JP2808085B2 - 携帯無線端末システム - Google Patents

携帯無線端末システム

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JP2808085B2
JP2808085B2 JP6339206A JP33920694A JP2808085B2 JP 2808085 B2 JP2808085 B2 JP 2808085B2 JP 6339206 A JP6339206 A JP 6339206A JP 33920694 A JP33920694 A JP 33920694A JP 2808085 B2 JP2808085 B2 JP 2808085B2
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眞太郎 岡崎
大祐 中条
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページャ、パーソナル
ハンディホン、電子手帳などの携帯無線端末システムに
関し、無線端末とICカードからなり複数の無線端末に
同一のICカードを装着可能とし、ICカードの装着に
よってページャ、パーソナルハンディホン、電子手帳な
どの携帯無線端末として機能する携帯無線端末システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ページャやパーソナルハンデ
ィホンなどの携帯無線端末が知られている。たとえばペ
ージャにおいてはそのページャに固有の加入者番号かあ
らかじめページャ内部に記憶されており、この加入者番
号を電話機で呼び出すことにより、ページャに呼び出し
音、振動などを発生させ、ページャの保持者に呼び出し
を知らせるようにされている。すなわち、呼び出し信号
とページャに記憶されている識別情報とが一致した場合
に呼び出し動作を行っていた。また、ページャには識別
情報だけでなく動作条件のデータも記憶されており、そ
の条件に従って動作を行っていた。この場合に、呼び出
し側から送られたデータは復調してたとえば液晶の表示
器によってページャの外部に表示することや端末内部へ
の蓄積は可能であったが、高度な情報処理を行うことは
できなかった。
【0003】また、簡易型携帯電話システム(パーソナ
ルハンディホンシステム:PHS)が知られており、こ
のシステムにおいては携帯電話器を保持して低速で移動
している者は携帯電話器から発信することはできるが、
高速移動中は発信できず、また高速移動中および所定の
エリア外では受信できなかった。
【0004】また、ページャにおいては、1の使用者に
与えられる1の識別情報は各ページャごとに個別に付与
され、ページャの識別部および比較部は各ページャに個
別に収容されており使用者がその着脱、変更を行うこと
ができないため、1の使用者が与えられた1の識別情報
を複数のページャに切り替えて共通に使用することはで
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のページャの利用
においては、利用者は使用しようとする用途に適したペ
ージャを通信事業者から購入または賃借し、通信事業者
との間でサービスの提供についての契約を締結する必要
があった。したがって、たとえば複数のタイプのサービ
スの提供を受けるためには複数のページャを購入または
賃借し、それぞれについて通信事業者との間で契約を締
結する必要があった。すなわち、複数の用途のページャ
を利用したい場合には、ほとんど同一の端末装置である
ページャを用途別に複数個購入または賃借し、これらに
ついてそれぞれ契約する必要があった。
【0006】また、たとえば複数の地域においてページ
ャを利用する場合には、ページャの装置自体は全く同一
であるにもかかわらず、各地域によってサービス内容が
異なるため、各地域ごとに、ページャの装置を購入また
は賃借し、それぞれについて通信事業者との間で契約を
締結する必要があった。また、このように地域ごとに異
なるページャ装置を使用し、異なる加入者番号を付与す
るため、加入者番号の数が増大するという問題もあっ
た。
【0007】また、上記のパーソナルハンディホンシス
テム(PHS)においては、前述のように高速移動しな
がらの受信ができない。したがって、呼び出しに対する
応答ができないため、呼び出しを受けることを可能にす
るためにはページャを合わせて携帯する必要があり、携
帯すべき装置が嵩張るとともに費用の増大の問題もあっ
た。
【0008】本発明は上記のような問題点に鑑み、ペー
ジャやパーソナルハンディホン等の無線端末装置と、こ
れらに記憶すべき識別情報を格納したICカードとによ
って構成し、ページャやパーソナルハンディホン等の無
線端末装置を複数購入または賃借することなく、複数種
類のサービスの提供を受けることを可能にする携帯無線
端末システムを提供することを目的とする。
【0009】本発明はまた、パーソナルハンディホンに
おいて広いエリアにおいても受信を可能とする携帯無線
端末システムを提供することを目的とする。
【0010】本発明はさらに、識別データの解読を防止
し、安全性の高いシステムを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、携帯無
線端末と、携帯無線端末に装着されるICカードとから
なり、ICカードは、ICカードに固有の固有データを
記憶する固有データ記憶手段と、仮鍵を記憶する仮鍵記
憶手段と、仮鍵記憶手段から読み出された仮鍵を用いて
携帯無線端末から送られた暗号化された鍵から鍵を作成
する鍵作成手段と、鍵作成手段により作成された鍵を用
いて携帯無線端末から送られた暗号化された識別データ
および固有データ記憶手段に記憶された固有データを復
号化する復号化手段と、復号化された携帯無線端末から
送られた識別データと、復号化された固有データ記憶手
段から読み出された固有データとを比較する比較手段と
を有し、ICカードを携帯無線端末に装着することによ
って、外部からの呼出しを可能とするものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、ICカードには、ICカード
に固有の固有データを記憶する固有データ記憶手段が設
けられ、携帯無線端末を通して外部から入力されるデー
タと固有データ記憶手段から読み出された固有データと
を比較手段において比較することにより、呼び出しを検
出する。したがって、ICカードをページャ用の携帯無
線端末に装着することによってページャとして機能す
る。また、ICカードをパーソナルハンディホンの携帯
無線端末に装着することによってパーソナルハンディホ
ンが受信可能となる。
【0013】このようにICカードに識別情報を格納
し、これを携帯無線端末に装着してページャまたは受信
可能なパーソナルハンディホンとして利用するから、た
とえば外出時に腕に巻き付ける時計型ページャを使いた
い場合や、オフィスにおいて送られてくるデータをコン
ピュータに取り込むため電子手帳型ページャを使いたい
場合など、同一のICカードをこれらの複数のページャ
装置に装着することにより、同一のページャ識別情報で
それぞれページャとして機能させることができる。した
がって、従来のような識別情報をあらかじめ格納された
ページャの場合のように、複数のページャ装置を購入ま
たは賃借し、複数の契約を結ぶ必要がなく、1つの契約
を締結して1個のICカードを購入または賃借すればこ
れを複数のページャに装着して複数の用途に利用するこ
とができる。たとえば複数の地域においてそれぞれペー
ジャに同一のICカードを装着すればサービスを利用す
ることができ、地域ごとにページャを購入したりサービ
スの契約を締結する必要がない。
【0014】さらにICカードをパーソナルハンディホ
ンに装着すれば、移動中にも受信可能となるから、パー
ソナルハンディホンとともにページャを携帯する必要が
ない。
【0015】また、仮鍵を用いて鍵を作成し、この鍵に
より携帯無線端末からのデータおよびICカードに記憶
されたデータの復号化を行った上でこれらを比較照合す
るから、データが解読されることを有効に防止でき、安
全性を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図2には、本発明による携帯無線端末システム
をページャに適用した一実施例の概略構成が示されてい
る。本発明によるシステムはページャ本体1と、ページ
ャ本体1に装着されるICカード2とからなっている。
ページャ本体1は、ICカード2が装着されることによ
りページャとして機能し、無線などによる呼び出し信号
の受信、および呼び出し動作を行う。呼び出し動作は呼
び出し音の発生または振動の発生、発光などにより行わ
れる。また、ページャに送られたメッセージが液晶表示
部16に表示される。
【0017】ICカード2は、ページャ識別情報を含む
個人識別情報を格納するとともに、ページャの動作条件
のデータを格納する。ICカード2は、たとえば縦12
mm、横20mm、厚さ1.5mmのサイズに構成さ
れ、プラスチック基板21上にモジュール22が搭載さ
れて構成され、モジュール22にはEEPROMが内蔵
されている。ICカード2は、ページャ本体1と接続す
るための図示しない端子を有し、コネクタまたはソケッ
トを通してページャ本体1と接続合体される。
【0018】ICカード2は大きさが小さく、紛失する
恐れがあるため、図3に示すようにクレジットカードな
どの通常のIDカードと同様の大きさのカード201に
切れ目202を設けることにより形成される。
【0019】図1には、ページャ本体1およびICカー
ド2のブロック図が示されている。図1に示すように、
ページャ本体1はアンテナ11、高周波部12、復調部
13、デコード部14、ドライバ15、液晶表示部1
6、ブザー17、バイブレータ18、発光部41、デー
タ出力部42を有する。一方ICカード2はID比較部
23、ID記憶部24を有する。
【0020】アンテナ11は無線により送られる信号を
受信する。高周波部12はアンテナ11により受信され
た高周波信号から送信された信号を取り出す。復調部1
3は高周波部12から送られる信号を検波、復調する。
デコード部14は復調部13から送られた信号のうちペ
ージャ識別情報の信号をICカード2のID比較部23
に送る。ICカード2のID比較部23は、デコード部
14から送られたページャ識別情報とID記憶部24に
記憶されたID識別データとを比較し、比較の結果をペ
ージャ本体1のデコード部14に出力する。
【0021】ID記憶部24はたとえばEEPROMに
より構成され、ページャを識別するID情報およびペー
ジャの動作条件のデータが記憶される。ID記憶部24
にはICカード2の発行時にページャ識別情報およびペ
ージャの動作条件のデータが記憶される。したがって、
このようにページャ識別情報が記憶されたICカード2
を使用すれば、ICカード2が装着されたページャ本体
1はいずれも同一の識別情報により呼び出されるから、
たとえば複数の地域で異なるページャ本体1を使用する
場合にも同一のICカード2を装着することにより同一
の加入者番号(ページャ識別情報)によって呼び出しを
行うことができる。また、ID記憶部24に記憶された
ページャの動作条件のデータはICカードの装着時にペ
ージャ本体1へ送られ、動作条件がページャ本体1に通
知される。
【0022】ID比較部23は、比較の結果が一致し、
このページャに対する呼び出しであることが確認された
場合には、その旨の信号をページャ本体1のデコード部
14に出力する。デコード部14はこの場合に、呼び出
しを知らせる信号とともに、復調部13から送られたメ
ッセージの信号を復号化してドライバ15に送る。ドラ
イバ15はこのページャに対する呼び出し信号に基づき
ブザー17、バイブレータ18、発光部41またはデー
タ出力部42を駆動する。ブザー17は呼び出しを知ら
せる音声を発生する。バイブレータ18は呼び出しを知
らせる振動を発生させる。バイブレータ18による場合
には、ページャの保持者はバイブレータ18の振動を感
じることにより呼び出しを知ることができるから、ブザ
ー17により音声を発生させる場合と異なり、周囲に知
られずに呼び出しを知ることができる。発光部41は発
光により呼び出しを知らせる。データ出力部42はコン
ピュータ、電子手帳等へデータを出力する出力部であ
る。
【0023】ドライバ15はまた液晶表示部16を駆動
し、液晶表示部16はデコード部14から送られたメッ
セージを表示する。ページャの保持者はこの表示を見る
ことによって自己に対する呼び出しだけでなくメッセー
ジを知ることができるから、この場合には電話などで発
信者に連絡する必要がない。
【0024】このように本実施例によれば、ICカード
2のID記憶部24にページャ識別情報が記憶されてい
るから、ICカード2をページャ本体1に装着すること
によりページャとして機能させることができる。したが
って、1個のICカード2を複数のページャ本体1に装
着することにより同一の加入者番号(ページャ識別情
報)によって呼び出しを行うことができる。
【0025】このように、ページャ識別情報が記憶され
たICカード2を使用すれば、ICカード2が装着され
たページャ本体1はいずれも同一の識別情報により呼び
出されるから、前述のようにたとえば複数の地域で異な
るページャ本体1を使用する場合にも同一のICカード
2を装着することにより同一の加入者番号(ページャ識
別情報)によって呼び出しを行うことができる。したが
って、1個のICカード2について通信事業者と契約を
締結し、1個のページャ識別情報が付与されれば、たと
えば異なる地域でページャを使用する場合に異なるペー
ジャに同一のICカード2を装着すればよいから、改め
て通信事業者と契約を締結する必要がなく、料金の精算
も同一の加入者番号(ページャ識別情報)によって行う
ことができる。
【0026】また、ICカード2内にID比較部23が
設けられ、受信した識別情報とID記憶部24に記憶さ
れたページャ識別情報とが比較される。したがって、I
Cカード2からページャ識別情報のみを読み出し、これ
を受信した識別情報とページャ本体1において比較する
場合と異なり、比較処理をICカード2によって行って
いるから、ページャ本体1のみではページャとしての機
能がなく、ICカード2の装着によってはじめてページ
ャとして機能するので、識別情報を記憶したICカード
2を発行することなしにページャ本体1を使用すること
を有効に防止することができる。
【0027】図4には、本発明の他の実施例のICカー
ド2のブロック図が示されている。この実施例において
は、ID記憶部24に記憶されたページャ識別情報が容
易に書き換えられないように保護されている。ICカー
ド2内にはPIN記憶部27、PIN入力部28、PI
N照合部29が設けられている。ID記憶部24に記憶
されたページャ識別情報を書き換える場合には、書き換
えようとする操作者がPIN入力部28から個人識別情
報(PIN)を入力し、PIN照合部28において入力
されたPINとPIN記憶部27から読み出されたPI
Nとが照合される。PIN照合部29は照合の結果が一
致した場合にのみ、ID記憶部24に記憶されたページ
ャ識別情報の書き換えを許可する。
【0028】この実施例によれば、PINの照合を行っ
た後、ID記憶部24に記憶されたページャ識別情報の
書き換えを許可するようにしているから、ID記憶部2
4に記憶されたページャ識別情報を不正な書き換えから
保護することができる。
【0029】図5には、本発明のシステムの他の実施例
のブロック図が示されている。この実施例においては、
ICカード2のID記憶部24にページャ識別情報が暗
号化されて記憶されている。鍵記憶部26には復号化の
ための鍵(キー)が記憶されている。復号化部25にお
いて、ID記憶部24から読み出されたページャ識別情
報が、鍵記憶部26から読み出された鍵を用いて復号化
され、比較部23に送られる。
【0030】また、ページャ本体1には暗号化部19が
設けられている。ページャ本体1が受信したページャ識
別情報は暗号化部19において暗号化された後、ICカ
ードの復号化部25に送られ、復号化部25において鍵
記憶部26から読み出された鍵を用いて復号化される。
ID記憶部24から読み出され復号化されたページャ識
別情報とページャ本体1が受信したページャ識別情報と
が比較部23において比較される。
【0031】暗号化および復号化は従来から知られてい
る種々の暗号化および復号化方式を使用すればよく、た
とえばDES、RSA、FEALなどの方式を用いれば
よい。
【0032】この実施例によれば、ICカード2のID
記憶部24にはページャ識別情報が暗号化されて記憶さ
れているから、ICカード2の接続端子を通してID記
憶部24に記憶されたデータが読み出された場合にもペ
ージャ識別情報を知られることを防止できる。
【0033】なお、ページャ本体1からは暗号化されて
いないページャ識別情報をICカード2に送り、ID記
憶部24に記憶されるページャ識別情報のみが暗号化さ
れているようにしてもよい。この場合には、復号化部2
5はID記憶部24から読み出されたページャ識別情報
のみを復号化する。
【0034】図6には、本発明のシステムの他の実施例
が示されている。この実施例においては、ページャ本体
1の暗号化部19において暗号化されたページャ識別情
報がICカードの復号化部25に送られるとともに、ア
ンテナ11を通してページャ本体1に配信された暗号化
された鍵がICカード2の鍵作成部30に送られる。I
Cカード2には仮の鍵を記憶する仮鍵記憶部31が設け
られ、鍵作成部30は仮鍵記憶部31から読み出された
仮鍵を用いてページャ本体1から送られた暗号化された
鍵を解読し、鍵を作成する。
【0035】このようにして鍵作成部30において暗号
化された鍵と仮鍵を用いて作成された鍵が復号化部25
に送られ、ID記憶部24から読み出されたページャ識
別情報およびページャ本体1から送られたページャ識別
情報を復号化する。この場合にも、復号化部25はID
記憶部24から読み出されたページャ識別情報のみを復
号化するようにしてもよい。
【0036】この実施例によれば、復号化に用いる鍵が
暗号化されてICカード2に送られ、ICカード2内に
記憶された仮鍵を用いて復号化が行われるから、ページ
ャ識別情報のデータをより安全に保護することができ
る。
【0037】また、比較部23における比較の結果を暗
号化してデコード部14に出力するようにしてもよい。
この場合には比較の結果を暗号化してページャ本体1に
出力することにより、より一層ページャ識別情報の秘密
を保護することができる。
【0038】図7には、本発明のシステムのさらに他の
実施例が示されている。この実施例においては、ページ
ャ本体1のデコード部14から暗号化されていないデー
タがICカード2の暗号化部32に送られ、暗号化部3
2において鍵記憶部26から読み出された鍵を用いて暗
号化が行われ、ページャ本体1のデコード部14へ出力
される。この実施例によれは、データが暗号化されてI
Cカード2から出力されるから、このデータがたとえば
パーソナルコンピュータなどに出力される場合にこのま
までは解読できないため、不正使用されることを防止す
ることができる。
【0039】また、ページャ本体1のデコード部14か
ら暗号化されたデータがICカード2の暗号化部32に
送られ、暗号化部32において鍵記憶部26から読み出
された鍵を用いてさらに暗号化が行われ、2重に暗号化
されたデータがページャ本体1のデコード部14へ出力
されるようにしてもよい。
【0040】なお、図5、図6、図7においては、ペー
ジャ本体1とICカード2との間がそれぞれの信号の出
力を示すため、2本、3本、2本の接続線で接続される
ように示されているが、実際のページャ本体1とICカ
ード2との間は1本のSIOの接続端子で接続される。
ただし場合によっては複数の接続端子で接続されるよう
にしてもよい。また、これらの実施例においても、図1
の実施例と同様に発光部41およびデータ出力部42を
設けてもよい。
【0041】また、図4〜図7において、ICカード2
の各機能ブロックはワンチップマイコンにより構成する
ことができる。
【0042】図8には、本発明を簡易型携帯電話システ
ム(パーソナルハンディホンシステム:PHS)に適用
した一実施例の概略構成が示されている。このシステム
においては、ハンディホン本体3と、ハンディホン本体
3に装着されるICカード2とからなっている。ハンデ
ィホン本体3は、従来パーソナルハンディホン(PH
S)として使用されていた、所定のエリア外では受信で
きず、高速移動中には受発信できない簡易型携帯電話器
である。ICカード2は図1〜図3に示された実施例に
示されたものと同様の構成であり、ハンディホン本体3
から送られた識別情報とID記憶部24に記憶された識
別情報とをID比較部23において比較し、比較の結果
が一致した場合にその結果をハンディホン本体3に出力
する。ハンディホン本体3はこれにより自己の呼び出し
であることを呼び出し音により保持者に知らせる。
【0043】図8に示す簡易型携帯電話システムに適用
した実施例においても、図4に示すようにID記憶部2
4に記憶されたページャ識別情報を不正な書き換えから
保護するようにしてもよい。また、図5に示すようにI
Cカード2のID記憶部24にページャ識別情報が暗号
化されて記憶されるようにしてもよい。さらに、図6に
示すように暗号化された鍵をICカード2内に記憶され
た仮鍵を用いて解読し、鍵を作成してもよい。また、図
7に示すようにデータを暗号化してICカード2から出
力するようにしてもよいし、2重に暗号化されたデータ
をICカード2から出力するようにしてもよい。
【0044】図9には本発明を電子手帳に適用した一実
施例の概略構成が示されている。このシステムにおいて
は、電子手帳4と、電子手帳4に装着されるICカード
2とからなっている。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ICカードには、IC
カードに固有の固有データを記憶する固有データ記憶手
段が設けられ、携帯無線端末を通して外部から入力され
るデータと固有データ記憶手段から読み出された固有デ
ータとを比較手段において比較することにより、呼び出
しを検出する。したがって、ICカードをページャ用の
携帯無線端末に装着することによってページャとして機
能する。また、ICカードをパーソナルハンディホンの
携帯無線端末に装着することによってパーソナルハンデ
ィホンが受信可能となる。
【0046】このようにICカードに識別情報を格納
し、これを携帯無線端末に装着してページャまたは受信
可能なパーソナルハンディホンとして利用するから、た
とえば外出時に腕に巻き付ける時計型ページャを使いた
い場合や、オフィスにおいて送られてくるデータをコン
ピュータに取り込むため電子手帳型ページャを使いたい
場合など、同一のICカードをこれらの複数のページャ
装置に装着することにより、同一の識別番号でそれぞれ
ページャとして機能させることができる。
【0047】したがって、従来のような識別情報をあら
かじめ格納されたページャの場合のように、複数のペー
ジャ装置を購入または賃借し、複数の契約を結ぶ必要が
なく、1つの契約を締結して1個のICカードを購入ま
たは賃借すればこれを複数のページャに装着して複数の
用途に利用することができる。たとえば複数の地域にお
いてそれぞれページャに同一のICカードを装着すれば
利用することができ、地域ごとにページャを購入したり
サービスの契約を締結する必要がない。また、1個の加
入者番号(ページャ識別情報)によって料金を精算する
ことができるから、課金処理も容易であり、加入者番号
が増加することもない。
【0048】さらにICカードをパーソナルハンディホ
ンに装着すれば、移動中にも受信可能となるから、パー
ソナルハンディホンとともにページャを携帯する必要が
ない。
【0049】さらに、ICカードに格納される識別情報
の書き換えにPIN照合を用いれば、不正なPINの書
き換えを防止できる。また、ICカードの固有データ記
憶手段に暗号化された識別情報を記憶し、仮鍵を用いて
作成した鍵により復号化するから、ICカードからの識
別情報の不正な読み出しを有効に防止することができ
る。また、ICカードから暗号化されたデータを出力す
るようにすれば、データの不正使用を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムをページャに適用した一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるシステムをページャに適用した一
実施例の概略構成を示す図である。
【図3】図2のICカードの未使用状態を示す図であ
る。
【図4】本発明によるシステムをページャに適用した他
の実施例のICカードの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明によるシステムをページャに適用した他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明によるシステムをページャに適用した他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明によるシステムをページャに適用した他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を簡易型携帯電話システムに適用した一
実施例の概略構成を示す図である。
【図9】本発明を電子手帳に適用した一実施例の概略構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 ページャ本体 2 ICカード 3 ハンディホン本体 4 電子手帳 11 アンテナ 12 高周波部 13 復調部 14 デコード部 15 ドライバ 16 液晶表示部 17 ブザー 18 バイブレータ 19 暗号化部 21 プラスチック基板 22 モジュール 23 ID比較部 24 ID記憶部 25 復号化部 26 鍵記憶部 27 PIN記憶部 28 PIN入力部 29 PIN照合部 30 鍵作成部 31 仮鍵記憶部 32 暗号化部 41 発光部 42 データ出力部 201 カード 202 切れ目

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線端末と、 該携帯無線端末に装着されるICカードとからなり、 前記ICカードは、 該ICカードに固有の固有データを記憶する固有データ
    記憶手段と、 仮鍵を記憶する仮鍵記憶手段と、 該仮鍵記憶手段から読み出された仮鍵を用いて前記携帯
    無線端末から送られた暗号化された鍵から鍵を作成する
    鍵作成手段と、 該鍵作成手段により作成された鍵を用いて前記携帯無線
    端末から送られた暗号化された識別データおよび前記固
    有データ記憶手段に記憶された固有データを復号化する
    復号化手段と、 復号化された前記携帯無線端末から送られた識別データ
    と、復号化された前記固有データ記憶手段から読み出さ
    れた固有データとを比較する比較手段とを有し、 前記ICカードを前記携帯無線端末に装着することによ
    って、外部からの呼出しを可能とすることを特徴とする
    携帯無線端末システム。
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