JP2806882B2 - 磁気ディスク装置のベアリングユニット支持構造 - Google Patents

磁気ディスク装置のベアリングユニット支持構造

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JP2806882B2
JP2806882B2 JP15208496A JP15208496A JP2806882B2 JP 2806882 B2 JP2806882 B2 JP 2806882B2 JP 15208496 A JP15208496 A JP 15208496A JP 15208496 A JP15208496 A JP 15208496A JP 2806882 B2 JP2806882 B2 JP 2806882B2
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健一 鈴木
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茨城日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドを支持
するキャリッジにベアリングユニットを支持する磁気デ
ィスク装置のベアリングユニット支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置として、磁気ヘッドを
支持するためのキャリッジが、装置本体にベアリングユ
ニットを介して回転自在に支持されたものが知られてい
る。この形式の磁気ディスク装置では、ベアリングユニ
ットの内輪にシャフトを圧入し、内輪と対を成す外輪を
キャリッジ側に固定することによりシャフトをキャリッ
ジに支持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ボールベアリ
ングの外輪は、キャリッジに対して接着剤又は固定ネジ
で固定されている。しかし、接着剤による固定方法で
は、キャリッジとベアリングユニットのいずれか一方が
破損した場合、双方共に交換しなければならない。この
ため、他方は良品でありながら破棄されることになり、
部品が無駄になる。また、外輪は、キャリッジに形成し
た保持孔に隙間ばめで嵌め込まれているため、固定ネジ
による固定方法では、固定ネジによる締め付け力が外輪
に対してその半径方向に作用することになり、保持孔の
内壁に押し付けられる外輪と共にシャフト即ちキャリッ
ジの回転中心が偏心する虞れがある。この場合には、磁
気ヘッドの正確な位置決めが期待できなくなる。
【0004】また一般に、アクチュエータ用のベアリン
グユニットでは、回転時にベアリングから発生するオイ
ルミスト等のダストが磁気ディスク装置本体側に流出す
るのを防止する機構が設けられていないため、ダスト発
生量が多い場合には、磁気ヘッドや媒体などに損傷を与
える虞れがある。
【0005】本発明は、上記に鑑み、キャリッジとベア
リングユニットの脱着交換を容易に行い得、部品交換時
の無駄をなくし、またキャリッジの回転中心が偏心する
虞れのない磁気ディスク装置のベアリングユニット支持
構造を提供することを目的とする。
【0006】更に、本発明は、キャリッジ回転時に発生
するダストが、ベアリングユニットから磁気ディスク装
置本体側に流出するのを防ぎ、磁気ヘッドや磁気媒体に
損傷を与えることのない磁気ディスク装置のベアリング
ユニット支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ディスク装置のベアリングユニット支
持構造は、磁気ヘッドを支持するキャリッジと、該キャ
リッジに形成され、一方の底面が開放した中空円筒形状
を成すベアリングユニット収容部と、シャフトの一端が
他方の底面から突出して前記ベアリングユニット収容部
に収容されるベアリングユニットとを備えた磁気ディス
ク装置のベアリングユニット支持構造において、前記ベ
アリングユニット収容部が、前記一方の底面に隣接して
内周面に形成された内ネジを備えると共に、前記他方の
底面にストッパを備え、前記ベアリングユニットをベア
リングユニット収容部に収容した状態で、前記内ネジに
螺合する外ネジを有する略円板状部材と前記ストッパと
によりベアリングユニットを係止したことを特徴とす
る。
【0008】ここで、本発明のベアリングユニット支持
構造では、略円板状部材を用いることによって、キャリ
ッジとベアリングユニットの脱着交換が容易になるた
め、双方のいずれか一方が破損した場合に、破損品のみ
交換することができる。従って、破損しない側の部品を
無駄にすることがない。また、ベアリングを固定ネジで
半径方向に押し付けて固定することがないので、キャリ
ッジの回転中心を偏心させる虞れが少なく、磁気ヘッド
の正確な位置決めが可能となる。
【0009】好ましくは、ストッパが、シャフトの前記
一端を貫通する第1中心孔を有する環状部として構成さ
れており、該第1中心孔が、シャフトの外径と略同寸法
の内径を有する。この構成によると、キャリッジ回転時
にベアリングから発生するダストが磁気ディスク装置本
体側に流出するのを防ぐことが可能となる。
【0010】また、略円板状部材を、シャフトの他端を
貫通する第2中心孔を有する環状に構成されており、該
第2中心孔が、シャフトの外径と略同寸法の内径を有す
るように構成することができる。この構成によっても、
キャリッジ回転時にベアリングから発生するダストが磁
気ディスク装置本体側に流出することを防ぐことが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、実施形態により本発明を具
体的に示すが、本発明は下記実施形態に限定されるもの
ではない。図1は、本発明に係る磁気ディスク装置のベ
アリングユニット支持構造を示す側面断面図であり、図
2は、抜止環状部材(略円板状部材)を示す平面図であ
る。
【0012】図1に示すように、ベアリングユニット支
持構造のキャリッジ12は、データの記録、再生を行う
磁気ヘッド11と、キャリッジ12を回転可能に支持す
るベアリングユニット18を収容する、図1の上下方向
に長い略中空円筒形状のベアリングユニット収容部17
とを備えている。
【0013】ベアリングユニット18は、上下が開放し
た円筒状のスリーブ13と、スリーブ13内の上下位置
にスリーブ13と同軸に固定された2個のボールベアリ
ング14、14と、ボールベアリング14、14の間に
介在するセパレータ174と、ボールベアリング14、
14により回転可能に支持されたシャフト15とを備え
ている。
【0014】ボールベアリング14は、内輪141と、
外輪142と、内輪141と外輪142間に介在するボ
ール143を備えている。内輪141にシャフト15の
大径部151が圧入されており、スリーブ13に外輪1
42が嵌め込まれている。
【0015】ベアリングユニット収容部17は、一方
(図1の上方)の底面が開放した中空円筒形状を成し、
スリーブ13即ちシャフト15を同軸にした状態でベア
リングユニット18を収容する。ベアリングユニット収
容部17は、他方(図1の下方)の底面に、スリーブ1
3の下端部を当て付ける抜止壁部171を備えている。
抜止壁部171は、シャフト15先端の小径部152を
外方に突出させるための中心孔172を有する環状部と
して構成されている。小径部152には、磁気ディスク
装置本体側に設けた雌ネジ(図示せず)に螺合する雄ネ
ジが形成されている。また、中心孔172は、シャフト
15の外径と略同寸法の内径を有するように、シャフト
15より僅かに大径に構成されている。
【0016】更に、ベアリングユニット収容部17の他
方(図1上方)の底面に隣接する内周部分(内周面)に
は、抜止環状部材16の外周の雄ネジ(外ネジ)163
を螺合させるための雌ネジ(内ネジ)173が形成され
ている。雌ネジ173は、ベアリングユニット収容部1
7に収容したスリーブ13の上部付近とややオーバーラ
ップするように、且つスリーブ13よりやや大径になる
ように構成されている。
【0017】抜止環状部材16は、図1と図2に示すよ
うに、外周面に、雌ネジ173に合うピッチで形成され
た雄ネジ163を備え、中心に、シャフト15の大径部
151を貫通する中心孔161を備えている。中心孔1
61は、本実施形態の装置が、小径部152と共に大径
部151をキャリッジ外部から支持するシャフト両持ち
構造であるために設けられている。中心孔161は、大
径部151の外径と略同寸法の内径を有するように、大
径部151より僅かに大径に構成されている。また、抜
止環状部材16は、中心孔161から連続するように形
成された係合溝162、162を備えている。係合溝1
62、162は、雄ネジ163の締め付け用治具を係合
させる。
【0018】以上説明した本ベアリングユニット支持構
造は、次のように組み立てられる。まず、内輪141に
シャフト15を圧入し且つ外輪142をスリーブ13内
面に固定した状態のベアリングユニット18を、キャリ
ッジ12のベアリングユニット収容部17に嵌め込む。
その場合、ベアリングユニット18は、ベアリングユニ
ット収容部17の中空円筒形状空間の下方に向けて挿入
されるに従って、シャフト15の小径部152を中心孔
172から外方に突出させると共に、スリーブ13の下
端部を抜止壁部171に当て付ける。
【0019】この状態で、ベアリングユニット収容部1
7上部の雌ネジ163に抜止環状部材16を、係合溝1
62に締め付け用治具を係合させて回転させながら螺合
させる。すると、抜止環状部材16の中心孔161に大
径部151の上部が入り込み、抜止環状部材16の下面
がスリーブ13に当接するため、その状態から抜止環状
部材16を更に締め付ける。これにより、ベアリングユ
ニット18は、上部と下部が抜止環状部材16と抜止壁
部171により強く挟持されてベアリングユニット収容
部17内に位置決め固定される。この状態において、ベ
アリングユニット18は、スリーブ13が中空円筒形状
のベアリングユニット収容部17内に同軸に挿入される
と共に、シャフト15の大径部151のシャフト先端側
が、該大径部151と略同径の中心孔172に挿通さ
れ、更に大径部151の後端部が、該大径部151と略
同径の中心孔161に挿通される。従って、ベアリング
ユニット18は、ベアリングユニット収容部17内にお
いて極めて安定した状態で保持される。
【0020】以上のような簡単な工程により、シャフト
15を略中空円筒形状のベアリングユニット収容部17
内において確実に同軸支持できるので、キャリッジ12
と、その回転中心であるシャフト15との関係が常に一
定にされる。従って、キャリッジ12の回転中心が偏心
する等の問題がなくなって、磁気ヘッド11の正確な位
置決めが可能となるので、高密度記録化(情報の高集積
化)において有利となる。
【0021】また、キャリッジ12とベアリングユニッ
ト18のいずれか一方が破損した場合には、まず、抜止
環状部材16を組立時と反対方向に回転させ、雄ネジ1
63と雌ネジ173の関係により抜止環状部材16をベ
アリングユニット収容部17の上部から取り外す。この
後、適宜の治具でシャフト15等を摘んで、ベアリング
ユニット18をベアリングユニット収容部17から取り
出す。そして、キャリッジ12とベアリングユニット1
8のうち不良な側を良品と交換した後、両者を前述の組
立工程と同様にして組み立てる。
【0022】以上のように、本ベアリングユニット支持
構造では、部品に何らかの欠陥が生じた場合、不良な方
のみを簡単に交換できると共に、良品をリサイクルする
ことができる。従って、廃棄部材を減少させ、従来の磁
気ディスク装置で生じていたような部品交換時の無駄を
なくし、資源を節約し或いは再利用性のある装置を提供
することができる。
【0023】更に、抜止環状部材16の中心孔161と
抜止壁部171の中心孔172が夫々、シャフト15の
外径と略同寸法の内径を有するように、大径部151よ
り僅かに大径に構成されているので、ベアリングユニッ
ト18内部への空気流路を抑制することができる。これ
により、キャリッジ回転時にベアリング14から発生す
るダストがベアリングユニット18外部へ流出すること
を防ぐ効果が得られ、磁気ディスク装置の特性、性能を
向上させることが可能となる。
【0024】なお、本実施形態では、磁気ディスク装置
をシャフト15の両持ち構造としたが、片持ち構造とす
る場合には、抜止環状部材16の中心孔161が必要な
くなる。その場合には、ベアリングユニット18の上部
が完全に塞がれて、ベアリングユニット18内部への空
気流路が更に抑制されるので、ダストの流出防止効果が
より向上する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置のベアリングユニット支持構造は、ベアリング
ユニット収容部が、一方の底面に隣接する内ネジと他方
の底面に設けたストッパを備え、内ネジに螺合する外ネ
ジを有する略円板状部材とストッパとによってベアリン
グユニットを係止した構成により、キャリッジとベアリ
ングユニットの脱着交換が容易になり、双方のうちで破
損した側のみ交換できるので、本発明は、破損しない側
の部品を無駄にしないという顕著な効果を奏する。ま
た、ベアリングを固定ネジで半径方向に押し付けて固定
することがないので、キャリッジの回転中心を偏心させ
る虞れが少なく、磁気ヘッドの正確な位置決めが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における磁気ディスク
装置のベアリングユニット支持構造を示す側面断面図で
ある。
【図2】ベアリングユニットをキャリッジに取り付ける
際に用いる抜止環状部材を示す平面図である。
【符号の説明】
11 磁気ヘッド 12 キャリッジ 13 スリーブ 14 ボールベアリング(ベアリング) 15 シャフト 151 大径部 152 小径部 16 抜止環状部材(略円板状部材) 161 中心孔(第2中心孔) 163 雄ネジ 17 ベアリングユニット収容部 172 中心孔(第1中心孔) 173 雌ネジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを支持するキャリッジと、該
    キャリッジに形成され、一方の底面が開放した中空円筒
    形状を成すベアリングユニット収容部と、シャフトの一
    端が他方の底面から突出して前記ベアリングユニット収
    容部に収容されるベアリングユニットとを備えた磁気デ
    ィスク装置のベアリングユニット支持構造において、 前記ベアリングユニット収容部が、前記一方の底面に隣
    接して内周面に形成された内ネジを備えると共に、前記
    他方の底面にストッパを備え、 前記ベアリングユニットをベアリングユニット収容部に
    収容した状態で、前記内ネジに螺合する外ネジを有する
    略円板状部材と前記ストッパとによりベアリングユニッ
    トを係止したことを特徴とする磁気ディスク装置のベア
    リングユニット支持構造。
  2. 【請求項2】 ストッパが、シャフトの前記一端を貫通
    する第1中心孔を有する環状部として構成されており、
    該第1中心孔が、シャフトの外径と略同寸法の内径を有
    することを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装
    置のベアリングユニット支持構造。
  3. 【請求項3】 略円板状部材が、シャフトの他端を貫通
    する第2中心孔を有する環状に構成されており、該第2
    中心孔が、シャフトの外径と略同寸法の内径を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置のベ
    アリングユニット支持構造。
JP15208496A 1996-06-13 1996-06-13 磁気ディスク装置のベアリングユニット支持構造 Expired - Lifetime JP2806882B2 (ja)

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