JP3603622B2 - トランスミッションシンクロリング性能評価方法 - Google Patents

トランスミッションシンクロリング性能評価方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、常時噛合式シンクロ機構付トランスミッションのシフト機能を定量的に評価可能としたトランスミッションシンクロリング性能評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される手動式トランスミッションは、容易に変速操作が行えるよう、変速段のギヤを、並行に配置したメインシャフト、カウンタシャフトを用いて、常時噛み合わせ、メインシャフト側のギヤをシャフトに対して回転自在にしておき、これらメインシャフトとギヤとの間を、シンクロリングを用いたシンクロ機構で、同期させながら連結するという構造(常時噛合式シンクロ)が採用してある。
【0003】
ところで、手動式のトランスミッションは良好な操作性が求められる。
【0004】
そこで、トランスミッションの組立工場では、トランスミッションの組立最終工程でモータリングベンチを用いて、シンクロ機能に関係する評価を行い、良品を送り出すようにしている。
【0005】
具体的には、モータリングベンチ装置でトランスミッションをモータリングし、この状態からシフトレバーを作業者が変速操作し、そのとき作業者の手に伝わる感覚や作業者の耳に伝わる音の感覚といった作業者の手感や聴感により、シンクロ機構の同期具合、ギヤ鳴きの有無等を判断して、トランスミッションのシンクロ機能を評価し、良品と評価されたトランスミッションを送り出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シフト機能の評価は、熟練した作業者で行われるので、信頼性はある。
【0007】
しかしながら、各作業者の評価基準が異なるという曖昧さ、さらには作業者個人でも体調によって評価基準が曖昧になるので、場合によっては、車両を運転する使用者が不満に感じるとされるトランスミッションが工場から出るおそれがある。
【0008】
こうしたシフト機能の評価に際し、実開平4−110948号にはシンクロ機構を構成する部品単品の性能を評価する装置が開示されているが、この部品毎の評価から、組上がったトランスミッションのシフト機能を評価するのは難しく、作業者による曖昧さを払拭したトランスミッションの定量的な評価が行える技術が要望されている。
【0009】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、簡単な手法で、作業者による曖昧さを払拭してトランスミッションのシンクロ機能を定量的に評価できるトランスミッションシンクロリング性能評価方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載したトランスミッションシンクロリング性能評価方法は、常時噛合式シンクロ機構付トランスミッションのアウトプットシャフトをモータリング装置で回転させ、同トランスミッションのニュートラル状態からシンクロスリーブをシフト操作手段により一定の力で操作することにより、該シンクロスリーブの進行がシンクロリングでブロックされる工程、前記トランスミッションのインプットシャフトとともに回転するギヤと前記アウトプットシャフトとの回転を同期させる工程、該ブロックが解除される工程、該シフト操作手段によるシフトが最終位置まで移動されシフト完了する工程を経て、該トランスミッションの変速が完了するうち、シンクロスリーブのブロックが解除されたときのインプットシャフト回転数とシフト完了時のインプットシャフト回転数との比から同期率を算出し、この同期率が所定値以上のとき良品と判定することにした。
【0011】
すなわち、シンクロ機能は、変速操作の際、どれだけシンクロリングで入出側の回転数差を吸収したかでわかる。
【0012】
そこで、シンクロリングの吸収した回転数差の程度を定量化するべく、同期終了後となるシンクロスリーブのブロックが解除されたときのインプットシャフト回転数と、シフト完了したときのインプットシャフト回転数との比を算出し、この比から定量判断が可能な同期率を求めた。
【0013】
すなわち、この算出した同期率は、100%に近い程、シンクロリングのシンクロ性能が高いことを表すので、同期率はシンクロ機能の良否を定量的に判断し得る判断要素となる。
【0014】
それ故、100%に近い所定値を判定値として定め、判定値以上の値を良品と判定することにより、組上げたトランスミッションを用いて、各変速段のシンクロ機能が、曖昧さなく、定量的に評価されるようになる。しかも、判定に必要な処理は、シンクロスリーブのブロックが解除されたときのインプットシャフト回転数とシフト完了したときのインプットシャフト回転数とを検出して、同期率を算出して判定値と対比するだけなので、簡単である。
【0015】
請求項2に記載したトランスミッションシンクロリング性能評価方法は、上記目的に加え、一層、良品判定の精度を高めるために、同期が開始されてからシンクロスリーブのブロックが解除されるまでの同期に費やされる同期時間を測定し、該同期時間が所定範囲内に収まるときを良品と判定して、同期率は十分に高いレベルにあるが、同期時間が長すぎて十分な同期性能を発揮できていないトランスミッションを排除するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図6に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0017】
図1は、本発明方法に適用されるトランスミッションのシンクロ機能評価装置を示し、図中1はモータリングベンチ装置(モータリング装置に相当)である。このモータリングベンチ装置1のミッション組付部には、車両搭載用の手動式トランスミッション2が組み付けてある。
【0018】
具体的には、トランスミッション2は、並行に配置したメインシャフト、カウンタシャフト(いずれも図示しない)を用いて、各変速段のギヤを常時噛み合わせ、メインシャフト側のギヤを同シャフトに対して回転自在にし、これらメインシャフトとギヤとの間をシンクロ機構で連結させる構造(常時噛合式シンクロ機構付)となっている。そして、トランスミッション2のインプットシャフト3がモータベンチ装置1に自由回転状態で組み付けてある。またトランスミッション2のアウトプットシャフト6は、モータベンチ装置1に組み付けてある、負荷の代わりをなす出力側モータ7に接続してあり、出力側モータ7を用いて、所望の運転条件でトランスミッション2へ回転力を入力できるようにしてある。またトランスミッション2のシフトレバーが在る部分には、同シフトレバーの代わりに機械的にシフト操作を行う、例えばACサーボモータを駆動源としたシフト装置8が組み付けてある。
【0019】
シフト装置8は、同シフト装置8を制御するシフト装置制御盤9を介して、シフト操作の入力を行う操作盤10に接続されていて、操作盤10からの操作により、トランスミッション2を所定の運転条件で運転中にトランスミッション2の変速操作が行えるようにしてある。
【0020】
一方、11は測定データ解析装置である。この測定データ解析装置には、例えばパーソナルコンピュータが用いてある。同装置は、シフト装置制御盤9、モータリングベンチ装置1に組み込んであるインプットシャフト回転センサ12に接続されていて、トランスミッション2の入力軸回転数(インプットシャフトの回転数)、シフト装置制御盤9から出力される、シフト操作のシフトストローク要素となるシフト装置8(ACサーボモータ)のモータ変位、同じく操作力の要素となるモータトルクの信号が読取れるようにしてある。
【0021】
なお、シフト装置8は駆動源をACサーボモータとしているため、常に同じ力で操作力がかけられ、データのばらつきを抑えて信頼性を向上させている。
【0022】
この測定データ解析装置11を用いて、トランスミッション2の変速操作の際、どれだけシンクロ機能で入出側の回転差を吸収したかの程度を定量化させ、トランスミッション2のシンクロ性能が良品であるか否かを評価するようにしている。
【0023】
すなわち、シンクロ性能評価方法について説明すれば、今、トランスミッション2の2NDにおけるシンクロ性能を評価するべく、3RDから2NDへのシフトダウンを想定した運転条件となるようモータリング装置1を運転しておき、シフト装置8により所定のモータトルク(操作力)でトランスミッション2を中立状態から2NDへシフトダウンする。
【0024】
すると、図2〜図4に示されるように2NDのシンクロ機構15がシンクロ作動する。このシフトダウンのときのモータ変位(シフトストロークに相当)、モータトルク(操作力に相当)、入力軸回転数(インプットシャフト回転数に相当)の変化が、図5の線図に示してある。
【0025】
ここで、シンクロ機構15には、通常、使用される構造、例えばメインシャフトの外周部に、スプライン溝16、シンクロナイザーキー17、シンクロハブ18を介してスライド可能に設けたシンクロスリーブ19、シンクロスリーブ19を挟むように両側に配置した2NDのギヤ20および3RDのギヤ(図示しない)、同2NDおよび3RDのギヤ20と一体なコーン部20a,30aおよびドグギヤ20b(2ND側しか図示せず)、コーン部20a,30aの周りに回転自在に設けたシンクロリング21,31を組み合わせた構造が用いてある。なお、21a,31aはシンクロリング21,31のドグギヤを示す。
【0026】
このシンクロ機構15のシンクロ作動を、モータ変位、モータトルク、入力軸回転数の挙動と共に説明すれば、シフト装置8の駆動により、図2(a),(b)に示されるようにシンクロスリーブ19が2NDのギヤ20へ向かって操作される。すると、シンクロナイザーキー17とシンクロリング21とが一緒に移動していき、シンクロリング21の底面の傾斜面がコーン部20aに押し付けられる。さらにシンクロスリーブ19が動いていくと、図3(a),(b)に示されるようにシンクロスリーブ19のギヤ部19aの先端に形成されている傾斜面19bと、シンクロリング21のドグギヤ21aの先端に形成されている傾斜面21bとが面接触し、シンクロスリーブ19の進行がブロック(阻止)される。すると、シンクロリング21とコーン部20a同士が押し付けられ、シンクロリング21の底面の傾斜面とこれに接触するコーン部20aの傾斜面との間に発生する摩擦力により、両者の回転速度差が減っていき同期が行われる。
【0027】
この同期作用により入力軸回転数は上昇するので、この回転数が上昇し始める地点を検出することにより、同期開始Aが検出される。
【0028】
回転速度差の減少が進み、シンクロスリーブ19が進行しようとする力が、シンクロリング21のブロック力に打ち勝つと、図4(a),(b)に示されるようにシンクロリング21とのブロックが解除され、再びシンクロスリーブ19は進行を始め、2NDギヤ20のドグギヤ21bと噛み合い、同期が終了する。
【0029】
ブロックの解除は、ブロックによって進行が一旦、止まったシフト操作が、再び動き出すという挙動でわかるので、このときの操作、すなわち停滞していたモータ変位が再び動き出す地点を検出することにより、ブロック解除Bが検出される。
【0030】
この同期終了に続いて、シンクロスリーブ19が、2NDギヤ20のドグギヤ21bと噛み合う際に、同期しきれなかった回転差が吸収されることにより、図5中のX部内の段差で示されるようにインプットシャフト3の回転速度が上昇して、シフトを終える。
【0031】
このときの2NDギヤ20のシンクロ性能は、シフトダウンを行った際、どれだけシンクロリング21で入出側の回転差を吸収したかでわかる。
【0032】
そこで、測定データ解析装置11は、同期終了後であるシンクロスリーブ19のブロックが解除された地点のインプットシャフト回転数、すなわちB線における入力軸回転数Dと、シフト完了したときのインプットシャフト回転数、すなわちE点における入力軸回転数とを検出し、この両者の比を算出して、X部の段差が示すシンクロ機能が吸収した回転数差を表し、この比から同期率(%:B線の入力軸回転数/E点の入力軸回転数*100)を算出して、シンクロリング21の吸収した回転数差の程度を定量化した。
【0033】
この同期率は、100%に近い程、シンクロリング21のシンクロ性能が高いことを表すので、同期率はシンクロ機能の良否を定量的に判断し得る判断要素となる。
【0034】
具体的には、同一運転条件(トランスミッションの回転数、モータトルク、油温)で、良いとの評価が出されていた被評価品1、被評価品2、被評価品3といった各トランスミッションの2NDを用いて得た同期率と、同期不足からギヤ鳴りがして製品としての品質を満たせないとの評価が出ていた不具合品から算出した2NDの同期率とをプロットした結果、図6に示されるように被評価品1、被評価品2、被評価品3は、いずれも同期率85%を越える領域L1に含まれ、不具合品はそれ以下の同期率の領域L2に含まれる分布となった。なお、いずれも同期率は、同一運転条件で、複数回、シフトダウン試験を行って、それぞれ得た値である。
【0035】
したがって、図6に示されるように被評価品1、被評価品2、被評価品3と他の製品とを分ける100%に近い所定値を判定値S1として定めて、判定値以上の領域L1内にある製品を良品と判定し、判定値を下回る領域L2内にある製品を不具合品と判定することにより、組上げたトランスミッション2を用いて、変速段のシフト機能を、曖昧さなく、定量的に評価できる。
【0036】
しかも、良品判定に必要な処理は、シンクロスリーブ19のブロックが解除されたときの入力軸回転数Dと、シフト完了したときの入力軸回転数Eとを検出して同期比を算出し、判定値S1と対比するだけですむので、簡単である。
【0037】
また測定データ解析装置11を使い、図5中のA線で示す同期が開始されてから、図5中のB線で示すシンクロスリーブ19のブロック解除が行われるまでの同期時間Cを測定し、この同期時間Cが所定範囲内に収まるときを良品と判定して、同期時間が長すぎる製品を排除するような判定を同時に行うことで、良品判定の精度を高める。
【0038】
すなわち、従来からトランスミッションの変速時間は短い方が、車載後の操作性およびシフトフィーリングが良く、また変速時間は、同期時間に起因するところが大きい。同一規格部品によって組み上がったトランスミッションで、同期率が同様な高水準にあったとしても、一方の同期時間が極端に長ければ、その長い方のトランスミッションは、操作性およびシフトフィーリングで十分とは言えない。
【0039】
具体的には、測定データ解析装置11には、図6中に示されるように製品としての品質を満たせないとされる同期時間、例えば0.25secを判定値S2として定め、判定値S2を越える領域L3を不具合品と判定し、判定値S2内の領域L2に収まるときを良品と判定することにより、一層、良品判定の精度を高めることができる。
【0040】
なお、一実施形態では、トランスミッションの2NDのシンクロ機能を評価したが、同じようにして他の3RD、4TH(インプットシャフトとアウトプットシャフトとが直結される変速段)、5THなど全変速段のシンクロ機能の評価を行えばよい。
【0041】
また一実施形態では、シフトダウンのときを例に挙げたが、同じようにしてシフトアップのときのシンクロ機能を評価してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、算出した同期率は、100%に近い程、シンクロリングのシンクロ性能が高いことを表すので、シンクロ機能の良否を定量的に判断し得る判断要素となる。
【0043】
したがって、100%に近い所定値を判定値として定め、判定値以上の値を良品と判定することにより、組上げたトランスミッションのままで、各変速段のシフト機能を、曖昧さなく、定量的に評価することができ、品質の安定化を図ることができる。
【0044】
しかも、判定に必要な処理は、シンクロスリーブのブロックが解除されたときのインプットシャフト回転数と、シフト完了したときのインプットシャフト回転数とを検出して同期率を算出して、判定値と対比するだけなので、簡単である。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、同期率は十分に高いレベルにあるが同期時間が長すぎて、十分な同期性能を発揮できていないトランスミッションを排除できるので、一層、良品判定の精度を高めることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトランスミッションのシンクロリング性能評価方法を行う装置の概略図。
【図2】トランスミッションのシンクロ機能を説明するためのシンクロスリーブが中立位置にあるときの状態を示す図。
【図3】同シンクロスリーブの進行がシンクロリングでブロックされ、同期作用が行われるときの状態を示す図。
【図4】同シンクロスリーブのブロックが解除された状態を説明するための図。
【図5】同期状態の変化をモータ変位、モータトルク、入力軸回転数で表した線図。
【図6】算出された同期率、同期時間から良品判定を行うときを説明する図。
【符号の説明】
1…モータリングベンチ装置(モータリング装置)
2…手動式トランスミッション
3…インプットシャフト
6…アウトプットシャフト
8…シフト装置(シフト操作手段)
9…シフト装置制御盤
10…操作盤
11…測定データ解析装置
12…インプットシャフト回転センサ
19…シンクロスリーブ
20…2NDギヤ
21…シンクロリング。

Claims (2)

  1. 常時噛合式シンクロ機構付トランスミッションのアウトプットシャフトをモータリング装置で回転させ、同トランスミッションのニュートラル状態からシンクロスリーブをシフト操作手段により一定の力で操作することにより、
    該シンクロスリーブの進行がシンクロリングでブロックされる工程、前記トランスミッションのインプットシャフトとともに回転するギヤと前記アウトプットシャフトとの回転を同期させる工程、該ブロックが解除される工程、該シフト操作手段によるシフトが最終位置まで移動されシフト完了する工程を経て、該トランスミッションの変速が完了するものであって、
    前記シンクロスリーブのブロックが解除されたときの前記インプットシャフト回転数と前記シフト完了時のインプットシャフト回転数との比から同期率を算出し、
    前記同期率が所定値以上のとき良品と判定する
    ことを特徴とするトランスミッションシンクロリング性能評価方法。
  2. 同期が開始されてから前記シンクロスリーブのブロックが解除されるまで同期時間を測定し、該同期時間が所定範囲内に収まるときを良品と判定することを特徴とする請求項1に記載のトランスミッションシンクロリング性能評価方法。
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