JP2810116B2 - 光ディスク媒体を利用した情報の再生・編集装置 - Google Patents
光ディスク媒体を利用した情報の再生・編集装置Info
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- JP2810116B2 JP2810116B2 JP1152341A JP15234189A JP2810116B2 JP 2810116 B2 JP2810116 B2 JP 2810116B2 JP 1152341 A JP1152341 A JP 1152341A JP 15234189 A JP15234189 A JP 15234189A JP 2810116 B2 JP2810116 B2 JP 2810116B2
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
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Description
本発明は、光ヘッドを用いて光学的に情報を記録再生
する光ディスク媒体とそれを利用する装置に関する。
する光ディスク媒体とそれを利用する装置に関する。
文書情報をデイジタル的に記録する従来の光ディスク
媒体においては、ディスクの内周部にROM領域バンド、
外周部にRAM領域バンドを設ける方法が考えられている
(例えば、特開昭61−280048号参照)。この方法ではRO
M領域とRAM領域がディスク内周と外周に離れているため
に、ROM領域とRAM領域の情報を交互に、かつ連続的に読
み書きするような場合には、ディスクの内周から外周ま
で光ヘッドを移動する必要があり、これには大きな時間
を必要とする。
媒体においては、ディスクの内周部にROM領域バンド、
外周部にRAM領域バンドを設ける方法が考えられている
(例えば、特開昭61−280048号参照)。この方法ではRO
M領域とRAM領域がディスク内周と外周に離れているため
に、ROM領域とRAM領域の情報を交互に、かつ連続的に読
み書きするような場合には、ディスクの内周から外周ま
で光ヘッドを移動する必要があり、これには大きな時間
を必要とする。
従来は、ROM領域とRAM領域には、あまり関連のない情
報が格納されるという応用を主体として考えられていた
ために、このヘッドの移動に要する時間は取り立てて問
題とはされていなかった。しかしながら、電子出版など
の新しい応用についてよく考えてみると、ROM領域とRAM
領域に、関連の深い情報が格納されるケースがある。そ
のため、後で実施例によって詳しく説明するような新し
い応用面において、光ヘッドを移動するのに要する時間
がユーザの待ち時間となって、使い心地の悪いシステム
となってしまうという欠点が発見された。 本発明の目的は、再生専用の情報(ROM情報)と書き
替え可能な情報(RAM情報)に対して、交互にかつ連続
的に高速アクセスすることを可能とする光ディスク媒体
を提供することにあり、これによって光ディスク媒体の
新しい応用を可能とすることである。
報が格納されるという応用を主体として考えられていた
ために、このヘッドの移動に要する時間は取り立てて問
題とはされていなかった。しかしながら、電子出版など
の新しい応用についてよく考えてみると、ROM領域とRAM
領域に、関連の深い情報が格納されるケースがある。そ
のため、後で実施例によって詳しく説明するような新し
い応用面において、光ヘッドを移動するのに要する時間
がユーザの待ち時間となって、使い心地の悪いシステム
となってしまうという欠点が発見された。 本発明の目的は、再生専用の情報(ROM情報)と書き
替え可能な情報(RAM情報)に対して、交互にかつ連続
的に高速アクセスすることを可能とする光ディスク媒体
を提供することにあり、これによって光ディスク媒体の
新しい応用を可能とすることである。
この目的を達成するために、本発明の光ディスク媒体
は、情報を記録して光学的に再生のみできる第1の領域
(ROM領域)と、情報を光学的に記録再生できる第2の
領域(RAM領域)とを近傍に混在させるとともに、ROM領
域に格納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納
されるのがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い
情報が、より近い場所に記録されるように格納する。 特に、第1の領域(ROM領域)と第2の領域(RAM領
域)とは角度で分割して交互に存在させる。すなわち、
光ディスク上に光学的に読み取れるROM領域と記録再生
消去可能なRAM領域とをトラックに沿って交互に配置さ
せることによって、再生専用の情報(ROM情報)と書き
替え可能な情報(RAM情報)とを交互に、かつ連続的に
高速アクセスすることを可能とする。 あるいは、第1の領域と第2の領域とは、光ヘッドが
高速に位置決め可能な所定の距離内に隣接し、同心円状
になるように配置する。これにより、再生専用の情報
(ROM情報)と書き替え可能な情報(RAM情報)とを交互
に、かつ連続的に高速アクセスすることを可能とする。
は、情報を記録して光学的に再生のみできる第1の領域
(ROM領域)と、情報を光学的に記録再生できる第2の
領域(RAM領域)とを近傍に混在させるとともに、ROM領
域に格納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納
されるのがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い
情報が、より近い場所に記録されるように格納する。 特に、第1の領域(ROM領域)と第2の領域(RAM領
域)とは角度で分割して交互に存在させる。すなわち、
光ディスク上に光学的に読み取れるROM領域と記録再生
消去可能なRAM領域とをトラックに沿って交互に配置さ
せることによって、再生専用の情報(ROM情報)と書き
替え可能な情報(RAM情報)とを交互に、かつ連続的に
高速アクセスすることを可能とする。 あるいは、第1の領域と第2の領域とは、光ヘッドが
高速に位置決め可能な所定の距離内に隣接し、同心円状
になるように配置する。これにより、再生専用の情報
(ROM情報)と書き替え可能な情報(RAM情報)とを交互
に、かつ連続的に高速アクセスすることを可能とする。
本発明の光ディスク媒体は、光学的に再生のみ可能な
情報を記録するROM領域と、情報を光学的に記録再生で
きるRAM領域とを近傍に混在させるとともに、ROM領域に
格納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納され
るのがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い情報
が、より近い場所に記録されるように格納する。これに
より得られる効果は、例えば本発明によって製造され、
ROM領域にはあらかじめ情報が記録されて販売される。
電子化された本を考えてみると明らかである。従来は紙
に印刷されて本として販売されていたような情報が、こ
こでいうROM領域に格納されるのがふさわしい情報の典
型例である。 文書情報をデイジタル的に記録する光ディスクにおい
ては、1頁の文章や図表、写真等はROM領域のほんの数
トラック以下(数年後には1トラック以下になる)の、
ごく限られた範囲に記録できる。そして光ディスクのヘ
ッドは、数トラックないし数十トラックの範囲ならば、
高速にアクセスすることができるので、この光ディスク
を読む場合、ユーザは(連続するページを読む場合に
は)ほとんど待ち時間なく、所望のページを画面に表示
させることができる。 一方RAM領域は、この電子化された本を読む装置によ
って、ワークエリアとして利用される。このワークエリ
アは自由に利用でき、販売後にユーザ・サイドでも情報
が書き込まれる。特に本発明で重視しているのは、販売
前に書き込まれたROM情報に対してユーザが加工できる
ようにすることであり、その加工の際に生ずる情報が、
このRAM領域に格納するのにふさわしい情報である。例
えば、丁度紙に印刷された従来の本に書込みを行なうよ
うに、画面上で書込みを行なったり、あるいは、電子化
された本に特有の使い方として、本の内容をユーザが自
由に編集して、自分独自の本に仕立て直してしまうとい
う新しい使い方ができる。これらの加工時に生じた新し
い情報は、当然ROM領域中の、ある特定の位置(例えば
画面に表示されるあるページ)の情報に密接に関連する
情報である。この点が、本発明の着眼点であり、本発明
によれば、ROM領域とRAM領域とを近傍に混在させている
ために、この関連情報をそのROM情報のすぐ近傍のRAM領
域に書き込むことができる。従って、その後の利用時に
は、この関連情報がROM情報の読み出しと同時に、即座
に読み出され、高速に画面に表示されるのである。 これに対し、従来提案されていた技術では、ROM領域
とRAM領域がディスク内周と外周に離れているために、
ディスクの内周から外周まで光ヘッドを移動する必要が
あり、これには大きな時間を必要とする。そして、それ
によって装置の操作性が低下してしまうという欠点があ
った。 次に、再生専用の情報(ROM情報)と書き替え可能な
情報(RAM情報)とを交互に、かつ連続的に高速アクセ
スすることを可能とするための方法について説明する。 本発明では、ROM領域とRAM領域とは角度で分割して交
互に存在させる。すなわち、光ディスク上に光学的に読
み取れる第1の領域(ROM領域)と記録再生消去可能な
第2の領域(RAM領域)とをトラックに沿って交互に配
置させることによって、ROM情報とRAM情報とを交互に、
かつ連続的に高速アクセスすることを可能とした。 また、もうひとつの方法として、本発明では、ROM領
域とRAM領域とが、光ヘッドを高速に位置決め可能な所
定の距離内に隣接し、同心円状になるようにした。一般
に光ディスクでは、トラックからトラックへの光ヘッド
を移動するのに大きな時間を必要とする。ただし、ある
範囲内(数トラックから数十トラック)の隣接トラック
に関しては、光ヘッドを直接動かすことなく、鏡などの
光学系や、固体光素子による偏向などを使うことによっ
て、高速にトラックを移動できるようにすることができ
る。従って、この範囲内にROMであるトラックとRAMであ
るトラックを適度に混在させることによって、ROM情報
とRAM情報とを交互に、かつ連続的に高速アクセスする
ことを可能とした。
情報を記録するROM領域と、情報を光学的に記録再生で
きるRAM領域とを近傍に混在させるとともに、ROM領域に
格納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納され
るのがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い情報
が、より近い場所に記録されるように格納する。これに
より得られる効果は、例えば本発明によって製造され、
ROM領域にはあらかじめ情報が記録されて販売される。
電子化された本を考えてみると明らかである。従来は紙
に印刷されて本として販売されていたような情報が、こ
こでいうROM領域に格納されるのがふさわしい情報の典
型例である。 文書情報をデイジタル的に記録する光ディスクにおい
ては、1頁の文章や図表、写真等はROM領域のほんの数
トラック以下(数年後には1トラック以下になる)の、
ごく限られた範囲に記録できる。そして光ディスクのヘ
ッドは、数トラックないし数十トラックの範囲ならば、
高速にアクセスすることができるので、この光ディスク
を読む場合、ユーザは(連続するページを読む場合に
は)ほとんど待ち時間なく、所望のページを画面に表示
させることができる。 一方RAM領域は、この電子化された本を読む装置によ
って、ワークエリアとして利用される。このワークエリ
アは自由に利用でき、販売後にユーザ・サイドでも情報
が書き込まれる。特に本発明で重視しているのは、販売
前に書き込まれたROM情報に対してユーザが加工できる
ようにすることであり、その加工の際に生ずる情報が、
このRAM領域に格納するのにふさわしい情報である。例
えば、丁度紙に印刷された従来の本に書込みを行なうよ
うに、画面上で書込みを行なったり、あるいは、電子化
された本に特有の使い方として、本の内容をユーザが自
由に編集して、自分独自の本に仕立て直してしまうとい
う新しい使い方ができる。これらの加工時に生じた新し
い情報は、当然ROM領域中の、ある特定の位置(例えば
画面に表示されるあるページ)の情報に密接に関連する
情報である。この点が、本発明の着眼点であり、本発明
によれば、ROM領域とRAM領域とを近傍に混在させている
ために、この関連情報をそのROM情報のすぐ近傍のRAM領
域に書き込むことができる。従って、その後の利用時に
は、この関連情報がROM情報の読み出しと同時に、即座
に読み出され、高速に画面に表示されるのである。 これに対し、従来提案されていた技術では、ROM領域
とRAM領域がディスク内周と外周に離れているために、
ディスクの内周から外周まで光ヘッドを移動する必要が
あり、これには大きな時間を必要とする。そして、それ
によって装置の操作性が低下してしまうという欠点があ
った。 次に、再生専用の情報(ROM情報)と書き替え可能な
情報(RAM情報)とを交互に、かつ連続的に高速アクセ
スすることを可能とするための方法について説明する。 本発明では、ROM領域とRAM領域とは角度で分割して交
互に存在させる。すなわち、光ディスク上に光学的に読
み取れる第1の領域(ROM領域)と記録再生消去可能な
第2の領域(RAM領域)とをトラックに沿って交互に配
置させることによって、ROM情報とRAM情報とを交互に、
かつ連続的に高速アクセスすることを可能とした。 また、もうひとつの方法として、本発明では、ROM領
域とRAM領域とが、光ヘッドを高速に位置決め可能な所
定の距離内に隣接し、同心円状になるようにした。一般
に光ディスクでは、トラックからトラックへの光ヘッド
を移動するのに大きな時間を必要とする。ただし、ある
範囲内(数トラックから数十トラック)の隣接トラック
に関しては、光ヘッドを直接動かすことなく、鏡などの
光学系や、固体光素子による偏向などを使うことによっ
て、高速にトラックを移動できるようにすることができ
る。従って、この範囲内にROMであるトラックとRAMであ
るトラックを適度に混在させることによって、ROM情報
とRAM情報とを交互に、かつ連続的に高速アクセスする
ことを可能とした。
まず、第2図を用いて従来の光ディスク構造を説明す
る。第2図において、光ディスク1はRAM領域2とROM領
域3がディスク外周、内周に別れて混在している。第2
図においては、RAM領域2とROM領域3に関連する情報が
あり、連続してアクセスしたい場合には、一旦一方の領
域まで光ヘッドを動かし、その後また元の場所に戻ると
いう繁雑なアクセスが必要になり、関連するROM情報とR
AM情報を高速に処理することが困難である。 第1図は、本発明の光ディスクの一実施例を示す。第
1図では、中心からある半径の位置までは従来通りで、
ROM領域3が内周部に、RAM領域2が外周部に設けられて
いるが、その外側では、ROM領域3がRAM領域2内と角度
分割されて混在している。RAM領域2及びROM領域3に
は、同心円又はスパイラル状のトラックが設けられてお
り、このトラックに沿ってデータが記録再生及び再生さ
れる。従って、ROM領域に格納された情報と、RAM領域に
格納された情報は、光ヘッドが1トラックをトレースす
る間に連続的に読み書きできる。すなわち、ROM情報とR
AM情報とを交互に、かつ連続的に高速アクセスすること
を可能とした。そしてこのROM情報に関連する情報をそ
のROM領域のすぐ近傍のRAM領域に書き込みようにしたた
め、利用時には、この関連情報がROM情報の読み出しと
同時に、即座に読み出されるので、ユーザの待ち時間は
解消され、システムの操作性が大幅に向上する。なお、
用いる記録膜としては、情報が書替可能な光磁気記録膜
や相変化記録膜が好適である。ただし、ROM情報はサー
ボマーク等と共にレプリカで凹凸形成されるので、安価
に大量生産することができる。 第3図は第1図に示した光ディスクにおけるRAM領域
2のデータ記録トラックを示している。第3図におい
て、データトラック4,4′は、トラックに沿って周期的
に多数設けたサーボマーク5と、これらサーボマーク5
間のユーザ情報記録領域に記録されるRAMデータ6との
組み合わせで構成されている。サーボマーク5はレプリ
カで凹凸形成されており、これを光学的に再生すること
によってサーボ制御信号を検出する。そのサーボ制御信
号に基づいて光ヘッドからの光スポット位置をサーボ制
御しながら、サーボマーク5間のユーザ情報記録領域に
所望のRAMデータ(例えばコードデータ)6をトラック
4,4′の中心線に沿って記録したり、あるいは再生す
る。なお、サーボマーク5としては、トラック4,4′の
中心線に対して左右に振り分けた一対のピットを用い
る。 第4図は第1図に示した光ディスクにおけるROM領域
3内のデータ再生専用トラックを示している。第4図に
おいて、データトラック4,4′は、トラックに沿って周
期的に多数設けたサーボマーク5と、これらサーボマー
ク5間に設けられた読出し専用のROMデータ(例えばコ
ードデータ)7との組み合わせで構成されている。サー
ボマーク5及びROMデータ7は共にレプリカで凹凸形成
されており、光ヘッドで光学的に信号再生することによ
ってサーボ制御信号の検出およびデータ再生を行う。す
なわち、これらサーボマーク5を光ヘッドで光学的にサ
ンプル検出してサーボ制御信号を得、そのサーボ制御信
号に基づいて光ヘッドからの光スポット位置をサーボ制
御しながら、サーボマーク5間のROMデータ7をトラッ
ク4,4′の中心線に沿って再生する。 ROMデータ7は光ヘッドで再生されるのみで、光ヘッド
では記録されない。 第5図は、本発明の光ディスクの別の一実施例を示
す。第5図では、中心からある半径の位置のある幅の領
域にはROM領域10−1が、その外側のある幅の領域にはR
AM領域10−2が配置されており、半径方向に分割されて
混在している。第5図では見易くするために、ROM領域1
0−1とRAM領域10−2はそれぞれ1つの領域しか描いて
いないが、これらは同心円状に繰り返して配置される。
そして、各領域の幅は、ROM領域とRAM領域とが、光ヘッ
ドを高速に位置決め可能な所定の距離内に隣接するよう
に決める。ROM領域とRAM領域は、それぞれ1トラック分
の幅とし、これを交互に繰り返す配置も、当然この条件
を満たすことは言うまでもない。そして、ROM領域に格
納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納される
のがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い情報
が、より近い場所に記録されるように格納する。RAM領
域10−1及びROM領域10−2には、同心円又はスパイラ
ル状のトラックが設けられており、このトラックに沿っ
てデータが記録再生及び再生されることは、先の実施例
と同じである。このようにすると、ROMであるトラック
とRAMであるトラックの間では、光ヘッドを直接動かす
ことなく、鏡などの光学系や、固体光素子による偏向な
どを使うことによって、高速にトラックを移動できるの
で、関連するROM情報とRAM情報を高速に処理することが
可能になる。 次に具体的な応用例における本発明の実施例について
説明する。第6図は本発明により製造され、ROM領域に
はあらかじめ情報が記録されて販売される、電子化され
た本を利用するための再生・編集装置のブロック図であ
る。ただし本というのは一例であり、本発明のディスク
媒体は、カタログや教材、プレゼンテーション用のメデ
ィア等、各種の応用に利用できることはいうまでもな
い。第6図において、光ディスク装置10には、本発明の
光ディスク媒体が使われ、ディスク制御部520を介し
て、バス500でマイクロプロセッサ510に接続される。ま
た、キーボード110とマウス120が入出力制御部を介し
て、ディスプレイ130がディスプレイ制御部530を介し
て、それぞれバス500でマイクロプロセッサ510に接続さ
れる。この他マイクロプロセッサ510のプログラムやデ
ータを格納するメモリ540がバス500に接続されている。
この再生・編集装置によって、ディスク媒体のRAM領域
は、ワークエリアとしても利用されるが、ここには主と
してユーザが生成した情報が書き込まれる。 第7図は、前述の電子化された本を、この再生・編集
装置によって読んでいるときの画面表示の例である。第
7図において、130はディスプレイであり、この表示画
面では、ディスク媒体のROM領域3又は10−1から読み
出された内容を表示する本文領域200と、ユーザがメモ
を書き込むMEMO領域210が表示されている。本文領域200
には電子化された本の、文章205や図表206等が表示され
る。この本の1頁文の文章や図表、写真等はROM領域の
ほんの数トラック以下の、ごく限られた範囲に記録で
き、光ディスクのヘッドは、この範囲ならば高速にアク
セスすることができるので、ユーザは(連続したページ
を読む場合には)ほとんど待ち時間なく、所望のページ
を画面に表示させることができる。 本実施例では、この電子化された本の、販売前に書き
込まれたROM情報に対して、ユーザが自由に加工できる
ようにした。従って、その加工の際に生ずる情報をどの
ように格納するかが新しい課題であり、それは以下のよ
うにして解決される。電子化された本を読んでいると
き、第7図に示したように、ユーザは画面上に表れてい
るMEMO領域210に自由に書込みをすることができる。ユ
ーザにとってこれは、丁度紙に印刷された従来の本に書
込みを行なうのと同じ感覚である。ユーザがMEMO領域21
0に書く場合、マイクロプロセッサ510は例えば次のよう
に処理する。ユーザの書込み操作は、従来のパソコンや
ワープロなどのエディタと同じように、マウス120とキ
ーボード110を使って行なわれる。マウス120とキーボー
ド110から与えられる操作情報は、入出力制御部550から
バス500を介してマイクロプロセッサ510に伝わる。マイ
クロプロセッサ510は、この操作情報を解析して、ユー
ザがどういう書込み操作をしたかを知り、これに応じ
て、表示制御部530を制御してディスプレイ130の画面を
書き替える。これと同時にマイクロプロセッサ510は、
その書込み内容をディスク制御部520を介して光ディス
ク装置10に送り、ディスク媒体1のRAM領域2又は10−
2に記録する。 このようにしてディスプレイ130上で、ユーザが書き
込んだ内容は、当然ディスク媒体1のROM領域3中の、
ある特定の位置(すなわち画面に表示されているあるペ
ージ)の情報に密接に関連する情報である。それ故、マ
イクロプロセッサ510は、ディスク制御部520を制御し
て、この情報をそのROM領域3のすぐ近傍のRAM領域2に
書き込む。前述したようにROM領域と、そのすぐ近傍のR
AM領域は交互に、かつ連続的に高速アクセスすることを
可能としてあるから、こうすることにより、その後の利
用時には、この関連情報、すなわちユーザがそれ以前に
つけた自分のメモが、そのページのROM情報の読み出し
と同時に、即座に読み出され、高速にディスプレイ130
の画面に表示されるのである。これによりユーザの待ち
時間は解消され、システムの操作性が大幅に向上する。 また別の実施例を第8図に示す。第8図において、13
0はディスプレイであり、この表示画面では、表示領域2
00には、ROM領域から読み出された本文の文章205や図表
206と、ユーザが書き込んだもの、例えば円での囲み301
や文字での記入302が混在して表示されている。また、3
00はユーザが書き込んだアンダーラインである。 先の実施例との違いは、電子化された本に特有の使い
方として、本の内容をユーザが自由に編集して、自分独
自の本に仕立て直してしまうという新しい使い方を提供
していることにある。第8図のようにして、電子化され
た本を読んでいるとき、ユーザは画面上に自由に書込み
をすることができる。ユーザにとってこれは、丁度紙に
印刷された従来の本の行間や余白に書込みを行なうのと
同じ感覚である。さらにユーザは、必要に応じて本文の
内容までをも画面上で書き換えることができる。従来の
紙に印刷された本では、書き加えることはできても、書
き換えることはほとんど不可能に近いことであり、ま
た、書き加えるにしても、そのスペースは紙の余白だけ
に限られていたから、それほど大量に書き込むことはで
きなかった。ところが、この電子化された本ではRAM領
域の容量が許すかぎり、いくらでも書き込むことができ
る。ディスプレイは書込み量が増えても画面のスクロー
ルで容易に対処できるからである。 ユーザが書込みを行なう場合の処理については、ほと
んど先の実施例と同じなので、ここでは説明を省略す
る。ただし、ユーザが書き加えた部分については、画面
上でもとの本文である205や206と区別出来る方が便利で
あるから、これらの表示に際し、マイクロプロセッサ51
0は、色あるいは書体を違えて表示するよう表示制御部5
30へ指令を出すようにする。表示制御部510は、この指
令を受けて、異なる色あるいは書体のデータをディスプ
レイ130に送出し、これによって元の本文とユーザが書
き加えた部分とは異なった表示となる。 一方ユーザが書き換えた部分に対しては、マイクロプ
ロセッサ510は例えば次のように処理する。書き換えの
対象となる本文情報はROM領域にあるから、もちろんこ
れを直接に書き換えることはできない。ユーザの書き替
え操作は、通常のパソコンなどのエディタと同じよう
に、マウス120とキーボード110を使って行なわれる。マ
ウス120とキーボード110から与えられる操作情報は、入
出力制御部550からバス500を介してマイクロプロセッサ
510に伝わる。マイクロプロセッサ510は、この操作情報
を解析して、ユーザがどういう書き替えをしたいのかを
知り、これに応じて、表示制御部530を制御してディス
プレイ130の画面を書き替える。これと同時にマイクロ
プロセッサ510は、元の本文とユーザが指定した書き替
えの結果との差分を検出する。そしてその差分をディス
ク制御部520を介して光ディスク装置10に送り、ディス
ク媒体1のRAM領域2に記録する。 このようにしてディスプレイ130上で、ユーザが書き
込んだり、書き換えたりした内容は、当然デイスク媒体
1のROM領域3中の、ある特定の位置の情報に密接に関
連する情報である。それ故、マイクロプロセッサ510
は、ディスク制御部520を制御して、この情報をそのROM
領域3のすぐ近傍のRAM領域2に書き込む。こうするこ
とにより、その後の利用時には、この関連情報、すなわ
ちユーザがつけた自分のメモや、書き換えた内容が、そ
のページのROM情報の読み出しと同時に、即座に読み出
され、高速にディスプレイ130の画面に表示されるので
ある。これによりユーザの待ち時間は解消され、システ
ムの操作性が大幅に向上する。 本実施例にはもうひとつ特徴がある。それは、上記の
ようにしてユーザが本文を書き替えたとしても、元の本
文はディスク媒体1のROM領域3中にあって、消えずに
残っているということである。従ってユーザはこの電子
化された本の元の状態と、自分が書き替えた結果の状態
とをどちらでも自由に見られるのである。このときのユ
ーザの操作はキーボード110あるいはマウス120によって
なされ、マウス120やキーボード110から与えられる操作
情報は、入出力制御部550からバス500を介してマイクロ
プロセッサ510に伝わる。マイクロプロセッサ510は、こ
の操作情報を解析して、ユーザがどちらを見たいのかを
知り、これに応じて、表示制御部530を制御してディス
プレイ130の画面を書き替える。こうすることによっ
て、ユーザはこの電子化された本を安心して自由に編集
し、自分独自の本に仕立て直してしまうという新しい使
い方をすることができるのである。
る。第2図において、光ディスク1はRAM領域2とROM領
域3がディスク外周、内周に別れて混在している。第2
図においては、RAM領域2とROM領域3に関連する情報が
あり、連続してアクセスしたい場合には、一旦一方の領
域まで光ヘッドを動かし、その後また元の場所に戻ると
いう繁雑なアクセスが必要になり、関連するROM情報とR
AM情報を高速に処理することが困難である。 第1図は、本発明の光ディスクの一実施例を示す。第
1図では、中心からある半径の位置までは従来通りで、
ROM領域3が内周部に、RAM領域2が外周部に設けられて
いるが、その外側では、ROM領域3がRAM領域2内と角度
分割されて混在している。RAM領域2及びROM領域3に
は、同心円又はスパイラル状のトラックが設けられてお
り、このトラックに沿ってデータが記録再生及び再生さ
れる。従って、ROM領域に格納された情報と、RAM領域に
格納された情報は、光ヘッドが1トラックをトレースす
る間に連続的に読み書きできる。すなわち、ROM情報とR
AM情報とを交互に、かつ連続的に高速アクセスすること
を可能とした。そしてこのROM情報に関連する情報をそ
のROM領域のすぐ近傍のRAM領域に書き込みようにしたた
め、利用時には、この関連情報がROM情報の読み出しと
同時に、即座に読み出されるので、ユーザの待ち時間は
解消され、システムの操作性が大幅に向上する。なお、
用いる記録膜としては、情報が書替可能な光磁気記録膜
や相変化記録膜が好適である。ただし、ROM情報はサー
ボマーク等と共にレプリカで凹凸形成されるので、安価
に大量生産することができる。 第3図は第1図に示した光ディスクにおけるRAM領域
2のデータ記録トラックを示している。第3図におい
て、データトラック4,4′は、トラックに沿って周期的
に多数設けたサーボマーク5と、これらサーボマーク5
間のユーザ情報記録領域に記録されるRAMデータ6との
組み合わせで構成されている。サーボマーク5はレプリ
カで凹凸形成されており、これを光学的に再生すること
によってサーボ制御信号を検出する。そのサーボ制御信
号に基づいて光ヘッドからの光スポット位置をサーボ制
御しながら、サーボマーク5間のユーザ情報記録領域に
所望のRAMデータ(例えばコードデータ)6をトラック
4,4′の中心線に沿って記録したり、あるいは再生す
る。なお、サーボマーク5としては、トラック4,4′の
中心線に対して左右に振り分けた一対のピットを用い
る。 第4図は第1図に示した光ディスクにおけるROM領域
3内のデータ再生専用トラックを示している。第4図に
おいて、データトラック4,4′は、トラックに沿って周
期的に多数設けたサーボマーク5と、これらサーボマー
ク5間に設けられた読出し専用のROMデータ(例えばコ
ードデータ)7との組み合わせで構成されている。サー
ボマーク5及びROMデータ7は共にレプリカで凹凸形成
されており、光ヘッドで光学的に信号再生することによ
ってサーボ制御信号の検出およびデータ再生を行う。す
なわち、これらサーボマーク5を光ヘッドで光学的にサ
ンプル検出してサーボ制御信号を得、そのサーボ制御信
号に基づいて光ヘッドからの光スポット位置をサーボ制
御しながら、サーボマーク5間のROMデータ7をトラッ
ク4,4′の中心線に沿って再生する。 ROMデータ7は光ヘッドで再生されるのみで、光ヘッド
では記録されない。 第5図は、本発明の光ディスクの別の一実施例を示
す。第5図では、中心からある半径の位置のある幅の領
域にはROM領域10−1が、その外側のある幅の領域にはR
AM領域10−2が配置されており、半径方向に分割されて
混在している。第5図では見易くするために、ROM領域1
0−1とRAM領域10−2はそれぞれ1つの領域しか描いて
いないが、これらは同心円状に繰り返して配置される。
そして、各領域の幅は、ROM領域とRAM領域とが、光ヘッ
ドを高速に位置決め可能な所定の距離内に隣接するよう
に決める。ROM領域とRAM領域は、それぞれ1トラック分
の幅とし、これを交互に繰り返す配置も、当然この条件
を満たすことは言うまでもない。そして、ROM領域に格
納されるのがふさわしい情報と、RAM領域に格納される
のがふさわしい情報の両者の間で特に関連の深い情報
が、より近い場所に記録されるように格納する。RAM領
域10−1及びROM領域10−2には、同心円又はスパイラ
ル状のトラックが設けられており、このトラックに沿っ
てデータが記録再生及び再生されることは、先の実施例
と同じである。このようにすると、ROMであるトラック
とRAMであるトラックの間では、光ヘッドを直接動かす
ことなく、鏡などの光学系や、固体光素子による偏向な
どを使うことによって、高速にトラックを移動できるの
で、関連するROM情報とRAM情報を高速に処理することが
可能になる。 次に具体的な応用例における本発明の実施例について
説明する。第6図は本発明により製造され、ROM領域に
はあらかじめ情報が記録されて販売される、電子化され
た本を利用するための再生・編集装置のブロック図であ
る。ただし本というのは一例であり、本発明のディスク
媒体は、カタログや教材、プレゼンテーション用のメデ
ィア等、各種の応用に利用できることはいうまでもな
い。第6図において、光ディスク装置10には、本発明の
光ディスク媒体が使われ、ディスク制御部520を介し
て、バス500でマイクロプロセッサ510に接続される。ま
た、キーボード110とマウス120が入出力制御部を介し
て、ディスプレイ130がディスプレイ制御部530を介し
て、それぞれバス500でマイクロプロセッサ510に接続さ
れる。この他マイクロプロセッサ510のプログラムやデ
ータを格納するメモリ540がバス500に接続されている。
この再生・編集装置によって、ディスク媒体のRAM領域
は、ワークエリアとしても利用されるが、ここには主と
してユーザが生成した情報が書き込まれる。 第7図は、前述の電子化された本を、この再生・編集
装置によって読んでいるときの画面表示の例である。第
7図において、130はディスプレイであり、この表示画
面では、ディスク媒体のROM領域3又は10−1から読み
出された内容を表示する本文領域200と、ユーザがメモ
を書き込むMEMO領域210が表示されている。本文領域200
には電子化された本の、文章205や図表206等が表示され
る。この本の1頁文の文章や図表、写真等はROM領域の
ほんの数トラック以下の、ごく限られた範囲に記録で
き、光ディスクのヘッドは、この範囲ならば高速にアク
セスすることができるので、ユーザは(連続したページ
を読む場合には)ほとんど待ち時間なく、所望のページ
を画面に表示させることができる。 本実施例では、この電子化された本の、販売前に書き
込まれたROM情報に対して、ユーザが自由に加工できる
ようにした。従って、その加工の際に生ずる情報をどの
ように格納するかが新しい課題であり、それは以下のよ
うにして解決される。電子化された本を読んでいると
き、第7図に示したように、ユーザは画面上に表れてい
るMEMO領域210に自由に書込みをすることができる。ユ
ーザにとってこれは、丁度紙に印刷された従来の本に書
込みを行なうのと同じ感覚である。ユーザがMEMO領域21
0に書く場合、マイクロプロセッサ510は例えば次のよう
に処理する。ユーザの書込み操作は、従来のパソコンや
ワープロなどのエディタと同じように、マウス120とキ
ーボード110を使って行なわれる。マウス120とキーボー
ド110から与えられる操作情報は、入出力制御部550から
バス500を介してマイクロプロセッサ510に伝わる。マイ
クロプロセッサ510は、この操作情報を解析して、ユー
ザがどういう書込み操作をしたかを知り、これに応じ
て、表示制御部530を制御してディスプレイ130の画面を
書き替える。これと同時にマイクロプロセッサ510は、
その書込み内容をディスク制御部520を介して光ディス
ク装置10に送り、ディスク媒体1のRAM領域2又は10−
2に記録する。 このようにしてディスプレイ130上で、ユーザが書き
込んだ内容は、当然ディスク媒体1のROM領域3中の、
ある特定の位置(すなわち画面に表示されているあるペ
ージ)の情報に密接に関連する情報である。それ故、マ
イクロプロセッサ510は、ディスク制御部520を制御し
て、この情報をそのROM領域3のすぐ近傍のRAM領域2に
書き込む。前述したようにROM領域と、そのすぐ近傍のR
AM領域は交互に、かつ連続的に高速アクセスすることを
可能としてあるから、こうすることにより、その後の利
用時には、この関連情報、すなわちユーザがそれ以前に
つけた自分のメモが、そのページのROM情報の読み出し
と同時に、即座に読み出され、高速にディスプレイ130
の画面に表示されるのである。これによりユーザの待ち
時間は解消され、システムの操作性が大幅に向上する。 また別の実施例を第8図に示す。第8図において、13
0はディスプレイであり、この表示画面では、表示領域2
00には、ROM領域から読み出された本文の文章205や図表
206と、ユーザが書き込んだもの、例えば円での囲み301
や文字での記入302が混在して表示されている。また、3
00はユーザが書き込んだアンダーラインである。 先の実施例との違いは、電子化された本に特有の使い
方として、本の内容をユーザが自由に編集して、自分独
自の本に仕立て直してしまうという新しい使い方を提供
していることにある。第8図のようにして、電子化され
た本を読んでいるとき、ユーザは画面上に自由に書込み
をすることができる。ユーザにとってこれは、丁度紙に
印刷された従来の本の行間や余白に書込みを行なうのと
同じ感覚である。さらにユーザは、必要に応じて本文の
内容までをも画面上で書き換えることができる。従来の
紙に印刷された本では、書き加えることはできても、書
き換えることはほとんど不可能に近いことであり、ま
た、書き加えるにしても、そのスペースは紙の余白だけ
に限られていたから、それほど大量に書き込むことはで
きなかった。ところが、この電子化された本ではRAM領
域の容量が許すかぎり、いくらでも書き込むことができ
る。ディスプレイは書込み量が増えても画面のスクロー
ルで容易に対処できるからである。 ユーザが書込みを行なう場合の処理については、ほと
んど先の実施例と同じなので、ここでは説明を省略す
る。ただし、ユーザが書き加えた部分については、画面
上でもとの本文である205や206と区別出来る方が便利で
あるから、これらの表示に際し、マイクロプロセッサ51
0は、色あるいは書体を違えて表示するよう表示制御部5
30へ指令を出すようにする。表示制御部510は、この指
令を受けて、異なる色あるいは書体のデータをディスプ
レイ130に送出し、これによって元の本文とユーザが書
き加えた部分とは異なった表示となる。 一方ユーザが書き換えた部分に対しては、マイクロプ
ロセッサ510は例えば次のように処理する。書き換えの
対象となる本文情報はROM領域にあるから、もちろんこ
れを直接に書き換えることはできない。ユーザの書き替
え操作は、通常のパソコンなどのエディタと同じよう
に、マウス120とキーボード110を使って行なわれる。マ
ウス120とキーボード110から与えられる操作情報は、入
出力制御部550からバス500を介してマイクロプロセッサ
510に伝わる。マイクロプロセッサ510は、この操作情報
を解析して、ユーザがどういう書き替えをしたいのかを
知り、これに応じて、表示制御部530を制御してディス
プレイ130の画面を書き替える。これと同時にマイクロ
プロセッサ510は、元の本文とユーザが指定した書き替
えの結果との差分を検出する。そしてその差分をディス
ク制御部520を介して光ディスク装置10に送り、ディス
ク媒体1のRAM領域2に記録する。 このようにしてディスプレイ130上で、ユーザが書き
込んだり、書き換えたりした内容は、当然デイスク媒体
1のROM領域3中の、ある特定の位置の情報に密接に関
連する情報である。それ故、マイクロプロセッサ510
は、ディスク制御部520を制御して、この情報をそのROM
領域3のすぐ近傍のRAM領域2に書き込む。こうするこ
とにより、その後の利用時には、この関連情報、すなわ
ちユーザがつけた自分のメモや、書き換えた内容が、そ
のページのROM情報の読み出しと同時に、即座に読み出
され、高速にディスプレイ130の画面に表示されるので
ある。これによりユーザの待ち時間は解消され、システ
ムの操作性が大幅に向上する。 本実施例にはもうひとつ特徴がある。それは、上記の
ようにしてユーザが本文を書き替えたとしても、元の本
文はディスク媒体1のROM領域3中にあって、消えずに
残っているということである。従ってユーザはこの電子
化された本の元の状態と、自分が書き替えた結果の状態
とをどちらでも自由に見られるのである。このときのユ
ーザの操作はキーボード110あるいはマウス120によって
なされ、マウス120やキーボード110から与えられる操作
情報は、入出力制御部550からバス500を介してマイクロ
プロセッサ510に伝わる。マイクロプロセッサ510は、こ
の操作情報を解析して、ユーザがどちらを見たいのかを
知り、これに応じて、表示制御部530を制御してディス
プレイ130の画面を書き替える。こうすることによっ
て、ユーザはこの電子化された本を安心して自由に編集
し、自分独自の本に仕立て直してしまうという新しい使
い方をすることができるのである。
本発明によれば、光ディスクのROM領域を安価に大量
にレプリカで形成できるばかりでなく、RAM領域には、
そのROM領域の情報に関連する情報を、ユーザ・サイド
で記録することができる。さらに光ディスク上に光学的
に読み取れるROM領域と記録再生消去可能なRAM領域とを
近傍に配置させることによって、ROM領域とRAM領域とを
交互に、かつ連続的に高速アクセスすることを可能とし
た。そしてこのROM領域に記録された情報と関連する情
報をそのROM領域のすぐ近傍のRAM領域に書き込むように
したため、利用時には、この関連情報がROM領域の読み
出しと同時に、即座に読み出されるので、ユーザの待ち
時間は解消され、システムの操作性が大幅に向上する。 また、ユーザが本文を書き替えるとき、その書き替え
情報はディスク媒体のRAM領域に格納され、もとの本文
はROM領域中にあって、消えずに残っているので、ユー
ザはこの電子化された本の元の状態と、自分が書き替え
た結果の状態とをどちらでも自由に見ることができる。
それ故、ユーザは安心してこの電子化された本を自由に
編集し、自分独自の本に仕立て直してしまうという新し
い使い方をすることができる
にレプリカで形成できるばかりでなく、RAM領域には、
そのROM領域の情報に関連する情報を、ユーザ・サイド
で記録することができる。さらに光ディスク上に光学的
に読み取れるROM領域と記録再生消去可能なRAM領域とを
近傍に配置させることによって、ROM領域とRAM領域とを
交互に、かつ連続的に高速アクセスすることを可能とし
た。そしてこのROM領域に記録された情報と関連する情
報をそのROM領域のすぐ近傍のRAM領域に書き込むように
したため、利用時には、この関連情報がROM領域の読み
出しと同時に、即座に読み出されるので、ユーザの待ち
時間は解消され、システムの操作性が大幅に向上する。 また、ユーザが本文を書き替えるとき、その書き替え
情報はディスク媒体のRAM領域に格納され、もとの本文
はROM領域中にあって、消えずに残っているので、ユー
ザはこの電子化された本の元の状態と、自分が書き替え
た結果の状態とをどちらでも自由に見ることができる。
それ故、ユーザは安心してこの電子化された本を自由に
編集し、自分独自の本に仕立て直してしまうという新し
い使い方をすることができる
第1図は本発明の光ディスク媒体の一実施例を示す図、
第2図は従来例を示す図、第3図は光ディスクにおける
RAM領域のデータ記録トラックの一例を示す図、第4図
は光ディスクにおけるROM領域内のデータ再生専用トラ
ックを示す図、第5図は本発明の光ディスク媒体の別の
一実施例を示す図、第6図は本発明の装置の一実施例を
示す図、第7図と第8図は装置の画面表示の例をそれぞ
れ示す図である。
第2図は従来例を示す図、第3図は光ディスクにおける
RAM領域のデータ記録トラックの一例を示す図、第4図
は光ディスクにおけるROM領域内のデータ再生専用トラ
ックを示す図、第5図は本発明の光ディスク媒体の別の
一実施例を示す図、第6図は本発明の装置の一実施例を
示す図、第7図と第8図は装置の画面表示の例をそれぞ
れ示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−23422(JP,A) 特開 平1−149240(JP,A) 特開 昭61−292778(JP,A) 特開 昭62−248374(JP,A) 特開 昭60−173733(JP,A) 実開 昭61−193526(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 27/034 G11B 7/00 G11B 7/24
Claims (2)
- 【請求項1】情報を記録して光学的に再生のみできる第
1の領域(ROM領域)と、情報を光学的に記録再生でき
る第2の領域(RAM領域)とがトラックの近傍上で角度
分割されて混在していることを特徴とする光ディスク媒
体を利用した光ディスク装置と、情報の入力手段と、情
報の出力手段と、情報を演算若しくは加工する手段とを
有し、前記光ディスクの第1の領域上の情報が前記情報
の出力手段に表示されている場合において、該表示に前
記情報の入力手段から入力した情報を上書きして表示す
る手段と、前記情報の出力手段上でその表示が上書きさ
れた前記第1の領域における情報と前記入力情報との差
分を検出し、該差分の情報を前記第1の領域における情
報と近接するトラック上に位置する第2の領域に格納す
る手段を有することを特徴とする光ディスク媒体を利用
した情報の再生・編集装置。 - 【請求項2】情報を記録して光学的に再生のみできる第
1の領域(ROM領域)と、情報を光学的に記録再生でき
る第2の領域(RAM領域)とが交互に同心円状に配置さ
れることを特徴とする光ディスク媒体を利用した光ディ
スク装置と、情報の入力手段と、情報の出力手段と、情
報を演算若しくは加工する手段とを有し、前記光ディス
クの第1の領域上の情報が前記情報の出力手段に表示さ
れている場合において、該表示に前記情報の入力手段か
ら入力した情報を上書きして表示する手段と、前記情報
の出力手段上でその表示が上書きされた前記第1の領域
における情報と前記入力情報との差分を検出し、該差分
の情報を前記第1の領域における情報に対して光ヘッド
を動かすことなく光スポットの移動により位置決め可能
な所定の距離内に位置する第2の領域上に格納する制御
手段とを有することを特徴とする光ディスク媒体を利用
した情報の再生・編集装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1152341A JP2810116B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 光ディスク媒体を利用した情報の再生・編集装置 |
US07/512,116 US5150339A (en) | 1989-04-24 | 1990-04-20 | Optical disk medium and its application method and system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1152341A JP2810116B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 光ディスク媒体を利用した情報の再生・編集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319148A JPH0319148A (ja) | 1991-01-28 |
JP2810116B2 true JP2810116B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15538424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1152341A Expired - Fee Related JP2810116B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-06-16 | 光ディスク媒体を利用した情報の再生・編集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2810116B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2940208B2 (ja) * | 1991-04-12 | 1999-08-25 | 松下電器産業株式会社 | 記録再生方法、および記録再生装置、光ディスク |
JPH05135362A (ja) * | 1991-11-14 | 1993-06-01 | Hitachi Ltd | 情報の記録用部材及び記録装置 |
DE4220486A1 (de) * | 1992-06-23 | 1994-01-05 | Thomson Brandt Gmbh | Aufzeichnung und Wiedergabe von Informationen bei ROM-RAM-Speichermedien |
ES2123764T3 (es) * | 1993-02-11 | 1999-01-16 | Thomson Multimedia Sa | Distribucion multi-media y reproductor multi-media. |
JPH06290505A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Sony Corp | 情報処理装置 |
EP0653699B1 (en) * | 1993-06-03 | 2003-03-26 | Sega Corporation | Apparatus and method for reproducing data from disc, and disc |
JP3201289B2 (ja) * | 1996-11-12 | 2001-08-20 | 日本ビクター株式会社 | 光ディスク |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1152341A patent/JP2810116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319148A (ja) | 1991-01-28 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |