JP2810316B2 - 鋼板コイル包装用キャップ装着機と装着方法 - Google Patents
鋼板コイル包装用キャップ装着機と装着方法Info
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Description
の鋼板を円筒状に巻回した鋼板コイルを包装する複数工
程の一部で使用するもので、詳しくは鋼板コイルの全表
面を紙製内装梱包材で被包した包装体の外周に薄板状の
外周鉄板を巻回した後、包装体の両端部に薄鉄板製のキ
ャップを被せる包装工程でのキャップ装着機と装着方法
に関する。
イルの包装は、まず鋼板コイルを複数枚の紙製内装梱包
材で被包し、次に、内装梱包材の上に薄板状鉄板を主体
とする外装梱包材を被包する工程で行われるのが一般的
である。かかる鋼板コイルの包装は、手作業で行われて
おり、その包装形態と包装工程を図17を参照して説明
する。
れる。図17(b)〜(e)は、鋼板コイル1の内外周と端
面に紙製の内装梱包材で被包する工程が、また、図17
(f)〜(i)は、外装梱包材で被包する工程が示される。
ル1の外周に薄い外周紙101を巻付け、内周に円筒状の
内周紙102を嵌挿する。次に、図17(c)に示すよう
に、鋼板コイルの端面から食み出した外周紙101の端部
を鋼板コイルの端面まで耳折りして、外周紙101の耳折
りしたコーナ部にコーナ保護用テープ103を貼り付け
る。テープ103は片面接着テープ構造の布テープであ
る。
ルに被包した外周紙101上に厚板紙の外周ボード104を被
包し、鋼板コイルの内周に嵌挿した内周紙102の中に厚
板紙を円筒状にした内周ボード105を嵌挿する。外周ボ
ード104は、4枚の矩形ボードで構成され、1枚ずつが
鋼板コイルの外周紙101上に二重に被包される。この
後、図17(e)に示すように、鋼板コイルの端面の外周
紙耳折り部101'に円環状のエッジボード106が被着され
て、各種の紙製内装梱包材で包装された円筒状の包装体
2'が出来上がる。
包装された包装体2'の外周に薄板状の外周鉄板107を被
包し、包装体2'の端面に円環状の薄板状鉄板である内側
エッジプロテクター108が被着される。外周鉄板107は、
2枚の矩形鉄板で構成され、各1枚が包装体2'の外周の
半分ずつを被包する。この後、図17(g)に示されるよ
うに、包装体を被包する内側エッジプロテクター108の
外面に同一サイズの外側エッジプロテクター109を被着
する。外側エッジプロテクター109は、円環状本体の中
心穴から内側に円筒部109'をプレス成形したもので、円
筒部109'が内側エッジプロテクター108の中心穴から包
装体の内周に嵌挿される。
被包する外周鉄板107の外周コーナ部分に布テープの保
護テープ110を貼り付けてから、保護テープ110上にコー
ナープロテクター111を嵌着する。コーナープロテクタ
ー111は、断面L形で全体が半円弧形の薄鉄板の4枚で
構成され、1枚ずつが保護テープ110の片側の外周の半
分ずつ を二重に被包する。次に、図17(i)に示され
るように、外側エッジプロテクター109の中心穴から包
装体の内周に 円筒状の内周鉄板112を嵌挿し、この内周
鉄板112の端部に薄鉄板の内径リング113を嵌挿 して、
薄板状鉄板を主体とする外装梱包材で包装された包装体
が出来上がる。この包装体は、内径リング113の嵌挿の
すぐ後に、外周方向と軸方向に長い帯鉄であるフープ
(図示せず)が掛けられて、包装が終了し、出荷され
る。
ルの手作業による包装は、手作業ゆえに鋼板コイルを多
種類の内外装梱包材で包装できる。しかし、手作業ゆえ
に包装の作業性が悪く、また、鋼板コイルは外径や内
径、幅の異なる複数品種のものがあって、品種毎に内外
装梱包材のサイズを切断するなどして用意し、これを作
業員が選択して使用する必要があり、これが包装の作業
性を尚更に悪くしていた。
に、図17(f)〜(h)の包装体2'の両端部を保護する梱
包材として内外二重のエッジプロテクター108、109やコ
ーナープロテクター111を使用しているために、この部
分での梱包材の部品点数や包装工数が多く、包装に人手
も多くいって包装コストが高くなる問題があった。
包材で包装した包装体の両端部の包装を、部品点数少な
く自動的に行えるキャップ装着機を提供することにあ
る。
表面を紙製梱包材で包装した円筒状包装体の両端部に、
包装体の端面を被包する円環部と、円環部の内周及び外
周から円環部の内面側に延在する内筒部及び外筒部から
成る薄鉄板製のキャップを、その内筒部を包装体の内周
に嵌挿し、外筒部を包装体の外周に嵌着して被せる包装
装置であって、包装体をその中心線を所定の高さに維持
して水平に保持する包装体支持部と、包装体支持部で支
持された包装体の両端面と平行に対向する垂直位置とこ
の垂直位置と直交する水平位置の間で起伏可能に配置さ
れた一対の押圧板と、各々の押圧板を起伏可能に支持し
すると共に、包装体支持部で支持された包装体の軸方向
に往復移動させる押圧板駆動部と、水平位置にある一対
の押圧板上の各々にキャップを位置決め供給するキャッ
プ供給部とを備え、キャップが供給された水平位置の一
対の押圧板を垂直位置に起立させ、そのまま包装体支持
部で支持された包装体の両端部に向けて前進移動させて
押圧板のキャップを包装体の端部に押圧して嵌着させ
る。
装体のサイズに応じて鉄板のキャップ原板を曲げ加工し
てキャップを成形するキャップ成形機からキャップを取
出して押圧板へと搬送するキャップ搬送手段を備えたも
のが、キャップ成形から包装体への装着までを自動化す
る上で望ましい。
されたキャップを真空吸引して仮保持する真空吸引手段
と、中央部に前進後退可能及び拡径縮径可能に突設され
た芯出しヘッドを設け、垂直位置の押圧板を前進させて
キャップを包装体の端部に嵌着する前に芯出しヘッドを
包装体の内周に挿入し拡径して包装体の内周を押圧する
ことにより、包装体に対する押圧板の上下位置を修正さ
せて、包装体端部と押圧板のキャップの中心線を合致さ
せるようにすることが、包装体の端部にキャップを確実
に装着させる上で望ましい。
置決め供給し、押圧板を垂直に起立させてキャップを、
中心線を基準に定位置に保持された包装体の両端面に平
行に対向させておいて、押圧板を包装体の端面に向けて
前進させると、キャップが包装体の両端部に自動的に嵌
挿され、キャップの自動包装化が容易になる。また、包
装体の両端部を保護する梱包材が一対の薄鉄板のキャッ
プで済み、梱包材の部品点数、包装工数が少なくなる。
で自動包装する包装設備の一部で実施されるものであっ
て、本発明実施例を説明する前に、鋼板コイルの内外装
梱包材による望ましい自動包装の形態と設備の概要を図
10乃至図16を参照して説明する。
包材で自動包装する包装設備全体の平面図が示され、図
中L1は鋼板コイル1の生産ライン、L2は鋼板コイル1
の包装ラインである。生産ラインL1を流れてきた鋼板
コイル1は、チェーンコンベ アなどのコンベア3に移動
させられ、コンベア3で包装ラインL2の部所まで搬送 さ
れる。包装ラインL2の入口のところで鋼板コイル1の
包装有無の判別が行わ れ、包装しないものは排出コンベ
ア4で、包装できないものは別の排出コンベア5で除外さ
れ、包装するものだけが1個ずつ包装ラインL2に沿っ
たコンベア6に送られる。鋼板コイル1は、内外径と幅
の異なる複数品種のものが不特定な順序で生産ラインL
1を流れ、包装ラインL2に至る。
まずサイズ測定機8で内外径と幅が自動測定され、その
測定データが後続の各種包装設備に送られる。各種の包
装設備は、包装ラインL2のコンベア6に沿って一列に配
置され、各々がサイズ測定機8からの測定データに基づ
いて駆動して、鋼板コイル1を図11乃至図16の各工
程で自動包装する。図11(a)〜(d)に示す各工程で、
鋼板コイル1が紙製内装梱包材で包装され、図12乃至
図16に示す各工程で、薄板状鉄板を主体とする外装梱
包材で包装される。
状の内周ボード21を嵌挿し、鋼板コイル1の端面を円環
状の側面ボード22で被包する工程が示される。内周ボー
ド21の端部は軸方向の切り込みで複数の耳片21'に分割
され、この耳片21'が側面ボード22の中心穴から突出
し、側面ボード22の外面に折り込まれてテープ止めされ
る。この図11(a)の工程は、図10で示される第1ボ
ード装着機9で行われる。
23を巻付け、更に外周紙23上に外周ボード24を巻付ける
工程が示される。外周ボード24は、略円筒状に巻ぐせを
付けたものが外周紙23上に被せられ、接着剤止めされ
る。この図11(b)の工程は、図10の第2ボード装着
機10で行われる。
から突出した外周紙23の端部が側面ボード22に向けて耳
折りされる。この工程は、図10の耳折り機11で実施さ
れる。
周紙23の耳折り部23'上に円環状のエッジボード25を接
着する工程が示される。この工程は、図10の第3ボー
ド装着機12で行われて、鋼板コイルの外周と内周と端面
を紙製内装梱包材で被包した包装体2が後続の包装設備
に送られる。
10の包装ラインL2の同一ポジションの両側に配置さ
れた外周鉄板装着機13とテープ装着機14に送られて、図
12(a)に示すように、包装体2の外周に外周鉄板26が
巻付けられ、包装体2の端面周縁部と外周鉄板26の両側
縁部の外周コーナ部分にスポンジテープ27が巻付けられ
る。包装体2の外周に巻付けられた外周鉄板26の両端部
は重ねられて接着テープ28で連結され、図12(b)に示
す包装体2が次工程に配置された図10のキャップ装着
機15に送られる。
で、これは図13に示すように、包装体2の両端部に薄
鉄板のキャップ29を嵌着する。キャップ29は、包装体2
の端面を被包する円環部29aと、円環部29aの内周から内
側にプレス成形された内筒部29bと、円環部29aの外周か
ら内側にギャザ折り加工された外筒部29cを有する。キ
ャップ29の内筒部29bが包装体2の内周面に摺接させて嵌
挿され、外筒部29cが外周鉄板26の側縁部とスポンジテ
ープ27上に嵌挿され、円環部29aの内面一部が包装体2の
端面に接着剤止めされる。
0の内周鉄板装着機16に送られ、ここで図14に示すよ
うに、包装体2の内面に円筒状の内周鉄板30が嵌挿され
る。内周鉄板30は外装鉄板26と同質のもので、外周鉄板
装着機13からコンベア7で供給される。内周鉄板30は平
板状のものがコンベア7で搬送され、この搬送の間に両
端部外面幅方向に内周スポンジテープ31が接着されてか
ら円筒状に曲げ成形される。
程である図10のリング装着機17に送られると、図15
に示すように、内周鉄板の両端部とキャップ29の中心穴
周縁部に断面L形の薄鉄板の内径リング32が嵌着され、
テープ止めなどで仮止めされる。この後、図16に示す
ように、包装体の内外周と端面にフープ33が掛けられ
る。このフープ掛けは、図10のフープ掛け機18で行わ
れ、フープ33で各種の外装梱包材の脱落が防止され、梱
包が強固なものとなる。
は、目的地まで搬送された後解梱されるが、この際フー
プ33を切断すると包装体に仮止め的に止められていた各
種の外装梱包材が簡単に離脱するので、鋼板コイル包装
体の解梱が容易である。
プ装着機15の具体例を、図1乃至図7を参照して説明す
る。
は、包装ラインL2の定ポジションに設置された包装体
支持部40と、その両側方に配置された一対の押圧板43及
びその駆動部44と、一対の押圧板43にキャップ29を供給
するキャップ供給部45を備える。キャップ供給部45は、
キャップ成形機46で成形されたキャップ29を取出して押
圧板43まで搬送するキャップ搬送手段47を備える。
ップ装着ポジションに上下動可能に設置された昇降台41
を備える。図5に示すように、昇降台41の上面には、包
装ラインL2と直交方向にV形溝42が形成される。包装
ラインL2のコンベア6で搬送される包装体2の軸方向
は、包装ラインL2と直交するX方向に設定され、この
包装体2がキャップ装着ポジションに間欠送りされる
と、その真下で待機している昇降台41が上昇してV形溝
42に包装体2が外周が嵌まって、そのまま昇降台41でコ
ンベア6より持ち上げられる。昇降台41は、包装体2の中
心線が所定の高さになる位置まで包装体2を持ち上げ
る。V形溝42で包装体2の包装ライン方向での芯ずれが
修正される。
包装体2の両端面と平行に対向する垂直位置(図3の実
線位置)と、この垂直位置から外側に倒れた水平位置
(図3の鎖線位置)の間で起伏可能に、かつ、包装体2
の軸方向であるX方向に前進後退可能に配置される。押
圧 板43を支持して駆動する押圧板駆動部44の具体例を
図3と図4に示すと、これは水平な固定台50と、固定台
50上にX方向に固定されたレール51上を往復移動する台
車52と、台車52の前部の枢軸53を支点にX方向上下に90
゜回転可能に設置された起伏フレーム54を有し、起伏フ
レーム54に平行に押圧板43が図3の上下方向にフローデ
ィング可能に連結される。押圧板43ないし後述の芯出し
ヘッド61の中心は、V形溝42の中心(ひいては鋼板コイ
ル包装体2の中心)と水平方向において互いに整合され
ている。
伏フレーム54に対して押圧板43の被ガイド部150が上下
方向に摺動自在に取付けられている。起伏フレーム54側
に配設されたバランスシリンダ152のロッド154先端が押
圧板43に固設されたブラケット156にピン結合されてい
る。バランスシリンダ152はその内部の油圧又は空圧に
よって芯出しヘッド61やキャップ29を含む押圧板43の重
量を打消すように構成されている。従って芯出しヘッド
61に上下方向の外力が作用すると、押圧板43が軽々と当
該力の方向に移動するようになっている。
ンダ55でX方向に前後動制御される。起伏フレーム54は
枢軸53に固定され、枢軸53が台車52に設置されたシリン
ダ56とリンク57で90゜往復回転駆動されて、起伏フレー
ム54を水平位置と垂直位置の間で起伏させる。
ャップ29を適宜真空吸着するカップ状の真空吸引手段60
を有する。真空吸引手段60は、円形の押圧板43の中央部
と周辺部に分散させて配置され、内外径の異なる包装体
2の種類に応じて使い分けられる。また、押圧板43の前
面中央部に芯出しヘッド61が突設される。芯出しヘッド
61は、図3の上下方向に並ぶ一対で構成され、この一対
は離反して拡径し、接近して縮径する拡縮可能で、か
つ、突出方向に前進し、後進する前後動可能に設置され
る。
位置に保持され、台車52が後退した待機位置にあると
き、キャップ供給部45から各押圧板43上にキャップ29が
位置決め供給される。キャップ供給部45のキャップ搬送
手段47は、キャップ成形機46からキャップ29を1枚ずつ
取出して押圧板43まで搬送する。図1と図2においてキ
ャップ成形機46はX方向に2台が並列に設置され、各々
は外部から供給された円板状のキャップ原板29'の中央
部をプレス成形して内筒部を形成し、次にキャップ原板
29'の周縁部を順にひだ折り成形して外筒部を形成し
て、できたキャップ29をステージ62に置く。
2台のキャップ成形機46の上空に水平に固定したレール
63上を走行する搬送車64に下向きの開閉爪65と、これを
上下動させるシリンダ66を取付けている。搬送車64は、
一対の押圧板43の在る上空と2台のキャップ成形機46の
各ステージ62の上空をの間を自由に行き来する。1台の
キャップ成形機46がキャップ29を成形してステージ62に
置くと、これを検知して搬送車64がステージ62の真上に
移動し、シリンダ66で開閉爪65を下降させてステージ62
上のキャップ29の内筒部に挿入し、開閉爪65を拡径させ
てキャップ29を支持すると、開閉爪65が上昇してキャッ
プ29がステージ62から取出される。そのまま搬送車64が
一対の水平位置に在る押圧板43のキャップの無いいずれ
かの真上まで移動して、開閉爪65と共にキャップ29を下
降させて押圧板43にキャップ29を位置決めして置く。押
圧板43上でのキャップ29のセンタリングについては、前
述のように位置決めして置く方法の他に、キャップ29を
置いた後であって押圧板43を起立させる前に、芯出しヘ
ッド61内に配設したセンタリング装置(図示せず)でキ
ャップ29をセンタリングすると能率的である。キャップ
29は押圧板43上において内筒部内に縮径状態の芯出しヘ
ッド61を挿通して置かれ、真空吸引手段60で吸引されて
保持される。
プ29が供給されると、一対の押圧板43が同時に起立し
て、図3に示すように垂直位置に保持され、各々の押圧
板43のキャップ29が昇降台41に保持された包装体2の端
面と所定間隔で平行に対向する。この図3状態を保持し
ておいて、必要に応じてキャップ29の内面への接着剤塗
布を行う。例えば、図6に示すように、包装体2の端面
とキャップ29の隙間に塗布ガン67を挿入して、塗布ガン
67からキャップ29の円環部29aの内面一部に向けて接着
剤68を短時間噴出させ、この間に押圧板43を定角度だけ
回転させる。すると図7に示すように、キャップ29の円
環部29aの内面に円弧状にホ ットメルト68が塗布され
る。なおキャップ29を押圧板43上に載置した後、塗布ガ
ン67を待機位置より移動させキャップ29上に塗布する
ようにしてもよい。またキャップ29に接着剤68を塗布す
る代わりに、包装体2の両端面に接着剤68を直接塗布す
ることも可能である。
押圧板43を前進させる前に縮径状態の芯出しヘッド61を
前進させて包装体2の内周に挿入してから、芯出しヘ ッ
ド61を上下に拡径する。すると、芯出しヘッド61と包装
体2の間で上下方向の芯ずれがあると、芯出しヘッド61
が包装体2の内周上下に当接するときに芯出しヘッド61
に包装体2との芯ずれ方向と反対方向に包装体2から外力
を受け、この外力で押圧板43が起伏フレーム54に対して
上下移動して、芯出しヘッド61と包装体2の中心線を一
致させる芯出しが行われる。この芯出しが完了すると、
即座に起伏フレーム54に対する押圧板43の動きにブレー
キが掛けられて、押圧板43のキャップ29と包装体2の端
面が芯ずれ無く対向する状態が維持される。
て後退し、一対の押圧板43が同時に前進して、図9に示
すように、各々のキャップ29を包装体2の端部に嵌挿
し、この嵌挿の前後でキャップ29の真空吸引を解く。押
圧板43の前進は、図3のシリンダ()で台車52を前進さ
せることで実行される。包装体2にキャップ29を嵌着す
ると、一対の押圧板43が台車52と共に同時に後退してキ
ャップ29から離れる。この後、一対の押圧板43が水平位
置に倒されて、次のキャップ供給に待機し、昇降台41が
下降してキャップ29で両端部が被包された包装体2をコ
ンベア6に移動させる。
押圧板上へのキャップの供給工程や、押圧板を垂直に起
立させて包装体の端面に向けて前進させることでキャッ
プを包装体の端部に嵌着するキャップ包装工程の完全自
動化ができ、包装の作業性が大幅に改善される。また、
包装体の両端部を保護する梱包材が一対の薄鉄板のキャ
ップで済み、梱包材の部品点数、包装工数が少なくなっ
て、鋼板コイルの全包装工程の自動化、高速化を容易に
し、包装コストを低減させる効果がある。
キャップをキャップ供給部で押圧板に供給するようにす
ると、キャップの保管場所が不要となり、包装装置の設
置スペースの縮小化が図れる。
保持することで、押圧板の起伏時や前進時にキャップが
位置ずれする心配が無く、更に、押圧板の中央に突設し
た芯出しヘッドを定位置の包装体の内周で拡径させて、
包装体に対して押圧板の芯出しを行うことで、押圧体で
キャップを包装体の端部に確実に嵌挿することができ、
高信頼度の包装装置が提供できる。
示す要側面図。
図。
図。
す平面図。
包装する4工程での斜視図。
程と巻回した工程の斜視図。
図。
図。
説明するための各工程での斜視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 鋼板コイルの表面を紙製梱包材で包装し
た円筒状包装体の両端部に、包装体の端面を被包する円
環部と、円環部の内周及び外周から円環部の内面側に延
在する内筒部及び外筒部から成る薄鉄板製のキャップ
を、その内筒部を包装体の内周に嵌挿し、外筒部を包装
体の外周に嵌着して被せる鋼板コイル包装用キャップ装
着機であって、 包装体をその中心線を所定の高さに維持して水平に保持
する包装体支持部と、包装体支持部で支持された包装体
の両端面と平行に対向する垂直位置とこの垂直位置と直
交する水平位置の間で起伏可能に配置された一対の押圧
板と、各々の押圧板を起伏可能に支持すると共に、包装
体支持部で支持された包装体の軸方向に往復移動させる
押圧板駆動部と、水平位置にある一対の押圧板上の各々
にキャップを位置決め供給するキャップ供給部とを具備
し、キャップが供給された水平位置の一対の押圧板を垂
直位置に起立させ、そのまま包装体支持部で支持された
包装体の両端部に向けて前進移動させて押圧板のキャッ
プを包装体の端部に嵌着させることを特徴とする鋼板コ
イル包装用キャップ装着機。 - 【請求項2】 前記キャップ供給部は、包装体支持部の
包装体のサイズに応じて鉄板のキャップ原板を曲げ加工
してキャップを成形するキャップ成形機からキャップを
取出して押圧板へと搬送するキャップ搬送手段を備える
請求項1記載の鋼板コイル包装用キャップ装着機。 - 【請求項3】 前記押圧板の中心は包装体支持部の中心
と水平方向において整合され、かつ前記押圧板はキャッ
プ供給部から供給されたキャップを真空吸引して仮保持
する真空吸引手段と、中央部に前進後退可能及び拡径縮
径可能に突設された芯出しヘッドを有し、垂直位置の押
圧板を前進させてキャップを包装体の端部に嵌着する前
に芯出しヘッドを包装体の内周に挿入し拡径して包装体
の内周を押圧することにより、包装体に対する押圧板の
上下位置を修正させて、包装体端部と押圧板のキャップ
の中心線を合致させる請求項1記載の鋼板コイル包装用
キャップ装着機。 - 【請求項4】 鋼板コイルの包装体の両端面に対する接
着剤塗布装置を有する請求項1記載の鋼板コイル包装用
キャップ装着機。 - 【請求項5】 鋼板コイルの包装体の両端面にキャップ
を装着する方法において、 キャップ装着を行なう場所に配設したV溝を有する昇降
可能な包装体支持部によって鋼板コイル包装体を鋼板コ
イル包装体の内外径に対応した所定の高さに持ち上げる
工程、 前記V溝の中心線延長上に配設された請求項3記載のキ
ャップ装着機の芯出しヘッドを鋼板コイル包装体の内周
に挿入した後拡大させて鋼板コイル包装体の内周の中心
とキャップの中心とを芯合わせする工程、及び押圧板を
鋼板コイル包装体の両端部に向けて前進移動させ、押圧
板に仮保持したキャップを包装体の端部に嵌着させる工
程、 からなる鋼板コイル包装用キャップの装着方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6236894A JP2810316B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 鋼板コイル包装用キャップ装着機と装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH07266153A JPH07266153A (ja) | 1995-10-17 |
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JP (1) | JP2810316B2 (ja) |
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1994
- 1994-03-31 JP JP6236894A patent/JP2810316B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH07266153A (ja) | 1995-10-17 |
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