JPS63234131A - トランスミツシヨンのシンクロ評価方法 - Google Patents

トランスミツシヨンのシンクロ評価方法

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JPS63234131A
JPS63234131A JP62068461A JP6846187A JPS63234131A JP S63234131 A JPS63234131 A JP S63234131A JP 62068461 A JP62068461 A JP 62068461A JP 6846187 A JP6846187 A JP 6846187A JP S63234131 A JPS63234131 A JP S63234131A
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sleeve
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spline
synchronizer
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/02Gearings; Transmission mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用マニュアルトランスミッションにお
けるシンクロ装置の挙動を定量的に評価するシンクロ評
価方法に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車に搭載されるマニュアルトランスミッシ
ョンは、入力軸に連動するカウンタ軸と、該軸に平行な
出力軸との間にギヤ比の異なる複数のギヤ列を並設する
と共に、各ギヤ列を構成するギヤのうち、通例、出力軸
上に設けられたギヤを該軸に対して回転自在とし、且つ
この回転自在なギヤの1つをシフトレバ−の横方向の操
作(セレクト操作)及び縦方向の操作(シフト操作)に
よりシンクロ装置を介して選択的に出力軸に結合させる
ことにより、当該ギヤ列を動力伝達状態として、該ギヤ
列のギヤ比に応じた変速段が得られるように構成したも
のである。
また、第1図に示すように、上記シンクロ装置1は、一
般に、軸2に嵌合固着されて該軸2と一体回転し且つ外
周囲にスプラインが形成されたクラッチハブ3と、該ク
ラッチハブ3にスプライン嵌合されてシフトレバ−のシ
フト操作により軸方向にスライドされるスリーブ4と、
該ハブ3とスリーブ4とのスプライン嵌合部における周
方向複数位置に介設されたキー5と、上記軸2に回転自
在に支持されたギヤ6(以下、被同期ギヤという)に一
体形成されたギヤスプライン7と、同じく被同期ギヤ6
に一体形成されたテーパコーン8と、上記クラッチハブ
3とギヤスプライン7との間でテーパコーン8上に遊嵌
合されたシンクロナイザリング9とを有すると共に、該
シンクロナイザリング9とギヤスプライン7の外周囲に
クラッチハブ3の外周囲のスプラインと同一諸元のスプ
ラインを形成し、且つスリーブ4のスプラインを構成す
る各歯の先端と、これに対向するシンクロナイザリング
9及びギヤスプライン7のスプラインを構成する各歯の
先端とに、各スプラインの歯を噛合い可能な位置関係に
かき分けるためのスプラインチャンファ4a、9a、7
aを夫々形成した構成とされている。
このシンクロ装置1によれば、シフト操作時にスリーブ
4に軸方向に加えられるa方向の力により、先ずキー5
を介してシンクロナイザリング9の内周面がテーパコー
ン8に押し付けられ、その摩擦力により、第2図に符号
(イ)で示すように、ギヤスプライン7(被同期ギヤ6
)の回転速度がシンクロナイザリング9を介してスリー
ブ4(軸2)の回転速度に同期されると共に、時点Iで
上記シンクロナイザリング9の内周面とテーパコーン8
とが完全に喰い付き、この両者、即ちスリーブ4とギヤ
スプライン7とが同期する。
次に、スリーブ4のスプラインチャンファ4aとシンク
ロナイザリング9のスプラインチャンファ9aとのかき
分は動作が行われるのであるが、この時、該スリーブ4
とシンクロナイザリング9とは、チャンファ4a、9a
の所定のかき分は角度だけ相対回転するので、シンクロ
ナイザリング9と一体回転するギヤスプライン7とスリ
ーブ4との間に第2図に符号(ロ)で示す相対回転が生
じる。そして、時点■でこのかき分は動作が終了すると
、スリーブ4がスライドして該スリーブ4のスプライン
とシンクロナイザリング9のスプラインが噛合されるこ
とになるが、この噛合い動作中おいてはスリーブ4とシ
ンクロナイザリング9とが一体回転し、且つ該シンクロ
ナイザリング9とギヤスプライン7も一体回転するので
、符号(ハ)で示すようにスリーブ4とギヤスプライン
7との間に回転速度差がなくなる。
また、時点■でスリーブ4とシンクロナイザリング9の
スプラインの噛合い動作が終了すれば、次に該スリーブ
4のスプラインチャンファ4aがギヤスプライン7のス
プラインチャンファ7aに出会い、これらのチャンファ
4a、7aのかき分は動作が行われる。このかき分は動
作においては、スリーブ4と一体回転するシンクロナイ
ザリング9の内周面とギヤスプライン7に一体のテーパ
コーン8との間の喰い付きが一時的に解消されて、符号
(ニ)で示すようにスリーブ4とギヤスプライン7とが
所定回転角だけ相対回転する。そして、時点■でこのか
き分は動作が終了すれば、スリーブ4が更にスライドし
て該スリーブ4のスプラインとギヤスプライン7とが噛
合される。これにより、被同期ギヤ6がギヤスプライン
7、スリーブ4及びクラッチハブ3を介して軸2に結合
されることになる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このシンクロ装置1により被同期ギヤ6が軸
2に良好に結合されるためには、該シンクロ装置1の上
記の如き動作が正しく行われることが必要であるが、ス
リーブ4とギヤスプライン7との同期が確実に行われず
、或は一旦同期した後に両者間に異常な回転速度差が生
じる等の不具合現象が発生することがある。このような
不具合としては、例えば第2図に示す時点■でギヤスプ
ライン7の回転速度がスリーブ4の回転速度に等しくな
ったにも拘らず、該スリーブ4のスプラインチャンファ
4aとシンクロナイザリング9のスプラインチャンファ
9aとのかき分は動作が開始されないため、時点I〜■
間での本来のかき分は期閏中に、上記両スプラインチャ
ンファ4a、9aの所定のかき分は回転角以上の符号(
ホ)で示すような相対回転が発生する場合や、このスリ
ーブ4とシンクロナイザリング9のスプラインチャンフ
ァ4a、9aのかき分は動作終了後における時点■〜■
間の両スプラインの噛合い期間中に、シンクロナイザリ
ング9の内周面とテーバコーン8との喰い付き状態が悪
化して、時点■以後のスリーブ4とギヤスプライン7の
スプラインチャンファ4a、7aのかき分は開始前に、
該スリーブ4とギヤスプライン7どの間に符号(へ)で
示すような相対回転が発生する場合等がある。
そして、このような不具合現象が発生すると、シフト操
作のフィーリングが悪化したり、異音が発生したりする
と共に、特に、シフトフィーリングのテストを行う場合
に、誤った判定を下す原因となるのである。
つまり、シフト操作中におけるシフトレバ−に作用する
荷重の時間的変化や該レバーのストローク等を測定し、
これらの測定データに基づいて、例えばシフト操作の重
さや滑らかさ等のシフトフィーリングを定量的に評価す
ることが試みられるのであるが、このテスト中に上記の
如きシンクロ装置1の不具合現象が発生すると、上記荷
重やストローク等の誤ったデータを採取することになり
、シフトフィーリングの正しい評価が行えなくなるので
ある。
本発明は、トランスミッションにおける上記のような実
情に対処するもので、シフト操作中におけるシンクロ装
置の挙動を定量的に評価し得るようにして、上記の如き
不具合現象の有無を識別し、またシフトフィーリングの
テストに際しては、正しく作動した場合のデータのみを
採択して正確なシフトフィーリングの判定を行い得るよ
うにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明に係るトランスミッションのシンクロ評価
方法は、軸上に回転自在に支持された被同期ギヤをシフ
ト操作によりシンクロ装置を介して上記軸に結合させる
場合において、シフト操作中における上記軸と被同期ギ
ヤとの回転速度の時間的変化を測定すると共に、その測
定データから、シフト操作中における上記シンクロ装置
の所定の動作領域での上記軸と被同期ギヤとの回転量の
差を求め、この差に基づいてシンクロ装置の挙動を評価
することを特徴とする。
尚、シンクロ装置の所定の動作領域としては、例えば軸
と被同期ギヤとの回転速度が等しくなった時点からのス
リーブとシンクロナイザリングのスプラインチャンファ
のかき分は領域や、このかき分は領域に続く上記スリー
ブとシンクロナイザリングのスプラインの噛合い領域等
を採用することができる。
(作  用) 上記の構成によれば、シフト操作時に、例えばスリーブ
とシンクロナイザリングのスプラインチャンファのかき
分は領域における軸と被同期ギヤの回転量の差、或はス
リーブとシンクロナイザリングのスプラインの噛み合い
領域における軸と被同期ギヤの回転量の差が求められる
ことになる。その場合に、前者の領域における回転量の
差は、軸と被同期ギヤの回転速度が等しくなった時点か
らスリーブとシンクロナイザリングのスプラインチャン
ファのかき分は動作が直ちに開始された場合には、これ
らのスプラインの歯数によって定まる所定のかき分は角
に等しくなるはずであり、また後者の領域における軸と
被同期ギヤの回転量の差は、該領域でのスリーブとシン
クロナイザリングのスプラインの噛み合い中に該シンク
ロナイザリングの内周面とテーパコーンとの喰い付き状
態が解消されない限り零となるはずである。
従って、これらの領域における軸と被同期ギヤの回転量
の差を求めて、これを所定値と比較することにより、シ
ンクロ装置の挙動の良否や異常の程度等が判別されるこ
とになる。
(実  施  例) 以下、本発明の実施例について説明する。尚、シの実施
例は、シフトフィーリングのテストに際してシンクロ装
置の挙動を評価する場合のものであって、先ずこの評価
及びシフトフィーリングのテストが行われる試験装置に
ついて説明する。
第3図に示すように、この試験装置10は、トランスミ
ッションAを駆動するモータ11と、該モータ11とト
ランスミッションAとの間の入力軸12上に介設された
クラッチ13と、トランスミッションAの出力軸14(
第1図に示す軸2)に連結されて車体相当の慣性質量を
該トランスミッションAの出力側に作用させるフライホ
イール15とを有する。また、各種データ採取用のセン
サとして、モータ11の出力回転数を検出するモータ回
転数センサ16と、トランスミッションAの入力回転数
及び出力回転数を夫々検出する入力回転数センサ17及
び出力回転数センサ18と、トランスミッションAの出
力トルクを検出するトルクセンサ19と、該トランスミ
ッションAのシフトレバ−Bに作用する荷重及び該レバ
ーBのストロークを夫々検出する荷重センサ20及びス
トロークセンサ21とが備えられている。更に、該装置
10の制御用として、上記各センサ16〜21からの信
号a % fがアンプ22及びA/D変換器23を介し
て入力されるパソコン24と、該パソコン24に設定さ
れたプログラムに従ってインタフェースユニット25を
介して作動されるシーケンサ26とが備えられ、該シー
ケンサ26からの信号g、hにより上記モータ11及び
クラッチ13の作動が制御され、また上記インタフェー
スユニット25からの出力信号iによりサーボアンプ2
7を介して上記シフトレバ−Bの操作用アクチュエータ
28の作動が制御されるようになっている。尚、上記各
センサ16〜21からの信号a〜fはインタフェースユ
ニット25にも入力され、これらの信号a −fに基づ
いて装置全体のフィードバック制御が行われるようにな
っている。
然してこの試験装置10を用いて、本発明に係るシフト
フィーリング評価方法は次のように実施される。
即ち、ある変速段にシフトされているトランスミッショ
ンAをモータ11によりクラッチ13を介して所定の回
転数で駆動している状態で、上記クラッチ13を切断す
ると共に、アクチュエータ28によりシフトレバ−Bを
評価すべき所定の変速段に変速するように操作する。こ
の時、シフトレバ−Bのシフト操作により、トランスミ
ッションAにおける当該変速段で用いられる第1図に示
す如き構成のシンクロ装置1は、第4図(a)〜(f)
に示す過程を経て軸2(出力軸14)と被同期ギヤ6と
を結合する。また、荷重センサ20及びストロークセン
サ21の出力信号e、fにより、シフトレバ−Bに作用
する荷重及び該レバーBのストロークの第5図(a)、
(b)に示すような変化が測定されると共に、更に入力
回転数センサ17及び出力回転数センサ18の出力信号
す、cに基づいて第5図(c)に示すような軸2(出力
軸14)と被同期ギヤ6の回転速度の変化が、またトル
クセンサ19の出力信号dにより第5図(d)に示すよ
うな出力トルクの変化が測定される。
ここで、シフト操作時における上記シンクロ装置1の具
体的動作とこれに伴う各データの時間的変化とについて
詳細に説明する。
先ず、第1図及び第4図(a)に示す中立状態からシフ
ト操作によりスリーブ4がa方向にシフトレバ−の初期
ストロークS1 (第5図(b)参照)に対応する量だ
けスライドされた時に、該スリーブ4と共にa方向に移
動するキー5がシンクロナイザリング9を同方向に押し
て、該リング9の内周面を被同期ギヤ6に一体のテーパ
コーン8に押し付ける。また、この時、第4図(b)に
示すように、該スリーブ4のスプラインを構成する各歯
の先端のチャンファ4a・・・4aが上記シンクロナイ
ザリング9のスプラインを構成する各歯のチャンファ9
a・・・9aに出会い(第5図の時点P1)、この状態
でシンクロナイザリング9がスリーブ4及びクラッチハ
ブ3を介して軸2と一体回転する。
一方、上記被同期ギヤ6は、シンクロナイザリング9が
テーパコーン8に押し付けられた時点P1では、第5図
(c)に示すように軸2との間に相対回転があり、その
ためシンクロナイザリング9とテーパコーン8との対接
面が摺動することになり、該面にシフトレバ−によるス
リーブ4をa方向に押圧する力に基づいて摩擦力が発生
する。
そして、この摩擦力により、テーパコーン8を介して被
同期ギヤ6がスリーブ4ないし軸2に同期され、第5図
(c)に示すように時点P2で該ギヤ6と軸2の回転速
度が等しくなる。その場合に、この時点P1から時点P
2までの同期領域T1においては、第5[1(a)に示
すように、シフトレバ−に上記摩擦力を発生させるため
の大きな荷重が作用する。尚、第5図(b)に示すよう
に、この同期領域T、においてはシフトレバ−のストロ
ークS2は掻く小さく、また同図(d)に示すように、
軸2に上記被同期ギヤ6(及びこれに連動する各回転部
材)の慣性力に基づくトルクが発生する。
このようにして時点P2で軸2と被同期ギヤ6との回転
速度が等しくなると、シフトレバ−によりスリーブ4に
加えられているa方向の力により、次にスリーブ4とシ
ンクロナイザリング9のスプラインチャンファ4a・・
・4 a 、 9a・・・9aのかき分は動作が行われ
る。つまり、第4図(b)に示す上記両チャンファ4a
・・・4a、9a・・・9aが出会った状態から、スリ
ーブ4が第5図(b)に示すシフトレバ−のストローク
S3に対応する量だけa方向にスライドし、且つチャン
ファ4a・・・4a、9a・・・9aの傾斜面に沿って
シンクロナイザリング9がスリーブ4に対して一定量だ
け相対回転する。この時、シンクロナイザリング9は被
同期ギヤ6と一体回転するので、該ギヤ6とスリーブ4
ないし軸2との間に、第5[g(c)に示すような相対
回転が発生するが、この相対回転量Δθ1は、上記チャ
ンファ4a・・・4a、9a・・・9aが第4図(b)
に示すように先端の頂点部で出会うように設定されてい
るものとすれば、スプラインの歯数をZとして、(18
0/Z)’となる。そして、時点P3で上記両スプライ
ンチャンファ4a・・・4a* 9a・・・9aの位置
関係が第4図(c)に示すような状態となってかき分は
動作が終了するのであるが、この時点P2〜P、のかき
分は領域T1においては、スリーブ4に作用するa方向
の力によりシンクロナイザリング9及び被同期ギヤ6を
該スリーブ4に対し丈上記回転量Δθ1だけ相対回転さ
せなければならないので、第51ffi(a)に示すよ
うに、シフトレバ−には上記同期領域T1に続いて所定
の大きさの荷重が引き続き作用する。
また、このスリーブ4とシンクロナイザリング9のスプ
ラインチャンファ4a・・・4a、9a・・・9aのか
き分は動作が終了すると、スリーブ4がa方向にスライ
ドして、該スリーブ4のスプラインとシンクロナイザリ
ング9のスプラインとが噛み合わされるが、この噛合い
領域T3においては、スリーブ4のa方向のスライドに
対する抵抗がなくなるので、第5図(a)に示すように
荷重が急激に低下する。また、スリーブ4とシンクロナ
イザリング9とは一体回転し、且つ該シンクロナイザリ
ング9と被同期ギヤ6も一体回転するので、この領域T
3においては、スリーブ4と被同期ギヤ6との相対回転
量Δθ2は零となる。そして、スリーブ4が第5図(b
)に示すシフトレバ−のストロークS4に対応する量だ
けスライドした時点P4で、第4図(d)に示すように
、該スリーブ4のスプラインチャンファ4a・・・4a
がギヤスプライン7のスプラインチャンファ7a・・・
7aに出会い、次にこれらのチャンファ4a・・・4a
、7a・・・7aのかき分は動作が行われる。
このかき分は動作に際しては、スリーブ4及びシンクロ
ナイザリング9に対してギヤスプラインフないし被同期
ギヤ6を相対回転させることになるが、この相対回転は
テーパコーン8とシンクロナイザリング9との対接面に
おける摩擦抵抗に抗して行われる。そのため、上記チャ
ンファ4a・・・4a、7a・・・7aが出会った時点
P4から第5図(a)に示すようにシフトレバ−に再び
大きな荷重が作用し始めると共に、この荷重が上記Fs
擦低抵抗上回った時にシンクロナイザリング9とテーパ
コーン8との対接面が摺動し、スリーブ4とギヤスプラ
イン7とが相対回転を開始する。この時、上記対接面に
おける摩擦係数が静摩擦係数から動摩擦係数に変化する
ことにより、第5図(a)に示すようにシフトレバ−の
荷重が急激に低下すると共に、スリーブ4が同図(b)
に示すシフトレバ−のストロークS5に対応する量だけ
スライドし且つ該スリーブ4とギヤスプライン7とが所
定量相対回転した時点P5で、これらのスプラインチャ
ンファ4a・・・4a、7a・・・7aが第4図(e)
に示す位置関係となり、かき分は動作が終了する。その
場合に、第5図(c)に示すように、軸2と被同期ギヤ
6との間に一定量ΔθSの相対回転が発生するが、この
相対回転量は、スリーブ4とギヤスプラインチャンファ
4a・・・4a、7a・・・7aの出会い時の状態によ
って異なり、また相対回転方向も一定しない。
そして、この時点P4から時点P5までのスリーブ4と
ギヤスプライン7のスプラインチャンファ4a・・・4
a、7a・・・7aのかき分は領域T4が終了した後、
スリーブ4が更にストロークエンドまでスライドして、
第4図(f)に示すように該スリーブ4におけるスプラ
インがギヤスプライン7に噛み合い、これにより軸2と
被同期ギヤ6との結合動作が完了する。
然して、上記のようなシンクロ装置1の動作において、
その動作状態の評価は次のように行われる。
即ち、第5図(C)に示す軸2と被同期ギヤ6との回転
速度のデータに基づいて、時点P2〜P3のスリーブ4
とシンクロナイザリング9のスプラインチャンファ4a
・・・4a、9a・・・9aのかき分は領域T2、これ
に続く時点P3〜P、の上記スリーブ4とシンクロナイ
ザリング9のスプラインの噛合い領域T3、更にこれに
続く時点P4〜P5のスリーブ4とギヤスプライン7の
スプラインチャンファ4a・・・4a、7a・・・7a
のかき分は領域T4の夫々において、上記軸2と被同期
ギヤ6の相対回転量Δθ1.Δθ2.Δθ、を求める。
これらの相対回転量は、上記各領域T2.T3、T4に
おける軸2と被同期ギヤ6の回転速度を時間に対して夫
々積分し、その積分値の差を求めることによって得られ
る。また、各領域T2゜T、、T4を区切る時点P2 
、 Ps 、 P4 、 P 5は、夫々第5図に示す
符号(ト)で示す出力トルクのピーク時、符号(チ)で
示す荷重の落ち込み開始時、符号(す)、(ヌ)で示す
荷重の減少から増大への変化時を検出することにより識
別される。
そして、領域T2における軸2と被同期ギヤ6との相対
回転量Δθlが所定のチャンファかき分は角(例えば(
180/Z)”)に等しいか否かにより、両者の回転速
度が等しくなった時点P2からスリーブ4とシンクロナ
イザリング9のチャンファ4a・・・4a、9a・・・
9aのかき分は動作が正しく開始されたか否かを判別す
る。また、領域T3における相対回転量Δθ2が零であ
るか否かにより、上記スリーブ4とシンクロナイザリン
グ9のスプラインの噛合い時に該シンクロナイザリング
9とテーパコーン8とが確実に喰い付いた状態に保持さ
れているか否かを判別する。これにより、シンクロ装置
1におけるシフト操作時の挙動の良否を判定し、或は上
記回転量Δθ1.Δθ2の正規の値との差によりシンク
ロ動作の異常の程度を評価する。ここで、領域T4にお
ける相対回転量Δθ3は、スリーブ4とギヤスプライン
7のスプラインチャンファ4a・・・4a、7a・・・
7aの出会い方の確認に用いられる。
尚、この実施例では、上記のようにして評価、判定され
たシンクロ装置1の挙動が正常な場合は、これに続いて
シフト操作の重さや滑らかさ等のシフトフィーリングの
判定が行われる。この判定は、重さについては、例えば
第5図(a)に示す時点P1〜P3の同期領域TI及び
スリーブ4とシンクロナイザリング9とのかき分は領域
T2における荷重の時間的変化に基づいて、これらの領
域でシフトレバ−に加えられた力積や仕事量を求めるこ
とにより行われる。また、滑らかさについては、時点P
4〜PSのスリーブ4とギヤスプライン7とのかき分は
領域T4における荷重の時間的変化に基づいて、これら
の領域でシフトレバ−に加えられた力積や仕事量を求め
ることにより、或は該領域T4における荷重のピークの
高さを求めることにより行われる。そして、いずれの場
合にも、このようにシフトフィーリングの評価に際して
用いられる荷重等のデータとして、上記のようにしてシ
ンクロ装置1の挙動が正常であると判定された場合に採
取したもののみが採用されることにより、シフトフィー
リングが常に正しく評価されることになる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、トランスミッションにお
けるシンクロ装置のシフト操作時の挙動が定量的に評価
されることになる。これにより、該シンクロ装置自体の
不具合が人間の感覚等に頼ることなく識別可能となると
共に、特にシフトレバ−に作用する荷重や該レバーのス
トローク等に基づいてシフトフィーリングの評価を行う
場合に、上記荷重等のデータとしてシンクロ装置が正し
く作動した場合のデータのみを採取することが可能とな
り、シフトフィーリングの評価の正確性、信頼性が確保
されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるトランスミッションにおけ
るシンクロ装置の構成を示す概略断面図、第2図は該シ
ンクロ装置による軸とギヤとの同期動作を示す経時変化
図、第3図は本発明の実施に用いられる試験装置の構成
図、第4図(a)〜(f)はシンクロ装置のシフト操作
時における各作動段階を夫々示す説明図、第5図はシフ
ト操作時における各種データの経時変化図である。 A・・・トランスミッション、B・・・シフトレバ−1
1・・・シンクロ装置、4・・・スリーブ、7・・・ギ
ヤスプライン、9・・・シンクロナイザリング、4a、
7a、9a・・・スプラインチャンファ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸上に回転自在に支持された被同期ギヤをシフト
    操作によりシンクロ装置を介して上記軸に結合させる際
    における上記シンクロ装置の挙動を評価する方法であっ
    て、シフト操作中における上記軸と被同期ギヤとの回転
    速度の時間的変化を測定すると共に、その測定データか
    ら、シフト操作中におけるシンクロ装置の所定の動作領
    域での上記軸と被同期ギヤとの回転量の差を求め、この
    差に基づいてシンクロ装置の挙動を評価することを特徴
    とするトランスミッションのシンクロ評価方法。
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