JP2809286B2 - ケーブルのクランプ装置 - Google Patents

ケーブルのクランプ装置

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JP2809286B2
JP2809286B2 JP2405463A JP40546390A JP2809286B2 JP 2809286 B2 JP2809286 B2 JP 2809286B2 JP 2405463 A JP2405463 A JP 2405463A JP 40546390 A JP40546390 A JP 40546390A JP 2809286 B2 JP2809286 B2 JP 2809286B2
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JP
Japan
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slit
rib
cover
flat cable
cable
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JP2405463A
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広光 藤山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダーカーペット配
線システムにおける、電話、データ等の通信用のフラッ
トケーブルを立ち上げ配線を行う場合に用いるケーブル
のクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーペットの裏面に配線されているケー
ブルをクランプ材を介してカーペット上面へ立ち上げ配
線するアンダーカーペット配線システムにおいて、電
話、データ等の通信用のフラットケーブルは、床面より
直接立ち上げられ、各種OA機器に接続されるようにな
っており、従来では次のような方法が採られていた。
【0003】すなわち、図3に示すように、床面にはカ
ーペット1が敷設されており、このカーペット1の下面
にフラットケーブル2が配線されている。そして、断面
略コ字型の簡単な構成のクランプ材3を使用し、フラッ
トケーブル2を立ち上げていた。クランプ性能は主に床
面への粘着テープで行っている。図4は他の従来例を示
し、2つのクランプ材4,5をネジ6等で締めて、フラ
ットケーブル2をクランプする方法である。尚、クラン
プ材4は、床面下のL型の取付台7を介して設けられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3の場合、構造が簡
単であるが、クランプ力が弱く、また、施工状況に大き
く左右されるという点で問題がある。また、図4の場
合、ネジ6を使うため、どんな厚みのケーブルにも対応
できるが、その分、2つのクランプ材4,5の突き合わ
せ部がケーブルの違いにより、隙間があいたりして、美
観上好ましくない。また、施工に手間がかかるという問
題があった。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みて提供したもの
であって、ケーブルの立ち上げ部などのクランプを、容
易且つ確実に行い、また、各厚みの違うケーブルにも対
応できることを目的としたケーブルのクランプ装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボディとカバ
ーとでクランプ材を構成し、ボディとカバーとを組み合
わせた状態でフラットケーブルを挿通するスリットを形
成し、このスリット内に突出するリブをボディ及びカバ
ーに段違いに夫々形成し、各リブをスリットの幅方向の
略中央部に設けると共にリブの両端がスリットの表面よ
り突出するようにリブのスリットの幅方向での長さをス
リットの幅方向の寸法よりも短く形成したものである。
【0007】
【作 用】而して、ボデイ及びカバーからスリット内に
段違いに突出形成したリブを、ケーブルに当接してクラ
ンプし、ケーブルがうねるように通して、床面上へ立ち
上げるようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2に示すように、本クランプ材9はボ
デイ10とカバー15との2つの部材で構成され、ボデ
イ10及びカバー15の対向面の中央部分には上下に開
口面を有する凹所11,16が凹設されている。
【0009】ボディ10及びカバー15を組み合わせた
状態で両凹所11,16により、フラットケーブル2を
挿通して立ち上げ配線するスリット20が形成されるよ
うになっている。そして、ボディ10及びカバー15の
凹所11,16の面からスリット20に突出するように
リブ12,17が段違いとなるように夫々形成されてい
る。このリブ12,17は図1(a)に示すように、ス
リット20の幅方向の略中央部に設けてあり、またリブ
12,17のスリット20の幅方向での長さをスリット
20の幅方向の寸法よりも短く形成して、リブ12,1
7の両端がスリット20を構成する凹所11,16の表
面より突出するようにしてある。
【0010】尚、ボデイ10及びカバー15はネジ或い
は凹凸嵌合により組み合わされ、また、カバー15の下
面にはL型の取付台21が形成してある。而して、床面
のカーペット下から出てきたフラットケーブル2は図1
に示すように、夫々のリブ12,17間をうねるように
通り、床面上へ立ち上げられる。この時、フラットケー
ブル2はリブ12,17に当たり、フラットケーブル2
のコシの強さによりクランプされることになる。
【0011】リブ12,17は段違いとなっているた
め、各フラットケーブル2の厚さの違いは、フラットケ
ーブル2のうねりの大きさの違いとなり、クランプ力に
違いは出るが、ある一定範囲をもってフラットケーブル
2をクランプすることができるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、ボディとカバー
とでクランプ材を構成し、ボディとカバーとを組み合わ
せた状態でフラットケーブルを挿通するスリットを形成
し、このスリット内に突出するリブをボディ及びカバー
に段違いに夫々形成したものであるから、ボディ及びカ
バーからスリット内に段違いに突出形成したリブを、フ
ラットケーブルに当接してクランプし、フラットケーブ
ルがうねるように通して、床面上へ立ち上げるようにし
ているものであり、そのため、従来と異なり、クランプ
力が施工の状態に左右されず、性能が安定するものであ
り、また、ネジを使わないワンタッチクランプの場合で
も、充分なクランプ性能を有することができ、更には、
クランプできるフラットケーブルが、ある範囲をもって
可能であり(ケーブル厚み、ケーブル硬さ)、また、ボ
ディとカバーの突き合わせ部はクランプするフラットケ
ーブルが違っても一定であるため、施工後の美観に優れ
るという効果を奏するものである。また、各リブをスリ
ットの幅方向の略中央部に設けると共にリブの両端がス
リットの表面より突出するようにリブのスリットの幅方
向での長さをスリットの幅方向の寸法よりも短く形成し
たものであるから、幅がスリットの幅方向とほぼ等しい
かやや小さい寸法のフラットケーブルをスリットに通す
にあたって、各リブはフラットケーブルの表面に幅方向
の中央部において食い込むことになって、リブによるフ
ラットケーブルのクランプ力が高まると共に、各リブの
幅方向の両端面がフラットケーブルの表面に当たってフ
ラットケーブルが幅方向に位置ずれしたりフラットケー
ブルが傾くように回転ずれしたりすることを防ぐ効果が
高まるものであり、さらにスリットの外方で結合される
ボディとカバーの結合部に対してボディとカバーのスリ
ットの部分の撓みが大きくとれ、フラットケーブルの厚
みの変化に対する対応範囲が広くなるという効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の実施例のクランプ材の
平面図及び断面図である。
【図2】(a)(b)はボデイの正面図、及びカバーの
要部正面図である。
【図3】従来例の施工状態を示す断面図である。
【図4】他の従来例の施工状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 フラットケーブル 9 クランプ材 10 ボデイ 12 リブ 15 カバー 17 リブ 20 スリット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−121906(JP,A) 実開 昭62−41319(JP,U) 実開 昭57−125585(JP,U) 実開 昭52−52700(JP,U) 実開 昭61−156273(JP,U) 実開 昭61−68623(JP,U) 実開 昭61−17780(JP,U) 実開 昭62−5689(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペットの裏面に配線されているフラ
    ットケーブルをクランプ材を介してカーペット上面へ立
    ち上げ配線するアンダーカーペット配線システムにおい
    て、ボディとカバーとでクランプ材を構成し、ボディと
    カバーとを組み合わせた状態でフラットケーブルを挿通
    するスリットを形成し、このスリット内に突出するリブ
    をボディ及びカバーに段違いに夫々形成し、各リブをス
    リットの幅方向の略中央部に設けると共にリブの両端が
    スリットの表面より突出するようにリブのスリットの幅
    方向での長さをスリットの幅方向の寸法よりも短く形成
    したことを特徴とするケーブルのクランプ装置。
JP2405463A 1990-12-25 1990-12-25 ケーブルのクランプ装置 Expired - Lifetime JP2809286B2 (ja)

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JPH04222413A JPH04222413A (ja) 1992-08-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5252700U (ja) * 1975-10-14 1977-04-15
JPS57125585U (ja) * 1981-01-31 1982-08-05
JPS60121906A (ja) * 1983-11-30 1985-06-29 日立電線株式会社 フラットフロアケ−ブルを用いた配線システム
JPS60130497A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷し金具

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