JP2809581B2 - 揚水発電電動機の制御装置 - Google Patents

揚水発電電動機の制御装置

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JP2809581B2
JP2809581B2 JP5298509A JP29850993A JP2809581B2 JP 2809581 B2 JP2809581 B2 JP 2809581B2 JP 5298509 A JP5298509 A JP 5298509A JP 29850993 A JP29850993 A JP 29850993A JP 2809581 B2 JP2809581 B2 JP 2809581B2
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慎司 城地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変速揚水発電設備
における揚水始動モード等の揚水発電電動機の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の揚水発電電動機の制御装置の構成
について図11を参照しながら説明する。図11は、従
来の揚水発電電動機の制御装置の構成を示す図である。
【0003】図11において、1は巻線形誘導発電機で
ある揚水発電電動機、2は揚水発電電動機1に電力を供
給して速度制御(交流励磁)する電力変換器、3は電力
変換器2と送電系統間に接続された入力変圧器である。
また、4は送電系統と揚水発電電動機1の1次側との接
続を入/切するためのしゃ断器、5は揚水発電電動機1
の1次側を短絡する3相短絡器、6は3相短絡器5と揚
水発電電動機1の1次側との接続を入/切するためのし
ゃ断器である。7は揚水発電電動機1のロータの回転速
度を検出する回転速度検出器である。
【0004】また、図11において、10は電力変換器
2の出力電流を検出する電流検出器、11は上記出力電
流をd軸(無効分)、q軸(有効分)電流に変換する3
φ/2φ変換器、12は速度基準信号(ωr*)を発生
する速度基準発生器、13は揚水発電電動機1の始動時
の制御を行うベクトル制御器、14はベクトル制御器1
3の出力ωによりV/Fパターン信号を発生するV/F
パターン発生器、15はd軸電圧基準設定器、16及び
17はベクトル制御時に端子1側、V/F制御時に端子
2側に切替える切替スイッチ、18は2φ/3φ変換
器、19は2φ/3φ変換器18の出力信号(Vu
v,Vw)を入力してPWMパルスを出力するPWMパ
ルス発生器である。
【0005】さらに、図11において、20は(速度基
準信号ωr*−回転速度ωr)を演算する減算器、21
は速度コントローラ(SC)、22は(iqref−i
qfb)を演算する減算器、23はq軸電流コントロー
ラ(CCq)である。また、24は磁束基準信号(φ
*)を発生する磁束基準発生器、25は(磁束基準信号
φ*−φfb)を演算する減算器、26は磁束コントロ
ーラ(φC)、27は(idref−idfb)を演算
する減算器、28はd軸電流コントローラ(CCd)で
ある。また、29は回転速度ωrを積分して回転角θr
を得る積分器(1/S)、30は(θ=θr+θs)を
演算する加算器である。また、31はidfbを入力し
てφfbを出力する磁束演算器、32及び33は切替ス
イッチ、34はすべり周波数演算器、35はωsを積分
してθsを得る積分器(1/S)、36は(ω=ωs+
ωr)を演算する加算器である。
【0006】つぎに、前述した従来の揚水発電電動機の
制御装置の動作について説明する。揚水発電電動機1を
揚水始動する時は、しゃ断器4を開とし、しゃ断器6を
閉にして3相短絡器5に揚水発電電動機1の1次側回路
を接続して短絡状態とする。このことによって揚水発電
電動機1は2次側回路より見た誘導電動機とすることが
できる。
【0007】ここで、回転速度検出器7からの回転速度
ωrと、電力変換器2の出力電流を検出する電流検出器
10の出力I2fbを3φ/2φ変換器11により変換
したq軸フィードバック電流(iqfb)及びd軸フィ
ードバック電流(idfb)と、速度基準発生器12に
より発生した速度基準信号ωr*とに基づき、ベクトル
制御器13は電力変換器2をベクトル制御することによ
り揚水発電電動機1を速度制御し加速する。この時、切
替スイッチ16及び17は端子1側となっている。
【0008】また、ベクトル制御器13内の切替スイッ
チ32及び33も端子1側となっており、q軸フィード
バック電流(iqfb)と、磁束演算器31によるd軸
フィードバック電流(idfb)の演算結果であるフィ
ードバック磁束(φfb)とに基づき、すべり周波数演
算器34はすべり周波数ωsを演算する。本ベクトル制
御については既知の方式であり説明を省略する。
【0009】そして、電力変換器2の制御は、ベクトル
制御器13の出力Vqref及びVdrefと、電力変
換器2のインバータ部の周波数を決定するθとに基づ
き、2φ/3φ変換器18によって3相電圧基準信号
(Vu,Vv,Vw)を演算し、その電圧基準信号に従っ
てPWMパルス発生器19によって電力変換器2のイン
バータ部の電力半導体素子のON/OFF信号であるP
WMパルスを発生し、実施している。
【0010】つづいて、揚水発電電動機1の回転速度ω
rが上昇し、高い励磁電圧が必要となるときには、切替
スイッチ16を端子1側から端子2側に切り替えVqr
efをV/Fパターン発生器14からの値とし、かつ、
切替スイッチ17を端子1側から端子2側に切り替えV
drefをd軸電圧基準(Vdref)設定器15の設
定値とするV/F制御に前述したベクトル制御から切り
替える。
【0011】また、このときベクトル制御器13内の切
替スイッチ32及び33を端子1側から端子2側に切り
替え、すべり周波数演算器34に用いるq軸電流を速度
コントローラ(SC)21の出力iqrefとし、また
磁束をフィードバック回転速度ωrから磁束基準発生器
(φ*)24によって演算されるφrefとすることに
より、V/F制御、ワンパルスPWM状態で安定したす
べり周波数ωs演算が可能となる。これによって式ω=
ωr+ωsによりV/Fパターン発生器14によってq
軸電圧基準信号を発生する。この時、d軸電圧基準設定
器15のd軸電圧基準Vdrefは零とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
揚水発電電動機の制御装置では、揚水始動モードにおけ
る揚水始動初期のベクトル制御領域から揚水発電電動機
の回転数の高い領域でのV/F制御に切替える時、及び
揚水始動モードにおける上記V/F制御から揚水運転モ
ード又は発電運転モード制御に切替える時に制御モード
(電圧基準)が不連続に切替わるため、切替時に揚水発
電電動機1にショックを与えるという問題点があった。
また、揚水始動モードから揚水運転モードに切替える
際、揚水発電電動機1の1次側を短絡するためのしゃ断
器6に直流が例えば6秒程度流れ、上記しゃ断器6を解
放できないという問題点があった。
【0013】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、揚水発電電動機始動時の揚水発電
電動機のフィードバック電流を用いたベクトル制御から
V/F制御に切り替える際、ショックレスに切り替える
ことができる揚水発電電動機の制御装置を得ることを目
的とする。
【0014】また、この発明は、前述した問題点を解決
するためになされたもので、揚水始動モードから揚水運
転モードに切替える際、揚水発電電動機の1次側に流れ
る直流電流を安定に零にすることができる揚水発電電動
機の制御装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る揚水発電電動機の制御装置は、次に掲げる手段を備え
たものである。 〔1〕 揚水発電電動機の回転速度を検出する回転速度
検出器。 〔2〕 電力変換器の出力電流を検出する電流検出器。 〔3〕 速度基準信号を発生する速度基準発生器。 〔4〕 揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、
電流検出器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電
力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記
揚水発電電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁
束基準発生器から発生された磁束基準信号に基づいてす
べり周波数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパ
ターン信号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて
前記電力変換器をV/F制御する制御手段。 そして、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V/
F制御に切り替えるときにはランプ回路によって前記速
度基準信号を徐々に切り替えるものである。
【0016】この発明の請求項2に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときにはランプ回路に
よって前記磁束基準信号を徐々に切り替えるものであ
る。
【0017】この発明の請求項3に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときにはランプ回路に
よって前記V/Fパターン信号を徐々に切り替えるもの
である。
【0018】この発明の請求項4に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときにはランプ回路に
よって前記d軸電圧基準信号を徐々に切り替えるもので
ある。
【0019】この発明の請求項5に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときにはリミッタ回路
によって前記速度基準信号を徐々にしぼるものである。
【0020】この発明の請求項6に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときにはリミッタ回路
によって前記V/Fパターン信号を徐々にしぼるもので
ある。
【0021】この発明の請求項7に係る揚水発電電動機
の制御装置は、主要な手段として、揚水始動モードの初
期は前記回転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生
器の出力に基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、
前記揚水始動モードの前記揚水発電電動機の高回転時に
は前記速度基準信号及び磁束基準発生器から発生された
磁束基準信号に基づいてすべり周波数を求め、このすべ
り周波数に従ったV/Fパターン信号及び設定されたd
軸電圧基準信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御
する制御手段を備え、前記制御手段は前記ベクトル制御
から前記V/F制御に切り替えるときには先に第1のリ
ミッタ回路によって前記速度基準信号を徐々にしぼり、
次に第2のリミッタ回路によって前記V/Fパターン信
号を徐々にしぼるものである。
【0022】
【作用】この発明の請求項1に係る揚水発電電動機の制
御装置においては、制御手段により、ベクトル制御から
すべり周波数制御形V/F制御に切り替える時、速度基
準信号(トルク電流)にショックを与えることなく切り
替えることが可能となる。
【0023】この発明の請求項2に係る揚水発電電動機
の制御装置においては、制御手段により、ベクトル制御
からすべり周波数制御形V/F制御に切り替える時、磁
束基準信号にショックを与えることなく切り替えること
が可能となる。
【0024】この発明の請求項3に係る揚水発電電動機
の制御装置においては、制御手段により、ベクトル制御
からすべり周波数制御形V/F制御に切り替える時、V
/Fパターン信号(出力電圧)にショックを与えること
なく切り替えることが可能となる。
【0025】この発明の請求項4に係る揚水発電電動機
の制御装置においては、制御手段により、ベクトル制御
からすべり周波数制御形V/F制御に切り替えるる時、
d軸電圧基準信号(出力電圧)にショックを与えること
なく切り替えることが可能となる。
【0026】この発明の請求項5に係る揚水発電電動機
の制御装置は、制御手段により、揚水始動モードから揚
水運転モードに切り替える時、有効電力分を零にして切
り替えるため安定した切替(Gate OFF) が可能となる。
【0027】この発明の請求項6に係る揚水発電電動機
の制御装置は、制御手段により、揚水始動モードから揚
水運転モードに切り替える時、インバータ電流を安定に
零にすることが可能となる。
【0028】この発明の請求項7に係る揚水発電電動機
の制御装置は、制御手段により、揚水始動モードから揚
水運転モードに切り替える時、インバータq軸電流とd
軸電流を安定にしぼることが可能となり、揚水発電電動
機の1次側に流れる直流電流を安定に零にすることが可
能となる。
【0029】
【実施例】実施例1.この発明の実施例1の構成につい
て図1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実
施例1の構成を示す図であり、揚水発電電動機1〜回転
速度検出器7、電流検出器10〜加算器36は上述した
従来装置のものと同様である。なお、各図中、同一符号
は同一又は相当部分を示す。
【0030】図1において、1は揚水発電電動機、2は
揚水発電電動機1に電力を供給する電力変換器、3は電
力変換器2と送電系統間に接続された入力変圧器であ
る。また、4は送電系統と揚水発電電動機1の1次側と
の接続を入/切するためのしゃ断器、5は揚水発電電動
機1の1次側を短絡する3相短絡器、6は3相短絡器5
と揚水発電電動機1の1次側との接続を入/切するため
のしゃ断器である。7は揚水発電電動機1のロータの回
転速度を検出する回転速度検出器である。
【0031】また、図1において、10は電力変換器2
の出力電流を検出する電流検出器、11は上記出力電流
をd軸(無効分)、q軸(有効分)電流に変換する3φ
/2φ変換器、12は速度基準信号(ωr*)を発生す
る速度基準発生器、13は揚水発電電動機1の始動時の
制御を行うベクトル制御器、14はベクトル制御器13
の出力ωによりV/Fパターン信号を発生するV/Fパ
ターン発生器、15はd軸電圧基準設定器、16及び1
7はベクトル制御時に端子1側、V/F制御時に端子2
側に切替える切替スイッチ、18は2φ/3φ変換器、
19は2φ/3φ変換器18の出力信号(Vu,Vv,V
w)を入力してPWMパルスを出力するPWMパルス発
生器である。
【0032】さらに、図1において、20は(速度基準
信号ωr*−回転速度ωr)を演算する減算器、21は
速度コントローラ(SC)、22は(iqref−iq
fb)を演算する減算器、23はq軸電流コントローラ
(CCq)である。また、24は磁束基準信号(φ*)
を発生する磁束基準発生器、25は(磁束基準信号φ*
−φfb)を演算する減算器、26は磁束コントローラ
(φC)、27は(idref−idfb)を演算する
減算器、28はd軸電流コントローラ(CCd)であ
る。また、29は回転速度ωrを積分して回転角θrを
得る積分器(1/S)、30は(θ=θr+θs)を演
算する加算器である。また、31はidfbを入力して
φfbを出力する磁束演算器、32及び33は切替スイ
ッチ、34はすべり周波数演算器、35はωsを積分し
てθsを得る積分器(1/S)、36は(ω=ωs+ω
r)を演算する加算器である。
【0033】また、図1において、40は速度コントロ
ーラ21と切替スイッチ33の端子2の間に接続され、
積分要素をもつランプ回路(diq/dt回路)であ
る。
【0034】ところで、この発明の請求項1に係る回転
速度検出器は、この実施例1では回転速度検出器7に相
当し、この発明の請求項1に係る電流検出器は、この実
施例1では電流検出器10に相当し、この発明の請求項
1に係る速度基準発生器は、この実施例1では速度基準
発生器12に相当し、この発明の請求項1に係る制御手
段は、この実施例1では3φ/2φ変換器11〜加算器
36、及びランプ回路40から構成されている。
【0035】つぎに、前述した実施例1の動作について
説明する。揚水発電電動機1を揚水始動する時は、しゃ
断器4を開とし、しゃ断器6を閉にして3相短絡器5に
揚水発電電動機1の1次側回路を接続して短絡状態とす
る。このことによって揚水発電電動機1は2次側回路よ
り見た誘導電動機とすることができる。
【0036】ここで、回転速度検出器7からの回転速度
ωrと、電力変換器2の出力電流を検出する電流検出器
10の出力I2fbを3φ/2φ変換器11により変換
したq軸フィードバック電流(iqfb)及びd軸フィ
ードバック電流(idfb)と、速度基準発生器12に
より発生した速度基準信号ωr*とに基づき、ベクトル
制御器13は電力変換器2をベクトル制御することによ
り揚水発電電動機1を速度制御し加速する。この時、切
替スイッチ16及び17は端子1側となっている。
【0037】また、ベクトル制御器13内の切替スイッ
チ32及び33も端子1側となっており、q軸フィード
バック電流(iqfb)と、磁束演算器31によるd軸
フィードバック電流(idfb)の演算結果であるフィ
ードバック磁束(φfb)とに基づき、すべり周波数演
算器34はすべり周波数ωsを演算する。本ベクトル制
御については既知の方式であり説明を省略する。
【0038】そして、電力変換器2の制御は、ベクトル
制御器13の出力Vqref及びVdrefと、電力変
換器2のインバータ部の周波数を決定するθとに基づ
き、2φ/3φ変換器18によって3相電圧基準
(Vu,Vv,Vw)を演算し、その電圧基準に従ってP
WMパルス発生器19によって電力変換器2のインバー
タ部の電力半導体素子のON/OFF信号であるPWM
パルスを発生し、実施している。
【0039】つづいて、回転速度検出器7の検出に基づ
いて、揚水発電電動機1の回転速度が上昇し、高い励磁
電圧が必要となるときには、切替スイッチ16を端子1
側から端子2側に切り替えVqrefをV/Fパターン
発生器14からの値とし、かつ、切替スイッチ17を端
子1側から端子2側に切り替えVdrefをd軸電圧基
準(Vdref)設定器15の設定値とするV/F制御
にベクトル制御から切り替える。
【0040】また、このときベクトル制御器13内の切
替スイッチ32及び33を端子1側から端子2側に切り
替え、すべり周波数演算器34に用いるq軸電流をラン
プ回路40の出力とし、すなわち、切り替える直前まで
用いていたiqfb値をこのランプ回路40の初期値
(目標値)として切替後に用いるiqref値に合うま
でランプ回路40によってゆるやかに追従させる出力と
し、また磁束を回転速度フィードバックωrから磁束基
準発生器(φ*)24によって演算されるφrefとす
ることにより、V/F制御、ワンパルスPWM状態で安
定したすべり周波数ωs演算が可能となる。これによっ
て式ω=ωr+ωsによりV/Fパターン発生器14に
よってq軸電圧基準を発生する。
【0041】つまり、上述した従来装置ではベクトル制
御からすべり周波数制御形V/F制御に切り替えるとき
に、切替スイッチ33をダイレクトに端子2側に切り替
える方式としたが、この実施例1は、図1に示すよう
に、従来装置の構成に比べて速度コントローラ(SC)
21と切替スイッチ33の端子2側の間に新たにランプ
回路(diq/dt回路)40を設けたものである。切
り替える直前まで用いていたiqfb値をこのランプ回
路40の初期値として切替後に用いるiqref値に合
うまでランプ回路40によってゆるやかに追従させるこ
とによってショックレスに切り替えることが可能とな
る。
【0042】実施例2.また、前述した実施例1ではベ
クトル制御からすべり周波数制御形V/F制御に切り替
えるときに、切替スイッチ32をダイレクトに端子2側
に切り替える方式としたが、この実施例2は、図2に示
すように、実施例1の構成に比べて磁束基準発生器(φ
*)24と切替スイッチ32の端子2側の間に新たにラ
ンプ回路(dφ/dt回路)41を設けたものである。
切り替える直前まで用いていた磁束演算器31の出力φ
fb値をこのランプ回路41の初期値として切替後に用
いるφrefに合うまでランプ回路41によってゆるや
かに追従させることによって急な磁束変化を避けショッ
クレスに切り替えることが可能となる。
【0043】実施例3.さらに、前述した実施例2では
ベクトル制御からすべり周波数制御形V/F制御に切り
替えるときに、切替スイッチ16ををダイレクトに端子
2側に切り替える方式としたが、この実施例3は、図3
に示すように、実施例2の構成に比べてV/Fパターン
発生器14と切替スイッチ16の端子2側の間にランプ
回路(dV/dt回路)42を設けたものである。切り
替える直前まで用いていたVqref値をこのランプ回
路42の初期値として切替後に用いるV/Fパターン値
に合うまでランプ回路42によってゆるやかに追従させ
ることによって急なq軸電圧変化を避けショックレスに
切り替えることが可能となる。
【0044】実施例4.また、前述した実施例3ではベ
クトル制御からすべり周波数制御形V/F制御に切り替
えるときに、切替スイッチ17ををダイレクトに端子2
側に切り替える方式としたが、この実施例4は、図4に
示すように、実施例3の構成に比べてd軸電圧基準設定
器15と切替スイッチ17の端子2側の間にランプ回路
(dVd/dt回路)43を設けたものである。切り替
える直前まで用いていたVdref値をこのランプ回路
43の初期値として切替後に用いるd軸電圧基準設定器
15の出力値に合うまでランプ回路43によってゆるや
かに追従させることによって急なd軸電圧変化を避けシ
ョックレスに切り替えることが可能となる。
【0045】実施例5.さらに、前述した実施例4では
V/F制御による揚水始動モード運転から、揚水運転モ
ードに切り替えるときに、図6(a)及び(b)に示す
ように、瞬時にiqrefを零(ゼロ)とすることによ
りωs=0として、図6(d)に示すように電力変換器
2をOFFしていた。このため電力変換器2を通過して
いた揚水発電電動機1の駆動エネルギーが瞬時に零とな
り、このエネルギーが、例えば電力変換器2が直流回路
を持ったインバータ/コンバータから構成される電圧形
インバータである場合に、直流電圧Edが図6(c)に
示すように上昇し、しかも揚水発電電動機1の3相短絡
器5によって短絡された1次側回路に、図6(e)に示
すように、直流電流i1がタイミングt3からT時間流れ
続け、しゃ断器6を開とすることができないという問題
点があった。
【0046】このため、この実施例5は、図5に示すよ
うに、実施例4の構成に比べて速度コントローラ(S
C)21の出力側に新たにリミッタ回路44を設け、電
力変換器2のOFF前に、図7(a)に示すように、i
qrefを徐々にしぼり、この結果、図7(b)に示す
ように、ωsを徐々に小さくすることにより、トルク分
電流を零とすることが可能となり、図7(c)に示すよ
うに、直流電圧Edの上昇を防ぐことが可能となる。ま
た、電力変換器2のOFF時の上記直流電流i1の通流
期間T及び大きさも、このことによりOFF時励磁電流
分のみが残留しているだけであり小さくすることが可能
となる。
【0047】実施例6.また、前述した実施例5ではリ
ミッタ回路44によってiqrefを徐々にしぼりトル
ク分電流を零とし、直流電圧Ed等の上昇を防ぐ効果を
持っていたが、励磁電流分を零とすることはできなかっ
た。この実施例6は、図8に示すように、実施例5の構
成に比べてV/Fパターン発生器14の出力側に新たに
リミッタ回路45を設けたものである。
【0048】図9に示すように、V/F(Vqref)
パターン信号をリミッタ回路45によって徐々にしぼり
込むことによって、図9(d)に示すように、電力変換
器2のインバータ電流を完全にしぼり込むことが可能と
なった。また、図9(a)、(b)及び(d)のA(遅
い)及びB(早い)に示すように、V/Fパターン信号
のしぼり込みの速さを変えることにより、直流電圧Ed
の上昇の度合やインバータ電流の変動の大きさも調整す
ることが可能となる。
【0049】実施例7.さらに、前述した実施例6では
リミッタ回路44及び45によってトルク分電流と励磁
電流分を同時にしぼり込むため、図9(b)及び(d)
に示すように、直流電圧Ed等の大きな上昇、インバー
タ電流の大きな変動等が生じた。このため、この実施例
7は、図10に示すように、実施例5と実施例6の動作
を組み合わせ、第1にリミッタ回路44によってiqr
efを徐々にしぼり込み、トルク分電流を零とする。こ
のときωs=0となるためω=ωr+ωsよりω=ωr
となり、ωが小さくなるので、図10(f)に示すよう
に、3相短絡器5によって短絡された揚水発電電動機1
の1次側回路の直流電流i1がタイミングt1〜t2の期
間で多少小さくなる。
【0050】次に、トルク分電流を零にしてから、第2
にリミッタ回路45によってV/Fパターン信号を徐々
にしぼり、励磁電流分を零とする。このため、図10
(d)に示すように、直流電圧Edの上昇やインバータ
電流の大きな変動を生じず、また、揚水発電電動機1の
1次側回路に流れる直流電流i1を発生せずに(最小
に)電力変換器2のOFFをすることが可能となり、し
ゃ断器6を確実に解放することが可能となった。
【0051】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る揚水発電電動
機の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機
の回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の
出力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生
する速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回
転速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に
基づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始
動モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度
基準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信
号に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に
従ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準
信号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記
V/F制御に切り替えるときにはランプ回路によって前
記速度基準信号を徐々に切り替えるので、ベクトル制御
からV/F制御に切り替える際にショックレスに速度基
準信号(q軸電流)に関する制御を行うことができると
いう効果を奏する。
【0052】この発明の請求項2に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときにはランプ回路によって前記
磁束基準信号を徐々に切り替えるので、ベクトル制御か
らV/F制御に切り替える際にショックレスに磁束基準
信号(磁束演算)に関する制御を行うことができるとい
う効果を奏する。
【0053】この発明の請求項3に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときにはランプ回路によって前記
V/Fパターン信号を徐々に切り替えるので、ベクトル
制御からV/F制御に切り替える際にショックレスにV
/Fパターン信号に関する制御を行うことができるとい
う効果を奏する。
【0054】この発明の請求項4に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときにはランプ回路によって前記
d軸電圧基準信号を徐々に切り替えるので、ベクトル制
御からV/F制御に切り替える際にショックレスにd軸
電圧基準信号に関する制御を行うことができるという効
果を奏する。
【0055】この発明の請求項5に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときにはリミッタ回路によって前
記速度基準信号を徐々にしぼるので、揚水始動モードか
ら揚水運転モードに切り替える時、電力変換器の停止の
際、速度基準信号(有効分電流(トルク分電流))を零
にして電力変換器を安定にOFFできるという効果を奏
する。
【0056】この発明の請求項6に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときにはリミッタ回路によって前
記V/Fパターン信号を徐々にしぼるので、揚水始動モ
ードから揚水運転モードに切り替える時、電力変換器の
停止の際、トルク分電流及び励磁電流分を零とすること
ができ、電力変換器を安定にOFFできるという効果を
奏する。
【0057】この発明の請求項7に係る揚水発電電動機
の制御装置は、以上説明したとおり、揚水発電電動機の
回転速度を検出する回転速度検出器と、電力変換器の出
力電流を検出する電流検出器と、速度基準信号を発生す
る速度基準発生器と、揚水始動モードの初期は前記回転
速度検出器、電流検出器及び速度基準発生器の出力に基
づいて前記電力変換器をベクトル制御し、前記揚水始動
モードの前記揚水発電電動機の高回転時には前記速度基
準信号及び磁束基準発生器から発生された磁束基準信号
に基づいてすべり周波数を求め、このすべり周波数に従
ったV/Fパターン信号及び設定されたd軸電圧基準信
号に基づいて前記電力変換器をV/F制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は前記ベクトル制御から前記V
/F制御に切り替えるときには先に第1のリミッタ回路
によって前記速度基準信号を徐々にしぼり、次に第2の
リミッタ回路によって前記V/Fパターン信号を徐々に
しぼるので、揚水始動モードから揚水運転モードに切り
替える時、まず先にトルク分電流を零とし、次に励磁電
流分を零にすることが可能となり電力変換器を安定にO
FFできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例2の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施例3の構成を示す図である。
【図4】この発明の実施例4の構成を示す図である。
【図5】この発明の実施例5の構成を示す図である。
【図6】この発明の実施例4の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】この発明の実施例5の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図8】この発明の実施例6の構成を示す図である。
【図9】この発明の実施例6の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図10】この発明の実施例7の動作を示すタイミング
チャートである。
【図11】従来の揚水発電電動機の制御装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 揚水発電電動機 2 電力変換器 3 入力変圧器 4 しゃ断器 5 3相短絡器 6 しゃ断器 7 回転速度検出器 10 電流検出器 11 3φ/2φ変換器 12 速度基準発生器 13 ベクトル制御器 14 V/Fパターン発生器 15 d軸電圧基準設定器 16 切替スイッチ 17 切替スイッチ 18 2φ/3φ変換器 19 PWMパルス発生器 40、41、42、43 ランプ回路 44、45 リミッタ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−73889(JP,A) 特開 昭63−262100(JP,A) 特開 平2−111297(JP,A) 特開 平2−111300(JP,A) 特開 昭63−43599(JP,A) 特開 平5−284798(JP,A) 特開 平6−245598(JP,A) 特開 平6−351271(JP,A) 特開 平7−7995(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 1/00 - 1/52 H02P 5/28 - 5/415 H02P 7/36 - 7/635 H02P 9/00 - 9/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはランプ回路によって前記速度基準信号を徐々に切
    り替えることを特徴とする揚水発電電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはランプ回路によって前記磁束基準信号を徐々に切
    り替えることを特徴とする揚水発電電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはランプ回路によって前記V/Fパターン信号を徐
    々に切り替えることを特徴とする揚水発電電動機の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはランプ回路によって前記d軸電圧基準信号を徐々
    に切り替えることを特徴とする揚水発電電動機の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはリミッタ回路によって前記速度基準信号を徐々に
    しぼることを特徴とする揚水発電電動機の制御装置。
  6. 【請求項6】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きにはリミッタ回路によって前記V/Fパターン信号を
    徐々にしぼることを特徴とする揚水発電電動機の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 揚水発電電動機の回転速度を検出する回
    転速度検出器、電力変換器の出力電流を検出する電流検
    出器、速度基準信号を発生する速度基準発生器、並びに
    揚水始動モードの初期は前記回転速度検出器、電流検出
    器及び速度基準発生器の出力に基づいて前記電力変換器
    をベクトル制御し、前記揚水始動モードの前記揚水発電
    電動機の高回転時には前記速度基準信号及び磁束基準発
    生器から発生された磁束基準信号に基づいてすべり周波
    数を求め、このすべり周波数に従ったV/Fパターン信
    号及び設定されたd軸電圧基準信号に基づいて前記電力
    変換器をV/F制御する制御手段を備え、前記制御手段
    は前記ベクトル制御から前記V/F制御に切り替えると
    きには先に第1のリミッタ回路によって前記速度基準信
    号を徐々にしぼり、次に第2のリミッタ回路によって前
    記V/Fパターン信号を徐々にしぼることを特徴とする
    揚水発電電動機の制御装置。
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