JP2809243B2 - 共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ - Google Patents
共同式交換機端末用個別選択信号デコーダInfo
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- JP2809243B2 JP2809243B2 JP19222891A JP19222891A JP2809243B2 JP 2809243 B2 JP2809243 B2 JP 2809243B2 JP 19222891 A JP19222891 A JP 19222891A JP 19222891 A JP19222891 A JP 19222891A JP 2809243 B2 JP2809243 B2 JP 2809243B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は共同式交換機の加入者回
線に接続される端末装置に関し、特に、該端末装置に備
えられ、共同式交換機からの個別選択信号をデコードす
る個別選択信号デコーダに関する。
線に接続される端末装置に関し、特に、該端末装置に備
えられ、共同式交換機からの個別選択信号をデコードす
る個別選択信号デコーダに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、共同式交換機は、着信時に、同
一回線に接続された複数の端末装置の中の任意の１台を
選択するために、問題の端末装置に対応した周波数の正
弦波信号である個別選択信号を送出する。端末装置に
は、共同式交換機からの個別選択信号をデコードする個
別選択信号デコーダが備えられている。
一回線に接続された複数の端末装置の中の任意の１台を
選択するために、問題の端末装置に対応した周波数の正
弦波信号である個別選択信号を送出する。端末装置に
は、共同式交換機からの個別選択信号をデコードする個
別選択信号デコーダが備えられている。
【０００３】従来の個別選択信号デコーダは、アナログ
フィルタ回路により個別選択信号をデコードしている。
フィルタ回路により個別選択信号をデコードしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のデ
コーダではアナログフィルタ回路の出力値により個別選
択信号をデコードしているために以下の問題がある。
コーダではアナログフィルタ回路の出力値により個別選
択信号をデコードしているために以下の問題がある。
【０００５】（１）個別選択信号のレベルが大きい場
合、隣接する個別選択信号を誤ってデコードし、着信端
末装置以外の端末装置も着信状態になることがある。
合、隣接する個別選択信号を誤ってデコードし、着信端
末装置以外の端末装置も着信状態になることがある。
【０００６】（２）個別選択信号以外でもある程度のレ
ベルの信号が回線にのった場合端末装置が着信状態にな
ってしまうことがある（以後共鳴り現象と呼ぶ）。
ベルの信号が回線にのった場合端末装置が着信状態にな
ってしまうことがある（以後共鳴り現象と呼ぶ）。
【０００７】（３）端末装置の製造時にアナログフィル
タ部の調整作業が必要である。
タ部の調整作業が必要である。
【０００８】（４）アナログフィルタ部の精度が温度変
化や経年変化しやすい。
化や経年変化しやすい。
【０００９】（５）端末装置に対応する個別番号を変更
する際、アナログフィルタ部またはアナログフィルタ部
内のデバイスを交換しなければならない。
する際、アナログフィルタ部またはアナログフィルタ部
内のデバイスを交換しなければならない。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の個別選択信号デ
コーダは、交換機からの個別選択信号を波形整形して、
方形波とし、この信号の周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整
数）を表す周期表示信号を生成し、該周期表示信号が表
している前記周期のＮ倍に対応した個別番号を演算する
ことにより、従来方式の欠点である上記（１）〜（５）
の項目を解決している。
コーダは、交換機からの個別選択信号を波形整形して、
方形波とし、この信号の周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整
数）を表す周期表示信号を生成し、該周期表示信号が表
している前記周期のＮ倍に対応した個別番号を演算する
ことにより、従来方式の欠点である上記（１）〜（５）
の項目を解決している。
【００１１】即ち、本発明によれば、共同式交換機と、
該共同式交換機に接続された一つの回線（７）と、該回
線（７）に共通に接続され、互いに異なる複数の個別番
号がそれぞれ割り当てられている複数の端末装置とを、
有するシステムにおける前記複数の端末装置の各々に設
けられる共同式交換機端末用個別選択信号デコーダであ
って、前記共同式交換機から送出され、前記複数の端末
装置の一つに割り当てられた個別番号に対応する周波数
を有する正弦波信号である個別選択信号を波形整形し、
方形波の信号に変換する波形整形手段（１）と、該波形
整形手段（１）に接続され、前記方形波の信号から該方
形波の信号が持っている周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整
数）を表す周期表示信号を生成する周期表示信号生成手
段（２、３、及び４）と、該周期表示信号生成手段
（２、３、及び４）に接続され、前記周期表示信号に応
答して、前記周期のＮ倍に対応した個別番号を演算する
個別番号演算手段（５）とを有し、前記共同式交換機か
らの個別選択信号をディジタル回路でデコードすること
を特徴とする共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ
が得られる。
該共同式交換機に接続された一つの回線（７）と、該回
線（７）に共通に接続され、互いに異なる複数の個別番
号がそれぞれ割り当てられている複数の端末装置とを、
有するシステムにおける前記複数の端末装置の各々に設
けられる共同式交換機端末用個別選択信号デコーダであ
って、前記共同式交換機から送出され、前記複数の端末
装置の一つに割り当てられた個別番号に対応する周波数
を有する正弦波信号である個別選択信号を波形整形し、
方形波の信号に変換する波形整形手段（１）と、該波形
整形手段（１）に接続され、前記方形波の信号から該方
形波の信号が持っている周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整
数）を表す周期表示信号を生成する周期表示信号生成手
段（２、３、及び４）と、該周期表示信号生成手段
（２、３、及び４）に接続され、前記周期表示信号に応
答して、前記周期のＮ倍に対応した個別番号を演算する
個別番号演算手段（５）とを有し、前記共同式交換機か
らの個別選択信号をディジタル回路でデコードすること
を特徴とする共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ
が得られる。
【００１２】更に、本発明によれば、前記共同式交換機
端末用個別選択信号デコーダは、それが設けられた端末
装置に割り当てられた個別番号を予め設定する個別番号
設定手段（６）を、更に、有し、前記個別番号演算手段
（５）は、演算した個別番号が前記個別番号設定手段
（６）に設定された個別番号に一致した時、着信処理を
指示する制御信号（９）を出力するものであることを特
徴する上記共同式交換機端末用個別選択信号デコーダが
得られる。
端末用個別選択信号デコーダは、それが設けられた端末
装置に割り当てられた個別番号を予め設定する個別番号
設定手段（６）を、更に、有し、前記個別番号演算手段
（５）は、演算した個別番号が前記個別番号設定手段
（６）に設定された個別番号に一致した時、着信処理を
指示する制御信号（９）を出力するものであることを特
徴する上記共同式交換機端末用個別選択信号デコーダが
得られる。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１４】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。波形整形部１では加入者回線７から個別選択信号波
形（正弦波）を方形波に整形する。
る。波形整形部１では加入者回線７から個別選択信号波
形（正弦波）を方形波に整形する。
【００１５】波数カウント部２は、波形整形部１からの
方形波の立ち上がりエッジより波数をカウントする。換
言すると、波数カウント部２は、方形波の立ち上がりエ
ッジの数をカウントする。この際、波数カウント部２
は、方形波の立ち下がりエッジの数をカウントしても良
い。波数カウント部２は、それによって、所定周期の間
（図示の例では、６周期の間）アクティブとなる信号を
出力する。
方形波の立ち上がりエッジより波数をカウントする。換
言すると、波数カウント部２は、方形波の立ち上がりエ
ッジの数をカウントする。この際、波数カウント部２
は、方形波の立ち下がりエッジの数をカウントしても良
い。波数カウント部２は、それによって、所定周期の間
（図示の例では、６周期の間）アクティブとなる信号を
出力する。
【００１６】クロック発生部３は、波数カウント部２か
らの出力がアクティブの間、クロック信号を出力する。
タイマカウンタ部４は、クロック発生部３からのクロッ
ク信号をカウントし、カウント値を表すカウント信号を
出力する。このカウント信号は、前記方形波の信号が持
っている周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整数、図示の例で
はＮ＝６）を表しており、従って周期表示信号とも呼ば
れる。
らの出力がアクティブの間、クロック信号を出力する。
タイマカウンタ部４は、クロック発生部３からのクロッ
ク信号をカウントし、カウント値を表すカウント信号を
出力する。このカウント信号は、前記方形波の信号が持
っている周期のＮ倍（但し、Ｎは正の整数、図示の例で
はＮ＝６）を表しており、従って周期表示信号とも呼ば
れる。
【００１７】このように、波数カウント部２、クロック
発生部３、及びタイマカウンタ部４の組み合わせは、波
形整形部１に接続され、前記方形波の信号から該方形波
の信号が持っている周期のＮ倍を表す周期表示信号を生
成する周期表示信号生成部として作用する。
発生部３、及びタイマカウンタ部４の組み合わせは、波
形整形部１に接続され、前記方形波の信号から該方形波
の信号が持っている周期のＮ倍を表す周期表示信号を生
成する周期表示信号生成部として作用する。
【００１８】制御部５は、例えば、４ビットマイクロコ
ンピュータからなり、タイマカウント部４のカウント値
よりそれに対応した個別番号を算出することで個別選択
信号をデコードし、個別番号設定スイッチ６で設定した
個別番号に一致していれば着信処理を行う。制御部５
は、上述の個別選択信号のデコードが終了すると、クリ
ア信号８を出力し、タイマカウント部４のカウント値を
ゼロにする。
ンピュータからなり、タイマカウント部４のカウント値
よりそれに対応した個別番号を算出することで個別選択
信号をデコードし、個別番号設定スイッチ６で設定した
個別番号に一致していれば着信処理を行う。制御部５
は、上述の個別選択信号のデコードが終了すると、クリ
ア信号８を出力し、タイマカウント部４のカウント値を
ゼロにする。
【００１９】このように、制御部５は、前記周期表示信
号生成手段（２、３、及び４）に接続され、前記周期表
示信号に応答して、前記周期のＮ倍に対応した個別番号
を演算する個別番号演算部として作用する。個別番号設
定スイッチ６は、本共同式交換機端末用個別選択信号デ
コーダが設けられた端末装置に割り当てられた個別番号
を予め設定しおり、前記個別番号演算部（つまり、制御
部５）は、演算した個別番号が個別番号設定スイッチ６
に設定された個別番号に一致した時、着信処理を指示す
る制御信号９を出力する。
号生成手段（２、３、及び４）に接続され、前記周期表
示信号に応答して、前記周期のＮ倍に対応した個別番号
を演算する個別番号演算部として作用する。個別番号設
定スイッチ６は、本共同式交換機端末用個別選択信号デ
コーダが設けられた端末装置に割り当てられた個別番号
を予め設定しおり、前記個別番号演算部（つまり、制御
部５）は、演算した個別番号が個別番号設定スイッチ６
に設定された個別番号に一致した時、着信処理を指示す
る制御信号９を出力する。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の共同式端末
用個別選択信号デコーダは個別選択信号をディジタル回
路でデコードすることにより個別選択信号のレベル変動
に対して誤動作しにくい。また、個別選択信号を周波数
よりデコードするので従来のアナログフィルタを使用し
たものに比べ共鳴り現象も発生しにくい。また、製造時
の調整が従来のものに比べ簡単で、温度変化や経年変化
に対する信頼性も向上した。さらに端末装置に対応する
個別番号の変更は個別番号設定スイッチで行うことがで
きる。
用個別選択信号デコーダは個別選択信号をディジタル回
路でデコードすることにより個別選択信号のレベル変動
に対して誤動作しにくい。また、個別選択信号を周波数
よりデコードするので従来のアナログフィルタを使用し
たものに比べ共鳴り現象も発生しにくい。また、製造時
の調整が従来のものに比べ簡単で、温度変化や経年変化
に対する信頼性も向上した。さらに端末装置に対応する
個別番号の変更は個別番号設定スイッチで行うことがで
きる。
【図１】本発明の一実施例による共同式交換機端末用個
別選択信号デコーダのブロック図である。
別選択信号デコーダのブロック図である。
１ 波形整形部 ２ 波数カウント部 ３ クロック発生部 ４ タイマカウント部 ５ 制御部 ６ 個別番号設定スイッチ ７ 加入者回線 ８ クリア信号 ９ 制御信号
Claims (2)
- 【請求項１】 共同式交換機と、該共同式交換機に接続
された一つの回線と、該回線に共通に接続され、互いに
異なる複数の個別番号がそれぞれ割り当てられている複
数の端末装置とを、有するシステムにおける前記複数の
端末装置の各々に設けられる共同式交換機端末用個別選
択信号デコーダであって、前記共同式交換機から送出さ
れ、前記複数の端末装置の一つに割り当てられた個別番
号に対応する周波数を有する正弦波信号である個別選択
信号を、波形整形し、方形波の信号に変換する波形整形
手段と、該波形整形手段に接続され、前記方形波の信号
から該方形波の信号が持っている周期のＮ倍（但し、Ｎ
は正の整数）を表す周期表示信号を生成する周期表示信
号生成手段と、該周期表示信号生成手段に接続され、前
記周期表示信号に応答して、前記周期のＮ倍に対応した
個別番号を演算する個別番号演算手段とを有し、前記共
同式交換機からの個別選択信号をディジタル回路でデコ
ードすることを特徴とする共同式交換機端末用個別選択
信号デコーダ。 - 【請求項２】 前記共同式交換機端末用個別選択信号デ
コーダは、それが設けられた端末装置に割り当てられた
個別番号を予め設定する個別番号設定手段を、更に、有
し、前記個別番号演算手段は、演算した個別番号が前記
個別番号設定手段に設定された個別番号に一致した時、
着信処理を指示する制御信号を出力するものであること
を特徴する請求項１に記載の共同式交換機端末用個別選
択信号デコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19222891A JP2809243B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19222891A JP2809243B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0537979A JPH0537979A (ja) | 1993-02-12 |
| JP2809243B2 true JP2809243B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=16287797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19222891A Expired - Fee Related JP2809243B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 共同式交換機端末用個別選択信号デコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2809243B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19222891A patent/JP2809243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0537979A (ja) | 1993-02-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980701 |
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