JP2809645B2 - イソチアゾリノン類を安定化する方法 - Google Patents

イソチアゾリノン類を安定化する方法

Info

Publication number
JP2809645B2
JP2809645B2 JP63181927A JP18192788A JP2809645B2 JP 2809645 B2 JP2809645 B2 JP 2809645B2 JP 63181927 A JP63181927 A JP 63181927A JP 18192788 A JP18192788 A JP 18192788A JP 2809645 B2 JP2809645 B2 JP 2809645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isothiazolinones
composition
stabilizing
group
mit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63181927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01104059A (ja
Inventor
ショー レオナード
セガル ジーナ
Original Assignee
ブロウミーン コンパウンズ リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from IL83305A external-priority patent/IL83305A/xx
Application filed by ブロウミーン コンパウンズ リミティド filed Critical ブロウミーン コンパウンズ リミティド
Publication of JPH01104059A publication Critical patent/JPH01104059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2809645B2 publication Critical patent/JP2809645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/02Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings
    • C07D275/03Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/80Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イソチアゾリノン類を安定化する方法に関
する。さらに詳しくは、本発明は、式(I): 〔式中、 Xは水素またはハロゲンを表わし、 Yはアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラル
キルまたはアリール基であり、そして Rは水素、ハロゲンまたはアルキル基である〕で表わ
される の3−イソチアゾリノン類を安定化する方法に関する。
このような化合物は、種々の生物体に対して殺菌およ
び生物防除活性を有することが知られている。しかしな
がら、このタイプのイソチアゾリノン類は遊離形でしば
しば得られず、式(2): 〔式中、 Mはカチオンまたはアミンであり、 X′はカチオンMをもつ化合物を形成するアニオンで
あり、そして nはアニオンX′がMの原子価を満たすような値で
ある〕で表わされる錯体として得られる。式(2)の錯
体は、米国特許第4,067,878号に記載されており、式
(1)の3−イソチアゾリノン類よりも安定していると
述べられている。
置換基RおよびYのための用語アルキル基は、非置換
および置換両者のアルキル、アルケニル、シクロアルキ
ル、アラルキルまたはアリール基を包含することを意図
する。好ましい態様において、アルキル基はメチルおよ
びn−オクチルから選択される。
カチオンMの例は、金属のカチオン、例えば、カルシ
ウム、銅、マグネシウム、マンガン、ニッケルおよび亜
鉛および金属イオンの錯体、例えば、アンモニアおよび
アミンとの錯体である。
殺微生物および殺菌目的のために、米国特許第4,105,
431号に記載されているとくに有用な組成物は、それぞ
れ、約1:3の重量比でN−アルキル−イソチアゾリン−
3−オンおよびN−アルキル−5−クロロ−イソチアゾ
リン−3−オンの混合物を含んでなる。この種類のとく
に有用な混合物は、Yがメチル基である混合物であり、
そしてこのような混合物を以後MIT(メチルイソチアゾ
リノン類)と呼ぶ。
水中における、又はヒオロキシル基を含有する溶媒媒
体中におけるMITの配合物は、不安定であり、急速に分
解し、そして長期間にわたって貯蔵することができな
い。長時間の間のこの安定性を克服するための方法は、
この分野において探求されてきている。この分野におい
て示唆された解決法は、金属硝酸塩を添加することによ
って、液状配合物中で、あるいは固体の支持体上で、3
−イソチアゾリノン類を安定化することからなる。いく
つかのこのような方法は、例えば、米国特許第3,870,79
5号、米国特許第4,067,878号、欧州特許第0 106 563号
および欧州特許第0 166 611号に記載されている。この
ような方法は、3−イソチアゾリノン類に関して、通常
ほぼ等モルであるが、しばしばそれを越えることさえあ
る量で、金属硝酸塩を添加することが必要であるとい
う、かなりの欠点を有する。さらに、硝酸塩の添加は、
発癌性物質であることが疑われている、ひじょうに望ま
しくない不純物であるニトロソアミン類の存在を導くか
も知れない。したがって、この分野の方法は、例えば、
欧州特許第0 095 907号に開示されているように、この
ようなニトロソアミン類またはそれらの前駆体を除去す
るか、あるいはそれらの形成を抑制する手段を必要とす
るという追加の欠点を有する。このような操作は複雑で
あり、時間の消費であり、そして十分な量のニトロソア
ミン類またはそれらの前駆体が除去されているという確
実性を提供しない。
したがって、反応してニトロソアミン類を生成する物
質を使用することを必要としないで、3−イソチアゾリ
ノン類の溶液を安定化する方法を提供すること、あるい
は少なくとも配合物中のニトロソアミン類の量を非常に
低いレベルに減少することが非常に望ましいことは明ら
かである。さらに、ある種の系統、例えば、石油は、こ
の技術に従って安定化された配合物で処理することがで
きない。なぜなら、それらは大量の硝酸塩マグネシウム
で汚染させることができないからである。
今回、驚くべきことには、安定剤として大量の金属硝
酸塩を使用することを必要としないで、3−イソチアゾ
リノン類および2種以上の3−イソチアゾリノン類の混
合物を、固体形で、水性媒体中で、あるいはヒドロキシ
ル基を含有する有機媒体中で安定化できる方法を提供で
きることが発見され、そしてこれは本発明の目的であ
る。
本発明の他の目的は、ニトロソアミン類およびニトロ
ソアミン前駆体を実質的に含有しない、前述の種類の安
定した3−イソチアゾリノン類混合物を提供することで
ある。
さらに、安定化された通気性MIT組成物は、この組成
物の最終安定性に有益な効果を与えることが、見出さ
れ、そしてこれは本発明のもう1つの目的である。
取扱いおよび排出の作業における容易さおよび安全性
のために、不完全に充填される、容器中に既知の技術に
従ってMIT溶液を包装しかつ移送することは知られてき
ているが、MITの安定性に対する通気の影響の問題につ
いてこの分野において特別に述べられていない。事実、
本発明に従う組成物の安定化を通気が促進する機構は完
全には説明することはできないが、通気は既知の技術に
従って安定化されたMIT溶液の安定性に影響を及ぼすよ
うに思われないであろう。「通気(aeration)」とは、
安定化されたMIT溶液を空気または他の匹敵する気体の
媒体に暴露することを意味する。
本発明の、式(1)の3−イソチアゾリノン類を安定
化する方法は、式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 安定化化合物またはその誘導体の安定化有効量を、3−
イソチアゾリノンまたは2種以上の3−イソチアゾリノ
ン類を含有する組成物に添加することを特徴とする。
高められた安定化性質を有する安定化剤の好ましい群
は、ヒドロキノン、キノンおよびキンヒドロン、および
それらの誘導体および同族体から実質的に成る。他の代
表的な安定化化合物は、例えば、tert−ブチルカテコー
ル、p−メトキシフェノールおよびp−フェニレンジア
ミンおよびその誘導体である。
本発明の方法の重要な利点は、非常に少量の式(3)
の安定化化合物またはその誘導体を使用できるというこ
とにある。従って、本発明の1つの態様によれば、3−
イソチアゾリノン類含有液体組成物中の本発明の安定化
化合物の濃度は、約15%の3−イソチアゾリノン類の溶
液について、10%より低い。
本発明の好ましい実施態様によれば、安定化されるべ
き組成物は、N−アルキル−イソチアゾリン−3−オン
およびN−あるきる−5−クロロ−イソチアゾリン−3
−オンの混合物を含んでなる。この種類のとくに有用な
混合物は、N−アルキル基がN−メチル基であるもので
ある。
本発明は、また、1種または2種以上の3−イソチア
ゾリノン類および式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 安定化化合物またはその誘導体の安定化有効量を含有す
ることを特徴とする安定した組成物、に関する。
本発明の好ましい安定した組成物はN−アルキル−イ
ソチアゾリン−3−オンおよびN−アルキル−5−クロ
ロ−イソチアゾリン−3−オンの混合物、なおより好ま
しくはN−アルキル基がN−メチル基である混合物を含
んでなる。
本発明の組成物中の金属硝酸塩安定剤の存在は不必要
であるが、このような硝酸塩安定剤は、また、本発明の
安定化化合物と一緒に添加することができる。驚くべき
ことには、安定化されるべき組成物に、金属硝酸塩の安
定剤および元素の周期表の第I A族および第II A族の金
属の塩類から選択された1種または2種以上の金属塩類
を添加すると、相乗的安定効果が得られ、そしてこの添
加はある場合において便利であることがあることが見出
された。いずれの場合においても、本発明の所定の組成
物中に使用する金属硝酸塩の安定剤の相乗的に有効な量
は、既知の技術において使用されている量よりも非常に
少なくすることができ、それゆえニトロソアミン類また
はニトロソアミン前駆体の量に顕著に減少されるであろ
う。
「相乗的に有効な量」とは、それ自体3−イソチアゾ
リノン類を効果的に安定化することができないが、本発
明の安定化化合物の安定化有効量の唯一の添加によって
提供される3−イソチアゾリノン類の配合物の安定化を
改良する量を意味する。
好ましい金属塩類は、硝酸マグネシウム、K2HPO4、KH
フタレート、酢酸マグネシムおよび過マンガン酸カリウ
ムから成る群より選択される。
本発明は、また、1種または2種以上の3−イソチア
ゾリノン類を含んでなる安定化溶液のための新規安定化
化合物も包含し、前記新規化合物は、式(3): 〔式中、 R,R1およびR2は、各々独立に、水素、直鎖状もしくは
分枝鎖状もしくは環状のアルキル基、アラルキルまたは
アリールを表わし、 Aは酸素または窒素であり、 ZはARx,R1,R2、アルコキシメチレン、メチレンまた
はアルキリデンを表わし、 nは1または2であり、 xは1または2であり、そして yは1または2である〕で表わされる 化合物またはその誘導体であることを特徴とする。
本発明の好ましい安定化組成物は、ヒドロキノン、キ
ノンおよびキンヒドロン、およびそれらの誘導体および
同族体を含む。
1種または2種以上の3−イソチアゾリノン類を含ん
でなる安定した組成物は、また、本発明の一部を形成す
る。このような組成物は、1種または2種以上の3−イ
ソチアゾリノン類を含んでなる固体および液体の配合
物、とくに溶媒媒体が実質的に水であるか、あるいはヒ
ドロキシル基を含有する溶媒媒体である配合物からな
る。
本発明の上記および他の特徴は、以下の例示的および
非制限的実施例によっていっそうよく理解されるであろ
う。以下の実施例は、分解を促進するために、高温で実
施された安定性の試験を表わす。参照の目的で、周囲温
度に対する高温の試験の相関関係が欧州特許第0 166 61
1号に記載されていることを述べるべきであろう。例え
ば、1.5%のイソチアゾリノン類を含有する配合物につ
いて、50℃における1週は周囲温度における2ヵ月の貯
蔵に等しいことが発見された。本発明者らによって得ら
れた結果は上の相関関係を立証する。以下の実施例にお
けるすべての百分率は、重量%である。
以下の実施例は代表的配合物としてMITについて言及
する。MITの濃度はHPLC分析によってすべての場合にお
いて決定した。MITの合成において、メルカプトアミド
を不活性液状媒体の存在下で環状塩素化する。生成され
たMITの主要部分は、一般に、沈殿する。生成物はいく
つかの方法で、すなわち、沈殿物をろ過し、そして母液
を再循環させることによって、溶媒を蒸発させて残留固
体中にすべての生成物を残すとによって、あるいは生成
物を反応媒体中に実質的に不溶性の第2液相、例えば、
水中に抽出することによって回収することができる。本
発明の方法はその源に無関係にMITを安定化するために
有効であるが、異なったサンプル間に、それらの源に依
存して差を発見することがある。したがって、結果を比
較するとき、注意を払うべきであり、そして異なる物質
を使用して異なる実施例において得られた結果は比較で
きないことがある。
実施例1 安定剤としてヒドロキノンの影響を0.2重量%の濃度
にで決定するために比較実験を実施した。使用された配
合物は、1:2の重量比での5−H/5−C1イソチアゾリノン
類の混合物を含有するMIT水溶液であった。加速された
安定性の試験は、50℃で実施した。ヒドロキノンを含有
する組成物は、30日間試験したが、ヒドロキノンを含有
しない組成物について、試験は、非常に高いレベルの分
解(67%)が生じたため、8日後に中止した。これらの
試験の結果は第1表に記載されており、そして自明であ
ろう。
実施例2 11.5%のMITを水中に含有するMIT配合物を使用して一
連の実験を実施して、配合物の安定性に対する異なるレ
ベルのヒドロキノンの影響を決定した。試験は実施例1
におけるように50℃で実施した。これらの試験の結果を
第2表に記載する。この表中にデータから理解されるよ
うに、0.5%程度に低いレベルのヒドロキノンは少なく
とも40日間の合計の安定性を保証するために十分であ
り、そして50日後に5%の分解が起こっただけであっ
た。他方において、ヒドロキノンの量を1%から4%に
増加すると、MIT配合物の安定性は時間で表わして4倍
に増加した。
実施例3 加速された安定性の試験を実施して、異なる安定剤の
相対的効能を決定した。試験した配合物は水中に12.3重
量%のMITを含有した。試験は50℃において8日間実施
した。
第3表の結果が示すように、試験した安定剤のうちで
最も有効な安定剤はp−メトキシフェノールであり、こ
れは分解を5%に制限し、これに対して対照配合物(安
定剤を含有しない)の分解は60%であった。
実施例4 80:20w/wのジプロピレングリコール/水の溶媒混合物
中における10.3%のMIT配合物の安定性を、0.5%の濃度
の2種類の安定剤:ヒドロキノンおよびtert−ブチルカ
テコールを使用して50℃において試験した。この試験が
4日間実施され、そして試験した2種類の安定剤の安定
化効果の間に認めうる差は発見されなかった。この試験
の結果を第4表に示す。
実施例5 ジプロピレングリコール中の5.7%のMIT配合物の安定
性を、安定剤としてN,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェ
ニレンジアミンを使用して50℃において試験した。その
ように安定化された配合物を、5日後に、安定剤を含有
しない同一の対照配合物に対して試験した。安定化され
た配合物の分解は17%であったが、対照配合物のそれは
99%であった。
実施例6 2−n−オクチル−3−イソチアゾリノンをMITの代
わりに使用して、実施例5を反復した。5日後、安定化
されたイソチアゾリノンのわずかに25%が分解したが、
対照配合物は本質的に完全に分解した。
実施例7 この実施例は、本発明の安定化化合物と一緒に、金属
硝酸塩類の相乗作用を例示する。加速された安定性の試
験を前の実施例におけるように50℃で実施して、水中の
MIT(粗製)の10.8重量%の溶液の安定性を試験した。
硝酸塩マグネシウム六水和物およびヒドロキノンを単独
でおよびそれらの混合物で含有する配合物、ならびに安
定剤を含有しない対照形成の合計4種類の異なる配合物
を試験した。これらの試験の結果を第5表に報告する。
これらの試験の結果が明瞭に示すように、ヒドロキノン
は使用されたレベルにおいて硝酸塩マグネシウムよりか
なりすぐれた安定剤であり、そしてそれらの組み合わせ
はなおすぐれた結果を提供した。
実施例8 MITおよび4,5−ジクロロ−2−メチル−イソチアゾリ
ノン(90/10w/w−合計の濃度11.0%)の混合物を、1重
量%のMg(NO3・6H2Oおよび1重量%のヒドロキノ
ンの混合物を使用して安定化した。得られた結果は、同
一安定化混合物について実施例7において得られた結果
に匹敵した。
実施例9 9.5重量%の粗MIT水性配合物を、加速された安定性試
験において50℃で試験した。この試験の結果を第6表に
記載し、これから大量のMg(NO3についてさえヒド
ロキノンの有益な作用を理解できる。
実施例10 安定化の程度に対する異なる塩類の相乗効果を例示す
るために、各々約10%(±0.8%)のMIT(粗製)を含有
する、4種の異なるサンプルを同一MIT源を用いて調製
した。組成物の安定性は、安定剤を使用しないで、安定
剤として1%のヒドロキノン(HQ)を使用して、および
HQへ塩を添加して試験した。使用された塩類は、K2HP
O4,KHフタレート、酢酸マグネシムおよびKMnO4であっ
た。これらの試験の結果を第7〜10表に記載する。これ
らの結果から自明であるように、これらの塩類を添加す
ることによって顕著な相乗効果が得られた。加速された
安定性の試験は65℃で実施した。
実施例11 1重量%のMg(NO3・6H2Oおよび各々1重量%の
ヒドロキノン(HQ)、キンヒドロン(QH)およびキノン
(Q)から選択された異なる安定剤を含有する11.6%の
MITの3種類の同一の10mlサンプル。安定性は50℃で試
験した。組成物は、10%より多いMITの分解が生じた場
合、不安定化されたと考えた。比較試験の結果を下の第
11表に記載する。
実施例12 実施例11の実験1および3の組成物を、窒素雰囲気中
で試験して、キノンおよびヒドロキノンの相対的効能を
決定した。異なるMITのサンプルを使用して異なる安定
性の期間が得られたが、キノンを含有する試料はヒドロ
キノンを含有する試料のほとんど2倍の期間安定である
ことがわかり、これから結論できるように、硝酸塩マグ
ネシウム六水和物を使用する相乗効果はキノンを使用し
たときかなりいっそう顕著である。
実施例13 異なるように通気されたMIT組成物を、50℃において
安定性について試験した。使用された容器はすべての場
合において、300mlのガラスびんであり、そしてすべて
の組成物は1重量%のヒドロキノンを1重量%のMg(NO
3・6H2Oと一緒に含有した。これらの試験の結果を
第12表に記載する。
上の実施例は例示を目的として提供され、そして限定
を意図してない。本発明の範囲を逸脱しないで、多くの
異なる配合物および溶媒、異なる濃度の安定剤または異
なる3−イソチアゾリノン類の濃度を使用することがで
きる。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒドロキノン、p−メトキシフェノール、
    t−ブチルカテコール、t−ブチル−ヒドロキシアニソ
    ール、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレン−ジア
    ミン、N,N′−ジ−イソプロピル−p−フェニレン−ジ
    アミン、キンヒドロン、及びキノンから成る群から選ば
    れた安定化化合物の安定化有効量を、1種の又は2種以
    上の3−イソチアゾリノン類を含有する組成物に添加す
    ることを特徴とする、1種以上の3−イソチアゾリノン
    類を含有する組成物を安定化する方法。
  2. 【請求項2】1種以上の3−イソチアゾリノン類を含有
    する前記組成物が、固体の支持体上に固体混合物又は1
    種以上の3−イソチアゾリノン類を含んで成る、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】1種以上の3−イソチアゾリノン類を含有
    する前記組成物が、水又はヒドロキシル基を含有する溶
    媒媒体を包含する液体溶媒媒体中の前記3−イソチアゾ
    リノン類の溶液である、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】3−イソチアゾリノン類含有溶液中の前記
    安定化化合物の濃度が10%より低い、特許請求の範囲第
    3項記載の方法。
  5. 【請求項5】3−イソチアゾリノン類含有溶液中の前記
    安定化化合物の濃度が0.2〜5重量%である、特許請求
    の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】安定化されるべく組成物がN−アルキル−
    イソチアゾリン−3−オン及びN−アルキル−5−クロ
    ロ−イソチアゾリン−3−オンの混合物を含む、特許請
    求の範囲第2又は3項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記N−アルキル基がN−メチル基であ
    る、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】安定化されるべき組成物に、金属硝酸塩の
    安定剤及び元素の周期表の第I A族及び第II A族の金属
    の塩類から選択された1種以上の金属塩類のシナルジス
    ティックに有効な量を添加することをさらに含む、特許
    請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記金属塩が、硝酸マグネシウム、K2HP
    O4,KHフタレート、酢酸マグネシウム及び過マンガン酸
    カリウムから成る群から選択される、特許請求の範囲第
    8項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記安定化されるべき組成物がさらに通
    気される、特許請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】1種以上の3−イソチアゾリノン類並び
    にヒドロキノン、p−メトキシフェノール、t−ブチル
    カテコール、t−ブチル−ヒドロキシアニソール、N,
    N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレン−ジアミン、N,
    N′−ジ−イソプロピル、p−フェニレン−ジアミン、
    キンヒドロン、及びキノンから成る群から選ばれた安定
    化化合物の安定化有効量を含有することを特徴とする安
    定な組成物。
JP63181927A 1987-07-23 1988-07-22 イソチアゾリノン類を安定化する方法 Expired - Fee Related JP2809645B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IL83305A IL83305A (en) 1987-07-23 1987-07-23 Method for stabilizing isothiazolinones
IL83305 1987-07-23
IL87111 1988-07-15
IL8711188A IL87111A (en) 1987-07-23 1988-07-15 Method for stabilizing compositions of isothiazolinones

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01104059A JPH01104059A (ja) 1989-04-21
JP2809645B2 true JP2809645B2 (ja) 1998-10-15

Family

ID=26321701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63181927A Expired - Fee Related JP2809645B2 (ja) 1987-07-23 1988-07-22 イソチアゾリノン類を安定化する方法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US4920137A (ja)
EP (1) EP0300483B1 (ja)
JP (1) JP2809645B2 (ja)
AU (1) AU608871B2 (ja)
BE (1) BE1001929A4 (ja)
CA (1) CA1338821C (ja)
DE (1) DE3878766T2 (ja)
ES (1) ES2053634T3 (ja)
FI (1) FI91479C (ja)
FR (1) FR2618433B1 (ja)
GB (1) GB2208229B (ja)
IL (1) IL87111A (ja)
IT (1) IT1224603B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4939266A (en) * 1982-06-01 1990-07-03 Rohm And Haas Company Nitrosamine-free 3-isothiazolone
US5068338A (en) * 1982-06-01 1991-11-26 Rohm And Haas Company Process for nitrosamine-free sabilized isothiazolones
CA1328175C (en) * 1988-05-16 1994-04-05 John Robert Mattox Epoxide stabilizers for biocidal compositions
DE68904828T2 (de) * 1988-06-08 1993-06-03 Ichikawa Gosei Kagaku Kk Verfahren zur stabilisierung einer 3-isothiazolon-loesung.
ES2061890T5 (es) * 1989-11-10 2002-04-16 Thor Gmbh Soluciones acuosas estabilizadas de 3-isotiazolinonas.
GB9003871D0 (en) * 1990-02-21 1990-04-18 Rohm & Haas Stabilization of isothiazolones
US5118699A (en) * 1990-12-10 1992-06-02 Rohm And Haas Company Use of hydrazide stabilizers for 3-isothiazolones
IL96820A (en) 1990-12-28 1995-06-29 Bromine Compounds Ltd Stabilized formulations of isothiazolinone
IL97166A (en) 1991-02-06 1995-10-31 Bromine Compounds Ltd Process for the preparation of 2-methyl-isothiazolin-3-one compounds
US5373016A (en) * 1993-05-28 1994-12-13 Zeneca, Inc. Protection of isothiazolinone biocides from free radicals
JPH11180806A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Kurita Water Ind Ltd 抗菌性組成物
US6437020B1 (en) 1999-12-21 2002-08-20 Amick David Richard Polymer stabilization
EP2149364A1 (en) * 2008-07-24 2010-02-03 Rohm and Haas Company Method for reducing odor in personal care products

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3452034A (en) * 1967-03-09 1969-06-24 American Cyanamid Co Substituted 2-(1,3,4-thiadiazol-2-yl)-4(5)-nitroimidazoles
US3870795A (en) * 1973-02-28 1975-03-11 Rohm & Haas Stabilization of solutions of 3-isothiazolones employing certain metal nitrates and nitrites
US4067878A (en) * 1976-03-05 1978-01-10 Rohm And Haas Company Stabilization of solutions of 3-isothiazolones
US4318835A (en) * 1980-07-21 1982-03-09 Hayward Baker Company Magnesium diacrylate, polyol monoacrylate grouting composition and method for grouting joints and/or cracks in sewer conduits therewith
CA1223172A (en) * 1982-09-23 1987-06-23 Sidney Melamed Encapsulated solid microbiocidal article
IL75598A (en) * 1984-06-27 1990-07-12 Rohm & Haas Stabilized aqueous solutions of 5-chloro-3-isothiazolones,their preparation and their use
DK166644B1 (da) * 1985-03-08 1993-06-28 Rohm & Haas Fremgangsmaade til fremstilling af en stabil 5-chlor-4-isothiazolin-3-onoploesning og anvendelse af denne oploesning som biocid eller konserveringsmiddel
JPH0621930B2 (ja) * 1985-05-01 1994-03-23 富士写真フイルム株式会社 光応答性材料
GB8517478D0 (en) * 1985-07-10 1985-08-14 Ici Plc Isothiazolone solutions
US4906274A (en) * 1987-11-06 1990-03-06 Rohm And Haas Company Organic stabilizers
US5198455A (en) * 1989-01-03 1993-03-30 Rohm And Haas Company Organic stabilizers

Also Published As

Publication number Publication date
BE1001929A4 (fr) 1990-04-17
GB2208229B (en) 1992-02-26
FR2618433A1 (fr) 1989-01-27
GB2208229A (en) 1989-03-15
CA1338821C (en) 1996-12-31
FR2618433B1 (fr) 1991-10-25
FI883479A (fi) 1989-01-24
AU608871B2 (en) 1991-04-18
EP0300483A1 (en) 1989-01-25
FI91479C (fi) 1994-07-11
ES2053634T3 (es) 1994-08-01
IT1224603B (it) 1990-10-04
IL87111A0 (en) 1988-12-30
US4920137A (en) 1990-04-24
FI883479A0 (fi) 1988-07-22
DE3878766D1 (de) 1993-04-08
DE3878766T2 (de) 1993-06-17
EP0300483B1 (en) 1993-03-03
IL87111A (en) 1994-02-27
AU1973788A (en) 1989-01-27
FI91479B (fi) 1994-03-31
GB8817529D0 (en) 1988-08-24
IT8867698A0 (it) 1988-07-22
JPH01104059A (ja) 1989-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2809645B2 (ja) イソチアゾリノン類を安定化する方法
US4241080A (en) Stabilized aqueous antimicrobial composition
JPH0657702B2 (ja) イソチアゾロン溶液の安定化法
US5209858A (en) Stabilization of choline and its derivatives against discoloration
US3480391A (en) Hydroxylamine solutions stabilized with an amide oxime and method for their preparation
US4629613A (en) Stabilized solutions of hydroxylamine or its salts in water or alcohols, and their preparation
JP4038250B2 (ja) 3−イソチアゾロン溶液の安定化
JP3220758B2 (ja) イソチアゾリノン製剤の安定化における改良
US5523020A (en) Clathrate compound including water-soluble microbicide
US5070105A (en) Stabilized antimicrobial compositions
JPH04193704A (ja) 銅を含む酸性過酸化水素水溶液の安定化法
JPS6156174A (ja) イソチアゾロン安定化溶液およびその製造法
US3553243A (en) Method of inhibiting evolution of hydrogen cyanide from organic thiocyanate compositions
EP1652903A1 (en) Isothiazolone containing preservative having enhanced stability
EP0915818B1 (en) Stabilization of perfluoroalkyl alkyl ketones
EP0265465B1 (en) A process for stabilizing tributyltin fungicidesfor preservation of wood
JP3930593B2 (ja) 殺菌又は静菌作用を有する3−イソチアゾリノン組成物を製造する方法
US2484330A (en) Stabilization of dialkyl halqacetals
EP0075658A1 (en) Stable isocyanic acid compositions
DE4026469A1 (de) Verfahren zum stabilisieren von 1-chloraceton
HU218142B (hu) Eljárás és adalékkompozíció maleinsavanhidrid elszíneződésének megelőzésére
JP2003300921A (ja) アルキルフェノール類の安定化方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees