JP2809645B2 - イソチアゾリノン類を安定化する方法 - Google Patents

イソチアゾリノン類を安定化する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イソチアゾリノン類を安定化する方法に関
する。さらに詳しくは、本発明は、式(I): 〔式中、 Xは水素またはハロゲンを表わし、 Yはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラル
キルまたはアリール基であり、そして Rは水素、ハロゲンまたはアルキル基である〕で表わ
される の3−イソチアゾリノン類を安定化する方法に関する。
このような化合物は、種々の生物体に対して殺菌およ
び生物防除活性を有することが知られている。しかしな
がら、このタイプのイソチアゾリノン類は遊離形でしば
しば得られず、式(2): 〔式中、 Mはカチオンまたはアミンであり、 X′はカチオンMをもつ化合物を形成するアニオンで
あり、そして nはアニオンX′がMの原子価を満たすような値で
ある〕で表わされる錯体として得られる。式(2)の錯
体は、米国特許第4,067,878号に記載されており、式
(1)の3−イソチアゾリノン類よりも安定していると
述べられている。
置換基RおよびYのための用語アルキル基は、非置換
および置換両者のアルキル、アルケニル、シクロアルキ
ル、アラルキルまたはアリール基を包含することを意図
する。好ましい態様において、アルキル基はメチルおよ
びn−オクチルから選択される。
カチオンMの例は、金属のカチオン、例えば、カルシ
ウム、銅、マグネシウム、マンガン、ニッケルおよび亜
鉛および金属イオンの錯体、例えば、アンモニアおよび
アミンとの錯体である。
殺微生物および殺菌目的のために、米国特許第4,105,
431号に記載されているとくに有用な組成物は、それぞ
れ、約1:3の重量比でN−アルキル−イソチアゾリン−
3−オンおよびN−アルキル−5−クロロ−イソチアゾ
リン−3−オンの混合物を含んでなる。この種類のとく
に有用な混合物は、Yがメチル基である混合物であり、
そしてこのような混合物を以後MIT(メチルイソチアゾ
リノン類)と呼ぶ。
水中における、又はヒオロキシル基を含有する溶媒媒
体中におけるMITの配合物は、不安定であり、急速に分
解し、そして長期間にわたって貯蔵することができな
い。長時間の間のこの安定性を克服するための方法は、
この分野において探求されてきている。この分野におい
て示唆された解決法は、金属硝酸塩を添加することによ
って、液状配合物中で、あるいは固体の支持体上で、3
−イソチアゾリノン類を安定化することからなる。いく
つかのこのような方法は、例えば、米国特許第3,870,79
5号、米国特許第4,067,878号、欧州特許第0 106 563号
および欧州特許第0 166 611号に記載されている。この
ような方法は、3−イソチアゾリノン類に関して、通常
ほぼ等モルであるが、しばしばそれを越えることさえあ
る量で、金属硝酸塩を添加することが必要であるとい
う、かなりの欠点を有する。さらに、硝酸塩の添加は、
発癌性物質であることが疑われている、ひじょうに望ま
しくない不純物であるニトロソアミン類の存在を導くか
も知れない。したがって、この分野の方法は、例えば、
欧州特許第0 095 907号に開示されているように、この
ようなニトロソアミン類またはそれらの前駆体を除去す
るか、あるいはそれらの形成を抑制する手段を必要とす
るという追加の欠点を有する。このような操作は複雑で
あり、時間の消費であり、そして十分な量のニトロソア
ミン類またはそれらの前駆体が除去されているという確
実性を提供しない。
したがって、反応してニトロソアミン類を生成する物
質を使用することを必要としないで、3−イソチアゾリ
ノン類の溶液を安定化する方法を提供すること、あるい
は少なくとも配合物中のニトロソアミン類の量を非常に
低いレベルに減少することが非常に望ましいことは明ら
かである。さらに、ある種の系統、例えば、石油は、こ
の技術に従って安定化された配合物で処理することがで
きない。なぜなら、それらは大量の硝酸塩マグネシウム
で汚染させることができないからである。
今回、驚くべきことには、安定剤として大量の金属硝
酸塩を使用することを必要としないで、3−イソチアゾ
リノン類および2種以上の3−イソチアゾリノン類の混
合物を、固体形で、水性媒体中で、あるいはヒドロキシ
ル基を含有する有機媒体中で安定化できる方法を提供で
きることが発見され、そしてこれは本発明の目的であ
る。
本発明の他の目的は、ニトロソアミン類およびニトロ
ソアミン前駆体を実質的に含有しない、前述の種類の安
定した3−イソチアゾリノン類混合物を提供することで
ある。
さらに、安定化された通気性MIT組成物は、この組成
物の最終安定性に有益な効果を与えることが、見出さ
れ、そしてこれは本発明のもう1つの目的である。
取扱いおよび排出の作業における容易さおよび安全性
のために、不完全に充填される、容器中に既知の技術に
従ってMIT溶液を包装しかつ移送することは知られてき
ているが、MITの安定性に対する通気の影響の問題につ
いてこの分野において特別に述べられていない。事実、
本発明に従う組成物の安定化を通気が促進する機構は完
全には説明することはできないが、通気は既知の技術に
従って安定化されたMIT溶液の安定性に影響を及ぼすよ
うに思われないであろう。「通気(aeration)」とは、
安定化されたMIT溶液を空気または他の匹敵する気体の
媒体に暴露することを意味する。
本発明の、式(1)の3−イソチアゾリノン類を安定
化する方法は、式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 安定化化合物またはその誘導体の安定化有効量を、3−
イソチアゾリノンまたは2種以上の3−イソチアゾリノ
ン類を含有する組成物に添加することを特徴とする。
高められた安定化性質を有する安定化剤の好ましい群
は、ヒドロキノン、キノンおよびキンヒドロン、および
それらの誘導体および同族体から実質的に成る。他の代
表的な安定化化合物は、例えば、tert−ブチルカテコー
ル、p−メトキシフェノールおよびp−フェニレンジア
ミンおよびその誘導体である。
本発明の方法の重要な利点は、非常に少量の式(3)
の安定化化合物またはその誘導体を使用できるというこ
とにある。従って、本発明の1つの態様によれば、3−
イソチアゾリノン類含有液体組成物中の本発明の安定化
化合物の濃度は、約15%の3−イソチアゾリノン類の溶
液について、10%より低い。
本発明の好ましい実施態様によれば、安定化されるべ
き組成物は、N−アルキル−イソチアゾリン−3−オン
およびN−あるきる−5−クロロ−イソチアゾリン−3
−オンの混合物を含んでなる。この種類のとくに有用な
混合物は、N−アルキル基がN−メチル基であるもので
ある。
本発明は、また、1種または2種以上の3−イソチア
ゾリノン類および式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 安定化化合物またはその誘導体の安定化有効量を含有す
ることを特徴とする安定した組成物、に関する。
本発明の好ましい安定した組成物はN−アルキル−イ
ソチアゾリン−3−オンおよびN−アルキル−5−クロ
ロ−イソチアゾリン−3−オンの混合物、なおより好ま
しくはN−アルキル基がN−メチル基である混合物を含
んでなる。
本発明の組成物中の金属硝酸塩安定剤の存在は不必要
であるが、このような硝酸塩安定剤は、また、本発明の
安定化化合物と一緒に添加することができる。驚くべき
ことには、安定化されるべき組成物に、金属硝酸塩の安
定剤および元素の周期表の第I A族および第II A族の金
属の塩類から選択された1種または2種以上の金属塩類
を添加すると、相乗的安定効果が得られ、そしてこの添
加はある場合において便利であることがあることが見出
された。いずれの場合においても、本発明の所定の組成
物中に使用する金属硝酸塩の安定剤の相乗的に有効な量
は、既知の技術において使用されている量よりも非常に
少なくすることができ、それゆえニトロソアミン類また
はニトロソアミン前駆体の量に顕著に減少されるであろ
う。
「相乗的に有効な量」とは、それ自体3−イソチアゾ
リノン類を効果的に安定化することができないが、本発
明の安定化化合物の安定化有効量の唯一の添加によって
提供される3−イソチアゾリノン類の配合物の安定化を
改良する量を意味する。
好ましい金属塩類は、硝酸マグネシウム、K2HPO4、KH
フタレート、酢酸マグネシムおよび過マンガン酸カリウ
ムから成る群より選択される。
本発明は、また、1種または2種以上の3−イソチア
ゾリノン類を含んでなる安定化溶液のための新規安定化
化合物も包含し、前記新規化合物は、式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 化合物またはその誘導体であることを特徴とする。
本発明の好ましい安定化組成物は、ヒドロキノン、キ
ノンおよびキンヒドロン、およびそれらの誘導体および
同族体を含む。
1種または2種以上の3−イソチアゾリノン類を含ん
でなる安定した組成物は、また、本発明の一部を形成す
る。このような組成物は、1種または2種以上の3−イ
ソチアゾリノン類を含んでなる固体および液体の配合
物、とくに溶媒媒体が実質的に水であるか、あるいはヒ
ドロキシル基を含有する溶媒媒体である配合物からな
る。
本発明の上記および他の特徴は、以下の例示的および
非制限的実施例によっていっそうよく理解されるであろ
う。以下の実施例は、分解を促進するために、高温で実
施された安定性の試験を表わす。参照の目的で、周囲温
度に対する高温の試験の相関関係が欧州特許第0 166 61
1号に記載されていることを述べるべきであろう。例え
ば、1.5%のイソチアゾリノン類を含有する配合物につ
いて、50℃における1週は周囲温度における2ヵ月の貯
蔵に等しいことが発見された。本発明者らによって得ら
れた結果は上の相関関係を立証する。以下の実施例にお
けるすべての百分率は、重量%である。
以下の実施例は代表的配合物としてMITについて言及
する。MITの濃度はHPLC分析によってすべての場合にお
いて決定した。MITの合成において、メルカプトアミド
を不活性液状媒体の存在下で環状塩素化する。生成され
たMITの主要部分は、一般に、沈殿する。生成物はいく
つかの方法で、すなわち、沈殿物をろ過し、そして母液
を再循環させることによって、溶媒を蒸発させて残留固
体中にすべての生成物を残すとによって、あるいは生成
物を反応媒体中に実質的に不溶性の第2液相、例えば、
水中に抽出することによって回収することができる。本
発明の方法はその源に無関係にMITを安定化するために
有効であるが、異なったサンプル間に、それらの源に依
存して差を発見することがある。したがって、結果を比
較するとき、注意を払うべきであり、そして異なる物質
を使用して異なる実施例において得られた結果は比較で
きないことがある。
実施例1 安定剤としてヒドロキノンの影響を0.2重量%の濃度
にで決定するために比較実験を実施した。使用された配
合物は、1:2の重量比での5−H/5−C1イソチアゾリノン
類の混合物を含有するMIT水溶液であった。加速された
安定性の試験は、50℃で実施した。ヒドロキノンを含有
する組成物は、30日間試験したが、ヒドロキノンを含有
しない組成物について、試験は、非常に高いレベルの分
解(67%)が生じたため、8日後に中止した。これらの
試験の結果は第1表に記載されており、そして自明であ
ろう。
実施例2 11.5%のMITを水中に含有するMIT配合物を使用して一
連の実験を実施して、配合物の安定性に対する異なるレ
ベルのヒドロキノンの影響を決定した。試験は実施例1
におけるように50℃で実施した。これらの試験の結果を
第2表に記載する。この表中にデータから理解されるよ
うに、0.5%程度に低いレベルのヒドロキノンは少なく
とも40日間の合計の安定性を保証するために十分であ
り、そして50日後に5%の分解が起こっただけであっ
た。他方において、ヒドロキノンの量を1%から4%に
増加すると、MIT配合物の安定性は時間で表わして4倍
に増加した。
実施例3 加速された安定性の試験を実施して、異なる安定剤の
相対的効能を決定した。試験した配合物は水中に12.3重
量%のMITを含有した。試験は50℃において8日間実施
した。
第3表の結果が示すように、試験した安定剤のうちで
最も有効な安定剤はp−メトキシフェノールであり、こ
れは分解を5%に制限し、これに対して対照配合物(安
定剤を含有しない)の分解は60%であった。
実施例4 80:20w/wのジプロピレングリコール/水の溶媒混合物
中における10.3%のMIT配合物の安定性を、0.5%の濃度
の2種類の安定剤:ヒドロキノンおよびtert−ブチルカ
テコールを使用して50℃において試験した。この試験が
4日間実施され、そして試験した2種類の安定剤の安定
化効果の間に認めうる差は発見されなかった。この試験
の結果を第4表に示す。
実施例5 ジプロピレングリコール中の5.7%のMIT配合物の安定
性を、安定剤としてN,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェ
ニレンジアミンを使用して50℃において試験した。その
ように安定化された配合物を、5日後に、安定剤を含有
しない同一の対照配合物に対して試験した。安定化され
た配合物の分解は17%であったが、対照配合物のそれは
99%であった。
実施例6 2−n−オクチル−3−イソチアゾリノンをMITの代
わりに使用して、実施例5を反復した。5日後、安定化
されたイソチアゾリノンのわずかに25%が分解したが、
対照配合物は本質的に完全に分解した。
実施例7 この実施例は、本発明の安定化化合物と一緒に、金属
硝酸塩類の相乗作用を例示する。加速された安定性の試
験を前の実施例におけるように50℃で実施して、水中の
MIT(粗製)の10.8重量%の溶液の安定性を試験した。
硝酸塩マグネシウム六水和物およびヒドロキノンを単独
でおよびそれらの混合物で含有する配合物、ならびに安
定剤を含有しない対照形成の合計4種類の異なる配合物
を試験した。これらの試験の結果を第5表に報告する。
これらの試験の結果が明瞭に示すように、ヒドロキノン
は使用されたレベルにおいて硝酸塩マグネシウムよりか
なりすぐれた安定剤であり、そしてそれらの組み合わせ
はなおすぐれた結果を提供した。
実施例8 MITおよび4,5−ジクロロ−2−メチル−イソチアゾリ
ノン(90/10w/w−合計の濃度11.0%)の混合物を、1重
量%のMg(NO3・6H2Oおよび1重量%のヒドロキノ
ンの混合物を使用して安定化した。得られた結果は、同
一安定化混合物について実施例7において得られた結果
に匹敵した。
実施例9 9.5重量%の粗MIT水性配合物を、加速された安定性試
験において50℃で試験した。この試験の結果を第6表に
記載し、これから大量のMg(NO3についてさえヒド
ロキノンの有益な作用を理解できる。
実施例10 安定化の程度に対する異なる塩類の相乗効果を例示す
るために、各々約10%(±0.8%)のMIT(粗製)を含有
する、4種の異なるサンプルを同一MIT源を用いて調製
した。組成物の安定性は、安定剤を使用しないで、安定
剤として1%のヒドロキノン(HQ)を使用して、および
HQへ塩を添加して試験した。使用された塩類は、K2HP
O4,KHフタレート、酢酸マグネシムおよびKMnO4であっ
た。これらの試験の結果を第7〜10表に記載する。これ
らの結果から自明であるように、これらの塩類を添加す
ることによって顕著な相乗効果が得られた。加速された
安定性の試験は65℃で実施した。
実施例11 1重量%のMg(NO3・6H2Oおよび各々1重量%の
ヒドロキノン(HQ)、キンヒドロン(QH)およびキノン
(Q)から選択された異なる安定剤を含有する11.6%の
MITの3種類の同一の10mlサンプル。安定性は50℃で試
験した。組成物は、10%より多いMITの分解が生じた場
合、不安定化されたと考えた。比較試験の結果を下の第
11表に記載する。
実施例12 実施例11の実験1および3の組成物を、窒素雰囲気中
で試験して、キノンおよびヒドロキノンの相対的効能を
決定した。異なるMITのサンプルを使用して異なる安定
性の期間が得られたが、キノンを含有する試料はヒドロ
キノンを含有する試料のほとんど2倍の期間安定である
ことがわかり、これから結論できるように、硝酸塩マグ
ネシウム六水和物を使用する相乗効果はキノンを使用し
たときかなりいっそう顕著である。
実施例13 異なるように通気されたMIT組成物を、50℃において
安定性について試験した。使用された容器はすべての場
合において、300mlのガラスびんであり、そしてすべて
の組成物は1重量%のヒドロキノンを1重量%のMg(NO
3・6H2Oと一緒に含有した。これらの試験の結果を
第12表に記載する。
上の実施例は例示を目的として提供され、そして限定
を意図してない。本発明の範囲を逸脱しないで、多くの
異なる配合物および溶媒、異なる濃度の安定剤または異
なる3−イソチアゾリノン類の濃度を使用することがで
きる。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒドロキノン、p−メトキシフェノール、
    t−ブチルカテコール、t−ブチル−ヒドロキシアニソ
    ール、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレン−ジア
    ミン、N,N′−ジ−イソプロピル−p−フェニレン−ジ
    アミン、キンヒドロン、及びキノンから成る群から選ば
    れた安定化化合物の安定化有効量を、1種の又は2種以
    上の3−イソチアゾリノン類を含有する組成物に添加す
    ることを特徴とする、1種以上の3−イソチアゾリノン
    類を含有する組成物を安定化する方法。
  2. 【請求項2】1種以上の3−イソチアゾリノン類を含有
    する前記組成物が、固体の支持体上に固体混合物又は1
    種以上の3−イソチアゾリノン類を含んで成る、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】1種以上の3−イソチアゾリノン類を含有
    する前記組成物が、水又はヒドロキシル基を含有する溶
    媒媒体を包含する液体溶媒媒体中の前記3−イソチアゾ
    リノン類の溶液である、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】3−イソチアゾリノン類含有溶液中の前記
    安定化化合物の濃度が10%より低い、特許請求の範囲第
    3項記載の方法。
  5. 【請求項5】3−イソチアゾリノン類含有溶液中の前記
    安定化化合物の濃度が0.2〜5重量%である、特許請求
    の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】安定化されるべく組成物がN−アルキル−
    イソチアゾリン−3−オン及びN−アルキル−5−クロ
    ロ−イソチアゾリン−3−オンの混合物を含む、特許請
    求の範囲第2又は3項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記N−アルキル基がN−メチル基であ
    る、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】安定化されるべき組成物に、金属硝酸塩の
    安定剤及び元素の周期表の第I A族及び第II A族の金属
    の塩類から選択された1種以上の金属塩類のシナルジス
    ティックに有効な量を添加することをさらに含む、特許
    請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記金属塩が、硝酸マグネシウム、K2HP
    O4,KHフタレート、酢酸マグネシウム及び過マンガン酸
    カリウムから成る群から選択される、特許請求の範囲第
    8項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記安定化されるべき組成物がさらに通
    気される、特許請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】1種以上の3−イソチアゾリノン類並び
    にヒドロキノン、p−メトキシフェノール、t−ブチル
    カテコール、t−ブチル−ヒドロキシアニソール、N,
    N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレン−ジアミン、N,
    N′−ジ−イソプロピル、p−フェニレン−ジアミン、
    キンヒドロン、及びキノンから成る群から選ばれた安定
    化化合物の安定化有効量を含有することを特徴とする安
    定な組成物。
JP63181927A 1987-07-23 1988-07-22 イソチアゾリノン類を安定化する方法 Expired - Fee Related JP2809645B2 (ja)

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IL8711188A IL87111A (en) 1987-07-23 1988-07-15 Method for stabilizing compositions of isothiazolinones

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