JP2809601B2 - 塩基配列増幅方法 - Google Patents

塩基配列増幅方法

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JP2809601B2 JP7177768A JP17776895A JP2809601B2 JP 2809601 B2 JP2809601 B2 JP 2809601B2 JP 7177768 A JP7177768 A JP 7177768A JP 17776895 A JP17776895 A JP 17776895A JP 2809601 B2 JP2809601 B2 JP 2809601B2
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    • C12Q1/6844Nucleic acid amplification reactions
    • C12Q1/6862Ligase chain reaction [LCR]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】高感度かつ高特異的な塩基配
列増幅法であって、単一塩基の正確な区別を可能とし、
さらに未反応のプローブを容易に分離可能とする、リガ
ーゼチェイン反応(LCR)用プローブを用いた塩基配
列増幅方法、および該塩基配列増幅方法を用いた塩基配
列検出方法に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ブロッティングした膜や、固定し
た細胞等において、検出対象物(例えば、ポリヌクレオ
チド、オリゴヌクレオチド等の塩基配列)の位置を検出
する方法は、(1)極微量の被検出物を検出可能とする
高感度性、(2)バックグランドを極力抑えるために被
検出物に対する高い特異性、さらに、(3)単一塩基の
違いを正確に区別可能とする高識別性、さらに(4)過
剰の未反応プローブ等を容易に除去可能とする被検出物
との高親和性等が要求される。
【0003】従来知られているハイブリダイゼーション
による方法は、固定された被検出物とラベル化したプロ
ーブとによるハイブリッドを形成し、該ラベルにより被
検出物の位置を検出するものであり、これにはサザンハ
イブリダイゼーション、ノザンハイブリダイゼーショ
ン、in situ ハイブリダイゼーションなどがよく知られ
ている。
【0004】しかし、上記のハイブリダイゼーションに
よる方法では、検出操作の前に被検出物の増幅を伴わ
ず、従って、検出感度は低い。また、極微量の被検出物
を検出するためには数時間から数日という長時間を要す
るという問題点がある。さらにプローブが被検出物に対
して十分高い特異性を有せず、例えば単一塩基の正確な
区別等は実際上不可能であり、被検出物に対する特異
性、識別性が悪い、またバックグランドが高くなる等の
問題点があった。さらに、未反応のプローブの分離には
試行錯誤的要素が多く、また激しい洗浄の条件が使用し
難い等の問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来技術に伴う問題点に対応するため、被検出物を検出す
る前に増幅するステップを設ける方法が考えられてお
り、例えばin situ ハイブリダイゼイションにおいて、
ポリメラーゼチェイン反応(Polymerase chain reactio
n;PCR)との組合せによるin situ PCRが開発され
ている。しかしながら、この方法では増幅を伴うために
高い感度であるという点は優れているが、特異性が低く
なり、そのためバックグラウンドが高くなるという欠点
が生じる場合も多い。さらに、単一塩基の正確な区別も
難しいという問題点の解決には充分ではない。さらに、
増幅産物が被検出物に固定されないため、未反応のプロ
ーブの分離の操作、例えば洗浄操作に限界があり、ひい
ては、増幅産物の検出を困難にしているという問題点も
ある。
【0006】一方、前記説明したPCR法とは異なる原
理に基づく方法であって、優れた特徴をもつ増幅反応と
して、リガーゼチェイン反応(ligase chain reaction;
LCR) が知られている(EP-A-320308 、Barany,Proc.
Natl.Acad.Sci.,88,189(1991))。LCRはPCRと比べ
た場合、一般的に被検出物への特異性が高く、従ってバ
ックグラウンドの低い検出が可能となるという利点を有
している。さらにLCRは、単一塩基の正確な区別をす
る能力も比較的高いことが知られている。しかしLCR
法においても、被検出物の位置の検出をする場合、反応
したプローブが非検出物に固定されないため未反応のプ
ローブの分離が困難となり、またさらに増幅産物の検出
のためにゲル電気泳動法等の抽出分離操作が必要なため
に被検出物の一の検出が困難であるという問題は解決さ
れていない。これらの問題点のために、被検体の位置を
同定する目的においては、LCR法はいまだ充分ではな
いと考えられている。
【0007】一方、ハイブリダイゼーションの際に、ハ
イブリッドを形成するプローブを被検出物の塩基配列
に、強く固定する方法が知られている(Landegren et.a
l, Science, 265, 2085(1994)) 。従って、この方法で
は、未反応のプローブの分離(例えば洗浄操作による除
去)、および被検出物の検出が容易と考えられる。また
固定する際の反応が、プローブの両端部分が正確にハイ
ブリッド形成した場合にしか起こらないため、高い特異
性を有し、単一塩基の正確な区別も可能であると考えら
れる。しかしこの方法では、被検出物検出の前に増幅反
応操作を伴わないために検出の感度が低いという問題点
が解決されていない。
【0008】従って、ブロッティングした膜や、固定し
た細胞等において、検出対象物(例えば、ポリヌクレオ
チド、オリゴヌクレオチド等の塩基配列)の位置を検出
するために、(1)極微量の被検出物を検出可能とする
高感度性、(2)バックグランドを極力抑えるために被
検出物に対する高い特異性、さらに、(3)単一塩基の
違いを正確に区別可能とする高識別性、さらに(4)過
剰の未反応プローブ等を容易に除去可能とする被検出物
との高親和性等を有する検出方法がなく、その開発が強
く要望されている。
【0009】そこで本発明者は、前記の諸問題点を解決
し、前記要望を満たすべく鋭意研究した結果、被検出物
の検出の前の操作として、新規な構造を有するプローブ
を調製し、LCR反応により増幅することにより、
(1)極微量の被検出物を検出可能とする高感度性、
(2)バックグランドを極力抑えるために被検出物に対
する高い特異性、さらに、(3)単一塩基の違いを正確
に区別可能とする高識別性、さらに(4)過剰の未反応
プローブ等を容易に除去可能とする被検出物との高親和
性を有する検出方法を見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、新
規なLCR増幅反応用の2種類のプローブを用いて、L
CR法により、増幅産物が被検出物に固定して増幅し、
従って、増幅操作後に、未反応のプローブを洗浄等で完
全に除去可能とする塩基配列の増幅方法に係るものであ
る。
【0011】具体的には本発明は、通常のLCR法で必
要とされる4種類のプローブのうち、被検出塩基配列鎖
上で隣り合いリガーゼ反応により結合されるべき2つの
プローブを適当な連結部で結合してなるプローブと、該
被検出塩基配列の相補鎖上で隣り合いリガーゼ反応によ
り結合されるべき2つのプローブを適当な連結部で結合
してなるプローブとを用意し、LCRを行い、検出対象
の塩基配列に特異的にプローブをリガーゼによって環状
化することによって、鎖のように多数つなげるという塩
基配列増幅方法に係るものである。
【0012】さらに本発明は、上記の本発明に係る塩基
配列増幅方法においてプローブを標識し、検出対象の塩
基配列の有無や変異を検出する塩基配列検出方法に係る
ものである。
【0013】より詳しくは、本発明は、被検体たる1本
鎖ポリヌクレオチド中の、連続する塩基配列A1および
A2からなる塩基配列A1A2を検出する方法におい
て、(1) 塩基配列A1に相補的な塩基配列B1からなる
ポリヌクレオチドと、塩基配列A2に相補的な塩基配列
B2からなるポリヌクレオチドとを連結部を介して連結
してなるプローブBと、被検体ポリオリゴヌクレオチド
中の塩基配列A1A2とハイブリッド形成するステップ
と、(2) プローブBの塩基配列B1の5’末端と、塩基
配列B2の3’末端とを、リガーゼにより結合するステ
ップと、(3) ハイブリッド形成した2本鎖を熱変性する
ステップと、(4) 前記熱変性したポリヌクレオチド複合
物と、プローブB、または塩基配列A1からなるポリヌ
クレオチドと、塩基配列A2からなるポリヌクレオチド
とを連結部を介して連結してなるプローブAとハイブリ
ッド形成するステップと、(5) プローブBの塩基配列B
1の5末端と、前記塩基配列B2の3’末端とを、また
はプローブAの塩基配列A1の3’末端と、塩基配列A
2の5’末端とを、リガーゼにより結合するステップと
を、少なくとも含む塩基配列増幅方法に関するものであ
る。
【0014】また本発明は、さらにステップ(3) から
(5) を繰返すことを特徴とする塩基配列増幅方法に関す
るものである。
【0015】また、本発明は、連結部の一部が、少なく
ともポリヌクレオチドまたはヘキサエチレングリコール
であることを特徴とする塩基配列増幅方法に関するもの
である。
【0016】また本発明は、その連結部が、少なくとも
塩基配列A1A2の1.2倍〜3倍の核酸塩基を有する
ポリヌクレオチドであることを特徴とする塩基配列増幅
方法に係るものである。
【0017】また本発明は、プローブAの連結部が、前
記塩基配列A1の5’末端と、塩基配列A2の3’末端
で連結部を介して連結されていること、またはプローブ
Bの連結部が、塩基配列B1の3’末端と、塩基配列B
2の5’末端で連結部を介して連結されていることを特
徴とする塩基配列増幅方法に関するものである。
【0018】また本発明は、生成するポリヌクレオチド
複合物において、1本鎖被検体ポリヌクレオチドが、リ
ガーゼによる結合反応により形成したプローブBの環状
構造を介してプローブBと連繋されてなることを特徴と
する塩基配列増幅方法に関するものである。
【0019】さらに本発明は、生成する増幅生産物にお
いて、1本鎖被検体ポリヌクレオチドが、リガーゼによ
る結合反応により形成したプローブAの環状構造と、リ
ガーゼによる結合反応により形成した環状構造を有する
プローブBの該環状構造を介してプローブAと連繋され
てなることを特徴とする塩基配列増幅方法に関するもの
である。
【0020】さらに、本発明は、上記の塩基増幅方法に
基づき生成される増幅生産物を検出することを特徴とす
る塩基配列検出方法に係るものである。
【0021】また、本発明は、ラベル化したプローブA
またはラベル化したプローブBを用いることを特徴とす
る塩基配列検出方法に関するものである。
【0022】また、本発明は、ラベル化が、放射線同位
元素、蛍光色素、ジゴキニゲニン、またはビオチンによ
ることを特徴とする塩基配列検出方法に係るものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】 (被検体としてのポリヌクレオチド)本発明においては
被検体としてのポリヌクレオチドについては特に制限は
なく、通常のハイブリダイゼーション反応、およびLC
R反応が使用可能なポリヌクレオチド、またはオリゴヌ
クレオチド等が好適に検出可能である。
【0024】さらに、被検体ポリヌクレオチドの存在状
態については特に制限はなく、溶液中でもよく、また
は、ブロッティングにより膜等に固定されていてもよ
い。それぞれの状態において、通常のLCR反応条件が
適用可能である。
【0025】被検体中の検出されるべき塩基配列の種
類、長さについては特に制限はないが、その塩基配列は
知られていることが必要である。このた検出されるべき
塩基配列は、一般的な塩基配列の決定法により決定可能
である(例えば、ジデオキシ法(Sanger F.et.al.,Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,74,5463(1977)))。
【0026】(プローブAおよびB、および連結部)本
発明において使用する2種類のLCR用プローブAおよ
びBは、それぞれハイブリッドを形成させるための塩基
配列を両末端に含み、さらに適当な長さの連結部で連結
された構造を有するものである。
【0027】前記必要なプローブAおよびBの塩基配
列、および連結部の構造は、前記被検体中の検出される
べき塩基配列に依存する。すなわち、検出されるべき塩
基配列が連続する塩基配列A1、およびA2からなるA
1A2とすると、塩基配列A1、A2それぞれの核酸塩
基の数には特に制限はない。一般にLCR法で使用され
る条件に適合すればよい。好ましくは、塩基配列A1、
A2の核酸塩基数がほぼ同じ数となることが望ましい。
この場合ハイブリッド形成後のリガーゼによる反応によ
りリン酸エステル結合される部分がほぼ塩基配列A1A
2の中央部分に位置することとなる。
【0028】さらに本発明に係るプローブAは、前記塩
基配列A1からなるポリヌクレオチドと、前記塩基配列
A2からなるポリヌクレオチドとを前記連結部を介して
連結されてなる。それぞれの塩基配列部分A1、A2の
調製は特に制限はなく、公知のオリゴまたはポリヌクレ
オリド合成方法を使用可能である。または通常の市販の
DNA合成機等により合成可能である(平尾一郎「新基
礎生化学実験法7、遺伝子工学」、丸善、1988)。
【0029】同様に本発明に係るプローブBは、前記塩
基配列A1に相補的な塩基配列B1からなるポリヌクレ
オチドと、前記塩基配列A2に相補的な塩基配列B2か
らなるポリヌクレオチドとをさらに連結部を介して連結
してなる。それぞれの塩基配列部分B1、B2はプロー
ブAと同様の方法で合成可能である。
【0030】さらに本発明においては、塩基配列A1
と、塩基配列A2を連結部により連結し1本鎖のプロー
ブAとする。同様に塩基配列B1と、塩基配列B2を連
結部により連結し1本鎖のプローブBとするが、これら
プローブAおよびBに用いる連結部の位置、または連結
基の種類、長さについては特に制限はない。プローブA
またはBのハイブリッド形成塩基配列と被検体ポリヌク
レオチドとのハイブリッド形成を阻害せず、その連結が
通常のLCR条件下で安定であればよい。
【0031】従って、本発明においては連結される位置
は特に制限はなく、連結基の種類により、3’または
5’末端での連結が好ましい場合、または該末端から数
個隔てた核酸での連結が好ましい場合等が可能である。
さらに連結部の位置は、リガーゼによる反応を阻害しな
いように該活性中心から十分離れていることも必要と考
えられる。
【0032】上記説明した塩基配列を有するプローブB
は、被検出体ポリヌクレオチドとハイブリッド条件にお
いては、相補的でありハイブリッドを形成する。さら
に、相補的2重鎖を形成する際に2重らせん構造をとる
と考えられ、従って、リガーゼによる該塩基配列B1、
B2の結合に基づいてプローブBが環状化することによ
り、被検出ポリヌクレオチド1本鎖が、該環状プローブ
の環に貫通する構造を取り得る。
【0033】この際、連結部の長さがあまりに短い場合
は、上記のハイブリッド形成が不十分となり、さらに上
記の2重らせん構造形成が不十分となり、被検出ポリヌ
クレオチド1本鎖が、該環状プローブの環に貫通する構
造を取り固定され難くなる。従って、検出されるべき塩
基配列A1A2の少なくとも1.2倍から3倍の核酸塩
基に相当する長さが必要と推定される。この連結部の適
当な長さについては、連結基の種類、検出されるべき塩
基配列の長さ等により適時選択可能である。
【0034】本発明において、連結部、または連結基に
ついて特に制限はなく、種々の種類、長さ、構造の連結
基が使用可能である。例えばオリゴヌクレオオチドを使
用する場合は、被検出体ポリヌクレオチドとのハイブリ
ッド形成を阻害しないことも望ましく、この場合は、該
プローブの合成と同時に、該連結部も合成することも可
能となる。例えば、本発明に係る実施例では、上記連結
部としてポリTを使用しているが、1つの好ましい使用
態様である。
【0035】一般的にはオリゴヌクレオチドによる連結
部は、バックグラウンドを下げる目的で、被検体中の塩
基配列と相補性がないことが好ましい。さらにリガーゼ
との反応を阻害せず、単一塩基の違いを識別可能とする
目的で、検出対象塩基配列と相補性がないことが好まし
い。さらにハンマーヘッドなど特殊な構造を形成し、連
結部の長さが足りなくなることを避けるため、ハンマー
ヘッドなど特殊な構造を形成しにくい配列が望ましい。
【0036】さらに、連結基が例えばヘキサエチレング
リコール等のポリエーテルアルコールもまた好適に使用
可能である(A.Jaechke, et al. Tetrahedron Lett.34,3
01,1993)。該連結基と前記プローブ塩基配列との結合は
特に制限はされないが例えばDNA合成機で合成する
際、ヘキサエチレングリコール部分を同時に調製可能で
ある(例えばClontech社製、スペーサーホスホアミダイ
ト(Spacer Phosphoramidite) ,Zhang,Y et al,Nuclei
c Acids Res.,19,3929,1991)。ヘキサエチレングリコー
ル部分を連結基とすることは、少ない合成ステップで、
長い鎖を調製可能であり、従って合成収率が良いと考え
られる。
【0037】(LCR反応)本発明においては使用可能
なLCR反応条件は特に制限はなく、通常の方法に準じ
て可能である(EP-A-320308 、Barany F.Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA,88,189(1991))。例えば、リガーゼとして
は、耐熱性があり、相補鎖上に並んでハイブリッド形成
した2本のDNAのみを結合するものが好適に使用可能
であり、例えば、Stratagene社のPfu Ligase等である。
また反応溶液組成は、上記のリガーゼの使用条件に準じ
て実施可能である。
【0038】また、市販のLCR反応キット(例えばS
TRATAGENE社製、LCR Kit)を使用する
ことも可能である。サーマルサイクルの設定についても
特に制限はなく通常の条件が好適に使用可能である。サ
イクル回数についても特に制限はなく、被検出物の初期
濃度、増幅生産物の検出法、さらに非特異的増幅の発生
等に依存して設定可能である。
【0039】本発明においては、さらに前記の環状に固
定されたプローブBへプローブAをハイブリッド形成さ
せ、または被検体へプローブBをハイブリッド形成さ
せ、リガーゼによりプローブA、またはBを環状化す
る。このためにまず、前記のプローブBをリガーゼ反応
により環状化した後、熱変性により生成2重鎖を解く。
熱変性の条件については特に制限はないが、通常のPC
RまたはLCRで使用される条件に準じて可能である。
例えば、92℃で1分が好適に使用可能な条件である。
【0040】ここで例えばさらに環状化したプローブB
にハイブリッド形成させるプローブAは、塩基配列A1
からなるポリヌクレオチドと、塩基配列A2からなるポ
リヌクレオチドとを連結部を介して連結してなるプロー
ブである。プローブAは、上記環状化したプローブBと
ハイブリッドを形成する。この場合プローブAの塩基配
列A1A2はプローブBの塩基配列B1B2と相補的で
あり、ハイブリッドを形成可能である。さらに、ハイブ
リッド形成の際、2重らせん構造をとり得る。
【0041】LCRの条件に従って、リガーゼによりプ
ローブAを環状化することにより、環状化したプローブ
BとプローブAは相互に連繋したチェイン構造を有する
複合体を形成し、従って、被検出体ポリヌクレオチドに
固定される。この際使用され得る条件は上記で説明した
条件と同様である。
【0042】本発明においては、上記説明したステップ
を望ましい回数繰返すことが可能である。通常のLCR
条件を用いて、プローブAおよびプローブBの混合物を
増幅反応させることにより、上で説明したように、被検
出ポリヌクレオチド1本鎖に固定された、多くの環状化
したプローブAまたはBが相互に連繋された高分子量の
増幅生産物を形成することになる。
【0043】ここで調製されたプローブの塩基配列は、
検出されるべき塩基配列と相補的であり、従って、上記
LCR反応に高い特異性が達成され得る。従って、バッ
クグラウンドも極めて小さくすることが可能となる。
【0044】さらに、増幅(即ち環状化)されたプロー
ブAまたはBは、その大部分がチェイン構造による相互
に固定され、しかも被検出ポリヌクレオチドの1本鎖に
固定されている構造を有する。
【0045】(被検出ポリヌクレオチドの検出)従っ
て、本発明による反応の終了後は、環状化プローブA、
またはBが局在化した被検出ポリヌクレオチドを検出す
ることは極めて容易となる。例えば該プローブAまたは
Bを種々のラベル化法でラベル化可能であり、この場合
ラベルからのシグナルが、検出されるべき被検体に局在
することにより容易に検出可能となる。本発明において
使用可能なプローブのラベル化方法においては特に制限
はなく、公知のラベル化法が使用可能である。例えば、
放射性同位元素、ジゴキシゲニン、または蛍光試薬によ
るラベル化等である。
【0046】さらに、本発明において、過剰の、または
未反応の試薬、ラベル化プローブ等の除去方法は極めて
容易となる。例えば、固相に固定して本発明を実施した
場合は、必要なだけ洗浄を繰返すことにより、過剰の、
または未反応の試薬、ラベル化プローブ等の除去が可能
となる。チェイン構造で相互に固定された環状化プロー
ブの被検出体との親和性は極めて高く、これらの通常の
洗浄操作ではほとんど除かれないからである。
【0047】本発明においては、ラベル化の位置も特に
制限はなく、リガーゼの反応を妨げなければ、プローブ
のどの部分でもよい。
【0048】本発明は固相上に固定された標的核酸の検
出に関して特に有効と考えられるが、液相中の標的核酸
に対する新規な標識、修飾、検出法などに利用できる。
この場合、本発明に係る反応の終了後、高分子量の新し
い生成物が生じるため、通常のゲル電気泳動方法等で確
認は可能である。
【0049】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
【0050】(1)プローブA、およびプローブB、標
的核酸(ターゲット)の合成 配列番号1、2、および3に記載された塩基配列を有す
るオリゴヌクレオチドを、プローブA、プローブB、お
よびターゲットとして合成して用いた。
【0051】プローブA,Bは、DNA合成機Mode
l394(パーキンエルマー社)で、ターゲットはDN
A合成機Expedite8909(パースペクチブバ
イオシステム社)で合成した。得られたオリゴDNAを
逆相高速液体クロマトグラフ(HPLC)で分取、精製
した。精製条件は、以下の示す。
【0052】 オリゴDNA プローブA,B ターゲット HPLCシステム 島津製作所LC−6A Waters800 HPLCカラム カプセルパックC18 デルタパックC18 溶出溶媒 アセトニトリル15〜40%/0.05M TEAA緩衝液 カラム流速 1.0ml/分 検出波長 254nm 分取したオリゴDNAは、単一ピークであることを確認
した。
【0053】(2)プローブA、およびプローブBの
5’末端のリン酸化 前記得られたプローブAおよびBの5’末端を以下の方
法でリン酸化した。すなわち、前記プローブ(50pm
ol)、ATP(1.5nmol)、T4ポリヌクレオ
チドキナーゼ(20U、宝酒造社製)、MgCl2 (1
0mM)、DTT(ジチオスレイトール、5mM)、グ
リセロール(5%)、Tris−HCl(50mM、p
H9.5)を含む反応溶液50μl中で、37℃、30
分間反応させた後、T4ポリヌクレオチドキナーゼ(2
0U、宝酒造社製)を加えさらに37℃、30分間反応
させた。
【0054】(3)LCR反応 LCRは、STRATAGENE社のLCRキット(L
CRKit)を使用して、以下の条件で行った。反応溶
液は20μlであり、その組成は、Tris−HCl
(20mM,pH7.5)、KCl(20mM)、Mg
Cl2 (10mM)、NP−40(界面活性剤、STRATA
GENE製、0.1%)、ATP(0.1mM)、DTT
(1mM)、サケ精子DNA(500ng)、PfuD
NAリガーゼ(4U)からなる。この反応用液に、以下
の試料番号に従い前記プローブAまたはB(5pmo
l)またはターゲット(0.5pmol)を加えた。
【0055】 試料番号1 1 2 3 4 5 6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プローブA あり あり あり あり なし なし プローブB あり あり なし なし あり あり ターゲット あり なし あり なし あり なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 反応サイクルは、サーマルサイクラー(パーキンエルマ
ー社製、GeneAmpPCRSystem9600)
を使用して、最初92℃で4分、60℃で3分で、その
後92℃で1分、60℃で1分のサイクルを25回繰返
した。
【0056】(4)前記の反応混合物を、ポリアクリル
アミドゲル電気泳動法(PAGE;ポリアクリルアミド
均一ゲル、濃度7.5%を使用)で分離し、各生成物を
調べた。
【0057】図1には、前記の条件による反応物の泳動
パターン(試料番号1〜6)とともに、プローブA(5
pmol)のみ、プローブB(5pmol)のみ、さら
にターゲット(1pmol)のみをそれぞれ泳動したパ
ターン7、8、9が示されている。
【0058】ここでバンドPは試料1〜8に含まれてお
り、プローブAまたはBであり、試料番号9のバンドT
はターゲットによる。
【0059】明らかに試料番号1のみが多くの高分子量
のバンドの生成を示しており、このためには、前記プロ
ーブAと、Bと、さらにターゲットとが共に存在する必
要があることを示している。
【0060】また、分子量の分布から明らかなように、
本反応条件下では少なくとも6個のプローブからなる増
幅生成物の存在が確認できる。
【0061】
【発明の効果】本発明の遺伝子増幅検出法は、LCRと
同程度の、高い感度、高い特異性、単一塩基の変異検出
能力を持ちながら、増幅産物が標的核酸に強く固定され
るという特長をもつ。
【0062】従って、固相上に固定された標的核酸の検
出において、従来にはない優れた検出を可能とする。ま
た液相中の標的核酸に対する新規な標識、修飾、検出法
などとして利用可能である。
【0063】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:90 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 配列の種類:合成DNA 配列 TGCCTGCAGG TCGACTCTAG TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT 60 TTTTTTTTTT CGGCCAGTGC CAAGCTTGCA 90 配列番号:2 配列の長さ:90 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 配列の種類:合成DNA 配列 TGCAAGCTTG GCACTGGCCG TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT TTTTTTTTTT 60 TTTTTTTTTT CTAGAGTCGA CCTGCAGGCA 90 配列番号:3 配列の長さ:50 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 配列の種類:合成DNA 配列 TTTTTCTAGA GTCGACCTGC AGGCATGCAA GCTTGGCACT GGCCGTTTTT 50
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における生成物の電気泳動パターンを示
す図である。Tはターゲット、PはプローブAまたは
B、2PはプローブAとBが1つずつ計2個ハイブリッ
ド形成したもの、3PはプローブAとBが計3個ハイブ
リッド形成したもの、1Lから6LはプローブAとBが
リガーゼにより環状化し、鎖状に連繋したものでプロー
ブの数はそれぞれ1〜6個のものを表す。
【図2】本発明の原理の概略を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/68 G01N 33/53 - 33/566 C12N 15/00 - 15/90 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体たる1本鎖ポリヌクレオチド中
    の、連続する塩基配列A1およびA2からなる塩基配列
    A1A2を増幅する方法において、 (1) 前記塩基配列A1に相補的な塩基配列B1からなる
    ポリヌクレオチドと、 前記塩基配列A2に相補的な塩基配列B2からなるポリ
    ヌクレオチドとを連結部を介して連結してなるプローブ
    Bと、前記ポリオリゴヌクレオチド中の塩基配列A1A
    2とハイブリッド形成するステップと、 (2) 前記プローブBの前記塩基配列B1の5’末端と、
    前記塩基配列B2の3’末端とを、リガーゼにより結合
    するステップと、 (3) 前記ハイブリッド形成した2本鎖を熱変性するステ
    ップと、 (4) 前記熱変性したポリヌクレオチド複合物と、 前記塩基配列A1からなるポリヌクレオチドと、 前記塩基配列A2からなるポリヌクレオチドとを連結部
    を介して連結してなるプローブAとハイブリッド形成す
    るステップと、 (5) 前記プローブAの前記塩基配列A1の3’末端と、
    前記塩基配列A2の5’末端とをリガーゼにより結合す
    るステップとを、少なくとも含むことを特徴とする塩基
    配列増幅方法。
  2. 【請求項2】 被検体たる1本鎖ポリヌクレオチド中
    の、連続する塩基配列A1およびA2からなる塩基配列
    A1A2を増幅する方法において、 (1) 前記塩基配列A1に相補的な塩基配列B1からなる
    ポリヌクレオチドと、 前記塩基配列A2に相補的な塩基配列B2からなるポリ
    ヌクレオチドとを連結部を介して連結してなるプローブ
    Bと、前記ポリオリゴヌクレオチド中の塩基配列A1A
    2とハイブリッド形成するステップと、 (2) 前記プローブBの前記塩基配列B1の5’末端と、
    前記塩基配列B2の3’末端とを、リガーゼにより結合
    するステップと、 (3) 前記ハイブリッド形成した2本鎖を熱変性するステ
    ップと、 (4) 前記熱変性したポリヌクレオチド複合物と、 前記塩基配列A1からなるポリヌクレオチドと、 前記塩基配列A2からなるポリヌクレオチドとを連結部
    を介して連結してなるプローブAとハイブリッド形成す
    るステップと、 (5) 前記プローブAの前記塩基配列A1の3’末端と、
    前記塩基配列A2の5’末端とをリガーゼにより結合す
    るステップと、 (6) 前記ハイブリッド形成した2本鎖を熱変性するステ
    ップと、 (7) 前記熱変性したポリヌクレオチド複合物と、 前記プローブB、又は前記プローブAとハイブリッド形
    成するステップと、 (8) 前記プローブBの前記塩基配列B1の5’末端と、
    前記塩基配列B2の3’末端とを、 又は前記プローブAの前記塩基配列A1の3’末端と、
    前記塩基配列A2の5’末端とを、リガーゼにより結合
    するステップと、 (9) 前記ステップ(6)〜(8)を繰返すことを特徴とする塩
    基配列増幅方法。
  3. 【請求項3】 前記連結部の一部が、少なくともポリヌ
    クレオチドまたはヘキサエチレングリコールであること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の塩基
    配列増幅方法。
  4. 【請求項4】 前記連結部が、少なくとも塩基配列A1
    A2の1.2倍〜3倍の核酸塩基を有するポリヌクレオ
    チドであることを特長とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の塩基配列増幅方法。
  5. 【請求項5】 前記プローブAの連結部が、前記塩基配
    列A1の5’末端と、前記塩基配列A2の3’末端で前
    記連結部を介して連結されていること、または前記プロ
    ーブBの連結部が、前記塩基配列B1の3’末端と、前
    記塩基配列B2の5’末端で前記連結部を介して連結さ
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の塩基配列増幅方法。
  6. 【請求項6】 前記ポリヌクレオチド複合物において、
    前記1本鎖被検体ポリヌクレオチドが、前記リガーゼに
    よる結合反応により形成したプローブBの環状構造を介
    して該プローブBと連繋されてなることを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の塩基配列増幅方法。
  7. 【請求項7】 前記増幅生産物において、前記1本鎖被
    検体ポリヌクレオチドが、前記リガーゼによる結合反応
    により形成したプローブAの環状構造と、前記リガーゼ
    による結合反応により形成した環状構造を有する前記プ
    ローブBの該環状構造を介して該プローブAと連繋され
    てなることを特徴とする請求項1または2に記載の塩基
    配列増幅方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の前記塩
    基増幅方法に基づき生成される増幅生産物を検出するこ
    とを特徴とする塩基配列検出方法。
  9. 【請求項9】 前記塩基配列検出方法において、ラベル
    化した前記プローブAまたはラベル化したプローブBを
    用いることを特徴とする請求項8に記載の塩基配列検出
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ラベル化が、放射線同位元素、蛍
    光色素、ジゴキシゲニン、またはビオチンによることを
    特徴とする請求項9に記載の塩基配列検出方法。
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