JP2809220B2 - 画像入力合成装置 - Google Patents
画像入力合成装置Info
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- JP2809220B2 JP2809220B2 JP8321990A JP32199096A JP2809220B2 JP 2809220 B2 JP2809220 B2 JP 2809220B2 JP 8321990 A JP8321990 A JP 8321990A JP 32199096 A JP32199096 A JP 32199096A JP 2809220 B2 JP2809220 B2 JP 2809220B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力合成装置
に関し、特にカメラ等の画像入力装置の座標と回転角を
検出する機能を有する画像入力合成装置に関する。
に関し、特にカメラ等の画像入力装置の座標と回転角を
検出する機能を有する画像入力合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座標検出方法としては、タッチパ
ネルやデジタイザ、マウスなどを利用するのが一般的で
ある。また回転角の検出については装置本体に磁気セン
サなどを取り付けて検出する方法や複数のボールをもっ
たマウスにより検出する方法が提案されている。
ネルやデジタイザ、マウスなどを利用するのが一般的で
ある。また回転角の検出については装置本体に磁気セン
サなどを取り付けて検出する方法や複数のボールをもっ
たマウスにより検出する方法が提案されている。
【0003】マウスなどの簡易座標検出装置における回
転角の検出方法として、特開平5−324190号公報
の「リアクションマウス」にみられるように、回転角を
検出するセンサをマウス内に装備したものがある。
転角の検出方法として、特開平5−324190号公報
の「リアクションマウス」にみられるように、回転角を
検出するセンサをマウス内に装備したものがある。
【0004】また、特開平5−061600号公報の
「位置入力装置」に示されているように、回転角検出に
専用のセンサを使用するのではなく、書面上を回転する
球体を2個装備することによって間接的に回転角が検出
可能な装置がある。
「位置入力装置」に示されているように、回転角検出に
専用のセンサを使用するのではなく、書面上を回転する
球体を2個装備することによって間接的に回転角が検出
可能な装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の座標検
出方法において、タッチパネルやデジタイザを用いる場
合、画面上の絶対位置を認識できるが、カメラ等の画像
入力装置を文書の上で移動させながら複数の位置で撮像
し、得られる複数の画像を合成することを想定した場
合、画像入力装置を持つ手の一部がタッチパネルに触れ
ると、正確な座標検出ができないという問題点があり、
また装置の回転角を認識することはできない。
出方法において、タッチパネルやデジタイザを用いる場
合、画面上の絶対位置を認識できるが、カメラ等の画像
入力装置を文書の上で移動させながら複数の位置で撮像
し、得られる複数の画像を合成することを想定した場
合、画像入力装置を持つ手の一部がタッチパネルに触れ
ると、正確な座標検出ができないという問題点があり、
また装置の回転角を認識することはできない。
【0006】またマウスと同じ座標検出機構を画像入力
装置に取り入れた場合、これはマウスに装備された球体
が回転することによって座標を検出するため、マウスを
一旦持ち上げてしまうと座標がずれ、認識した座標の位
置が実際とは異なるという問題点がある。特に簡易的な
画像入力装置として、マウスに接続したカメラで文書画
像を入力できる装置があるが、これは書面の座標検出を
市販のマウスで行うため、複数の画像を合成する場合、
手の動かし方によりマウスが回転した場合に合成画像が
つなぎ目で歪むという問題点がある。
装置に取り入れた場合、これはマウスに装備された球体
が回転することによって座標を検出するため、マウスを
一旦持ち上げてしまうと座標がずれ、認識した座標の位
置が実際とは異なるという問題点がある。特に簡易的な
画像入力装置として、マウスに接続したカメラで文書画
像を入力できる装置があるが、これは書面の座標検出を
市販のマウスで行うため、複数の画像を合成する場合、
手の動かし方によりマウスが回転した場合に合成画像が
つなぎ目で歪むという問題点がある。
【0007】一方、画像入力装置の回転角を検出する方
法については、角度センサとして磁気センサを組み込ん
だ方法が考えられるが、周囲の磁力線により精度が悪化
するという欠点がある。更に球体を2個有するマウスに
ついても操作中に画像入力合成装置が浮いたりすると、
相対座標検出の誤差発生により回転角の検出も不可能に
なるという問題点がある。
法については、角度センサとして磁気センサを組み込ん
だ方法が考えられるが、周囲の磁力線により精度が悪化
するという欠点がある。更に球体を2個有するマウスに
ついても操作中に画像入力合成装置が浮いたりすると、
相対座標検出の誤差発生により回転角の検出も不可能に
なるという問題点がある。
【0008】従って、本発明の目的は画像入力装置の座
標と回転角度を精度高く検出することのできる画像入力
合成装置を得ることにある。
標と回転角度を精度高く検出することのできる画像入力
合成装置を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、被写体が記載される基準面を持つ基準台
と、上記被写体を撮像する画像入力手段と、上記画像入
力手段に設けられた発光手段と、複数の受光素子が上記
基準面上の基準軸に沿って配列された受光手段と、上記
受光手段における上記複数の受光素子のうち上記発光手
段からの光信号を受光した受講素子からの信号に基づい
て上記画像入力手段の座標と回転角を計算する計算手段
と、上記画像入力手段から得られる画像を処理する画像
処理手段とを設けている。
するために、被写体が記載される基準面を持つ基準台
と、上記被写体を撮像する画像入力手段と、上記画像入
力手段に設けられた発光手段と、複数の受光素子が上記
基準面上の基準軸に沿って配列された受光手段と、上記
受光手段における上記複数の受光素子のうち上記発光手
段からの光信号を受光した受講素子からの信号に基づい
て上記画像入力手段の座標と回転角を計算する計算手段
と、上記画像入力手段から得られる画像を処理する画像
処理手段とを設けている。
【0010】また、上記基準軸をX、Y軸上に複数個設
定し、これに応じて上記発光手段及び受光手段をそれぞ
れ複数個設けるようにしてよい。
定し、これに応じて上記発光手段及び受光手段をそれぞ
れ複数個設けるようにしてよい。
【0011】また、上記発光手段を回転させる回転駆動
手段を設けると共に、上記計算手段が、上記画像入力手
段による撮像時に上記発光手段からの光信号を受光した
受光素子からの信号と、その後発光手段が回転した時に
各受光素子から得られる信号のうち最大の信号と、上記
回転開始から上記最大の信号の受光までの時間とに基づ
いて計算を行うようにしてよい。
手段を設けると共に、上記計算手段が、上記画像入力手
段による撮像時に上記発光手段からの光信号を受光した
受光素子からの信号と、その後発光手段が回転した時に
各受光素子から得られる信号のうち最大の信号と、上記
回転開始から上記最大の信号の受光までの時間とに基づ
いて計算を行うようにしてよい。
【0012】また、上記画像処理手段が、上記画像入力
手段が移動しながら複数の位置で撮像して得られる複数
の画像を上記計算手段の計算結果に基づいて接続合成す
るようにしてよい。
手段が移動しながら複数の位置で撮像して得られる複数
の画像を上記計算手段の計算結果に基づいて接続合成す
るようにしてよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態による画
像入力合成装置の構成を示す概略図である。図1におい
て、本発明の画像入力合成装置は、画像入力装置1と書
面台2と処理部13とで構成される。そして画像入力し
ようとする被写体としての書面3を書面台2の上に置
き、画像入力装置1を手で走査(移動)しながら複数の
位置で撮像を行うことによって書面の複数の画像が入力
され、処理部13において画像合成処理を行う。画像入
力装置1は画像入力を行う撮像部4と座標取得部5とで
構成され、更に座標取得部5にはX方向発光部(例え
ば、フォトダイオードを設置)6と、Y方向左発光部7
と、Y方向右発光部8との3つの光学的信号発生器を持
っている。
像入力合成装置の構成を示す概略図である。図1におい
て、本発明の画像入力合成装置は、画像入力装置1と書
面台2と処理部13とで構成される。そして画像入力し
ようとする被写体としての書面3を書面台2の上に置
き、画像入力装置1を手で走査(移動)しながら複数の
位置で撮像を行うことによって書面の複数の画像が入力
され、処理部13において画像合成処理を行う。画像入
力装置1は画像入力を行う撮像部4と座標取得部5とで
構成され、更に座標取得部5にはX方向発光部(例え
ば、フォトダイオードを設置)6と、Y方向左発光部7
と、Y方向右発光部8との3つの光学的信号発生器を持
っている。
【0015】一方、書面台2は、画像入力装置1から発
光された光を受光する手段として、X方向上受光部9
と、X方向下受光部10と、Y方向左受光部11と、Y
方向右受光部12とが書面台2の4辺に設置されてお
り、1辺の受光部は連続的に配列した多数の受光素子
(例えば、フォトトランジスタ)14で構成されてい
る。画像入力装置1内に設置された3つの発光部6、
7、8から発せられた光信号は、書面台2に設置された
4つの受光部9〜12のうちの3つの受光部にある受光
素子14に到達するようになされている。
光された光を受光する手段として、X方向上受光部9
と、X方向下受光部10と、Y方向左受光部11と、Y
方向右受光部12とが書面台2の4辺に設置されてお
り、1辺の受光部は連続的に配列した多数の受光素子
(例えば、フォトトランジスタ)14で構成されてい
る。画像入力装置1内に設置された3つの発光部6、
7、8から発せられた光信号は、書面台2に設置された
4つの受光部9〜12のうちの3つの受光部にある受光
素子14に到達するようになされている。
【0016】図2は本発明の第1の実施の形態による画
像入力合成装置の回路ブロック図である。画像入力装置
1内の座標取得部5は、X方向発光部6、Y方向左発光
部7、Y方向右発光部8を駆動する発光素子ドライブ回
路22を有している。処理部13は、画像入力装置1の
撮像部4からの画像を入力し、これに合成処理を行う画
像処理部21と、上記発光素子ドライブ回路22を制御
する発光制御部20と、書面台2に設置された各受光部
9〜12からのアナログ信号をA/D変換するA/Dコ
ンバータ18と、A/Dコンバータ18によってデジタ
ル化されたデータから画像入力装置1の座標と回転角度
を計算する座標・角度計算部19とで構成される。
像入力合成装置の回路ブロック図である。画像入力装置
1内の座標取得部5は、X方向発光部6、Y方向左発光
部7、Y方向右発光部8を駆動する発光素子ドライブ回
路22を有している。処理部13は、画像入力装置1の
撮像部4からの画像を入力し、これに合成処理を行う画
像処理部21と、上記発光素子ドライブ回路22を制御
する発光制御部20と、書面台2に設置された各受光部
9〜12からのアナログ信号をA/D変換するA/Dコ
ンバータ18と、A/Dコンバータ18によってデジタ
ル化されたデータから画像入力装置1の座標と回転角度
を計算する座標・角度計算部19とで構成される。
【0017】また、書面台2は、上記X方向上受光部
9、X方向下受光部10、Y方向左受光部11、Y方向
右受光部12の構成要素である受光素子14と、受光素
子14を駆動させる受光素子ドライブ回路16と、受光
信号を増幅するアンプ15と、アンプ15によって増幅
された信号を切り替えてA/Dコンバータ13へ伝達す
るマルチプレクサ17とで構成される。
9、X方向下受光部10、Y方向左受光部11、Y方向
右受光部12の構成要素である受光素子14と、受光素
子14を駆動させる受光素子ドライブ回路16と、受光
信号を増幅するアンプ15と、アンプ15によって増幅
された信号を切り替えてA/Dコンバータ13へ伝達す
るマルチプレクサ17とで構成される。
【0018】このように画像入力装置1の発光部6、
7、8から発せられた3つの光信号は、書面台2に設置
された受光部9〜12の中の受光素子14が感知し、こ
れを処理部13で検出、計算するように構成されてい
る。画像入力装置1の発光部6、7、8からの光信号に
よって、隣り合う複数の受光素子14が反応するが、A
/Dコンバータ18による信号変換によって、このうち
最も出力が高い受光素子、即ち発光部6、7、8からの
光信号の方向に最も一致した受光素子14を検出するこ
とが可能である。このようにして、画像入力装置1の3
方向の光から、この方向にある3つの受光素子14を特
定することができる。
7、8から発せられた3つの光信号は、書面台2に設置
された受光部9〜12の中の受光素子14が感知し、こ
れを処理部13で検出、計算するように構成されてい
る。画像入力装置1の発光部6、7、8からの光信号に
よって、隣り合う複数の受光素子14が反応するが、A
/Dコンバータ18による信号変換によって、このうち
最も出力が高い受光素子、即ち発光部6、7、8からの
光信号の方向に最も一致した受光素子14を検出するこ
とが可能である。このようにして、画像入力装置1の3
方向の光から、この方向にある3つの受光素子14を特
定することができる。
【0019】図3は上記のように構成された画像入力合
成装置における座標と角度の計算方法を示した図であ
る。本発明の座標検出方法によって、書面台2のX方向
上受光部6とY方向左受光部7とY方向右受光部8とに
おいて、上記特定された受光素子14A、14B、14
Cによってそれぞれ点A、点B、点Cが特定できたとす
る。書面台2はそのまま基準面のXY座標系とみなすこ
とができるので、まず点Aと点Bを通る直線を求めるこ
とができる。次に画像入力装置1の中心点である点E
は、直線CEが直線ABと直角に交差することから特定
可能である。また点Eが求められると、点Eを通るY軸
に平行な直線DEも求まるので、点Dが特定できる。
成装置における座標と角度の計算方法を示した図であ
る。本発明の座標検出方法によって、書面台2のX方向
上受光部6とY方向左受光部7とY方向右受光部8とに
おいて、上記特定された受光素子14A、14B、14
Cによってそれぞれ点A、点B、点Cが特定できたとす
る。書面台2はそのまま基準面のXY座標系とみなすこ
とができるので、まず点Aと点Bを通る直線を求めるこ
とができる。次に画像入力装置1の中心点である点E
は、直線CEが直線ABと直角に交差することから特定
可能である。また点Eが求められると、点Eを通るY軸
に平行な直線DEも求まるので、点Dが特定できる。
【0020】上記の計算から線分CEと線分DEの長さ
が求まり、角CDEが90度であることから、画像入力
装置1のY軸に対する回転角度θが求められる。以上の
計算により、画像入力装置1の座標と回転角度が認識で
きる。
が求まり、角CDEが90度であることから、画像入力
装置1のY軸に対する回転角度θが求められる。以上の
計算により、画像入力装置1の座標と回転角度が認識で
きる。
【0021】図4は本発明の第2の実施の形態による画
像入力合成装置の構成を示す概略図である。図4におい
て、本発明の画像入力合成装置は、第1の実施の形態と
同様に、画像入力装置29と書面台30と処理部24と
で構成される。装置の使用方法は第1の実施の形態と同
じであるが、画像入力装置29と書面台30と処理部2
4における構成は異なっている。
像入力合成装置の構成を示す概略図である。図4におい
て、本発明の画像入力合成装置は、第1の実施の形態と
同様に、画像入力装置29と書面台30と処理部24と
で構成される。装置の使用方法は第1の実施の形態と同
じであるが、画像入力装置29と書面台30と処理部2
4における構成は異なっている。
【0022】第2の実施の形態による画像入力合成装置
は、画像入力を行う撮像部4と座標取得部31とで構成
される。座標取得部31は発光部(例えば、フォトダイ
オードを設置)25を有し、この発光部25は正確に回
転することが可能である。また、書面台30は画像入力
装置29から発光された光を受光する手段として、書面
台30のX方向の1辺に受光部23を有している。この
受光部23は連続した受光素子(例えば、フォトトラン
ジスタ)14で構成されている。
は、画像入力を行う撮像部4と座標取得部31とで構成
される。座標取得部31は発光部(例えば、フォトダイ
オードを設置)25を有し、この発光部25は正確に回
転することが可能である。また、書面台30は画像入力
装置29から発光された光を受光する手段として、書面
台30のX方向の1辺に受光部23を有している。この
受光部23は連続した受光素子(例えば、フォトトラン
ジスタ)14で構成されている。
【0023】図5は本発明の第2の実施の形態による画
像入力合成装置の回路ブロック図である。画像入力装置
29は、撮像部4と座標取得部31とで構成され、座標
取得部31は、発光部25とこの発光部25を発光させ
る発光ドライブ回路26と、この発光部25を回転させ
る発光部回転駆動部(例えば、モータで構成)27を有
している。
像入力合成装置の回路ブロック図である。画像入力装置
29は、撮像部4と座標取得部31とで構成され、座標
取得部31は、発光部25とこの発光部25を発光させ
る発光ドライブ回路26と、この発光部25を回転させ
る発光部回転駆動部(例えば、モータで構成)27を有
している。
【0024】処理部24は、画像入力装置29の撮像部
4からの画像を入力し、これに合成処理を行う画像処理
部21と、上記発光素子ドライブ回路26を制御する発
光制御部20と、上記発光部回転駆動部27を制御する
回転制御部28と、書面台30に設置された受光部23
からのアナログ信号をA/D変換するA/Dコンバータ
18と、A/Dコンバータ18によってデジタル化され
たデータから画像入力装置29の座標と回転角度を計算
する座標・角度計算部19とで構成される。
4からの画像を入力し、これに合成処理を行う画像処理
部21と、上記発光素子ドライブ回路26を制御する発
光制御部20と、上記発光部回転駆動部27を制御する
回転制御部28と、書面台30に設置された受光部23
からのアナログ信号をA/D変換するA/Dコンバータ
18と、A/Dコンバータ18によってデジタル化され
たデータから画像入力装置29の座標と回転角度を計算
する座標・角度計算部19とで構成される。
【0025】また、書面台30は、受光部23と、受光
部23の構成要素である受光素子14と、受光素子14
を駆動させる受光素子ドライブ回路16と、受光信号を
増幅するアンプ15と、アンプ15によって増幅された
信号を切り替えて処理部24のA/Dコンバータ18へ
伝達するマルチプレクサ17とで構成される。
部23の構成要素である受光素子14と、受光素子14
を駆動させる受光素子ドライブ回路16と、受光信号を
増幅するアンプ15と、アンプ15によって増幅された
信号を切り替えて処理部24のA/Dコンバータ18へ
伝達するマルチプレクサ17とで構成される。
【0026】このように、画像入力装置29から発せら
れた光信号は書面台30に設置された受光部23の中の
受光素子14が感知し、これを処理部24で検出、計算
する構成になっている。画像入力装置29の発光部25
からの光信号によって、隣り合う複数の受光素子14が
反応するが、A/Dコンバータ18による信号変換によ
って、このうち最も出力が高い受光素子、即ち発光部2
5からの光信号の方向に最も一致した受光素子14を検
出することが可能である。
れた光信号は書面台30に設置された受光部23の中の
受光素子14が感知し、これを処理部24で検出、計算
する構成になっている。画像入力装置29の発光部25
からの光信号によって、隣り合う複数の受光素子14が
反応するが、A/Dコンバータ18による信号変換によ
って、このうち最も出力が高い受光素子、即ち発光部2
5からの光信号の方向に最も一致した受光素子14を検
出することが可能である。
【0027】画像入力装置29内の発光部25は最初画
像入力した段階で一旦発光を行い、この時受光部23を
構成する受光素子14の中で最大の出力を示した受光素
子14の位置を記録しておく。次に発光部25を1回転
させる。書面台30の受光部23を構成する受光素子1
4は回転に伴い、順次反応するが、この回転中に最も出
力の大きかった受光素子14の位置を検出する。
像入力した段階で一旦発光を行い、この時受光部23を
構成する受光素子14の中で最大の出力を示した受光素
子14の位置を記録しておく。次に発光部25を1回転
させる。書面台30の受光部23を構成する受光素子1
4は回転に伴い、順次反応するが、この回転中に最も出
力の大きかった受光素子14の位置を検出する。
【0028】この検出された受光素子14の位置は、画
像入力装置29の発光部25から最短距離に位置するも
のであり、この受光素子14と画像入力装置29の発光
部25とを結ぶ直線は、書面台30のY軸方向に平行で
ある。これによって書面台30のX方向の2点が特定さ
れる。また回転角度は一定の角速度で発光部25が回転
するため、回転開始から最大出力を示す受光素子を検出
するまでの時間を計測することによって、容易に求める
ことができる。
像入力装置29の発光部25から最短距離に位置するも
のであり、この受光素子14と画像入力装置29の発光
部25とを結ぶ直線は、書面台30のY軸方向に平行で
ある。これによって書面台30のX方向の2点が特定さ
れる。また回転角度は一定の角速度で発光部25が回転
するため、回転開始から最大出力を示す受光素子を検出
するまでの時間を計測することによって、容易に求める
ことができる。
【0029】図6は上記のように構成された画像入力合
成装置における座標と角度の計算方法を示した図であ
る。上記検出された受光素子14A、14Bにより点A
と点Bが特定されると、線分ABの長さが分かる。回転
角θは計算により求められており、角ABCは90度で
あるから、2角と1辺が特定されるので、三角形ABC
の各辺の長さも特定できる。このようにして、回転角度
と画像入力装置29の座標が求められる。
成装置における座標と角度の計算方法を示した図であ
る。上記検出された受光素子14A、14Bにより点A
と点Bが特定されると、線分ABの長さが分かる。回転
角θは計算により求められており、角ABCは90度で
あるから、2角と1辺が特定されるので、三角形ABC
の各辺の長さも特定できる。このようにして、回転角度
と画像入力装置29の座標が求められる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
画像入力手段に発光手段を設けると共に、被写体が載置
される基準面上の基準軸に沿って複数の受光素子が配列
された受光手段を設け、上記受光素子からの信号に、基
づいて画像入力手段の位置と回転角とを計算するように
構成したことにより、上記位置と回転角を精度高く検出
することができる。
画像入力手段に発光手段を設けると共に、被写体が載置
される基準面上の基準軸に沿って複数の受光素子が配列
された受光手段を設け、上記受光素子からの信号に、基
づいて画像入力手段の位置と回転角とを計算するように
構成したことにより、上記位置と回転角を精度高く検出
することができる。
【0031】また基準軸としてX、Y軸を設定し、これ
に応じて発光手段及び受光手段をそれぞれ複数個設ける
ことにより、さらに精度の良い検出を行うことができ
る。
に応じて発光手段及び受光手段をそれぞれ複数個設ける
ことにより、さらに精度の良い検出を行うことができ
る。
【0032】また、撮像時における受光素子からの信号
と、その後発光手段を回転させた時の各受光素子からの
最大の信号及びそれを受光するまでの時間とに基づいて
上記の計算を行うことにより、簡単な構成で精度の高い
上記検出を行うことができる。
と、その後発光手段を回転させた時の各受光素子からの
最大の信号及びそれを受光するまでの時間とに基づいて
上記の計算を行うことにより、簡単な構成で精度の高い
上記検出を行うことができる。
【0033】さらに画像入力手段が複数の位置で撮像し
て得られる複数の画像を上記計算結果に基づいてつなぎ
合わせることにより、高い精度で検出された位置と回転
角を用いて各画像を正確につなぎ合わせることができる
ので、歪みのない合成画像を得ることができる。特に、
文書等を撮像する場合は、元の文書から正確に必要な部
分のみを使用者に提供することができる。
て得られる複数の画像を上記計算結果に基づいてつなぎ
合わせることにより、高い精度で検出された位置と回転
角を用いて各画像を正確につなぎ合わせることができる
ので、歪みのない合成画像を得ることができる。特に、
文書等を撮像する場合は、元の文書から正確に必要な部
分のみを使用者に提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における座標と角度
の計算方法を示す構成図である。
の計算方法を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態における回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における座標と角度
の計算方法を示す構成図である。
の計算方法を示す構成図である。
1 画像入力装置 2 書面台 3 書面 6 X方向発光部 7 Y方向左発光部 8 Y方向右発光部 9 X方向上受光部 10 X方向下受光部 11 Y方向左受光部 12 Y方向右受光部 13 処理部 14 受光素子 19 座標・角度・計算部 21 画像処理部 23 受光部 24 処理部 25 発光部 27 発光部回転駆動部 28 回転制御部 29 画像入力装置 30 書面台
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体が載置される基準面を持つ基準台
と、 上記被写体を撮像する画像入力手段と、 上記画像入力手段に設けられた発光手段と、 複数の受光素子が上記基準面上の基準軸に沿って配列さ
れた受光手段と、 上記受光手段における上記複数の受光素子のうち上記発
光手段からの光信号を受光した受光素子からの信号に基
づいて上記画像入力手段の座標と回転角を計算する計算
手段と、 上記画像入力手段から得られる画像を処理する画像処理
手段とを備えた画像入力合成装置。 - 【請求項2】 上記基準軸は、X、Y軸上に複数個設定
され、これに応じて上記発光手段及び受光手段がそれぞ
れ複数個設けられていることを特徴とする請求項1記載
の画像入力合成装置。 - 【請求項3】 上記発光手段を回転させる回転駆動手段
を設け、上記計算手段は、上記画像入力手段による撮像
時に上記発光手段からの光信号を受光した受光素子から
の信号と、その後発光手段が回転した時に各受光素子か
ら得られる信号のうち最大の信号と、上記回転開始から
上記最大の信号の受光までの時間とに基づいて計算を行
うことを特徴とする請求項1記載の画像入力合成装置。 - 【請求項4】 上記画像処理手段は、上記画像入力手段
が移動しながら複数の位置で撮像して得られる複数の画
像を上記計算手段の計算結果に基づいて接続合成するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像入力合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8321990A JP2809220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 画像入力合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8321990A JP2809220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 画像入力合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10162134A JPH10162134A (ja) | 1998-06-19 |
JP2809220B2 true JP2809220B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=18138700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8321990A Expired - Fee Related JP2809220B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 画像入力合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2809220B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8321990A patent/JP2809220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10162134A (ja) | 1998-06-19 |
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