JP2806019B2 - 噴射量計測装置 - Google Patents

噴射量計測装置

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JP2806019B2
JP2806019B2 JP2241122A JP24112290A JP2806019B2 JP 2806019 B2 JP2806019 B2 JP 2806019B2 JP 2241122 A JP2241122 A JP 2241122A JP 24112290 A JP24112290 A JP 24112290A JP 2806019 B2 JP2806019 B2 JP 2806019B2
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    • F02M65/002Measuring fuel delivery of multi-cylinder injection pumps
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F9/00Measuring volume flow relative to another variable, e.g. of liquid fuel for an engine
    • G01F9/001Measuring volume flow relative to another variable, e.g. of liquid fuel for an engine with electric, electro-mechanic or electronic means

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体の噴射装置に於ける流体の噴射量を計測
する装置に関するものであり、特に詳しくは、燃料噴射
ポンプに於ける燃料噴射量の計測装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来燃料噴射ポンプにおける燃料の噴射量は、噴射ノ
ズルから噴射された燃料を所定の容器に集め、その燃料
の体積を差動トランス、リフトセンサ等で測る方法が使
われてきた。然しながらかかる従来における燃料等の流
体の体積を測る方法は、噴射終了後流体の体積が安定す
るのに時間がかかり高速でかつ自動的な測定はできな
い。
又パイロット噴射機構を持つ燃料噴射ポンプは、パイ
ロット噴射の後に、すぐメイン噴射がくるため噴射量を
測定するための手段としては、高速で応答しえるものが
必要であるが従来の方法では高速で応答しえる体積の測
定手段がないため2つの噴射を分けて測ることは不可能
であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は上記した従来技術の欠点を改良し高速
でしかも自動的に噴射流体の噴射量を正確に測定しうる
流体噴射量計測装置を提供するものであると同時に所
謂、パイロット噴射機構を持つ燃料等を含む流体の噴射
ポンプにおける、パイロット噴射量とメイン噴射量を自
動的に計測することができるとともに温度の影響を受け
ることが少なく高精度に上記した2つの噴射量を独立に
計測できる流体噴射量計測装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した目的を達成するため、以下に記載さ
れたような技術構成を採用するものである。即ち、基本
的には1噴射工程に於いて、流体を噴射する流体噴射ポ
ンプ、該流体噴射ポンプが噴射した流体を一次的に貯留
する所定の容積を有する密閉状圧力容器、該密閉状圧力
容器内の流体の圧力変化を測定する圧力変化測定手段及
び該圧力変化測定手段の出力から1噴射工程内の流体の
噴射量を計測する計測手段とから構成される噴射量計測
装置に於いて、該流体噴射ポンプは1噴射工程内に於い
て、該流体を複数回噴射する様に構成されていると共
に、該流体噴射ポンプから流体が複数回噴射されるそれ
ぞれの時点に於いて該圧力容器内に於ける圧力変化を個
別に測定してその結果を演算処理する演算手段が含まれ
ている噴射量計測装置を第1の発明とし、更に、1噴射
工程内に於いて、流体を噴射する流体噴射ポンプ、該流
体噴射ポンプが噴射した流体を一次的に貯留する所定の
容積を有する密閉状圧力容器、該密閉状圧力容器内の流
体の圧力変化を測定する圧力変化測定手段及び該圧力変
化測定手段の出力から1噴射工程内の流体の噴射量を計
測する計測手段とから構成される噴射量計測装置に於い
て、該流体噴射ポンプは1噴射工程内に於いて、該流体
を複数回噴射する様に構成されていると共に、該流体噴
射ポンプから流体が複数回噴射されるそれぞれの時点に
於いて該圧力容器内に於ける圧力変化を個別に測定して
その結果を算出する圧力変化計測手段を有すると共に、
該密閉状圧力容器から該流体噴射ポンプにより該密閉状
圧力容器内に噴射された流体に相当する流体を排出する
手段が設けられ、且つに、1噴射工程内に於いて噴射さ
れた流体の体積を測定することにより1噴射工程内に於
いて複数回噴射されたそれぞれの流体の噴射量を計測し
うる流体量算出手段とを含んでいる噴射量計測装置を第
2の発明とするものである。
〔作 用〕
本発明にあっては、上記した様な技術構成を採用して
いる事から、流体噴射ポンプから噴射される流体の圧力
を1噴射工程内に於ける各噴射時点毎に正確且つ高速で
測定する事が出来ると共に、該流体噴射ポンプの1噴射
工程内に於いて噴射された流体の体積を同様に正確且つ
高速で測定する事が出来るから、係る各測定値から所定
の演算処理を実行する事によって、該流体噴射ポンプの
1噴射工程内における各噴射時点での流体の噴射量を高
速に且つ精密に計測する事が出来ると共に、複数回の噴
射工程に付いて所定の測定を実行すれば平均値としての
各流体の噴射量を求めることが出来るので、より正確な
測定値を得るとが可能となる。
〔実施例〕
以下に本発明に係る噴射量計測装置の具体例を図面を
参照しながら説明する。
本発明に於ける流体は特に限定されるものではなく、
全ての流体が使用しうるが、特に内燃機関等に於ける燃
料供給システムに使用される燃料噴射ポンプに関する燃
料の噴射量を測定するものに適したものである。
先ず、本発明に係る噴射量計測装置の一具体例に関す
る構成を説明すると、第1図に示される通り、本発明に
係る噴射量計測装置は、基本的には、1噴射工程内に於
いて複数回流体を噴射しうる流体噴射ポンプ6、該流体
噴射ポンプと接続された流体噴射ノズル7を有する密閉
状圧力容器1、該圧力容器に設けられた流体圧力検出手
段2、該圧力容器1に接続され、該圧力容器内の流体を
流出させると共に該圧力容器内の背圧を所定の圧力に保
持する電磁弁3と背圧弁4、該流体噴射ポンプの駆動状
態を検出するエンコーダ9及び該エンコーダ9と該流体
圧力検出手段2からの情報に応答して、該圧力容器内の
圧力変化を測定すると共にその結果を記憶する演算手段
16とから構成されているものである。
尚、該流体噴射ポンプ6と該噴射ノズル7とは噴射管
8で接続されており、該流体噴射ポンプ6から圧送され
た流体は該噴射管8を通って該噴射ノズル7に到り、該
噴射ノズル7から該圧力容器1内に噴射される。
該圧力容器は流体の噴射量を測定する為、該圧力容器
内の圧力を測定する時には密閉状に維持され、その他の
場合には該圧力容器内に噴射された流体を排出すると共
に、該圧力容器内を所定の背圧に維持する為電磁弁3と
背圧弁4が該圧力容器に取り付けられている。
該電磁弁は、該圧力容器内の圧力を測定する時には密
閉状にしその他の場合には該圧力容器内に噴射された流
体を排出するため、2ポート2位置形高速応答可能な電
磁弁である事が好ましい。
該電磁弁3は後述する様に、演算手段16からの指令信
号によって、開閉操作が行われる。
又該背圧弁4は該圧力容器内を一定の圧力に保持しう
るものであれば如何なる構造のものでも使用しうる。
本発明に使用する流体圧力検出手段2としては、圧力
センサと一般的に称されているものであれば如何なるも
のでも使用しうるが、本発明の目的からして、高速で応
答しうる例えば水晶式圧力センサ等を使用することが好
ましい。
又、本発明に於いては、該噴射量計測装置は更に該背
圧弁4が流体の方向切り換え弁10を介して該流体の体積
測定手段15と接続されており、更に前記した該演算手段
は該体積測定手段15からの情報と該エンコーダ9からの
情報とに応答して該圧力容器1から排出される流体の体
積を測定すると共にその結果を記憶する演算手段を含ん
でいるものである。
即ち、該方向切り換え弁10は流体の流れる方向を切り
換えるものであり、例えば、該圧力容器から流体を該体
積測定手段15に排出する場合と該体積測定手段15から測
定した流体を外部に排出する場合とで当該流の流れる方
向を切り換えるものである。又他の方向切り換え弁10′
は該方向切り換え弁10と流れが逆方向になるように働
く。例えば該方向切り換え弁10が該圧力容器から流体を
該堆積測定手段15に排出する方向の場合、該方向切り換
え弁10′は該体積測定手段15から流体を外部に排出する
方向になる。
一方、該体積測定手段15は例えば、ピストン式の体積
流量計を使用しても良く、該圧力容器1から排出された
流体の量を該ピストン式体積流量計のピストン12の位置
の変化により測定するものである。
その為、シリンダ11とピストン12とが設けられ、又該
ピストン12と連結されたロッド13が例えば光電式変位計
14等の変位検出手段と接続されている。
又、第1図に於いて5は該流体噴射ポンプを駆動する
モータ等の駆動手段であり、エンコーダ9は該駆動手段
5の回転を検出して適宜のパルス信号を発生させるもの
である。
尚、該演算手段16は該エンコーダからのパルス信号
と、該流体圧力検出手段2からの情報とさらには該体積
測定手段15からの情報とを受け、流体の噴射量に関する
所定の演算処理を実行するものであり、又該電磁弁の開
閉を制御するものである。
次に本発明に係る流体の噴射量計測装置の作動につい
て説明する。
今、第1図において、電磁弁3が閉鎖されている圧力
容器1には燃料等の流体が満たされ、背圧弁4で所定の
値に設定された背圧PKが加わっているものとする。ここ
でモータ5を駆動すると、パイロット噴射機構付流体噴
射ポンプ6が駆動されそれによって圧送された流体は、
噴射管8を通って噴射ノズル7より密閉状態の圧力容器
1内に噴射される。
本発明における具体例においては、流体噴射ポンプの
1噴射工程内における流体噴射は1回であるよりも複数
回行わせることが好ましく、それによって、噴射される
流体の量をより正確に計測することが出来る。従って本
具体例においては流体噴射装置として1噴射工程内で少
くとも2回の流体噴射を行うように設計された流体噴射
ポンプを使用するものであり、更に好ましくは該1噴射
工程内における、各噴射時点での流体噴射量を異らせる
ようにし、1噴射工程内における最初の段階における流
体噴射においては噴射される流体の量を少くし、後の段
階における流体噴射における噴射流体の量を多くするよ
うにするものであり、前者をパイロット噴射、後者をメ
イン噴射と一般的に称される。勿論本発明では1噴射工
程内で2以上の流体噴射を行ってもよく、又各噴射時点
での噴射流体の量は同じとなるように設計することも出
来る。かかる流体が圧力容器1内に噴射されると、該圧
力容器1内の圧力は噴射された流体の量に比例して上昇
するので、前記圧力検出手段である圧力センサーでこの
圧力の変化を検出し、後述する関係式(1)により噴射
された流体の量を計測することが出来る。
尚本発明における圧力容器1は第4図のような構成を
有しており、該圧力容器1には噴射ノズル7、圧力セン
サ2、電磁弁3が取り付けられている。又演算手段16の
指令により電磁弁3を閉じると圧力容器が密閉状態とな
りその状態で噴射ノズル7より所定の流体が圧力容器1
内に噴射される。ここで流体噴射ノズル7から流体が1
噴射工程内で上記したようなパイロット噴射Pとメイン
噴射Mとに分けて噴射される例について説明する。尚以
下においてパイロット噴射で噴射される流体噴射量をパ
イロット噴射量、メイン噴射で噴射される流体噴射量を
メイン噴射量とする。
今、第1図の装置において流体が第2図(a)に示さ
れる波形に従ってそれぞれ噴射されたとすると噴射され
た流体の量Δqと圧力容器内の圧力変化ΔPの関係は 但し、 で表わせる。
一方該圧力容器1内の圧力変化ΔPは圧力センサ2で
測定され第2図(b)で示す波形をもつ圧力信号が出力
される。
従って、上記圧力信号からパイロット噴射による圧力
変化ΔPP、メイン噴射による圧力変化ΔPMが計測でき
る。
即ち、第2図(b)の波形において、パイロット噴射
Pを行う前の圧力容器1内の背圧はP0であったとする
と、パイロット噴射を行った結果その圧力はPPに上昇
し、又メイン噴射を行った結果その圧力はPPからPMに上
昇する。従って、パイロット噴射Pによる圧力変化ΔPP
は ΔPP=PP−P0 …(2) として表わされ、 又メイン噴射Mによる圧力変化ΔPMは ΔPM=PM−PP …(3) として表わされる。
従って上記式(1)と式(2)又は(3)とからそれ
ぞれの噴射における噴射流体の量を算出することが出来
る。尚本発明において1噴射工程が終了すると演算手段
16の制御によって、電磁弁3が開かれ、圧力容器内に噴
射された流体の量に相当する量の流体が背圧弁4を通っ
て排出された、該圧力容器内は背圧弁によって予め設定
された背圧PKに維持される。
本具体例では上述した初期圧力P0はこの背圧PKと等し
いものである。一方該圧力容器から排出された流体は第
1図に示されるシリンダ11に流入し、その流体圧力でピ
ストン12を移動させる。その変位量lは該ピストン12と
ロッド13で連結された適宜の表示手段(例えば光電式変
位計)14のスケール上に表示される。
次に本発明における上記の噴射流体量計測方法を実行
する手順を第2図のチャートと第5図の演算手段の構成
を示すブロック図を用いて説明する。本発明における第
1図の具体例においてモータ5の回転を検出するエンコ
ーダ9は、2種類の回転信号RTS1とRTS2を発生する。即
ちRTS1はモータ1回転につき1パルスの信号(1 P/Re
v)を発生し、RTS2はモータ1回転につき720のパルス信
号(720 P/rev)を発生するようにセットされている。
つまり、RTS1はエンコーダが1回転、換言すれば流体噴
射ポンプが1回転で1個のパルスを発生させるものであ
り回転の絶対位置を検出するものである。従って該回転
信号RTS1のパルスとパルスの間は1噴射工程内を意味す
るものである。一方回転信号RTS2は流体噴射ポンプが1
回転する間に720個のパルスを発生するものであって、
このパルスは後述する圧力容器内の圧力の検出と記憶を
実行させるため、パイロット噴射実行前、パイロット噴
射実行後の所定の期間経過後及びメイン噴射実行後の所
定の期間経過後にそれぞれ発生させるトリガーパルス
(TRG1,TRG2,TRG3)の発生時期を制御するタイミングパ
ルスとして使用される。尚本発明における該回転信号RT
S2のパルス数は720P/Revに限定されるものではなく、任
意のパルス数を採用することが出来る。
かかる回転信号RTS1とRTS2とは該演算手段16にとり込
まれ、タイミング信号発生回路29によって、該RTS1信号
の入力時点からRTS2信号のパルスをカウントし始め、予
め設定されたタイミングでトリガ信号TRG1,TRG2,TRG3及
び排出信号Hを出力する。各トリガ信号と排出信号のタ
イミングの設定は外部から任意に設定できる。第2図
(e)の波形で示されるトリガTRG1はパイロット噴射の
直前の適当な時期に、又第2図(f)で示されるトリガ
TRG2はパイロット噴射Pとメイン噴射Mの間の適当な時
期に、更には第2図(g)で示されるトリガTRG3はメイ
ン噴射Mの後の適当な時期にそれぞれパルス信号が出力
するように設定される。又該排出信号HはトリガTRG3の
後に出力されるように設定され、その巾は流体が圧力容
器1から排出できる時間を設定する。
噴射ポンプ6が回転すると、まずトリガTRG1が設定さ
れたタイミングで出力され、ラッチ回路21に入力され
る。該ラッチ回路21は圧力センサー7からの圧力検出信
号を該演算手段16内に設けられたコンピュータ27に取り
込むまでの間、ラッチするための回路で、トリガTRG1に
より噴射前の該圧力容器内1の圧力P0がラッチされる。
その後トリガTRG2によりパイロット噴射P後の圧力PP
ラッチ回路22によりラッチされ、又トリガTRG3によりメ
イン噴射M後の圧力PMがラッチ回路23においてラッチさ
れる。ラッチされた各圧力値は、アナログ−デジタル変
換回路24〜26(A/D変換器)でアナログ値からデジタル
値に変換され、コンピュータ27に取り込まれる。尚コン
ピュータ27に記憶された情報は適宜の指令により、その
ままもしくは適宜の演算処理された上で必要に応じ表示
手段28に表示される。そして、前述した式(2)、及び
(3)によって、 パイロット噴射による圧力変化 ΔPP=PP−P0 及び メイン噴射による圧力変化 ΔPM=PM−PP が該コンピュータにおける演算処理により求められる。
トリガTRG3が出力された後、所定の期間経過後排出信
号Hが出力されると電磁弁を開閉する駆動回路30が作動
し、電磁弁3が開く。電磁弁3が開くことにより流体は
背圧弁4を通り圧力容器1より排出される。該排出は圧
力容器1内の圧力が、背圧弁4で予め設定された圧力PK
になるまで行なわれる。つまり、噴射された流体の量
(パイロット噴射量+メイン噴射量)が排出されること
になる。
かくして排出した流体はシリンダ11に流入し、ピスト
ン12を動かす。ピストン12とロッド13で連結された光電
式変位計14は、ピストン12の変位lに比例したパルスを
出力し、該パルスは該演算手段16内のカウンタ20にてカ
ウントされ、ピストン変位lがデジタル値としてコンピ
ュータ27に取り込まれる。ピストン12の変位量lとピス
トン12の断面積Aとより、1噴射工程で噴射された流体
の量Q0は Q0=A×l …(4) として求められる。即ち1噴射工程で噴射された流体の
量を体積に変換して求めることが出来る。この流体の噴
射量Q0をパイロット噴射Pとメイン噴射Mにおけるそれ
ぞれの圧力変化の比で比例配分することにより、次式
(5)及び(6)に示すように、 パイロット噴射量QP、メイン噴射量QMを求めることが
できる。以上が流体噴射ポンプの1噴射工程内における
流体の全噴射量と、各噴射時点におけるそれぞれの噴射
量を求める手順である。
本発明では、噴射流体の量をより正確に測定するため
上記の計測方法を複数回繰り返し、その平均値を求める
ことが好ましい。そこで上述の計測方法をn回くり返し
た場合の平均噴射量を計測する方法について、第6図の
フローチャートを使って説明する。まず噴射計測回数n
を設定し(ステップa)、計測開始時のピストン12の位
置LSを測定し入力する(ステップb)。次でステップc
において、トリガ信号TRG1〜TRG3の出力タイミングで前
記した各圧力P0,PP,PMを測定し圧力ΔPP,ΔPMの測定を
行って記憶する。そしてこの操作を繰り返し噴射計測回
数がn回になるまで行なう(ステップd)。
噴射計測回数がn回になった時、ピストン12の位置LE
を測定し、入力する(ステップe)。
次で、第3図に示すように、ピストン12の初期位置LS
と最終位置LEとの差からピストン12の変位量L=LE−LS
が求められ、前述したと同じようにピストン断面積A、
ピストン総変位量Lとにより流体の総噴射量がわかり、
噴射ポンプの回転した回数nで割ることにより、ポンプ
1回転当たりの平均噴射量が次式(7)で求まる。
ステップfで上記演算を行った後、n回計測した場合
における各1噴射工程中のパイロット噴射時における圧
力変化とメイン噴射時における圧力変化とのそれぞれの
総和ΣΔPPとΣΔPMとをコンピュータに記憶された情報
から算出し(ステップg)、次式(8)及び(9)によ
る比例配分式から、 n回噴射計測させた時の平均パイロット噴射量、平
均メイン噴射量を求める(ステップh)。
本発明は、圧力を使うことにより高速な計測が可能
で、しかも、パイロット噴射からメイン噴射という短期
間の圧力の比を使うこと及び圧力と体積とを組み合せ
て、計測するものであるため温度の影響を受けにくい精
度のよい噴射量計測を行うことができる。
又本発明において1噴射工程で噴射された量を測る方
法として、ピストン式体積流量計を例にあげたが、他の
流量を計測する手段、例えばギヤポンプ式流量計を用い
ても計測可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る噴射量計測装置の一具体例を示す
概略図である。 第2図は本発明に使用される各信号のタイミングチャー
トを示す図である。 第3図は本発明に於ける噴射計測回数とピストンの変位
量との関係を示すグラフである。 第4図は本発明に使用される圧力容器の構造例を示す断
面図である。 第5図は本発明に使用される演算手段の構成例を示すブ
ロック図である。 第6図は本発明に係る噴射量計測方法を実行するための
フローチャートである。 1……圧力容器、 2……圧力変化測定手段、圧力センサ、 3……電磁弁、4……背圧弁、 5……モータ、6……流体噴射ポンプ、 7……流体噴射ノズル、8……噴射管、 9……エンコーダ、 10……流体方向切り換え弁、 11……シリンダ、12……ピストン、 13……ロッド、14……光電式変位計、 15……体積測定手段、16……演算手段、 20……カウンタ、 21,22,23……ラッチ回路、 24,25,26……アナログ−デジタル変換器、 27……コンピュータ、28……表示装置 29……タイミング信号発生回路、 30……電磁弁駆動回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−4860(JP,A) 特開 昭61−4859(JP,A) 特開 昭61−1862(JP,A) 特開 昭61−1861(JP,A) 特開 昭60−85327(JP,A) 特開 昭57−200817(JP,A) 特開 昭55−131723(JP,A) 特開 昭62−203959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 65/00 G01F 1/00 - 9/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1噴射工程内に於いて、流体を噴射する流
    体噴射ポンプ、該流体噴射ポンプが噴射した流体を一次
    的に貯留する所定の容積を有する密閉状圧力容器、該密
    閉状圧力容器内の流体の圧力変化を測定する圧力変化測
    定手段及び該圧力変化測定手段の出力から1噴射工程内
    の流体の噴射量を計測する計測手段とから構成される噴
    射量計測装置に於いて、該流体噴射ポンプは1噴射工程
    内に於いて、該流体を複数回噴射する様に構成されてい
    ると共に、該流体噴射ポンプから流体が複数回噴射され
    るそれぞれの時点に於いて該圧力容器内に於ける圧力変
    化を個別に測定してその結果を演算処理する演算手段が
    含まれている事を特徴とする噴射量計測装置。
  2. 【請求項2】該演算手段は該流体噴射ポンプから流体が
    複数回噴射されるそれぞれの時点に於いて該圧力容器内
    に於ける圧力変化を個別に測定してその時点に於ける流
    体の噴射量を算出するものである事を特徴とする請求項
    1記載の噴射量計測装置。
  3. 【請求項3】該圧力容器の内部は常時は所定の背圧に設
    定されている事を特徴とする請求項1記載の噴射量計測
    装置。
  4. 【請求項4】1噴射工程内に於いて、流体を噴射する流
    体噴射ポンプ、該流体噴射ポンプが噴射した流体を一次
    的に貯留する所定の容積を有する密閉状圧力容器、該密
    閉状圧力容器内の流体の圧力変化を測定する圧力変化測
    定手段及び該圧力変化測定手段の出力から1噴射工程内
    の流体の噴射量を計測する計測手段とから構成される噴
    射量計測装置に於いて、該流体噴射ポンプは1噴射工程
    内に於いて、該流体を複数回噴射する様に構成されてい
    ると共に、該流体噴射ポンプから流体が複数回噴射され
    るそれぞれの時点に於いて該圧力容器内に於ける圧力変
    化を個別に測定してその結果を算出する圧力変化計測手
    段を有すると共に、該密閉状圧力容器から該流体噴射ポ
    ンプにより該密閉状圧力容器内に噴射された流体に相当
    する流体を排出する手段が設けられ、且つに、1噴射工
    程内に於いて噴射された流体の体積を測定することによ
    り1噴射工程内に於いて複数回噴射されたそれぞれの流
    体の噴射量を計測しうる流体量算出手段とを含んでいる
    事を特徴とする噴射量計測装置。
  5. 【請求項5】該流体は燃料である事を特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の噴射量計測装置。
  6. 【請求項6】該流体量算出手段による演算結果と該圧力
    変化計測手段の計測結果とから、1噴射工程内に於いて
    複数回噴射された流体のそれぞれの時点に於ける噴射量
    を演算処理する手段が設けられている事を特徴とする請
    求項4記載の噴射量計測装置。
  7. 【請求項7】該流体量算出手段による得られた1噴射工
    程内の流体の噴射量を、1噴射工程内に於けるそれぞれ
    の噴射時点での圧力変化で比例配分することによって、
    各噴射時点に於ける各流体の噴射量を計測する手段をさ
    らに含んでいる事を特徴とする請求項4記載の噴射量計
    測装置。
  8. 【請求項8】複数回の該噴射工程を繰り返して各1噴射
    工程内に於いてえられた、各噴射時点での流体の該圧力
    変化と該噴射流体の量とからそれぞれ平均値を算出する
    演算処理を行う演算処理手段を含んでいる事を特徴とす
    る請求項4に記載の噴射量計測装置。
  9. 【請求項9】1噴射工程内に於いて複数回実行される流
    体噴射は、パイロット噴射とメイン噴射である事を特徴
    とする請求項1乃至8の何れかに記載の噴射量計測装
    置。
  10. 【請求項10】1噴射工程内に於いて複数回流体を噴射
    しうる流体噴射ポンプ、該流体噴射ポンプと接続された
    流体噴射ノズルを有する密閉状圧力容器、該圧力容器に
    設けられた流体圧力検出手段、該圧力容器に接続され、
    該圧力容器内の流体を流出させると共に該圧力容器内の
    背圧を所定の圧力に保持する電磁弁と背圧弁、該流体噴
    射ポンプの駆動状態を検出するエンコーダ及び該エンコ
    ーダと該流体圧力検出手段からの情報に応答して、該圧
    力容器内の圧力変化を測定すると共にその結果を記憶す
    る演算手段とから構成されている事を特徴とする噴射量
    計測装置。
  11. 【請求項11】該背圧弁が流体の方向切り換え弁を介し
    て該流体の体積測定手段と接続されている事を特徴とす
    る請求項10記載の噴射量計測装置。
  12. 【請求項12】該演算手段は更に該体積測定手段からの
    情報と該エンコーダからの情報とに応答して該圧力容器
    から排出される流体の体積を測定すると共にその結果を
    記憶する演算手段を含んでいる事を特徴とする請求項11
    記載の噴射量計測装置。
  13. 【請求項13】該電磁弁は該演算手段により制御される
    ものである事を特徴とする請求項10乃至12の何れかに記
    載の噴射量計測装置。
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