL1,YL2)の位置から座標(XL2,YL2)の位置ま
で、水平方向のラインを描画する。
次にAx,AyをXL1,YL1+1に設定し直す(ステップS332
911,S332912)。次いで表示データD(Ax,Ay)をそれま
でのそのデータと“1"とのExclusive ORを取ることによ
ってデータ反転を行い(ステップS332913)、Ayに1ず
つ加算する(ステップS332912)。AyがYL2以上となるま
でこの処理を継続し(ステップS332915 NO)、第28図の
座標(XL1,YL1)の位置から座標(XL1,YL2)の位置ま
で、垂直方向のラインを描画する。AyがYL2以上となる
と(ステップS332915 YES)、Ax,AyをXL2,YL1+1に設
定し直して(ステップS332916,S332917)、前述の処理
と全く同様の処理を行い(ステップS332918,S332919,S3
32920)、第28図の座標(XL2,YL1)の位置から座標(X
L2,YL2)の位置まで、垂直方向のラインを描画する。
以上のようにして、選択されている給紙トレイ内に収
納されている用紙のサイズに基づいた有効画像エリアを
示す枠424が、液晶表示パネル222に原稿画像に合せて合
成表示される。
有効画像エリア枠は複写倍率に応じて変化するので、
変倍時にも原稿のなかで写し込まれる範囲を容易に確認
することができる。
用紙先端側に画像欠損領域を設けているのは、チャッ
キング爪52に保持される部分は作像が不可能であるから
であり、また用紙両側端及び後端に画像欠損領域を設け
ているのは、トナーが転写ドラム51へ付着することを防
止するためである。つまり転写ドラムの用紙外のトナー
転写を行わないこととし、用紙のチャッキング位置のバ
ラツキを考慮して画像欠損領域を設定する。この有効画
像エリア枠を表示することによって、用紙サイズ表示に
比して、より正確に原稿のどのエリアが写し込まれるか
を認識することができる。
第31図は第26図のステップS3330の原稿枠表示ルーチ
ンの内容を示すフローチャートであり、第19図に示した
回路にて検出されたP1,P2,P3,P4に基づいて▲
▼,▲▼,▲▼,▲▼を液晶
表示パネル222上に描画するためのものである。
まず、x,y各成分のアドレスデータAx,Ayを0にする
(ステップS33301,S33302)。次に、第19図に示した回
路にて検出されたP1,P2,P3,P4(第20図参照)に基づい
て画像モニタエリア413に表示すべき▲▼,▲
▼,▲▼,▲▼の表示領域P
をメモリ224cに格納する(ステップS33303)。次にアド
レスデータ(Ax,Ay)が原稿枠表示領域Pに含まれるか
否かを判別する(ステップS33304)。含まれるときには
(ステップS33304 YES)画像モニタの表示データD(A
x,Ay)のデータ反転を行い(ステップS33305)、含まれ
ないときには(ステップS33304 NO)そのままステップS
33306に移行しAxを1ずつ加算する。AxがXeより大きく
なるまでステップS33304〜S33306の処理を継続し(ステ
ップS33307 NO)、AxがXeより大きくなると(ステップS
33307 YES)Axを0に設定し(ステップS33308)、Ayを
1ずつ加算する。ステップS33304〜S33308の処理はAyが
Yeより大きくなるまで継続される。AyがYeより大きくな
ると(ステップS33309 YES)、つまり原稿枠表示の処理
が終了したときには、このルーチンを終了する。
このように原稿を示す枠と、実際に画像が写し込まれ
る有効画像エリアを示す枠とが共に表示されるので、両
者の位置関係を瞬時に把握することが可能である。
第32図は第14図のステップS38の画像編集ルーチンの
内容を示すフローチャートであり、まず画像モニタの起
動がけを行い(ステップS381)、画像モニタの表示濃度
レベルを調節し(ステップS382)、画像編集モードが設
定されている場合には(ステップS383 YES)、トリミン
グモードに関する処理を行い(ステップS384)、イレー
スモードに関する処理を行う(ステップS385)。
第33図は第15図のステップS381の画像モニタルーチン
の内容を示すフローチャートであり、スキャナ部10が原
稿を走査して画像信号を得ていない場合(ステップS381
1 NO)で、モニタキー316がオフからオンに変わったと
き(ステップS3812 YES)、またはモニタキー316がオン
エッジ(以下、キーがオフ状態からオン状態に変わった
時をオンエッジを呼称する。)でなくても(ステップS3
812 NO)エリア編集モードが選択されたとき(ステップ
S3814 YES)には、モニタ画像の表示が要求される(ス
テップS3813)。
第34図は第32図のステップS382の濃度レベル調整ルー
チンの内容を示すフローチャートである。実際の複写濃
度レベルとモニタ画像の濃度レベル(モニタレベル)と
の連動においては、複写濃度レベルの指定を変更する
と、この指定変更に合わせて実際の複写濃度レベルとモ
ニタレベルとが共に変更され、一方モニタレベルの指定
を変更すると、この指定変更に合わせてモニタレベルの
みが変更されることとしている。
ステップS38200〜S38203にて、液晶表示パネル222に
おける複写濃度レベル表示407(第6図参照)の変更時
点を検出する。エッジフラグが0であって(ステップS3
8200 YES)初期設定時にはこのフラグは0にされてい
る)、前回の複写濃度と今回の複写濃度とが異なる場合
(ステップS38201 YES)、エッジフラグを1とする(ス
テップS38202)。そして一度エッジフラグが1とされた
後において、このサブルーチンがコールされると(ステ
ップS38200 NO)、エッジフラグは0に戻される。その
後複写濃度の指定状態に応じて(ステップS38204〜S382
09)、実際の複写濃度レベルを決定するカウンタCDLを
設定する(ステップS38210〜S38216)。そしてこの値
が、読取った原画像データを表示データ(液晶の点灯・
消灯を示すデータ)に変換する際に、前述したしきい値
レベル(第18図における4bitsデータ(e))となるの
である。そして夫々の複写濃度において、エッジフラグ
が1となっている場合には(ステップS38217〜S38223 Y
ES)、コピー濃度の指定状態に合せてモニタレベルの設
定を行う(ステップS38224〜S38230)。エッジフラグが
0となっている場合には(ステップS38217〜S38223 N
O)、メインルーチンに戻り、モニタレベルはそれ以前
の状態を保つことになる。
モニタレベルの指定状態(モニタレベル表示423(第
8図参照)の表示内容)に応じて(ステップS38231〜S3
8236)、比較データ(第18図(e))SLを設定する(ス
テップS38237〜S38243)。
以上の如く、実際の複写濃度の指定変更または直接的
にモニタレベルの設定変更にて、モニタレベルの濃度変
更は受付けられる。
次に、ジョイボール313の操作に関する制御手順につ
いて説明する。第35図はジョイボール313のスティック
部313aの回転角度θと処理速度Vcとの関係を示すグラ
フ、第36図はθ及びVcの関係と各カーソルにおいて移動
速度Vcを決定する基準タイマー値TMとを示す表、第37図
はスティック部313aの可動範囲を示す模式図である。
第37図に示すようにスティック部313aが自動復帰する
センター位置をθ=30゜とすると、スティック部313aは
θ=0〜60゜までが可動範囲であり、その角度θに応じ
てメニューカーソル及び位置指定カーソルの移動速度Vc
は第35図に示すように変化する。なお第35図においては
その速度変化は一次元にて表現されているが、実際は第
4図に示すように二次元であり、しかもX方向及びY方
向に夫々独立的に制御されている。25゜<θ<35゜であ
る場合には、カーソル(メニューカーソルまたは位置指
定カーソル431)は移動しない(Vc=0)。20゜≦θ≦2
5゜,35゜≦θ≦40゜である場合には、ある基準速度(Vc
=1)にてカーソルは移動する。0゜≦θ≦5゜,55゜
≦θ≦60゜である場合には、その基準速度の5倍の速度
(Vc=5)にてカーソルは移動する。5゜<θ<20゜,4
0゜<θ<55゜である場合には、第36図に示すθの二次
関数結合にてVc=1〜5の間にてカーソルは移動する。
第38図は、このカーソルの移動速度の制御内容を示す
フローチャートであり、この第38図は第14図のステップ
S35の内容を示すものである。
X方向の回転角度θxの大きさによって(ステップS3
501,S3503,S3505)、x成分移動速度VCxに1〜5の値を
設定する(ステップS3502,S3504,S3506)。ここでS3504
における定数K1,K2,K3の値は第36図に示すように夫々0.
007619,−0.4571,7.091となる。25<θx<35の場合
(ステップS3505 NO)には、カーソルのx方向の移動を
要求するフラグFMVxをリセットし(ステップS3517)、
x方向移動タイミングを決定するための比較タイマーTR
xをストップする(ステップS3518)。なおフラグFMVxが
1に設定されると、ステップS37,S38,S39(第14図)の
何れかにおいてカーソルの移動処理が行われ、そのフラ
グは0に戻される。
VCxが設定された後で、画面の状態が第6,7,8図に示す
ようにメニューカーソルの移動状態である場合(ステッ
プS3507 YES)には、x成分移動速度を決定する基準タ
イマー値TMxへK4/VCxを設定する(ステップS3508)。VC
xが設定された後で、画面の状態が第9,10図に示すよう
に位置指定カーソルの移動状態である場合(ステップS3
507 NO)には、基準タイマー値TMxへK5/VCxを設定する
(ステップS3509)。ここでK4=1000(msec),K5=50
(msec)としているので基準タイマー値TMxの結果は第3
6図に示すようになる。
比較タイマーTRxが加算動作中ではなくてストップし
ている場合(ステップS3510 YES)、及び比較タイマー
値TRxが基準タイマー値TMxまで達した場合(ステップS3
511 YES)には、フラグFMVxを1にし(ステップS351
2)、比較タイマーTRxを0からカウント開始する(ステ
ップS3513)。
ジョイボールを25<θ<35以外に回転した瞬間にフラ
グFMVxが1となってカーソルの移動が行われ、それ以降
においては回転量に応じた基準タイマー時間にてカーソ
ルは移動する。ここでこの時間はその瞬間のジョイボー
ルの回転量に応じた値であり、この値と常に動作してい
る基準タイマー値とを比較してカーソルの移動を行うの
で、移動の応答性に優れている。また所望の移動を完了
した後、ジョイボールの回転角度を25<θ<35に戻せ
ば、それ以降においてカーソルの移動が行われることは
ない。
次にθxは30以上であるか否かが判定され(ステップ
S3514)、30以上である場合(ステップS3514 YES)には
x成分移動方向フラグFDRxを1とし(ステップS351
5)、30未満である場合(ステップS3514 NO)にはフラ
グFDRxを0とする(ステップS3516)。そしてFDRx=1
のときはX(+)方向(第2図右方向)への移動であ
り、FDRx=0のときはX(−)方向(第2図左方向)へ
の移動である。
以上のような処理を、y方向成分についても全く同様
に行い(第38図(b)のステップS3519〜S3536参照)、
y方向の移動要求フラグFMVyとy方向の移動方向フラグ
FDRyとを指定する。
以上のように決定された移動要求フラグFMVx,FMVy及
び移動方向フラグFDRx,FDRyが、上記各フラグの状態に
応じて種々の処理を行うステップS37,S38,S39(第14
図)における判定に際して用いられる。更にFMVx,FMVy
の少なくとも一方が1のときには、ステップS331及びS3
32(第25図)において上記各フラグの状態に応じた実際
のメニューカーソルまたは位置指定カーソルの1単位の
移動処理が行われる。この処理が終了した段階にて、移
動要求フラグFMVx,FMVyは“0"に戻され、FMVxについて
はステップS3512(第38図(a))、FMVyについてはス
テップS3530(第38図(a))において新たに“1"とな
るまで、ステップS3327(第26図)における位置指定カ
ーソルの位置及びS331(第25図)におけるメニューカー
ソルの位置は変わらない。
なお、上述したカーソルの1単位の移動とは、位置指
定カーソルの場合には液晶表示パネル222上のx,y各方向
における1ドットの移動を指し、メニューカーソルの場
合には1つのカーソル位置からx,y各方向における直ぐ
隣のカーソル位置への移動を指す。
さて、第39図は、本発明に係る色に関する編集処理を
行う為に、電源投入時の前記第6図(表示D1)よりカラ
ークリエイト(色編集モード)を選択した場合の表示内
容(以下表示D7という)を示す模式図である。
第6図(表示D1)において、ジョイボール313により
メニューカーソルを401eまで移動し、セットキー314を
オンすることによって、第6図(表示D1)の一部の上に
「カラークリエイト」内のメニュー、即ちフルカラー3
色,モノカラー,ネガ/ポジ反転,ペイント,色変換,
色分解及び色登録が表示され、インフォメーション表示
には、その中のモードの1つを選択することが要求され
る。
第40図は、上述のメニューの中から同様にジョイボー
ル313及びセットキー314を用いて色変換モードを指定し
た場合の表示内容(以下表示D8という)を示す模式図で
ある。ここで、色変換モードとは、原稿上のある色(変
換色)を別の色(出力色)に変換してコピーするモード
であり、インフォメーション表示には変換色の指定が要
求される。変換色には、予め複写機の仕様として設定さ
れている“基本色",オペレータが前記「カラークリエイ
ト」内の色登録モードによって、ある原稿のある位置の
色を登録する“登録色”及び色変換される原稿上の位置
を指定することによって色を決定する“色指定”の3メ
ニューがあり、この中で“登録色”を指定した場合の表
示内容を第41図及び第42図(以下表示D9及びD10とい
う)に示す。
まず、第41図(表示D9)は、後述する色登録モードに
よって予め登録されるNo.1〜No.8の登録色の中のNo.5が
選択された場合の表示内容を示してあり、登録色の何番
かが選択されると、登録色モニタ469が表示され、該登
録色モニタ469はコピー出力される際のシアン,イエロ
ー,マゼンタの各トナーの濃度レベルを棒グラフ469a
と、%数値469bとによって表示する。これにより登録色
の内が確認できるようになっており、ジョイボール313
によってメニューカーソルをNo.1〜No.8の各登録色に選
択移動することにより、登録色モニタ469の表示内容も
それに応じて変化する。
上述の如く登録色の何番かが選択されている場合に、
セットキー314をオンすると、変換色の指定が完了して
次メニューへ移行するのであるが、それまでのインフォ
メーション表示としては、変換色、つまりこの場合登録
色の指定が要求されている。
ここで、登録色の指定を行う前に、登録色メニューの
中のもう一つのメニュー『プリント』460をジョイボー
ル313によって選択した場合の表示内容が第42図(表示D
10)である。この表示状態において、セットキー314を
オンすると、登録色プリントが開始される。これは1枚
の用紙に登録色No.1〜No.8に保持されている色をプリン
トするものである。第43図はそのプリント結果を示す図
であり、用紙51上にNo.1からNo.8の各登録色が夫々長方
形を形成して順に並べられている。このプリント結果
は、操作パネル300上の登録色セット部317に挿入するよ
うになっている。このように登録されている色が実際の
コピーとして色確認ができる為、色を登録した時点で、
登録色プリントを行い、その結果を操作パネル300にセ
ットしておくことによって、オペレータが意図しない登
録色を用いてカラークリエイト(色編集コピー)を行う
ことを未然に防止できるのである。
次に上述のNo.1から8の各色を登録する手順について
説明する。第44図は第39図(表示D7)から色登録モード
を指定した場合の表示内容(以下表示D11という)であ
る。この色登録モードには、前記第41図(表示D9)に示
した“登録色”のメニューにおける登録色No.1〜8(46
1〜468)に対応したメニュー477〜484,既に登録してあ
る色を確認する『確認』メニュー486,原稿上の位置を指
定し、その色を読取って登録する『原稿』メニュー487
及び同じく前記第41図(表示D9)に示した登録色モニタ
469と同様のモニタを用いてシアン,イエロー,マゼン
タの各トナーの濃度レベルを任意に設定した色を登録す
るメニュー488〜490が備えてある。
インフォメーション表示には登録メニューの選択が要
求してあり、例えば第44図(表示D11)に示すように
『原稿』メニュー487を選択した場合には、画像モニタ
が要求され、画像モニタ上で位置指定を行うと、原稿の
その位置の色が読取られる。そしてその色を登録するに
は登録485を指定することによって登録No.の選択が要求
され、メニュー477〜484から選択される登録No.へ読取
られた色データが格納される。このように本実施例にお
いては、色の登録を行う場合に、原稿位置から読取るモ
ード、又は任意の色を作成できるモードによって8色ま
で登録可能になっている。
第45図〜第49図は、登録色に関する制御フローチャー
トである。
第45図は第13図のステップS26画像処理の内容を示す
フローチャートであり、変倍に関する処理(ステップS2
61)と、エリア編集に関する処理(ステップS262)と、
色編集に関する処理(ステップS263)との3つから成っ
ている。この中の色編集(ステップS263)に関する処理
内容を示したものが第46図である。
ここでは「カラークリエイト」内の前述した各メニュ
ー、即ちフルカラー3色(ステップS2631)〜色登録
(ステップS2637)に対する処理に加えて、登録色内容
確認の為の処理(ステップS2638)が行われる。
第47図は、ステップS2637の色登録モードの処理内容
を示しており、まず、第44図(表示D11)で示す状態で
『確認』486が設定され(ステップS263702 YES)、登録
No.が指定されると(ステップS263703 YES)、そのNo.
に対応したデータによってシアン,イエロー,マゼンタ
の3色成分の表示を行う(ステップS263704)。
一方、『原稿』487が設定された場合には(ステップS
263705 YES)、原稿上の色の読取位置が指定され(ステ
ップS263706 YES)、その色の読取が完了するのを待っ
て(ステップS263707 YES)、また、マニュアル動作に
よる任意色の指定状態(ステップS263705 NO)の場合に
は、各色成分の設定を受け付けた後(ステップS26370
8)、共に登録No.の指定完了後(ステップS263709 YE
S)、『登録』485の設定を待って(ステップS263710 YE
S)、その登録No.に応じたRAMエリアに原稿読取り、又
は任意色設定による色データを格納する(ステップS263
711)。
第48図は第47図中の任意色指定における各色データ修
正表示ルーチン(ステップS263708)の内容を示すフロ
ーチャートである。ジョイボール313のY方向動作
(+:アップ,−:ダウン)を受付けた場合(ステップ
S2637081 YES)、「シアン」成分が選択されていると
(ステップS2637082 YES)、シアン成分に関してデータ
を増加、又は減少させると共にそのデータに基づいて表
示を行う(ステップS2637083)。同様に「イエロー」選
択の場合は(ステップS2637084 YES)、イエローのデー
タ及び表示を、また、「マゼンタ」選択の場合は(ステ
ップS2637086 YES)、マゼンタのデータ及び表示を夫々
修正する(ステップS2637085、又はS2637087)。
第49図はステップS2638の登録色確認の処理内容を示
しており、第41図(表示D9)の状態においてメニューカ
ーソルによって登録色No.1からNo.8が選択されている間
(ステップS2641 YES)、選択されているNo.のデータを
登録色モニタ469に表示する(ステップS2642)。また、
第42図(表示D10)の状態、即ち『プリント』460が選択
された状態でセットキー314がオンされると(ステップS
2643 YES)、プリントの動作条件が整った場合に、登録
色データをNo.1から順次出力を開始する(ステップS264
4)。具体的にはカラーリニアイメージセンサ212で実際
にスキャンする代わりに、CCDからの信号に相当する擬
似信号を発生させ、これを出力する。
そしてNo.8までデータの出力を完了すると(ステップ
S2645 YES)、データの出力を停止する(ステップS264
6)。一方、このときエンジン部23では通常通りの複写
動作を行うので、第43図に示したように登録色のプリン
トが行われる。
ここで画像信号処理回路内で擬似信号を発生させる方
法について第50図に示すブロック図を用いて説明する。
CCDカラーリニアイメージセンサ14からのアナログ画像
信号21311〜21313はR信号,G信号,B信号の各信号毎にA/
D変換器21321〜21323にて各々8bitのデジタル画像信号2
1331〜21333に変換され、8bitのセレクタ21341〜21343
を介して上記8bitのデジタル画像信号が次段の処理回路
へ向けて出力される。以上は通常の画像読み取り時であ
る。
登録色のプリントアウトを行うときにはセレクタ2134
1〜21343は、制御うバス21351により擬似信号発生回路2
136側に切り換えられており、ステップS263711(第47図
参照)で格納された色データを登録No.順に呼び出し、
その色データに基づいて擬似信号を発生させる。例えば
色データが第41図で示したようにC=55%,Y=40%,M=
20%のときには、これを一度RGBに置き換える演算 を行い、R=3%,G=38%,B=20%を得る。
これらはR=00000011,G=00110100,B=00100000とい
った8bitのコードを有しており、各々セレクタ21341〜2
1343を介して次段の処理回路に向けて出力される。
擬似信号発生回路2136には、タイミング発生回路2137
が接続されている。これは擬似信号発生回路2136から擬
似信号を発生させるタイミングを制御する為の回路であ
り、第51図に示すように登録色データNo.1に対しては主
走査方向で第N〜第N+Lドットに該当するタイミング
だけ上記擬似信号を出力する。これを副走査の第nライ
ン〜第n+l−1に該当するタイミングで繰り返して出
力する。以下、登録色データNo.2〜8についても同様に
出力する。
なお、本実施例においては、登録色のプリントを登録
してある色全てについて行う構成としてあるが、これに
限定されるものではなく、例えば登録番号を指定して、
その色だけをプリントする構成としても良いし、また登
録色の横に登録番号を同時にプリントしても良い。
〔効果〕
以上の如く本発明に係る複写装置においては、登録し
てある色の実際のコピー時と同等に用紙上にプリントさ
れる色によって確認することができるので、オペレータ
は登録色を用いた場合の色編集処理が不本意な色であっ
たというミスコピーを未然に防止できるようになる等、
本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る複写装置の縦断面構造図、第2図
は操作パネルの模式的平面図、第3図はジョイボールの
概略側面図、第4図はジョイボールの斜視図、第5図は
全体の制御系統図、第6図〜第11図は液晶表示パネルの
表示内容を示す模式図、第12図は第1CPU201のメインル
ーチンを示すフローチャート、第13図は第2CPU202のメ
インルーチンを示すフローチャート、第14図は第3CPU20
3のメインルーチンを示すフローチャート、第15図,第1
6図,第23図,第25図,第26図,第29図〜第34図,第38
図はメインルーチンのサブルーチンを示すフローチャー
ト、第17図,第18図は画像信号変換回路の動作内容を説
明するための模式図、第19図は原稿サイズを検出するた
めの装置構成を示すブロック図,第20図は原稿サイズ検
出の原理を説明するための模式図、第21図は給紙トレイ
の斜視図、第22図は用紙サイズ・位置とマグネット装着
位置との関係を示す表,第24図,第27図はRAMのメモリ
領域を示す模式図,第28図は有効画像エリア枠,用紙
枠,原稿枠の関係を示す模式図、第35図はジョイボール
の回転角度と処理速度との関係を示すグラフ、第36図は
ジョイボールの回転角度及び処理速度の関係と基準タイ
マー値とを示す表、第37図はジョイボールのスティック
部の可動範囲を示す模式図、第39図〜第42図,第44図は
色編集に関する液晶表示パネルの表示内容を示す模式
図、第43図は登録色プリントの結果を示す模式図、第45
図〜第49図は登録色に関する制御内容を示すフローチャ
ート、第50図は擬似信号を発生する回路構成を示すブロ
ック図、第51図は擬似信号の発生タイミングを説明する
模式図である。 202……第2CPU、212……CCD、222……表示パネル、300
……操作パネル、313……ジョイボール、314……セット
キー、317……登録色セット部、460……プリントメニュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−125056(JP,A) 特開 昭63−283363(JP,A) 特開 昭63−94256(JP,A) 特開 昭63−304276(JP,A) 特開 昭62−215280(JP,A) 実開 昭61−160451(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色成分の画像信号に基づいてカラー
    画像を形成する複写装置であって、任意の色を登録で
    き、この登録色を原稿の色に関する複写編集処理に利用
    して画像形成を行い得る複写装置において、 前記登録色のプリントを指令するプリント指令手段と、 該プリント指令手段の指令に応答して前記登録色を構成
    する各色成分の濃度レベルに対応する信号を擬似信号と
    して発生させ、該発生させた擬似信号に基づいて、用紙
    上に複数ドットからなる所定形状のパターン画像であっ
    て前記登録色のパターン画像を形成する色画像形成手段
    と を具備することを特徴とする複写装置。
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