JP2808808B2 - 手動トランスミッションのシフト計測判定方式 - Google Patents

手動トランスミッションのシフト計測判定方式

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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、自動車等の手動トランスミッションのシフ
ト操作力を生産ラインで計測する際の判定方式に関し、
特に、自動判定機能を備えたシフト計測判定方式に関す
る。
B.発明の概要 本発明は、自動車等の手動トランスミッションのシフ
ト操作力を生産ラインで計測し、自動判定するアップシ
フトおよびダウンシフト計測判定方式において、 入力回転数が変速後の回転数に到達する時点を検出
し、その時点よりもシフト進行側でシフト操作力が下降
から上昇へ転換する点を検出してこの点をすべり完了点
とし、シフト開始後の入力回転数が変化する時点を検出
し、その時点よりもシフト逆行側でシフト操作力が下降
から上昇へ転換する点を検出し、この点をシフト開始点
とすることで手動トランスミッションのアップシフト計
測判定方式となし、 入力回転数が変速後の回転数に到達する時点を検出
し、その時点よりもシフト進行側でシフト操作力が下降
から上昇へ転換する点を検出してこの点をすべり完了点
とし、ニュウートラルレンジ信号が入力された時点の入
力回転数を検出し、この入力回転数に復帰する点を検出
し、その時点よりもシフト逆行側でシフト操作力が下降
から上昇へ転換する点を検出し、この点をシフト開始点
とすることで手動トランスミッションのダウン計測判定
方式とすることにより、 シフト計測判定の自動化を実現して、作業者の感覚に
依存していたシフトフィーリングの判定を自動化し、定
量的に記録を残して品質管理能力を向上させる技術を提
供するものである。
C.従来の技術 自動車の手動トランスミッションのシフト計測判定
は、自動車規格JASOC203−85の手動変速機台上試験方法
に基づいて行われ、通常、操作力,ストローク及び入力
回転数変化の波形をオシロスコープで採取し、作業者の
判断でシフト開始点,同期完了点,すべり完了点,シフ
ト完了点を発見し、シフト力積等の値を算出している。
第3図は、シフト操作力の理想的な波形と、従来の判
定方式を示す特性図である。同図において、横軸に時
間,縦軸にシフト操作力をとっている。シフト操作力
は、ニュートラルレンジ(Nレンジ)では所定の閾値以
下になり、零値でシフトが開始され、急上昇と緩上昇の
後、同期完了と共に急下降し、別の閾値で小反発した
後、零値に戻る。この閾値で小反発するのをすべり完了
と見なし、零値に戻ったときをシフト完了と見なしてい
る。
D.発明が解決しようとする課題 しかし、生産ライン用のトランスミッション・テスタ
の如く、短時間にテスト判定を行う必要がある場合、波
形の採取後に十分な解析を行う余裕がない。そのため、
自動判定機能を備えた機器が要望されているが、精度の
優れた計測は未だ実現していない。これは、変速操作は
アクチュエータで行うのが理想的であるが、一般的には
作業者の手動で行うことが多く、自動部門との切替や装
着に時間を奪われるためである。そこで計測判定をプロ
セッサで行う方法も考えられているが、生産ライン用と
しては実現していない。また、シフト操作力の実際の波
形は、ワークによって異なり、対象とする手動操作テス
トベンチでは、作業者の操作スピード等によっても大幅
に異なってくる。従って、シフト操作力の波形だけを見
て、ある値を越えてからある値以下になるまでをシフト
時間であると判断するのは、正確な計測と言えない。
本発明は、従来方式のシフト操作力だけに着目するの
ではなく、入力回転数変化にも着目してシフト計測判定
の自動化を行い、作業者の感覚に頼っていたシフトフィ
ーリングの判定を自動化し、定量的に記録を残して品質
管理能力を向上させる手動トランスミッションのシフト
計測判定方式を提供することを目的としている。
E.課題を解決するための手段 本発明における上記課題を解決するための手段は、シ
フト開始点及び,すべり完了点を入力回転数の変化によ
り判定する手動トランスミッションのアップシフト計測
判定方式であって、入力回転数が変速後の回転数に到達
する時点を検出し、その時点よりもシフト進行側でシフ
ト操作力が下降から上昇へ転換する点を検出してこの点
をすべり完了点とし、シフト開始後の入力回転数が変化
する時点を検出し、その時点よりもシフト逆行側でシフ
ト操作力が下降から上昇へ転換する点を検出し、この点
をシフト開始点とすることを特徴とする手動トランスミ
ッションの計測判定方式によるものとし、また、ダウン
シフト計測判定方式にあっては、入力回転数が変速後の
回転数に到達する時点を検出し、その時点よりもシフト
進行側でシフト操作力が下降から上昇へ転換する点を検
出してこの点すべり完了点とし、ニュウートラルレンジ
信号が入力された時点の入力回転数を検出し、この入力
回転数に復帰する点を検出し、その時点よりもシフト逆
行側でシフト操作力が下降から上昇へ転換する点を検出
し、この点をシフト開始点とすることを特徴とする手動
トランスミッションの計測判定方式によるものである。
F.作用 本発明は、変速時にニュートラルレンジを通過する
際、入力軸回転数がシフトに伴って変化することに着目
し、入力回転数の変化点をキーにしてシフトの開始点と
完了点を特定してシフトの各点及び力積を自動的に演算
するものである。
入力回転数はシフトの開始後に変化するので、シフト
開始後の入力回転数の変化を検出し、その時点以前のシ
フト操作力下降点をシフト開始点とし、一方、入力回転
数はシフト完了前に変速後の回転数になるので、入力回
転数が変速後の回転数に到達した点を検出し、その後の
シフト操作力の下降点をすべり完了点とし、かつすべり
完了点≒シフト完了点とする。
G.実施例 以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は、アップシフトにおける本発明の方式を説明
する特性図である。第1図において、上方の実線はシフ
ト操作力を示し、下方の点線は入力回転数を示す。計測
判定は、下記の3工程で行われる。
(1)変速後の入力回転を検出し、その入力回転数に到
達するA点を発見する。
(2)そのA点よりもシフト進行側でシフト操作力の曲
線が下降から上昇へ転換するB点を発見し、この点をす
べり完了点とする。実際の波形では時間t2は極めて小さ
いので、すべり完了点≒シフト完了点とする。このすべ
り完了点は、一般に言う同期完了点と厳密には異なる
が、同期完了点とほぼ同一とみることができる。
(3)入力回転が変化するC点を検出し、そのC点より
もシフト逆行側で、シフト操作力の曲線が下降から上昇
へ転換するD点を発見し、この点をシフト開始点とす
る。
第2図は、ダウンシフトにおける本発明の方式を説明
する特性図である。同図においても実線はシフト操作力
を示し、点線は入力回転数を示している。計測判定は、
下記の如く行われる。
(1)変速後の入力回転数に到達するA点を発見しその
A点よりもシフト進行側でシフト操作力の曲線が下降か
ら上昇へ転換するB点を発見し、この点をすべり完了点
とする。
(2)ニュートラルレンジ信号が入力された時点の入力
回転を検出し、その入力回転数に復帰するC点を検出し
て、そのC点よりシフト逆行側でシフト操作力の曲線が
下降から上昇へ転換するD点を発見し、この点をシフト
開始点とする。
本実施例は下記の効果が明らかである。
(1)手動操作で、かつ生産ライン用のテスタでもシフ
ト計測判定の自動化を行うことができる。
(2)これにより作業者の感覚に頼っていたシフトフィ
ーリングの判定を自動化できる。
(3)その結果、定量的に記録が残り、品質管理の能力
が向上する。
H.発明の効果 以上、述べたとおり、本発明によれば、シフト計測判
定の自動化を実現し、作業者の感覚に依存していたシフ
トフィーリングの判定を自動化し、定量的に記録を残
し、品質管理能力を向上させる手動トランスミッション
のシフト計測判定方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明方式の特性図、第3図は理想的
な波形と、従来の判定方式の特性図である。 A……変速後回転数到達点、B……すべり完了点、C…
…回転数変化点、D……シフト開始点。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフト開始点及び,すべり完了点を入力回
    転数の変化により判定する手動トランスミッションのア
    ップシフト計測判定方式であって、 入力回転数が変速後の回転数に到達する時点を検出し、
    その時点よりもシフト進行側でシフト操作力が下降から
    上昇運転する点を検出してこの点をすべり完了点とし、
    シフト開始後の入力回転数が変化する時点を検出し、そ
    の時点よりもシフト逆行側でシフト操作力が下降から上
    昇へ転換する点を検出し、この点をシフト開始点とする
    ことを特徴とする手動トランスミッションの計測判定方
    式。
  2. 【請求項2】シフト開始点及び,すべり完了点を入力回
    転数の変化により判定する手動トランスミッションのダ
    ウン、シフト計測判定方式であって、 入力回転数が変速後の回転数に到達する時点を検出し、
    その時点よりもシフト進行側でシフト操作力が下降から
    上昇へ転換する点を検出してこの点をすべり完了点と
    し、ニュートラルレンジ信号が入力された時点の入力回
    転数を検出し、この入力回転数に復帰する点を検出し、
    その時点よりもシフト逆行側でシフト操作力が下降から
    上昇へ転換する点を検出し、この点をシフト開始点とす
    ることを特徴とする手動トランスミッションの計測判定
    方式。
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