JPH09298768A - 携帯通信機の使用方法及び携帯通信機並びに携帯通信機用idチップ - Google Patents

携帯通信機の使用方法及び携帯通信機並びに携帯通信機用idチップ

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JPH09298768A
JPH09298768A JP8112393A JP11239396A JPH09298768A JP H09298768 A JPH09298768 A JP H09298768A JP 8112393 A JP8112393 A JP 8112393A JP 11239396 A JP11239396 A JP 11239396A JP H09298768 A JPH09298768 A JP H09298768A
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JP
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chip
communication device
mobile communication
portable communication
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JP8112393A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Matsuhashi
久博 松橋
Kozo Fujiwara
功三 藤原
Minoru Inaba
實 稲葉
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T T M KOMUNETSUTO KK
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
T T M KOMUNETSUTO KK
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 1台の携帯通信機を個別のIDチップを所有
する複数の利用者で容易に交代使用すること。ID番号
付与を容易に行えるようにする。 【解決手段】 ID番号が記憶されたIDチップ6を、
携帯通信機1の使用時にIDチップ装填部7に装填し、
装填されたIDチップの所有者がそのID番号に基づい
て携帯通信機を使用可能とすることにより複数の携帯通
信機を利用できるようにしたり、使用者毎に異なるID
番号が記憶されたIDチップの1つをIDチップ装填部
に装填し、装填されたIDチップの所有者がそのID番
号に基づいて携帯通信機を使用可能とすることにより、
複数のIDチップ所有者が携帯通信機を交代利用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ID番号が記憶さ
れたIDチップを装填した携帯電話及びポケットベル等
の携帯通信機の使用方法及び携帯通信機並びに携帯通信
機用IDチップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話及びポケットベル等
の携帯通信機には、個人認識情報(ID番号)を記憶さ
せることによりそれぞれID番号が付与されている。そ
して、その携帯通信機の電話番号を他の通信機(無線と
有線とを問わない)が発信すると、無線通信基地局は、
その電話番号の信号等を受信した後、その電話番号に対
応する上記ID番号を含む無線信号を発生する。する
と、携帯通信機はこの無線信号を受信し、他の通信機と
通信可能状態となるように設定されている。
【0003】一方、携帯通信機の分野においては、外部
メモリーを使用して、1台の携帯通信機を複数人が使用
できるようにした技術も知られている。図19に示され
ているのは、このような技術の例であり、特開平2−1
5755号公報に記載された通信端末装置を示してい
る。この図19は、サブアドレス情報が記憶されたID
カード等の別部材を装填した通信端末装置のブロック図
である。この通信端末装置は、ISDNに接続される通
信端末であって、主制御部101と、この主制御部10
1に対して、操作指示を与えるためのオペレーションキ
ー102と、ISDNの回線網109からの着信信号を
伝える伝送部103と、この着信信号に含まれるサブア
ドレス情報を抽出して一旦記憶するサブアドレス記憶部
104と、個人のサブアドレス情報を登録したIDカー
ドからなる外部メモリーMを読み取る外部アドレス読取
部105と、この着信信号に含まれるサブアドレス情報
と外部メモリMから読み出された個人のサブアドレス情
報とを比較するサブアドレス比較部106とから主に構
成され、このサブアドレス比較部106における比較結
果によってサブアドレスの一致した場合にのみ電話部1
07及びハンドセット部108の呼出が行われるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図19に示した従来技
術の構成によれば、1台の通信端末をそれぞれ個別のサ
ブアドレスを有する複数人の使用者が、利用できるよう
になっている。すなわちIDカード等の外部メモリーM
に個人用のサブアドレス情報を登録しておき、このサブ
アドレス情報を外部から入力することによって、1つの
通信端末を複数人の使用者が利用できるようになってい
る。
【0005】しかしながら上述した構成では、ISDN
に接続される通信端末が、それぞれ個別のサブアドレス
を有する複数人の利用者で利用できるようにはなってい
るが、通信端末の源となっている通信機自体のアドレ
ス、つまり親機本体のID番号を変えるものとはなって
いない。そのため、たとえばID番号が付与されていな
い通信端末を購入し、一般のユーザーにその通信端末を
売ろうとする場合や、レンタル会社等の所有者が、親機
本体を複数人に交代で利用させようとする場合、親機本
体を通信網を運営している会社等に持ち込み、その会社
等が所有しているROMライターでID番号を書き込ん
だり書き換えたりする作業が必要となる。しかしながら
この作業は、時間とコストがかかるものとなっている。
これは、ID番号が課金の基礎となる番号で極めてセキ
ュリティー性の高いものであるため、ROMライターの
数、保管が制限されているためである。加えて、通信機
が古い機種であると、その通信機用のROMライターが
紛失していることも多く、その作業は、時間とコストが
一層かかるものとなっている。
【0006】本発明の目的は、ID番号を記憶するID
チップを容易に着脱可能として、複数の携帯通信機を使
用場所や使用目的に合わせ取り換え使用したり、1台の
携帯通信機を個別のIDチップを所有する複数の利用者
で容易に交代使用することができる携帯通信機の使用方
法を提供することにある。また本発明の目的は、ID番
号付与を容易に行えるようにした携帯通信機を提供する
ことにある。さらに、本発明の目的は、携帯通信機への
ID番号の付与を容易にすると共にID番号の管理を容
易に行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の携帯通信機の使用方法は、異なるI
D番号が記憶されたIDチップの1つを、携帯通信機の
使用時にその携帯通信機に設けられたIDチップ装填部
に装填し、装填されたIDチップの所有者がそのID番
号に基づいて携帯通信機を使用可能としている。
【0008】また請求項2記載の携帯通信機の使用方法
は、ID番号が記憶されたIDチップを、携帯通信機の
使用時にその携帯通信機に設けられたIDチップ装填部
に装填し、装填されたIDチップの所有者がそのID番
号に基づいて携帯通信機を使用可能とすることにより複
数の携帯通信機をIDチップに基づいて利用できるよう
にしている。
【0009】さらにまた、請求項3記載の携帯通信機の
使用方法は、使用者毎に異なるID番号が記憶されたI
Dチップの1つを、携帯通信機の使用時にその携帯通信
機に設けられたIDチップ装填部に装填し、装填された
IDチップの所有者がそのID番号に基づいて携帯通信
機を使用可能とすることにより複数のIDチップ所有者
が携帯通信機を交代利用できるようにしている。
【0010】加えて、請求項4記載の発明は、請求項
1,2または3記載の発明に加えて、IDチップには、
使用可能回数及び使用期限の少なくとも一方がデータと
して書き込まれている。さらに、請求項5記載の発明
は、請求項1,2,3または4記載の発明に加えて、I
Dチップには、ID番号を保護するための暗号システム
が組み込まれている
【0011】また、請求項6記載の携帯通信機は、ID
番号が記憶されたIDチップをIDチップ装填部に装填
し、IDチップと携帯通信機本体とを接続し、IDチッ
プが直接ID番号を識別している。
【0012】さらに、請求項7記載の発明は、請求項6
記載の携帯通信機において、IDチップには、使用可能
回数及び使用期限の少なくとも一方がデータとして書き
込まれている。さらに請求項8記載の発明は、請求項6
または7記載の携帯通信機において、IDチップには、
ID番号を保護するための暗号システムを組み込んでい
る。
【0013】加えて、請求項9記載の発明は、請求項
6、7または8記載の携帯通信機において、携帯通信機
のIDチップ装填部は、IDチップに接続される接続部
と、IDチップを保持する保持部とを備えているととも
に、IDチップは、接続部を介してID番号が携帯通信
機から伝送されるための伝送手段と、保持部と係合する
係合部と、携帯通信機への装填時に少なくとも一部が外
部に露出している引っ掛け溝とを備えている。さらに、
請求項10記載の発明は、請求項9記載の携帯通信機に
おいて、接続部を、携帯通信機に内蔵された電気回路基
板より突出された電極としている。
【0014】また、請求項11記載の発明は、請求項9
または10記載の携帯通信機において、IDチップ装填
部は、携帯通信機の表面部に形成された凹部であって、
この凹部内にIDチップを挿入保持している。さらに、
請求項12記載の発明は、請求項11記載の携帯通信機
において、保持部は、凹部内に突出するように設けられ
た突出部であるとともに、係合部は、突出部に係合する
係合溝としている。加えて、請求項13記載の発明は、
請求項12記載の携帯通信機において、突出部及び係合
溝は、IDチップを凹部内に挿入するときの案内手段と
なっている。
【0015】さらに、請求項14記載の発明は、請求項
11、12または13記載の携帯通信機において、凹部
内及びIDチップの周囲の少なくとも一方に、防水もし
くは防塵用のパッキンを備えると共に、IDチップの装
填を他の部材を使用せずにワンタッチで行える構成とし
ている。
【0016】また、請求項15記載の携帯通信機用ID
チップは、ID番号を記憶すると共に、携帯通信機のI
Dチップ装填部に装填され、ID番号を直接識別してい
る。
【0017】さらに、請求項16記載の発明は、請求項
15記載の携帯通信機用IDチップにおいて、IDチッ
プには、使用可能回数及び使用期限の少なくとも一方が
データとして書き込まれている。加えて、請求項17記
載の発明は、請求項15または16記載の携帯通信機用
IDチップにおいて、IDチップには、ID番号を保護
するための暗号システムが組み込まれている。
【0018】請求項1、2、3、6及び15記載の発明
によれば、ID番号が記憶されたIDチップを、携帯通
信機のIDチップ装填部に装填し、そのID番号に基づ
いてその携帯通信機を使用可能としたので、IDチップ
所有者は、IDチップを携帯通信機に装填するだけでそ
の携帯通信機を利用する権利を有することができるよう
になり、携帯通信機の利便性が向上する。さらに、その
IDチップに使用可能回数や使用期限のデータとか、I
D番号を保護するための暗号システム等を組み込むと、
コピー等による不正利用とIDチップ所有者以外の者の
IDチップの不正販売を防止することができる。
【0019】また請求項9、10、11、12及び13
記載の発明によれば、請求項6記載の発明に加えて、携
帯通信機のIDチップ装填部が、IDチップに接続され
る接続部と、IDチップを保持する保持部とを備え、か
つIDチップは、ID番号を携帯通信機に伝送する伝送
手段と、保持部と係合する係合部と、携帯通信機に装填
時に少なくとも一部が外部に露出している引っ掛け溝と
を備えているので、IDチップを携帯通信機に容易に装
填できるとともに、確実に保持できる。
【0020】またさらに、請求項14記載の発明によれ
ば、請求項11、12または13記載の発明に加えて、
凹部内及びIDチップの周囲の少なくとも一方に、防水
もしくは防塵用のパッキンが備えてあり、しかもワンタ
ッチで装填が行えるようにしたので、携帯通信装置の内
部機構に水や埃等が侵入することを防止できると共に装
填が極めて容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の携帯通信機と、この携帯
通信機の使用方法の概要を、図1から図3に示す第1の
実施の形態に基づいて説明する。図1には、携帯通信機
1としてのポケットベルと、そのIDチップ装填部7に
装填されるIDチップ6とが示されている。なお、ID
チップ6には電気端子部20が設けられ、装填時、携帯
通信機1側の接続電極(図示省略)と電気的に接続され
るようになっている。IDチップ6内には、不揮発性メ
モリーの一種であるEEPROMが設けられており、使
用期限、暗号化のためのキービットによって表される暗
号キーテーブル及び復号されたときのID番号が記録さ
れている。なお、使用期限の代わりに使用回数を設定し
たり、使用期限に加えて使用回数も設定するようにして
も良い。
【0022】携帯通信機1とIDチップ6との間は電気
的に接続され、図2に示すように、携帯通信機1を設定
された条件の下で稼働させるための情報、例えば、ID
番号に関するデータであるIDデータ等をやり取りす
る。そして、このIDチップ6は、図3に示すように、
携帯通信機1とは別の経路で供給され、使用される。す
なわち、ユーザーは、携帯通信機1を購入した段階で
は、ID番号は付与されず、販売代行業者等からIDチ
ップ6を購入して初めて携帯通信機1を使用することが
可能となる。
【0023】例えば、ポケットベルとなる携帯通信機1
が複数の通信会社A,Bの異なる周波数帯域で使用可能
となっているとする。ユーザーは、通信会社AのIDチ
ップ6を購入したとき、購入した旨を通信会社Aに伝え
る。すると、通信会社Aは、そのポケットベルの使用電
話番号をユーザーに伝えると共に、そのID番号の使用
を許可状態とする。このようにして、その携帯通信機1
を通信会社Aの通信網用の端末として使用できる。同様
にして、通信会社B用のIDチップ6を購入して、通信
会社Bの通信網用の端末としてその携帯通信機1を使用
することができる。なお、IDチップ6を包むケース等
に使用電話番号を書き込んでおくようにしても良いが、
システムの運用上は、使用電話番号については、後から
教えるものの方が好ましい。
【0024】このように、このポケットベルである携帯
通信機1は、ID番号を記憶したIDチップ6を外部か
ら取り付けて使用するものとなっている。そして、ID
チップ6を簡単に取り付け、取り外しができるようにし
ているので、記憶されたID番号、すなわち一種の使用
権利を期間限定にしたり、使用回数限定にしたりして販
売したり、レンタルすること等が可能となる。このよう
に、IDチップ6を使用すれば、従来のROMライター
によるID番号の書き換え作業が不要となると共に、携
帯通信機1の利用形態が極めて自由かつ拡大するものと
なる。
【0025】次に、本発明の携帯通信機と、この携帯通
信機の使用方法の第2の実施の形態について、図4から
図12を用いて詳細に説明する。なお、図1から図3に
示す第1の実施の形態の部材と同等部材には同一符号を
付して説明することとする。
【0026】図4には、本発明の実施の形態の第2の実
施の形態の携帯通信機1としての携帯電話が示されてい
る。携帯電話1は、ケース体からなる本体部2と、この
本体部2の外側表面に突出するように設けられた受信用
アンテナ3と、図示しない警報装置と、送話部4及び受
話部5とから主に構成されている。
【0027】携帯電話1の本体部2の裏側表面部には、
この携帯電話1の使用者毎に異なるID番号が記憶され
たIDチップ6を装填するためのIDチップ装填部7が
形成されている。このIDチップ装填部7は、略円形の
底面部8と、この底面部8の外周端より外側表面まで連
続して垂直に形成された側壁部9とからなる凹部で形成
されている。そして底面部8には、本体部2の外部と内
部とを連通する連通孔10が設けられていると共に、外
周端付近にはゴム等の弾性部材で形成された防水・防塵
用のパッキン11が固着されている。また側壁部9に
は、IDチップ装填部7内に突出する突出部12が2箇
所に設けられている。なお、この2箇所に設けられた突
出部12,12はIDチップ装填部7の深さ方向におい
て、中央よりやや外側つまり浅い部分に同じ高さ位置に
形成されている。
【0028】上述したように構成されたIDチップ装填
部7には、IDチップ6が挿入されるとともにIDチッ
プ装填部7内で回転されながら装填され保持されるよう
になっている。また、IDチップ6は、1つのID番号
を予め保有しており、使用する携帯電話1に対し、その
ID番号付与することとなる。このため、複数人によっ
て一台の携帯電話1を交代で使用したり、一人で複数の
携帯電話を交代で使用することが可能となると共に、後
述するように、装填後取り外しも可能である。
【0029】このIDチップ6の外形構造は、図5に示
すように、略円形の上面部13、側面部14及び略円形
の底面部15からなる略円柱形で形成されている。上面
部13には、マイナスドライバーもしくはコインの端面
を挿入するとともに、IDチップ6を回転させるときに
マイナスドライバーもしくはコインを引っ掛けるための
引っ掛け溝としてのドライバー挿入溝16が設けられて
いる。また側面部14には、ID装填部7の突出部12
に係合する係合部になるとともに、IDチップ6を挿入
し回転させるときの案内手段となっている係合溝17が
設けられている。なお、この係合溝17は、側面部14
に、回転中心を中心として点対称となるように2つ設け
られている。
【0030】この係合溝17は、IDチップ6の底面部
15の外周端部分からIDチップ6の高さ方向に直線的
に形成された直線溝部18と、この直線溝部18の終端
18aよりIDチップ6の側面部14を周方向に旋回し
ながら上面部13方向に延出するように形成された旋回
溝部19とからなるように構成されている。またさら
に、底面部15には、携帯電話1の本体部2と電気的に
接続するための電気端子部20が外側表面に露出されて
いる。
【0031】また、図6に示すように、このような外形
構造を有するIDチップ6には、各々のIDチップ6固
有に設定されたランダムの数字で構成されるID番号2
1が付されるようになっている。IDチップ6には、こ
のID番号21を記憶して格納しておくID番号記憶部
22が備えられている。またIDチップ6は、外部より
携帯電話1に着信する無線信号23に含まれる着信のI
D番号24と、上記ID番号21とを比較する比較部2
5を有している。またさらにIDチップ6は、この比較
部25で比較された外部からの着信のID番号24と、
ID番号21との数値の差異が規定以内である場合に、
無線信号23を完全に着信して通信可能にするように携
帯電話1に指令を発するための指令信号を携帯電話1に
送信する受信指令部26を有している。
【0032】なお、比較部25は、携帯電話1からの信
号が暗号化されている場合は、その信号から実際のID
番号24を取り出す作業も行うものとなっている。ま
た、ID番号記憶部22は、EEPROMから構成され
ていると共に、信号が暗号化されてくる場合は、このE
EPROMの中に暗号キーテーブルが書き込まれてい
る。また、信号が暗号化される場合、演算方法をマスク
ROM中に書き込むようにするのが好ましい。
【0033】このように構成されたIDチップ6は、図
7に示すように、IDチップ装填部7に装填する前に、
ROMライター27によってID番号21が付与される
こととなる。具体的には、ランダムにID番号21を設
定するためのROMライター27が、IDチップ6の電
気端子部20に電気的に接続され、ROMライター27
からIDチップ6に対してID番号21を送信する。I
D番号21は、ID番号記憶部22に記憶されると共に
格納される。なお、このときのID番号21に関して
は、複数の使用者が使用する個別のIDチップ6ごとに
異なる番号がROMライター27によって付されること
となる。なお、このIDチップ6と、携帯電話1とがや
り取りするIDデータは、後述する暗号化によって暗号
化された番号となっており、第3者がIDチップ6から
正しいID番号21を認識、取得できないようにしてい
る。
【0034】上述したように使用者毎に異なるID番号
21が記憶されたIDチップ6のうちの1つを、IDチ
ップ装填部7内に挿入することによって、携帯電話1の
本体部2がIDチップ6を保持するようになるが、その
手順について以下に説明する。まずIDチップ6は、I
Dチップ装填部7内に底面部15の方から挿入されてい
く。このときIDチップ6は、IDチップ装填部7の所
定の深さまで挿入されると、底面部15の外周端部分が
IDチップ装填部7の側壁部9に形成された突出部12
に当接し、IDチップ6の挿入移動が停止することとな
る。この停止状態で、IDチップ6の上面部13に形成
したドライバー挿入溝16に図示しないドライバーもし
くはコインを挿入して、IDチップ6を左周りもしくは
右周りのどちらかの方向に所定角度回転させると、ID
チップ6の係合溝17の直線溝部18の入り口と、ID
チップ装填部7の突出部12とが係合することとなる。
【0035】このように係合溝17の直線溝部18の入
り口と突出部12とが係合することにより、IDチップ
6は直線溝部18と突出部12とに案内されて、さらに
深くIDチップ装填部7内に挿入される。その後、ID
チップ6を所定の方向に回転させると、直線溝部18の
終端部18aと連続する旋回溝部19と突出部12とが
係合しながら、IDチップ6はまたさらに深くIDチッ
プ装填部7内に挿入されていく。すなわちIDチップ6
は、旋回溝部19と突出部12とに案内されてIDチッ
プ装填部7内に完全に装填されると共に保持されること
となる。また、IDチップ6がIDチップ装填部7に完
全に装填されると、IDチップ6の底面部15と、ID
チップ装填部7の底面部8に固定されたパッキン11と
が当接して、本体部2の外部と内部とを防水・防塵のた
めに遮断することとなる。
【0036】上述したようにして、IDチップ6は、I
Dチップ装填部7内に装填保持されるようになるが、容
易に取り外すこともできる。すなわち、利用者は、完全
にIDチップ6がIDチップ装填部7内に装填保持され
た状態から、装填したときとは反対の方向にIDチップ
6を回転しなくなるまで旋回させ、回転しなくなったら
上方に引き上げる。このようにすれば、IDチップ6
は、容易にIDチップ装填部7から取り外されることと
なる。
【0037】一方、携帯電話1の本体部2の内部には、
図4に示すように、スピーカー部28と、マイク部29
と、電気回路基板30とが固定されている。これらのス
ピーカー部28、マイク部29及び電気回路基板30
は、リード線等で互いに電気的に接続されている。ま
た、スピーカ部28は、送話部4の一部を構成している
と共に、マイク部29は受話部5の一部を構成してい
る。そして、電気回路基板30は、本体部2の内部でI
Dチップ装填部7の底面部8近傍に固定されている。こ
の電気回路基板30には、IDチップ6の電気端子部2
0と接続するための接続部となる接続端子部31が立設
されている。この接続端子部31は電極になっていると
ともに、IDチップ装填部7の底面部8に設けられた連
通孔10内を挿通して、ID装填部7内に露出してい
る。そして、IDチップ6がIDチップ装填部7に完全
に装填されたときに、IDチップ6の底面部15に設け
られた電気端子部20と接続端子部31とが接続され
る。つまり電気端子部20と接続端子部31とは、ID
番号21及び外部からの着信信号23に含まれる着信の
ID番号24を電気回路基板30とIDチップ6との間
でやり取りするための伝送手段となっている。
【0038】さらに、図8に示すように、電気回路基板
30は、受信用アンテナ3に入力された外部からの暗号
化された無線信号23を増幅する増幅回路32と、この
増幅回路32によって処理された無線信号23を検波す
る受信検波部33と、この受信検波部33によって検波
された信号から、ビット同期、通信速度の検出、ワード
同期の検出等の一連のデータビットの流れを検出する同
期部34と、この同期部34で分離された一部のデータ
(=ID関係のデータ)をIDチップ6に伝送する伝送
部35とを有している。またさらに、電気回路基板30
には、IDチップ6の受信司令部26から送信されてく
る指令信号にしたがって、送話部4及び受話部5を起動
させる駆動回路部36が備えられている。なお、駆動回
路部36は、上述の指令信号に基づき通信基地局37へ
携帯電話1の存在と受信可能状態であることを知らせる
信号を発信する。
【0039】また、上述した無線信号23が暗号化され
ているのは、IDチップ6に記憶されているID番号2
1が不正に解読されることを防止するためであるが、そ
の暗号化の1例を、ポケットベルの信号を例にして以下
に示す。
【0040】例えば、図9(A)に示すように、着信の
ID番号24を含むID用のデータは“0”及び“1”
からなる31ビットの数字に生成される。このうち、第
一番目は、ID番号である旨の信号で“1”となる。続
く20個のビットが通常ID番号24として利用され
る。最後の10個のビットは誤り訂正用の検査符号で、
20個のID番号24の発生により自動的に生成される
ものとなっている。このように構成された31ビットの
数字のうち、特定部分、例えば、b2とb12とb22
を暗号キーのビットとする。そして、その値が図9
(B)に示すようになるとすると、暗号キー番号とし
て、8通りの番号が指定されることとなる。そして、こ
の暗号キー番号に基づいて2番目(b2)から21番目
(b21)までのうち、b2とb12を除くビットが暗
号化され、IDチップ6へ送信される。なお、b22
は、自動的に生成される検査符号部分のものであるが、
b2とb12を含む20個のID番号24のすべての組
み合わせから生ずるb22の部分の信号が“0”及び
“1”を有することとなるのを確認してから、暗号キー
のビットとして採用するようにする。このため、b22
と、他の2つのビットであるb2とb12と組み合わせ
ることにより、確実に8通りの暗号キー番号を生成でき
るものとなる。
【0041】IDチップ6へ送信されてきたIDデータ
は、比較部25でその暗号を解読する。すなわち、b
2,b12,b22の信号から暗号キー番号を判断し、
EEPROM内の暗号キーテーブルを参照する。そし
て、暗号キーを取得し、マスクROM内の演算方法を利
用して実際のID番号24を取り出す。そして、ID番
号記憶部22内のID番号21と比較し、そのビット差
が2ビット以内であれば正しいID番号であると認識す
る。そして、受信司令部26は、携帯電話1に対し通信
処理の許可信号を出す。なお、このとき使用回数の設定
があれば、カウンタによって使用回数を計算し、設定回
数内であれば、その許可信号を出すこととなる。
【0042】上述したように構成された本発明の携帯通
信機を用いた通信システムについて、図10に示す使用
方法の第1パターンに基づいて以下に詳述する。利用者
Aの使用する携帯電話1A及び利用者Bの所有する携帯
電話1Bを含む各携帯電話等の携帯通信機は、電源がオ
ンになっている状態において、通信基地局37に対して
各々のID番号21A,21Bを含む無線信号23A
1,23B1を間欠的に送信し、通信基地局37に対
し、現在位置を知らせながら待機している。各携帯電話
1A,1B等の携帯通信機には、各々の通信機を認識す
るためのID番号21A,21Bと、このID番号21
A,21Bに対応した電話番号38A,38Bが1つず
つ付されている。そして例えば、携帯電話1Aを所有し
ている利用者Aが、携帯電話1Bを所有している利用者
Bと通信したい場合、利用者Aは携帯電話1Aを利用し
て、利用者Bの所有する携帯電話1Bに付された電話番
号38Bをプッシュする。
【0043】利用者Aが、電話番号38Bをプッシュす
ると、携帯電話1Aに付与されたID番号21Aを含む
無線信号23A2が、携帯電話1Aから通信基地局37
に対して送信される。一方、利用者Bが所有する携帯電
話1Bの電源がオンになっている場合は、携帯電話1B
から常にID番号21Bを含む無線信号23B1が送信
されている。なお、各々のID番号21A,21BもI
Dチップ6から携帯電話1へ送信される際は、暗号化さ
れた状態となっており、その暗号状態のまま、通信基地
局37へ発信され、通信基地局37内で暗号が解読され
るようになっている。
【0044】正しいID番号21A,21Bが送信され
てきた通信基地局37は、利用者Aの携帯電話1Aから
の無線信号23A2に含まれる電話番号38Bに対応す
る携帯電話1BのID番号21Bをどの通信基地局37
で受信しているかをセンター(図示省略)に問い合わせ
て確認する。この問い合わせと同時に、発信者のID番
号21Aと、受信者のID番号21Bが共に通信網を利
用できる資格を有しているものか否かの問い合わせも行
い、問題がないと、通信基地局37は、接続作業を開始
する。もし、通信可能地域外に携帯電話1Bがある場
合、通信基地局37は、携帯電話1Aに通信可能地域外
にある旨の情報を伝える。
【0045】携帯電話1Bが通信可能地域内にある場
合、通信基地局37から着信のID番号24Bを含む無
線信号23B2が発信される。その信号を携帯電話1B
が受信すると、適切に受信した旨を通信基地局37へ送
信する。すると、通信基地局37は携帯電話1Aと携帯
電話1Bとを接続し通信可能な状態にすることとなる。
なお、着信のID番号24Bは、ID番号21Bに相当
するものとなっている。
【0046】すなわち、通信基地局37が携帯電話1A
と携帯電話1Bとを接続すると、携帯電話1Bに、着信
のID番号24Bを含む無線信号23B2が受信用アン
テナ3を介して着信される。この無線信号23B2は、
増幅回路32で増幅されて受信検波部33に入力され
る。この受信検波部33は、同期部34及び伝送部35
を介してIDチップ6の比較部25に伝送する。この比
較部25は、暗号化されてきた着信のID番号24Bを
解読し、その解読したID番号と、ID番号記憶部22
に記憶されているID番号21Bとを比較する。
【0047】そして、着信のID番号24BとID番号
21Bとが同じ番号である場合、携帯電話1Bは、適切
に受信した旨を通信基地局37へ送信するとともに、携
帯電話1内に内蔵された図示しない警報装置を作動させ
て利用者Bに無線信号23B2の着信を知らせることと
なる。利用者Bが、この警報装置の作動に気づいた後、
所定の動作を行って携帯電話1Bを通話状態にすると、
通話可能になると共に通信基地局37は、この状態をモ
ニターし、その接続時間のデータをセンターへ送信する
こととなる。このようにして、利用者Aは携帯電話1A
を使用して携帯電話1Bの利用者Bと通信することが可
能となっている。なお、携帯電話1Aからは、電話番号
38Bをプッシュしているかいないかにかかわらず、電
源がオンになっている限りID番号21Aを含む無線信
号23A1は送信されている。
【0048】なお、上述した実施の形態では、携帯電話
1A,1B同志の通信について記載したが、図11に示
す第2のパターンのように有線電話1Cと、携帯電話1
Dとの通信に関しても、同様にして通信できる。すなわ
ち、利用者Cが有線電話1Cを利用して携帯電話1Dの
電話番号38Dをプッシュした場合、有線電話1Cから
有線ケーブル39を介して有線信号40が通信基地局3
7に送信される。この有線信号40には、有線電話1C
の電話番号38Cの情報と、携帯電話1Dの電話番号3
8Dの情報が含まれている。そして、この電話番号38
Dは、携帯電話1Dに付与されたID番号21Dと1対
1の関係で対応している。
【0049】一方、利用者Dが所有する携帯電話1Dの
電源がオンになっている場合は、携帯電話1Dから常に
ID番号21Dを含む無線信号23D1が送信されてい
る。したがって、通信基地局37は、有線電話1Cから
送信された有線信号40を受信するとともに、携帯電話
1Dから送信された無線信号23D1も受信する。通信
基地局37は、センターに問い合わせた結果、ID番号
21Dが適正なものであるとすると、そのID番号21
Dを送信し、有線電話1Cと携帯電話1Dとを通信可能
に接続する。そして利用者Dが、所定の動作を行って携
帯電話1Dを通話状態にすると、通信基地局37は、こ
の状態をモニターすることとなる。
【0050】また、図12に示す第3のパターンのよう
に利用者Eが携帯電話1Eを使用して、利用者Fの所有
する有線電話1Fと通信したい場合も、上述した方法と
同様の方法で通信可能となる。すなわち、利用者Eが携
帯電話1Eを利用して有線電話1Fの電話番号38Fを
プッシュした場合、携帯電話1Eからは携帯電話1Eに
付与されたID番号21Eと、有線電話1Fの電話番号
38Fの情報とを含む無線信号23E2が送信される。
【0051】一方、通信基地局37では、無線信号23
E2に基づいて送信されてきたID番号21Eが、セン
ターに登録してある適正な番号であるか否かを確認する
とともに、電話番号38Fに対応する着信のID番号2
4Fを調べる。このようにして通信基地局37は、無線
信号23E2に含まれているID番号21Eが、使用可
能なID番号であると共に、電話番号38Fに対応する
着信のID番号24Fが、着信可能な番号であると、携
帯電話1Eと有線電話1Fとを通信可能に接続する。そ
して利用者Fが、所定の動作を行って有線電話1Fを通
話状態にすると、通信基地局37は、この状態をモニタ
ーすることとなる。なお、携帯電話1Eからは、電話番
号38Fをプッシュしているかいないかにかかわらず、
電源がオンになっている限りID番号21Eを含む無線
信号23E1が送信されている。
【0052】なお、本発明の第1の実施の形態では、I
Dチップ6をポケットベルとなる携帯通信機1に装填す
る例を説明し、第2の実施の形態では、第1の実施の形
態と若干異なるIDチップ6を携帯電話1に装填した例
を開示したが、第3の実施の形態として、第2の実施の
形態と同一のIDチップ6をポケットベルに装填したも
のを図13に示して説明する。
【0053】図13には、本発明の第3の実施の形態の
携帯通信機としてのポケットベル41が示されている。
ポケットベル41は、ケース体で形成されており、その
表面部42には、通信基地局37から発生された無線信
号23を受信する受信用アンテナ43が設けられてい
る。なお、この受信用アンテナ43は、薄膜状に形成さ
れた銅箔等の導電金属部材を表面部42に固定し、樹脂
等の絶縁部材でコーティングしたものである。そして、
この受信用アンテナ43に着信された無線信号23は、
ポケットベル41の内部に内蔵された信号変調回路(図
示省略)で適宜変調されるとともに増幅される。このよ
うに増幅された無線信号23に基づいて、発音スピーカ
ー44が発音することによって、ポケットベル41は利
用者に対して無線信号23の着信を知らせるように構成
されている。
【0054】一方、図14(A)に示すように、ポケッ
トベル41の裏面部45には、使用者毎に異なるID番
号を付与したIDチップ46を装填するためのIDチッ
プ装填部47が形成されている。このIDチップ装填部
47は、上述した本発明の第1の実施の形態で示したも
のと同じ構成を有しているとともに、このIDチップ装
填部47に装填されるIDチップ46も第2の実施の形
態で示したIDチップ6と同じ外観形状及び内部構造を
有している。なお、図14(B)に示すように、IDチ
ップ46の底面部48には、ポケットベル41と電気的
に接続するための電気端子部49が外側表面に露出され
ている。
【0055】なお、IDチップ46には、IDチップ装
填部47に装填する前に、IDチップ46を個別に認識
させるためのID番号50が付与される。IDチップ4
6にID番号50を付与する方法は、上述した本発明の
第2の実施の形態で示した方法と同じである。これによ
って各々のIDチップ46には、このIDチップ46を
所有もしくは使用する使用者毎にそれぞれ異なるID番
号50が付与されることとなる。
【0056】上述したように使用者毎に異なるID番号
50が記憶されたIDチップ46のうちの1つを、ID
チップ装填部47内に挿入することによって、ポケット
ベル41がIDチップ46を保持するようになる。一
方、ポケットベル41の内部には、電気回路基板51が
固定されている。電気回路基板51は、ポケットベル4
1の内部でIDチップ装填部47の近傍に固定されてい
る。そして、この電気回路基板51には、IDチップ4
6の電気端子部49と接続するための接続端子部52が
立設されている。この接続端子部52は、ID装填部4
7内に露出している。そして、IDチップ46がIDチ
ップ装填部47に完全に装填されたときに、IDチップ
46の底面部48に設けられた電気端子部49と接続端
子部52とが接続される。これによって、IDチップ4
6は、ポケットベル41の電気回路基板51と電気的に
接続される。つまり電気端子部49と接続端子部52と
は、ID番号50及び外部からの無線信号23に含まれ
るID番号をIDチップ46と電気回路基板51との間
でやり取りするための伝送手段となっている。
【0057】さらに図15に示すように、電気回路基板
51は、受信用アンテナ43に入力された外部からの暗
号化された無線信号23を増幅する増幅回路53と、こ
の増幅された信号を検波する受信検波部54と、この受
信検波部54によって検波された信号から、ビット同
期、通信速度の検出、ワード同期の検出等の一連のデー
タビットの流れを検出する同期部55と、この同期部5
5で分離された一部のデータ(=ID関係のデータ)を
IDチップ46に伝送する伝送部56とを有している。
なお、この電気回路基板51の各部の動作については、
本発明の第2の実施の形態に示された電気回路基板30
と同様となっている。
【0058】上述したように構成された本発明の第3の
実施の形態の携帯通信機であるポケットベル41を用い
た通信システムについて、図16を用いて以下に詳述す
る。
【0059】利用者Gの使用する携帯電話1Gは、電源
がオンになっている状態において、通信基地局37に対
して常にID番号21Gを含む無線信号23G1を送信
し、通信基地局37に対し、現在位置を知らせながら待
機している。一方、ポケットベル41Hは、自分のID
番号21Hを含む無線信号23Hが着信するのを監視し
ている。なお、各携帯電話1G及びポケットベル1H等
の携帯通信機には、各々の通信機を認識するためのID
番号21G,21Hと、このID番号21G,21Hに
対応した電話番号38G,38Hが1つずつ付されてい
る。そして例えば、携帯電話1Gを所有している利用者
Gが、ポケットベル41Hを所有している利用者Hへメ
ッセージを送信したい場合、利用者Gは携帯電話1Gを
利用して、利用者Hの所有するポケットベル41Hに付
された電話番号38Hをプッシュする。なお、この通信
システムにおいても、通信基地局37内に暗号化機能が
取り込まれており、各携帯通信機と通信基地局37との
間でやり取りされるID番号21G,21Hは、共に暗
号化されたものとなっている。
【0060】利用者Gが、電話番号38Hをプッシュす
ると、携帯電話1Gに付与されたID番号21Gと、ポ
ケットベル41Hに付与された電話番号38Hとを含む
無線信号23G2が、携帯電話1Gから通信基地局37
に対して送信される。その後、この送信された信号は、
通信基地局37間のネットワーク70、有線回線のネッ
トワーク71及びポケットベルのネットワーク72を介
して、ポケットベルの基地局73へ伝えられる。一方、
利用者Hが所有するポケットベル41Hの電源がオンに
なっている場合、基地局73は、ポケットベル41Hが
通信可能領域にあると、ID番号21Hに相当する着信
のID番号24Hを含む無線信号23H2を発信する。
その無線信号23H2を受信したポケットベル41H
は、そのID番号21Hと、着信のID番号24Hとが
同一であることを確認すると、その無線信号23H2を
受信する。
【0061】すなわち、通信基地局37からポケットベ
ルの基地局73を介して、ポケットベル41Hへ無線信
号23H2が送信されると、ポケットベル41Hに、着
信のID番号24Hを含む無線信号23H2が受信用ア
ンテナ43を介して着信される。図15に示すように、
この無線信号23H2は、増幅回路53で増幅されて受
信検波部54に入力される。この受信検波部54は、無
線信号23H2に含まれている着信のID番号24Hを
検波するとともに、同期部55及び伝送部56を介して
IDチップ46に伝送する。
【0062】IDチップ46は、上述した第2の実施の
形態と同様の方法で無線信号23HのID番号24Hか
ら演算により実際のID番号24Hを取り出し、IDチ
ップ46に付されているID番号21Hとを比較する。
そして、ID番号21Hと、着信のID番号24Hとが
同じ番号の場合は、受信可能の信号を通信基地局37へ
送信するとともに、ポケットベル41H内に内蔵された
発音スピーカー44を鳴音して、利用者Hに無線信号2
3H2の着信を知らせることとなる。その後、適宜送信
されてきたメッサージ等の情報を表示部等に表示する。
このようにして、利用者Gは携帯電話1Gを使用して利
用者Hのポケットベル41Hを呼出すことが可能となっ
ている。
【0063】なお、通信基地局37や基地局73は、利
用者Gの携帯電話1Gが、ポケットベル41Hと通信状
態の間中、この状態をモニターしている。また、通信基
地局37からID番号24Hを暗号化して送信する際、
暗号キー番号の数、例えば8通りの数のIDを用意して
おき、ランダムにこのIDを送信するようにする。この
ようにすれば各携帯通信機は、通常のものを使用でき、
通信網を有する通信会社のみの対応でこのシステムを構
成することができる。
【0064】上述した本発明の第3の実施の形態のポケ
ットベル41の使用例では、携帯電話1Gからポケット
ベル41に通信する場合について述べたが、有線電話か
らでも同じように通信することが可能である。その場
合、通信基地局37間のネットワーク70を介さない形
となる。
【0065】また、本発明の各実施の携帯における携帯
通信機の使用方法及び携帯通信機は、上述した構成に限
定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能である。例えば、各実施の形態において
は、IDチップ6,46は、略円柱形で形成されていた
が、図17に示すように角型IDチップ57で形成され
ていてもよい。この角型IDチップ57を使用する場合
は、IDチップ装填部58も、角型IDチップ57の形
状に合わせて角型に形成する。また、このように形成し
た場合、角型IDチップ57は、IDチップ装填部58
に対して押し込むように挿入される。また、角型IDチ
ップ57を取り外すときは、引っ掛け溝としての切欠き
部59に引っ掛け棒60を引っ掛けて手前側(矢示Z方
向)に引っ張るようにして取り出す。
【0066】なお、このように構成されたIDチップ装
填部58内には、防水・防塵用のパッキン61が備えら
れていると共に、図示しない携帯通信機内の電気回路基
板に通電可能に構成された電極62が突出している。そ
して、IDチップ57は、IDチップ装填部58内にお
いて、携帯通信機と通電可能に配置されるようになって
いる。
【0067】また、本発明の各実施の形態では、IDチ
ップ6,46の側面部14に係合溝17を設けるととも
に、IDチップ装填部7,47の側壁部9に係合溝17
と係合する突出部12を設けているが、係合溝17及び
突出部12の関係を反対にしてもよい。すなわち、図1
8に示すように、IDチップ63の側面部64に突出部
65を設けるとともに、IDチップ装填部66の側壁部
67に係合溝68を設けてもよい。
【0068】またさらに、本発明の各実施の形態では、
利用者に無線信号23の着信を知らせるための警報装置
として、スピーカー部28及び発音スピーカー44のよ
うに音によるものを設けたが、例えば振動によるもの
等、他の方法によるものでもよい。また、防水、防塵用
のパッキン11,61をIDチップ装填部7ではなく、
IDチップ6,46の周囲に設けたり、両者に設けるよ
うにしても良い。
【0069】
【発明の効果】請求項1,2,3,6及び15記載の発
明によれば、ID番号が記憶されたIDチップを、携帯
通信機のIDチップ装填部に装填するだけで、そのID
番号に基づいてその携帯通信機が使用可能となる。した
がって、自分の好きなデザインや価格の携帯通信機を簡
単に自分専用のものとすることができる。加えて、ID
チップを取り替えるだけで、その使用者の権利を移動さ
せることができるので、1つの携帯通信機を、複数のI
Dチップ所有者の間で交代で使用することが可能となる
とともに、逆に1つのIDチップで複数の携帯通信機を
交代で使用することも可能となり、携帯通信機の利便性
が向上する。
【0070】また請求項4,5,7,8,16及び17
記載の発明では、IDチップに使用可能回数や使用期限
のデータが書き込まれていたり、ID番号を保護するた
めの暗号システムが組み込まれているので、コピー等に
よる不正利用やIDチップ所有者以外の者のIDチップ
の不正販売等を防止することができる。
【0071】また請求項9,10,11,12及び13
記載の発明によれば、請求項6記載の発明に加えて、携
帯通信機のIDチップ装填部が、IDチップに接続され
る接続部と、IDチップを保持する保持部とを備え、か
つIDチップは、ID番号を携帯通信機に伝送する伝送
手段と、保持部と係合する係合部と、携帯通信機に装填
時に少なくとも一部が外部に露出している引っ掛け溝と
を備えているので、IDチップを携帯通信機に容易に装
填できるとともに、確実に保持でき、携帯通信機の利便
性が一層向上すると共に、IDチップの紛失を防止で
き、製品としての信頼性が向上する。
【0072】またさらに、請求項14記載の発明によれ
ば、請求項11,12または13記載の発明に加えて、
凹部内には、防水もしくは防塵用のパッキンが備えてあ
り、しかもワンタッチの装填を可能としたので、携帯通
信機の内部機構に水や埃等が侵入することを防止でき、
製品としての寿命が長くなると共に信頼性が向上する。
加えて、IDチップの装填が極めて容易となり、扱い易
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の携帯通信機である
ポケットベルの要部構造を示した要部斜視図である。
【図2】図1に表したIDチップと携帯通信機との間の
IDデータのやり取りを説明するための図である。
【図3】図1に表したIDチップと携帯通信機を利用す
るシステムを説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の携帯通信機である
携帯電話の全体構造を示した要部断面図である。
【図5】図4に表したIDチップを示した斜視図であ
る。
【図6】図4に表したIDチップ内の回路構成を示した
ブロック図である。
【図7】図4に表したIDチップにID番号を記憶させ
る様子を示した説明図である。
【図8】図4に表した電気回路基板内の回路構成を示し
たブロック図である。
【図9】図4に表した携帯電話に使用されるID番号の
例と、その暗号化の際のキービットの例を示した説明図
で、(A)はID番号を示し、(B)はキービットを示
す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の携帯通信機の使
用方法の第1のパターンを示した説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の携帯通信機の使
用方法の第2のパターンを示した説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の携帯通信機の使
用方法の第3のパターンを示した説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の携帯通信機であ
るポケットベルの全体構造を示した斜視図である。
【図14】図13に表したポケットベルの詳細構造を示
す図で、(A)は図13に表したポケットベルの全体構
造を示した断面図で、(B)は(A)に示したIDチッ
プを底面部側から見た斜視図である。
【図15】図14(A)に表した電気回路基板内の回路
構成を示したブロック図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の携帯通信機の使
用方法の例を示した説明図である。
【図17】本発明の各実施の形態の携帯通信機のIDチ
ップ及びIDチップ装填部の変形例を示した断面図であ
る。
【図18】本発明の各実施の形態の携帯通信機のIDチ
ップ及びIDチップ装填部の他の変形例を示した分解斜
視図である。
【図19】従来技術における通信端末装置の内部構造に
ついて表したブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯通信機(ポケットベル,携帯電話) 1A 携帯電話(携帯通信機) 1B 携帯電話(携帯通信機) 6 IDチップ 7 IDチップ装填部 8 底面部(凹部の一部) 9 側壁部(凹部の一部) 11 パッキン 12 突出部(保持部であると共に案内手段の一部) 16 ドライバー挿入溝(引っ掛け溝) 17 係合溝(係合部であるとともに案内手段の一部) 20 電気端子部(伝送手段) 21 ID番号 23 無線信号 24 着信のID番号 30 電気回路基板 31 接続端子部(接続部)
フロントページの続き (72)発明者 稲葉 實 東京都港区西新橋1丁目2番9号 ティ・ ティ・エムコムネット株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるID番号が記憶されたIDチップ
    の1つを、携帯通信機の使用時にその携帯通信機に設け
    られたIDチップ装填部に装填し、装填された上記ID
    チップの所有者がそのID番号に基づいて上記携帯通信
    機を使用可能としたことを特徴とする携帯通信機の使用
    方法。
  2. 【請求項2】 ID番号が記憶されたIDチップを、携
    帯通信機の使用時にその携帯通信機に設けられたIDチ
    ップ装填部に装填し、装填された上記IDチップの所有
    者がそのID番号に基づいて上記携帯通信機を使用可能
    とすることにより複数の上記携帯通信機を上記IDチッ
    プに基づいて利用できるようにしたことを特徴とする携
    帯通信機の使用方法。
  3. 【請求項3】 使用者毎に異なるID番号が記憶された
    IDチップの1つを、携帯通信機の使用時にその携帯通
    信機に設けられたIDチップ装填部に装填し、装填され
    た上記IDチップの所有者がそのID番号に基づいて上
    記携帯通信機を使用可能とすることにより複数のIDチ
    ップ所有者が上記携帯通信機を交代利用できるようにし
    たことを特徴とする携帯通信機の使用方法。
  4. 【請求項4】 前記IDチップには、使用可能回数及び
    使用期限の少なくとも一方がデータとして書き込まれて
    いることを特徴とする請求項1、2または3記載の携帯
    通信機の使用方法。
  5. 【請求項5】 前記IDチップには、ID番号を保護す
    るための暗号システムが組み込まれていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の携帯通信機の使用
    方法。
  6. 【請求項6】 ID番号が記憶されたIDチップをID
    チップ装填部に装填し、上記IDチップと携帯通信機本
    体とを接続し、上記IDチップが直接上記ID番号を識
    別することを特徴とする携帯通信機。
  7. 【請求項7】 前記IDチップには、使用可能回数及び
    使用期限の少なくとも一方がデータとして書き込まれて
    いることを特徴とする請求項6記載の携帯通信機。
  8. 【請求項8】 前記IDチップには、ID番号を保護す
    るための暗号システムが組み込まれていることを特徴と
    する請求項6または7記載の携帯通信機。
  9. 【請求項9】 前記携帯通信機のIDチップ装填部は、
    前記IDチップに接続される接続部と、前記IDチップ
    を保持する保持部とを備えているとともに、 前記IDチップは、上記接続部を介して前記ID番号が
    前記携帯通信機から伝送されるための伝送手段と、上記
    保持部と係合する係合部と、前記携帯通信機への装填時
    に少なくとも一部が外部に露出している引っ掛け溝とを
    備えていることを特徴とする請求項6、7または8記載
    の携帯通信機。
  10. 【請求項10】 前記接続部は、前記携帯通信機に内蔵
    された電気回路基板より突出された電極であることを特
    徴とする請求項9記載の携帯通信機。
  11. 【請求項11】 前記IDチップ装填部は、前記携帯通
    信機の表面部に形成された凹部であって、この凹部内に
    前記IDチップを挿入保持することを特徴とする請求項
    9または10記載の携帯通信機。
  12. 【請求項12】 前記保持部は、前記凹部内に突出する
    ように設けられた突出部であるとともに、前記係合部
    は、上記突出部に係合する係合溝であることを特徴とす
    る請求項11記載の携帯通信機。
  13. 【請求項13】 前記突出部及び前記係合溝は、前記I
    Dチップを前記凹部内に挿入するときの案内手段となっ
    ていることを特徴とする請求項12記載の携帯通信機。
  14. 【請求項14】 前記凹部内及び前記IDチップの周囲
    の少なくとも一方に、防水もしくは防塵用のパッキンを
    備えると共に、前記IDチップの装填を他の部材を使用
    せずにワンタッチで行える構成としたことを特徴とする
    請求項11、12または13記載の携帯通信機。
  15. 【請求項15】 ID番号を記憶すると共に、携帯通信
    機のIDチップ装填部に装填され、上記IDチップが直
    接上記ID番号を識別することを特徴とする携帯通信機
    用IDチップ。
  16. 【請求項16】 前記IDチップには、使用可能回数及
    び使用期限の少なくとも一方がデータとして書き込まれ
    ていることを特徴とする請求項15記載の携帯通信機用
    IDチップ。
  17. 【請求項17】 前記IDチップには、ID番号を保護
    するための暗号システムが組み込まれていることを特徴
    とする請求項15または16記載の携帯通信機用IDチ
    ップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000343344A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Daishowa Seiki Co Ltd データ識別チップとその取付方法
JP2002171576A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報ネットワークシステム

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