JP2810258B2 - ガスダンパ - Google Patents

ガスダンパ

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JP2810258B2
JP2810258B2 JP17325991A JP17325991A JP2810258B2 JP 2810258 B2 JP2810258 B2 JP 2810258B2 JP 17325991 A JP17325991 A JP 17325991A JP 17325991 A JP17325991 A JP 17325991A JP 2810258 B2 JP2810258 B2 JP 2810258B2
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知治 村上
保志 松本
溥三宏 牛島
幸夫 杉山
理 定方
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KYB Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部に封入されたガ
ス圧で伸長作動するガスダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】内部に封入されたガス圧で伸長作動する
ガスダンパとしては、従来から種々提案されているが、
例えば、図4に示すような構造のガスダンパは、その強
制的な圧縮及びその状態の維持が可能なように形成され
ている。
【0003】即ち、該ガスダンパは、内部にピストン
(図示せず)を摺動自在に収装するシリンダ1内に中空
ピストンロッド2の先端側を出没自在に挿通させると共
に該中空ピストンロッド2の先端に上記ピストンを連設
させてなるとしている。
【0004】そして、シリンダ1内にピストンによって
区画形成されるピストン側室Rに高圧ガス圧を封入して
おき、該ガス圧によって、ピストンを介してであるが、
中空ピストンロッド2がシリンダ1内から抜け出るよう
になる、即ち、該ガスダンパが伸長傾向に附勢されてな
るとしている。
【0005】一方、該ガスダンパは、シリンダ1のピス
トン側室Rを挿通しピストンの軸芯部を貫通し中空ピス
トンロッド2の内空部2aを挿通するパイプ体3を有し
てなると共に、該パイプ体3の中空部3aに挿通される
例えばワイヤからなる牽引部材4を有してなり、該牽引
部材4を外部から牽引して該ガスダンパの強制的な圧縮
を可能にするように形成されてなる。
【0006】即ち、シリンダ1の図中で右端となるボト
ム端に連設されるボトム部材5は、その軸芯部に上記パ
イプ体3の基端を定着させてなり、該パイプ体3の先端
側が上述したようにシリンダ1のピストン側室Rを挿通
すると共にピストンの軸芯部を貫通し、かつ、該パイプ
体3の先端が中空ピストンロッド2の内空部2aを挿通
するようにしている。
【0007】そして、中空ピストンロッド2において
は、図中で左端部分となるその基端近傍部における中空
部2aに圧入された筒状ストッパ6を有してなると共
に、該筒状ストッパ6を挿通する牽引部材4の基端に固
設されて筒状ストッパ6に隣設されるプラグ7を有して
なる。
【0008】それ故、この従来例による場合には、シリ
ンダ1側を固定側とした状態で、図中矢印で示す方向に
牽引部材4を外部から牽引すると、中空ピストンロッド
2がシリンダ1内に没入されることになって、該ガスダ
ンパの強制的な圧縮が可能になると共に、図示しない牽
引部材4の先端側を適宜箇所に係止すれば該ガスダンパ
の圧縮状態を恒久的に維持し得ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のガスダンパにあっては、高圧ガスの封入作
業が大掛かりとなって、生産性の向上を期待できない危
惧がある。
【0010】即ち、上記従来のガスダンパにあっては、
その内部への高圧ガスの封入はシリンダ1のロッド体出
没端1aにおいて実行されるもので、その際には、該ロ
ッド体出没端1a部分がガス雰囲気中に置かれ、その状
態でシリンダ1内への所定の高圧ガス及び作動油の供給
作業と、上記ロッド体出没端1a部分内周へのカラー部
材(図示せず)、シール部材(図示せず)及びベアリン
グ部材(図示せず)の圧入作業と、その状態の維持のた
めのカシメ作業が行われることになる。
【0011】それ故、上記のガス雰囲気中には注油機及
び圧入機の他にロールカシメ機をも配備しなければなら
ず、所謂高圧ガスの封入装置が全体に大掛かりになっ
て、該ガスダンパの生産性の向上を期待できないだけで
なく製品コストの低廉化も期待できなくなり、その汎用
性を期待できなくなる不都合がある。
【0012】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、ガスダン
パとして所定の機能を発揮し得るのは勿論のこと、その
生産性の向上と製品コストの低廉化を期待でき、その結
果、その汎用性を期待できるようにするに最適となるガ
スダンパを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、シリンダ内にその先端側を
出没自在に挿通させた中空ピストンロッドがシリンダ内
に封入されたガス圧によってシリンダ内から抜け出るよ
うに附勢されてなると共に、シリンダ側にその基端が連
設されその先端側が中空ピストンロッドの内空部を挿通
するパイプ体の中空部を挿通しその基端が中空ピストン
ロッド側に係止される牽引部材の先端側を外部から牽引
して中空ピストンロッドをシリンダ内に強制的に没入さ
せ該ガスダンパの強制的な圧縮を可能にするように形成
されてなるガスダンパにおいて、パイプ体の基端部がシ
リンダのボトム端に連設されたボトム部材の軸芯部に開
穿の圧入孔にシール部材の介在下に圧入されてガス封入
栓とされてなるとするものである。
【0014】そして、具体的には、パイプ体の基端部が
拡径されてなると共に該拡径された基端部の外周にシー
ル部材が介装されてなるとするか、あるいは、パイプ体
の基端近傍部が縮径されてなると共にボトム部材に開穿
の圧入孔の内周にシール部材が介装されてなるとする。
【0015】
【作用】それ故、シリンダのロッド体出没端部分内周へ
のカラー部材、シール部材及びベアリング部材の圧入作
業と、その後のロッド体出没端部分外周へのカシメ作業
と、を通常の大気状態下で実行することが可能になる。
【0016】そして、パイプ体の基端部がボトム部材に
開穿の圧入孔内に圧入される前に、即ち、パイプ体の外
周と圧入孔の内周との間に隙間が形成されている状態の
ときに、シリンダのボトム端部分をガス雰囲気中に置く
と共に該ガス雰囲気中に注油機能を有するガス封入栓圧
入機を準備することのみで、シリンダ内へ所定の高圧ガ
スと作動油を供給する所謂ガス封入作業をなし得ること
になる。
【0017】
【実施例】以下、図示したところに基づいて説明する
と、この発明の一実施例に係るガスダンパは、図4に示
す従来例とこの発明における要部を除いて基本的には同
一構造に形成されてなるもので、従って、その構成の同
一なる部分については図中に同一の符号を付してその説
明を省略し、以下には、この発明において異なる部分を
中心に説明する。
【0018】即ち、図1に示す実施例にあっては、パイ
プ体3の基端部3bがパイプ体3の原径より拡径されて
なると共に、該基端部3bがボトム部材5の軸芯部に開
穿の圧入孔5aにシール部材8の介在下に圧入されてな
るとしている。
【0019】シール部材8は、基端部3bの外周に介装
されてなるとするもので、この実施例にあっては、基端
部3bの中央外周に陥没形成された環状溝3c内に収装
されてなるとしている。
【0020】それ故、以上のように形成されたこの実施
例に係るガスダンパにあっては、図2に示すように、パ
イプ体3の基端部3bがボトム部材5の軸芯部に開穿の
圧入孔5a内に圧入される前、即ち、パイプ体3の基端
近傍部3dの外周と圧入孔5aの内周との間に隙間が形
成されている状態のときに、該隙間を介してのシリンダ
1内のピストン側室Rへの所定の高圧ガスと作動油の供
給作業、即ち、所謂ガス封入作業をなし得ることにな
る。
【0021】そして、該ガス封入作業は、ガスダンパの
ボトム側たるシリンダ1のボトム端部分を予め注油機能
を有するガス封入栓圧入機を準備したガス雰囲気中に置
いて実行される。
【0022】尚、シリンダ1のロッド体出没端1a部分
内周への図示しないカラー部材、シール部材及びベアリ
ング部材の圧入作業とその後のロッド体出没端1a部分
外周へのカシメ作業は、上記ガス封入作業の前に通常の
大気状態下で実行される。
【0023】以上のようにして完成されたガスダンパ
は、シリンダ1内に封入されたガス圧によって、ピスト
ンを介してであるが、中空ピストンロッド2がシリンダ
1内から抜け出るようになる、即ち、これが常に伸長傾
向に附勢された状態におかれることになる。
【0024】そして、該ガスダンパは、シリンダ1側を
固定側とした状態でパイプ体3内に挿通の牽引部材4を
図中矢印で示す方向に牽引することで該ガスダンパの強
制的な圧縮が可能になり、図示しない牽引部材4の先端
側を適宜箇所に係止すれば該ガスダンパの圧縮状態を恒
久的に維持し得ることになる。
【0025】図3に示す実施例にあっては、パイプ体3
の基端近傍部3cが縮径されてなると共に、パイプ体3
の基端部3bがボトム部材5に開穿の圧入孔5aにシー
ル部材8の介在下に圧入されるように形成されてなる。
【0026】そして、この実施例にあっては、シール部
材8は、圧入孔5aの内周に介装されてなるとし、この
実施例にあっては、圧入孔5aの中央内周に切欠形成さ
れた環状溝5b内に収装されてなるとしている。
【0027】それ故、この実施例にあっては、パイプ体
3の基端部3bをパイプ体3の原径に維持する一方で、
パイプ体3の基端近傍部3cを外周側から切削するのみ
で縮径し得ることになり、その製作が容易になる利点が
ある。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、牽引部
材を挿通させるためのパイプ体の基端部がボトム部材の
軸芯部に開穿の圧入孔内に圧入される前、即ち、パイプ
体の基端近傍部の外周と圧入孔の内周との間に隙間が形
成されている状態のときに、該隙間を介してのシリンダ
内のピストン側室への所定の高圧ガスと作動油の供給作
業、即ち、所謂ガス封入作業をなし得るので、ガスダン
パのボトム側たるシリンダのボトム端部分に形成される
ガス雰囲気中には注油機能を有するガス封入栓圧入機を
準備することのみで足りることになり、所定の機能を発
揮するガスダンパ製作し得るのは勿論のこと、その生産
性の向上と製品コストの低廉化を期待できることにな
り、その結果、その汎用性を期待できることになる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るガスダンパをその要
部を一部破断して示す正面図である。
【図2】図1に示すガスダンパの要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図3】他の実施例に係るガスダンパの要部を拡大して
示す縦断面図である。
【図4】従来のガスダンパを図1と同様に示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a ロッド体出没端 2 ピストンロッド 2a 内空部 3 パイプ体 3a 中空部 3b 基端部 3d 基端近傍部 4 牽引部材 5 ボトム部材 5a 圧入孔 8 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛島 溥三宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 杉山 幸夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 定方 理 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にその先端側を出没自在に挿
    通させた中空ピストンロッドがシリンダ内に封入された
    ガス圧によってシリンダ内から抜け出るように附勢され
    てなると共に、シリンダ側にその基端が連設されその先
    端側が中空ピストンロッドの内空部を挿通するパイプ体
    の中空部を挿通しその基端が中空ピストンロッド側に係
    止される牽引部材の先端側を外部から牽引して中空ピス
    トンロッドをシリンダ内に強制的に没入させ該ガスダン
    パの強制的な圧縮を可能にするように形成されてなるガ
    スダンパにおいて、パイプ体の基端部がシリンダのボト
    ム端に連設されたボトム部材の軸芯部に開穿の圧入孔に
    シール部材の介在下に圧入されてガス封入栓とされてな
    ることを特徴とするガスダンパ。
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