JP2808519B2 - 多連トンネル掘削機 - Google Patents

多連トンネル掘削機

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JP2808519B2
JP2808519B2 JP185594A JP185594A JP2808519B2 JP 2808519 B2 JP2808519 B2 JP 2808519B2 JP 185594 A JP185594 A JP 185594A JP 185594 A JP185594 A JP 185594A JP 2808519 B2 JP2808519 B2 JP 2808519B2
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tunnel excavator
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武 松浦
隆夫 松本
和之 岡本
城司 上村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円弧状もしくはリング
状にカッタヘッドが配置されてなる多連トンネル掘削機
に関する。
【0002】
【従来の技術】大型のトンネルを掘削する場合、複数の
カッタヘッドを円弧状もしくはリング状に配置してなる
トンネル掘削機(多連トンネル掘削機)が用いられてい
る。
【0003】図5乃至図7に基づいて従来の多連トンネ
ル掘削機を説明する。図5には従来の多連トンネル掘削
機による掘削状況、図6にはカッタヘッドの平面、図7
には図6中のVII矢視を示してある。
【0004】図に示すように、本体1の前面には回転軸
2がアーチ状(円弧状)に複数設けられ、回転軸2には
カッタヘッド3がそれぞれ設けられている。隣接するカ
ッタヘッド3は、掘削方向前後に交互にずらして配置さ
れている。アーチ状の両サイド下部には先導坑4,5が
設けられ、先導坑4,5内にはスクリューコンベヤ6が
設置されている。図中7は、掘削後に組立てられたセグ
メントである。
【0005】図示の多連トンネル掘削機では、複数のカ
ッタヘッド3の回転により土砂が掘削され、掘削された
土砂8はスクリューコンベヤ6上に流れ落ちて搬出され
る。掘削を行いながら本体1は前進し(掘進)、掘進と
同時に掘削後のアーチ状の外壁にセグメント7が組立て
られ、アーチ状のトンネルが形成される。スクリューコ
ンベヤ6で搬出された土砂(内面残土砂)9は、パワー
ショベル10で掘削、搬出され、馬蹄形のトンネルが構
築される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の多連トンネル掘
削機は、複数のカッタヘッド3が掘削方向前後に交互に
ずらして配置されているため、掘削された土砂8の落下
が隣接するカッタヘッド3に阻害され、図8に示すよう
に、アーチ状の頂部に土砂8の滞留ゾーン11ができて
しまう。滞留ゾーン11ができると、閉塞状態が生じて
カッタヘッド3の回転不能または能力低下が生じてい
た。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、土砂の
滞留ゾーンができることのない多連トンネル掘削機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、複数のカッタヘッドを円弧状もしく
はリング状に配置してなる多連トンネル掘削機におい
て、円弧状もしくはリング状の頂部に位置するカッタヘ
ッドを掘削方向後側にずらして配置してなることを特徴
とする。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、複数のカッタヘッドを円弧状もしくはリング状
に配置してなる多連トンネル掘削機において、円弧状も
しくはリング状の頂部に位置するカッタヘッドを掘削方
向後側にずらすと共に、 該頂部に位置するカッタヘッ
ドから順次隣接するカッタヘッドを掘削方向前側にずら
して配置してなることを特徴とする。
【0009】
【作用】円弧状もしくはリング状の頂部に位置するカッ
タヘッドを掘削方向後側にずらして配置したことによ
り、掘削された土砂が隣接するカッタヘッドに阻害され
ることなく流れ落ち、頂部に土砂の滞留ゾーンができる
ことがない。
【0010】また、円弧状もしくはリング状の頂部に位
置するカッタヘッドを掘削方向後側にずらすと共に、
該頂部に位置するカッタヘッドから順次隣接するカッタ
ヘッドを掘削方向前側にずらして配置したことにより、
掘削された土砂が隣接するカッタヘッドに阻害されるこ
となく流れ落ち、土砂の滞留ゾーンができることがな
い。
【0011】
【実施例】図1には第一発明の一実施例に係る多連トン
ネル掘削機の要部平面、図2には図1中の正面を示して
ある。
【0012】図に示すように、本体21の前面には回転
軸22がアーチ状(円弧状)に複数設けられ、回転軸2
2にはカッタヘッド23がそれぞれ設けられている。円
弧状の頂部に位置するカッタヘッド23aは、掘削方向
後側(図1中右側)にずらして配置され、その他のカッ
タヘッド23は掘削方向前後に交互にずらして配置され
ている。図中、24は先導坑、25は先導坑24内に設
置されたスクリューコンベヤである。
【0013】上述した多連トンネル掘削機では、複数の
カッタヘッド23の回転により土砂が掘削され、掘削さ
れた土砂はスクリューコンベヤ25上に流れ落ちて搬出
される。掘削を行いながら本体21は前進し(掘進)、
掘進と同時に掘削後のアーチ状の外壁にセグメントが組
立てられ、アーチ状のトンネルが形成される。スクリュ
ーコンベヤ25で搬出された土砂(内面残土砂)は、図
示しないパワーショベルで掘削、搬出され、馬蹄形のト
ンネルが構築される。
【0014】円弧状の頂部に位置するカッタヘッド23
aは、掘削方向後側(図1中右側)にずらして配置され
ているので、掘削された土砂が隣接するカッタヘッド2
3に阻害されることなく流れ落ち、頂部に滞留すること
なくスクリューコンベヤ25上に流落ちて搬出される。
このため、頂部に閉塞状態が生じることがなくなり、カ
ッタヘッド23aが回転不能になったり、カッタヘッド
23aの回転能力が低下することがない。
【0015】尚、上述した実施例では、カッタヘッド2
3を円弧状に配置したものを例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限定されず、カッタヘッド23をリング状
に配置したものを適用することも可能である。
【0016】次に図3、図4に基づいて第二発明の多連
トンネル掘削機を説明する。図3には第二発明の一実施
例に係る多連トンネル掘削機の要部平面、図4には図3
中の正面を示してある。尚、図1、図2に示した部材と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略す
る。
【0017】図に示すように、本体21の前面には回転
軸22がアーチ状(円弧状)に複数設けられ、回転軸2
2にはカッタヘッド23がそれぞれ設けられている。円
弧状の頂部に位置するカッタヘッド23aは、掘削方向
後側(図3中右側)にずらして配置され、頂部に位置す
るカッタヘッド23aから順次隣接するカッタヘッド2
3が掘削方向前側にずらして配置されている。
【0018】上述した多連トンネル掘削機では、前述同
様に、複数のカッタヘッド23の回転により土砂が掘削
され、掘削された土砂はスクリューコンベヤ25上に流
れ落ちて搬出される。掘削を行いながら本体21は前進
し(掘進)、掘進と同時に掘削後のアーチ状の外壁にセ
グメントが組立てられ、アーチ状のトンネルが形成され
る。スクリューコンベヤ25で搬出された土砂(内面残
土砂)は、図示しないパワーショベルで掘削、搬出さ
れ、馬蹄形のトンネルが構築される。
【0019】円弧状の頂部に位置するカッタヘッド23
aは、掘削方向後側(図1中右側)にずらして配置され
ていると共に、頂部に位置するカッタヘッド23aから
順次隣接するカッタヘッド23が掘削方向前側にずらし
て配置されているので、掘削された土砂が隣接するカッ
タヘッド23に阻害されることなく流れ落ち、滞留する
ことなくスクリューコンベヤ25上に流落ちて搬出され
る。このため、頂部に閉塞状態が生じることがなくな
り、カッタヘッド23aが回転不能になったり、カッタ
ヘッド23aの回転能力が低下することがない。
【0020】尚、上述した実施例では、第一発明と同様
に、カッタヘッド23を円弧状に配置したものを例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限定されず、カッタヘ
ッド23をリング状に配置したものを適用することも可
能である。
【0021】
【発明の効果】第一発明の多連トンネル掘削機は、円弧
状もしくはリング状の頂部に位置するカッタヘッドを掘
削方向後側にずらして配置したので、掘削された土砂が
隣接するカッタヘッドに阻害されることなく流れ落ち、
頂部に土砂の滞留ゾーンができることがない。この結
果、頂部に閉塞状態が生じることがなくなり、カッタヘ
ッドが回転不能になったり、カッタヘッドの回転能力が
低下することがなくなり、掘削能力の向上が図れると共
に、機能の安定性が確保される。
【0022】第二発明の多連トンネル掘削機は、円弧状
もしくはリング状の頂部に位置するカッタヘッドを掘削
方向後側にずらして配置すると共に、頂部に位置するカ
ッタヘッドから順次隣接するカッタヘッドを掘削方向前
側にずらして配置したので、掘削された土砂が隣接する
カッタヘッドに阻害されることなく流れ落ち、滞留する
ことなく流落ち、頂部に土砂の滞留ゾーンができること
がない。この結果、頂部に閉塞状態が生じることがなく
なり、カッタヘッドが回転不能になったり、カッタヘッ
ドの回転能力が低下することがなくなり、掘削能力の向
上が図れると共に、機能の安定性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の一実施例に係る多連トンネル掘削機
の要部平面図。
【図2】図1中の正面図。
【図3】第二発明の一実施例に係る多連トンネル掘削機
の要部平面図。
【図4】図3中の正面図。
【図5】従来の多連トンネル掘削機の全体構成図。
【図6】カッタヘッドの平面図。
【図7】図6中のVII矢視図。
【図8】滞留ゾーンを説明する正面図。
【符号の説明】
21 本体 22 回転軸 23,23a カッタヘッド 24,先導坑 25 スクリューコンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 和之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 上村 城司 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/10 E21D 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカッタヘッドを円弧状もしくはリ
    ング状に配置してなる多連トンネル掘削機において、円
    弧状もしくはリング状の頂部に位置するカッタヘッドを
    掘削方向後側にずらして配置してなることを特徴とする
    多連トンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 複数のカッタヘッドを円弧状もしくはリ
    ング状に配置してなる多連トンネル掘削機において、円
    弧状もしくはリング状の頂部に位置するカッタヘッドを
    掘削方向後側にずらすと共に、 該頂部に位置するカッ
    タヘッドから順次隣接するカッタヘッドを掘削方向前側
    にずらして配置してなることを特徴とする多連トンネル
    掘削機。
JP185594A 1994-01-13 1994-01-13 多連トンネル掘削機 Expired - Fee Related JP2808519B2 (ja)

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JPH07208062A JPH07208062A (ja) 1995-08-08
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