JP2806770B2 - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

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JP2806770B2
JP2806770B2 JP31868193A JP31868193A JP2806770B2 JP 2806770 B2 JP2806770 B2 JP 2806770B2 JP 31868193 A JP31868193 A JP 31868193A JP 31868193 A JP31868193 A JP 31868193A JP 2806770 B2 JP2806770 B2 JP 2806770B2
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友哉 山崎
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山形日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空バルブに関し、特に
半導体ウェーハのプラズマエッチング装置の排気系に用
いる真空バルプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空バルブは、図3に示すよう
に、上下に動作し流体を吸気口3から吸気し排気口4か
ら排気する弁体1と弁体1に取り付けられ吸気口3の気
密を保つ弁シール材2と容器11の壁に設けられ加圧に
より弁体1を上下に動作させるポート5,6によって構
成される。
【0003】真空バルブの動作は、まず、ポート6を加
圧しポート5を大気開放にすると弁体1はポート6から
加圧される力により下方に移動する。弁体1が下方に移
動することにより吸気口3側が弁シール材2にて密閉さ
れ排気口4の真空側と遮断される。次に、ポート5を加
圧しポート6を大気開放すると弁体1は上方に移動する
ことにより流体は吸気口3から排気口4を通り真空側へ
排出される。
【0004】この種の真空バルブは半導体ウェーハを製
造する際に用いられる。ウェーハを真空中に保持し反応
ガスを流して電極に高電圧を印加してプラズマを発生さ
せてウェーハ上の膜をエッチングする設備の排気系に連
結され処理後の反応生成ガスを排出する。塩素を流して
ウェーハ上のアルミニウム膜をエッチングする場合に
は、主に三塩化アルミニウム等の腐食性の強いガスを排
出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の真空バルブ
では三塩化アルミニウムの様な高温の反応生成ガスが排
出された場合に真空バルブの表面温度が低い為に反応生
成ガスが冷却されて固体化し、反応生成物となって排気
抵抗の大きい弁体や弁シール材及び排気口等に付着す
る。この反応生成物は腐食性が強い為、例えば腐食性に
強いフッ素ゴムでも約3ケ月くらいで著しく劣化し、放
置すると反応生成物と弁シール材の劣化によるシール不
良等の故障が発生する。従って、約6ケ月に1回の割合
で定期的に装置を止めて真空バルブのオーパーホールを
実施しなければならず、装置停止による不稼働損とオー
バーホール費用が多大になるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、反応生成物の発生及び付
着を防止しシール不良等の故障の発生がなく、装置停止
による不稼働損とオーバーホール費用が節減できる真空
バルブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の真空バルブは、
真空容器と、この真空容器に接続し反応ガスを吸気する
吸気口と、排気する排気口と、前記真空容器内に収納さ
れ前記吸気口の開閉を行う弁体と、この弁体に内蔵され
この弁体を加熱する弁内蔵ヒータと、前記弁体の前記吸
気口との接触面に取り付けられ前記吸気口との気密を保
持する弁シール材と、前記真空容器の壁面に設けられ加
圧することにより前記弁体を上下動させる少くとも2つ
のポートと、加熱窒素を前記真空容器内に導入する加熱
窒素導入口とを備え、かつ、前記吸気口と前記弁体と前
記排気口が吸気方向と排気方向が鈍角になる様に配置さ
れている。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の断面図である。
図1に示すように、本発明の真空バルブは、反応ガスを
吸気する吸気口3とこの吸気口3を開閉する弁体1と、
この弁体1の下面に取付けられ吸気口3との気密を保持
する弁シール材2と、容器11の壁面に設けられ加圧す
ることにより弁体1を上下動させる2つのポート5,6
と、弁体1に内蔵され弁体1を加熱して反応生成物が弁
シール材2に付着するのを防ぐ弁体内蔵ヒータ7と加熱
窒素を導入する加熱窒素導入口8と、反応ガスを排出す
る排気口4を主な構成要素とし、排気抵抗を小さくする
ために弁体1と吸気口3と排気口4を吸気方向と排気方
向が鈍角になるように配置して反応ガスを吸,排気する
ように構成されている。
【0010】このように構成された真空バルブは、ま
ず、ポート5を加圧しポート6を大気開放にすると弁体
1は加圧される力により上方に移動し開放して反応ガス
を吸気口3から吸気し排気口4から排気する。次に、ポ
ート6を加圧しポート5を大気開放にすると弁体1は加
圧される力により下方に移動し吸気口3を密閉する。
【0011】図2は三塩化アルミニウムの蒸気圧と温度
との関係を示す特性図である。反応ガスとして三塩化ア
ルミニウムを用いた場合には、図2に示すように、一定
の圧力条件のもとでは、温度を上げることにより大気に
なり温度を下げることにより固体になる。一方、一定の
温度条件のもとでは、圧力を下げることにより気体にな
り圧力を上げることにより固体となる。このような温度
と圧力の関係で圧力制御では制御幅が大きく温度制御で
は幅が小さいので、真空バルブ内で反応生成物の発生を
制御する為には温度制御が容易となる。
【0012】このような理由から、本発明の真空バルブ
では温度制御方式を採用し、反応生成物の付着が多い弁
体1に弁体内蔵ヒータ7を内蔵しこの弁体内蔵ヒータ7
の温度制御により反応生成物の発生を抑え弁シール材2
への付着を防止するものである。排気圧力が0.6To
rrの場合、弁体1の温度を約100℃に保つことで弁
シール材2の耐熱性を考慮してもその目的は達成でき
る。
【0013】一方、加熱窒素導入口8から加熱窒素を導
入し弁体1以外の部分を加熱する。この加熱により弁体
1以外の場所での反応生成物の発生を防止し、排気ガス
と合流させることにより真空バルブ内での排気の滞流を
防止することができる。排気圧力が0.6Torrの場
合、窒素の加熱温度を約100℃に保ち、排気系の能力
にもよるが弁体1と平行に約10SCCM流すのが望ま
しい。
【0014】ベローズ9は、ヒータ用配線10を取り出
す際に真空バルブ内への大気混入を防ぐ為に設けたもの
で、ベローズ9の中からヒータ用配線10を取り出そう
とするものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、弁体内蔵
ヒータにて温度制御することにより弁体のシール面での
反応生成物の発生及び不着を防ぐことができる。又、真
空バルブ内に加熱窒素を流すことにより弁体以外の場所
での反応生成物の発生及び付着を防ぐことができ、か
つ、排気ガスとの合流により真空バルブ内での滞留を防
ぎ、排気を円滑に行う効果を有する。従って、約1年の
割合で定期的なオーバーホールだけで良くなり、装置停
止による不稼働損とオーボーホール費用の半減が可能に
なるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】三塩化アルミニウムの蒸気圧と温度との関係を
示す特性図である。
【図3】従来の真空バルブの一例の断面図である。
【符号の説明】
1 弁体 2 弁シール材 3 吸気口 4 排気口 5,6 ポート 7 弁体内蔵ヒータ 8 加熱窒素導入口 9 ベローズ 10 ヒータ用配線 11 容器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、この真空容器に接続し反応
    ガスを吸気する吸気口と、排気する排気口と、前記真空
    容器内に収納され前記吸気口の開閉を行う弁体と、この
    弁体に内蔵されこの弁体を加熱する弁内蔵ヒータと、前
    記弁体の前記吸気口との接触面に取り付けられ前記吸気
    口との気密を保持する弁シール材と、前記真空容器の壁
    面に設けられ加圧することにより前記弁体を上下動させ
    る少くとも2つのポートと、加熱窒素を前記真空容器内
    に導入する加熱窒素導入口とを備え、かつ、前記吸気口
    と前記弁体と前記排気口を吸気方向と排気方向が鈍角に
    なる様に配置したことを特徴とする真空バルブ。
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KR101218079B1 (ko) * 2010-07-13 2013-01-03 주식회사 라니 실내 온수난방장치의 유량조절밸브
KR101218080B1 (ko) * 2010-07-13 2013-01-03 주식회사 라니 실내 온수난방장치의 유량조절밸브의 밀폐링 고착 방지 방법
KR101218084B1 (ko) * 2010-07-13 2013-01-09 주식회사 라니 실내 온수난방장치의 유량조절밸브

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