JP2808602B2 - ドットマトリックスプリンタ - Google Patents
ドットマトリックスプリンタInfo
- Publication number
- JP2808602B2 JP2808602B2 JP63118707A JP11870788A JP2808602B2 JP 2808602 B2 JP2808602 B2 JP 2808602B2 JP 63118707 A JP63118707 A JP 63118707A JP 11870788 A JP11870788 A JP 11870788A JP 2808602 B2 JP2808602 B2 JP 2808602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- scanning
- scanning direction
- head
- paper feed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/36—Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
- B41J11/42—Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドットマトリックスプリンタに関する。
従来よりドットマトリックスプリンタでは、シリアル
プリンタのように、主走査すなわち、集積ヘッドの移動
と副走査である印字用紙の移動によってドットをマトリ
ックス状に印字するものが知られていた。
プリンタのように、主走査すなわち、集積ヘッドの移動
と副走査である印字用紙の移動によってドットをマトリ
ックス状に印字するものが知られていた。
しかし、かかる従来のドットマトリックスプリンタで
は、副走査の送り機構における周期的要素に加工上の精
度あるいは組み立てによる偏心、回転むら等がある場
合、副走査の走査量が集積ヘッドのドット生成要素の副
走査方向の分布範囲寸法に対して誤差を持つため、副走
査のピッチで印字むらが生じてしまうという問題点を有
していた。
は、副走査の送り機構における周期的要素に加工上の精
度あるいは組み立てによる偏心、回転むら等がある場
合、副走査の走査量が集積ヘッドのドット生成要素の副
走査方向の分布範囲寸法に対して誤差を持つため、副走
査のピッチで印字むらが生じてしまうという問題点を有
していた。
そこで本発明は、従来のこのような問題点を解決する
ため、副走査の送り機構における全てあるいは１部の回
転要素、周期的要素の偏心、回転むら等の影響を無く
し、副走査ピッチによる印字むらを軽減させ、印字品質
を向上させる事を目的とするものである。
ため、副走査の送り機構における全てあるいは１部の回
転要素、周期的要素の偏心、回転むら等の影響を無く
し、副走査ピッチによる印字むらを軽減させ、印字品質
を向上させる事を目的とするものである。
すなわち、本発明はかかる課題を達成するために、多
数のドット形成要素を副走査方向に分布させた集積ヘッ
ドを主走査方向に走査させつつ記録媒体を集積ヘッドと
相対的に副走査方向に移動させて、上下記録媒体上に所
要の記録書込みを行う形式のドットマトリックスプリン
タにおいて、駆動源から記録媒体を直接搬送する搬送手
段までの間に介在させた回転伝達系を構成する回転要素
について、ドット形成要素の副走査方向分布範囲に相当
する距離だけ記録媒体を副走査方向に送るために、回転
要素を整数回回転させるようにしたものである。
数のドット形成要素を副走査方向に分布させた集積ヘッ
ドを主走査方向に走査させつつ記録媒体を集積ヘッドと
相対的に副走査方向に移動させて、上下記録媒体上に所
要の記録書込みを行う形式のドットマトリックスプリン
タにおいて、駆動源から記録媒体を直接搬送する搬送手
段までの間に介在させた回転伝達系を構成する回転要素
について、ドット形成要素の副走査方向分布範囲に相当
する距離だけ記録媒体を副走査方向に送るために、回転
要素を整数回回転させるようにしたものである。
本発明の上記の構成によれば、副走査の動力源から印
字用紙までの動力伝達系の回転など周期運動を行う機械
要素に加工，組立公差に伴う偏心，形状ずれなどによる
周期的動力伝達むらが有ったとしても、副走査方向の走
査量のむらが防がれる。
字用紙までの動力伝達系の回転など周期運動を行う機械
要素に加工，組立公差に伴う偏心，形状ずれなどによる
周期的動力伝達むらが有ったとしても、副走査方向の走
査量のむらが防がれる。
以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第１図は、シリアル走査形の印字機構における集積ヘッ
ド１（インパクトドットヘッド）と副走査用の紙送りロ
ーラ２を示した図である。集積ヘッド１は主走査方向ａ
すなわち紙送り方向と垂直の方向に移動し、副走査方向
ｂは紙の送り方向である。副走査は、印字用紙４を動力
源である紙送りモータ３に直結した紙送りローラ２によ
って移動され、ドットをマトリックスに構成するもので
ある。そこで以下に本発明の実施例について説明する。
第１図は、シリアル走査形の印字機構における集積ヘッ
ド１（インパクトドットヘッド）と副走査用の紙送りロ
ーラ２を示した図である。集積ヘッド１は主走査方向ａ
すなわち紙送り方向と垂直の方向に移動し、副走査方向
ｂは紙の送り方向である。副走査は、印字用紙４を動力
源である紙送りモータ３に直結した紙送りローラ２によ
って移動され、ドットをマトリックスに構成するもので
ある。そこで以下に本発明の実施例について説明する。
第１図は本発明の一実施例をなすシリアル式の印字装
置を示したもので、この装置は、インパクトドットのよ
うなドット形成要素を副走査方向ｂに多数分布させた集
積ヘッド１を主走査方向ａに走査させる一方、紙送りモ
ータ３により紙送りローラ２を回転させ、これに巻つけ
た印字用紙４を副走査方向ｂに搬送しつつ、印字用紙４
の面に所要の記録書込みを行わせるように構成したもの
であって、特に、印字用紙４を副走査方向ｂに紙送りす
る１回当りの紙送り量、つまり紙送りローラ２の１回転
に相当する距離πdl（dlは紙送りローラ２の直径）か、
もしくは数回転ｎπdlに相当する距離（ｎは整数）が、
集積ヘッド１のヘッド寸法Llと同じになるようにするこ
とによって、動力源から印字用紙４までの動力伝達系に
生じる周期変動、つまり、紙送りローラ２や紙送りモー
タ３の偏心及び組み付け誤差に伴う周期的変動による印
字むらを取除くようにしたもので、ここにおける集積ヘ
ッド１のヘッド寸法Llとは、副走査方向に配列された多
数の印字ワイヤの最上位のものから最下位のものまでの
間の距離、つまりドット形成要素の副走査方向の分布範
囲寸法を表している。
置を示したもので、この装置は、インパクトドットのよ
うなドット形成要素を副走査方向ｂに多数分布させた集
積ヘッド１を主走査方向ａに走査させる一方、紙送りモ
ータ３により紙送りローラ２を回転させ、これに巻つけ
た印字用紙４を副走査方向ｂに搬送しつつ、印字用紙４
の面に所要の記録書込みを行わせるように構成したもの
であって、特に、印字用紙４を副走査方向ｂに紙送りす
る１回当りの紙送り量、つまり紙送りローラ２の１回転
に相当する距離πdl（dlは紙送りローラ２の直径）か、
もしくは数回転ｎπdlに相当する距離（ｎは整数）が、
集積ヘッド１のヘッド寸法Llと同じになるようにするこ
とによって、動力源から印字用紙４までの動力伝達系に
生じる周期変動、つまり、紙送りローラ２や紙送りモー
タ３の偏心及び組み付け誤差に伴う周期的変動による印
字むらを取除くようにしたもので、ここにおける集積ヘ
ッド１のヘッド寸法Llとは、副走査方向に配列された多
数の印字ワイヤの最上位のものから最下位のものまでの
間の距離、つまりドット形成要素の副走査方向の分布範
囲寸法を表している。
このように構成したことにより、紙送りローラ２や紙
送りモータ３の偏心や組付け上の位置ずれ、もしくは紙
送りモータと紙送りローラ２との間に介在する駆動力伝
達系歯車の成形精度の如何によって生じる積層ヘッド１
のヘッド寸法Llの範囲内で生じる周期的な脈動を取除い
て、印字むらの発生を未然に抑えることができる。
送りモータ３の偏心や組付け上の位置ずれ、もしくは紙
送りモータと紙送りローラ２との間に介在する駆動力伝
達系歯車の成形精度の如何によって生じる積層ヘッド１
のヘッド寸法Llの範囲内で生じる周期的な脈動を取除い
て、印字むらの発生を未然に抑えることができる。
第２図は、ドラム式の印字機構における集積ヘッド１
と主走査方向ａ、副走査方向ｂを示した図である。主走
査方向ａはドラム16に巻き付けた印字用紙４の回転方向
であり、副走査方向ｂは集積ヘッド１の移動方向であ
る。副走査は副走査用モータ13に直結された副走査用プ
ーリ12を介しタイミングベルト15あるいはワイヤ15′等
により集積ヘッド１を移動させるものである。この場合
は、前記副走査用プーリ12の周長πd2あるいは、その整
数倍ｎπd2に集積ヘッド１の移動量すなわち該集積ヘッ
ド１のヘッド寸法L2と同一にすることにより副走査用プ
ーリ12及び副走査用モータ13の加工上、組み立て上の偏
心、周期的誤差を無くすことができ、印字品質を向上さ
せることができる。なお、ヘッド寸法L2は、ドット生成
要素の最左部と最右部間の距離を示す。
と主走査方向ａ、副走査方向ｂを示した図である。主走
査方向ａはドラム16に巻き付けた印字用紙４の回転方向
であり、副走査方向ｂは集積ヘッド１の移動方向であ
る。副走査は副走査用モータ13に直結された副走査用プ
ーリ12を介しタイミングベルト15あるいはワイヤ15′等
により集積ヘッド１を移動させるものである。この場合
は、前記副走査用プーリ12の周長πd2あるいは、その整
数倍ｎπd2に集積ヘッド１の移動量すなわち該集積ヘッ
ド１のヘッド寸法L2と同一にすることにより副走査用プ
ーリ12及び副走査用モータ13の加工上、組み立て上の偏
心、周期的誤差を無くすことができ、印字品質を向上さ
せることができる。なお、ヘッド寸法L2は、ドット生成
要素の最左部と最右部間の距離を示す。
第３図（ａ）は、第１図、第２図の副走査用の回転要
素を減速して副走査を行なう例であり、シリアル走査形
を例とし説明すると、紙送りモータ３より減速用タイミ
ングベルト９を介して減速したものである。前述のよう
に集積ヘッド１のヘッド寸法Ｌを副走査方向ｂの一回へ
走査量すなわち紙送りローラ２の周長ｎπd1（ｎ＝１、
２、３…）と同一とし、かつ紙送りモータプーリ７を整
数回転Ｍでローラ用プーリ８を１回転あるいは整数回転
Ｎとする。換言すれば、減速比を整数比（M:1）あるい
は（M:N）として構成することによって、前記紙送りモ
ータプーリ７、ローラ用プーリ８、紙送りローラ２及び
紙送りモータ３の周期的誤差による副走査の走査量の変
動を無くし、副走査のピッチむらを軽減でき、印字品質
の向上ができる。また、この例において、減速用タイミ
ングベルト９は、紙送りモータプーリ７又は紙送りロー
ラ２の回転周期に比較して十分大きな周期であるため周
期的な誤差は軽減され、副走査方向の走査むらとしては
無視できるものである。
素を減速して副走査を行なう例であり、シリアル走査形
を例とし説明すると、紙送りモータ３より減速用タイミ
ングベルト９を介して減速したものである。前述のよう
に集積ヘッド１のヘッド寸法Ｌを副走査方向ｂの一回へ
走査量すなわち紙送りローラ２の周長ｎπd1（ｎ＝１、
２、３…）と同一とし、かつ紙送りモータプーリ７を整
数回転Ｍでローラ用プーリ８を１回転あるいは整数回転
Ｎとする。換言すれば、減速比を整数比（M:1）あるい
は（M:N）として構成することによって、前記紙送りモ
ータプーリ７、ローラ用プーリ８、紙送りローラ２及び
紙送りモータ３の周期的誤差による副走査の走査量の変
動を無くし、副走査のピッチむらを軽減でき、印字品質
の向上ができる。また、この例において、減速用タイミ
ングベルト９は、紙送りモータプーリ７又は紙送りロー
ラ２の回転周期に比較して十分大きな周期であるため周
期的な誤差は軽減され、副走査方向の走査むらとしては
無視できるものである。
第３図（ｂ）は、副走査の動力伝達系において一部の
機械要素の周期的誤差が無視できる他の例を示す。これ
は、第３図（ａ）に示した例にアイドラープーリ10を付
加したものである。この場合も紙送りモータプーリ７と
ローラ用プーリ８の減速比を整数比とし、副走査のピッ
チむらを軽減するように構成されている。この構成にお
いて、モータの回転角はタイミングベルトの移動距離と
なり、紙送りローラの回転すなわち副走査量となる。こ
の過程でアイドラプーリ10は、ベルトの移動をそのまま
伝えるものであり、副走査量に直接与える要因としては
無視できるものである。さらに、設計上の都合等により
全ての回転要素、周期的要素の公倍数を取ることがむず
かしい場合でも、取り得る範囲内の要素の公倍数、ある
いは更にその整数倍の周期を意識することで、たとえ歯
車１個分でもその偏心誤差は取り除く事が可能であり、
その対策の程度に応じて改善効果は確実に得られるもの
である。
機械要素の周期的誤差が無視できる他の例を示す。これ
は、第３図（ａ）に示した例にアイドラープーリ10を付
加したものである。この場合も紙送りモータプーリ７と
ローラ用プーリ８の減速比を整数比とし、副走査のピッ
チむらを軽減するように構成されている。この構成にお
いて、モータの回転角はタイミングベルトの移動距離と
なり、紙送りローラの回転すなわち副走査量となる。こ
の過程でアイドラプーリ10は、ベルトの移動をそのまま
伝えるものであり、副走査量に直接与える要因としては
無視できるものである。さらに、設計上の都合等により
全ての回転要素、周期的要素の公倍数を取ることがむず
かしい場合でも、取り得る範囲内の要素の公倍数、ある
いは更にその整数倍の周期を意識することで、たとえ歯
車１個分でもその偏心誤差は取り除く事が可能であり、
その対策の程度に応じて改善効果は確実に得られるもの
である。
第４図は、集積ヘッドのマトリックス生成要素の副走
査方向ピッチlhが印字分解能すなわちドットピッチldに
比較して粗い場合である。この場合の副走査は、２段階
の走査量を必要とする。、〔副走査方向のマトリック
ス生成要素ピッチ間を印字するための前記ドットピッチ
の走査量L1＝ld〕と、、〔集積ヘッドの寸法を移動さ
せるための走査、該集積ヘッドのマトリックス生成要素
数をＮ〕とすると、その走査量はL2＝（Ｎ−１）・lh＋
ldと考えることができる。両者をそれぞれ副走査、副
走査とする。該副走査はマトリックス生成要素間を
印字するためにＫ回走査する（lh＝（Ｋ＋１）ld）もの
とすると、前記集積ヘッドが、マトリックス生成要素間
を印字し、該集積ヘッド寸法を移動させる走査量ＬはＬ
＝Ｋ・L1＋L2＝Kld＋（Ｎ−１）・lh＋ld＝Ｎ・lhであ
る。このような構成においてドットマトリックスを形成
し印字する場合問題となる副走査方向の誤差は、、
〔走査量Ｌによるピッチ誤差〕と、、〔副走査によ
る累積誤差すなわち、走査量Ｌを走査した直後のマトリ
ックス生成要素52の位置と、Ｋ回副走査を行なったマ
トリックス生成要素51′の位置の差ｇに現われる誤差〕
である。第５図にもとづいて前記誤差及び誤差につ
いて説明する。前記誤差は走査量Ｌ（マトリックス生
成要素数Ｎとピッチlhの積）の回転周期Ｔと同一もしく
はその整数倍とすることで著しく軽減される。また、前
記走査量Ｌが回転周期Ｔと同一もしくは整数倍にできな
い場合でも、マトリックス生成要素数を回転周期Ｔから
該マトリックス生成要素ピッチlhで除した値T/lhの小数
点以下を切り上げた整数Ｎ′とすることにより副走査量
Ｌ′＝（Ｎ′−１）・lh＋ld−Ｋ・ldとして全く同様に
軽減できる。前記誤差は、副走査の走査量によって
決まり、逆に副走査方向のドット位置ズレの許容値によ
って該走査量が制限される。該許容値をｙとすると、副
走査方向の送り機構の周期変動に応じて副走査量の最小
値x1が決まる。そこで副走査の走査量L1をL1≦（x1/
K）とすることによって副走査によるピッチむらを許容
値以内の安定したものとすることができ、印字品質を向
上させることができる。また、前述の誤差において、
設計上の都合等によって、前記走査量Ｌあるいは前記走
査量Ｌ′と回転周期Ｔが同一もしくは整数倍にできない
場合では、前記許容値ｙによって得られる該副走査量x1
の範囲内で前記回転周期Ｔに対し位相ずれもしくは、走
査量の差があっても副走査方向の相対的なドット位置ず
れは許容値内の安定したものとなり、印字品質も向上す
る。
査方向ピッチlhが印字分解能すなわちドットピッチldに
比較して粗い場合である。この場合の副走査は、２段階
の走査量を必要とする。、〔副走査方向のマトリック
ス生成要素ピッチ間を印字するための前記ドットピッチ
の走査量L1＝ld〕と、、〔集積ヘッドの寸法を移動さ
せるための走査、該集積ヘッドのマトリックス生成要素
数をＮ〕とすると、その走査量はL2＝（Ｎ−１）・lh＋
ldと考えることができる。両者をそれぞれ副走査、副
走査とする。該副走査はマトリックス生成要素間を
印字するためにＫ回走査する（lh＝（Ｋ＋１）ld）もの
とすると、前記集積ヘッドが、マトリックス生成要素間
を印字し、該集積ヘッド寸法を移動させる走査量ＬはＬ
＝Ｋ・L1＋L2＝Kld＋（Ｎ−１）・lh＋ld＝Ｎ・lhであ
る。このような構成においてドットマトリックスを形成
し印字する場合問題となる副走査方向の誤差は、、
〔走査量Ｌによるピッチ誤差〕と、、〔副走査によ
る累積誤差すなわち、走査量Ｌを走査した直後のマトリ
ックス生成要素52の位置と、Ｋ回副走査を行なったマ
トリックス生成要素51′の位置の差ｇに現われる誤差〕
である。第５図にもとづいて前記誤差及び誤差につ
いて説明する。前記誤差は走査量Ｌ（マトリックス生
成要素数Ｎとピッチlhの積）の回転周期Ｔと同一もしく
はその整数倍とすることで著しく軽減される。また、前
記走査量Ｌが回転周期Ｔと同一もしくは整数倍にできな
い場合でも、マトリックス生成要素数を回転周期Ｔから
該マトリックス生成要素ピッチlhで除した値T/lhの小数
点以下を切り上げた整数Ｎ′とすることにより副走査量
Ｌ′＝（Ｎ′−１）・lh＋ld−Ｋ・ldとして全く同様に
軽減できる。前記誤差は、副走査の走査量によって
決まり、逆に副走査方向のドット位置ズレの許容値によ
って該走査量が制限される。該許容値をｙとすると、副
走査方向の送り機構の周期変動に応じて副走査量の最小
値x1が決まる。そこで副走査の走査量L1をL1≦（x1/
K）とすることによって副走査によるピッチむらを許容
値以内の安定したものとすることができ、印字品質を向
上させることができる。また、前述の誤差において、
設計上の都合等によって、前記走査量Ｌあるいは前記走
査量Ｌ′と回転周期Ｔが同一もしくは整数倍にできない
場合では、前記許容値ｙによって得られる該副走査量x1
の範囲内で前記回転周期Ｔに対し位相ずれもしくは、走
査量の差があっても副走査方向の相対的なドット位置ず
れは許容値内の安定したものとなり、印字品質も向上す
る。
以上述べたように本発明によれば、駆動源から記録媒
体を直接搬送する搬送手段までの回転伝達系を構成する
回転要素について、ドット形成要素の副走査方向分布範
囲に相当する距離だけ記録媒体を副走査方向に送るため
に、回転要素を整数回回転させるようにしたので、駆動
モータや紙送りローラの偏心あるいは駆動伝達系を構成
する一連の歯車やプーリ等の組付け上のずれ、もしくは
これらの部材の形成精度の違いにもとづく周期的な回転
位相を、ヘッドの寸法範囲の整数分の一に整え、画像形
成の際に生じる白抜けや黒筋の発生を未然に抑えて、画
像品質を大巾に向上させることができる。
体を直接搬送する搬送手段までの回転伝達系を構成する
回転要素について、ドット形成要素の副走査方向分布範
囲に相当する距離だけ記録媒体を副走査方向に送るため
に、回転要素を整数回回転させるようにしたので、駆動
モータや紙送りローラの偏心あるいは駆動伝達系を構成
する一連の歯車やプーリ等の組付け上のずれ、もしくは
これらの部材の形成精度の違いにもとづく周期的な回転
位相を、ヘッドの寸法範囲の整数分の一に整え、画像形
成の際に生じる白抜けや黒筋の発生を未然に抑えて、画
像品質を大巾に向上させることができる。
第１図は本発明のシリアル走査形の実施例を示す略図。
第２図は本発明のドラム式回転形の実施例を示す略図。
第３図（ａ）及び第３図（ｂ）は第１図、第２図におけ
る減速タイプの図。第４図は本発明にかかる集積ヘッド
の形状例を示す図。第５図は本発明の副走査量とその誤
差を示した図である。 ａ……主走査方向 ｂ……副走査方向 １……集積ヘッド ２……紙送りローラ ３……紙送りモータ ４……印字用紙 12……副走査用プーリ 13……副走査用モータ Ｌ……ヘッド寸法 d1……紙送りローラ径 d2……副走査用プーリ径
第２図は本発明のドラム式回転形の実施例を示す略図。
第３図（ａ）及び第３図（ｂ）は第１図、第２図におけ
る減速タイプの図。第４図は本発明にかかる集積ヘッド
の形状例を示す図。第５図は本発明の副走査量とその誤
差を示した図である。 ａ……主走査方向 ｂ……副走査方向 １……集積ヘッド ２……紙送りローラ ３……紙送りモータ ４……印字用紙 12……副走査用プーリ 13……副走査用モータ Ｌ……ヘッド寸法 d1……紙送りローラ径 d2……副走査用プーリ径
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 19/76 B41J 2/51
Claims (1)
- 【請求項１】多数のドット形成要素を副走査方向に分布
させた集積ヘッドを主走査方向に走査させつつ記録媒体
を上記集積ヘッドと相対的に上記副走査方向に移動させ
て、上下記録媒体上に所要の記録書込みを行う形式のド
ットマトリックスプリンタにおいて、 駆動源から上記記録媒体を直接搬送する搬送手段までの
間に介在させた回転伝達系を構成する回転要素につい
て、上記ドット形成要素の副走査方向分布範囲に相当す
る距離だけ上記記録媒体を副走査方向に送るために、上
記回転要素を整数回回転させるように構成したことを特
徴とするドットマトリックスプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118707A JP2808602B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ドットマトリックスプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118707A JP2808602B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ドットマトリックスプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01288457A JPH01288457A (ja) | 1989-11-20 |
| JP2808602B2 true JP2808602B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=14743134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63118707A Expired - Lifetime JP2808602B2 (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | ドットマトリックスプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2808602B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007316326A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5148928A (ja) * | 1974-10-25 | 1976-04-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | Purinta |
| JPS5393910A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-17 | Suwa Seikosha Kk | Paper feeder for small printer |
| JPS6183079A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-04-26 | Hitachi Ltd | 端末装置 |
| JPS6211651A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-20 | Tokyo Electric Co Ltd | ドツトプリンタの印字方法 |
| GB2202491A (en) * | 1987-03-20 | 1988-09-28 | Triumph Adler Ag | Line spacing mechanism |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP63118707A patent/JP2808602B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01288457A (ja) | 1989-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5462371A (en) | Indexing planetary gear train for a printer | |
| JP2808602B2 (ja) | ドットマトリックスプリンタ | |
| US5790149A (en) | Ink jet recording head | |
| US5902058A (en) | Sheet conveying apparatus and image forming apparatus | |
| US6244686B1 (en) | Print head drive mechanism | |
| JP2001507301A (ja) | プリンターおよび印刷方法 | |
| CN1082196C (zh) | 一种电照相成像设备及其感光滚筒的驱动装置 | |
| JP2007196505A (ja) | プリンタおよびプリンタの制御方法 | |
| EP0382640A2 (en) | Printing media feeding apparatus for printers | |
| JP2000318217A (ja) | シリアル記録装置 | |
| JP2005088467A (ja) | 画像形成装置及び液滴吐出ヘッド | |
| JP3680909B2 (ja) | シリアルプリンタ | |
| US6247785B1 (en) | Positioning assembly for drive mechanism | |
| JPH04369158A (ja) | シリアル走査型プリンタ | |
| JP3526169B2 (ja) | 記録装置 | |
| JP3468721B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08174944A (ja) | プリンタの紙送り装置 | |
| JP2002248822A (ja) | シート搬送装置及び記録装置 | |
| JP3834072B2 (ja) | ドットプリンタの用紙搬送装置 | |
| JP2000247485A (ja) | シート材搬送装置 | |
| JP3069488U (ja) | プリンタ | |
| JPH08164643A (ja) | 画像形成装置 | |
| US20070098477A1 (en) | Printer with worm-driven feed roller | |
| JPS62295858A (ja) | 記録シ−トの搬送方法 | |
| JP2000153650A (ja) | プリンタの紙送り機構 |